2019/04/07 のログ
桜庭 美月 > 「そういうもんだ。 郷に入ってはっていうだろー。
 そこはちゃんと理解しとけっての。」

地獄突きを一発決めて、鍵でもかけようものなら全力でボコしてるところだが、そうでもない様子に、はー、っと溜息をついて。

「………仕方ないな。ホント、困った生徒だな。」

なんて、それでも溜息交じりにやってくれば、隣には座らずに床に座ることにする。
あれだけセクハラかましといて、隣に座れとか言い出したら言うが早いか「断る」と叩き切る所存。

「無理やり連れ込まれたー、でどっちも首だとか退学になるのがよくあるんだよ、こっちの世界では。」

まー、ここなら大丈夫だろうけど。と、渋い顔は渋い顔。

ギルゲイオス > 「単純化すれば、教えるモノと教えられるモノの関係ではよろしくない、という話であるかな?
ふむ、だとすれば我が我が世界の事を教えれば対等であるかな」

(顎筋に指をあてれば、問題ないのでは?ってツラ。イマイチとよくは理解していないらしい。
まぁ、明確に法で、というモノでもない、のだろうか?その辺もよくと分かっていない)

「くくっ、そいういうなんだかんだで流されやすい所、我は好きであるぞ?」

(これは褒めているセリフなのだろうか。魔王様的には褒めているのだが。
相手の反応とは違い、笑みを含めたままで。グラスに少しとウィスキーを入れると差し出した。
本当に、ちょっと呑むだけ、といった感じだ)

「面倒臭い話であるな。
何だかんだでその辺の感覚に随分と重きを置いているのだな、美月は」

(せんせーという表現が消えたのは、対個人的なやりとりだから、だろうか。
自分の手にしたグラスの中身を、ちびりと舐めるように含む)

桜庭 美月 > 「立場ってのは大事なもんだ。それが役割でもある。
 単純化してもしなくても、この島が学園島であるって以上は、変わらないだろ。
 それこそ、別の世界にでも飛んだら変わるんだろーけどな。」

世界のルールって奴だな、と相手に伝えれば、ふぁ、っとあくびをしながら伸びを一つして。
流されやすいかー、まあそうかもなぁ、なんて、ぼやく。

「酒は飲みたいし、まあ話すこと自体は吝かでもないしな。」

ウィスキーを受け取りながら、軽くそれに口をつけつつ。

「こっちの世界は、そういう面倒くさいことで成り立ってるんだよ。
 だから、魔王みたいな存在がいなくてもなんとか回ってるわけだ。
 はっきりとした統治者はいないだろ。」

ギルゲイオス > 「まーぶっちゃけ、元の世界であれば、少なくとも自国のルールは変えられる立場であるからな。
手間も多いし、その後に色々問題被る立場でもあるが。
ふーむ、まだとよくは分からぬが。とりあえず、この世界ではそう言う事になっている、というのは何となく」

(よっこらせっとグラスを手にしたまま立ち上がると、クローゼットを片手でこじ開けて。
毛布を一つ掴みとれば、相手の方へと放り投げ。
此方は再びベッドに腰かければ、そのまま身を傾けて壁に背中を預けた)

「民主主義って奴であるか? 民衆の選んだ結果が世界に反映されてゆく。我の世界だと……どこかの新興国が採用している、らしいってレベルであるが。
もう少しぼんやりと捉えれば、それこそ倫理やモラルであるかなぁ」

(どちらかと言えば、それぞれの国王等がいて、はっきりとした統治者の方が多い世界だ。
考え方は理解できるが、イマイチと実感は無いらしい)

「家で飲むときは少量であるが、良いのを口にしたいのでな。中々良い値段であるぞ?
話す事ねぇ……で実際、美月から見て我はどんな感じであるか?
少なくとも、我からお主には好意と言えるモノを向けている心算、ではあるのだが」

(藪からスティック。しかしながら、こういう状況でもないと少々と話にくい内容でもあるか。
これといって真剣に、という訳でもなく。むしろ気楽に、といった感じの問い方だ)

桜庭 美月 > 「それでいい。 分かって破るほど不作法でもなけりゃ、分からないほど阿呆でもないだろ。」

さんきゅ、と毛布を受け取れば軽く膝に置いて。
琥珀色の液体を軽く口を濡らす程度に流し込む。

「まー、その辺の難しいことが私にわかるかって言われると分からないんだけど。
 もともと割とそっち方面のお仕事だったからねぇ。
 そりゃまあ、ここらへん、ってラインくらいはありますよ。

 ……ありますよ?」

強調。
見て、と言われれば、うううん、とうなるような声をあげて、腕を組む。

「………どう考えても、今んとこは先生と生徒だからな。
 向けられてるのは分かるけど、そいつはお互いをこの島で動きにくくするもんだろ。」

などと、大真面目に説教をくれてやった上で。

「そう簡単に手に入るほど安くないし、面白くもないだろ?」

ふふん、っと笑いながら、ウィンク一つもプレゼント。

ギルゲイオス > 「警官といっておったか。治安維持組織の一員であったのならお堅い考え――……お堅い? まぁ硬い、のか?」

(納得したように見せかけて、自問自答に入りかけてしまう。
妙な所で緩くて妙な所で硬いという、謎の判断基準が彼女にはあるように感じてしまう訳だ)

「ほうほう。
或いは一つ解決策としては、お主が教師を辞めるか、我が生徒を辞めるか――それとも同じ立場になるか、であるな。
此方の世界に根を張ってしまいそうで敬遠しておったのだがなぁ。魔術なら教えられるが……」

(視線を天井に向ければ、ぽつぽつと呟く声。
そもそもと元の世界に帰るのが前提の立場である分、悩ましさも多いようだ)

「なるほど。
つまり苦労して奪い取れ、という話であるな。なぁに、魔王を舐めるモノではないぞ?
――という訳で、眠たくなったら好きに寝ても良いぞ。皆が起きる前の朝イチには叩き起こしてやるのである」

(白い歯と、やや尖った犬歯を見せるような笑みと。
酒の香を楽しむように、またゆっくりと喉を鳴らした後に。ヒラヒラと相手の毛布を指さしてから。
次いで自分のベッドと毛布を交互に示す。なんなら交換もしてくれるらしい)

桜庭 美月 > 「硬くはないだろ、多分。
 こう……大きな枠があるだろ、国境って言えばいいか。
 そこまで目いっぱいぐーっと広げるイメージ。でもそっからは出たらダメ、っていう。

 いやまあ、普通に生徒でいなさいよ。
 帰るならともかく、習ってていきなり立場変えるわけにもいかないだろ。

 それに、そうなってもあくまで同僚だろーに。」

悩むでもないよ、とからからと笑って、ウィスキーを空ける。
帰る相手を縛るわけにもいかない。
というか縛るつもりもそんなにない。彼女自身、誰かに縛られぬ性質である。

「いんや、寝るのは流石にお断りして帰るからいいさ。
 寝床まで連れてきたんだから、もうサービスは過剰だろ。」

んべ、と舌を出してにししと笑う。

ギルゲイオス > 「ギリギリまで攻めるけど、ギリギリのアチラ側にはいかない、みたいな?
割と悪女の部類な気がするのであるよ」

(別に責めている訳ではなく。カラカラと笑う声は冗談じみていて)

「生徒という立場が、此方の知識を手に入れるのに都合がよいのでなー。
ま、教師になってもその目的が果たせぬ訳ではない。
それに同僚であれば、お主の言う問題には少なくとも引っかかっておるまい?」

(ぐっと、力強いサムズアップ。
それにまぁ、教師になったからといって帰れない、という訳でもないだろう。
そもそもが帰り道を探さないといけない訳だが)

「そうであるか。なら、酒も飲み終わったし丁度良い頃合いであるかな。
これ以上いると我が眠るまで更なる無駄話に付き合うハメとなるが、自由にすればいいのであるよ」

(ころんとベッドへ仰向けになれば、天地逆さまの視界で相手を見やり。頭を横へと軽く傾けて。
二杯目を出す心算は、とりあえずと無いらしい。手酌するなら別だが)

桜庭 美月 > 「そうそう、悪い女って奴ー。」

からりからりとこちらも笑いつつも、相手の言葉には、んー、っと少しだけ考える所作を見せて、何も言わない。
同僚になったから、じゃあどうなる、と言われたら、正直あまり変わらない気もした。
それを言うのもまた何か違うと思うので、口にはしないけれども。
悪女かもしれん。

「はっは、そーだね。そんじゃまあ、今日は帰るわ。
 酒を飲んでべろんべろんになっている男子生徒を一人保護、自宅まで連れ帰ったが、マトモに歩ける状態ではなかったため緊急事態と判断し、ベッドに寝かせる。
 それ以降は呼吸も安定し、緊急ではなくなったと判断し、寮であることも鑑みそのまま帰宅をした。

 ……報告書書けるじゃーん。」

ふっふー、と鼻歌交じりに上機嫌。んじゃーな、なんて明るく笑顔で手の甲をひらり、と振って。

ギルゲイオス > 「見事に利用されてる気がするのであるなー。魔王様を報告書のダシにするなんて、まさに傾国の悪女であるなー。
ふむ、では気を付けて帰るのだぞ。と言っても、そう遠い訳でもなければ、裏道も不要であるだろうしな。
普通に変えれば普通にたどり着くので、コレといって心配はないがな」

(でろーんと延びたままの魔王様。
玄関まで送り出す訳でもなければ、その場で手を振って。後姿を見送って)

(相手が出て行ってから数分の後に、扉は再び鍵が掛けられる。物理的な方ではなく、魔術式のモノだが。恐らくと、遠隔で起動させたのだろう。
暫くベッドの上でグダグダとしていた魔王様であるが、それから暫くとして、静かに寝息を立て始めたようだ)

ご案内:「常世公園」から桜庭 美月さんが去りました。
ご案内:「常世公園」からギルゲイオスさんが去りました。