2016/07/18 のログ
■レイチェル > 「その、冷えるような感覚を最初から感じねぇ、ってのは……余程特殊な環境に
生まれた奴くらいだろうさ」
両腕を枕にしながら、ゆったりとした姿勢で、付け足すようにそう口にする。
その感覚とどう向き合っていくかは、綾瀬次第だ。少なくとも今は、口出しするようなことでもないだろう。
そんなことを思いながら、天井を見上げる。
「そりゃあまぁ、オレだって風紀の活動をする為だけに生きてる訳じゃねぇ
からな。遊ぶ時は遊ぶさ。元よりそのつもりだ」
実際、今は大きな事件もそう無いと言っていい。
公的に伝えられているような大事件といったものは、起こっていない。
ならば多少時間も作れようというものだ。
いつ何時大事件が起きて、動かざるを得ない状況になるかは
分からない、不安定な状態ではあるが、それでも、だ。
危惧ばかりしていても心は晴れない。
■綾瀬音音 > ――“最初”は、ですか……。
(二人の言葉を聞いて、鸚鵡返しのようにそう呟いて、今はフォークを握っている手を見る。
容易い感触で切り伏せ、焼き伏せた手だ。
後悔しているわけでもないし、格段汚れたと思うわけでもないが、それでも思う所が無いわけではない。
この感覚があることが“当たり前”なのだとしても。
いつか無くなるのだろうか、それは果たして良い事なのか悪いことなのか――。
先を行く者すら断言できないことを、この少女が理解しきれるわけもなく。)
ん――夏ですしね。海開きもしたみたいですし。
必要以上に物騒なことに首を突っ込む事は避けたいですね……。
日常は日常で大切だと思いますし、はい。
(来る途中で見た水着姿の人々を思い出しつつ。
17の夏は一度きりなのだし、楽しみたい気持ちもある。
帰省して家族とそれこそ“日常”を過ごすのも楽しみでもあった。
年に数回しか会えないのだし)
って事はもう既に自警団自体はもうあるんですかね……。
取り敢えず“ここのは”今のところ先輩、レイチェルさん、私の三人……?
いやまあ、表沙汰には出来ませんね……少なくても誰かにおいそれと言えることでもないですし……。
(一歩間違えば、それこそ落第街にいるならず者と同じ扱いになるだろうし。
目的のない力はそれこそただの暴力だ、と言うことくらいは理解できるつもりである。
そういう意味ではある程度解りやすい“目的”が用意されてあることは幸運なことなのだが、そこまで気づくこともなく)
って事でレイチェルさんよろしくお願いします。
楽しい夏の邪魔にならない範囲で
(と、軽く頭を下げた)
■五代 基一郎 > 「いくつかね。自警団自体色々率いる人の目的にもよるから乱立というほどじゃないけど存在はしている。」
表沙汰にできないが、それこそ風紀と両立して風紀という立場を隠し
活動しているものもいるだろう。表に出せないだけで。
社会制度でどうこう出来ない問題があるということは頭の痛くなるところだろうが
故にそういった義的な遺志を持って動く人間は出てくる。
人間の善性というものだろうが、しかし大体半数ぐらいはその目的を後付けでというのが多い。
戦う場所、自分を活かす場所を探してこれ得たりとする人間は人が想像するより多いのだ。
それは大方また近く、それとどう違うのかと言えばまだ綾瀬は答えられないだろうし
まだ問われる段階でもないのだが……
「……海なぁ。今年ももう開いたわけだけどな。
開いたと思うと一気に夏だと思うよ本当に」
開いたわけだがどうするかというわけでもない。
大体在学中に一度行けば十分かなと思っていたのもあって今年はさてどうするかとだいぶ消極的なのだが……
夜明け前に車で立ち寄るぐらいはいいかもしれないと思いつつ
「まぁそういうわけで、連絡事項はこのくらいかな。
やることの再確認と……なんというか、この夏を楽しんでくださいみたいな先輩からのお言葉ということでひとつ……」
■レイチェル > 「任せときなって。こちらこそよろしくってやつだ」
綾瀬に頭を下げられればまた、そう返し。
んー、と。両腕を突き上げるように大きく背を伸ばす。
「海、海……ね。今年はまた新しい水着を買うとするか」
残ったジンジャーエールをこくこくと飲みほす。
去年は結構海に行ったが、今年はどうしたものか。
今のところ予定は無いが、友人に誘われれば行くことになるだろう。
新しい夏に新しい水着は必要だ。
「承りましたよっと……さて、じゃあこんなもんか?」
今後の予定に加えて、夏を楽しむよう改めて伝える五代の気遣いへ
心の内で感謝をしながら、そう口にする。
■綾瀬音音 > 心強いです。
ありがとうござますね。
(そう言うレイチェルの言葉は、本当に心強いものだが。
できの良い生徒になれるかは解らないが、努力はしよう)
目的も色々なんですか……一筋縄じゃいかないんですね。
(案外自警団同士の衝突やらもあるのかも、とか思いつつ。
単純に善意だけでは無いのを理解はする。
まあ自分とてこういうことになっているのは善意が影響しているか、と訊かれればそれこそ答えられる段階でもない。
力を振るうことが楽しいわけではないし、“誰か”を助けたいわけでもない。
宙ぶらりんなのは相変わらずだ)
こう、やっぱり水着で遊んでる人たち見ると色々揺らぎますよね。
水着……。水着……。
(何やらウンウン唸りつつ。
全く行ったことがないわけではないが、海遊び、と言うことはしていない。
一気に思考が夏の遊びに傾いている。
とは言えまずは水着を用意しないとだが)
はーい、解りました。
ありがとう御座います。
取り敢えずやることをやりつつ夏を楽しむ方向でいます。
(冗談めかして笑って返しつつ。
今年は忙しくなりそうだなぁ、なんて思いながら。
こんなもんか、と言うレイチェルに頷くようにして、おおよそ頼んだものを片付けたら解散だろうか、と五代を見た)
■五代 基一郎 > 水着別に新調する必要は……
と思ったが口には出さなかった。見栄えどうこうというより
それこそ一年に一度のことなのだから……なのだろう
敢えてそこらへんには何か口を出せば今味方はいないだろう……
「まぁそういうわけで、今日はこのあたりかな。
考査もそろそろ終わるだろうし……ゆっくり楽しんでよ
そういう切り替えも必要だろうしさ」
まぁそういわけで食べ終わったら解散かな、と伝票をみたり
追加がなければこれでお会計するよとも伝えつつ。
綾瀬の恐らくまだ宙に浮かぶ何故となる根源を芽生えさせなければとも
レイチェルとはまたあれとの再び遭遇しなければというのもある。
まだ折り返し地点に入る手前なのだろうかな……と思いつつ
今日の会合を終えることとなる。
そんな思惑、考えを外に夏の空は明るかった。
ご案内:「喫茶店」から五代 基一郎さんが去りました。
ご案内:「喫茶店」から綾瀬音音さんが去りました。
ご案内:「喫茶店」からレイチェルさんが去りました。