2016/06/05 のログ
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」に伊都波 凛霞さんが現れました。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ご案内:「伊都波家 お風呂場」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 > ちゃぷん、かぽーん
なんてSEが聞こえてきそうな夜
静まった青垣山から聞こえる虫達の旋律が風流というものである

「ふぅ」

ちゃっぷん
肩まで浸かって一息、少し熱めのお風呂にたっぷり浸かるのが疲れをとるコツなのさ、たぶん

ご案内:「伊都波家 お風呂場」に伊都波 悠薇さんが現れました。
伊都波 悠薇 >  
「……お、おじゃまします……」

タオルを片手に、前を隠しながら。
がららっと、戸を開けて浴場へ。
お風呂場はこだわりの逸品。広くそして景色のいいものだ。

まずは体を流して。姉から体を隠しながら――

ゆっくりとかけ湯。

今日は姉妹でお風呂。そして一緒に寝る、予定だ

伊都波 凛霞 > ぢー、と妹の様子を眺める
綺麗な身体である
サラシなんか巻いているから、大丈夫なのかなと思っていたけど
特に影響もなくしっかり育っているようだ

「なんだか久しぶりだね、こういうのも」

伊都波 悠薇 > 見られている。
すごく見られている。恥ずかしい――……
おなかは、たぷっとはしてない。ちょっと入院してたけどむにっとくらい。
むしろ、よくよく見てみれば――
胸が大きくなってるかもしれない。なんとなく

「……小学生以来、かな」

こっそりと足から、使って。まだちょっと距離がある感じ。
さすがに並ぶのは恥ずかしい。
だって、完璧プロポーションである姉。
その横につくのはちょっと勇気がいる

伊都波 凛霞 > 「もうそんなにかー…なんで一緒に入らなくなったんだっけ…」

特に理由もなかったのかな、と記憶を巡らせる

檜風呂、その縁に指を滑らせて

パリッ

キン──────

頭のなかに蘇る、かつての記憶
まだ何も知らない無邪気な姉妹の姿が見える
忘れてしまったわけではないけれど、サイコメトリーによる鮮明な映像はやはりそれに勝る

「…あっはは、悠薇が石鹸踏んで転んじゃったことあったあった…父様大慌てだったなぁ」

ちらりと隣を見れば、妙に離れている

「二人で入ると流石に狭いかな?別にもうちょっとくっついてもいいよ?」

なんだか縮こまって見える妹にそう言葉をかけて

伊都波 悠薇 >  
「うぐ……」

恥ずかしいことはいつも姉は覚えている。
さかのぼっているともいえる。ずるいと思う。
そこは、こう忘れておいてくれるとか――こう。

「……お、お姉ちゃんの隣はその。この体だと――」

入院前ならまだいけた。でもこう――恥ずかしいのだ。

ぶくぶくっと、お風呂に顔までつけて泡を吐く。
じとーっと、姉の体を改めてみる。

――つ よ い

伊都波 凛霞 > 「……」

ふむ、と一息考えて

「それっ」

妹の首に腕をまわして抱き寄せてしまうお姉ちゃんだった
ばしゃっと湯船が波打つ

「たった二人の姉妹なんだから恥ずかしがることなんてないって、ね?」

柔らかい、妹の身体
傷一つない妹の身体
ずっと大事に守ってきた、これからもちゃんと守っていく───
妹の口から、巣立ちの言葉を聞くまでは

「少しぐらい、父様の特訓メニューこなしてればまた元に戻るよ」

伊都波 悠薇 >  
「わ、わわ!?」

抱き着かれて、危うく倒れかける。
危ない――髪が湿って頬に張り付いて。素顔が見える。
傷はない、滑らかな体。柔らかい。鍛えすぎもしてない。
でも、おなかにはちょっと肉がある。入院でお菓子でも食べすぎたかもしれない。
対して妹の心境は――

(たくさんの男の人が触ったんだなぁ……)

きっと心地よかったに違いない。きっと気分良くなったに違いない。
――でも姉は、どうだったんだろう。

ずきんっと、頭が痛い。
現実と、夢。夢であった妹、現実だった姉。

ノイズが走る。あれ、何を考えていたんだったか。

「――最近、稽古。見てもらえてないなぁ」

さらりと見えた素顔はいつもの隠れているものよりもやはり、美しく見えた。
普段見えないからこその――

伊都波 凛霞 > 「? どうかした…?」

妹の反応に少しだけ違和感を感じて、その顔を覗き込む

「父様も気まぐれなところとか、あるからなぁ…。
 ちゃんとお願いしてみれば、きっと地獄みたいな特訓組んでくれるよ」

半分茶化すように、そう言って笑う

伊都波 悠薇 >  
「ううん、なんでもないよ」

しかし、本当にきれいな体。食べているものも大体同じはずなのに。
不思議だ――……そう思って――

――……むにっ。

指で胸をつついてみる。柔らかかった。

「……むぅ」

形もいいし、大きさも。
すごいこれが女体の神秘。
妄想劇場に情報がアップデートされていく。

「……どうだろう。お姉ちゃんを中心って、改めてなってる気がするけど」

伊都波 凛霞 > 「そう?ならいいんだけど、──ひゃっ…こら、もう…」

胸をつつかれて、赤面しながら苦笑する
こんないたずらだって可愛いものだ

形は言わずもがな、程よい弾力と柔らかさ
しっとりしたもちはだを併せ持っている
もはや神器

「…お返ししてやろう」

両手の指をわきわきと動かしてみせる
まぁ、実際に鷲掴みなんて真似はせずに、つんっと突いて柔らかさに満足して終わるのだが


「んー…父様もいつまで現役でいるかわからないから、
 焦ってたりするのかなぁ……後継者…」

伊都波 悠薇 >  
「んみゃう……」

姉ほどはいかないが、発育途中。
触ってみればわかる。やっぱ大きくなっている。
間違いなく。神までは至らないが、形の良い。きっと男の人が喜ぶ感じの――

「いや、お姉ちゃんのほうがすごいから私のなんか触っても、んっ」

触られる経験に慣れていないから。艶やかな声が風呂場に響く。
顔も赤くて、風呂のせいかそれともか、わからないが息も若干……

「たぶん違うと思うけど……」

伊都波 凛霞 > 「んー? 自分の触っても面白くないし、
 ほら妹の成長具合をちょっと確かめてみようみたいな…」

くすくすと笑って、可愛いなあと芋生の反応を満喫する
もう一丁つついてみよう、つんぷに

「……父様には父様の考えもあるのかもね」

ようやくつつくのやめて、ぱしゃって縁に背を預ける
ゆったりとした姿勢でリラックス
これなら別に、今後も一緒に入ったりしてもいいんじゃないかなぁと思ってしまう
高校生にもなったら姉妹で入るのはおかしい、なんて風潮もよくわからないし

伊都波 悠薇 >  
「そ、そんなおもちゃみたいな……んっ、やっ。もう、お姉ちゃん!!」

むーっと、遊ぶ姉に。名前を呼ぶだけで講義。
やっぱ何度か色っぽい声が出る。きっと男子にいたずらされてこんな声を出したら。
大変なことになるかもしれない。

「お姉ちゃんだけ、って決めたのかもしれないよ?」

ふるふると、次が来ると身構えていただけに。
来なかったので脱力。足に微妙に力が入らない。
少し長風呂になりそうとか思いつつ

伊都波 凛霞 > 「ごめんごめん、もうやんない」

むぅっとなる妹に笑顔で謝罪、あんまり悪いとは思っていない顔

「父様の性格からいってそれはないと思うんだけど…。
 今教えても身にならない、みたいに思ってるのかなぁ…。
 悠薇は人一倍一生懸命頑張るのに、父様も父様ね」

自分の娘にやきもきさせるなんて、
今日のビールは泡だらけにして注いでやろう

伊都波 悠薇 >  
――またやるだろうなぁ……

ジト目で見つつ、警戒。胸を腕で包み。かばうように。

「あはは。あんまりお父さんを悪く言わないであげて」

父は、あんまり自分をかまわない。どちらかというと姉寄りだ。
母も平等のつもりだろうが――若干姉より。妹からはそう見えた。
それでも変わらず愛情は注いでくれていると思うし。

けれど、この前の入院の時から、どこかよそよそしかった。
理由はわからないけれど。

「実際、今何か教えられても伸びないっていうのは私もそう、思うし」

伊都波 凛霞 > 「ん…」

ぱしゃ
湯の跳ねる音がよく聞こえる、沈黙

「悠薇ー、何か悩みとかあるなら、お姉ちゃんに言ってみー?」

今は伸びない、そう思うには何か理由もあるはずだ
確かに以前の…測定結果はショックだっただろうけれど、
それだけで今の今までそんな考えが持続するほど、妹は弱くないと姉は思っていた
この年になるまで、必死で自分と同じような鍛錬を続けてきたのだから

伊都波 悠薇 >  
「……――」

言っていいものだろうかと考える。
べったりしないと、そう決めたのではなかったか。
でも――今は甘えていい時間。そう、そのはずだし。
だから――

「あのね」

言ってみることにした。

「異能開発コースの、小テスト。10点、だったんだ」

姉は満点、だったもの。先生がそう言ってた。
そして――

「稽古をちょっと初めて他人に――先輩に見られたんだけど、”始めて何日目”って言われちゃった」

その事実は、ちょっと凹んだ。
ちょっとというか、だいぶ

伊都波 凛霞 > 「………そっか…」

慰めるわけではないけど、なんとなく
その細い肩を出して自分の胸元に抱き寄せる

しっとりとしたその髪を撫でながら

「慌てなくても大丈夫、マイペースで頑張ろ。
 お姉ちゃんは、悠薇が私と同じ道を辿るならずっと応援するし、
 違う道を選んでも、別に責めたりなんかしない。
 自分を見失わないように、無理しないように…一緒に頑張ろう?」

一緒に、と言うのはきっと道を示す言葉ではなく、文字通りの
例え違う道を選択したとしても、お互いに得るものは在る、と
同じ道なら尚の事───あくまでも、姉妹で、一緒に───

「…もし悠薇に恋人とか出来たら、妬いちゃうのかもなぁ…」

声に出すつもりはなかったのに、つい口をついてそんな言葉が出てしまった

伊都波 悠薇 >  
「うん……」

ただ頷くだけ。でも、もしかしたら――
まだ、可能性はあるといろんな人に教えてもらったから。
やり方を変えれば、今の稽古方法以外で。
いろいろ道はある。最終的にたどり着く場所がそこであれば。

「うん……」

お昼休みの言葉を覚えてる。
だから、まだあきらめない。いつまでも、未熟な自分がダメなのだ。
一歩でも前に、未熟な自分はそれしかできないのだから。

「――お姉ちゃんにはすぐできそうだけど、私はどうかなぁ……?」

でも妹はといえば。

「私は、祝福するよ?」

ふわりと笑って、ちゃぷんっと。
水を揺らすくらい、体をモぞりと動かして。

「そういえば、お姉ちゃん。私も、きいてもいい?」

伊都波 凛霞 > 「悠薇の良さだって、わかってくれる人はちゃんといるって」

言いながら、
しっとりつやのある髪を撫でる
色々もったいない部分があるのは事実、でも無理に形を変えても仕方ないなと思ってきた
とにかく、妹は顔を隠したがる癖がある

「ふふ、そっか。
 私はなんか、悠薇が誰かに取られちゃうって感じでさぁ。
 そういうところは悠薇のほうが私よりずっと大人だよね」

くすっと笑う
言葉と共に、髪を撫で続けていると
どうやら妹からも質問があるらしい、ふと手を止めて

「うん?」

伊都波 悠薇 >  
「そうかな? ……そうかも。告白してくれた男の子、いたし。烏丸さんも」

ふと思い浮かんだのはやっぱり、あの人。
それと、好きと言ってくれた少年。
今でも仲良くしてる。嬉しいことだ。

「……お姉ちゃんが幸せなら、それが一番だから」

何度目かの言葉。
本当にそう思っているようで、すごくうれしそうに告げる。
そして、続けて。

「お姉ちゃんの幸せって、なに?」

そういえば、これも知らなかった。
自分はわりと姉のことを知らない。見てるつもりだったのだと、この間の事件で思い知らされたから。
知っていく、努力をしなきゃと。そう思った

伊都波 凛霞 > 「私の幸せかぁ」

なんとなく、高くない天井を見上げて

「悠薇の幸せが私の幸せ …だったんだけど」

口にしながら、妹の顔を見て
そっとその前髪を手ですくように、その双眼を見つめる

「悠薇の幸せがそうだっていうなら、
 私も一緒に幸せにならないと成立しないよね。
 だから、今は私達二人の幸福が、かな?」

そう言って屈託のない、子供の頃と代わりのない"お姉ちゃんの笑顔"を見せた

伊都波 悠薇 >  
すごく難しいことだった。
自分だけのことを考えてくれたら、すごく楽だったのに。
でも、そういわれたら自分も前に向かなきゃいけない。
じっと、目を見られれば。どきっと、胸が鳴る。
憧れが熱をともす。うんやっぱり――

――お姉ちゃんはヒーローだよ

なんとなく、なにも言葉を返さず、体だけそっと寄せることにした

伊都波 凛霞 > 何も言わずに、身を寄せる妹を大事な宝物を抱きしめて眠る子供のように、優しく柔らかく抱き包む

こういう時間が必要だった気がする
一緒にいることが当たり前になりすぎて、逆に溝ができていたのかもしれない

こうやってお互いの体温と心音を感じられる距離で、これからも

『おぉい、いつまで入ってるんだ逆上せるぞ!』

ぱっと現実に戻すような言葉が聞こえてきたのは、それからすぐ

「父様怒っちゃった、風呂あがりのビールが待てないって」

くすっと笑って最後にもう一度、その髪を撫でた

伊都波 悠薇 >  
「ん……」

お風呂は満喫した。
だいぶ心は休まり、気がゆるんだところで――

――あれ、今の状況って?

くらっと――……

「お。おねちゃ、の、のぼせ、のぼせた――……?」

いろんなことが重なって体温が上がりすぎたのか。
それに今の状況から妄想が膨らみすぎたのか鼻血が少し出てきて。

「あ、あが、あがらな、ちがこれ処女の血? ちが、わたし、お姉ちゃんにそこまで、あれー? おねえちゃんがさんにん……?」

いもうとは こんらんしていた

伊都波 凛霞 > 「ん? …って」

妹がふらっふらである
鼻血出てるし、言ってることも支離滅裂だ!

「と、父様ー!じゃない!父様はダメ!!
 母様ー母様きてーはるかがのぼせたーーーー」

なんだか、賑やかな伊都波家が戻ってきたような
そんな雰囲気包まれた夜だった …かもしれない?

ご案内:「伊都波家 お風呂場」から伊都波 悠薇さんが去りました。
ご案内:「伊都波家 お風呂場」から伊都波 凛霞さんが去りました。