2020/07/12 のログ
ご案内:「常世公園」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 「なんで某は無力なんでござろうな」
雨が降ってきた
「なんで某は・・・!!!!友達一人の悩みも、話もきけないんでござろうな・・!!」」
地面に膝をつく
そして地面を殴る。
「少しは成長したかと思ったでござるが・・!!!これじゃ何も変わってないじゃないでござるか・・!!!」
涙を流しつつ、顔をクシャクシャにしつつも鼻水を垂らしつつ
■持流 童男 > 「某は、無力でござる・・本当に・・!!」
自分の不甲斐なさを噛み締めつつ。
そして自分の弱さを、恨みつつも
「悪に墜ちてしまえば、楽になるのでござるかな・・・」
少しいってみて、そして、頭を降る
「違う!!・・・某は、なんでこう、弱いのでござろうか。」
「これじゃ、エセヒーローだ・・!!!このままじゃ駄目でござる・・!!」
「胸を晴れるヒーローになるのでござろう・・!某・・!!」
地面を歯を食いしばりながらも叩く
■持流 童男 > 「某は・・・!!!!本当に無力でござる・・」
「だけどそれでも、胸を晴れるヒーローになるでござる」
鼻水を垂らし涙をながしながらら誰に言うでもなく、自分自信に対して。
「だから今は、某は本気で泣くでござる。誰かに涙を流すのは、嬉しいときだけでござるから」
しっかりとした目をしながら、
大男の鳴き声が雨で濡れてる公園に響き渡る。
■持流 童男 > 「無力でも、辛くても、それでも、きちんと向き合って、それで誰かを助けれれば、上々でござ・・る」
泥で濡れた服を、濡らしながら、立ち上がりつつ。
「友達に迷惑を掛ける訳には行かないでござるからな」
「紅月殿も、アール殿も、ロベリア殿にも、斬鬼丸殿にも、風見殿にも、絶対に見せるわけには行かないでござる。」
それから、震えながらも、立ち上がり、
「だってヒーローが、泣いてるところなんて見せたらそれこそ、情けないでござろう」
誰も居ない雨の降っている公園に一人のヒーローの弱音が吐かれる
ご案内:「常世公園」に東雲 七生さんが現れました。
■持流 童男 > 懐から仮面を取り出し、そして仮面をかぶりつつ、「わーっはっはは」
と声は笑っている、だが、その声は震えていて。
頬は雨かどっちかわからないが濡れていた。
「・・・さてと、泣き終えたし、そろそろ帰るでござるか。」
言いつつ、公園を立ち去ろうとするだろう
ご案内:「常世公園」から持流 童男さんが去りました。
■東雲 七生 > 「うわとと、雨だ雨だ。」
自主鍛錬のランニングの帰り道。
急な雨に降られて慌てて近道である公園を突っ切るルートを取った東雲七生は、その場から去っていく大男の姿を見つけ足を止めた。
「あれ……確か前に違法部活んとこに居た……」
此方に気付かず去っていく背を見送って、小首を傾げる。
彼も自主鍛錬でもしてたのだろうか、と当たりを見回して。
「どうも、そういうわけじゃないっぽい……?」
■東雲 七生 > 「にしても、怪我治ったんだな。
大した回復力……それとも風紀のお抱えのお医者さんが凄腕とか?」
どちらにせよ無事動ける姿を見れて安心した、と静かに胸をなで下ろした。
あの日、手当てをした時に名乗る事も名前を聞く事も忘れてた為、その後どうなったかを知る術も無く心配だけ重ねていたのだった。
「……ヒーロー、ねえ。」
彼が言っていた言葉を思い出す。
奇しくも同じ様な事を言っていた先輩の事も思い出し、そういや元気でやってるのかな、と思いを馳せてみたりしつつ。
──順調に雨に濡れていっていた。
■東雲 七生 > 「───……ぁ」
少し物思いに耽り、既に見えなくなった背を眺めていた七生だったが。
「ふぁーーーっきしょん!!!」
盛大な自分のくしゃみで我に返る。
気付けばお気に入りのスウェットもすっかり水を吸ってしまっていて。
「うわっ、風邪ひくこれ!
やっば急いで帰らないと……まだ家まで距離あんのにー!」
慌てて泥濘に足を取られない様気を付けながらも全力ダッシュでその場を後にするのだった。
ご案内:「常世公園」から東雲 七生さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にスノーウィーさんが現れました。
■スノーウィー > 「......。」
きょろり、きょろり。
当たりを見渡している。
何処か怯えたような、警戒している様にあたりを慎重に。入念に見渡して
彼女自身はただの散歩なのだけれど。
臆病な少女は必要以上に周りを観察してしまう
「…ここらへんでいいかな。」
本を読むのに、ちょうどいいベンチを発見して
当たりをみてから、とすんと座る。
少しだけ本を読む前に息を吐いて暫くはその場に座った。
ご案内:「常世公園」にレナードさんが現れました。
■レナード > 今日のキャンプ地を探して、少年は往く。
時には山中で、時には海岸沿いで、時には寂れた家屋の軒下で。
そんな傾奇者の少年は本日の宿として、この公園を選ぼうと考えていたのだ。
ベンチやら、寝転ぶのによさそうなところを探して…
「………あれ。
なに、先客がいるし。」
少し離れたところから、そこを見やる。どうやら先に使ってる人がいるようだ。
自分と同じ目的であるはずがない、とは思う。
だけれども、場所を共有するのは避けられない。
…大した問題もないかな、と、焦ることなく距離を寄せた。
「……こんばんは。
読書中、ってわけ?」
まずは、少し離れたところから声をかけてみる。
その手に見えるのは、本だろうか。
■スノーウィー > 「ヒェ…ッ?!」
小さくか細い悲鳴が静かなベンチにする。
ただ逃げる事も出来ず驚いてピシリ、と貴方を見つめる様にまるで雷に打たれたかのように固まっていた。
そのまま目をぱちくりと瞬かせれば、前髪にやや隠れている瞳が見やすくなる。
「…ぁ、の。はい。…ど、読書中です…。」
先客。との言葉が聞こえたためこの場所を使うのだろうか。と
自分が座っていたベンチの端っこへとソソソっと移動する。
「す、すわりますか…?」
■レナード > 「……ま、見ればわかったことだし。
とって食ったりしねーから、そんなに警戒しなくともへーきだし?」
黒い眼の視線が、彼女の眼差しと交差した。
彼女の、自分を見た時の様はといえば、まるで肉食動物に見竦められた草食動物のそれ。
ちょっぴり苦笑いしながらも、初対面とあればしかたないかなと思う気持ちもあるものだから、それ以上の言及はしなかった。
「…座る。でも、先に居たのはおめーだし。
だから、半分は使っていい権利があると、僕は思うわけ。」
そそくさと、端っこに移った彼女。そうすればスペースは十二分に空いたわけだが、
こちらはベンチの、その半分だけを確保するように座り込む。
…残りの半分のスペースは、貴女のものだと言いたげだ。
「こんなクソあつい時にこんなとこで本読みなんて、めずらしーやつだし。
……いったいこんなとこで、何読んでたわけ?」
座りながらも、視線は隣の彼女へと。
興味の先は、こんなところで読んでいたその本に。
■スノーウィー >
「し、ししし、失礼しました…っ!」
どこか捕食者の様な雰囲気だ、と思ってしまった事に申し訳なさを感じた後の
苦笑いに、バレてしまったかななんて心の隅でかんじながらあなたの行動を見つめて
「そ、うなんですけど…。じゃ、邪魔かなって思って。」
目の前の華奢な少年に対ししどろもどろな回答をする。
人と会話をすることが極端に苦手な自分はどうしても会話をするとどもってしまうわけで。
ただ、半分を譲ってくれる貴方にこたえる様に失礼します、と小さくつぶやくと貴方の横へと座る。
少女はここ数日の熱い夏の陽気に反して冬用のカーディガンを着ていて
「…。ぁ…これはここ数日呼んでた本です。えっと。伝承とかそういうのをまとめたもの、でして…。」
■レナード > 「邪魔だと思うなら…僕、ここを選んでねーし。」
ベンチがあれば便利…なくらいで、それ以上にこだわる理由は持ってなかった。
だから、立ち去ろうと思えばできたわけで。
それをしないのは、今の興味が彼女にあるから。
「………伝承……」
そう聞くと、より強い関心を持ったように、気になった言葉を小さく復唱した。
伝承、伝えられるような存在、それを追う自分からすれば例え役に立たない情報だろうとかき集めておきたい。
その本を眺めながら、言葉を続けた。
「…ね。伝承ってことは、例えば……なんか、伝説上の存在とか…
怪物とか……そういうものが、載ってたりしないわけ?」
この時期に、冬用のカーディガン。彼女のいで立ちは、確かに妙なものだった。
しかし目の前に欲しいものがあれば、周りが見えなくなるのが彼の悪い癖。
見た目なんて気にしてないと言わんばかりに、その本に向けた興味の丈を貴女にぶつけてみる。
■スノーウィー >
「そう、ですよね…。」
それはそうだ。
きっとこんなビクビクして奇行を繰り返す女の傍、というか
見ず知らずの人物と一緒に等いるはずもない。
怖がりながらも、まだ冷静な思考で納得したように自分の持っていた本に興味を示した少年をちらり、と見てはそっと本を開いて挿絵を見せてみる。
「えっと。各地の祭事・・・とかそれに由来する伝承、とかがが主ですけど…。
祭事が行われる際に何がかかわったのか、物語りがあるならそういったのも描いてありましたけど…。」
興味があるのだろうか?
外が苦手な分、知識や蔵書をあさる事が好きだった。
だから伝説や空想の化け物に関しても好んで読んでいた事を思い出して
「…。そういうのが、乗っている本・・・なら図書館にありましたよ…?」
■レナード > 「……祭事、それ由来の伝承…かぁ……。」
見せられた頁に乗っていたのは、仄かな希望とは外れていたもの。
とはいえ、こんなところで見つかったらそれこそ運命の悪戯を感じるものだから、あてにこそしていなかった。
本に向いた興味が多少は削がれたらしい。改めて、彼女の姿を視界に捉えながら、話をする。
「……ありがと。図書館には、これでもよくよく通ってんだし。
それでもまだ…僕の目当ては見つかってないものだから、ちょっと困っててさ。」
図書館という言葉を彼女から聞いた。自分の知る図書館と、恐らく同一のものだろうか。
通うこともあるんだと思いながら、自分の状況を明らかにする。
その際に少しため息が混じるのは、事態が進まないことに苛立ちを覚えているからかもしれない。
少し俯き加減に、何か考えこむようにして…
「…………。
やっぱり、また禁書庫に忍び込まなきゃだめかな……」
ふと、物騒な言葉が口をついて出てしまう。
彼女に聞かせるつもりはなかったはずなのに、疲れからか、はたまた油断していたからか。
慌てて口元を手のひらで覆う様に抑えると。
「とっ、…ところで!
…こんなクソあつい時期に、随分着込んだ格好してるし?
そんなの着てて、暑くならねーわけ?」
話題を変えようと、気になっていたことを聞いてみる。
あからさまに映るだろうが、ともかく先の発言を忘れてほしそうな様子だ。
■スノーウィー >
「ぁ…えっと、ご、ご期待に沿えずにすみません…。
うちから、たまたま見つけた本だったので…ちょ、ちょっとはしゃいでしまって。」
すみません。と本を自分の元へと戻して胸元へと戻す。
図書館は好きだ。たくさんの本もあるし何より自分の家にある大量の蔵書をゆっくり読むのに適しているから。
とはいえ、ほんの趣向が違ったのだろうな、と納得しかけていた瞬間の
―禁書庫―
その響きは、耳に入ってしまった。
入ってはいけない場所、危険をはらむがたくさんの知識が詰め込まれた場所。
バ、っと下向きだった顔を貴方に向ける様に上げた。
「…ぁ、えっと。……きょ、今日暑いんですか?
す、すいません。あんまり気温…とかよ、よくわからなくて…。」
今、ここで貴方に禁書庫とは?と問いかければ一緒に忍び込む様に言えたかもしれない。たくさんの知識が自分へと舞い込んでくるかもしれない。
けれど、きっと目の前にいる少年の様子からそれは望まれていないのだ、と
飛び出しそうになった言葉を飲み込んで。先ほどの問いへ答えを返すことにした
■レナード > 「………あー。」
そうか、彼女は純な人間ではないのだと、その考えにようやく至る。
それが異能由来か、それとももっと別の要因か。自分の知るところではないものの。
「まあ、世間一般じゃもう夏だし。梅雨も明けて、こっからは暑くなる一方だし。
ちょっと冷えに弱い僕でも、こんな格好で過ごすくらいだし。」
なので、彼女の質問に答える形で、その暑さについて語ってみる。
袖が短く、その辺に居そうな少年のいで立ち…そんな自分の恰好を、両手を広げてアピールした。
「……そもそも、純な人間なんてどれだけいるかって話だし。
僕が言えた話じゃないけど。」
自分でさえ、まともな人間とはとても言えない。
それを自嘲するように苦笑いしながらも。
「異能とか、特異な体質とか…そういうのを持ってる奴が、ここには多いから。
だからそういう格好でいることも、気にするべきじゃねーのかもしれねーし。」
■スノーウィー >
そうなのか。
体のラインが出る服が苦手だったから、厚さや寒さを感じない体が都合よかった。
そういえば、目の前の少年は随分と肌面積が当社比より出ている…。
つまり夏の装いとして雑誌や学園で見る服装が世間的な一般なのだろう。
正しく理解した。
ただ正しく理解したからといって自分が肌を出したいとは言えない。
なるほど…つまり世の中戦国武将並みに心が強いのだ…。
「……そうですね。でも、純な人間が居てもいなくても構いません。
周りにいる方のことを気にしてあげられる程、人の事がわかりませんから。」
自分が人の傍に居れるほど、怖がりを克服できているわけでもないからこそ
自分の周りに人が居てもいなくても構わない。
ただきっと誰がどうであっても人がいてくれることこそがうれしいのだろうな、なんて思いつつ。
そっと少女は席を立った
「…すいません。そろそろ帰らないと。…この本。
良ければどうぞ。…いらなかったらここに置いておいてくだされば回収しますから。」
■レナード > 「……ん。」
彼女が席を立つ。帰るつもりのようだ。
読書していたはずなのに、その時間を少し奪ってしまったかな、なんてようやく考えたところで。
「……分かった、借りてくし。
…おめーの本なら、また会った時に返せばいいわけ?」
託されたのは、彼女が読んでいた伝承と祭りの本。
欲しい情報とは遠いかもしれないが、地道に情報を集めることが肝要だろう…そう思ったので。
素直に借りて、読み解くことにしようか。そう思った。
「……あー、そうだ…名前。僕は、レナード。
誰から借りたかも聞けないようじゃ、返しようがねーし。」
女の子をいつまでも、おめー呼ばわりは気が引ける。なんて、言葉にできようわけもない。
それらしい理由を前にして、別れ際に彼女の名前を求めながら。
「…………。
禁書庫に忍び込むってハナシ、秘密にしてくれると助かるんだけど。」
最後に、その話題を口にした。
■スノーウィー > 「…スノーウィー・ラビットラビィと言います。」
立ち上がって振り返って、少し考える。
律儀に返してくれるのか。いい人なのかもしれない。
「…さぁ。私は何も聞いてなかったですし。秘密も何も...」
そう。貴方から直接聞いたわけではない。
ただ口から洩れた言葉なだけ。
だから、内緒という事もなく弱みを握った訳でもなく。
あくまで自分はそんな言葉しらないと困ったように笑ってその場を立ち去って行った
ご案内:「常世公園」からスノーウィーさんが去りました。
■レナード > 「……そっか、スノーウィー。
…………ありがと。」
秘密も何も、聞いてない。そう聞いて、少しほっとした。
何にも関係なさそうな善良な図書館利用者に、自分の悪事を知られるのは気が重かった。
明らかに事情を知っていて、なお知らないことにしてくれる彼女に、小さな声で礼を告げた。
「……さて。」
ベンチに残るは、自分ひとり。
彼女は自分のいたところに、一冊の本を残していった。
徐にそれを手に取ると、世闇に負けない黄色の瞳で以て、少しずつ読み進め始めたのだった―――
ご案内:「常世公園」からレナードさんが去りました。