2020/06/21 のログ
■戌神 やま > 「はいはい、激辛ラーメン……マ?え?自分マジで言うとる?今クッソ暑いのにそれヤバない?
あー、辛いの好きなんか、そらしゃーないなあ。 ん?いやいやそのチャレンジ精神いらんやろ、おっもろ♪」
とててて。
「コーヒー一杯ね~。なんも食べへんの?ああ、宿題な~、外でやる方がなんか捗るよな~。ちなみにどんなん? ……うっわえっぐ。でけんでけん、うちにはこんなんでけんわ。自分すっごいなぁ~……がんばりや~。お腹すいたらなんか頼んでや~」
とててて。
「おまたせ~。えっとー……は?え、お客さんそれマジで言うとる?いやにこーって笑ってる場合ちゃうねん、ページ一つフル注文はなかなかないで?いややっとる子おるみたいやけど……チャレンジ精神流行っとるん?無料チャレンジとかやっとらんで? っはー……ええけど、御残しは許しまへんで~?頑張って完食してもろて。きばりや~♪」
とててて。
「はいおまた~、って自分顔色ヤバない?どないしたん?ぁー、失恋はえぐいなぁ……うんうん、キツいやろ?好きなもん食べぇ、やまが今日は奢ったる。ほら遠慮せんと、美味いモン食って気持ち切り替えよ?な?」
と、あちらこちらで雑談を交えつつ、手早くホールを回している。
雑談でタイムロスしているというのに、周囲のスタッフと同等以上の速度で回している辺り、実はやり手なのかもしれない。
■戌神 やま > 「激辛いけとる? うっわ完食間近とか自分ヤバない?いやいい笑顔されても困るわぁ……ほい、お水置いとくで。いやお礼とかええよええよ、おおきに♪あれやったら、もっとヤバい辛さのメニュー足せるか聞いてみよか?流石にニッチ過ぎる?アハァー♪」
とててて。
「どう~?捗っとる~? うっわヤッバ、自分なんでそんな進んどるん?天才か?いやいやお世辞ちゃうって、うちやと絶対でけんっていうか逆切れするもん。でけるかアホーーー!!!って。いやマジやって、謙遜せんでぇな!でもあとちょいやな、きばりや~♪」
とててて。
「ほいほいどーした自分、手ェ止まっとるで~?いやいや、わかっててやったんやろ自分、そこで弱音は吐かんでもろて。あ、ちなみに辛いの間に挟むと食欲進で~、食い方も大事やからな大食いって。こらこら自分、そんなんもわからんとチャレンジは甘えちゃうん?お、でもいけそう?ちょっと進み始めたな?がんばりや~、廃棄増やさんでもろて。いやそこかいって大事やで?アハァー♪」
とててて。
「ほいほい、いけとる?ん、おいしい言うてもろて嬉しいわぁ。気分変わった?よっしゃ、それは何よりやわ。めっちゃええ笑顔でけるやん、いけるって自分。うん?いや笑顔は大事やって。笑顔くっらい奴はいてもおもんないもん。その点自分、笑顔めっちゃええやん。まあ、今回は合わんかったってことで、次のええ恋探しや。応援しとるで~♪ お、まだいける?ほいほいたんと食いや。今日はやまの奢りや、どんどん食いや~♪」
そして、合間を見て客相手に雑談の続きを繰り広げる。
なんなら、休憩時間を使ってまで雑談をしている。
彼女にとっては、客とかかわる時間こそが一番なのだろう。たぶん。
■戌神 やま > 「おおー、いけたやん!やるなぁ自分。もっと激辛いる?いやでけるか保証はせんけど。お?来たらチャレンジする?ナイスゥ♪」
とててて。
「マジで終わるんやあれ……いやヤバすぎやろ自分。やるなぁ……おめっとさん♪いやええよええよ、今度来た時になんかまた頼んでや~♪」
とててて。
「いや笑うわ。マジで笑うわ。いやせやかて笑いどころやん、流石に最後の一品無理で突っ伏してるのは笑うって、アハァー♪ ちょっと休んだらいける?おうおうきばりや?廃棄はあかんで~?いや大事なんやってマジで。頼むで~♪」
とててて。
「おつかれさん、今日はおおきにな~♪ え?感謝するのは自分って、ええんよええんよ。やまは好きで話聞いとるだけやし。立ち直ってくれたんが嬉しいわぁ、ほんまおおきに♪いい恋見つけたらまた教えてな~」
そうやって、雑談が畳まれていくとともに、戌神やまのシフトも終わっていく。
あちらこちらで雑談に付き合ってくれた客に感謝しつつ、今日も戌神やまはバイトを終える。
「お疲れさんした~♪」
そういって帰る彼女の足取りは軽い。
また次のバイトも、楽しい時間になるだろう――
ご案内:「カフェテラス「橘」」から戌神 やまさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に萩森きりはさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にBD202対人自動歩兵さんが現れました。
■萩森きりは > 最近、どうもいつもどおりにいかない、普段は何時も通りに、ルーチンワークで暮らしているのに、なんで、だろう?と思いまずは同じ環境の同胞に聞いてみよう、と呼んでみたのだ?
■萩森きりは > 「という訳でして、はい、おんなじ目線からどうなのかなと思いまして」
■BD202対人自動歩兵 > 「んー」
そう言われても良くわからない。
さすがにルーチンワークに問題がない以上、そこには問題はない。
「……まずは、どこまで頼んでいい?」
だが、女子の悩み相談とくればおごりだ。そうに決まっている。
嬉しそうにメニューを眺めつつ。
■萩森きりは > 「何か部屋も殺風景だなーとか、もの少ない気がして」
生活感が無い気がしているのだ、物足りないと言うか。
「今日は奢りますよ、私が呼んだんですから」
取り敢えずそう言うものだろう
■BD202対人自動歩兵 > 「よっし、それならストロベリーミルフィーユパンケーキスペシャルで」
個体名:彩原ななか。
茶髪のセミロングで、髪も色を入れたりと、いかにもな最近の女子だ。
ルーチンワークのくせに友だちが多い、変わり種でもある。
もしかすると、やや自我に近いものを持っているのかもしれない
嬉しそうにパンケーキの一番高いやつを注文した。
パンケーキの上にイチゴが乗ったやつが三段重ねになり、さらにアイスの周りにいちごとクリームが並べられるという豪華仕様(1980円)
「殺風景ねえ、そういう趣味なの?」
中には部屋をワザと殺風景にして正体がバレる時を待っている子もいるとは聞くが、そううものでもないらしい。
「別に、予算に困ってなければ生活費から使うなりするとかすればいいんじゃない?」
きりはが何を言いたいのかよくわからないまま、とりあえず話を促して。
■萩森きりは > 「遠慮なく来ますね、いや良いですけど」
そう言う、彼女、ななかだから自分も相談しているのだ、なんせ友達が多い、建設的な意見も出るだろう、と思い。
「あー、いや、なんか満足してない、と言う、かー」
自問自答、つまりは
「何をしていいか、何がしたいか、わからないんですよね、わたし」
自分もケーキセット(1000円)を注文しており、今日はチーズケーキにコーヒーである。
■BD202対人自動歩兵 > 「ははあ、なるほど。いやお年頃ですなー、このこの」
真剣に聞いてるであろう悩みであるにも関わらず、軽く受けてあははと笑う。
んー、どうしようかなー、と少し悩んでから。
「いつもならココで
【まあ、そういう気分のときもあるんじゃない、しばらく様子見てみれば】
とかもっともらしいこというんだけどさー
パンケーキだしなあ」
豪華三段重ね分の仕事はしてくれるらしい。
「なんで、そンなとこ人間みたいに考えてるのかなー?」
まずはそっからっしょ、と。
■萩森きりは > 「まあ聞いてくれる分には、はい」
軽く聞いてはいるけど、その辺は信頼している、と言うか、同じ姉妹のようなものであるから、そう言うものだと認識している。
「いや、なんか、考える事が増えたせいか、広がったというか、そうしなければいけないような気がして」
広がった思考が人間らしくしなきゃいけないような、そんな気になっていた
■BD202対人自動歩兵 > 「んー、そもそも思考形態が違うのもあるけど、それ以前の問題かなー」
先に来たコーヒーをブラックで飲みつつ。
矛盾に気がついてなさそうな彼女の問いに答える。
「だってさ
そもそもしたいこともしなきゃいけないこともするべきこともあるでしょ?」
最初から行動順序は決まっている。
必要も制限も許容範囲も。
なら、それが足りない、というのは別の問題だ。
「……じゃあその疑問って、それと違う話だよね?
問いが正しくないと、答えなんかでないんだからさー
まずそこから丁寧に考えるべきじゃないの?」
■萩森きりは > 「えーと、つまり」
するべきこと、しなければいけない事、は命令通りにする事、バレないようにスリーパーである事、必要な時は機密の保持の為に自爆も厭わないこと。
「えーと、全部ありますね、全部あるのに足りない、ではなくて」
つまりは
「趣味とか見つけるべきなんですかね?」
何か考えながら答えを捻り出しながら、ブラックコーヒーを一口
■BD202対人自動歩兵 > 「そうそう。もし全部あるならそれは足りなくないし、だいたい別のことなんじゃないのー?」
基本的に要件のチェックリストを埋めてみて。
全部埋まってしまうのに疑問なら、条件設定なり仕様そのものの問題だ。
「趣味? あー、もしかして部活もなにも参加してない帰宅部タイプ?
そういう話じゃなくて、ルーチンに関係ないことやりたいって話?」
ななかは、交友関係が多いせいでコミュニケーション性が非常に高い。
距離を取るわけじゃなく、距離を詰めることでステルスを図るタイプだ。
元々ロジカルに考える傾向の彼女は、要点の整理は上手い方だった。
■萩森きりは > 「あ、なんか友達多いのわかる気がしました、ななかは凄いですね、私より思考が育っている気がします」
真剣にそう思った、真面目過ぎなのだ、自分ながらに
「あ、はい、帰宅部です、そうですね、ルーチン外の事をしたいのかも知れません、人らしく考え過ぎました」
自分は中間に入ってどこにでも居て、どこにも居ないようなステルス性なのを思い出して
「んー、外装のイメチェンもありですかね、個性が欲しいのかもしれません、思春期ですかね?」
くすくす、と心が軽くなったのか笑って見せて
■BD202対人自動歩兵 > 「そうでもないよ、ロジカルなだけ。
ロジカルだけどフィーリングに見せると、頼られやすくなるでしょ」
人はフィーリングが大好きなのだ。
ロジカルは必要だが見せちゃいけない。
私たちのシステムだって感情が制御しきれないようになってる。
もっとも、そこまで感情が高ぶることなんて無いのだけど。
「そうよ、思春期で青春だなーって思って。
青春は分析すると、自我と社会の距離感を調整する時期……
あ、きたきたすごーい!」
大喜びで、早速パンケーキを写真に収める。
後で飯テロする予定だ。
「あー、個性は考え方次第じゃない?
そりゃ、だれだって、くるみさんみたいにさ。
こういう豪華なパンケーキになりたいなってみんな憧れるけどさー」
パンケーキをつまみつつ。
「私らみたいな、食べ放題のサラダバーについてくるケーキも、それはそれで満足感あるんじゃない?
うわうま~~~~やばくない、しあわせちゃんすぎない?」
いい話なのに、まったく説得力はなかった。
■萩森きりは > 「あー、確かに、聞き上手で、教え上手ですと相談しやすいですよね」
ポンと、手を打つ
つまりこれは、私が感情とか思考を持て余している、って事で、つまりは暴走しているって事では?
「なんだか恥ずかしくなって来ました」
赤面しつつ、俯いて。
「確かに、くるみさんみたいになりたいですけど、んー、ですね」
確かに付け合わせ盛り沢山も、それはそれで、楽しいのではないかと
「確かに、これは映えってやつが、強いですね、えっとじゃあ」
取り敢えずは、ケーキで、友達で姉妹と自撮りというものをしてみよう、とスマホを取り出して
■BD202対人自動歩兵 > 「そういうこと。
相談相手に意思なんていらないんだから、私みたいなの丁度いいでしょ」
相手の思考に合わせて、欲しい答えを返すだけのAIだもの。
悩みなんて解決しようとしない、望まれそうな答えだけ話す。
それくらいがちょうどいい。
今日はパンケーキの分だけ、解決しただけだ。
「んー、人間らしさ目指すならそれもいいんじゃない?
もしかすると、それ以外目指してるのかもしれないけどさーぁ
でも、ナマモノなら制御できないのがいいってことらしいしー?
あー、いちごちゃんではっぴーまるじゃんー?」
と思えば映え……って。
ずいぶん古い言葉を出してきたものだ。やばい。
距離をとってだいぶおとなしいタイプだったんだなと。
「そうそうー、もっと楽しんじゃいなよせっかくなんだし。
持て余すのも青春ごちそうさまってやつなんじゃん?」
などと褒めてみるが、私生活が少し心配になるくらいにはマズイかもしれない。
■萩森きりは > 「ん、ですけど、ありがとうございます」
自分の悩みなんかは取るに足らないような事だけど、解決の糸口は見えてきたので
「自分らしさ、と言うのが欲しいです、お仕事は楽しいですけど、それだけじゃなくて」
そう言う結論に行きついて
「青春を楽しむのも、また楽しい、んですかね?」
ちょっと忠実すぎてプライベートを投げ捨ててしまっていた感もあって、ちょっと私生活では意図せずぼっち、とは言えるかもしれない。
■BD202対人自動歩兵 > 「んー、自分らしさ、ねえ。
欲しい? ならすぐあげられるけど。それとも探すー?」
どうもきりはは、自分を抑えがちなタイプらしい。
コレ、意思がなさすぎたのに突然できちゃって困ってるパターンかなー。
「やー、なにがあげみたっぷりちゃんかどうかなんて定義要件によるでしょー。
このいちごがさぁ、酸っぱいか甘いかなんてそんなの、食べ方次第じゃん?
酸っぱくたってジャムになるんだしさー?
こうやってイケメン生クリームとエモいケッコンしてドレス着るかもしれないんだし」
イチゴにクリームをたっぷり付けてうまうましていた。
■萩森きりは > 「んー、欲しいですけど、自分で作ります、このパンケーキみたいに、可愛くなるかもしれません」
ちょっと冗談めかして笑い
きりはは、戦闘中にうっかり自我を目覚めさせたので、それ以外の要件が疎すぎるのだ、と言うログもあったりする。
「取り敢えず、神でも何でもないから、ダイスを振らないと分からないって事ですね、まあ、神でも人でもないですし」
言い方も硬いし、対人能力も低いのかも知れないのがわかる台詞であった
■BD202対人自動歩兵 > あー、無理に言い回ししようと思ってるなあ。
地だろうけども、スリーパーとしての対応に少し問題が出るかもしれない。
「うは、神とかwww うけるww
それなら私たち、ふる前にごまかそうってやつじゃん。
なら……ごまかすのが先じゃない?」
げらげら笑いながら。コレも計算だけど
本物になろうとしても、似たものにはなるけど本物には最初からなれない。
まず前提条件としてそこ。
「でも、本物のカニじゃないけどカニカマちゃん、本家超えてるっしょ。
カップラーメンでいいじゃん別に。
それで満足おっけまるにならなかったら、また考えればいいんじゃない?」
■萩森きりは > 「んー、確かに、私達なら降る前に誤魔化しますね」
思考が硬いからか、どうにも言い回しも、硬い、ちょっとスリーパー的にはまずいのかも
「はい、助かりました、ありがとうございます、いつっ」
ふかぶか頭を下げすぎた、テーブルに頭をぶつけてしまう。
■BD202対人自動歩兵 > 「あー、そういうのいいんじゃない
こう、空気読めないキャラっていうの?
いまんとこ、地の動きを出すと、仕事に問題出るかもだしー?」
可愛いがその……うん。
なんというかこう、オタクの真面目系陰キャっぽい。
そもそもこの店でチーズケーキの時点で気にはなっていたのだけど。
女の子のチョイスとしては、あまりない。
「くるみさんも、最初マジおこだったんでしょ?
それで選んだんならそもそも迷う必要ないんだしさー。
普段ルーチンで、一個ずつ揃えていけばいいんじゃない? じゃない?」
ちょっと心配にはなる、うん。
■萩森きりは > 「読めてないキャラ、ですか?、あ、はい、ですね」
俗に言う、天然でマイペース、なの、だろうが、うん、ちょっとズレている。
「です、かね?ちょっとずつ、ルーチンで、揃えて、いきたい、です、はい」
どこか、真面目陰キャぽさがどうにも抜けないながらも、むん、とやる気には、なっているようで
■BD202対人自動歩兵 > 見た目可愛いのに……。
とは思うが、言ってしまうと変な意識しそうで言えない。
あと、言いたいことはいくつかあるのだが。
陰キャぽいとかマジ凹みしそうでアドバイスでも言えない。
ななかに出来ることは励ましながらニコニコしつつ応援することである。
「ま、素材は良い子ちゃんだし、ぼちぼちやってけば、まあ。
私ら中身そんな変わんないんだから、アリよりのアリじゃない?」
ごちそうさまーと、パンケーキタワーを制覇して。
■萩森きりは > 「えと、ありがとうございます、んーと、後でその、服とか、そー言うの、女子会、とか、したい、かも、です」
自分も変われる、かも、とそう言う欲求から、そのセリフを口にしてみたり
「今日は、ありがとうございます」
自然な笑みで、笑って見せた
■BD202対人自動歩兵 > 「あー、女子会は女子がするものじゃないからね?
原子が崩壊するときに原子力がばーって出るのね
つまり……女子が……」
それ以上いけない。
「まあ、服とかは童貞を殺す服とかあうんじゃない?
くるみさんもそういうの好きそうだし」
ガーリーなスタイルはなんでも行けそう。
「まずはデータたくさん集めなさいな」
話はそれからだと思う、人間的思考により過ぎてるせいだとも思うけど。
それ以前に、あまり思考や交流をしないタイプだったのかもしれない。
「ん、元気ちゃんになったならそれでいいんじゃない?」
■萩森きりは > 「女子が崩壊する時にー、って騙され、あれ?私達良く崩壊してますよね?」
破壊されてる意味で
「はい、データにはあります、ね、似合うでしょうか?、はい、取り敢えずデータから集めたいと思います」
どうにも思考と人間関係が狭いせいかルーチンも硬いものらしい
「はい、元気百倍です」
それ以上いけない
■BD202対人自動歩兵 > 「ま、そういうこと」
色々不安はあるけど、私の領分じゃないし。
これ以上は管理になる、やりすぎだろう。
礼に応えるように、定型の笑顔で挨拶を返す。
「それじゃ、そういうことで、今日はゴチになっちゃうねー?」
……あとで、めっちゃうまそうなパンケーキがファミリアネットワークにアップされていた。
■萩森きりは > 取り敢えず、世間からズレを理解したので、それを矯正しようと思ったきりはであった。
地味に夕食をファミリアネットワークにアップしたら
「茶色い」「不健康そう」と不評だったのでした、まる
ご案内:「カフェテラス「橘」」から萩森きりはさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」からBD202対人自動歩兵さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 > 放課後。多くの生徒達で賑わう学生街。
此処、カフェテラス橘も、夕食前の一時を過ごす生徒達で賑わって――は、いなかった。
二階席のテーブル席。その一番奥。ものっそい。ものっそい機嫌の悪そうな"女子生徒"が、黙々とパフェを貪り喰っている異様な光景が、静寂さの要因だろうか。
自らの顔を隠す様に伏し目がちに。食べる動作は嫋やかに。しかし、脇目もふらずさくさくと掘削する様にパフェは消えていく。
少しでも視線を感じれば、まるで此の世の全ての悪を憎むかの様な視線を返されるのだから、おちおち眺めている事も出来ない様な"女子生徒"
――鉄火の支配者の異名を持つ男子生徒。神代理央本人であった。
「……なんで、どうして、こんなことに………!」
金属のスプーンが悲鳴を上げる程に強く握りしめながら、絶望に満ちた溜息を吐き出した。
■神代理央 > 思い返せば、風紀委員会の会議の後。
熱の籠った答弁になってしまった自分を気遣ったのか、とある任務が何処かからか発案されたのが切っ掛け。
『公安みたいに潜入調査出来る様になれば無用の犠牲や広範囲の封鎖や避難もしなくて良いんじゃね?』
『ばっちし調査した上で突入すれば敵拠点の情報こみこみで結果がコミットすんじゃね?』
『どうせなら男より女の子の方が潜入するにあたって受けが良いんじゃね?』
『だから僕と契約して常世少女になってよ!』
よし。滅ぼそう。
こんな気分になるのなら、落第街とか滅ぼしてしまおう。己の精神安定の為に。ついでに流れ玉は本庁にぶつけとこう。
ギリ、と机の下で拳を握り締めながら、表向きは深窓の令嬢の様なツラして静かにココア(砂糖マシマシ)を嗜んでいる。
此の侭一日過ごして報告書を提出せよ、との事らしい。滅べ。
■神代理央 > とはいえ。糖分を摂取すれば多少は怒りで熱暴走しかけた思考も落ち着きを取り戻す。
身に纏うのは学園の女子制服に黒タイツ。風紀委員の同僚が少しだけ化粧をしてくれたが、それくらい。変装になっているかどうかも怪しい。
知人にバレれば笑われるだろうが、その際は機関砲をぶちかましてやれば良いだけの話。
こういう手合いの任務――なんだろう、きっと――は、一度してしまえば二度目からは拒否しやすい。まだしていない者に回すべきだと、声高に主張する事が出来るからだ。
というわけで。なかばやけっぱちな思考の儘、今は唯甘味を味わう事に集中していた。
此処のスイーツは何時食べても美味いな、と黙々食べ続けたパフェは気付かば空っぽ。おかわりでも頼もうかな、と少しだけ悩んでいたり。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にアーヴァリティさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にエインヘリヤルさんが現れました。
■アーヴァリティ > 「やっぱり、簡単に選ぶならここかなー」
先ほどまで落第街で暴れてたなんて言われても信じられないような、どこにでも居そうな女生徒の姿をした怪異が久々のカフェに心躍ると言った様子で入ってゆく。
普段ならもっとじっくりと、珍しい店がないか、なんて探したりもするのだが、今日はそんな気分ではなく、とりあえずどこかで甘いものでも食べよう、なんて気分で。
店内に誰かいないか、なんて一回を軽く見て周り、二階へと足を踏み入れたがー
「あれ...あれあれ?
あっやっぱりそうだ」
奥の方の席で、もう明らかに不機嫌なオーラを撒き散らす女生徒。
その負のオーラに目を引かれてよく見てみれば...
「あの時の風紀じゃん」
なんて、にっこりとご機嫌な女生徒を装う腹黒怪異。
からかってやろうなんて思って。
「すみません、相席いいですか?」
と声を掛ける。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にアーヴァリティさんが現れました。
■エインヘリヤル > 優秀か優秀じゃないかは取り敢えず今は置いといて。
大事だけど置いといて。
灰かぶり姫とか、明らかにイケてない。
どう考えてもイケてない。
いや相応には汚れは落ちるけども。
ただこう、このまま帰ってスッキリするものでもないというか。
まさかあの野良犬が風紀だなどと思わなかったし。
心配したからって……挑発しながら銃把に手をかけるやつがあるか。余計な揉め事起こしただけじゃない。
落第街デビューが、2人組で歩いたせいで本当に視察というか見物だけになってしまい、面倒に終わったせいで、微妙に納得できていないエインヘリヤルは。
それでも、色々見せることなく、優雅に席につくと、早速注文した。
「アールグレイと、ストロベリーミルフィーユパンケーキスペシャルで」
……甘いものは好きだった。
■神代理央 > 「……ん?」
のんびり(?)とパフェを食べ終え、食後のココアを啜っていたところで。
自分に声を掛けてきたのは赤い髪の毛が印象的な少女。
別に満席、という訳でもなかろうにとも思うが、知らない相手なら断る理由も無い。
「…構わない。どうせ私一人しか座っていない席だ。埋まっていた方が店の為にもなるだろう」
言葉遣いは全く正す気が無い。だって、女性の様に話す自分なんて想像しただけで気持ち悪い。というか、気色悪い。
というわけで。やたらと尊大な口調の女子生徒と化した少年は、投げかけられた声に応え、相席を許可するのだろう。
■アーヴァリティ > 「それじゃお邪魔しますね」
彼の前に腰掛けて、そのままニコニコしており。
注文を取りにきた店員に対して目の前の「鉄火の支配者」の食べるパフェと同じパフェを注文すれば、両手をテーブルの上に置いてニコニコと彼を見つめてー
「美味しいですか?鉄火の支配者さん?」
そう声を掛けるであろう。
■エインヘリヤル > 鉄火の支配者……?
事前に目を通した、めぼしいバックボーンを持つ人物リストにあったはず。
この常世では割とそういうのもごろごろしている気もするけれど。
取り敢えず、様子くらいはチェックしておくかしら。
■神代理央 > やたらと糖分の高い商品を注文した透き通る様な声。
僅かに視線を向ければ、此方は彼女に見覚えがある。資料として配られた、委員会の学外協力組織。その中に、彼女の顔があった筈だ。
(異能調査委員会、とか言ったか。今のところ、直接の接点は無いが――)
ふむ、と少し考え込む。声をかけても良いのだが、此方は残念極まりない女子生徒の姿。
風紀委員全体のイメージが、己によって損なわれては困ってしまう。
と、悩んでいる間にも。次の問題が襲い掛かる。
相席を許可した女子は、にこにこと笑みを浮かべて此方を見るばかり。何が面白いのだろうか、と怪訝そうな表情を浮かべた瞬間。
「……たった今、味がしなくなったよ。しかし、私は其方の顔を知らないが、良く私の正体を見破ったものだな。…まあ、見破るという程の変装でも無いが」
ぶっちゃけ、普通に女子生徒の制服を着ているだけである。バレない方がおかしいのだろう。
深い溜息を吐き出すと、何者だと言わんばかりの視線を彼女に向けるだろうか。
■エインヘリヤル > ただしかし……
鉄火の支配者といえば男性だったはずだが。
あと、女装癖があるとか聞いてない(聞いてない)
潜入捜査なのだろうか、それとも、なんか別の理由が?
場合によっては別ルートで調べさせてもいいかもしれない。
■アーヴァリティ > 「前見たときは随分と強気で砲弾撃ち込んできたのに今日は随分と弱気だね。
やっぱり女装してるから?でも似合ってるよ?」
なんて、女装しているところを重点的にいじって行こうか。
にしても、女装しても違和感のない顔と身長だな、なんて心の底から思っていたり。
にしても、僕以外の方も気にしているみたいだけど、何を気にしているんだろう?
■神代理央 > 「前…砲弾……?失礼だが、演習場か何かで一緒に――」
そこで、彼女の口調と。最近行ったばかりの会議での情報が頭の中で繋がる。怪訝そうな表情は、剣呑さを含めたものへと変化するだろう。僅かに瞳を細めると、見覚えの無い少女に口を開く。
「……成程?アーバリティ、とか言ったか。態々学生街までお出ましとは、随分と暢気な事だ」
とはいえ、これは不味い。此処で戦闘行動を取る訳にもいかないし、まして異能を発動すれば周囲は大パニックである。
せめてあと一人。もう一人仲間が――
「……そこの、あー……エインヘリヤル、という名だったか?もし一人なら、此方の席も空いている。"女三人"仲良くしてみようじゃないか?」
此方の意図に気付いてくれ、とまでは望まない。
しかし、風紀委員会の協力組織なら、相席くらいは乗ってくれないだろうかと彼女に声を掛ける。
彼女が本当に味方かどうかは兎も角。少なくとも敵対していない者を此方に引き込めれば、アーバリティへの牽制にならないか、との考え。
■エインヘリヤル > 「ふふ、はじめまして。このような場なので、略式で失礼します」
呼ばれれば、丁寧に応えて。相席には応じる。
なぜかは知らないが、女三人でいたいらしい。
まあたしかに、砲弾云々と口にする相手がセットでは、あまり雰囲気的に嬉しくないというのはあるかもしれない。
店員にお願いして席の移動をしてもらう。
「改めまして、エインヘリヤルです。
これもなにかの縁ですから、よろしくしてもらえると幸いです」
女装はキニナルしキニナルが、初見で相手の容姿に突っ込むのは失礼にすぎる。
握手を求め、手を差し出した。
ヨコの女はなにか敵対関係の割には馴れ馴れしいようにも見えるが。さて。
■アーヴァリティ > 「ほら、スラムで戦りあったでしょ?
覚えていてくれて僕は嬉しいよ
ほら、僕も今日は疲れたからパフェでも食べようかなって
あ、安心してよ。ここで暴れる気はないから」
先ほどの作り笑顔とはまた別の心からの笑みを浮かべて。
と、こんなところに怪異が出てきていることに不安を感じた様子の彼に対して戦闘を行う気はない、と安心させようと伝えて。
僕だったパフェが食べたくてきたのだ。
そして、彼はやはり安心できないのか気にしていた方にいる誰かをこちらに呼び寄せてー
「こんばんは。エインヘリヤルさん?ですね。よろしくお願いします」
なんて、自己紹介を済ませ彼の方に握手の手を差し出す少女に白々しく一般女生徒を演じて見せようか。
■神代理央 > 「初めまして。私は風紀委員会所属の神代理央。二年生だ。
……その、こんな格好での自己紹介になった事は謝罪させて欲しい。任務の…いや、任務に当たる前の準備というか何というか…」
此方の申し出に応じてくれた相手に先ずは一礼。
次いで、彼女の言葉に応えて此方も名前を名乗り返し、差し出された手を握り返す。
その表情は、現在の己の服装を恥じ入っているのか、何とも言い難い沈痛な表情ではあるのだが。
「……それなら良いのだがな。まあ争うつもりが無いのなら此方も無碍にすることは無い。他の生徒に手を出さぬ間は、良い隣人でいてやろうじゃないか」
笑みを浮かべるアーバリティに未だ警戒の色を浮かべた瞳で見つめていたが。小さく溜息を吐き出すと、緩く首を振って彼女の言葉を受け入れるのだろう。
とはいえ、エインヘリヤルにはしれっと一般人の振りをしようとするアーバリティ。そのままでも構わなかったのだが、自分の置かれている状況をどうにか伝えたいという気持ちもある。
「…名前くらい名乗ったらどうだ?それとも、私から紹介して欲しいのか?」
暗に、其方も名前を明かせとアーバリティに視線を向けつつ、彼女の正体を察して欲しいとエインヘリヤルにチラ、と視線を向けるだろうか。
と、異能調査委員会である彼女に
■エインヘリヤル > 「よろしく、こちらは異能調査委員会特別顧問、エインヘリヤルです」
アーヴァリティとにこやかに握手をする。
しかしパフェか。
嫌いではないが、先にパンケーキとフレンチトースト、それとベルギーワッフルを制覇しておきたいかしら。
理由は簡単。
紅茶にパフエはあまり合わないからね。
しかしそれはそれとして。
【こんな格好】での自己紹介ということは、本意ではないのだろうかしら。
曲解したふりをして、笑顔で目配せに応じる
「込み入った事情がありそうだけれど……おしあわせに?」
・・・
わざと、アーヴァリティとのデートだということにして可愛がることにした。
むしろそのほうが両方の素を引き出しやすいでしょうし。
■神代理央 > 「……あ?」
おしあわせに、という言葉の意味を暫し考えた。
誰が何と、何でこんな面子のこんな場所で似付かわしくない単語が彼女の口から零れたのか。
暫く思考を巡らせた後、その表情はみるみる不機嫌そうなものへと変化し――
「…異能調査委員会とやらは、随分と冗談が上手らしいな。だが、場にそぐわない冗談では、場の空気を解す事は出来んぞ?」
冗談では無い、と言わんばかりの表情で。
剣呑な視線をエインヘリヤルに向けるだろう。大体、デートだのなんだのと浮ついた事をしている余裕などあるものか。
■アーヴァリティ > 「よろしくお願いします。レナって言います」
なんて、しれっと偽名を名乗りつつ。握手を返す。
「そうそう、神代さんはいつも意地悪ですから」
乗った。
こんな面白いフリを使わない手はない!
内心ニヤニヤしながら、再び作り笑いを浮かべて。
「ほら、こうやって言ってますが任務なんかじゃなくてちょっと女装してみたい、なんて言い出したんですよ。
だから私がちょっとお手伝いしてあげたんですが、面白そうなのでついて来ちゃったんですよね」
わざとらしく、あはは、と。
さあ、この鉄火の支配者なんて言う大層な二つ名を持つ少女(笑)をいじめてあげよう。
■神代理央 > 「……あぁ?」
久しく出ていなかったガラの悪い声が出た。
誰が何時も意地悪か。そもそも会ったの二度目だろう。初対面は殺し合いだったじゃないか。
「……エインヘリヤル。虚偽の情報に踊らされるな。異能調査委員会とやらの聡明な判断能力に期待するところだ。
この私が。怪異と仲良く。女子生徒の制服を着て出かける訳がなかろう…!」
もう怪異って自分で言ってしまった。仕方がない。孤軍奮闘だし。
傍から見れば凄まじい勢いで眉間に皺を寄せる女生徒が、憤怒のオーラを纏って他の女子二人に詰め寄っている様な不思議な光景になっているのだろうか。
■エインヘリヤル > 「よろしく、レナさん」
偽名かもしれないがどうでもいい。
楽しそう、ということは基本的に邪魔さえしなければ楽しいままだろうし。
そして、向こうは案の定、乗ってきた。
でも神代理央には、その要求に答えて、場を和ませ安全を確保したのに睨まれた。
「ふふ……ダメですよ、神代さん。
たとえ怪異でも、こんなかわいい子、放ったらかしにしちゃったら、ねえ?」
どうせなら、せっかく向こうが乗り気なんだから合わせればいいのに。
話も聞き出せて安全も確保できて、一石二鳥だわ。
「そのあなたが、仲良く出かけるのが良いんじゃないですか。
……ねえ?」
笑顔でもうひとりに声をかければ、なんか喋ってくれるかもしれないし。
そもそも、異調委は種族の種類に優秀さを依存しない。
安全にする気があって優秀ならそれでいい。
■アーヴァリティ > 「そんなに怒らないでよ...
ほら、私のパフェ分けてあげるから」
なんて、彼らしくない感情を露わにした声に少し驚きつつ、今ちょうど店員が持って来たパフェを一口掬えばいわゆるあーんである。
この前彼からもらった菓子は随分と甘ったるいものであったし、もしかするとこれで怒りは治るかもしれない、なんて冗談半分で思って。
「ほらこうやって照れて隠そうとするんですよね
ほら、放って行かないでくださいよ神代さん」
二人で一人を攻撃するなんて初めてかもしれない。