2020/07/18 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」に紅月 純さんが現れました。
紅月 純 > テスト勉強で今は騒がしいが、本を読むには最適な図書館。

座席の一つに座り、険しい顔で本を読んでいる男。
場違いである。

本の内容も禁術の制御に関するレポートだったりするが、異世界の言語で書かれてるので堂々と読んでいる。

紅月 純 > 「……こんなもんか」

パタリ、と本を閉じて鞄にしまう。
読んだ内容を実践できる場所に移動しようと立ち上がる。

「しっかしあの先輩、随分とまぁコレに詳しくなったようで」

おかげで異能としての使い方もなんとなくわかってきた。
それなりに練習すればものにできるだろう、と思わず笑みが浮かぶ。

周囲の生徒に恐怖を与え、図書館から去っていった。

ご案内:「図書館 閲覧室」から紅月 純さんが去りました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
レナード > 「づがれだしー………」

少年はソファの上で寝そべる様にして寛いでいた。
人気がないところのものであるとはいえ、行儀のいい使い方ではない。

「まだテスト中だからアレだけど……
 授業済んだら研究所で特訓してってなると、ほんと身体が持たねーしー……」

今日はどうやら読書に耽る余裕がないようだ。
であれば、何故図書館に来たのかという疑問は残るが。

「……やっぱここはエアコン利いてて休むのにぴったりだし……」

これは半分嘘である。それなら休憩室を使えばいいのだから。
敢えてここにした理由は、入り慣れているからだった。

ご案内:「図書館 閲覧室」に白亜 愛さんが現れました。
白亜 愛 > 「んえぅ゛……あづかったぉ……」

テスト勉強の休憩に外に出て、おやつを買って戻ってきた。
外は相当暑くて、服が汗で張り付いてしまう。

「居住スペースへ戻って飲み物でも……っ」

ふらふらと歩いていたら、閲覧室のソファに誰かいることに気付き、慌ててルートを変更、物陰を移動する。

レナード > 「ん。」

寝てたらふと、足音が聞こえた気がする。
そういう気配には聡いものだから、身体を起こして辺りを見回してみる。
……いない。

「……………。」

しかし、何かがこの辺までやってきていて、
それも自分を避けるように…ぐるりと回りこむようなルートを取っていることは、想像するに難くない。
…なんとなく、挑発されているような気がした。

「……へえ。
 誰だか知らねーけど、僕の眼に挑戦しようってわけ……?」

そんなわけで、寝起き直後で頭があまり働いていないことも手伝ってか、
相手が誰かも分からない段階でとても危険なことをしようと考えていた。
透視の眼を、使うようだ。

白亜 愛 > そんなことが起きているとは露知らず。

ただ見知らぬ男が怖いというだけで逃げた少女は、本棚を壁にぐるりと迂回している。

尚、買ってきたお菓子が音を鳴らしているので位置はバレバレである。

レナード > 「………。」

瞳を閉じて、瞼を開く。
そうすれば黒かった瞳が、黄色い蛇のそれに早変わり。
…自分の意思一つで切り替わるそれの扱いは、生まれた頃より得意だった。

「さーて………こっから丸見えってワケだし………」

なにやら別の音までしているわけで、そちらを眺めるようにして眼を細める。
焦点を絞る様に、見ているものの透過率を変え……

そして、見えた。

「………っ…!!!」

白亜 愛 > 「っ!?……ぇ」

ぞわりと、誰かに見られているような感覚がしてあたりをきょろきょろ。
そして、こちら側を本棚の向こうからそっと覗く。

尚、あまりの暑さに体操着の下には何も着ていない。

ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にレナードさんが現れました。
レナード > 「………っっ…」

慌てて瞼を閉じる。次に開いたときは黒い眼だった。
はふはふ慌てたように呼吸を整えようとしてる辺り、予想してない何かを見てしまったのだろう。

調整をしくじった。
しかも相手は女の子だった。やってしまった。
ていうか、こんな時期に下着も履いてないなんてどういうことなんだろう。
…気分を切り替えなければならない、咳ばらいを一つする。

「おほん………えっと。」

ちょっと大きめの声量で、彼女のいる方へと言葉をかけた。

「そこにいるのは分かってるけど、取って食ったりなんかしねーし。
 …何もしねーから、出てきたらどうだし?」

白亜 愛 > 「ぇ゛ひぃっ!?」

声をかけられてしまった!
相手と関わらずに居住スペースに向かう作戦が!

「……へへ、へへへ」

とても気まずく、引き笑いをしながらこそこそと出てくる。
すぐに逃げられるよう、すり足で。

レナード > 「………。」

指摘されて渋々出てきた、といった様子にふすんと鼻息を一つ。
…ただ、不意に脳裏にさっきの姿が過ったりなんかして。

「………っ…」

ほんのり頬を朱に染めて、つい顔を逸らした。

「こ、こんな時間に図書館使ってるなんて、めずらしーやつだし。」

…だから、顔を逸らしたまま言葉を続けざるを得なくて。

白亜 愛 > 「?」

顔を逸らす理由がわからないので、顔が傾く。
目が合わなければ怖くないと思い、もう少しだけ近寄った。
行動が猫である。

「ぇ、ええっと、使っているとぃいいますか、へへ、へ。
住んでるといい゛ますか、その」

声が裏返りそうになるのを必死に抑えつつ、ビクビクと質問に答える。

レナード > 「えっ。」

彼女から飛び出した、住んでる、という言葉。
思わず彼女の顔を見ようと向き直ってしまったりして。
それを聞いて思い出されるのは、言うまでもなく…

「へえ。それじゃ、レイと同じなわけ。
 おめーがここに住んでるそのもう一人だったってことかし。」

ここに住んでる子がもう一人いることは知っていたものだから。
きっと彼女のことも知っているだろうと、その名前を出してみた。

白亜 愛 > 「へへっへ……ほ?」

仲良しな隣人の名前が出てきて、体の震えが止まる。
先程まで警戒心バリバリだった彼女の、髪の隙間から見える目は、
とてもキラキラと輝いていた。

「レイちゃんのお友達……?」

友達の友達に興味津々で、体が思わず駆け寄る。

レナード > 「おっ、おぉぅ……」

彼女の名前を出した途端に、すっごい勢いでこっちにきた。
ちょっとのけぞり気味になりながらも、共通の知り合いがいることは悪い気がしなかったから。

「…まあ、多分、そんな感じだし。」

友達…であることを確認した覚えはないけれども
少なくとも知り合いではあるはずだから、ちょっと自信なさそうにそう答えた。

白亜 愛 > 「そっかー!そっかぁ!へへへへ」

レイちゃん、仲の良い人ができてるんだぁ!
思わず顔がニマニマとしてしまう。

「へへへ、うへへへへ。レイちゃん、かわいいよねぇ。優しいよねぇ」

レイちゃんの良さを知っている人がいる。
こんなに嬉しいことはない。

レナード > 「………。」

ああ、友達のことなのに自分の事のように喜ぶ子だなあ、と。
ちょっといじらしい様に、少し頬が緩んだりした。

「……うん、知ってるし。
 物静かなようだけど、結構感情が豊かなことだって。」

そんな風に、ここに居ない彼女のことで、ついつい盛り上がってしまう。

白亜 愛 > 「そうなんだよぉ。笑うとね、とっても柔らかくってね」

彼女の笑顔を思い浮かべ、にへら、と笑ってしまう。
この人もレイちゃんの笑顔を見たのかな?

「あとね、レイちゃんは大きな音とか苦手なんだけど、私が疲れてるときに洗濯機を動かそうとしたり、健気なんだよ!
私をかわいいって言うけどそんなレイちゃんの方がかわいいよねぇ?」

ねぇ?と同意を求めるように顔を近づけ。

レナード > 「……へえ。
 大きな音苦手なのに、あんなうるさいものよく回せるし。」

ちょっと意外。というか、この子のためにそこまでやれるんだ、ということに思い至る。
そういう状況でも乗り切る手段を持っているのかもしれないとも考えたが。
そんなことを考えていると、ずずいっと顔が近づいてきたものだから。

「えっ、あ、ぅ………
 そ、そんなことは、ないと、思うし………?」

…つい、あの姿を思い出してしまって、顔を逸らした。
ほんのり朱に色づいた頬は隠せそうにない。

「ど、どっちも、かわいい……じゃダメなわけ?」

白亜 愛 > 「大変なものを抱えてるのに優しくしてくれるんだもの。
私もお返しがしたいんだぁ。へへへ」

たまに一日以上寝てることもあるから、その分頑張らないとね。

「お世辞はいらないですー。どうして顔背けるのぉ」

顔の向いてる方に身を乗り出す。

レナード > 「……そ、そりゃあ、けっこうなことだし……」

顔を逸らしたまま、言葉を繋げる。
でもちかい。

「べ、別にお世辞ってわけzy――ち、ちかいし…ッ…!?」

そんな風に乗り出されたら、いよいよこっちは身体まで反ることになってしまう。
…不安定なものだから、後一押しすれば倒れそうなくらいに。

白亜 愛 > 「お世辞じゃなければ――――ぇ゛?」

レイちゃん可愛いを押し(推し)付けようと、どんどん前のめりになっていたことに気付かず。
今の一言でようやく我に返る。

「ち、近、ちかっち、ぁ、あばばばばば!!ばぅ!?」

慌てて離れようとして逆効果。足元のバランスを崩して、前に倒れ込んでしまう。
きっと彼も巻き添え。

レナード > 「だ、だから近っ―――ふぎぅうううっ…!!」

倒れ込んだ。そりゃもちろん、こちらは仰向けに。
お互いに軽い体だったのが幸いして、どちらも怪我なんてしてなさそうだけど。
倒れるときに、思わずぎゅーっと目を瞑ってしまったりして。

「……ぅあぁー………
 だ、大丈夫なわけ……?」