2016/09/04 のログ
ご案内:「◆図書館/乱入不可」に谷蜂檻葉さんが現れました。
ご案内:「◆図書館/乱入不可」に癒斗さんが現れました。
■谷蜂檻葉 > 日曜日に仕事をする。
―――これは半分自主的なもので、運用上学生主体の状況にならないように配慮されている。
『主は7日目を休養に当てた』その伝説、経典は今や現実に口伝される。
故に、永きに渡る世紀を西洋の神の労働基準に合わせていた地球において、
常世島でも似たような労働価値観が多く持たれる。
そういった訳で、彼女が―――檻葉が図書館に来ていたのは、もとより予定のある話ではなく。
ある事実確認を含めた、『密談』の場として選んだからだ。
日が暮れた図書館。
人の気配は、少ない。
「―――あ、きたきた。 やっほー、癒斗ちゃん。
ごめんね、『締めの業務だけ手伝って欲しい』だなんて。」
受付から、手を降って待ち人を笑顔で迎える。
■癒斗 > 学生鞄を片手に、谷蜂へ小さく手を振りながら挨拶をする。
図書館の窓から差し込む太陽光も、黄金色という時間は過ぎてしまっている。
この時間帯を指定された理由は、流石に理解していた。
ほんの数日前の"あれ"。それの確認のようなもの、という予想で。
「いえいえ、今日はバイトも出なくて良い日でしたから」
そう返しながら、癒斗はどこか気の抜けた、いつも通りの笑みを浮かべていた。
本当は、ここへ来るまでに何度も後ろを確認してしまった程度に緊張しているけれど。
軽く辺りを見渡してから、受付カウンター内へと入り込む。
「……えっと、それで……」
■谷蜂檻葉 > ふと、夕日に雲がかかる。
夕闇が一時的に足を早め、図書館を闇に染める。
日に合わせて光源を調節する照明が間に合わず、受付の中が黒く染められる
「―――あはっ、察しが良いのは嬉しいけど、なんだか複雑♪」
その暗闇の中、紫紺の瞳が妖艶に煌めいた。
「……ねぇ、本当に…… ううん、『癒斗ちゃんは、良いの』?」
声を潜めて、耳元で囁く。
隣りに腰を下ろした癒斗の右太腿に、ひたりと手が乗せられる。
■癒斗 > 心臓がどきりと跳ねた。
谷蜂の言葉にか、それとも、しつらえたかのような暗闇にか。
もしかすると、両方かもしれない。
ただ、癒斗はどこかのんびりしていると表現すべきか、
この状況を映画や小説のシーンのようだと、小さく唇を結ぶ。
「……良いの、と言われると……」
"どっち"なのだろう。
自分の性別の事はあまり広めて欲しくない、というのはもちろんのこと。
しかし、谷蜂はそれとは別の意味として自分に問いかけている――はずなのだ。
彼女が触るところから、今この場の雰囲気から、応えにくそうに。
しかし、癒斗はそれに答えるよう、ゆっくりと頷いた。
もちろん、谷蜂の瞳を見返す度量はなく、少しばかり視線をそらして。
■谷蜂檻葉 > 顔が、手が。癒斗からゆっくりと離れる。
その意味を問うまでもなく、間もなくして僅かな暗闇は終わりを告げ、
外の暗がりが深くなるに連れて照明もより明るくなっていく。
二人の間に、『日常』がまた戻ってくる。
「……うん。"契約"は、絶対に守るわ。だって、それが『私』だもの。 絶対に、何があっても、守る。」
確かめるように、檻葉が呟く。
それは自分に確かめているようでもあり、癒斗への宣誓にも聞こえる。
「―――ねぇ、癒斗ちゃん。そういえばね、少しだけ癒斗ちゃんが戻る前に終わらなかった仕事があるんだ。
……来てくれる?」
そう言って、返事を待たずに立ち上がると『貸出は後日になります』という立て札をおいて立ち上がる。
日が暮れれば元々そういう風にする事になってはいるが、それは学生の自由時間を拘束しないため。
行動の理由にはならない。
つまり―――
しかし考える間もなく、檻葉はどんどん図書館の奥へと脚を進めてしまっている。
■癒斗 > どこか不思議そうに谷蜂の"契約"という言葉を聞く。
なぜそんなに"契約"という形で、難しいものとして約束を抱えようとするのか。
ただ、それを聞くにはもう少しばかり、谷蜂を知らなくてはいけない気がしていた。
そもそも、この関係に至ったのは数日前で、それまではお互いに図書委員として存在している、くらいの認識だったのだ。
「…ええ、良いです、よ。手伝います」
そう言いながら、谷蜂の後ろをついていく。
どこまで向かうのだろうと、時々辺りを気にしながら。
まだ授業も本格的に始まっていないであろうこの時期は、居残る人物も少ない。
癒斗は今、それに安堵している。
「……谷蜂さん、いったい、あの、どこまで?」
僅かに不安そうな色をを含んだ声が、人気の無い本棚を撫でる。
■谷蜂檻葉 > それは間もなく禁書庫にまで届くほどの距離。
最早人気は欠片もなく、口を閉ざしたくなるほどの静寂で満ちている。
「―――高い所にある本でさ、ちょっと重いから下ろすときに支えて欲しいんだ。」
そう言って、踏台を取ってくると本棚の横に下ろす。
「だから、ちゃんと見ててね?」
カツン、カツンと小さな階段を登っていく。
丁度腰が癒斗の目線と同じ程になったその時。
しゅるり、と衣擦れの音がした。
カン、カンと靴音が廻る。
どちらも静寂の中で恐ろしい程に響いて聞こえる。
たくし上げられたスカートの中、むっちりと肉のついた三角形の中心。
ずり降ろされて丸まったショーツの台座に載せられるように、檻葉の秘裂が目前にある。
視線を彼女に見上げれば、その熱が移りそうなほどに赤く。音もなく『やくそくだよ』と口が動いていた。
■癒斗 > 「んぇ、あ、はーい…」
"見ててね"と言われ、癒斗は素直にその位置につく。
――が、谷蜂の行動に思わず眼を見開いた。
こんなところで、まさか露出をするなんて。
"見ててね?"の意味を理解し、顔に熱が上がっていく。
いや、伝染ったと言った方が正しいだろうか。
女の子の大事な、一番見せてはいけないところを、人がいないとはいえ。
いつ人がやってくるか、生徒ならばまだしも、先生だったら――?
そんな不安と、谷蜂の柔らかな肉肌から見え隠れするそこが、表現しがたい感情を生む。
興奮していないと言えば嘘で、はやくスカートくらいは戻してほしい気持ちはある。
ただ、視線が反らせられない。
魔法ような"やくそく"が、自分の中にある"何かが"。
むずりと、谷蜂の仕草を見つめながら太ももを動かす。
■谷蜂檻葉 > そのまま、ヒラ。と手を離せばスカートは重力に従って落ちる。
癒斗の恐れを知るように、彼女の陰裂は姿を隠す。
ふわり、とその風が。
『女の匂い』を伴う微風が癒斗の顔を撫でる。
ぴくん、ぴくんと微かに揺れる檻葉の手は、紛れも無くその恐怖と興奮の心音によって震えている。
「……ぁ、はは。 ごめんごめん、癒斗ちゃんが変な返事するから、『ちゃんと見てるかなぁ』って。」
引きつった笑みは、後悔か、それとも千切れた理性の名残か。
「よい、しょっと……!」
振り向き、背伸びをして棚の上に手を伸ばす。
―――今度は、意図してるのかうっかりか。
見上げれば……当然の如く、無防備な”後ろ”が見える。
「ん、よっ……―――あれ? も、もうちょっと……!」
グイ、グイと。
遊びではなく真剣な声色で、しかし羞恥にかすかに揺れた声色のまま彼女は身体を曲げたり伸ばしたりしながら棚の上の大層分厚いと格闘している。
■癒斗 > なまめかしい香りが通り過ぎると、また小さく脚をすりあわせる。
スカートはなおっていても、谷蜂のショーツはそのままだ。
そこに下着があるけれど、スカートは降りているという目隠しのいやらしさがある。
「み、見てますけど、ちょ……ちょっと、その、"驚いちゃった"っていうか~…」
言葉をうやむやにしながら、何かを逃がすように息を吐く。
微かなぶどうの匂いが、谷蜂の足元からゆるやかに登っていくだろう。
本に届かず、一生懸命手を伸ばしている彼女の姿勢は、下から見るには刺激が強すぎる。
それでも視線はそらせられない。
「あ、あの、谷蜂さん。私が、"取りに行きましょうか"」
声量は谷蜂に届けばいい程度に小さく、うわずった声が響く。
「ちょっと飛ぶくらいなら、階段は…いりませんし」
■谷蜂檻葉 > やがて、本の端にしっかりと手が届く。
あとは引くだけ。 それで本を下ろすことが出来る。
その後のことは――――
『あ、あの、谷蜂さん。私が、"取りに行きましょうか"』
ピタリ、と手が止まった。
その感情は―――大きな意外、と僅かな納得。
「……ふふ。 じゃあ、宜しく癒斗ちゃん。」
ニッコリと、本を『奥に押し込んで』降りる。
そのまま癒斗の方を期待したような瞳で、見つめている。
■癒斗 > 何故、自分が取りに行くと言ってしまったのだろう。
谷蜂の手が目的の本へ届いていたのは、見えていたのに。
ひとつ、大きく息を吐く。
チラリと視線を後ろへやってから、スカートの丈を折り上げた。
それから――いつも部屋やお手洗いでやるように、ショーツをするりと脱いだ。
下着の穴から、そっと片脚を抜いて。
トン、と。
背伸びをするように、音も無く緩やかに宙へ浮かぶ。
耳まで赤くなりそうな恥ずかしさは、谷蜂の一連の姿から始め、癒斗の体に蓄積されていた。
両足をきっちり閉じるでなく、無防備にされている臀部のラインは実に女の子らしい丸みを帯びている。
その筋を前に辿らずとも、癒斗の男性は見えるだろう。
女の戸渡りよりも目立つものが、薄暗い布の陰から見え隠れする。
あの時の様に興奮はしていないものの、癒斗自体が今の状況に不慣れ過ぎて、忙しなくもじもじと身体を動かす。
「こ……この本、ですよね」
■谷蜂檻葉 > 一歩だけ下がって、癒斗が浮かび上がるのを見つめる。
その前準備まで、静かに見届けて。
何を言うわけでもなく。
じぃっと、視線が突き刺さる。
一つ一つの動作を、監視するように癒斗を見つめ続ける。 ”どれだけ興奮しているのか”を見定めるように。
気づけば、クスクスと笑いがこみ上げてくる。
―――それは、自嘲でもあって。
「うん、そう。それだよ。 受け取るから……『こっち向いて』?」
■癒斗 > 本を手に、谷蜂の方を向く。
スカートが回転に合わせてふわりと浮き踊り、
薄らとした茂みから、そこにある男性の竿から、日焼けを免れた太ももから、全てが一瞬の間にあらわになる。
もちろん、スカートは浮きっぱなしではないため、それらなそろりと布の影に戻った。
羞恥をかみ殺すため、本で口元を隠しながら谷蜂を見下ろす。
背が決して高い方では無い癒斗からすれば、誰かが自分の目線よりも下にいるというのは、そう無い光景だ。
クスクス笑いを聞けば、深呼吸を数回。
「…じゃあ、こ…これ、渡しますよ?」
そのまま高度を下げて、谷蜂の前におりるつもりで。
■谷蜂檻葉 > 「あぁ、うん。 それじゃあ―――」
カシャリ。
「―――記念撮影、しとこっか♪」
いつの間に……というのも馬鹿らしい。 癒斗が本をとっている間に、だ。
その間に取り出されたスマートフォンが片手に構えられ、『スカートを真正面から捲りあげられて』撮影される。
「ふふ、いいよ。降りてきて? 次は、『私の番』だから……」
両手が塞がった癒斗に笑みを見せてスマートフォンをポケットにしまい込むと、『本を両手で受け取る。』
■癒斗 > 「ひっ?!」
無機質な電子音に、ビクンと跳ねた。
予想など一切してなかったのだろう、あまりにも唐突過ぎた"記念撮影"に鼓動が加速する。
胸内から空気を叩きかねんばかりの早鐘は、見て分からぬ者がいないほどに焦っていた。
どこかおぼつかない着地をする。
きっと、谷蜂に渡す本は震えていただろう。
ちょ、ちょっと待ってくださいと一言、何度目かの深呼吸をする。
ふぅぅと、細く吐き出された吐息にぶどうが薫る。
「……じゃあ、どうぞ?」
焦りと羞恥心と興奮が入り混じった瞳のまま、自分の端末を構える。
ボタンの音は谷蜂と違い、ピピッと高い音が鳴るだろう。
■谷蜂檻葉 > 「うん、いいよ……癒斗ちゃんと、私は『対等』だから……」
どこか余裕のある台詞だが、その顔は真っ赤に紅潮し、声は絞りだすようにか細い。
卒業証書を持つかのように、両手でしっかり持ったまま、無防備に下半身を差しだす。
スカートの下に残ったショーツが、『中身』がどうなっているかを改めて知らせる。
癒斗が手を少し伸ばすだけで、彼女を破滅に追いやる手札が手に入る。
しかし躊躇うことなどない。彼女は既に貴方の手元から”JOKER”を引き抜いた。
だから、ソレを取り戻すだけ。
『口約束』を『契約書』に書きだしただけ。 一方的なソレが、互いに向き合うだけ。
「―――どうぞ♪」
■癒斗 > カメラアプリの撮影ボタンを押すまでに、僅かな葛藤。
押してしまったらもう、"これは"あやふやなものではない。
「……………」
指先が迷う様に小さく震え、一瞬。
ピピッ。パシャリ。
音の無い図書館に電子音が再び響く。
ほんの数秒の間だというのに、谷蜂の言葉が何度も頭の中で響く。
"対等"。たいとうって、なんだろう。"契約"。これは、何となくは分かる。――でも。
端末の液晶画面には、保存しましたの文字。
それから、本を両手に持ち、まるでそういった雑誌の1ページのような谷蜂の姿があった。
やっちゃった。やってしまった。
「とっ…………撮っちゃいました、ね……」
■谷蜂檻葉 > 「そう、だね……撮っちゃった。 私も、癒斗ちゃんも……。」
どこか、呆然と。 しかし、恍惚と。
二人並んで踏み出した『非日常』を、確認するように呟く。
「……ねぇ、もう一枚。撮らせて?」
だけど、そこに踏み込んでしまった感覚は緩く。
「―――ね?」
向けられる、『写真』。 捲り上げられるスカート。
互いに付けられた首輪は、どうしようもなく密接している。
『対等になる』ように彼女が、もしくは癒斗が一歩進めば『相手もまた進む他無い』。
――――そういう、契約。
■癒斗 > 谷蜂の誘いは、首輪についた鎖が大きく鳴ったかのようだった。
端末を持った手はそのままに、まだどこか迷いのある顔をしながら、真っ赤な顔で小さく頷く。
お互いのこの赤い頬が、そのサインであるかのように。
「も、も…もう1枚、だけ………ですよ?」
いけない事をしているはずなのに、
この背筋に走る冷たい罪悪感の味は、なんだろうか。
■谷蜂檻葉 > 「うん、うん。 一枚だけね。 じゃあ……次はせーので、撮ろっか。」
少しだけ、ふらつくように本棚に背を預ける。
そのまま摘んだスカートを大きく臍まで捲り上げる。
少しだけガニ股になるように、お互いよく見えるように。
「……ほら、癒斗ちゃんも……」
震える手で、カメラを構える。
段々息が浅くなり、獣のような呼吸でその時を待つ。
今や素肌を晒して冷房の効いた寒さがあるはずなのに、秘所は熱された鉄を当てているかのように熱を帯びている。
■癒斗 > 谷蜂の露出を見続けていたのと、自分も露出をしたせいもあったのだろう。
癒斗の女性部分もそうだが、目立つ男性部分が僅かに興奮を示していた。
勃ちあがってしまうのを抑えられるだろうかと、じっとりとした理性の混乱を噛み締める。
お互いにショーツを下げ、スカートをめくりあげている。
異様な光景の異様な雰囲気のなか、レンズ部分を谷蜂へ向けて。
「撮ります、ねー…?」
スカートを押さえる手が震える。
手というより、ポーズをとる腹や腰が震えているのかもしれない。
――ピピッ。
■谷蜂檻葉 > ―――カシャリ。
僅かに濡れた自分のソレ。半分勃ち上がりかけた癒斗のソレ。
1枚目よりも、互いに決定的な。
距離をおいたせいで『誰か』まで完全に全てが写った証拠を手元に残す。
「―――は、ぁ…っ!」
保存のボタンを押すと同時に、膝から力が抜けてカクンと腰が落ちる。
そのまま、いそいそとショーツをずり上げて、本を改めて手に取ればゆっくりと貯めこんだ羞恥が噴き上げてくる。
「……戻ろっか、癒斗ちゃん。 ここ、匂いで一杯になっちゃってるし。」
癒斗の興奮が香りに残り、今では一帯が葡萄の香りで充満している。
そのまま、ゆっくりと深呼吸。
余韻がそのまま残り気分が落ち着かないなりに、檻葉の瞳に理性が戻っていく。
最後にもう一度だけ息を吐き出して、にっこりと癒斗に微笑みかけた。
「これで後戻り出来な……、ううん。させないから。
―――これから宜しくね、癒斗ちゃん♪」
それは、契約成立を喜ぶ悪魔の微笑みにも見えるだろうが。
■癒斗 > アプリケーションを終えるのが、こんなに難しいとは思わなかった。
そう感じる程度に、癒斗の指先は泳いでいた。
どうにか端末をポケットへしまいなおして、この熱を早く下げようと頭を横に振る。
自分の匂いには疎かったが、谷蜂の匂いと混じっているおかげか、少し歪なぶどうの匂いを嗅ぐ。
終わりが無いのではというくらいに、恥ずかしさはこんこんと湧き続けていた。
まだ熱の残る顔で微笑みかけてくる彼女に、ぐずぐずに崩れた笑みを返す。
ちょっとひきつって見えるのは、羞恥心が燃え盛っているからだろう。
これからの授業内容を思考に浮かべ、熱を持つ下半身の意識を反らしながら下着とスカートをはきなおした。
まだちょっと、へその下が落ちつかない。
「よ…よろぉ、よろしくお願いします………」
もう、何も無かった頃にはひけない。
自分も、谷蜂も。