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大時計塔
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常世学園の象徴である「橘」が文字盤に掘りこまれた巨大な時計塔。
鐘がついており、学園内のチャイムはすべてこの時計塔のものである。
非常に高くそびえており、登れば常世島が一望できる。だが、危険のため基本的には生徒は立ち入り禁止になっている。
しかし、特に警備がいるわけでもないので入り込むのはたやすい。
参加者(0):
ROM(1)
Time:10:13:14
更新
ご案内:「大時計塔」から
ポーラ・スー
さんが去りました。
(06/01-05:40:20)
ご案内:「大時計塔」から
伊都波 凛霞
さんが去りました。
(06/01-05:22:21)
■
伊都波 凛霞
>
「え、あっ!ちょっとせんせ……!」
まるで羽毛のような軽い足取りで去るその背中へ手を伸ばす。
しかし、嵐のようだったその先生の姿は遠くなるばかりであった。
堂々と会議をサボると言い出すし、優しいのだけどどこか掴みどころのない…。
「……変わった先生、多いな~……」
頬をかりかり。
まぁ、生徒が個性的なのばかりだから自然と…なのかもしれない。
はふ、と溜息を吐いて、自分も次の教室へと向かわなければ。
──………
歩き始める前に、自分の手で自分の胸を持ち上げてみる。
「……だって採寸恥ずかしいんだもん」
そう、誰に答えるでもなくぽつりとそう零していた。
(06/01-05:21:52)
■
ポーラ・スー
>
「あらざぁんねん。
もう少しイタズラできるかとおもったのに」
正直すぎる少女に、くすくすと笑ってから半歩下がり――
「わぁ」
大きな予鈴の音に、驚いたように目を丸くした。
「まあ、楽しい時間は直ぐに過ぎちゃうのね。
そういえば、この後、会議だったかしら」
何かを思い出すように少しだけ目を泳がせるが、それも一時の間。
「いやだわぁ、会議って、面白くないんだもの。
ああそうだわ、せっかくだし、このまま忘れたふりをしちゃいましょう」
とてもいいことを思いついたとでも言うように、楽しそうに笑えば、ふわり、と裾と袖を踊らせて、寄せていた体を離しながらくるりくるりと二回転半――少女に肩越しに振り返り。
「それじゃあ、先生は会議から逃げちゃうわね。
この後は、そうねえ、部室棟にでも隠れちゃおうかしら。
真面目な風紀委員さんに、見つからない様に、ね?」
そう言って自分の唇に、人差し指を当てて、しぃー、と小さく空気を漏らす。
「ああそうだ『りんちゃん』
これは生活委員の先生と、同じ女の子としての注意なのだけど」
くすり、と笑みを零して、また踊る様に身を翻し。
「制服はちゃんとサイズの合ったものにした方がいいわ。
そうじゃないと、身体にも、男の子にも悪いもの」
そう楽しそうに言い残して、弾むような足取りで時計塔を去っていく事だろう。
(06/01-05:12:13)
■
伊都波 凛霞
>
「もう…あんまり誂わないでくださいよぉ…」
ちょっとむっすりふくれっつら。
優しく撫でられてはいるけれど。
「純真…かなぁ。前向きに…あ……」
もしかして。
男の子を振ってちょっと落ち込みかけてたのを慰めてくれた?
生活委員の先生すごい。誂っていたように見えて元気づけてくれていたのだ。
──と思えば。
「え゛…いや、あ…別にそんな、仕草がえっちだとか、そんなのは…」
しどろもどろ、余りにも嘘がつけない性格である。
「ああもう、また……もうその手には乗らないんですからね…?」
悪気はまったく感じないけれど、ついついペースに乗せられてしまいそうになる…。
そんなやりとりをしていれば、時計塔が予鈴を告げる。
真下にいるものだからかなりの大音量、ちょっとびっくり。
(06/01-04:49:31)
■
ポーラ・スー
>
「まあまあまあ。
ふふ『りんちゃん』てば、りんごみたいに赤いわぁ。
りんごの『りんちゃん』、なぁんて」
くすくすと、少しも悪意を感じさせない――どこか歪とも思えるほどの無邪気さ――幼くすら見える――微笑みを浮かべている。
少女に触れていた両手は、赤くなった頬を優しく撫でながら。
「うんうん、とってもいい顔になったわ。
『りんちゃん』ってば、とても純情なのねえ。
素敵よ、その純真さは何よりも得難いものだわ。
その得難さがあれば大丈夫、『りんちゃん』は『りんちゃん』の思うままに在っていいのよ」
そう言ってから、両手を離し、深淵のような蒼い瞳を細めて柔らかく笑った。
「だから、悩むのも悔いるのも、前向きにしましょう?
『りんちゃん』はちゃぁんと前を向いて歩ける子だもの」
純真さ、純朴さというのはそれだけ尊く、強い物だと知っている。
儚い物は、同時に強さも持ちえるのだから。
「ああでも――先生をえっちな人だなんて思うのは酷いわ。
そんな風に思われちゃったら、もう少しで、ほんとに物陰に押し倒しちゃうところだったもの。
あ、『りんちゃん』もしかして、実はそういうコトにも興味あるのかしら」
なんて、真面目な言葉から一転、コロコロと可笑しそうに、口元を隠して笑いだした。
(06/01-04:30:07)
■
伊都波 凛霞
>
「やっ、あの、そういうわけじゃっ…!」
あわあわ、見るからに慌てふためく…。
こういう接近に免疫がないことがバレバレで、咄嗟の判断力も鈍る鈍る…。
「だ…め、ですってば…せんせっ───」
顔が近づいて来る。
ふわりとただよう香りが、互いの距離が近すぎることを示して…。
それでも力任せに突き飛ばすなんて、そんなこと先生相手じゃなくったって、できない。
思わず眼を瞑る………。
……と。
投げかけられた声。
眼を空ければ可愛らしく舌を出して笑っている、あーちゃん先生の顔…。
………かーっ、と…顔が真っ赤になっていく。
無論怒りじゃなくて、恥ずかしさで…。
(06/01-04:09:12)
■
ポーラ・スー
>
「――やぁん」
ぐい、と肩を掴まれたら、またも色のある声を出してみせる。
「もう、『りんちゃん』ってば、力強いのね。
それに――意外と積極的なのかしら?」
一方は両肩を掴み、一方は頬に手を添え。
見ようによっては逢瀬に酔っているようにも見えるかもしれない。
「いいわよ『りんちゃん』
わたし、愛らしい女の子も大好きだもの。
ええ、愛らしすぎてイケナイわね、どうしようかしら。
生活委員の先生に――ナイショの指導うけてみる『りんちゃん』?」
そうして今度はゆっくり正面から少女の顔へと、顔を近づけてゆく。
ライムの香りに、甘さのある
天竺葵
(
ゼラニウム
)
の香りが混ざり、鼻先が触れ合うほどの距離まで迫って――
「――なぁんて。
ドキドキしてくれたかしら?」
途端、いたずらに成功した子供のように、幼さすら感じる笑みを浮かべて小さく舌を出して見せるのだった。
(06/01-03:51:48)
■
伊都波 凛霞
>
「あはは、あんまり呼ばれるとなんか恥ずかし―――」
更に身を寄せるポーラ先生…いやさあーちゃん先生。
え?え?となりつつ一歩だけ後ろに下がるけれど、自分の胸に身体を預けるのを感じれば踏みとどまる…。
だって、転んでしまいそうな気がしたから。
「悪戯!?あーちゃん先生?!」
耳元で囁かれる声。
少女の首元からはささやかなライムの香りを感じられる。
それほどの、距離。
そしてすぐに、耳朶に感じた感覚に──。
「っ! ちょっ……!」
ぴくんっ、と派手に反応してしまって…思わずあーちゃん先生の両肩を手で掴んで、僅か距離を離してしまう。
もしかしなくてもやっぱりえっちな先生だった!?
頬も紅潮するし、予期せぬ行為に耳朶まで赤く……。
(06/01-03:34:49)
■
ポーラ・スー
>
「そうよね?
よかったわぁ、それなら『りんちゃん』って沢山よんじゃうわね。
『りんちゃん』、『りんちゃん』」
嬉しそうにふんわりと笑ってから、目を細める。
光を吸い込むような深い蒼色の瞳が、まっ直ぐ少女の瞳をのぞき込みながら。
両手が少女の頬を包み、優しく撫でる。
「ああ――『りんちゃん』
とっても真面目で、健気で、かわいい子。
でも、そんなに愛らしいと――」
するり、と少女の胸に体を預けるようにして、腕の中に入り込み。
背伸びをして、少女の耳元まで唇を寄せ。
「――いたずらしたくなっちゃうわ」
と、艶めいた声音で耳元に囁く。
抵抗が無ければ、少女の耳朶をついばむ様に唇を触れさせてしまうことだろう。
(06/01-03:27:07)
■
伊都波 凛霞
>
「ええ、もちろん」
笑顔を維持したままそう応えて
こうやって見ると自分よりもかなり小柄。頭ひとつとまではいかないけど、見下ろす形…。
そんな風に見上げられて。
不意に伸ばされるその手にも警戒はせず、不思議そうに眺めていた。
「ふふ、どうしたんでしょうね?
嬉しい名前……うーん…、確かに。
名字より名前で呼ばれると嬉しいかも…親しげに感じるから…かな?」
先生の手を頬に触れる。
すべすべお肌。肌理細やかで、若さなりの張りがあって…柔らかい。
(06/01-03:14:06)
■
ポーラ・スー
>
「ええ、もちろん贔屓しちゃうわ。
『りんちゃん』もたくさん、なかよししてちょうだい?」
子供がするように無邪気な笑顔を浮かべて、おねだりするように少女を見上げながら、その少女の頬を挟むように両手を伸ばし。
驚くほど距離感が近い。
「ああよかった。
最近はね、幼馴染からも『あーちゃん』って呼んで貰えないのよ。
わたしは『あーちゃん』が大好きなのに。
ね、『りんちゃん』だって呼ばれると嬉しい名前ってあるでしょう?」
そう言いながら、少女の両頬に触れようとする。
(06/01-02:58:42)
■
伊都波 凛霞
>
うわっ! この先生、えっちだ。
言ってることはすごくいいことなのに、今の仕草は間違いなくえっちだ!
大丈夫かな、仲良くってそういう意味じゃないよね…?
顔には出さないまでも内心はぐるんぐるんしていた。
ニックネームはどうやら昔からそう呼ばれているものらしい。
由来ははわからないらしいけれど、ずっと呼ばれているのなら安心して呼ばれるものなのだろう。
「うーん、気になりますけどそういうことなら!
ご贔屓にしてくださいねー、あーちゃんせんせ♪」
そう言って、にっこり笑って見せていた。
(06/01-02:44:11)
■
ポーラ・スー
>
「そうよねえ、今はどうしても気になっちゃうものよね。
なら――前向きな気持ちで気にしてあげましょう?
あの子に、これからもっと素敵な出会いがあるように。
祈りは無力でないもの。
きっと、あなたにも、あの子にも、ちゃんと幸福が訪れるわ」
そう瑞々しい唇を優しくなぞってから、その指先を自分の唇に触れさせた。
司祭にしては少々蠱惑的な行動かもしれない。
「ふふっ、よかった。
『りんちゃん』が仲良くしてくれるなら嬉しいわぁ」
ぱぁ、と明るく無邪気に笑って、嬉しそうに両手を合わせる。
けれど、少女の疑問には、あら、と指先を頬に当てて首を傾げた。
「ええ、そうなの。
昔から、幼馴染にも仲のいい子たちにも、司教様にも『あーちゃん』って呼ばれていたのだけど。
うーん、どうしてかしら?」
心底、不思議そうに。
明らかに『不自然』だが――まるでその異常さに本人さえ気づいていないような様子だ。
(06/01-02:18:29)
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伊都波 凛霞
>
「ん……」
唇に指が触れれば、もう一度びっくり、大きな眼をより丸くする。
自然を彩らない無色透明のリップが艶を強調する唇は瑞々しい柔らかさをその指へと返す。
「う、うーん……それはもしかしたら…もうちょっと私が大人になったらわかる…のかも」
青春の真っ只中にいるうちはきっと見えてこないものがある。
大人になって、俯瞰して見ることで…視点が変わればそういうように見えるようにもなるのかもしれない。
常々平坦凹凸なし、よりも…彼女の、先生の見たい"面白そうな"に見えるのだろうか。
「もう、先生ったら…。
そんなことないですってば。もちろん先生ですから、目上の人ですし学校の友人と同じ様にとはいきませんよ?
……じゃあ、「あーちゃん先生」で…?」
先生、とついているとなんだかそれだけでOKな気がする。不思議。
「あれ、でもポーラ先生ですよね?どこからあーちゃん先生って……」
(06/01-02:01:48)