2015/06/11 のログ
ご案内:「雑木林」に名取 悟子さんが現れました。
名取 悟子 > (深夜の人気がない雑木林に、不用心にも少女が一人、月を仰いで立っている。)

(ふと、深呼吸一つ。形のいい大きな胸がゆっくりと上下する。夏場にしては涼しげな空気に、その格好はあまりにも開放的過ぎた。)

……静か。

(誰に聞かせるわけでもなく呟く。今は二人の人格は眠り、この悟子が月明かりの下で体を火照らせていることなど知らない。不思議な気分だった。)

名取 悟子 > …こんな夜は恋人とか作って、寄り添って月とか見上げたいのに。
美子も理子も、全然そういうの興味なくてつまんない。

(自信の胸に手を当てる。また呼吸をすると、熱くなった胸元が上下する。)
こんなにいいもの持ってるのに、ホントもったいないね?

(辺りを見回す。誰もいない。人の多いところはあまりに面倒だったから、丁度いい、と思った。)

……散歩しよ。

名取 悟子 > (しばらく林をふらふらと歩く。こんな夜中にどこに行くわけでもなく歩き回るその様子は、いささか危ない空気を放ってもいた。時折立ち止まっては、月を見上げて深呼吸するだろう。頬は紅潮し、軽い高揚状態であることは見てとれる。)
名取 悟子 > (やがて行き着く先は細い樹の幹。まるで恋人に抱き付くようにもたれかかる。)

……美子や理子もそうだけど、こんないい女を選ぼうともしない男も男だわ。敢えて女の子に近付いてみるとか?いやいや、どちらにせよチャンスは薄いわ…悟子の存在を知ってる人すらまだ、いない…。
(樹の幹に絡み付くように抱き付く。)

人肌が恋しい。だからって、その辺の石ころはいらない、いらない、ちゃんとした人を、誰か…。
(もそもそと呟くと、もぞもぞと体を動かす。胸を、腹を、足を、頬を、幹に擦り付けるようにしながらぶつぶつと同じことを囁いている。)

名取 悟子 > (しばらくすると、そのままぺたりと腰を下ろすだろう。)
(大きな溜め息を一つ。若干汗ばんだ体を冷ますようにじっとしているうち、もたれ掛かって眠りについた。)

(すうすうと寝息を立てている。樹の幹に抱きついたまま、無防備にも眠りの海に落ちた。誰かに発見されるまでは、当分起きることのない、深い眠りに。)

ご案内:「雑木林」に設楽 透さんが現れました。
設楽 透 > 【ふらり、と立ち寄った先で少女を見つける】

(おや、こんなところで……)
「まったく、しょうがない子も居たもんだぜ。」

【普段は余裕ぶった笑みを浮かべているが、】
【今宵は呆れたような、そんな顔で少女を見る】

「良い歳した娘がこんなところで寝るもんじゃあないな」

名取 悟子 > (近くに立ち止まった人の気配に、体がぴくん、と反応する。)
んん…。むにゃむにゃ…バナナはヨーグルトに入れるのがいちばんれす…。
(先程の様子からしてあり得ないレベルの間抜けな寝言である。よだれも垂れかけている。次第に体が傾き始め、寄りかかっている樹の幹からそれ始めている。そのまま地べたに倒れるかもしれない。)

設楽 透 > 「おやおや。」

【聞こえてきた寝言に失笑しつつ肩を竦める】
【一度起こすべきか、そのまま寝かしておくべきか】
【どちらにしようかと考えていると、少女の体が傾くのが見えた】

「──おおっと、流石に地面はね」
「体の熱が奪われるぜ、」

【倒れ行く少女の体を支えようと手を伸ばす】

名取 悟子 > (がくり、と体が虚空へ前のめりになる。もしかするとしなくても、不本意に胸やら腹やらが伸ばされた手に当たってしまったかもしれない。リーチがあるから致し方無い!)
設楽 透 > 「………。」

【伸ばした手に伝わる柔らかな感触】
【流石に表情が強張る】
【が、寝ている相手に邪な感情を抱くものじゃないと自分に言い聞かせ】

「まったく……」
「とんだ災難だぜ。」

【改めて肩辺りを掴み、】
【木の幹に凭れ掛けさせようとするだろう】

名取 悟子 > んー…。
(体に触れられた違和感に、徐々に意識は覚醒していく。急に体勢が楽になったように感じた。)
(目を開いていくと、見慣れない派手な見た目の優男が目の前にいた。しばらくぼうっと潤んだ瞳で見つめているだろう…。)

(やがて、自分が眠ってしまったことに気付く。と同時に、さっきまで樹の幹といちゃついていた恥ずかしいところを見られてしまったのでは、と思い、一気に赤面し、)

は、はは…は。わ、私はべべ別に、変態じゃないんだからねっ!!!
(などと裏返った声で弁解をした。)

設楽 透 > 「おや、」
「起こしちゃったようだね」
「おはよう、ええと……名取ちゃん、だったかな?」

【目を開いた少女へと誰に対するでも同じ、】
【柔らかな笑みを向ける、が】

「え?あ?」
「へ、変態……っていうのは、どういう───?」

【突然の弁解に目を丸くした】
【少女が寝入ってからこの場に来たので、】
【それ以前に少女が何をしていたかなどさっぱり知る由も無い】

名取 悟子 > お、おはよ…って、違うわよ挨拶なんてどうでも…あれ?なんで私の名前…。
(聞き返そうと思ったが、やめた。きっと名簿か何かだ。美子だか理子だかの人格の時、確か誰かの噂で聞いた…こうこうこういう外見のナントカさん…名前は忘れたが、目の前にいる彼はきっと“その手”で有名な人…。女子の情報に詳しいだけなのだろう、などと推測。)

だから、私は変態じゃ…。
(そこまでいいかけて、とんだ墓穴を掘っていると気付く。もう言い訳しても余計なことにしかならないだろう。なら、いっそ突き進んでしまえ!)

……まあ、女の子が一人で雑木林ですることなんて、決まってるんじゃなくって?ご想像にお任せしますわ…。
(わざと妙な口調で短いスカートを揺らしてみたりして、挑発的な態度をとっているものの、足は少し震えている。よく観察すれば、そんな態度を男子の前でとったことなど今まで一度もなかったことが分かってしまうだろう。)

設楽 透 > 「君は起きたばかりの様だけど……違ったかな?」
「こほん、」
「初めまして、僕は設楽 透。」
「その様子なら、名前くらいは知ってるみたいだね。」

【流石の情報通でも目の前の少女が多重人格だということまでは知らないらしい】
【どうしてこんなところで寝ていたのか訊ねようとしたところ、】
【何故だか挑発的な態度に出られてしまった。】

(何故だ……)
「え、ええと……お散歩、とか?」
「まあ散歩に来て寝入る事は無い……よね」

【少女の強情を見透かしたかのようにやんわりと微笑みを浮かべると】
【ずい、と顔を近づける】
【碧色の瞳が、じっと少女の瞳を見つめる】

名取 悟子 > し、設楽…そ、そうねそうだったわそんな人がいたわ…。
(目が泳いでいる。相手の性癖を知ってか、明らかに動揺している。)

おさんぽ、そう!!おさんぽに決まってるでしょ、こんな、健全なんだから…。
(まるで自分の空振り具合に悪態をつくかのように、言い捨てる。)
ほら、ちょっと最近寝不足で…こう、疲れてるのよね。どこでも寝ちゃう!部屋が暑かったから、ここはちょうどよかったのよねー。
(何やら見当違いのことをいいながら胸元を開けてはたはたと仰ぐ。不意に顔を近付けられ、心拍数があがる。見てとれる変化としては、次第に汗ばんでくることが分かるだろう。)
な、なによじろじろと…。

設楽 透 > 「……何だかまた変な風評が広がってる気がする」

【相手の反応に軽く溜息をつく】
【別に取って食ってるわけでもないのに、】
【そう呟くのが聞こえたかも知れない】

「お散歩だよねえ、うん。」
「でも、そんな恰好でこんな時間に人気の無い場所に居たら、」
「どんな目に遭うか分からないぜ?」

【じっと少女の目を見つめたまま、】
【静かに頬に触れようとする】

名取 悟子 > え…?
(何か呟きをとらえたような気がした。もしかしたら、想像よりはいい人かも?なんて、思い始めた時、)

あ…えと…その…。
(いつのまにか碧眼に吸い込まれるように魅入ってしまっていた。体温は高く、体は汗ばんで暑い。極度の緊張状態にも関わらず、拒否感に体が動くこともなかった。)

(そうして少女は、男に頬を触らせることを許すだろう。相変わらず瞳は逸らせないまま、言葉もろくに発せられぬまま。)

設楽 透 > 【触れた頬の熱さに驚きつつも、】
【平静を装った顔で少女の瞳を見つめ続ける】
【そのまま静かに顔を寄せ、】

「──こんな風に、“悪い人”に遊ばれちゃうぜ?」

【耳元に口を寄せると】
【そっと愛をささやくよりも甘く、囁いた】


【要するにちょっと真面目にからかってみたのである】

名取 悟子 > ひゃああ?!?
(耳元の囁きに、実際に軽く腰が浮くほど飛び上がる。男慣れしていないせいで、たったこれだけでも悟子にとってはあまりの出来事であった。)

な、なにそれなにそれ信じらんない…!!か、からかうのはよしなさい、私だってあんたみたいな男は今までたっっっくさん相手にしてきたのよ…!!
(自称健全の件はすっかり忘れ、またもや意地を張ってしまう。流石にちょっと法螺を吹きすぎたかな…などと思い、相手の表情を横目で伺う。)

設楽 透 > 「……ぷっ」
「あっはははははは」

「くく……ああ、これは大変失礼したね」
「とてもそんな、経験豊富な淑女には見えなかったもので」
「まるで生娘の様な反応をするじゃあないか」

【耐え切れず噴き出してしまった】
【懸命に体裁を保とうとする姿がとてもいじらしく見えて】
【思わず頭を撫でてしまう】

「ついさっき自分で自分を『健全だ』と言ったばかりじゃあないか」
「まあ、君のことをからかった手前、」
「深く訊くのは止してあげるけれどね」

名取 悟子 > わ、笑わないで!!
なめてるでしょ!ばかにしてるでしょ!!
(本人は啖呵を切ったつもりでいるようだが、頭を撫でられると不意に大人しくなってしまう。正確には、耳まで真っ赤になりながら言葉を出せなくなっていた。)

(わざとらしく咳払い。)
と、とにかく、そういうのは人を勘違いさせるでしょ…。色々矛盾してたのは悪かったわよ…。
(どうせ処女だし、なんて不貞腐れたような呟きは聞こえただろうか?)

……よく女の子にやるの?これ……。
(大人しく頭を撫でられながら問う。これ、とはまさしくされているその行為のことを指している。)

設楽 透 > 「ごめんごめん」
「君があまりにも可愛らしかったんでつい、」
「許してくれるかな?」

【自分の目じりに浮かんだ涙を拭いながら首を傾げる】
【そっと指で髪を梳く様に撫でた後、今度は掌で包む様に撫でる】

「分かった分かった、」
「君以外の子にする時は気を付けるよ」

【虚勢を張ったかと思えば今度は不貞腐れる】
【そんな少女を見ているのは退屈しない】

「うん?」
「そうだなあ、嫌がられなかった時は、だね」
「まあ殆どやらないと思ってくれて良いよ」

【それとも嫌だった?と今更尋ねるのだった】

名取 悟子 > かわ…!!
(まさかここにきてそんなに率直な誉め言葉を聞くとは。出来るだけ“言われて当然”という顔を取り繕うが、多分上手くいっていない。)

(頭の上を行き来する温もりに、“してやられている”と分かっていながらも、なんだか甘えたいような不思議な気持ちになる。)
うん…まあ…もう、許すとか許さないとか、じゃないと思うけど…ね。

別に嫌じゃない………し、悪い気はしない、と思う。
(それがすべての本音であったが、肝心な部分は気恥ずかしくてごまかした。)

……ねえ、あなたはそうやってキザでふらふら女の子と遊ぶんでしょうけど、いつもそうじゃないでしょ。今夜はこんなところで何かしてたの?
私はそれこそ徘徊みたいなものだけど、人恋しかった時にあなたが現れたから、気になるの…言いたくなければいいんだけど。
(視線をそらしながら、更に問いを重ねる。手元がもじもじと動き、そわそわした雰囲気。)

設楽 透 > 「ふふっ」

【あまりにも『慣れていない』態度にやはり笑みが零れてしまう】
【そんな姿はやはり、掛け値なしに『可愛らしい』のだ】

「気障な言い方をしてるつもりは無いし、」
「精々お茶止まりで未だに彼女の一人もいた事は無いんだけど」
「うーん、どう説明した物か」
「そうだねえ、人恋しそうな女の子が居るんじゃないかと思って来てみただけさ?」

【それは結果論なのだが】
【よもやカブトムシ採れそうな木を今のうちから品定めしに来たとも言えず】
【誤魔化す様に、頭を撫でるとは別の手で、】
【少女の喉元を指先で擽ってみる】

名取 悟子 > (さっきから反応する度に微笑まれている。これは“遊ばれている”というやつなのだろうか。それでもやっぱり、ついつい話を聞く気になってしまうのは何故だろう。こういうところが彼の魅力なのだろうか…。)

え、彼女、いたことないんだ…。へえ…。ふーん。ほーん……。
(予想外のリアクションに若干上の空に。が、いかにも適当な理由を述べられ、)
人恋しそうって、そんなまた適当な…んんっ……。
(不意に喉を擽られ、変な声を出す。赤くなりながらも大した抵抗はしていない。)

くすぐったい……猫じゃないんだから…もう!
(段々と顔がにやけ始めるのは、単に擽りに弱いせいか、それとも…。)

ほら、つーかまえた!
(思わず擽っている手を両手でしっかり握る。)
はい、これでおイタは禁止よ?

設楽 透 > 「ああ、居たことないねえ」
「まあまだ居なくても良いかなあとは思ってるんだけど」
「卒業の目途も立たないし」

【そんなに意外だったかい、と首を傾げる】

「適当じゃないさ、」
「現に君が居たじゃあないか」

【非難する声を無視して擽っていたが、】
【その手を捕られてしまい苦笑する】

「あはは、捕まっちゃったか」
「でも、わりと満更でもなさそうな顔だったぜ?」

名取 悟子 > ……卒業ねえ。このままここに残っててもいーんじゃない?
(軽い調子で言ってみる。しかし、もしかすると本気の光も瞳に映っているかもしれない。

ちゃんと会話した男性はあなたが初めてなの。運命とか言う気はないけど、なんていうか、やっぱり正直嬉しくて…。
(やっとこさ素直に本音をいうと、顔もあげずに捕まえた一回り大きな手を見つめている。)

(空が若干白み始めた。あんなに頼りにしていた月は、どこかにすっかり移動していた。)
うん。満更でもない、かな。
……ねえ、日が上ったら流石に帰る、よね?
(顔をあげ、どこかすがるような目つき。まじまじと相手の顔を見つめる。今宵初めて見せた、悟子のネガティブな面だ。)

……帰ってもいいから、もっとくっついてもいいかな…。ダメならいいの。いいから…。
(囁くように言葉を落とした。)

設楽 透 > 「いや、ちゃんと卒業するさ」
「もっとも、この島で興味を惹くものが無くなったら、だけど」
「君が卒業するまで、それがあれば良いんだけどね?」

【くすっと笑って恍けた様に肩を竦める】

「おや、そうだったのかい」
「それは光栄だね。」
「でも、この島にはもっとたくさん面白い子が居るから、」
「積極的に話しかけてみたら良いんじゃあないか。」

【運命なんていつだって変わる物さ、と少し遠い目で嘯く】

「うん?」
「そうだなあ、そのつもりだけど」
「そんな風に誘われて断るほど枯れちゃ居ないしね」

【頭を撫でる手をすっと後頭部へ回し、】
【そのまま優しく抱き寄せる】

「これでいいかな?」
「けど、不純交友に及ぼうとしないでくれよ?」
「屋外では経験が無いんだ……」
「屋内でも、無いけどね。」

名取 悟子 > 男の人なんて、あなたでおなかいっぱいよ。そんなに得意じゃないしね。

(抱き寄せられると、また体が火照り始める。しかし、最初の時のように緊張感はなかった。大きな体に身を預け、目を閉じる。)

変なことなんてしないわよ…。
そっか…なぁんだ。あなたも私と一緒なのね…。

ありがとう。こんな変なお願い聞いてくれて。
またどこかで会えたらいいな…なんてね。えへへ…。
(溜め息混じりの弱い笑みが溢れる。幸福感に浸っていることは違いなかったが、今の彼女は流石に、眠たかったのだ。すっかり脱力しながらも、言葉を続ける。)

……こんな広い学園だから、これが最初で最後かも。でももし、私に似た人にあっても、その子は無視してね。髪型とか違うと思うけど…。親戚みたいなもんだから。
(人格のことをここで説明してもなかなか理解が得られないと判断すると同時に、この人にはあまり「別の自分」のことを言いたくないという気持ちになったのだ。)

私は悟子って言うの…。あなたが名簿で見る名取美子は、別人だから…。

設楽 透 > 「おや、なかなか嬉しい事を言ってくれるじゃないか」

【腕の中に少女を収めながら、体の位置を入れ替え、木に寄り掛る】
【とん、とん、と優しく少女の背を撫でながら静かに少女の言葉を聞いていた】

「広い学園だけどまあ、一期一会になるには狭すぎるかな」
「また会えるさ、君が願うのならね」
「僕は可愛い子の味方だもの。」

【幼子をあやすような口調で少女を眠りの淵へ誘う】
【名乗られれば、わかった、と小さく答えて】

「悟子、だね。よろしく。」

名取 悟子 > よろしく…設楽…さん。
(心地よいリズムを背に感じながら、深い眠りに落ちていくのを感じる。)

(やがて日の出と同時に目が覚めた時、少女は元気よく、しかしどこか無理のある笑顔でこう言うだろう。)

さようなら。お会いできて嬉しゅうございました!
いつか、また続きを…ね?
(はきはきと喋りながらウインクを飛ばす。際どいワンピースを乾かすようにはためかせながら、軽い足取りで、何かを堪えるような顔を見せずに女子寮へと向かうのだろうーー)

設楽 透 > 【少女が眠ってしまった後も、】
【一人起き続けながらその背を撫でていた】

【少女が目を覚まし、】
【別れの言葉を口にすれば、少しだけ憂いを帯びた笑みを浮かべ】

「ああ、それまでもうちょっと男を磨いておくよ」
「またね、悟子ちゃん」

【そのまま去って行く少女の背を見えなくなるまで見送っただろう】

ご案内:「雑木林」から名取 悟子さんが去りました。
設楽 透 > 「まったく惜しい事をした気がする」

【あーあ、と】
【落胆した様に息を吐いて】

「いや、肝心なとこで踏み込めないんだよねえ」
「だからいつまで経っても彼女が出来ないし、」
「童貞も卒業できないんだろうなあ……」

【20歳の抱える悩みにしては割とヘヴィだった】
【嘆息を吐き出した後は、その場から静かに立ち去ったという】

ご案内:「雑木林」から設楽 透さんが去りました。
ご案内:「列車内」に鈴成静佳さんが現れました。
鈴成静佳 > (【これまでのあらすじ】午後の授業が休講となったため、研究区まで出向いてCTFRA評価試験を受けることにした静佳)
(ところがその帰り、ビル建築現場にて建材落下事故に巻き込まれてしまう)
(とっさに使用した転移魔術によって彼女は無傷で済むが、魔術の集中が足りなかったために下着が転移について来ず、下着だけが建材の下敷きになってしまう)
(おまけに現場検証で時間を取られたため、図らずも帰宅ラッシュの電車で帰ることになってしまった)
(なんたる不幸の連続! ノーパン・ノーブラで電車に乗った静佳の運命やいかに――)

鈴成静佳 > (扉が閉じ、研究区の中央駅を出発する列車。そこそこの混雑具合だが、学園地区に入るとさらに多くの人間が入り込んでくるであろう。反対の戸口のそばに立ったまま、ぐっとスカートを抑える静佳)

これは事故……これは事故だから仕方ないの……フフフ……

(その表情に怯えや悲嘆などは微塵もない。むしろ、自然に溢れ出る怪しい笑みを懸命に抑えようとしているようにも見える。息は荒い)
(明らかに、この状況を楽しんでいる)

鈴成静佳 > (明るい車内にお尻を向け、暗くなりつつある外の景色を窓越しに眺める)
(ワイシャツ姿の自分が窓に映る。悲しくなるほど平坦な胸だが、それでも分かるほどにシャツの上に浮き出ている2つの突起……)
(制服のスカートもウエストの値だけを目安に適当に買ったモノのため、大きめのお尻に引きずられて想定以上に丈が短くなってしまった。ちょっとでも油断すれば、その中身は衆目にさらされてしまうだろう)

……まったく、たまにスカートで出掛けたらこうなるんだから……。ホント参っちゃわね……
(湿っぽい吐息が窓にかかって曇りを作る)

鈴成静佳 > (とはいえ四六時中興奮してても疲れるので、静佳はバッグからスマホを取り出し、SNSを起動する)
(バッグを床に置く時、うっかりお尻をつき上げて屈んでしまう。見えたかも。そう考えると、口の端がどうしても上がってしまう)

(TLを流し見しながら、しばし静佳は物思いに更ける……)
……はじめは怖かったけど、なんとか電車には乗れるようになったなぁ……。これは勉強の甲斐ってのもあるかもしれないけど。
(感電事故により家電恐怖症となった静佳は、それ以降は電車にも乗れない時期が続いた。通学のために仕方なく乗り続けるようになったものの、初めは乗るたびに吐き気やパニック症状を起こしてたものだ)
(電気のしくみを知ったり、人が大量に乗り降りしている様子を見て、徐々に恐怖感は薄れていったが。その頃から、静佳は賑やかな場所が好きになった)

鈴成静佳 > (とはいえ、賑やかすぎるのはそれはそれで困りモノだ。学園地区に入って最初の駅。恐ろしい量の老若男女が、扉が開くと同時に車内に殺到してくる。あっという間に乗車率200%だ)
ぐえ……っ
(人いきれに押され、扉に押し付けられる静佳。胸の突起が窓にあたり、シャツの薄布ごしにひんやりとした冷気を伝えてくる。スマホの液晶を切り、ぎゅっと握りしめる)

(……さあ、ここからが修羅場である)

ご案内:「列車内」に烏丸 九郎さんが現れました。
烏丸 九郎 > ぐぉっ!なん…押すんじゃっ…

(ものすごい人の波。順番待ちの最前列にいた少年は
人の本流に流され、反対側の戸口付近まで押されてきた。)

足っ、踏むんじゃねぇ!

(今は裸足だから、革靴なんかに踏まれると超痛いのだ。
やや、人の圧力に負けた形で、少年は、閉じたドアに横付けすることになる。ちょうど黒髪の少女の方を向く形で。)

鈴成静佳 > ひゃっ……!
(扉の横に飛び出してくるように現れた学生服の青年に、思わず静佳も驚いて身を引く……もちろんそんな隙間はないが)
……あはは。こ、こんばんわ。足大丈夫? いやー、この時間の電車は混みすぎて辛いねー。
(世間話とばかりに九郎さんに話しかけてくる静佳。しかしその顔は不自然に紅潮している)
(面識はない気がするが、同じ学年ではある、顔くらいは見たことがあるかもしれない。お互いに。)

烏丸 九郎 > (なんというか…電車がここまで混むとは思わなかった。少年はちょっぴり後悔した。
やっぱり、登下校くらいは自分の足で歩くに限る。
目の前にいる少女も心なしか息苦しそうだ。おのれ満員電車。
ギューギューと、人壁に押されながらも、なんとか楽な体勢を取ろうともがくが…乗車率200%は伊達ではないのだ。)

ぐぁ……足?ああ、大丈夫だぜ。ちょっと踏まれたくらいだしよ。
ああ、そうだな…こんなことなら歩いて帰るんだったぜ…。

(顔を赤らめる少女に少し首を傾げつつも、世間話には乗る構えを見せる。
この顔は…教室で見た覚えがあるようなないような。)

鈴成静佳 > (車体が揺れるたびにあちこちの方向から圧迫祭りをうけつつも、あくまでドア付近の楽な位置を固持しつつ、九郎さんの方を向き続ける)

まったく、学園地区を通る列車くらい、少しは本数増やしてほしいッスよ。鉄道委員会は何やってるんだろうね~?
(言いながら九郎さんを見上げる。なかなかのイケメンだ。舌なめずりをしそうになるが、ちょろっと舌を覗かせたところで躊躇して引っ込める)
……んー、なんかの授業で一緒になったことあるかな? アタシ、1年の鈴成静佳。キミは、えーと……

烏丸 九郎 > (話しかけられれば、興味も次第に目の前の少女へと向かう。
身長は普通。自分よりも頭ひとつ小さいか。やけに短いスカートが気にかかる。
そんなんでよく歩けるなと思いつつも脳裏によぎった不埒な妄想をかき消すことにする。天誅とばかりに、圧力が体にかかるが、情けない声を我慢することには成功した。)

そうだな…だけど、電車の本数増やすってのも大変なんじゃねぇのか?

(少女の言にはそう返す。あまり余裕が無いようにも見えるが…実際余裕はない。足踏まれそうだし。)

ああ、俺は、烏丸九郎。一年だ。

ご案内:「列車内」に隼人さんが現れました。
鈴成静佳 > いやー、でもみんなが電車使わずに歩き始めたら鉄道委員会は商売あがったりじゃない。顧客のニーズも大事よ? フフッ。

九郎くんね。……九郎くん?(しばし何かを思い出す素振りをし)
……ああ!! アナタまさか軽音部の九郎くん? 氷架ちゃんがよくアナタのこと話してたよ!
(大声ではないが、テンションの上がった声でまくしたてる)
えへへ、アタシね、氷架ちゃんのルームメイトなんだよ。女子寮のね。
そうかーキミが九郎くんかー、キミが氷架ちゃんの……
(……ここまで言って、九郎さんを見つめる静佳の眼は細まり、口の端が不敵に釣り上がる)
……そうかー、キミが氷架ちゃんの「アレ」かぁー……フフフ……

烏丸 九郎 > 俺はだいたい歩きだけどな…。今日はたまたま電車に乗ったけどよ、この時間のやつにはもう乗らねぇ…。

(こうやって顧客を減らしていくんだなぁと思いつつも
自分の名前を聞いてテンションが上った少女の様子に目を丸くする)

ああ、氷架のルームメイト…奇遇だな。って、よく話してんのかよ、あいつ変なコト言ってなかったか?

(少女の視線がややこそばゆいが、共通の知り合いがいることで、距離は縮まった気がする。)

アレ…って、なんだよ。アレって…。

(少女の笑みがなんだか怪しい。)

隼人 > (くそっ!何がちょっとした島のバカンスや!
めっちゃおるやないかクソ姐御!)
満員電車に押し込まれ、身動きの取れないヤクザ風味の男。
内心で誰かの悪口をはきつつ、電車に揺られている。
久しぶりに体験する満員電車のゆれ。
この中で揺れに対する体勢を取るのは難しく。
故に
(っうぉ!)
少し揺れ、体勢が崩れた瞬間、少女――鈴成――の尻を、スカートの上からなでるように触ってしまう。

鈴成静佳 > なによ白々しいわね。アレっていったら、アレよ……にひひ……(扉に肩を預けながら、九郎さんの目の前に右手を掲げ、小指をツンと立てる)これこれ……。
まぁ、「よく話してた」ってのはウソ。アタシが無理やり色々聞き出したってのが近いかもね。あの子シャイだから。
あーそうそう。この前の……あの事件(「炎の巨人」の一件)。氷架ちゃんを助けてくれたんだってね。ありがとう、九郎くん……(この瞬間だけは顔の紅潮も失せ、真面目な視線で礼を言い、軽く頭を垂れる)。
(しかしすぐにまた嘲るようなふざけた表情に戻り)…で、ホントにコレじゃないの?(また小指を見せつつ)>九郎さん

……んひっ!?
(後ろに立った巨躯の男性。その手が尻に触れると、会話中だった静佳は思わず詰まった悲鳴を上げる)
(彼女の尻はとても肉付きがよく、触り心地はよい。そして、スカートの薄布のすぐ下に体温を感じたことだろう……間にもう一枚あるはずの布がない)
(静佳は悲鳴こそ上げたが、後ろの痴漢に対し気にする素振りは見せない。わざとだ)>隼人さん

烏丸 九郎 > 麻美子…あー、他の軽音部のメンバーにもよく言われるけど、そんなんじゃねぇよ!

(少女のハンドサインに少し顔を赤らめながらも否定の意を示す。)

まぁ、そんときは助けに行ったけどよ、リーダーの俺がメンバーを助けないでどうするんだって話しだしな。礼を言われるようなことじゃねぇよ。っとっと…

(照れ隠しなのか、ややぶっきらぼうにしゃべる。
電車が揺れると、更に人の圧に押され、少女との距離を縮めるだろうか。)

?どうした?足でも踏まれたか?

(少女のあげた悲鳴には気づいたようだが、その原因には気づかないままで。)

隼人 > >鈴成さん
(……あっ?)
慣れた感触。
昔、とは言わないが過去に何度も触ったことある感触に違和感を覚える。
後ろをちらりと見れば、女学生。
その先には彼氏か、学友か。男子生徒が一人。
(……いやいやいや、いくらワシが学校行った事ないからったって、常識的に考えてんなことないやろ)
感じた感触に、そんな思考が巡る。

ので
女学生には背を向けつつ、もう一度触ってみる。
今度もたまたま、偶然、不可抗力で触ってしまったかのように、ただし自らの指がいくらか肌に触るように。

鈴成静佳 > 「礼を言われるようなことじゃねぇよ」(口調を真似して)…フーッ! さっすが色男!
なかなかできることじゃないよ。すごいなー、軽音部のリーダーって! カッコイイ!
(ふざけた口調で、でもまっすぐに九郎さんを見つめて茶化す。車両が揺れて二人の距離が縮まると、その薄い胸で受け止めるように密着し、やや後ろに押される……すなわち隼人さんとの距離も縮まる)
キャッ……やだ、色男がこんな近くに……なんてね。うん、ちょっと足踏まれちゃった。もうしばらくは満員電車とかゴメンだわぁ…。>九郎さん

(そして、再び背後から痴漢される感触。しかし今度は静佳は悲鳴も上げなければ腰を逃したりもしない)
(肌に触れるべく指の位置を下げれば、より暖かい脚の間へと指が挟まる。そこには熱気だけでなく、幾ばくかの湿気も溜まっていた…)
(そして、その指を追うように静佳のお尻はぐいぐいと隼人さんのほうへ押し付けられる) >隼人さん

烏丸 九郎 > 色男ってほどでもねぇよ。まぁ、当然のことだぜ。
あと…「声マネってのはこうやってやるもんだぞ」(氷架の声色で)

(少女に褒められれば、少し気を良くしたのか、ケラケラと笑っている。
だが、距離がつまり、胸が触れれば一転、やや笑いがぎこちなくなり、動きも硬くなる。触れている部分がわかるのだろうか。顔も紅潮している。)

お、おう…そりゃ大変だな。俺もしばらくは…ごめん、だぜ。

(赤くなった顔で視線をそらしつつ薄い胸の感触を感じ、胸を高鳴らせる。中学生か、こいつは)>静佳

隼人 > (……あー)
サングラスをかけた顔は虚空を眺める。
これがジャパンの女学生なのだろうか、と考え。
いや、それは関係ないだろう、と思いなおし。
今までに会ってきた人間を思い出しつつ、ふぅ、とため息を吐く。

わずかに感じた湿気に気持ちを切り替え、手を動かして太ももを触り始める。

鈴成静佳 > んえっ!? 氷架ちゃん!?(声真似に気付かず、満員電車の中をキョロキョロ。しかしすぐに九郎さんに向き直り)
……あ、確か九郎くんって音の異能を使えるんだっけ。聞いた気がする。なぁんだービックリしちゃった! アハハハ……。
(胸が触れ合い、顔を赤くする九郎さんを見て、同じく顔を紅潮させ始めた静佳の唇が湿る。よく見ると、薄いワイシャツは汗で湿り、それの下に乳首が見えるかもしれない……下着がない)
……満員電車とはいえ、こんな密着してるとこをあの子に見られたら、半殺しに会っちゃうかもしれないからねー。ヒヤヒヤものね。にひひ。>九郎さん

(彼氏……のように見えなくもない、静佳の目の前の男性。そこから不意に女性(氷架さん)の声が響くと、静佳はあわてて周囲を見回す)
(その過程で、後ろにいる隼人さんの顔も見る。目があったとはいえないかもしれない。それでも、静佳はパチリとウィンクをした)
(太腿もお尻に負けずに柔らかい。静佳はもじもじと脚をすり合わせ、そのごつい手を噛むように味わう。もどかしいのだろうか)>隼人さん

烏丸 九郎 > へへ、氷架とは違って、地味な異能だけどな。
もっと強い異能…なら、よかったん…だけ、どな……。

(強がりながらも出していた声は、徐々に小さくなり、消えてゆく。見えてしまった。見てしまった。なんでこいつ下着つけてないんだ!?
混乱する、それと同時に、胸の鼓動は早鐘をうち、いわゆる、耳まで真っ赤という状態に陥る。
顔色は満員電車のせいといえるかもしれないが、鼓動はちょっとごまかせない。伝わらなければいいのだが、と願うしかいない。)

半殺しっていうか…俺が全殺しっていうか……あいつのルームメートにこんなにくっついてたらまじでなに言われるかわかんねぇ…>静佳

隼人 > >鈴成さん
(……)
ウィンクするのが見えた。
ああ、なるほど。そういうことか。
そのウィンクが果たして隼人が受け取ったとおりの意味なのかは分からないが、少なくとも、隼人はそれをOKと受け取った。
相手はまだ子供。
日本人は他の人種に比べれば若く見える。それでも、彼女はまだ子供の域だろう。
だが、それは関係ない。
(しゃあないなぁ、ちょっとだけ、楽しませてやろか)

口の端を吊り上げる。それは笑みの顔。
虚空をみながらかすかに笑い、しかし隼人の手は、彼女の太ももをゆっくり触りつつも恥部をこするように動かす。

鈴成静佳 > 地味? なんでー。軽音部ですごい活かせそうじゃない。アタシの異能のほうが何倍も地味ッスよ~?
(と言って、くっついてくる九郎さんの胸に右手を押し当てる。その指先が、不自然な速度でブブブと震えた)
……こんな感じで身体を震わせるだけの能力。フフッ。音楽とかやったことないけど、こんな能力でも役に立ったりするかな?
(そのまま、異能の発動は止めるが、胸には触ったまま。九郎さんを押しのけるわけでもない。鼓動が早鐘を打つのを、まるで「してやったり」と言いたげな顔で堪能しながら)
……なぁに、大丈夫よ。バレなければさ。それに、さすがにルームメイトの恋……親友を、奪うような趣味はないからね >九郎さん

……んふっ。
(隼人さんの指が脚の付け根に触れると、聞き取れないほどにか細い喘ぎ声を漏らす。とはいえその震えは身体を伝わって、静佳を挟む2人の男性には届いただろう)
(秘部はトロトロに濡れそぼっていて、指でそこが開かれたのを契機に雫が決壊し、太腿を水滴が伝う)
(まるで待ち望んでいたかのように柔肉が蠢き、さらなる愛撫を求める)>隼人さん

烏丸 九郎 > ぇっ!?おっ、おう。キッ、きっと役に立つんじゃねぇかなっ!

(胸に触れられると、それだけで声を上ずらせる。自身の鼓動か彼女の手の振動なのかもはやわからない。
このような状況で、こんな状態の女性に触れられることに少年はなれていなかった。慣れていなかったのだ。
当然払いのけることも動くこともできず、ただただ硬直してる。
後ろの男とは真逆の反応といえよう。)

ば、ばれなきゃいいってこたぁねぇだろうけど…お、俺だってあいつのルームメートをどうこうしようだなんて……

(思ってはいない、思ってはいないが、視線を下に向けるとつい目に入ってきてしまうのだ。
だから、頑張って斜め上、路線図の方向を向いている。)>静佳

隼人 > (はっ、余裕やないか)
後ろの二人の言葉を聞き、笑う。
烏丸や鈴成を背に向けているため、鈴成がどういう顔で話しているかは分からない。
が、少なくとも顔を赤くはしているだろう。
なぜなら、これだけ濡れているのだ。
これでポーカーフェイスなら、金を払ってもいいぐらいの道化だ。

この行為が、少年に何時ばれるか。
ばれてしまった場合、こちらも終わりになる。
隼人は少女の演技力に期待しつつ太ももをなでるをやめる。
少しだけ何もしない時間が訪れた後、ゆっくりと指を秘部に侵入させた。

鈴成静佳 > あはは。モテそうなのに意外とオクテなんだねー、九郎くんって。……んくっ……意外かも。
(さすがに静佳も、ルームメイトの恩人に手を出すのは野暮と思っているようだ。ちょっと触れてあげるくらいのイタズラで満足したか、それ以上の接触はしない)
(あるいは、「親しげに会話しながら痴漢されている」。この状況こそが静佳を燃え上がらせ、九郎さんへのいたずらを兼ねているとも言えるか)
……はふ……いやー、なんかこの車内暑いねー。梅雨って嫌いだわ……
(にこにこと笑みを浮かべながら九郎さんをまっすぐ見つめ続けるが、時折その表情がひきつりを見せる。吐息は暑く湿っていて、唇の端に唾液が光る)>九郎さん

………ぅあああ……!
(秘部に指が侵入すると、静佳は上体を痙攣させながら背伸びし、小声で快感を訴える。とはいえ周囲の人物にはまだ不自然には映らないだろう)
(指を受け入れたソレは熱く煮え立ち、襞が蠢く。ふわふわとして意外に柔らかく、指を曲げればそのとおりに変形するだろう)
(九郎さんが上を見上げている隙に、また静佳が後方をチラ見する。痴漢に対し向ける表情は、笑顔だ。妖しい笑顔だ。大丈夫だ、もっと続けて、と言わんばかりに……)>隼人さん

烏丸 九郎 > オクテっちゅーかなんていうか、その…なんだ…俺は…。

(音楽しかやってなかったからこういう経験がものっすごく少ないのだ。だが、それを言ってしまうのはなんだか抵抗がある。
いや、今までの反応でだいぶバレてる気がするが、「それでも女性経験無いです。」と言うには、男のメンツが邪魔をする。
難しい年齢なのだ16歳の男子というものは。)

お、おう、そうだな…すっげー暑いというか、ジメジメするってーか…これなら外歩いてた方がマシだぜ…ほんと。

(視線を再び静佳へと戻せば、その笑顔と裏腹に濡れた唇に目が言ってしまう。
どきりとする。透けて見える乳首とはまた違う、目の前の女子の妖しさが際立っていた。)>静佳

隼人 > 名器、というにはまだ幼いだろうか。
だが、濡れたそこはしっかりと女であることを主張していた。

(さて、こっからどうするか)
ゆっくりと指を動かして快感を与え続けるが、いかんせん立ち位置がわるい。
せめて横を向かなければ指が上手くうごかせない。
数瞬考え、仕方ない、と判断すれば、たち位置を無理やり、ばれない程度に少しだけずらして指が動きやすい位置につく。

そこからはもう、容赦をしなかった。
だんだんと、ではなく一気に手の動きを早め、鈴成をノボらせようとする。