2020/07/05 のログ
■群千鳥 睡蓮 > 「あーカワイイ。先生看板娘いけますねー。
でも激務の後にこの接客って大変なんじゃ――」
こいつ言いやがった―――って顔で風菜を見る。
言おうかと思って気の毒だから我慢していたものを…!
■神代理央 >
ぱたぱたと給仕や接客に駆け回る部員達。
己も食器を準備したり菓子を並べたりと動き始める。動きが危なっかしい?五月蠅いアハトアハトるぞ。
「手伝いなど要らぬ。客なのだから、大人しく座って食べていたまえ。ウチのシェフ殿は、お客様の笑顔が報酬な奇特な人物故な」
きりはの申し出を丁重……では無いが。尊大な口調で断りつつ、目の前にスイーツをどんどん並べていくだろうか。
「『ラ・ソレイユ』か、良い名だ。異論はない。では早速、プレオープンと行こうか」
太陽。陽だまりの様な店。良い名だ、と本当に思う。
パティシエの言葉に笑いながら頷きつつ、空になった皿を下げていく。
「…取引成立だ。今は正しく、猫の手も借りたいほどでね。だが、覚悟しておけよ?此の部活の顧問になるということは、体重計との戦いだ。カロリーとの戦争だ。それを踏まえた上で良ければ、喜んで契約を結ぼう。……それと、その装いも随分と似合っているじゃないか。先生?」
メイド服で詰め寄る少女に、フン、と偉そうな、尊大な笑み。
雰囲気はどこぞのラスボスちっくだが、言っている言葉には全く迫力は無い。残念である。
■ソフィア=リベルタス > 「ふふん、二人とも私を誰だと思ってるんだい? ソフィア=リベルタス先生だぜ?
体重管理はお手の物、激務の合間に見回りだってこなしちゃう完璧先生。
顧問の一つは二つくらいこなして見せるさ!」
可愛い生徒たちの為ならば!!
まぁ、趣味の釣りの時間が劇的に減りそうではあるが、それはそれ。
「あ、ちなみに体重は私の異能でなんとでもなるんでご心配なく。」
ずるい先生だった。
■萩森きりは > 「あ、はい」
なんか勢いが凄いので
「取り敢えずエッグタルトにしましょうか、エインヘリアル様はどうしましょう?」
アレコレ目移りしながら、主人に問いかけてみる
■神代理央 > 「おい何だその沈黙は。言っておくがな。私だって接客くらいは可能だ。押し寄せる客をどんどん黙らせてみせようじゃないか」
まあ、彼女の懸念通り。己の接客スタイルは超絶上から目線の偉そうな店員になる。
彼女のリスク回避の判断は――正しい。
「……あ?張り合える訳ないだろう。私が言うのもアレだが、此処は中々眉目秀麗な面々の集まりだ。何故その中で、私が態々女装しなければならないんだ。お客様もドン引きだろう」
一瞬、ちょっとドスの聞いた声になってしまったが。
直ぐに接客モードの偉そうな態度へと変化し、何をばかなと言わんばかりに肩を竦めて見せるだろう。
■雪城 涼子 > 「ふふふ……そういうことなら……」
珍しく妙な笑いを浮かべて、奥へ引っ込む涼子
そう、スポンサーが湯水のように資金を突っ込むものだから、
ついついやってしまいたくなる限定ものの金に糸目をつけないヤツ。
普段なら、そんなことしないのだ。しないのだ!
でもほら、やれることがあるとやってみたくなるのって人間の性よね?
「ふふふ……」
ことり、とさり気なく出されたのは、見た目も地味なチョコレートケーキ
正確には、チョコレートでコーティングされたパウンドケーキか何かに見える。
その実態は、刻みチョコとココアパウダーを練り込みつつも、
やや甘みを抑えたケーキ地を刻み込んだチョコと同じカカオで作ったチョコレートでコーティング
さらに、その上にカカオニブをちらした一品
使ったカカオは、南米奥地でしか手に入らない希少品をわざわざ島外から仕入れてある。
お値段は……とても、いえない
■小金井 陽 > 「なんか、今日はどうしても用事があって来れないらしいぜ、っと残念だな…ほい、次だ次。メニューに無いヤツも出していくぜっと。」
そういって提供されたのは……外にカリっとした歯ごたえを残しながらも、中はほろほろほどける生地のたまらないカヌレ。クリームチーズのアイシングをたっぷり掛けた、素朴な甘さがほっとするキャロットケーキ。甘いものに甘いもので一息つかせるブラマンジュ。イギリス版『すあま』と称するような変わり種の一品、ローズが薫るグミ状のターキッシュ・ディライト。メレンゲを焼き上げ、その上へベリーソースをとっぷりかけたパブロバなど…陽サイドからはも、アンリミテッドスイーツである。
■雨見風菜 > 「いやいやそんなことはないとおもうんですけど。
私だって最初は女の子かと思ったくらいですし」
神代先輩の反応にそう返して。
「あーおいしい……普段のお菓子が比べ物にならない美味しさ……」
スイーツを口に入れる手が止まらない。
■エインヘリヤル > きりはが珍しくワクワクしている様子を見せる。
もともと趣味がなかった彼女が感化されるのを見ているのは楽しい。
「ソレイユ……太陽ね。どこかとかぶってなければ良いんじゃないかしら」
太陽という名は、結構かぶる事がある。
フランス語なら許されるだろうか。
きりはに促され、ケーキを注文する
「……季節のタルト、お願いできるかしら?」
どういう彩りかも、楽しみの一つだ
■群千鳥 睡蓮 > 「羨まし――でもこの運動量なら太るヒマもなさそうだなコレ……
ハイハイ!お客さんは黙らせずにおもてなししてくださいね、店長!
お客さん減らしちゃったら悲しむのは先輩と涼子さんなんですからね!」
あっちゃこっちゃ。高いものがどんどん出てきて目移りしそうだが、
自分の役割は試食係、そして雑用係。
精神修養はお手の物――いややっぱり食べたいがここは我慢。
ついつい視線がお出しされる新しいケーキたちに向いてしまうのも致し方ないことではあるが――
「まあ、続けてればまた会えるでしょう……ね。
わたし、フィールドワークとかあるんで週2・3くらいかと思いますけど、
大変なときは顔出すようにするんで――っ……
――せんぱーい!季節のタルトです、お願いしますッ」
■萩森きりは > 「なんか私から見てもとんでも無くやべーものが並べられてるんですが、やばないですか?」
語彙力が壊れてきた
■雨見風菜 > 「もう、こんなスイーツを知ったら、普段のお菓子に戻れなくなるんじゃあ……?」
そう戦慄を覚えつつも、手は止まらない。
皿が開けばまたスイスイと動きスイーツ類を各種集めて堪能する。
■神代理央 > 「……それ!そのケーキ!頼むから、私の分取っておいてくれよ!それアレだろう!やたら遠方からの請求書で何だこれとか思ってたけど"あの"カカオ使ったやつだろう!」
必死である。結構大真面目に、厨房からチョコレートケーキを持ち出した少女に声をかける。というか叫ぶ。
何せ、現在進行形で次のスイーツをテーブルに並べたり、お客様の注文をメモしたり。
それでも、後輩より機敏に動けないのが忌々しい。接客、向いていないんだろうか。
「机が足りないぞ!あっちのテーブル動かすから、其処に置いておけ!」
こういう時の為の魔術。こういう時の為の肉体強化。
魔力で底上げした肉体能力を駆使して、次々と運ばれてくるスイーツをおくための場所をセッティング。
「…お前、あの時そんな事思っていたのか。ええい、言いたい事は山ほどあるが、どんどん食すと良い!体重計には乗らぬ事だな!」
と、痴女。もとい雨見の前にターキッシュ・ディライトを置くのだろう。
「よし、良く言った。じゃあ先生、早速働こうか。お客様の飲み物が切れていないか見て欲しい。その合間で愛でられてろ。時間稼いどけ!」
暴論である。教師相手に。
顧問をこき使う気満々である。本当は自分は店長室でふんぞり返る予定だったのだがどうしてこうなった。
■ソフィア=リベルタス > 「シェフー? 持ち運び程度なら手伝うぜー?
君たちも休憩とか、味見とかしたいだろー?
顧問に手伝ってもらうのは罰当たりじゃないし、少し食べてきたら?」
言いながら厨房に入っていく。
調理の邪魔は決してしないが、ソフィアが指を振えば
勝手に食器が洗われて片付いてゆく。
睡蓮では間に合わない、重そうな、持っていくスイーツが宙に浮いて運ばれる。
ちょっとしたマジックショーが始まった。
■エインヘリヤル > きりはに諭すように説明する
「まあ、専門家本人の手作りレベルともなればこんな感じよ。
普段のは、そこそこ誰でも出来るよう手順を整えたものだから」
菓子類は基本的にレシピ重視の世界。
逆にいえば、レシピを開発する側は、当然見て作るだけじゃないものが出来る。
そこは発想力の戦いでもあるが、世間一般の店に求めるには敷居が高い。
■雪城 涼子 >
「季節のタルト?
えーっと、完熟プラムのタルトと、ブルーベリータルトと……」
ひょいひょいと選びだしていく。
彩りとしては意外とシンプルな方からである
「なにか、お好みはありますか?」
■ソフィア=リベルタス > 「飲み物? うん、じゃぁそれも追加ね。」
宙を舞う食品が増えた。
■小金井 陽 > 「あいよ、季節のタルトなっ。あ、涼子センパイ!昨日桃のタルトも作りたくなったんで作っておいたッス!追加しておいてください!」
さらりと、頭の痛くなるこというパティシエである。
■萩森きりは > 「あ、はい、取り敢えずそう言う事にしておきます」
「あ、おいひい」
エッグタルトを一口、うまい、旨すぎる、語彙壊れる
■エインヘリヤル > 「じゃあそのブルーベリータルトを」
ブルーベリーとサワークリームのレアチーズタルト。
ブルーベリーの旬は6~8月、今はケーキに使うようなタイプの大粒種がメイン。
この時期に食べるには丁度いいと言える。
■神代理央 > 「ええい、分かっている!というかお前意外と慣れてるな。給金弾んでやろう。だから馬車馬の様に働け、私が食べる時間を稼げ!」
接客態度は改めるべきかな、とちょっと思いつつ、真面目に後輩の言に従ってぱたぱた、いや、そろそろバタバタと動き始める。
男手が、男手が欲しいと切に願いつつ。
「魔術便利だな……。いや、まあ良い。顧問が働いてくれるのだから、厨房の面々は少し休憩しても………あー、休憩して、頂けないだろうか…」
何というか、厨房の鬼と化したシェフと、妙に手慣れた仕草でホールとキッチンを行き来する二人に声をかけるが――
何というか、休憩してくれるんだろうか。この二人。
■小金井 陽 > 「お、ソフィア先生のそれ助かるッスね!
ふふ…でもッスね、先生。菓子作ったり、それ食って喜んでもらってるお客さん見ると、自分でやりたくなっちゃうンスよねー……ああ、でもお待たせしちゃうといけないッスから、ソフィア先生が気づいたところはお願いするッス!!」
自分の手回りでは出来ることをしながらも、お願い出来るところはなるたけ任せていくのだ。
■雨見風菜 > 「いやぁ、幸せが次から次へと……」
どんどん追加されるスイーツに舌鼓を打ち。
「あはは、頂きます」
神代先輩に出された代物もいただき。
「ああコレですね、切り分けときましょう。
どなたか手開いてる人、神代先輩の分です確保お願いします」
開いてる皿にチョコレートケーキを取り分けて声をかける。
無論自分もちゃっかり確保している。
■ソフィア=リベルタス > 「お客さまー? お飲み物の追加注文などあります?
あ、一応お菓子の追加もこちらでお伺いしますよ。」
と、3人のお客、『少女』のまえに小さなメイドさんがやってくる。
にこっと微笑んで、スカートの端をほんの少し持ち上げ、恭しく膝を曲げて一礼する。
何処かの西洋人形が動き出したかのように。
■群千鳥 睡蓮 > 「外面の良さはヒトを見て学んだからな――はいはい、店員が食べるのは後!お客様最優先!ここで評判落としたら滑り出して失敗ですよッ!
あの――なんかヤバそうなケーキも今回は縁がなかったと思って諦めてくださいっ!」
わたしだって食べたいんだから。というわけで背景でばたばたしていよう。――お皿が浮いてた。なにあれすごい。
「――オイ別の見世物も始まったぞ。 顧問に招聘したあたしにあらためて高層マンションの一室を弾めよ店長ッ!」
■萩森きりは > 「ええと、紅茶を適当に、可愛いですね」じーと見つめながら
■雪城 涼子 >
「はーい、ブルーベリータルトですねー。
あとは、桃のタルトも出しておいて、と……」
そんな事を呟きつつも、しっかり給仕。
エインヘリヤルの目の前には立派な大粒ブルーベリーのタルトが置かれる
■ソフィア=リベルタス > 「ふふん、かわいいに定評のある魔術学の講師だからね、覚えておくといいよ。
ぜひこのお店をごひいきに。
ついでに私の授業もね!」
「なるほど、パティシエにはパティシエの理念があるわけだ。
じゃぁ私はそれを邪魔しない程度に手伝おう。
うんうん、生徒の大切な時間を邪魔はしないとも。」
「はーい、では紅茶一つ―。 おすすめのやつねー!」
■エインヘリヤル > 「では私と彼女に紅茶を、ダージリンのセカンドフラッシュ、濃いめで」
甘めに合わせるので、きりはの分とともにポットで注文。
メニューを取りに来たソフィアに伝える
■雨見風菜 > 声をかけてもみんな忙しそうに右往左往。
仕方がないので神代先輩用に取り分けたケーキを自分で店長室に持っていく。
戻ってくれば、魔術学の講師、なんて言うワードが聞こえて。
「あら、先生なんですか。
空間魔術は教えていただけますか?」
■ソフィア=リベルタス > 「はーい。 紅茶追加だよー! ダージリンのセカンドフラッシュ、濃いめ―!
砂糖は好みで入れさせるからポッド用意して―!」
このメイド、意外と接客に慣れている。
流石に年の功というやつか。
学生たちの手の及ばない場所は綺麗にフォローされてゆく。
■エインヘリヤル > 「ありがとう」
などと涼子に言っているが、エインは先日娘の氷架をかどわかした張本人でもある。
もっとも本人がそれを公言しない正確であろうことまで織り込み済みで。
アレは……なにかあるなら直接言ってくるタイプだ
■雪城 涼子 >
「ダージリン、ダージリン……お湯の方もよね。
あとは、カップカップ……蒸らしておいて……あるわね、さすが」
パタパタと走り回る小娘……に見える年上
■神代理央 > 「…お前、意外と良い奴だな。見直したぞ…。ほら、確保の礼だ。食え。たんと食せ」
あのケーキを切り分けてくれた痴女。もとい雨見に感動しながら、せっせとスイーツを並べていく。
「わかっているさ!というかアレだな。働くって結構大変なんだな!ケーキは……また今度雪城に頼む!
む、先生に此処を教えたのはお前だったのか?良いだろう、無事諸々済んだら多少は褒美をくれてやろう!」
違反部活と戦っている時よりも忙しいかもしれない。
とかなんとか思いながら、後輩に叫び返す。
「ポッドだな、ほら此れで良いのか。持って行ける奴は……ああ、もう。私が行く!」
と、ソフィアの言葉に従ってポッドを準備しつつ。
接客業のマニュアルは熟読せねば、と固く決意した。
■ソフィア=リベルタス > 「空間魔術? 教えられないことはないぜ、あんまりレベルの高いものだと専門家に頼ったほうがいいだろうけどね。
魔術全般は履修済みだ、尋ねたい事が在ったら授業を受けるといいよ。
望む子には専用のカリキュラムを用意しておくとも。」
ニコッと笑うと、お水の入ったポッドが少女の手の中に出現する。
「ところでお水はいるかい?」
■群千鳥 睡蓮 > 「やったー!これで寮暮らしともおさらばだー!まず大きい本棚置くー!
……はあ、ふう――…」
ばたばた。この忙しさってそもそも際限なくスイーツが出てくるからじゃないだろうな?
と客数と比例していない感じの忙しさに若干恨めしさにパティシエ組を見つめるのだが。
(初日に気位の高いお嬢様がご来店とか、ほんとドラマみてーな流れだなー)
なんて言いつつお仕事中。勤労の楽しみに目覚めた店長がサボらないように見つめつつ、バタバタと動き回ろうね。
■萩森きりは > 「はむはむ、はむはむおいひい、幸せ、は、エインヘリアル様すいません」
慌てて取り繕うもこれは恥ずかしい
■雨見風菜 > 「いえいえ、私ももらうついででしたし」
言いつつ並べられたスイーツに舌鼓を打ち。
「なるほどー。
アイテムボックスみたいなのまでは覚えたんですけれども、その先はやはり専門家の方が良いんでしょうか」
出された水のポットに。
「あ、いただきます」
と手をかざしてコップ一杯分を液体収納、そしてコップに注ぐのであった
■エインヘリヤル > 「ふむ……」
品は良いが、仕方のないことかもしれないけれどどうにも接客が素人で。
コレを繰り返していると、ある日突然人がばったりと減る。
余計な手出しはせぬべきかどうか。
金十字の瞳が僅かに鋭くなる。
「そう、安心してゆっくり食べていいのよ、きりは」
夢中になる女子らしい様子を微笑ましく見守りながら、最初の頃から比べるとだいぶ変わったものだと考えつつ。
■ソフィア=リベルタス > 「私が教えられるのは基礎と対抗魔術だからね、それ以上の詳しいことはほかの先生を紹介してあげるよ。」
「理央君汗が出てるぜー!! デザートに入ったらどうするんだ拭きな―!!」
「調理組は交代で5分休憩しな! 客がさばける前にバテるぞ!!」
「睡蓮は適度に水分とんなよー!」
メイドの少女は動かない、いや、口は動いているし、周りにいろんなものは浮いているのだが。
■小金井 陽 > 「紅茶…は涼子センパイにお願いする形か…
あとは注文入った時に即対応できるように…っと。
接客マニュアルもしっかりしねぇとなあ。」
一段落をつけて、スイーツを堪能するお客さんを眺めながら。
まだ品目自体はあるが、氷菓や冷蔵が必要なものが多く、最善の状態で出すならばオーダーが入った直後だろう。
■萩森きりは > 「すいませんつい美味しくて」
照れ照れと人間らしく、育ってきている。
紅茶で口を潤せば、スコーンに挑みかかって
■雨見風菜 > 「なるほど、わかりました。ありがとうございます」
そうしてまたスイスイとスイーツを取っていくのだが。
「……客数に対してスイーツ多すぎないです?
客をさばくよりもスイーツをさばくほうが主眼になってるのでは?」
さらっと言い放つ。
■神代理央 > 「…おい待て、報酬は考慮するとは言ったが部屋を買ってやるとは言っていないぞ?というか、私の住むマンションだとして、一部屋幾らするのかしっているのか?」
もうちょっとこう、現実的な御願いというものがあるのではないだろうか。と喜びながら疲れている器用な後輩に声をかける。
「……ああ、何というか。至らぬ接客ですまないな。料理やスイーツの味は間違いないから、苦言やクレームの類は私に言って貰えると助かる。こう見えて、責任者なのでな」
と、観察する様な視線を感じれば、エインヘリヤルに困った様に笑みを浮かべる。
「…了解した!先生も無理はしないで頂きたいな!顧問に甘えっぱなしというのも癪なのでな!」
気付けば滲み始めていた汗をハンカチで拭いつつ、着たままのジャケットを取り合えずカウンターの裏側へと放り投げた。
■雪城 涼子 > 「よいしょっと!」
十分に暖まったお湯を高くから注ぎ込む。
しっかり対流させるのだいじ
紅茶の旨味成分って抽出に90度くらいはいるけれど、
渋いな―って思うなら逆に80度くらいで出すのもありはあり。
今回はちゃんと出す方で行くけれど
「はい、ダージリン、お待たせいたしました」
ひとときを置いて、エインヘリヤルときりはに紅茶を提供。
残りはポットに入れてそのまま
「そういえば、陽くん。
やっぱり、スイーツってケーキっぽいものとかだけじゃよくないと思うの。
そんなわけで、箸休めのしょっぱめクッキーも用意したわ。
塩クッキーとか、ちょっと目先を変えて柚子胡椒とか!」
ぐっと握った拳に力が入る。
■萩森きりは > (給仕用にファミリア、んー、あー、かのんあたりならメイド服だし、声かけてみようかなー、私の仕事も減るし)
■群千鳥 睡蓮 > (なーんかやりづれーなーあの瞳ー)
視られている、とわかりつつも、極力はそちらを見ない。
視界の隅に捉えればこの視界はとても十二分。
とりあえず、パティシエ二人の制御だろう。
このままだと無尽蔵にお菓子が出てくる。バックで水分補給してからもぞもぞと出てくるぞ。
「あたしという存在がそもそも値千金だろうが。
店建てた勢いでパーッと住居くらい奢ってくださいよ――っと……
……とりあえず消化していきません?」
8人で食べる量ではない。そもそも。
■ソフィア=リベルタス > 「うん、私もそう思うけどね、ありゃ言っても止まらない奴だよ。
経営破綻しないようにちゃんと教育しておいかないと……。
まぁ今日はサービスディだと思って食べていきなよ。」
二人のパティシエを見ながら、若干呆れたように肩をすくませる。
あの二人、どうしたもんかなーと……店長を見やった。
■雨見風菜 > 「いやコレちょっと多すぎでしょう。
保存するにしてもアイテムボックスみたいな保存魔法要るレベルじゃないですか。
廃棄するにも酷い量ですし」
色々なスイーツをどんどん食べるが、増える量のほうが多い。
いやおかしいって。
■小金井 陽 > 「作りたいから作ったからなァ、増えすぎちまった。」
かんらかんら笑って、
「ただ、こんだけ作っても捌けるアテはあるから、そこは大丈夫だぜ。作ったモンを悪くさせるなんてのは、俺の主義に一番反することだしな。」
厨房から出てきた銀髪パティシエが、風菜の言葉に気軽な声で返し。
■神代理央 > 「良く気付いたな。だからこそ言おうか。食せ。とにかく食せ。体重計と支払いは気にするな、食べ続けろ」
真理に気付き始めた雨見に頷きながら、紅茶のポットを目の前に置く。
飲み物の消費ペースも早くなりそうだな、と思いつつ。
「自己評価が高い事だな。良い事だ。というか其処迄マンションに住みたいものか?別に住んでいてもどうこう、という訳でも無いが。
……そう、だな。取り敢えず、お前も休め。というか、食べろ。スイーツ持ってくるくらいなら私でも出来るから、取り合えず食べてろ」
後輩の言葉に慌ただしく答えながら、びしっと空いている席を指差すだろうか。
■ソフィア=リベルタス > 「あ、それと理央君。 このお店が閉店時間になったら、きっちりみっちり、経営学のお勉強を教えてあげるからそのつもりで。
赤字は許さないよ。」
にこっと、教師の笑みが少し歪んだ。
■雨見風菜 > 「まあ、大丈夫なら良いんですが」
苦笑しつつ食べる手は休まらない。
っていうか止まらない。
バイト先の喫茶店も他所よりは美味いが、ここのスイーツは格別だ。
■群千鳥 睡蓮 > 「いやまあ――そこまでってほどでもないんだけど、本が買えない……から」
大きい本棚を置きたい、と少し難しい顔をする。
別にマンションが欲しいわけじゃないのだ。金持ちにたかりたいだけだった。
「なんで忙しいのかの謎も解けたところで、店長さんも食べたら。その美味しそうなケーキ。
わたしはなんか、こう、仕事してないと落ち着かないっていうか。
お返ししなきゃなーって思ってるだけで……でも、ちゃんとしたホール担当雇ったほうがいいと思いますよ。
学園は綺麗どころに困らない感じですしー」
疲れる、という風体は見せないまま。コペンハーゲンでアイスティーとか贅沢だなーって思ってる。
■萩森きりは > 「うう、何を食べても美味しいよう、たまにしょっぱいもの入ってくるのが無限にたべれちゃいますよぉ」
■神代理央 >
「え、いや、別に赤字でも構わないんだが……。いや、はい。わかり、ました…」
親の金ボンバーだけで何時までも成り立たない可能性もある。
というより、眼前の少女教師の笑顔がちょっと怖い。何か凄みを感じる。
「本、か。ふむ。なら、私の部屋に住むか?私は別に男子寮に移っても構わんし。どうせ風呂と寝る事にしか使っていない部屋だ。お前の方が有意義に使うだろう。
……む、いや。それは承服しかねるな。上の者が左団扇を扇いでいては示しがつかぬ。お前が気を遣ってくれているのは助かるがな。先ずは、お前が休憩を入れろ」
いともあっさり、住居を差し出す提案をしつつ。
後輩の提案には、意外な程頑固な様子で首を振るだろう。
「なら、無限に食べると良い。おかわりはいくらでもあるからな?」
と、スイーツを食べ続けるきりはの元へお代わりを並べていく。
美味しく食べてくれるのは良い事だ。パティシエの彼が求めているのも、こういうものなのだろうし。
ご案内:「学生通り」に柊真白さんが現れました。
■雨見風菜 > 「もうこうなったら晩御飯の分まで食べるしかないですよコレ」
もぐもぐもぐもぐとめっちゃ食ってる風菜。
体重計はもうどうしようもないだろうコレは。
■ソフィア=リベルタス > 「じゃ、後の給士は私がやるから、理央君も食べな。
今日を楽しみにしていたんだろう?
あの様子だし、後は先生に任せて。
ほらほら。」
いつもは頑なな風紀委員の背中を押す。
せっかくの彼の至福の時間を、こうも崩れさせてしまったのには私にも原因がある。
それに……この仲間たちに囲まれている彼を見ているのは退屈しなさそうだ。
「さ、飲み物の注文はあるかい? お坊ちゃん。」
■柊真白 >
「あ、開いてる」
ちょっと様子を見ようと店の前を通りかかった白い少女。
どうやらプレオープンしているらしく、なんだか忙しそうなのを遠目に眺めて。
■群千鳥 睡蓮 > 「はっ……!? ―――あ、ああ、そういう。
そういう……んん…………いや、いいわ……お気遣いはありがたいけど。
あんたの部屋とか襲撃されそうだし、囮にされるのはイヤだわ」
一瞬、思わぬ提案にぎょっと目を丸くして若干顔が赤くなるものの。
続くそれが誤解だと気づいて熟考――そして結論。苦笑して。
ありがとね、と苦笑いした。結局、ただであげる、とか言われると、断ってしまう性質なのだ。
「まぁほんと、ここに居ると甘みへの欲求が普段は薄れていきそう……
……ふふ、『泥水』も進もうってもんだねー」
休憩。お店としてはぐだぐだだけど、そもそも今日は開店日でもないけどね―――
――――気配。視線が向いた。
■ソフィア=リベルタス > 「おっと新しいお客さんが、いらっしゃいませー。
お飲み物のご注文はこちらで、スイーツはあちらからご自由にお取りください。
本日はビュッフェ形式となっておりますが、お題はいただいておりませんので。」
小さな少女のメイドが対応しにパタパタと駆ける。
■雨見風菜 > 「……ふう、食べた食べた。
でもまだまだたくさんありますねぇ……
まぁそこら辺はパティシエさんが気にするなと言った以上気にしないほうが良いですね、うん」
そう言って、自分の使った食器をまとめて。
「お腹いっぱい胸いっぱいになりましたので、ごちそうさまでした。
とても美味しかったです、周辺の喫茶店のバランスを壊すのが間違いないくらいに。
では、失礼します」
殆ど食べてばかりだったなぁと思いつつ、店を後にする風菜であった。
■エインヘリヤル > 「塩は基本よ。物事は甘みだけでは成立しない、覚えておきなさい」
とはいえ、やりすぎというのもともすれば面白いものだけれど。
それはそれとしてこの忙しさ、どうしたものか。
「……きりは、ここの手伝いはする気、ある?」
■小金井 陽 > 「おう、真白ちゃんか。忙しかったみたいだけど来れたみてーだな。良かったぜ。」
よっ、と真白へ手を上げ挨拶して笑む。
「ああ、そういや顔合わせはまだだったな。この子は柊真白、スイーツ部の新入部員だぜ。」
既知でない面々には、そうやって紹介するだろう。
ご案内:「学生通り」から雨見風菜さんが去りました。
■柊真白 >
「ん」
お客さん扱いされたのでその対応に乗っておく。
席についてさて知らん顔でも、と思ったら店長に早くもネタばらしをされた。
「店長、ネタばらしがはやい」
■萩森きりは > 「はひ、んー、いいですよ?」
美味しい思いたくさんしたので、そのぐらいはいいかなと
■群千鳥 睡蓮 > 「ありがとうございましたー。正式オープンの際には是非またのお越しをー!」
あー疲れた。そんな感じで椅子にくったりとうなだれつつ。
まずはシュークリームに――まだお客さんいるけど――
「……ああ、あなたが噂の。 一年の群千鳥(むらちどり)です。
料理はお店できるほどじゃないから、雑用係ということで。
よろしくおねがいします、柊先輩――どうぞ、この量に負けかけてたところで」
苦笑した。スイーツの山、山、山。
■ソフィア=リベルタス > 「え、そうなの? たすかるよぉ。 正直魔法で対応するのも結構大変でさぁ。」
にこにこしながらほっと一息。
指は忙しく宙をくるくると廻り、同じように食器もあっちこっちを飛び回っている。
果たしてこれは魔法なのか否や。
■雪城 涼子 >
「ああ、その子が。
いらっしゃいませ、よろしくね。私は雪城涼子。
基本はだいたい作るほうね」
新入部員となれば、自己紹介をば
真白に挨拶する
■小金井 陽 > 「お前さん、あのまま黙ってたら客ムーブしてずっと楽しんでただろ…」
苦笑して、お客さんとして何食わぬ顔続けようとしてた後輩に釘刺して。
「確かに塩っ気もケーキにひとつまみ入れっと味わいが格段に違うもんなぁ。まだまだ覚えることが多いわ。」
……何か、とてつもない違和感を感じる一言が聞こえた気がする。
■神代理央 > 「……む、まあ。楽しみには、していたが。だが、しかし…。
――……分かった。群千鳥や先生に其処迄言われれば、私が空回りしても意味が無かろうしな」
それでも頑固なまでに考え込んでいたが、結局は折れて。素直に席についた。
「……そうだな。もう一度ホットミルクでも貰おうか。ちょっと、落ち付きたいしな」
と、教師に緩い笑みと共に告げるのだろう。
「……そういうというか、他にどんな――
――言っておくが、私と一緒に住んでもつまらぬぞ?そもそも私は家にいないからな」
はて、ふむ。と暫し考えた後。後輩が僅かに赤面した理由に思い至る。しかして、思い至った結果彼女に告げるのは、ちょっと頓珍漢な答えだっただろうか。
「おや、御丁寧に。良かったらまた是非来て欲しい。次はもう少し落ち着いた時に、是非色々味わって欲しいからな」
と、立ち去る雨見を見送るのだろう。
「……新入部員?え、こいつが……?いや、まあ、別に構わないんだが…」
予想外と言えば予想外の人物。柊の姿を目にすれば、流石に驚きを禁じ得ない。
小金井の言葉に茫然としながらも、まあいいか、と全てを受け入れた。思考を放棄したともいう。
■柊真白 >
「柊真白、二年」
簡単な自己紹介と共にお辞儀。
ぺこり。
「――こんなに甘いものばっかり」
見渡せば、お菓子の山。
お腹に余裕があってもこれでは口が参るだろう。
「店長、ちょっと厨房借りる」
言って持参した袋からエプロンを取り出し。装備。
そのまま厨房へ。
■柊真白 >
「君が金にものを言わせて無茶しそうだったから」
厨房に引っ込む直後、以前からの知り合い――友人にそう悪戯めいた薄い笑顔を向けて。
■ソフィア=リベルタス > 「ハイハイホットミルクね、せっかくだから先生が直々に入れてあげよう、お砂糖は何杯かなー?」
さっと今度はエプロンドレスに身を包むと、厨房へ入ってゆく。
もう何でもありだ。
■エインヘリヤル > 「ところで神代さん
本人の了承もえられたことですし
……よかったらこの子、店員に貸し出すわよ?」
ファミリアシリーズだ、この手の接客に必要な役割くらいは出来るだろう。
きりはを紹介しつつ、タルトの追加を出してきた神代に、笑顔で提案する
■小金井 陽 > 「っと、ありがとうございましたー!」
お腹いっぱい食べて去っていく風菜を見送って。
…そういえば自己紹介すらしてなかった気がする。
「おう、何か作りたいなら任せるぜ…っと…………ふ、ぁ……ぁーう……」
表から見えないところで欠伸。さすがに一日中スイーツ作りっぱなしだったせいか、目がしょぼしょぼしている。
■群千鳥 睡蓮 > 「同居って……そこは拾わなくていいんだよ。何言い出すのかってビックリしただけだから」
アイスティで唇を濡らしつつ、どうにか正体を取り戻しながら。
「――おお。本職っぽいひとが……良いんじゃないですか。
わたしに接客は難しいみたいなので、裏方に――って大丈夫ですか先輩。
仮眠室。確かありましたよね、ちょっとお休みになったらいかがです?
……体調、スケジュールの管理。できるひとも雇ったほうがいいのかなー」
■萩森きりは > 「えと、微力ながらお手伝いさせていただきます、萩森きりは、です」
スイーツ盛り盛り今の私はスイーツファミリア2ぐらいのパワーはあるだろいし、美味しかったし、監視任務解かれるならいいかーと返事をした
■柊真白 >
「おまたせ」
そんなに時間も経たずに厨房から出てくる。
トレイに乗せてあるのは、自家製パンと自家製角煮で作った自家製角煮バーガー。
家で作ってきてタッパーに入れて持ってきた角煮とパンがさっきの袋の中身である。
■神代理央 > 「…そんな理由、なのか。いやまあ、別に構わないが。まさか同じ部活になるとはね。まあ、宜しく頼むよ、柊」
彼女の入部理由にがくりと項垂れつつ。それでも、可笑しそうにクスリと笑みを浮かべて、厨房へと引っ込んだ彼女を見送ろうか。
「……ご…いや、ろくはい」
一息入れると、一気に疲れが出るのだろうか。
砂糖の入り数を尋ねられれば、くてー、といった具合で先生に答えるだろう。
「……ほう?申し出は有難い事だが、何せこんな状況、そもそもまだオープンすらしていない。
正規の給金を出す程の余裕は無いかも知れないが、構わないのか?」
まあ、給与位は最悪己のポケットマネーで何とかなるにしても。
経営基盤が不安定どころか子猫がうろつく部屋のドミノばりに危うい現状で、預かっても良いものかと。
笑顔で提案するエインヘリヤルに首を傾げる。無論、それでも構わなければ歓迎なのだが。
■雪城 涼子 >
「ちょっと、もう、陽くん。
だから徹夜はダメって言ったでしょう?」
眼をしょぼしょぼさせる少年に説教
■群千鳥 睡蓮 > 「よろしくー萩森さん。わたしはあんまり居ないかもだけど。
ちょっと向こう見ずなとこあるパティシエさんだから、支えてあげてね」
ふわーってした面持ち。ああ、なんか甘辛い食欲をそそる匂いが――
「えっ、なにこれ差し入れですか柊先輩。美味しそ……」
味の濃いものだいすき。
■小金井 陽 > 「おおー、気が利くな真白ちゃん。料理の方にはなかなか気が向かねぇからなぁ…
ははっ、悪ィ悪ィ群千鳥ちゃん、涼子センパイ。
つい作ってたら楽しくなっちまってさ。
…んー、まぁ、さすがにちょいと寝ておくわ。ありがとな二人とも。
……っと、その前に。」
奥の厨房に引っ込んで、何か保冷庫から取り出して…
■ソフィア=リベルタス > 「はいはい、6杯ね。 うんうん。 そこら辺は私が君を教育するからね、シフトや経営、給料の計算。
宣伝くらいは先生がやってあげてもいいが、金に物を言わせてはここじゃ通じないからね。
何せ私を顧問にしちゃったからなぁ。」
ふふふ、と笑いながらホットミルクを理央に差し出す。
「おや、おいしそうな料理が、厨房係がまた一人かい?」
視るだけでお腹いっぱいになりそうな甘いものを横目に流しながら、出された料理をちらりと見やる。
「ふふ、睡蓮がそうもあわてると、こう、ふふふ……」
教師が含みのある笑みでにやにやと笑った。
「同棲ねぇ」
下世話だ。
■エインヘリヤル > 「見た感じ、ココのものが食べられるならたぶん気にしないんじゃないかしら。
それにその辺は動線とマニュアルが固まってから出世払いでもいいし……
何よりこの子、一通りのことはこなせるわよ」
有能になる気ならそれこそ、店に合うようなメイド長くらいのことはこなすだろう。
そういう人形だ。
必要なら、基本の店員教育ぐらいは固めかねない。
にこやかに神代に提案した。
「無償よりもむしろ貸しにしておけば、安心かしら?」
■萩森きりは > 「あ、はい、頑張ります」
大変そうだなあと思いながら接客スタイルとかを呼び出しインストールを始めて
■神代理央 >
「…既にホールを満たすだけのスイーツはあるし、雪城も柊もいる。少し休め、オーナー命令だ。店長室にあるベッド、使ってもいいから」
何故店長室にベッドがあるかは聞いてはいけない。もう仕事も此処に持ち込んで仮眠用に買ったとか、言えない。
兎も角、群千鳥の言葉を聞き付け、厨房を覗き込んだ先で心配そうに小金井に声をかけるだろうか。
「あんな反応を返されれば此方とて何事かと思うだろう。しかし、結構本気だったんだがな。一人暮らしの私には、余るサイズの部屋ではあるし。必要な奴に使って貰った方が有難い」
男子寮というのも、ちょっと気にはなっているし。他人が住んでる部屋の家賃を払い続ける実家の面々を思い浮かべてしまったのもあるし。
そんな思惑を抱きながら、後輩に言葉を返すだろうか。
■柊真白 >
「角煮バーガー。家で角煮作って、パンも焼いてきた。甘いものに飽きたら食べて」
軽食担当としては甘いものばかりの現状は見逃せない。
「――徹夜はよくない。パフォーマンスに影響を与える。店をやるなら、尚更十分な睡眠時間を取るべき」
眠そうな店長をじとっと見ながら。
■雪城 涼子 >
「あら、トレトゥール(惣菜)まで手を出す?
それもいいわね……」
真白の出すサンドをみながら、思いを馳せる。
どうせ、しっかりと高温を出せるオーブンは有る。
やって見る価値はある
■群千鳥 睡蓮 > 「なーーーーんですかいやらしい笑いして。
そういう色気のあるもんじゃないですよ。
……いっしょに、住む――なら、」
先生のものいいたげな笑いに苦笑したけど、若干その表情が曇る。
考えないようにしてたんだけどなあ、と窓の外を眺めた。
「先生住む?いっしょに――なんて」
アイスティーで口元を隠す。うん、美味しい。
角煮バーガーが……合うかはわからないが、一口いただこう。
「うわ、おいし……効くなあ、疲れてると。
本だけ置かせて――ってわけにもいかないし、帰ってないなら本もないんでしょ。
どうしてもって言うならたまに遊びには行ってあげてもいいけど。
……この調子だと妙な噂も立ちそうだしね、お互いのためにならなさそうだと思いませんか」
にやつく先生を理央と見合わせる形に。
「男子寮だと、それこそ共同生活になるんじゃない――できるの?
仲悪いヤツと一緒の部屋になるかもしんないよ?」
■群千鳥 睡蓮 > 「なんだか経営顧問って感じですね―。
船頭が居ない感じだからありがたくもあるけど……甘いものってそれだけでコネになるんだなー」
『お嬢様』が何かを取り仕切る様を見る。
まあ、極論小金井先輩がお菓子を作れるならそれでよい。
まったりと見つめよう。勉強になる。
■柊真白 >
「軽食提供もやるって聞いたから」
料理は好きだし、何よりオーナーの手綱は握っておいた方が良いと思ったから。
「人手がいるなら、一人心当たりはある。しかも男手」
見た感じ男手――しかも頼りになりそうな――は店長一人だけだろう。
疲れているオーナーをじとっと見ながら。
■萩森きりは > (ああん、甘いのとしょっぱいのと絡み合ってマリアージュで紅茶が全てを流してくれて新鮮な味わいいい)
きりはちゃんはもうだめです
■神代理央 > 「……結構本格的な差し入れだな。というか、角煮か。良い腹ごなしになる。程々に甘味以外の物があった方が、デザートも進むだろうしな」
柊が持ち込んだ角煮バーガーに目を見張りつつ、手に取って齧ってみる。頬張った瞬間、肉汁が自家製のパンに良く染み込む。絶品だ。
「…お手柔らかに頼むよ、ソフィア先生。可愛い教え子が、過労で倒れない様にな?」
あ、この先生ガチだな。と冷や汗を一筋。それでも、彼女の提案には小さく笑みを浮かべて頷くだろう。
名前で呼ぶくらいには、彼女の事を信頼し始めていることだし。
「ふむ。そうだな、貸しという形にしてもらった方が此方も安心だ。無償というものほど、怖いものも無い。
では、契約成立だな。改めて宜しく。エインヘリヤルに、萩森さん」
にこやかな笑みで此方に提案するエインヘリヤルの言葉に、此れ以上反対するつもりもない。
くすり、と緩やかな笑みを浮かべると、新たなビジネスパートナーとなった少女とその付き人に、小さく頭を下げるだろう。
■柊真白 >
「たくさんある、どんどん食べて」
幸せそうなきりは嬢の皿に角煮バーガーのお代わり。
わんこそばならぬバーガー。
■ソフィア=リベルタス > 「うん……? うん? なんで私!?
いや、別に断る理由もないけど。
うーん? てっきりそういうのは……あれぇ。
もっと親しい友達とかとするものだと思ってたんだけどなぁ。」
少女教師、珍しく面を喰らった。
「あれ、私何かまずいこと言った?」
少しだけ曇った子を見ておろおろし始める。
生徒のそういう顔には実に弱い。
■小金井 陽 > 「んじゃ、その前にな。……ほれ、りおっち。」
そういって持ってきたのは…みたらしだんご。
甘じょっぱさ強めで、スイーツの合間に食べてもスイーツ充と塩っ気を両方満たしてくれる。
「放っておくと、お前はいくらでもスイーツ食いそうだからなぁ…あと、洋菓子には親しんでそうだったが、和菓子はあんま食べてねぇみたいだったからな。
持ち帰って、家ででも食うといいぜ。風紀の仕事、お疲れさん。」
来店してからろくに話できてなかったオーナーであり、友人の風紀委員の肩を笑って叩き。
「…ふ、ぁ……あー、さすがにそろそろ限界だわ…寝ておく。」
理央へとその土産を渡せば、さらに欠伸を噛み殺し。
■萩森きりは > 「はい、スイーツのためなら」
きりはちゃんはもうダメです(二回目
■萩森きりは > (甘いのとしょっぱいが無限に溢れて、しあわせ過ぎて死ぬのでは?)
真顔で、私処分されませんよね?とエインヘリアル様に視線を向けた
■小金井 陽 > 「へへ、そんじゃオーナー命令でもあることだ。一眠りさせてもらうぜっと…
――ああ…今日は皆、協力や来店ありがとうなっ!
今後とも『ラ・ソレイユ』をよろしくしてもらえたらありがたいぜーっ!!」
眠気も限界なのか、ふらつきながら店長室に向かう陽。
それでも来てくれた皆々への感謝は忘れず、満面の笑顔で手をあげて、奥へ消えていくだろう。
ご案内:「学生通り」から小金井 陽さんが去りました。
■群千鳥 睡蓮 > 「ふっふ、冗談です――先生がひとりが寂しいとかじゃなければ――あ。
恋人とかいるなら、そのひとに悪いですし。
――ん、あ、ああ。 猫を……、野良猫を拾うかちょっと迷ったことがあって。
拾う勇気なかったから、今日もまた会いに行こうかなって思ったら、いなくなってて」
それだけです、と苦笑して、角煮バーガーもぐもぐ。
まあそういうこともある。見られてしまったのなら正直に話す。他愛のないことだ。
「おつかれさまでぇーす、小金井先輩……お店やるのって大変なんだあ。
建てるだけじゃだめなわけだ、なるほどなるほど」
■神代理央 > 「私がどうしてもお前に遊びに来て下さい、と言う様に見えるかね?ああ、不要ならば構わんさ。共同生活、うむ。憧れてはいるんだが、うむ…」
絶対無理だ。と、後輩の言葉にちょっと項垂れつつ。
彼女と共に先生を見合わせて、小さく肩を竦めるのだろう。
「…む?男手に伝手があるのか?ならば是非紹介して欲しいな。私の快適なスイーツライフの為に」
偉そうな事を言っていたが、理想は働かずして食うスイーツである。柊の提案には、思わず身を乗り出してしまうだろう。
「あ、みたらし……うん。帰ってから、ゆっくり食べる。ありがとな、小金井」
差し出されたみたらし団子とパティシエの彼に交互に視線を向けた後。へにゃり、と笑えば、肩を叩かれてゆらゆら揺れる。
「ん。それじゃあお休み。今日はお疲れ様。片付け終わったら起こすから、ゆっくりするといい」
と、店長室に向かう彼を、小さく手を振って見送るのだろう。
■柊真白 >
「私の恋人。頼りになるよ」
自分も角煮バーガーをもしゃりとしながら。
■群千鳥 睡蓮 > 「部屋割ってくれる友達のツテがないクチかー。
風紀委員様も大変だね……」
もく、と角煮バーガーを食べながらそのシェフの言葉に視線を向けた。
「柊先輩の……彼氏さん?
へえー、いいですね。どんなひとなんです?」
興味が出た。乗り出して聞いてみよう。
のろけ話も肴になろう。
■エインヘリヤル > すっかり顔がスイーツに染まって、まるで料理漫画の審査員のようになっているきりはを微笑ましく眺めつつ、ブルーベリータルトを食べ終わる。
うん、生のブルーベリーは今の季節とてもさらりと入ってくる。
甘くてクセがなく、口の中で消えてしまう甘みが心地よく生かされていた。
紅茶を片手に、邪魔にならないようきりはをそっと見守っている
■ソフィア=リベルタス > 「あぁ……なるほどね。 いや、恋人なんていないが。
そもそもこんな丈のない少女と恋愛とかロリコンの烙印を押されるだろうよ。
いや、うん、まぁ……。」
夜は不安になる。 というのは生徒の前では口に出すまい。
「きっといい奴に拾われたんだと思おうじゃないか。睡蓮。」
「そしてこの話題の中でその情報必要だった!?」
恋人という単語に反応してしまう教師である。
■柊真白 >
「ん。お人好しでへたれでちょっとだけえっちで、あぁ、あと胸が大きい女の子が好きだって」
そう言う意味でもぴったりではなかろうか。
女性陣を順に見て――教師のところで一瞬止まり、すぐに視線を戻した。
「必要。私の、ってちゃんと言っておかないと」
僅かに、ほんの僅かに幸せそうな薄い笑みを浮かべて。
■群千鳥 睡蓮 > 柊先輩を見る。ソフィア先生を見る。ソフィア先生のほうが大きい。
ロリコンの誹り――まあ受けるかもしれないが柊先輩の彼氏も小さい少年かもしれない。
「――先生、こっちに。そんな顔しないで?」
彼氏なしを哀れんだ。わけじゃない。言いよどむ、という言葉に、思い当たる節があっただけ。
隣にどうぞ、と誘ってみる。だって慰めてくれたもの。
「そうですね。そうであってほしいです。
きっとあたしよりもずっと優しくてちゃんとしたひと……そのはずだから」
そういう運命であってほしいなあ、と思うのだ。ああ、角煮が身に染みる。
■神代理央 > 「……柊の彼氏、か。良いじゃないか。きっと頼りになる人物だろう。お前の推薦なら、特段面接も…あー、小金井と雪城とはきちんと話をして欲しいが。まあ、私は賛成だよ」
角煮バーガーを頬張り終えて、デザート代わりのスイーツ無限ループを開始しながらあっさりと入部を許可した。無論、他の部員の判断待ちにはなるが。
「…友人など不要だ。任務に必要無ければ、維持する必要などない」
むぅ、と些か不満げな表情を浮かべる。その表情が、スコーンを頬張って消える。表情筋が忙しい。
「……まるで保護者の様な顔をしているな。特別顧問殿は、仕事一筋かと思っていたが」
穏やかな表情を浮かべるエインヘリヤルに視線を向け、小さく笑みを零しながら首を傾げてみせるだろう。
■神代理央 > 「…まあ、その、何だ。店が繁盛すれば、良い出会いもあるだろうさ。うん」
気を遣った後輩に比べると、此方の視線はちょっと分かりやすかっただろうか。生暖かい視線を教師に向けながら、ホットミルクを一口。
■ソフィア=リベルタス > 「うん? あぁ、そりゃぁ失礼しようかな、諸々片付いてきたしね。」
食べ終わった皿やら、飲み終わったコップやら、使い終わった調理器具の片づけを終えて、誘われるがままに隣に座る。
その真意に気がついているというわけではない。
なにより、ソフィアもそれなりにつかれている、魔術の行使も、異能の行使も
相応にエネルギーを使うのだ、人間の言うところの食べ物というよりは
精神的なものに近しいが。
「なかなか大変だったね。」
座るな否や、小さい体を睡蓮に預けるように寄り掛かった。
何も知らずに見たらくったりした子供の様。
■柊真白 >
「私は君の事友達だと思ってたけど」
いつか彼に言った言葉。
友人などフヨウラ!と宣う彼に、ちょっと棘のある言い方。
「頼りになるよ。責任感もあるし、真面目で良い人。きっと君のお尻を蹴りつけて働かせてくれる」
そしてもしゃり。
■群千鳥 睡蓮 > 胸が大きい?柊先輩は?という疑問はさておいた。
――自分が対象に入っているんじゃなかろうな、とはおもったがすぐに忘れた。
「必要かどうかでいえば不要だけど、欲しいかどうかでいえばそうでもないんだろ。
いいじゃん。これから作ってけば……なんなら小金井先輩と住めば?」
面白そうに煽ってみよう。店長とシェフ。ちょうどいいコンビじゃないか。
「――……まあ、それなりに、でも、先生のほうも。
大人も、どうやら疲れたり苦しんだりするみたいですから。
……あたしでよければいいですよ、甘えても……?なんて」
とんとん。あやすように肩を抱いて叩いてあげる。
■ソフィア=リベルタス > 「まて理央君、私が彼氏が欲しいみたいな目を向けないでくれるかな?
私はそんなつもりは毛頭ないからな!!
というか、ぶっちゃけそういうのは私にとってはいろいろと……あー……あー……いやなんでもない。」
寿命がない生き物と、短い命の人間と、だとそれはそれで辛いのだ、とは。
生徒にぶつけてもしようのない話だ。
そもそも聞かせるべきものでもない、特に睡蓮の前では猶更。
すこし、気になって隣を見やった。
■雪城 涼子 >
「うん、好きな人を大事にしたい気持ち、自慢したい気持ちわかるなぁー
……でもちょっといま、言わなくていい情報があったような……?」
真白の言葉を聞きながら
一瞬自分ものろけそうになるが、この場には完全に関係ないのでなんとか自重した子持ち人妻
うん、性癖暴露はちょっとかわいそうな
「ああ、そうだ。なにか追加は要りますか?」
いけないいけない、エインヘリヤルに声をかける
■エインヘリヤル > 神代に保護者のような表情だと言われればおどけて見せて。
「ふふ……何かが育つのを見るのは悪くないって、そう思わない?
だいたい、私たちの仕事はより良い社会環境づくりでしょう。
スイーツだって人材育成だってその一環だわ?」
まとめた。
この女色々一緒くたにまとめやがった。
容赦なかった。
■柊真白 >
「さぁ。でももう口を滑らせたから、遅い」
ほんのり僅かに楽しそうに。
顔は無表情だが、雰囲気から明らかにそうとわかるだろう。
普段の二人の力関係とかも。
■ソフィア=リベルタス > 「あ、そういうのだめ、子供っぽく見えるから、眠くなっちゃうから!!
子ども扱いだめ絶対!!!
あー……よくないよー。」
言いながら目がしぱしぱしてくる。
子供の体というのは実に都合が悪い。
猫は良く寝るというが、そういうのも影響しているのか?
「ふん、胸なんてなくたって別にだなぁ……」
視線に気がついて、少し口を尖らせた。
■萩森きりは > 「もがもぐうまうま、幸せぇ」指摘されたほうは、蕩けた顔をしている、大丈夫か、カロリーとか?大丈夫だ問題ない(ファミリアだから
■群千鳥 睡蓮 > 彼氏はいらない、という先生に、きょとんと目を丸くするのだ。
出会いも必然なら別れもまた必然の帰結。
それが恐いなら、誰と出会うこともできないだろう、と考えていた。
――でも、別れが恐い、というのはわかって、必然的に彼女は多く別れる。
痛みが残ったままなら、それはとても温かいことだ。
「はーい、よしよし、いいんですよ。 ……だいじょうぶ。
いつでも、頼ってくださいね。先生。
わたしも頼るから――それじゃあ、ええと」
とんとんゆさゆさ。優しくあやしてあげる。
苦しそうな大人。それに子供ができることはちゃんとあるはずなのだ。
「わたしはそろそろ戻るけど、り…神代先輩、柊先輩、涼子さん。
それと荻森さん、だったかな。あとはエインヘリヤルさん。
あとはおまかせしても? 少ししたら片付けに来るので」
あともしかしたら先生も、と。なんだかんだでパーティのはずが、働き倒しだった。
けっこう楽しかった。
■柊真白 >
「私は今来たところだから、片付けくらいは任せて」
多分今のメンツで一番体力が有り余っているだろうから。
■神代理央 >
「…む。そう、だな。お前が友人でいてくれる事は否定しない。だが、なればこそ。友人のお前には、私が積極的に友を得ようとする様な性質ではないことくらい、わかるだろう?
……蹴りつかれるのは、勘弁して欲しいんだが」
棘のある言葉を投げつけられれば小さく苦笑い。
肩を竦めて、惚気モードな柊に言葉を返す。
「小金井と…?ふむ、ふむ。そうだな、悪くは無いかも知れん。考えておこう」
そうなれば、無限にスイーツを作るパティシエと、無限にスイーツを食べる風紀委員の出来上がりだ。先に倒れるのは、どちらか。
「…ふむ?まあ、他人の色恋話に茶々を入れるつもりは無いのだが。良いじゃないか、別に。些事を気にせず程求め合うのが、恋人やパートナーと言うものなのだろう?」
ふむ?と教師の仕草や言葉に首を傾げつつ。細かい事は気にせず他者の温もりを求めても良いんじゃないかと尋ねてみるのだろうか。
「…成程。そうだな。その通りだ。スイーツで人々の心を癒すのも、こうして人材を育成する事も、全ては世の為、人の為。
社会環境への奉仕という点から見ても、この店は是非大きくしたいものだ」
一緒くたにまとめられた意見に乗ってしまう。というより、彼女の思想と己の理想や思想は結構近い気がする。
最良のビジネスパートナーを得た、と言う様に、愉快そうに笑いながら頷くだろうか。
■エインヘリヤル > 「ええ問題ないわ、ありがとう。
おかげですっかり客として楽しませてもらったわ」
睡蓮に会釈する。
全体的にだいぶバタバタしていたがご厚意に与っている以上、ありがたいコトこの上ない。
逆にいえば、ある程度の問題点も見えた。
……ただ、それをどうにかするのはきりはだが。
……ただ、それをどうにかするのはきりはだが。
大事なことなので二回繰り返した
■萩森きりは > 「もごもごもぐお疲れ様でーす」
こう見えてやることはやる女だ、片付けやらモードに入ったきりはちゃんはキリッとし始めた
■ソフィア=リベルタス > 「あー、だめー……もうそれだめだって睡蓮、あー……。」
こてっと、意識が途切れる。
想像以上にハードだった給士の仕事は、思った以上に精神力を持っていかれたらしい。
彼女が意識を失った瞬間に、一瞬だけソフィアの輪郭が崩れ……た、気がした。
おそらくその場にいる全員が目にしたかもしれない。
しかし、彼女自体にはもう意識はなく。
「……。」
静か寝息を立てる、獣の特徴すら持ち合わせていない少女の姿があった。
ご案内:「学生通り」からソフィア=リベルタスさんが去りました。
■群千鳥 睡蓮 > 「あんまりお客様としては遇せなくてごめんなさいね、エインヘリヤルさん。
お店……お手伝いしてくださるようで、ありがとうございます。
色々至らないところもあると思いますが、わたしも出来る限り手伝いますので、どうぞよろしく」
たぶん頑張ってくれるのはきりはさんなのだが、きりはさんのご主人さまならそれも自然だ。
だいぶやる気モードの皆様に後は任せて……ひょい、と軽々と先生の体を抱きかかえる。
「ちょっと送ってきますね。 ――ていうか、先生、あれかなり疲れるやつでしょ。
先生もご自身の体調はちゃんと管理しなきゃだめですよー」
なんて言いながら、ひとまず此の場を後にしよう。良いお店になるといいな。
ご案内:「学生通り」から群千鳥 睡蓮さんが去りました。
■萩森きりは > 「じゃあエインヘリアル様、私は片付けてから帰りますから、護衛は呼んでから帰ってくださいね、おすすめはなつき当たりですかね、対人強いので」
■神代理央 > 「ん、もうこんな時間か。構わないぞ。群千鳥もお疲れ様。片付けくらいこっちでしておくから、今日は早く帰って休め。
スイーツは好きなだけ持ち帰っていいからな」
後輩の言葉に時計に視線を向けた後、さてと、と言わんばかりに立ち上がる。空になった皿を纏めながら、彼女の言葉に応えるだろう。
「…その、もう少しゆっくり食べても良いんだぞ?」
と、張り切って片付け始めたきりはにちょっと苦笑い。
「……全く。無茶をするから。魔術や魔力とて、無尽蔵に使えるものでもあるまいに。
ああ、済まないな群千鳥。悪いが、ソフィア先生は任せる」
と、彼女を抱えて立ち去る彼女に声をかけて見送るだろう。
保存のきくスイーツを二人分、取っておかないとなと思いながら。
■エインヘリヤル > 「……ふぅん?」
存在が不確かな教師とやらか。
一定条件で放っておくなり負荷をかければ消えるやつかしら。
だいたいそういうものは時限なりエネルギー限界だったり精神力限界と相場が決まっている。
なら、補充すれば良いものを。
妖しげに瞳を細めつつ、どうでもいいことはスルーした。
「すっかりやる気ね、じゃあ尊重してそうさせてもらおうかしら」
きりはの提案にうなずきつつ、部下のファミリアを呼び寄せる
■雪城 涼子 >
「あらら……そろそろお開き、が正解かしら……」
いろいろな人の思惑や、現象については右から左。
どちらかといえば日常の延長線上に生きる人間には、
そういう危機意識とか察知能力とかはない。
「んー……まあ日持ちしない系はあらかた片付いたし、
最悪、ひょーかちゃんたちへのお土産を増やせば大丈夫そうね」
残ったスイーツを眺めながら算段する
■萩森きりは > 「食べた分は働きますとも、皿は纏めておいてください、後で食洗機にかけます、持ち帰る分はタッパに詰めて、はい、これですね」
てきぱきと家事労働接客プログラムロードした頼れるファミリアとなったのだ、きりはは
■柊真白 >
「おやすみなさい、先生」
輪郭がぶれるのを確かに目に見た。
が、この島では見た目と正体が違うことも珍しくもない。
だからそれだけ眠そうな教師に告げて。
「それは知ってる。けど、多分これだけ君の事を友達だと思ってくれてる人の前では言わない方が良い」
少なくとも、スイーツ部の面子は彼の事を友人だと思っているだろう。
うっすらほんのり笑顔らしき顔をしながら首を傾げて。
■エインヘリヤル > そういえば。
雪城涼子
あれは氷架の一族だったなと改めて思い出しつつ。
メインターゲットでなかったから放っておいたが、あれはあれでなにかあるのだろうか。
ただまあ、氷架と違って黙っておらずに吹聴する可能性が高い。
ナチュラルなタイプは不測度も高いので、気にしすぎなくてもいいかもしレない。
なつきを呼び寄せつつそんなことを思っていた
■神代理央 > 「む、お土産を包むのか?なら、帰りは車を手配しようか。日持ちしないスイーツも今日中ならば持ち帰れるものも多いだろうし。包んだ後のものは私が食べるし。何より、今日は疲れただろう?」
スイーツを眺める雪城に声をかけながら、同じ様にスイーツを眺める。
まあ、大分供給されたとは言え食べる人数も多かった。何よりまだ自分は殆ど食べていない…!
ので、残って困るという事も無いだろう。
「………すまない。配慮が足りなかった」
むぐ、と言葉に言い淀んだ後。小さく溜息を吐き出して、ほんのりと笑みを浮かべる少女に言葉を返す。
スイーツ部の面々はきっと己の事を友人だと思っている、という彼女の言葉を否定出来ず、視線は彼女に合わせる事も出来なかったのだろう。
■エインヘリヤル > 保冷剤の準備も必要かな……と思いつつ。
ココはおそらく準備もまだないだろう、仕方のないことなのだけど。
「神代さん、保冷関係の什器、入るスペースある?
あるなら、持ち帰り用の保冷剤とそれ用の冷凍庫用意するけれど。」
店として開き、持ち帰り用を用意するなら必要なものだし。
■雪城 涼子 >
「あー、もー!
理央くん、まーた、『私なんかが~』とかやってたの?」
真白との会話に気がついたのか、横槍を入れる。
実際には微妙にズレているのだが、内容はかぶっていないとも言えない絶妙な線
「……?
ひょっとして、紅茶のおかわりとかですか。エインヘリヤルさん?
と、あら、違ったのかしら」
なにか視線を感じたので声をかけるも――
理央への提案で勘違いかな?とちょっと思う
■柊真白 >
「ん、わかればよろしい。友達は数じゃないけど、それでも一生ものだから、大事にしなさい」
小さい見た目からまるで人生の先輩のような言葉。
いや実際人生の先輩なのだけれど。
「この人、ほっとくとすぐ一人になって、そのくせ寂しがりでこっそり隠れて泣くから」
そして風評被害をまき散らしていく。
「生菓子を売るなら保冷材も必要」
エインヘリヤルに同意するように。
用意していないなら用意した方が良い、と。
■神代理央 > 「スペースは…どうかな。内装関係は小金井と雪城に任せていたからな。とはいえ、必要なものだ。最悪店の裏手の土地を借り上げても良いし、機材が手に入るなら頼みたいものだな」
ふむ、と考え込む。確かに持ち帰り用の設備は必要だろう。厨房を預かる面々の考えが第一だが、何より小金井の生産速度を考えると割と必須かも知れない。
彼女の言葉に少し考えこみながら、取り合えずホットミルクを一口。
「いや、待て。違う。違うから怒らないでくれ。お前に説教されるのは、何故か本当に苦手なんだ……。
…ああ、丁度良い。実は彼女から保冷用の冷凍庫と保冷剤の提供の提案を頂いたんだが、お前の意見を是非聞いておきたい」
彼女の横槍には、少し慌てた様な否定。
年下――の筈――の少女に説教されるのが、何故こんなにも精神を抉るのか、未だ少年は理解出来ない。
そんな話題を変える様に、エインヘリヤルからの提案を彼女に振ってみるだろうか。
■エインヘリヤル > 涼子に紅茶のおかわりを促されると
「いいえ、大丈夫。ありがとう」
にこやかに優しく断りながら、どことなく金十字の瞳だけが妖しく微笑む。
だってそんな瞳で見られては……欲しくなってしまうかもしれない。
そんな事を考えているような表情には見えないのだけれども。
■神代理央 > 「……分かった。大事に、する」
と、もごもごとしながらも彼女の言葉に頷きつつ。
何故自分の周りの少女たちはこんなに強いんだろうか。
というか、よくよく考えたら今現在此の場に男子自分だけでは無いか。求む男手。店長室に逃げたいが、生憎今はパティシエが仮眠中だ。
「待て。誰が泣くか誰が。此の私にそんな軟弱なイメージを植え付けるな、全く」
とはいえ、風評被害の類には流石に抗議する。クッキーを頬張りながら。
■エインヘリヤル > 神代にはきっちりと
「その様子だと、多少相談してからのが良さそうね。
あとで、きりはと相談しておいて?
追ってこちらから機材を入れるわ。
あと、店のオリジナルロゴとかもこれからよね。
箱を作るなら入れないといけないでしょう?
それとも無地で済ます?」
などと。
地味にガッチリ本格的だ。
つまりロゴを作るから看板の発注もこちらで持つと暗に言っている。
■雪城 涼子 > 「ほんと、ねえ。意外と泣いちゃうのよねえ……」
うんうん、とうなずく風評被害二号
でも実際見たし?
「そうですか。失礼しました」
必要ない、と言われれば上品に返し
「んー……保冷の設備は有るんだけれど、保冷剤ってなると確かにこれからね。
今日はお店として開けるつもりでもなかったし……
一応、見た目とか利便性を度外視すれば、
今日くらいは氷でなんとかできると思うけれど」
理央の質問に考えながら答える
■柊真白 >
「ん。素直な子は、好きだよ」
オーナーをからかうように。
「まだ店名が決まっただけだし。制服も必要。内装に合った統一感のある制服は店の格を上げる」
エインヘリヤル嬢の提案に乗るように。
これだけ内装がかっちり決まっているのに、そこで働く人員が私服や学校の制服ではちょっと。
■神代理央 > 「そうしよう。此処で即断する話でも無し。きりは嬢と諸々話を詰めた上で、連絡させて貰おう。
……ロゴ、か。機材については必要無いかも知れんが、看板や消耗品にはつけたいところだな。デザイナーに発注するか此方で作ってしまうか…。取り急ぎの保冷剤は無地で構わんが、今後の事は色々と相談させて欲しい」
スイーツでぽやぽやしている暇はない。
彼女の言葉にふむ、と考え込みながら話を詰めていく。
「…だから泣かない。泣かないってば」
「であれば、エインヘリヤル嬢の提案は是非受けたいところだな。此方も発注はかけるが、一つ世話になるとしよう」
現行犯を目撃している少女がいた。しまった。
結局強く否定する事も出来ず、もごもごと。店の設備の話で半ば押し流す様に、言葉を返すのだろう。
「それはどうも。お褒めに預かり光栄だ」
ちょっとムスッとしながら返す言葉。
とはいえ、店舗の話になれば、自然と言葉のトーンは事務的に。ビジネスライクな会話が進んでいくのだろうか。
■柊真白 >
「と言うか」
先日来た時から気になっていたこと。
「この店、内装だけでどれだけお金かかってるの」
回収するのにどのぐらいかかるのだろうか。
■エインヘリヤル > 「じゃあ早速、それで発注かけてみるわね」
神代の言葉を受け、即答する。
やたら早い。
まあファミリアがいるせいで、大抵のことは頼めてしまうのが大きいのだけれど。
今頃、なぜそんなことをさせられるのかくるみあたりが文句を言っていそうな気もするが。
■神代理央 >
「いくら……?」
はて、と首を傾げ、自分の元に回ってきた領収書の金額を暫し思い出し。
「そんなにかかってないぞ。8桁乗ったのは覚えているが、そこから桁は増えていない筈だ。それも内装や食器とか諸々込みの金額だからな」
本来は、札束になって偉い人たちに『名刺代わりですがどうぞ』する為に用意された資金である。
まさか神代家も、スイーツ部の開店資金になったとは夢にも思わないだろう。後で弁明は必要だろうが。
■神代理央 > 「行動が早いな。流石は特別顧問殿…と、余り同じ賛辞を繰り返すのは芸が無いな。素直に、君の手腕を褒め称える事にしておこう」
小さく微笑んで、彼女に視線を向ける。
会話する場所が何処かの高層ビルの一室でもおかしく無い様な、利害関係があるからこその信頼感を持った言葉が彼女に投げかけられるだろうか。
■柊真白 >
「……」
八桁。
事もなげに八桁と言った。
思わず頭を抱える。
「――エインヘリヤル、だっけ。お金関係の事、この人を通さないで欲しい」
頭を抱えたまま。
このおぼっちゃまに任せておくとずんどこ利益が食われていく。
ポケットマネーから出せばいいと言うものではない。
■雪城 涼子 >
「お話はまとまったかしら。
じゃあお片づけと……そういえば、エインヘリヤルさんは何か持ち帰ります?
みっともなくてよければ一応、保冷剤もつけられますから冷やすの必須なものでもいけますよ」
いけない、と我に返って
■神代理央 > 「…失礼な。此れでも金銭感覚は持っていると自負しているが。此の店の開店資金も、ちょっと安い家を買ったと思えば安いものだと思うんだが」
ちょっと(当社比)である。
少年にとっての高い買い物とは、島の外で機甲師団を編成する際にかかるくらいの金額になる。具体的には、小国の軍事予算の一部。ミクロに言えば、父親に相談しなければ出てこない金額からが、少年に取っては高額である。
「…まあ、経営に関しては数字に強い者が――む?」
と、鳴り響く端末。ポケットに入っていた端末を数回操作した後、深い溜息を吐き出した。
「……すまないが、ちょっと任務に御呼ばれしたので失礼する。片付けには戻るし、残っていればスイーツも頂こう。
本当に、すまない。後はゆっくりしていってくれ」
深い溜息を吐き出して放り投げていたジャケットを着こむと、店内の面々に小さく頭を下げて、立ち去っていくのだろう。
店を出て、甘い匂いが遠ざかる頃には――既に、鉄火の支配者としての色が、己に滲んでいるだろうか。
ご案内:「学生通り」から神代理央さんが去りました。
■エインヘリヤル > 「そうね……それじゃ、せっかくだから適当に包んでもらえるかしら、一箱分くらい。
まあお代に関してはデザイン料と保冷剤の経路、ということで」
などと笑顔で答えているが。
実際問題、金銭感覚に関しては神代ほどではないが、比較的エインヘリヤルも変わらない。
そもそも、財力の規模が庶民と違う。
簡単にいえば。
普段から毎月100万使えるものが、10万の買い物をためらうだろうか。
経済規模が10倍になれば、物の価値は10分の1になる、そういうこと。
■柊真白 >
「……」
どこから突っ込めばいいのやら。
普通はいくら安かろうとも家は安い買い物ではない。
それに料理と言うのはそもそも原価率が高い商売だし、人件費とか光熱費とかその他諸々の支払いとか。
彼が居れば何とかなるだろうが、逆に言えば彼が居なければどうにもならなくなると言うことだ。
何らかの原因で彼の後ろ盾がなくなったらこの店は終わる。
それは商売として健全ではない。
思わず机に突っ伏した。
「お坊ちゃんめ……」
とにかく財布の紐を彼に握らせてはいけない。
かと言って店長もダメだ。
あれはお菓子のためなら予算を青天井に設定する類の人間な気がする。
とりあえず八桁の請求書については聞かなかったことにして、眉間に皺を寄せながら頭の中で必死に算盤を弾いていく。
■雪城 涼子 >
「はい、ではそのように。
んー……」
この、実に目が肥えてそうな相手に何を包むか。
せっかくだ、店の実力がわかるものと……
それから、観察してて気にしてそうだったものを入れよう。
まずはショソン・オ・ポムとエクレール・オ・ショコラから。
実に真剣な顔で箱を詰め始める
■エインヘリヤル > 「ありがとう、中身は後で楽しみにさせてもらうわ?」
涼子の提案にエインヘリヤルとしては、それほど無茶を頼んだつもりもなく。
よければとの話だったのでそれを受けた程度だったのだが。
……中身が思いの外、ガチだったことを、後で知ることになる。
「それじゃ私も、迎えのものがきたからそろそろ行くわ。
ロゴは近いうちに草案を遅らせてもらうからそのつもりで。
あとは何かあったらきりはに言ってくれれば、だいたいのことは通じると思うから」
持ち帰り用の土産の箱を受け取ると、金髪クセ毛の妙に誘われそうな少女とともに店をあとにした
ご案内:「学生通り」からエインヘリヤルさんが去りました。
■雪城 涼子 > 「これからも、よろしくおねがいしますね」
笑顔でお見送り。
そして
「お金関係は……あとで、ゆっくり考えましょう。
顧問の先生もついてくれたし、みんなで考えなきゃいけないと思う」
色々頭を抱える真白に向かい。
此処で自分が、と言い出さない辺り、主婦感覚はありつつも
良家ゆえの壊れ気味な金銭感覚も同時に理解しているから。
■柊真白 >
神代少年と似た様な金銭感覚をしてそうな彼女を見送り、死にそうな顔を残った人員――主に雪代嬢に向けて。
「――店の名前より何より、その話を真っ先にするべきだった。この店大丈夫だと思う……?」
絞り出すような声を出して。
とりあえずひとしきりぐぬぬ、と唸った後は、残り物や洗い物なんかをてきぱきと片付けていくだろう――。
ご案内:「学生通り」から柊真白さんが去りました。
■雪城 涼子 > 「うーん……勢いで、はじめちゃったから……ね」
真白の言葉に苦笑を浮かべ……
片付けをするのだった
ご案内:「学生通り」から雪城 涼子さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から萩森きりはさんが去りました。
ご案内:「学生通り」に227番さんが現れました。
■227番 > 学生通りだ。
道に迷った。
好奇心にまかせてうろうろしていたら、完全に帰り道がわからなくなった。
落第街でも広かったのに、こっちは更に広い。
■227番 > GPSが有るため、帰りが遅くなれば"親"が探しに来るのだが、
そんな仕組みは227は知らないため、非常に不安な面持ちだ。
来た道を戻ろうとして道を間違えたり、
住宅で飼われている犬にびっくりしてこそこそ移動したり。
地理感はいまだ全く把握できていない。
■227番 > また角を曲がる。
あれ?ここはさっき通った。
時折、時計塔を見る。方角の確認の目印にはもってこいだ。
もってこいなのだが、やはり地理が頭に入っていないため、あまり役に立っていない。