常世島・常世学園で、現在の時期・季節の流行・イベントなどを記すこと、広報することを目的としたチャットルームです。運営のみが入室可能となります。
学園の広報部のニュースなどという形で、大規模な事件などではなく、季節のイベントなどについて書いていきます。
特に強要することを目的としているわけではないので、フレーバー的なものとして、話の取っ掛かりなどとしてご利用ください。
常世学園の現在――21世紀後半となります。明確な年代設定は設けておりません。近未来とお考えください。常世学園の現在は現実世界の「現在」ではありません。あくまで我々の世界とは別の歴史を辿った世界となります――において、年中行事などがどのように解釈されているかなどをある程度示す形になります。
更新頻度としてはそれほど高くはありません。その点ご容赦くださいませ。

なお、あくまで公式側からの世界観的な情報の提供と言う形になります。
平等性を重視していますので、各PCが起こしたイベント・事件などについてこちらでニュースとして取り上げる事はありません。

【注釈】についてはPL向けの情報となります。ご注意ください。
管理者はチャットログファイルを直接編集することでチャット文章中にhtmlタグを挿入しております。
チャットに入室した状態でhtmlタグを発言しても反映されることはありません。サイト利用者の方のチャット上でのhtmlタグの使用はできませんので予めご了承ください。






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参加者(0):ROM(1)
Time:01:50:57 更新


設定追加:「常世聖パウロ修道会」 >  
 
〈概要〉
 「常世聖パウロ修道会」は、カトリックやプロテスタントなどの既存教会に属さない独立教会である「常世聖パウロ教会」に属する修道会である。
 「常世聖パウロ教会」は常世島で誕生したキリスト教教会であり、その「常世聖パウロ教会」が福音の伝道、宣教のために「常世聖パウロ修道会」を結成した。
 上述の通り単独教会であり、既存のカトリック教会に属する「聖パウロ教会」/「聖パウロ修道会」との直接的な関わりは持たない。
 《異邦人》への伝道と苦難に喘ぐ人々の救済を誓願とする者たちが共同生活を送る修道会であり、常世学園創立初期からの歴史を持つ。
 パウロによる「ユダヤ人もギリシア人(異邦人)もなく、奴隷も自由人もなく、男と女もありません。あなたがたはみな、キリスト・イエスにおいて一つだからです」(「ガラテヤ人への手紙」第3章28節)という発言を中心に置く教派である。

 《大変容》以後のキリスト教は、カトリックであれ正教会であれプロテスタントであれ、多くの教派においてパウロ的な活動を重視し始めている(《異邦人》への宣教を認めない教派も存在する)。
 ここで言うパウロ的とは、主に《異邦人》への積極的な宣教・伝道を指す。パウロは異邦人に福音を伝えたことで著名なキリスト教初期の使徒・伝道者である。
 当然ながら、パウロが宣教を行った異邦人とはユダヤ人以外を指す。《大変容》後に出現した異なる世界からやってきた《異邦人》を指すわけではない。
 しかし、パウロの活動に倣って伝道活動が行われたのと同様に、《大変容》から数十年を経た現在、《異邦人》にも福音を伝えるという活動が活発になりつつある。
 「常世聖パウロ教会」/「常世聖パウロ修道会」もそんな潮流の中に生まれた教会・修道会である。
 そして、《大変容》が生み出した多くの苦難と受難に寄り添い、それらを救済することを目的としてきた。
 常世学園の草創期は、特に《大変容》によって行き場を失った者たちが多く集まった時期でもあり、「常世聖パウロ教会」を立ち上げた者もそういった難民的立場の一人であったとされる。
 故にこそ、《異邦人》や二級学生・違反学生の苦しみをよく理解しており、彼らの救済と伝道のために「常世聖パウロ教会」が作り出されたのである。

 この修道会の特徴は、《異邦人》への宣教と、いわゆる「二級学生」に対する救済・支援活動にあるといえるだろう。
 違反部活などのために違法に活動させられている「二級学生」を修道会に迎え、正規学生として入学することの支援や、各委員会への橋渡しなどを積極的に行っている。
 そして、違反学生の更生にも積極的な活動を行っている。「悔い改め」と「赦し」は、キリスト教において特に重要な概念であるためだ。
 学生であるからこそ、再起の機会を与えることの必要性を強く語っており、これは常世学園の社会との調和という理念とも適うものである。
 罪を犯したのであれば悔い改め、罪をしっかりと贖うことも説いており、犯罪行為などを肯定しているわけでもなければ、軽い悔い改めを認めているわけでもない。
 活動のすべてが「二級学生」や違反学生に認められているわけではなく、更生などに失敗することも当然ながら存在する。それでもなお、「常世聖パウロ修道会」は、あらゆる人々に手を差し伸べている。

 伝道を目的として作られた修道会であるが、入信・改宗しなければ支援を受けられないというようなことはない。
 平易な伝道・説教が心がけられており、高度な神学を理解する必要はなく、ミサなどの典礼も素朴な物が多い。
 「常世聖パウロ教会」「常世聖パウロ修道会」はカトリックに属しているわけではないが、教会・修道院の建築や典礼の流れなどはカトリックに近しい。

 《異邦人》の聖職者が多数属していることで有名であり、教会結成初期の信徒の多くは《異邦人》であった。
 現在の「常世聖パウロ教会」/「常世聖パウロ修道会」の総長は異世界のエルフ(これは「地球」におけるエルフではなく異世界のエルフを指す)であり、女性である。
 《大変容》以後のキリスト教における異世界と《異邦人》、そしてそれらをどのように捉えるべきかという神学については、今なお議論が続けられている。その中でも、「常世聖パウロ教会」は、異世界や《異邦人》にも主の愛や恩寵を積極的に認めており、「地球」人と《異邦人》との間に区別を設けていない。

 「常世聖パウロ修道会」は悪魔祓いなどのエクソシストとして活動する聖職者が多い修道会である。
 パウロ自身も『新約聖書』の「使徒行伝」16章において女占い師から「霊」を追い出したという逸話を持つ。
 落第街での犯罪行為の一因(あくまで一因であり、全てではない。多くの割合を占めているというわけでもない)に悪魔憑きがあり、荒廃した人間に悪魔は積極的に忍び寄る。
 そんな悪魔に取り憑かれた者たちから悪魔を追い出すのも「常世聖パウロ修道会」の役割の一つである。そして、こういった活動は「常世聖パウロ修道会」以外の常世島のキリスト教組織においても積極的に行われている。

 「常世聖パウロ教会」/「常世聖パウロ修道会」は《祭祀局》と良好な関係を保っており、《祭祀局》に属する聖職者や会員もいる。
 しかし、組織そのものが《祭祀局》に属しているわけではない。
 他のキリスト教の教派や、その他の宗教などへの寛容な態度でも知られる。キリスト教教会の統一という、エキュメニカルな活動にも積極的であり、様々な教派との協調路線を歩もうとしている。

〈活動拠点〉
 「常世聖パウロ教会」の大聖堂は宗教施設群に置かれている。また、常世島の各所にも大小の拠点が設けられている。
 「常世聖パウロ修道会」の修道院や活動拠点は落第街の入口付近に作られている他、奥まった場所にも関連施設が置かれている。
 無論、落第街の住民全てが「常世聖パウロ修道会」を受け入れているわけではないが、炊き出しなどの活動を通じて「常世聖パウロ修道会」を知り、正規学生への道を進んだ二級学生も少なくない。
 二級学生を救済し支援することは問題のある行為ではなく、二級学生問題の解決のための施策の一つとして受け入れられている。
 二級学生の多く(あくまで「多く」はであり「全て」ではない)は、違反部活での違法労働に従事させられるケースが多く、望んで二級学生になったわけではない者たちにとっては、「常世聖パウロ修道会」の活動はまさに救いである。
 このため、落第街の「常世聖パウロ修道会」は駆け込み寺ならぬ駆け込み教会的な存在であると言える。
 二級学生や違反学生がすぐに正規学生や清廉な学生になれるというわけではなく、様々な事情から学園に通うことができない者たちもいる。そういった者たちも「常世聖パウロ修道会」は受け入れており、よりよい道を探すための相談窓口も設けている。
 落第街という立地上、最低限の自己防衛を行う手段を「常世聖パウロ修道会」は持っている。しかし、それは違反学生などを制圧・殺傷するためのものではなく、専守防衛のための力である。


【PL向け情報】
 特に悪い側面や裏側を持っていない教会・修道会です。それを前提としてのご利用をお願いします。
 襲撃の対象となるというようなことも望ましいものではありません。何もかもを禁止するわけではありませんが、公式設定の組織であるということもご考慮いただきますようお願いします。
 後日、チャット内に何かしらの関連するロケーションを追加する予定です。
(04/25-02:49:24)
コラム:《異能喪失者》 >  
 ――《異能喪失者》とは。
 文字通り一度は《異能》が発現しながら、後にそれを失った者を指す。しばしば悪意のある者より侮蔑の言葉として使われ、差別的な表現として批判される場合もある。とはいえ、本来的には差別的な意味合いは持たない語である。
 《異能喪失者》の問題が、現在の「地球」において注目されているとは言い難い。《異能》を持つ者達の保護や統制、すなわち《異能》の「発現」や「制御」に社会の意識が強く向けられているため、《異能》を喪失した者にまで十分に目が向けられていないというのが現状といえるだろう。
 敢えて露悪的な見方をすれば、《異能》を失った者を「特別」と見なさず、危険的要素を見出さなかったという側面もあると言える。

 《異能》の発現者数は、《大変容》以降増加し続ける傾向にある。そして、多くの場合《異能》は長く保持される。若年層に発現者が多いという事実はあるものの、老齢にあったとしても《異能》が発現するケースはある。
 様々な理由により《異能》の使用が不可になる、喪失するというような事態は《大変容》以後常に発生しているが、上述の通り注目度が高いというわけではない。故に、《異能喪失者》の実情に関するデータは不十分であると言わざるを得ず、《異能》を再び使用可能とするための研究も発展途上である。
 《異能》の発現そのものは、先述した通り年齢や性別は無関係であり個人差が大きい。発現は決して若年層に限定された現象ではないものの、《異能喪失者》としての問題が顕在化するのは、後述するように若年者に特に多い。

 先天的/遺伝的あるいは人為的なものを除けば、多くの場合《異能》は後天的に突如発現するものである。強い精神的・肉体的危機に陥った際に発現するもの、精神・肉体的修養によって発現するもの、神的存在の加護・祝福あるいは呪いによって発現するものなど、発現時の状況は非常に多様である。
 良きにしろ悪しきにしろ、《異能》は個人のパーソナリティ・アイデンティティと深く結びつく傾向があり、特に若年者の場合はそれが顕著である。自己の《異能》と自分自身の価値・存在を直結させる傾向があるのである。
 《異能》と個々人の性質・性格・資質などとの相関は必ずしも明らかになっているとは言えず、明確に相関を持つ場合もあれば、そうでない場合もある。厳密な相関の関係になかったとしても、自らに発現した《異能》を、自身の秘められた力の現れと捉えることは珍しいことではない。

 突如発現した能力が突如失われることにより、深刻なトラウマを抱え込むことになる事例も多く報告されている。無論、《異能》を持たない者の場合も、所持していた身体能力などが失われることで自らのアイデンティティが揺らぐことはあるものの、《異能》の場合はそれが特に大きいということが言える。
 なぜならば、身体能力の向上などとは違い、《大変容》以後は誰しもが《異能》に目覚める可能性が高く、《異能》の多くは本人の努力などとは別に突如発現することが非常に多いためであり(当然例外もある。努力のために《異能》が目覚めることもあるだろう)、その点においてアスリートなどの身体能力の喪失とは性格を異にすると言えるものだ。
 《異能》の有無が個人の価値を左右するわけではない。これは《大変容》後の世界において前提とならねばならないものだ。しかし、《異能》を喪失した者がそのように思うことが出来るとは限らないということを、我々は知らなければならない。

 《異能》の喪失の原因は《異能》の発現の理由が多種多様であることと同様に、一定した原因や理由を述べることはできない。肉体的な要因、精神的な要因、その他の要因など考えられる理由は非常に多く、一概に言えることでない以上、事前の予防は困難である(これについても例外は存在するだろう)。
 《異能》そのものが現時点でもなお全てが明らかになってはいない概念であり、発現/喪失のメカニズムもケース・バイ・ケースである。つまるところ研究途上であり、《異能》についても今後新たな事実が明らかになることであろう。
 《異能》の喪失についても、必ずしも劇的なイベントがなくともある日突然起こる可能性も存在する。これは突如目覚めた力は、突如失われる可能性もあるということを示唆するものである。一生涯《異能》を保持した者も存在するため、全ての《異能》者がこの恐怖に襲われるというわけではないが、不安に思うものは存在するだろう。

 《異能》を持つ者は《異能喪失者》に侮蔑的な態度を取る者もおり、《異能喪失者》自身も《異能》を保持し続ける者たちに複雑な感情を抱く例が少なくない。そして、《異能》を持たない者にとっては、《異能喪失者》の心情を共有することは困難である。自称・他称問わず、《異能喪失者》を指すスラングの類も存在する。
 データが十分収集されているとは言えないものの、《異能喪失者》の方が《異能》を持たない者よりも強く《異能》獲得に執着する傾向があり、《異能》を取り戻そうと薬物や魔術のほか、効果の実証されていない方法を取ろうとするケースが増加している。
 失われた《異能》が復活する可能性は存在する。《異能》の発動が精神的な側面に依存している場合、一時的な精神の不調により《異能》が発動できなくなっていた場合、正常な精神状態に戻ることによって《異能》が復活した例もある。神的存在や魔術・呪術などによる「呪い」によって《異能》を封じられたが、呪いをかけたものを無力化することで《異能》が復活した例もある。故に、《異能》の復活は実証済みの事情である。
 ただし、《異能》喪失の原因が必ずしも精神状態という内的要因、その他外的要因に依るものとは限らない以上、これはあくまで一例に過ぎない。外科的な措置が必要な場合も存在するが、《異能》と大きく括られていても個人差が非常に大きいものであるため、《異能喪失者》個々人のケースに応じて対応する必要があり、このことが包括的な《異能》喪失問題への対応の難しさの一つの理由となっている。
  画一的な方法が確立されていない以上、一度失った《異能》を取り戻すということは容易なことではない。異能喪失者の多くが悩む点である。既存の疾病とは異なり、《異能》喪失のケースごとに原因を突き止め、対策を練る必要がある。そして、それらの対策を全ての異能喪失者が取れるわけではないのである。

 そして、《異能》の喪失は個々人の問題にとどまらない。《異能喪失者》のアイデンティティの喪失だけでなく、《異能》によって得ていた職や立場を失うという可能性も存在しているのだ。そういった《異能》者への救済措置は諸国家においても十分であるとは言えない。
 失った異能を取り戻させるべきなのか。それによってもたらされる心身の影響に懸念すべき点はないのか。倫理的な問題も含め、現代においてなおこの点については議論され続けている。《異能》喪失に関する研究は途上であり、《異能》喪失者に対する社会の支援や対策についてもまだまだ不十分であり、これからといった状態であるといえるだろう。
 《異能喪失者》の問題が「地球」において最も先鋭化している場所は常世学園である。これは当然のことであり、常世島は《異能》を持つ者たちが多く集まる場所である。その密集度は地球のどこよりも高い。《異能》を失うことで自らのアイデンティティが揺らぎ、心身の不調に陥る者は常に存在する。そして、委員会の業務を《異能》によって行っていた者が、《異能》を失うことで自らに絶望するケースも存在する。これらの問題への解決作が、モデル都市たる常世学園に求められている。これは、今後常世島の外で顕在化してくる問題に違いないのだから。

 《保健委員会》や《生活委員会》は、《異能喪失者》に対するヒアリングなどを常に行ってきた。《異能》の復活を試みることが心身に著しく悪影響を与えることが明確な場合は別だが、《異能》の復活の措置を試みるかどうかは当人次第であり、復活を望むのであれば《保健委員会》や学内の異能研究施設がその助けとなることだろう。
 近年、学内における《異能喪失者》の問題がより大きく顕在化しつつある。《異能》を持つ者の数と《異能喪失者》の割合が反転する可能性は今のところ考えられていない。常世島内では《異能喪失者》はマイノリティに近い存在(《異能》未発現の者は異能喪失者として区分されない)といえるが、決して軽く見てはいけない問題であることは各委員会にも周知されており、委員会内で《異能喪失者》が出現した場合のケアについて、常に検討と実施がなされている。
 《異能》の喪失がアイデンティティの喪失とも同義となる場合が存在する以上、《異能喪失者》の情報の取り扱いには注意を要する。この点にも注意しておく必要があるだろう。委員会の特殊な地位にあるもが《異能》を喪失した場合、その情報が外部に漏れることはその人物の身の危険を招く可能性がある。故に、そういった立場の人物ついての情報工作が行われることもある。
 極端な《異能喪失者》が危険な道に走ることもあり、これは島内の安全保障にも関わる問題である。だが、《異能喪失者》の全てはそういった道を選ぶわけでは当然なく、当然ながら《異能喪失者》というだけで危険視されることはない。

 ここまで《異能喪失者》の悲観的な部分を書き連ねてきた。しかし、全ての《異能喪失者》が己に絶望するわけではないということも付記しておかねばならない。
 《異能》を失ったことを認め、受け入れ、自らの心の中で消化し、新たな道を探す者もいる。《異能》のみが人間の持つ能力でもなければ、アイデンティティの根幹を成すものでもない。《異能》以外にも自らを自らとなさしめる能力は誰しもが持っている。それに気づくことができれば、《異能》を喪失したとしても希望を持って生きることができるだろう。

【PL向け】
 《異能喪失者》について設定追加です。後日、世界観にも追加予定です。
 色々と書いておりますが、「例外」ということもいくつか書かせていただいております通り、上の設定に当てはまらない場合の例も当然許容しております。利用者の自由度を下げることは考えておりません。
 ここで言及している《異能》の発現要因や喪失要因はあくまで《異能》全体としての話になります。「特定」の《異能》について発生原因が特定されていたり、喪失への治療法が確立されているというような設定を妨げるものではありません。

(04/23-01:40:12)
四月の常世島 >  
四月に入ると三月より続いていた春季休暇は終わりを迎え、島外に出ていた学生や教員達が続々と帰還する。
四月全体を通じて、新入学生を迎えるための有志や組織・部活による「入学式」が行われる。これは学園の公式行事ではない。
公式行事として存在していない理由としては、常世学園はその性格上入学の時期は定まっておらず、必要な手続きさえ行えば月日を問わず入学が可能であることにおyる。
突発的な異能発現者や異邦人の駆け込み寺的な役割はいまだ学園には残り続けている。

しかし、旧世紀の(主に日本国の)学校制度では四月に新入生が入学するという例が一般的であり、現在もそれを踏襲する学生も少なくない。
このため、四月初旬には有志学生が式典委員会の協力を得て「入学式」を行っている。主に式典は学舎の講堂内で行われることが多い。
入学式に合わせて学園地区では委員会や部活の新規委員・部員の募集や歓迎会が行われる。

四月に入れば講義等が再開される。
学生たちは新しく授業や演習を履修し、新しい学園生活が花開くこととなるだろう。
前期の始まりが四月であると共に、四月の融資による「入学式」に参加する学生が多いため、新入生に向けての学園生活ガイダンスが生活委員会や風紀委員会を中心として開催される。
異能や魔術の使用のための倫理規定解説も同時に行われる。なお四月以外に入学した学生については、これらのガイダンスは個別に実施される。

有志学生による新入生を対象とする学園生活相談会の開催も珍しくない。
常世学園は「地球」において非常に特殊な場所であり、異能者・魔術師・異邦人を始め、特殊な能力を持たない学生なども集まる社会が形成されている。
《大変容》から数十年を経ても、地域によっては未だ異能者や魔術師、異邦人と接触することが殆ど無い場合もあり、異能者などとの接触に抵抗を覚える新入生も一部存在する。
逆に特殊な環境に置かれ、異能などを持たない者と接触をしたことがない新入生も稀に存在する。
新入生自らこの社会に慣れていくことが学園の目的であるが、これら新入生の不安を取り払う目的で、有志学生による学園生活相談会は行われる。

四月全体にかけて、学生・職員に対する健康診断が実施される。保健委員会(生活委員会も補助的業務を行う)主導であり、開催場所は様々であるが、受診人数の多さから教室等の一つをそのまま使用することが多い。
身長や体重の計測等一般的な健康診断は、基本的に学生・職員共に参加は義務である(が、全ての学生や教職員が必ず受けているというわけではないだろう)。新入生・在学生も問わない。
診断の担当者によって計測が行われる昔ながらの形も行われてはいるものの、現在は膨大な受診者を捌くために機械や魔術技術による自動計測が一般的である。

特殊な診断としては、「異能診断」が挙げられる。この診断の受診は「任意」である。対象は新入生・在学生・職員を問わない。
異能の特性や危険性を知ることができ、どのように付き合っていくべきかなどの相談も行うことができる。
入学前・入学後に発現した異能がどのようなものであるかを自ら理解するための介助であり、診断結果を受けて授業のカリキュラムを組む学生も多い。
異能や魔術の研究はまだまだ解明すべき点が多く、100%の精度を誇るわけではないが、「異能」発現の可能性についても検査を受けることができる。
この「異能診断」の際に、希望すれば自らの異能の名称を定めてもらうことが可能である。
無論、自身で決定するという例もあるほか、自然と名称が自らの脳裡に浮かぶ例もあり、異能名の決定は一様ではない。
「異能診断」での異能名決定はあくまで一例に過ぎないということを留意すべきであるが、異能診断と名称の決定を行うことにより、異能の具体的なイメージを確立し、異能の制御に良い影響を与えたという報告は多い。
重要なのは、自らの異能について正しく知るということである。「異能診断」はその機会であるといえるだろう。
なお、異能のイメージを明確にすることでその制御をしやすくするというのはあくまで一例であり、全ての異能に当てはまるわけではない。こういった手法で制御を行うことができない異能も存在する。

希望すれば魔術の素養についても調べることができる。ただしこれも完璧な精度を誇るわけではない。
なぜならば、一言に魔術と言ってもそれを指す領域はあまりに広いためだ。
魔術という概念そのものも今なおその定義について議論が続けられていることもあり、魔術は学べば誰でも使用可能である「技術」という立場から、才覚やいわゆる「魔力」といったものが必要であるとする立場もある。
どのような魔術体系に属する魔術を使用したいかということや、魔術そのものの使用についてなど、専門の教員や学生が相談を受ける姿が多く見られる時期でもある。

健康診断では当然ながらプライバシーについては厳守される。
特別な場合を除き、診断結果が外部に公表されるということもまず存在しない。
学術的な理由から異能に関して学会などで事例が報告されることはありうるが、基本的には対象者の同意を前提としており、対象者が望まない限りは個人情報も伏せられる。

歓楽街における風紀の乱れも四月には起きやすい。風紀委員会による見回りも行われる。
ただし犯罪行為に繋がらない限りは歓楽街の利用も個人の自由である。
風紀の乱れを風紀委員が注意する場合も、特に強硬な手段が取られるわけではなく、一般的な注意が中心である。
過度に新入生などを萎縮させることが風紀委員会の目的ではないためである。
もちろん、明確な犯罪行為などについてはこの限りではない。

【PLへ】
常世島の四月の主な行事になります。上に書いたものは自由にロールプレイの材料として用いて頂いて構いません。
健康診断は設定上義務となっていますが、必ずしもロールプレイを行わなければならないわけではありません。
異能診断やその情報を正式な手続きを踏んで、または不法に取得してより踏み込んだロールプレイ、ダークより陰謀よりのロールプレイを行うことは可能です。相手とのコンセンサスが取れているのであれば何ら問題ありません。あくまで相手側の同意を前提としたものということをご留意ください。
ロールプレイの場で必ずしも毎回確認を行う必要はなく、お互いにロールプレイの中で自然と同意が得られている/問題がないのであれば、運営から特に何か注意を行うことはありません。
嫌がられるような場合や、相手が望まない場合は素直に退くようお願いいたします。委員会の委員であれば、学生の個人情報を得ることが可能な場合は当然ありますが、自身のPCがそういった設定であるからといって、相手に無理強いすることはできません。設定は設定であり、まずは相手と楽しむことを重視してください。
また、何かしらの不正を行っている学生・委員会の委員・教職員の存在も当然考えられます。それ自体は特に禁止しませんが、委員会全体が腐敗しているなどの表現はご遠慮ください(そういった設定を弊サイトではしていないためです)。
弊サイトの世界観をお守りいただき、影響範囲などはしっかり考えたうえでのロールプレイをお願いします。
最近何かしらの問題があったというわけではなく、事前の予防的告知になります。

常世島学園年中行事
http://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/academy/calendar/

入学制度、異能魔術の申告、異能診断などについて
http://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/academy/system/
(04/18-01:28:09)
後期期末試験 >  
 二月。常世学園では後期期末試験が実施される。
 後期期末試験は筆記試験・実技試験のほか、特殊な演習形式でも行われる。成績の評価方法は授業ごとに異なるため、必ずしも全ての授業において試験が実施されるわけではない。平常点や提出物による成績評価も行われる。
 単位認定の方法は必ずしも試験のみによるものではなく、レポート等の成果物の提出をもって単位の認定とする授業も存在する。提出の期限も教員次第ではあるが、基本的には期末試験期間に合わせた二月末までが多い。
 それぞれの授業や教員・講師によって試験のあり方は多種多様であり、学生それぞれの特質・事情に合わせた試験や課題が申し渡されることも少なくない。

 レポート・成果物は課題を与えられて執筆するものの他、研究論文、部活動・課外活動などの報告書も授業次第で対象となりうる。
 本人の許諾がなされていることが前提とはなるが、《大変容》後の世界において有益となるレポートや活動報告などは、学内・学外の各種学会や国連関連組織、シンクタンクなどに提供されることもある。学内での活動をきっかけとして、卒業後の進路に繋がるケースは常世学園においては珍しいことではない。試験などで課される課題やレポートはその例の一つである。※

 単位の認定は授業や試験だけでなく、委員会や部活での活動、場合によっては課外活動によっても行われる。
 授業の単位認定は教員の責任においてなされているため、どういった課題が出されるかは教員次第であり、内容にはかなり幅がある。必ずしも学術的試験のみが対象となるわけではないということが、常世学園の特徴といえるだろう。
 試験の結果や成果物を学生本人が外部に公開し、自身の将来の道を拓くことも珍しくない。

 教員自身の考えや、授業形態によって違いはあるものの、基本的に常世学園で行われる試験の多くは、落とすためのものではない(極めて厳格な試験も当然存在する)。学生たち自身に自らの課題を解決させ、未来への道を拓くことに主眼が置かれる。常世学園の建学の理念、未来の建設的な社会を導く人材を育てることの一例であるといえよう。
 なお、一般的な小学校・中学校・高等学校における普遍的な教科の試験に相当するものも行われている(常世学園に初等部・中等部・高等部の区別は存在しない)。これは、学生当人の学力が学習状況に応じて行われる試験であり、年齢によって定められているわけではない。若年であっても必要な学力をもっていれば、高度な授業や試験を受けることが可能である。
 試験範囲や内容についても教師・授業次第であるが、基本的には事前に発表されていることが多い。学生は学生手帳や学内の物理上/ネットワーク上の掲示板などで範囲をいつでも確認が可能。授業によっては試験範囲が発表されないこともあり、教師の裁量に任されている。

 実習地区の訓練施設などでも実技試験に臨む学生が多く見られる時期である。
 《異能》や《魔術》を己が意思のもとに制御することができるように導くのがこの学園の基本方針である。決して、《異能》や《魔術》は戦闘行為のためだけに用いられるものではない。だが、将来の希望進路や委員会によっては能力を戦闘的なものに使うこともあり得る。故に、そういった学生たちを対象とした、教職員との模擬戦のようなものも、試験として行われることもある。
 また、転移荒野などでの“実践”的試験も行われる。多くの場合は最大限安全に配慮がなされるものの、それでも危険は存在する。故に学内・学外からこういった試験への批判は常に存在するが、学生自身の合意・同意を前提として、こういったある程度の危険も含む試験も行われている。戦闘系の授業ではどうしても実践は必要とされるためだ。
 また、より危険度を下げる試みとして、近年では演習・訓練施設内の「特殊訓練区域」のミメーシス・レンダラーの利用も積極的に行われている。

 後期期末試験での試験数は当然ながら学生個々人によって異なる。履修状況や、履修している授業の成績評価形式によっては、多くの試験を受けなければならない者もいれば、そうではない者もいるだろう。
 試験期間は2月末までとなっているが、これも試験によりけりである。試験が二月の早い段階で終わる場合も当然あり、その場合は早めの春休みとなることだろう。
 なお、一部の授業は二月末まで補講や補修が行われることもある。

※レポートや課題の学内・学外への提供の設定について
 何かしらの理由によって本人の許諾なく情報が提供されている等の設定も可としますが、原則としては学生本人の意思が尊重されます。一般的な学生の情報が無許可で外部に出されることが基本的にはありません。
 一部の学生、委員会の委員、組織において、何かしらの契約や制約・罰則などのために一部の学生・教職員の情報を外部に提出・提供しないといけないというような設定も問題ありません。ただし、そういった行為などは全体でも一部であり、学園が組織的に行っていることではないものとします。
 ある程度の規模で行いたい場合は、他の利用者への影響も考えて上で上手くやってください。もしくは、自身の考えた組織を関与させるなどの方策をお考えください。また、そういった行為の影響を過度に拡大解釈する必要はなく、触れる必要がなければ触れないという方法もご一考ください。
 これはそれぞれの利用者のやりたいことを阻害する取り決めではなく、利用規約の範囲内・世界観を逸脱しすぎない範囲で可能な限りやっても構いません。ただし、他の利用者と楽しむことを前提とし、自身の設定が必ずしも拾われるとは限らない可能性もあるということにご留意ください。
 運営は設定上・ロールプレイ上のの一文について細かく指摘などはいたしません。利用者同士が楽しく遊ぶことをまずは第一としていただくようお願いします。

【期間:2月11日~2月28日】
 利用者の事情により、3月1日以降も2月中の後期期末試験期間中の時間軸としてのロールプレイも可とします。
 試験を受けるかどうかは学生本人の履修状況によります。委員会所属の場合、委員会活動により単位が認定される設定も存在していますが、委員会所属であっても試験を受けるということも当然あり得ます。その辺りは利用者の皆様自身でお考えいただき、ご演出いただければと思います。
(02/11-17:32:23)
世界観追加:部活について/常世学園コラムの移設 >  
【世界観追加:部活について】/【常世学園コラム】の移設
 世界観設定の「部活」に関して大幅な追記を行いました。
 また、常世学園コラムの移設を行いました。

【部活】
https://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/academy/organization/#%E9%83%A8%E6%B4%BB

【常世学園コラム】
https://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/story/column/


関連Xポスト
https://x.com/tokoyo_gakuen/status/1880870185772659092
https://x.com/tokoyo_gakuen/status/1880550847010205713
周知のため、リポストなど行っていただけると大変ありがたいです。
(01/19-16:01:29)
世界観追加:「異世界」と「異邦人」 >  
 
【世界観設定:「異世界」と「異邦人」 大幅追記】
世界観設定の【「異世界」と「異邦人」】の記述を大幅に追加しました。
詳細は当該ページをご確認ください。
(01/13-23:25:44)
委員会設定追加:《図書委員会》 >  
 
【《図書委員会》の設定追加について】
 昨日告知いたしました「バベルの図書館構想や「書籍収集官」の設定を更に膨らませた内容、また《図書館委員会》全体の概要も追記を行いました。
 詳細はこちらをご確認ください。
(01/13-12:21:54)
一月の常世島 >  
 
【概要】

2月の期末試験にむけて
・期末試験シーズンの幕開け
・2月の後期末試験に向けた準備期間
・多様な試験形式(筆記/実技/成果物提出)と評価方法。個々の学生に合わせた柔軟な課題設定あり
・レポート・研究成果の同意のもとでの学内/学外機関へ提供について

《図書委員会》関連の動き
・図書館内での蔵書の整理や点検は一月中も続く
・「バベルの図書館構想」の推進
・アレクサンドリア大図書館等との提携
・「書籍収集官」制度について

常世島の状況
・一月の気候について
・常世島での個人/委員会/部活などの新年会の開催


【一月の常世島】
 新年を迎えた一月の常世島・常世学園では本格的に授業が再開される。二月に実施される後期末試験に向け、学園内の様々な場所で学生・教師が慌ただしく試験準備や対策に勤しんでいる姿が見られ始める時期である。
 後期期末試験は筆記試験のほか、実技試験なども行われる。それぞれの授業や教員・講師によって試験のあり方は多種多様であり、学生それぞれの特質・事情に合わせた試験や課題が申し渡されることも少なくない。なお、単位認定の方法は必ずしも試験のみによるものではなく、レポート等の成果物の提出をもって単位の認定とする授業も存在する。

 レポート・成果物は課題を与えられて執筆するものの他、研究論文、部活動・課外活動などの報告書も授業次第で対象となりうる。本人の許諾がなされていることが前提とはなるが、《大変容》後の世界において有益となるレポートや活動報告などは、学内・学外の各種学会や国連関連組織、シンクタンクなどに提供されることもある。学内での活動をきっかけとして、卒業後の進路に繋がるケースは常世学園においては珍しいことではない。試験などで課される課題やレポートはその例の一つである。
 単位の認定は授業や試験だけでなく、委員会や部活での活動、場合によっては課外活動によっても行われる。授業の単位認定は教員の責任においてなされているため、どういった課題が出されるかは教員次第でかなり幅がある。必ずしも学術的試験のみが対象となるわけではないということが、常世学園の特徴といえるだろう。
 無論、試験の結果や成果物を学生本人が外部に公開し、自身の将来の道を拓くことも珍しくない。

 教師の考えや立場、授業によって違いはあるものの、基本的に常世学園での試験は落とすためのものではなく(極めて厳格な試験も当然存在する)、学生たち自身に自らの課題を解決させ、未来への道を拓くことに主眼が置かれる。常世学園の建学の理念、未来の建設的な社会を導く人材を育てることの一例であるといえよう。
 なお、一般的な小学校・中学校・高等学校における普遍的な教科の試験に相当するものも行われている(常世学園に初等部・中等部・高等部の区別は存在しない)。これは、学生当人の学力が学習状況に応じて行われる試験であり、年齢によって定められているわけではない。若年であっても必要な学力をもっていれば、高度な授業や試験を受けることが可能である。
 試験範囲や内容についても教師・授業次第であるが、基本的には既に発表されていることが多い。学生は学生手帳や学内の物理上/ネットワーク上の掲示板などで範囲をいつでも確認が可能。授業によっては試験範囲が発表されないこともあり、教師の裁量に任されている。

 実習地区の訓練施設などでも実技試験の練習を行う学生が多く見られる時期である。
 《異能》や《魔術》を己が意思のもとに制御することができるように導くのがこの学園の基本方針である。決して、《異能》や《魔術》は戦闘行為のためだけに用いられるものではない。だが、将来の希望進路や委員会によっては能力を戦闘的なものに使うこともあり得る。故に、そういった学生たちを対象とした、教職員との模擬戦のようなものも、試験として行われることもある。
 また、転移荒野などでの“実践”的試験も行われる。多くの場合は最大限安全に配慮がなされるものの、それでも危険は存在する。故に学内・学外からこういった試験への批判は常に存在するが、学生自身の合意・同意を前提として、こういったある程度の危険も含む試験も行われている。戦闘系の授業ではどうしても実践は必要とされるためだ。
 また、より危険度を下げる試みとして、近年では演習・訓練施設内の「特殊訓練区域」のミメーシス・レンダラーの利用も積極的に行われている。

 常世大図書館の禁書図書館/常世博物館地下における蔵書・収蔵物の整理点検作業は基本的に冬休みの間に行われるが、蔵書や収蔵物の数は年を経るごとに増え続けている。このため、冬休み期間だけでは終了せず、1月中はこれらの作業が続けられる。
 合わせて、禁書図書館に所蔵された魔導書の類の封印実習や試験も行われることがある。これらは当然危険を伴うが、《図書委員会》を始めとした専門の学生や教職員なども同行することが基本であるため、試験で死亡事故が起こることはまずない。
 図書館や博物館では、自習を行ったり課題の作成を行う学生たちで席もほぼ埋まるような状態が続いているため、収蔵物の整理点検・封印作業は主に夜間に行われることが多い。
 
 《図書委員会》では、「地球」を含めたあらゆる世界の蔵書・知識を常世島に集積し、未来のために活かすという方針を近年打ち立てており、その方針は「バベルの図書館構想」と呼称されている。「バベルの図書館」とは、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの同名の短編小説、および作中に登場する図書館の名称に由来する
 作中の「バベルの図書館」は、これまで書かれたあらゆる本、これから書かれるあらゆる本が所蔵されていると考えられているが、当然ながら現時点でそういったレベルに常世学園の図書館が達しているわけではない。
 しかしながら、常世学園の大図書館の所蔵数は「地球」で最大規模であり、《大変容》を契機として復活した「アレクサンドリア大図書館」などの世界中の図書館とも提携することで、稀覯書の原本あるいは写本が多く集められている。
 書物にもよるが、収蔵される書籍は必ずしもオリジナルの書物であることを重要視しているわけではなく、内容が完備されているのであれば写本でも問題なく蔵書として受け入れられる。
 「バベルの図書館構想」に基き、《図書委員会》には「書籍収集官」が置かれている。これは常世島の内外で、様々な書籍を収集する任務を帯びた職である。該当書籍を所有する人物・機関と交渉、あるいはオークションなどに参加して書籍を収集する。
 原本の購入・回収が行えない場合は、写本の回収や作成も行われる場合がある。
 
 なお、極めて危険な図書であり封印が必要であり、かつ適正な管理が行われておらず、犯罪などにその図書が用いられている場合は、常世島の内部においてそれを接収する権限を「書籍収集官」は持っている。《風紀委員会》/《公安委員会》/《祭祀局》の協力、あるいは合同での書籍回収作戦も行われることがある。
 もちろんその権限の濫用は許されず、私的な目的でその権限を行使した場合は極めて重い罰則が下される。「書籍収集官」は、魔導書などの類が表の世界に現れた《大変容》後の「地球」、そして常世島であるからこそ必要な職と言えるだろう。
 学園草創期には、図書館の書籍を充実したものとするため、「書籍収集官」によるやや強引な書籍の接収も行われたことにより、国際的な批難が行われた。この反省に基き、現在の「書籍収集官」は書籍の収拾を紳士的に行うことが基本姿勢となっている。
 職務内容上、「書籍収集官」は学外・常世島外に派遣されることもある。教師や顧問が同行する場合が多い。この回収業務は、《大変容》後の「地球」における危険な魔導書の回収例の一例として、ある程度の情報が学外に公開されている。
 また、常世島内外での作業に際し、回収対象が魔導書などの場合には危険が伴うことも多い。「書籍収集官」にはそういった危険を回避、鎮圧するための科学的・魔術的な武力の保持が許可されている。
 回収した魔導書の情報などは、公開することが危険な情報は当然秘匿されるものの、可能な限り公開するという方針が打ち立てられている。これは《魔術》を「地球」に根付かせ、普遍的なものとしようとする態度の現れと言えるだろう。当然、公開される内容に特定の魔術の秘奥・秘法の一部が含まれる場合もあり、それらを公開されることを望まない魔術組織・結社も存在する。
 この状況に対する《魔術協会》からの批判は常に存在しており、「書籍収集官」の活動を牽制、あるいは監視するために、《魔術協会》から《図書委員会》の一員として、結社員が入学するケースもある(学園の運営に直接関わることができるのは、学生と教職員だからである)。《図書委員会》や《生徒会》もそれは承知しており、監査の一環として受け入れている。
 どこまでの情報を一般に公開すべきなのかという問題は常に存在しており、そういった《魔術》関連の書籍の取り扱いのテストケースとして、《図書委員会》の活動は学外でも注目されている。

 一月の常世島は様々な条件により本土のような冬を迎えており、時折降雪を見ることもある。寒さに弱い特性を持つ学生は特に注意する必要があるだろう。なお、基本的に校舎内などは発達した科学技術や魔術により適温が保たれている。

 新年の忙しさもある程度落ち着いてきた頃にもなれば、「新年会」が様々なグループにより歓楽街などで催されるようになる。委員会や部活合同での、組織の壁を超えた交流を促すための新年会も行われ、大きなものは常世大ホールで行われることがある。

※レポートや課題の学内・学外への提供の設定について
 何かしらの理由によって本人の許諾なく情報が提供されている等の設定も可としますが、原則としては学生本人の意思が尊重されます。一般的な学生の情報が無許可で外部に出されることが基本的にはありません。
 一部の学生、委員会の委員、組織において、何かしらの契約や制約・罰則などのために一部の学生・教職員の情報を外部に提出・提供しないといけないというような設定も問題ありません。ただし、そういった行為などは全体でも一部であり、学園が組織的に行っていることではないものとします。
 ある程度の規模で行いたい場合は、他の利用者への影響も考えて上で上手くやってください。もしくは、自身の考えた組織を関与させるなどの方策をお考えください。また、そういった行為の影響を過度に拡大解釈する必要はなく、触れる必要がなければ触れないという方法もご一考ください。
 これはそれぞれの利用者のやりたいことを阻害する取り決めではなく、利用規約の範囲内・世界観を逸脱しすぎない範囲で可能な限りやっても構いません。ただし、他の利用者と楽しむことを前提とし、自身の設定が必ずしも拾われるとは限らない可能性もあるということにご留意ください。
 運営は設定上・ロールプレイ上のの一文について細かく指摘などはいたしません。利用者同士が楽しく遊ぶことをまずは第一としていただくようお願いします。


【PL向け】
 一月の常世島の状況についての概要です。《図書委員会》関連の設定は、後日世界観ページに纏める予定です。
 「書籍収集官」の権限は小さくないものになりますが、あくまで設定上のものであり、ロールプレイ上で無条件にその権限を振るうことが許されるわけではありません。これは他の委員会の役職についても同様です。利用者同士のロールプレイにおいてはお互いのコンセンサスや楽しさが何より重要視されます。その点をご承知おきください。
(01/12-23:01:52)
「全世界大変容追悼式」/「第三次世界大戦戦没者追悼式」 >  
 

Deine Zauber binden wieder,
(あなたの魔法の力は再び結びつける)
Was die Mode streng geteilt,
(世の中の時流が厳しく分け隔てていたものを)
Alle Menschen werden Brüder,
(全てのひとは兄弟になるのだ)
Wo dein sanfter Flügel weilt.
(あなたのその柔らかな翼が憩うところで)
――ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン『交響曲第九番』終楽章「歓喜の歌」より


 西暦2000年12月31日。それは《大変容》の始まりの日であった。
 《大変容》に伴う未曾有の災害、そして《第三次世界大戦》によって――一説によれば――当時の「地球」人口は約5割減少したとも言われる。《大変容》初期に「地球」に転移した《異邦人》については記録が不十分であることが殆どで、彼らの具体的な死傷者数は不明であるが、《大変容》の混乱と《第三次世界大戦》による戦乱の中で、「地球」の人類と共に多くが死傷したことに違いはない。
 畢竟、《大変容》が齎したものは、前世紀にはあり得なかった奇跡の如き力や術、霊的・異世界の存在の数々であったが、代償――このように表現するのは極めて大きな問題があるかもしれないが――として、非常に多くの生命が喪われたのだ。
 「全世界大変容追悼式」「第三次世界大戦戦没者追悼式」は、そうして死した者たちを悼み、平和を祈念する式典である。

 《大変容》を指す語は極めて多く――《大崩壊》/《終末》/《大洪水》/《新生》/《黎明》/《夜明け》/《大復活》/《大帰還》/《流出》/《世界大火》/《ヤルダバオートの失墜》/《霊知(グノーシス)の目覚め》/《新天新地の創造》/《星辰が上古のものに戻りし時》/《銀の鍵の門の開門》/《ア・バオ・ア・クゥーの登頂》/《大変成(アルス・マグナ)》/《黒化(ニグレド)》/《赤化(ルベド)》/《世界のノンセンス化》/《革命》/《アブラクサスへの飛翔》/《幻想の復活》/《幻想の死》/《新たなる創世(ネオンジェネシス)》など――、《大変容》をどう理解するかということの複雑性を表している。
 《大変容》への評価は、その人物の置かれた立場などによって異なり、当然ながら一様ではない。《大変容》がなければ、自身の存在はあり得なかったという者も存在するのだ。
 上述の通り《大変容》と、それを発端とした《第三次世界大戦》での死者数は、人類史上類を見ない規模である。世界は死んだとも、新生したとも言われるのはこのためである。そのような《大変容》を肯定するかどうかということは、人々にとってあまりに重すぎる問題だと言える。
 故に、《大変容》で「復活」を遂げ、《異能》を得、《魔術》を知り、福音を得た者たちであっても、12月31日には、多くの者達が数多の死者への哀悼の意を捧げる。《大変容》後の世界の縮図とも言えるこの常世学園でもそれは変わらない。
 《大変容》後の世界に批判的な者たち、《大変容》以前の「地球」の死を悼む者たち、《大変容》が起こらなかった21世紀が本来あるべき「史実」であるという思想を持つ《史実回帰派》と呼ばれる者たちの間でも同様の追悼式が世界各地で開催される。そこでは死者への追悼というよりは、《大変容》以前の「地球」そのものへの追悼、「幻想」が正しく「幻想」であった時代への懐古が行われる。

 《大変容》は現代より数十年前に発生した出来事である。無論、若者は皆《大変容》、《第三次世界大戦》も、特別の事情などがなければ直接は経験していないということになる。そんな彼らが《大変容》についてどう捉え、どう考えるかは個々人で大きく違いがある。
 《大変容》以後に出現したあらゆるものが――その規模や濃淡は、周囲の環境等によって異なるが――生まれながらにして彼らの生きる世界には存在している。《大変容》以前を生きた者たちとの間の見えない隔たりは極めて大きい。
 しかしながら、《大変容》後に生まれた者たちもまた、《大変容》の影響を受け続けている。《大変容》は一般的には既に収束したと見なされているが、今なお《大変容》は続いているという説も存在する。故に、《大変容》の犠牲者の追悼は、若年者たちにも決して無関係のものではないのだ。

 「全世界大変容追悼式」、「第三次世界大戦戦没者追悼式」は、文字通り《大変容》と《第三次世界大戦》による犠牲者への追悼を目的とした式典である。
 常世島だけでなく、世界の各地で同様の追悼式が原則同時刻(便宜上学園公式の追悼式は、夜間・年越しにかけて)に行われる。常世学園で行われる式典は特に大規模なものであり、《大変容》後の世界のモデルとしての常世島に自然多くの者が集まるようになった結果である。
 常世島での開催場所は「常世大ホール」のほか、宗教施設群の礼拝施設・墓地・慰霊塔などであり、それぞれの会場には「大変容犠牲者之霊」の柱や碑が立てられる。《式典委員会》主催の学園公式のもののほか、各委員会や部活、組織、個人などでも追悼式が各々行われることとなる。学生街であろうとも、異邦人街であろうとも、落第街であろうとも、それは変わらない。
 常世学園に外部からの来訪客が多く訪れる。常世島外からの校賓への対応も職務としている《式典委員会》の委員は特に忙しくなる(外務的業務に携わっていない委員であれば、無論忙しくなるわけではない。外務的業務に携わっている委員であっても、年末年始故に休みを取る者はいるはずであり、責められることはない)。

 追悼式の次第は、一般的な追悼式のそれと大きく変わるわけではない。常世島の《式典委員会》などによる学園公式の追悼式においては、委員会の委員長を始めとして、各部署の委員がスピーチなどを行う。また、黙祷や献花なども行われる。
 なお、委員会や個人で行われるような追悼式の場合、式次第は独自なものになることも多い。もとより全ての犠牲者の名前を挙げることができるわけではないが、一部の式典では犠牲者の名前が読み上げられることもある。異邦人街では、異世界の慣習に則った追悼式・慰霊祭なども併せて行われる。
 また、「全世界」というのは「地球」上の諸国家を指すのみならず、《異邦人》の存在により、実在がほぼ断定されている様々な多元的世界をも含む。なぜならば、《大変容》によって「地球」上に多くの「門」が出現したが、それは異世界にも大きな影響を与えたことに他ならないからだ。追悼の対象の「大変容犠牲者之霊」には、当然《異邦人》も含まれている。
 追悼式の目的は「追悼」と「慰霊」、そして「平和」の祈念。《大変容》によって齎された様々な分断の解消と統合、様々な「世界」との融和である。

 学園として特筆すべきは、「常世大ホール」にて行われる《式典委員会》を中心とした学園公式の「全世界大変容追悼式」である。その理由は、《常世財団》の幹部と目される人物が出席することにある。
 現在の《常世財団》は、学園の運営の表舞台からほとんど姿を消しており、学園の主要な行事にも出席することはない。例外は国連の総会であるが、それを除けば表舞台にほとんど姿を現さない。そんな《常世財団》の一員が表舞台に姿を表す稀有な例が、「全世界大変容追悼式」である。《常世財団》は、《大変容》関連の追悼式などには必ず出席者を派遣することで知られている。
 今年の追悼式には、《常世財団》の田道間(たじま)橘花(きっか)が出席する。常世国と関係が深く、常世神社の祭神の一柱でもある「田道間守」の末裔と目されており、《常世財団》の広報活動を担当していることから、比較的外部に姿を表すことの多い女性である。《異能》の有無や《魔術》の使用については不明であり、外部からの計測も不可能である。公称20代後半ながら10代中頃ほどの、黒髪の少女のような容姿を保っている。
 追悼式にて、常世学園の建学の理念と、《大変容》以後の世界の融和と平和、異世界の存在も同胞、友とすべきことなどを田道間橘花はスピーチする予定である。

 追悼式の式次第は様々であるが、全世界に同時に行われる追悼式、学園公式の追悼式の最終盤では、平和への祈りと、全世界が「同胞」となることを願い、ベートーヴェンの交響曲第九番の終楽章、いわゆる「歓喜の歌」が参加者により合唱される。国連本部、各国の都市、そして常世島にて同時刻に一斉に合唱を行いながら、常世島では新年が迎えられることとなる。

【PL向け】
※後日追記、文言の修正、チャットロケーションの追加など行う可能性もあります。

 概要に記載した通りの追悼式イベントとなります。概要に沿って自由に、独自に、演出していただいて構いません。
 イベント内時間は12月31日といたしますが、12月31日より前でも後でも。サイト内の12月31日として演出していただくことが可能です。現実の日時と合わせて頂く必要は特にありません。年末年始にサイト利用を行うことが困難な利用者の方も多いかと思われます。
 他の季節のイベントも同様ですが、各イベントを現実の日時と合わせるというのは現実問題として難しいことが予想されます。また、常世学園というサイト内年代も、現実のそれとは異なっています(21世紀後半)。
 このため、本イベントは現実の時間において年が明けようとも、常世学園の年末としてロールプレイすることが可能です。具体的にどこまでということは言えませんが、1ヶ月、2ヶ月先であろうと構いません。要は、それとわかるようにロールプレイ中に何かしらの記述をいただければ大丈夫です。
 ロールプレイの時系列的な問題等がある場合は、ご自身でご解決いただくようお願いします。
 違和感を覚えるという場合は、12月31日以降、年始にかけても追悼式が行われているということにしていただいても構いません。

 常世島の外から追悼式に参加する来訪者などが多くやってくることとなります。あくまで追悼式メインのイベントですので、そういった来訪者を襲うような行為や、追悼式での乱闘・妨害・破壊行為はご遠慮ください。
 《式典委員会》などが中心となるイベントになりますが、当然ながら参加は任意であり、委員会所属だからといって本イベントに必ずしも参加・言及する必要はありません。

※交響曲第九番の歌詞・訳詞についてはThe Web KANZAKI~ベートーベン第九の歌詞と音楽より引用(2024/12/27 閲覧)
(12/27-01:23:09)
年末年始の常世島 >  
 
 日本本土よりも南方に位置する常世島にも冬は訪れる。《大変容》により変化した海流や、周辺に棲まう気候精霊、《祭祀局》の《システム・プロスペロー》によって呼び出される精霊《エアリアル》や、級長津彦命・級長戸辺命などの風の神、大綿津見神などの海の神などへの祭祀により、日本本土に近い冬の気候が再現されている。
 上記のような諸々の要因により、常世島の冬の気温は本土のそれとさほど変わらぬものとなっている。故に、降雪もあり強い寒波が訪れることもある。常世島ではすでに青垣山周辺に雪がつもり始め、学園地区などでも雪の降る日が見られる。特に、クリスマス前後から年末にかけて寒波が訪れて雪が降るであろうとの見通しである。
 寒さに弱い特性を持つ生徒・職員への配慮も例年通り行われており、必要があれば自身の体温を保つための魔術や器具が無料で提供される。なお、あくまで自らの意思が優先されるため、強要されるというようなことはない。

 カリキュラムにもよるが、12月のクリスマス頃より順次年内授業は終了し(早ければ20日には年内授業が全て終了する生徒もいる)、常世学園は冬季休業に入る。島内の港・空港などの交通機関へと、帰省のために向かう生徒・職員の姿が多く見られる時期である。
 常世学園の特性上、帰る家や故郷を持たない者や、帰省出来ない事情のある者、異邦人なども多く所属しているため、冬季休業とはいっても学園内の人口が大幅に減少するわけではない。また、冬季休業中であっても様々な理由で開講されている授業が存在するため、学園地区も機能し続けることとなる。
 授業再開は、これまたカリキュラムや講師によって前後するが、概ね1月6日ごろとなる。

 12月は島外同様様々なイベントや行事が常世島で行われている。以下、その一例を示す。もちろん、以下に示した以外にもイベントの類は多く行われている。

 冬季休業中には、図書委員会による「常世大図書館禁書庫蔵書整理、常世博物館地下収蔵庫整理」が行われる。常世大図書館禁書庫・常世博物館地下収蔵庫の性格上、蔵書・収蔵品の整理や修復は秘密裏に行われる。特に危険な魔導書やアーティファクトなどについてはこの時に再封印処置がなされる。通常の蔵書・収蔵品の整理期間中には行わず、その危険性のために敢えて時期をずらし、冬季休業中に整理を行う。
 魔導書やアーティファクトの封印処理中には、収蔵品の暴走や怪異の出現などもままあることであるため、それらとの戦闘が発生することもあり、危険が伴う。本来は図書委員会で全ての業務を完結させる必要があるものの、その危険性のために図書委員会外から協力者を募り、収蔵品の整理や封印作業に協力させることが近年増えている。
 また、研究のための場合などの特殊な事由がある場合も、図書委員会の許可を得れば、上記整理業務に従事することができる。ただし、危険が伴うことに同意する必要がある。年々増える魔導書や収蔵品のために、図書委員会の委員だけでは作業が追いつかなくなっており、外部の協力者の数は増加の一途を辿っている。状況によっては、風紀委員会や祭祀局などの協力・応援を仰ぐこともある。
 当然ながら、図書委員会内外の作業従事者には守秘義務が存在し、作業従事の際に得た、学園の危機管理に支障をきたすような情報の公開は強く戒められる。しかし、魔導書や収蔵品の巻き起こす現象には、本来無関係の生徒・職員が巻き込まれることもあり得る。当然ながら、そういった事象に意図せず巻き込まれた場合は、処罰などが行われることはない。
 作業期間中は常世大図書館・常世博物館の守りはかなり厳重なものとなるため、魔導書や収蔵品の起こす現象が、両館の外に影響を及ぼすことはまずない。
(参照:http://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/academy/calendar/)

 常世島にもクリスマスは訪れる。言わずとしれた、多くのキリスト教の諸派にて催される、イエスの生誕を祝う祭りである。常世島内の教会ではクリスマスの前後はミサなどの祭儀が行われるが、キリスト教を信仰していない者たちにとっても、冬の重要な祝祭日として認識されている。クリスマス関連の宗教儀礼として、常世島内でことに有名なものの一つとして、宗教施設郡の「常世島教会」(祭祀局および常世島基督教団の管理。キリスト教やそれから派生した宗教全てを包括することを目的としており、特定の教派に属するわけではない。ただし、グノーシス派やマニ教はその中に含まれない)にて行われるミサが挙げられる。
 《大変容》により、キリスト教以前の(キリスト教側から見た場合の)異教的な習俗もヨーロッパにおいて復活しており――つまり、異教主義(ペイガニズム)――、常世島においてもその状況は変わらない。キリスト教以前の冬至の祭りなどもクリスマスの前後には盛んに行われている。クリスマスは、宗教や信仰の枠を超えた、冬のイベントとなっており、前世紀における日本の状況に近いものがある。
 常世島でのクリスマスは異邦人達にとっても無関係ではない。異邦人たちの世界で行われていた冬至の祭りやそれに類する祝祭日とクリスマスが習合しているのである。異邦人たちも自らの故郷・文化における祝祭日をクリスマス前後に行うことが、いつしか慣例となった。

 クリスマスの前後には学生街・常世渋谷などを中心としてクリスマス商戦が繰り広げられ、クリスマスやそれに類するイベントにまつわる商品のセール・サービスが氾濫する。商業系の部活にとってはまさに稼ぎ時である。恋人たちの日としての機能も前世紀と変わらず受け継がれており、カップル向けの店舗が積極的に集客を行う時期でもある。
 現《保健委員会》委員長の意向もあり、福祉を司る《保健委員会》を中心として、落第街やスラムでは有志による炊き出しなども行われることもある。クリスマスシーズンであるからといって治安が良くなるわけでもないため、向かう場合は注意が必要であろう。ただし、委員会に所属する者などの中から有志が集まり、炊き出しなどを警護することはあり得る。
 なお、《大変容》以後の地球上において、サンタクロースは実在しているといわれている。キリスト教文化圏で語られるそれと完全に同一の存在であるかは不明であり、いまだ謎は解明されていない。一種の「神的存在」として認識される場合もある。全ての子供たちに届くわけではないが、クリスマスに枕元に実際にプレゼントが置かれるという神秘的な現象(無論、両親などが置いたわけではない)が毎年確認されている。

 年末年始の寺社、その他宗教施設への参拝(及びそれに類する宗教的習俗)は前世紀の日本同様行われており、特に「常世神社」の初詣の参拝客の数は随一である。巫女などのアルバイトも募集される。
 年末の、十二月晦の「大祓」も常世神社にて行われており、一年の罪穢を祓う儀式が行われる。常世島では、様々な理由により、12/20から大晦日にかけて連日、常世神社内の境内で執り行われる。なお、担当する者によって儀式の進め方は異なり、必ずしも伝統的な「大祓」と同様のものであるとは限らない。《大変容》以後にもたらされた霊的な多様性により、伝統的な儀式も変化を遂げているのである。寺院での除夜の鐘つきも前世紀同様に行われるが、これもまた寺院によって細部は異なる。
 年末年始は特に祭祀局員が忙しい時期であると言える。

 加えて、年末には、《大変容》に関連する膨大な死者と、《第三次世界大戦》の戦没者を追悼する「全世界《大変容》追悼式」、「第三次世界大戦戦没者追悼式」が常世島において行われる。両追悼式は学外からの参加者も多い。
 正確な算出は不可能であり、その数値には諸説あるものの、一説によれば《大変容》から《第三次世界大戦》によって、当時の「地球」人口の約半数が死亡したとされる。
 《大変容》が「新世紀の福音(エウアンゲリオン)」であるのか、それとも終局の幕開けであるのかという問いは、神化人類学者の故・秋月秀顕博士が問い続けてきた問題であるが、どちらにせよ人類史始まって以来の大災害・災厄としての側面が存在することは言を俟たない。故に、《大変容》と《第三次世界大戦》の犠牲者への追悼は今なお行われており、犠牲者の名簿も更新され続けている。
 追悼の対象は《大変容》と《第三次世界大戦》によって犠牲になった全ての者であり、《異邦人》であろうともそれは変わらない。
 《大変容》の始まりの場所とされる南極は、《大変容》によって消滅している。故に、南極近辺での追悼式なども盛んに求められてはいるものの、かつての南極は国連により「絶対封鎖領域」に指定されており、何人も近づくことができないため、南極近辺での追悼式は実現していない。
(参照:コラム「《大変容》―2:「時系列」」 https://guest-land.sakura.ne.jp/column/tkc/index.php)


【PL向け】

 冬季休業期間は「12/23~1/7」としますが、利用者の事情などにより、開始や終了をある程度前後させていただいても構いません。ただし、後入りを行った場合は、先入りのPCの状況設定に従うようにしてください。

「常世大図書館禁書庫蔵書整理、常世博物館地下収蔵庫整理」の期間は「12/23~1/6」とします。

 年末の常世神社における「大祓」については、現実の「大祓」の式次第や内容と必ずしも一致させる必要はありません(そのほかの宗教施設における儀礼等も同様)。利用者によるアレンジなども加えて頂いて構いませんし、専門的な知識を有している必要もありません。そのようなことを意図し、「当する者によって儀式の進め方は異なり、必ずしも現行の「大祓」と同様のものであるとは限らない」と記させていただきました。

 当サイトの月日・季節の流れは概ね現実のものと同様に考えていただいて構いませんが、必ずしも日付までを厳密に対応させる必要はありません。たとえば、現実におけるクリスマス当日でなくとも、クリスマス当日としてロールプレイを行っていただくことも可能です。利用者の事情はそれぞれ異なるでしょうから、こういった点について管理者側から厳密な日付の対応を求めることはありません。

「全世界《大変容》追悼式」「第三次世界大戦戦没者追悼式」については、イベントとして開催するかどうかは検討中です。
(12/18-01:19:14)
コラム:常世学園の理念について >  
 
匿名者による秋月秀顕著『大変容』に対するネットワーク上の書評より、常世学園 学園憲章冒頭部についての一考察部分を抜粋


惟れ天地は万物の父母にして、惟れ人は万物の霊なり。
  ――『書経』泰誓・上

歴史は激変によって支配されている。世の中の仕組みはそれであって、今も過去もこれからも、それしかない。歴史なんてない――偶発性があるだけなんだ
  ――ウィリアム・ギブスン、ブルース・スターリング著、黒丸尚訳『ディファレンス・エンジン』角川書店、平成三年



 常世学園創立時、常世財団によって定められた学園憲章に曰く――『あらゆる「世界」に存在する“人”は、常世学園の学生・教職員になり得る資格を生まれながらにして有す』と。
 ここでいう「“人”」とは、「地球」に居住するいわゆるホモ・サピエンスに限定されるものではない。生物学的な分類を超越した定義であり、すなわち――この宇宙・時空連続体の外側より来たりし《異邦人》も、有機物・無機物の区別なく、天使や悪魔も、霊的・幻想的な存在も、あるいは現実に現れた“神”でさえも、そうあろうとするのであれば、“人”なのだ。
 “人”として扱われることを望まぬ者もいるだろうが、少なくとも常世学園の理念上ではそう定められている。《大変容》という、世界の理そのものを変容させた一大異変を経た「地球」は、そうあらねばならないという理想がそこに示されている。

 《大変容》の後、「万物の霊」の長たる“人”は、「地球」の現生人類のみを指す語ではなくなった。
 「万物の父母」たる“天地”は、我らが「宇宙」/「地球」に限定されるものではなくなった。
 “人”という語は、極めて広い意味を持つに至った。
 “世界”という語は、極めて広い場所を指すに至った。
 もはや人は「地球」の人類のみではなく、もはや世界は「地球」の天地のみではない。故にこそ、常世学園に入学することが出来る者は、あらゆる“人”なのだ。あらゆる“世界”の“人”がその対象者なのだ。
 それが我々「地球」の人類の姿形と大きく違っていようとも。
 それが肉体を伴わない霊的な存在であっても。
 それが我々の宇宙とは異なる世界から来訪した者であっても。
 「地球」の上で“人”としてあろうとするものは、等しく常世学園の入学対象者である。
 そうでなくてはならない――学園憲章は、明言せずともそう宣言していると言えよう。

 かつて、ミルチャ・エリアーデは人間を「ホモ・レリギオースス」――宗教的人間――と表現した。異世界にも“神”は存在し、それを信仰する者達がいる。上の定義に照らせば、《異邦人》もまた“人”に他ならない。人類史の中で提示された「人間の定義」に、多くの《異邦人》は当てはまる。
 天使や悪魔であろうとも、あるいは形而下に現れた“神”と呼ぶべき存在であろうとも、彼らが常世学園にて“人”としてあろうとするのであれば、入学対象者となる。“人”と見なされるのだ。
 《異能》の有無などは関係がない。《異能》を有していたとして、その能力の内実は問われない。
 《魔術》の使用の有無などは関係がない。使用する《魔術》が些末なもの/強大なものであろうと、入学の可否には影響しない。
 年齢も性別も知識の程度も、何もかも問われない。“人”としてあろうとするものは、“人”として扱わねばならない。
 学園憲章における“人”の定義とは以上の如きものであり、それが、《大変容》後の「地球」における理念であるべきだと、常世学園は提唱しているのだ。
 そうしなければ、既に大いなる変容を遂げた我らが「地球」は、人類社会は、近い将来に成り立たなくなるであろうと。

 現実として、個々人の身体的な能力差は《大変容》以前より大きくなり、“人”のあり方は旧世紀と比べ物にならないほどに多様化した。《大変容》という激変により歴史は突き動かされ、“人”も「世界」も全てが変容させられ続けている。
 《異能》により――その能力の実態はあまりに多種多様ではあるが――武器を持つことなく絶大な力を持つ者の数は年々増加し続けている。《異能》を持つ者を「新たなる人類」などと呼称する者たちもいる。ある日突然、隣人が超越的な能力に芽生えるという状況は、増え続けている。
 かつては選ばれた者たちに伝授されてきた《魔術》の秘奥は暴露され、多くの人々が用いる技術となりつつある。隠秘の学を学びしヘルメスの末裔たちだけではなく、開かれた《魔術》を用い、物理法則を超越することも可能とする者たちも増えている。神と人とを合一させ、神を人へ、人を神へとするが如き古の神秘主義が、グノーシス主義的人間観を持つ者たちが、新プラトン主義的「一者」への回帰を求める者たちが、エメラルド・タブレット的観念を持つ者たちが、現れてきている。
 《大変容》以前では、空想でしかあり得なかった存在が、「門」を通じて「地球」へと姿を現し、おおよそ人間とは思えぬ姿・能力を発揮し、「地球」の人類社会へと参入しようとしている。彼らの多くは、自らの世界へと変えるすべを持たない。そんな彼らを、異“邦”人――異なる世界を「(くに)」と表現し、同じ「世界」――多元的「世界」――の“人”であるということを、認めなければならないと提唱する者たちがいる。
 全て、《大変容》以前はありえぬものであり、近代の歴史の中に隠され、あるいは存在しなかったものたちである。
 それでもなお、目の前の存在は“人”であるのだと、「地球」の人類は認識すること。しなければならないのだということ。それに至る階梯を示すのが常世学園なのであると――

 概ねそのようなことが、大著『大変容』にて知られる秋月秀顕博士の著した『常世学園について』において記されていた。その解釈の是非はここでは措く。秋月博士の論に対する反論も当然存在している。そして、常世学園の学園憲章はあくまで「理念」であり、現実の常世学園の状況がそのまま学園憲章通りであるというわけでは勿論ない。全ての“人”に入学の権利があったとしても、全ての“人”が入学できるわけではないのだ。
 それはそれとして、形而上生物学・神化人類学の分野にて比肩する者がいないほどの業績を上げた秋月博士は――自らそう称したことは一度たりともなかったが――《大変容》研究の大家として知られている。《大変容》という言葉は彼が考案したものだという説が今もなお様々なメディアの中でまことしやかに語られているが、秋月博士はそれを生涯否定し続けた。
 《大変容》の発生により「地球」より「神秘」や「幻想」は消え失せたという逆説的な発言も彼は行った。一般的には、《大変容》によってあらゆる「神秘」が《復活》/《復権》を遂げたと表現されるが、あらゆるものが「ありえてしまう世界」と成り果てた「地球」には、もはや「神秘」「幻想」はありえないのだという悲観的な思想に晩年至ったことも知られている。
 全てを“人”に収斂させ――無論、“人”と呼ばれることを厭う者もいるだろうが、ここでいう“人”は「人間」を意味するものではない――形而上の存在さえも自らの範疇に取り込もうとする「地球」のあり様、常世学園の理念を、秋月博士は理解しつつも恐れ、グロテスクに思い、かつての「神秘」「幻想」を懐かしんだのである。
 これは、《大変容》以前に生を受けた者だからこその思想であり、必ずしも《大変容》後に生まれた者たちに受け入れられるとは限らぬものであり――


【PL向け】
 弊サイトの世界観深化のためのコラムです。特に強く意識してほしいというわけではありません。運営が書きたいために書いたものであります。サイトの遊び方についての方向性を強要するような意図は一切ございません。
(12/16-00:34:49)
委員会新設:《保健委員会》 >  
 
12月某日の常世島ニュースより抜粋——

 本日、《生徒会》より正式に《保健委員会》の設立が常世学園全学生・教職員に向けて告知されました。
 常世島の医療・保健分野に関する業務は、主に《生活委員会》が担っておりましたが、近年の《生活委員会》の業務増加、それに伴う委員への負荷増大が懸念されており、各種委員会への分業化が検討されていました。
 本日より、特に専門的な職掌を有していた《生活委員会》の医療・保健分野が《保健委員会》として正式に独立することとなります。《生活委員会》の業務負担減のための施策の一環となります。
 かねてより《保健委員会》新設に向けて、《保健委員会》設立準備委員会によって移管作業が行われており、《生活委員会》の医療・保健関連部局は《保健委員会》の前身として位置づけられてきました。そのため、委員会として問題なく機能すると《生徒会》は発表しました。
 発足直後ということもあり、暫くの間は《生活委員会》の医療・保健担当の部局と併存しつつ、よりしっかりと機能の移管・移行が行われる見通しです。
 今後も《生活委員会》とは積極的な連携を行うということが《保健委員会》委員長より各種委員会に通達がなされました。
 現在《保健委員会》では、治癒系の《異能》や《魔術》、技能の使用が可能な委員を積極的に募集しており――


【PL向け】
 《保健委員会》の実装となります。《生活委員会》の医療・保健分野が《保健委員会》として独立したという設定です。
 既に《保健委員会》に向けて準備がなされていたことになりますので、委員会として問題なく機能する形となります。《保健委員会》の設定もそれを前提としておりますので、その点ご了承いただきますようお願いします。新設間もない委員会らしさを演出していただいても問題はありませんが、サイトの都合上委員会として機能しない、不備が多いなどという設定にはなりませんのでご注意ください。
 詳細については「学内組織/学外組織」の《保健委員会》の項目をご確認ください。
 保健分野について《生活委員会》が担っているという記述がまだチャットルームの説明欄などに残っているかもしれませんが、徐々に修正してまりいますので、ご容赦くださいませ。
(12/02-23:53:27)
委員会新設:《保健委員会》 >  
 
委員会新設:《保健委員会》

 《保健委員会》の設定・ロゴマーク等を公開いたしました。
 https://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/academy/organization/#%E3%80%8C%E4%BF%9D%E5%81%A5%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%E3%80%8D

 先日の告知は予告であり、その時点での《保健委員会》の実装を意味するものではありませんでしたが、既に《保健委員会》を設定に組み込んでいらっしゃる方がいるようですので、早めに設定を公開することといたしました。
 設定などの変更は正式な実装後に行っていただくということで告知させていただきましたが、誤解を生じさせてしまったことをお詫び申し上げます。
 生活委員からの医療系機能移管の話については後日記載いたしますが、設定としては本日より実装となりますので、《保健委員会》所属のPC/NPCをご作成いただいて問題ありません。

 チャットルームの説明など、《保健委員会》実装前の記述もまだ残っております。その点はご容赦ください。今後修正を行います。
 《保健委員会》および《特殊救急機動部隊「アスクレピオス」》のロゴは運営の自作となります。デザインなどは特に行ったことがありませんので洗練されたものではないかもしれませんが、もし使用していただけるのであれば、保健委員の制服などに組み込んでいただいて問題ございません。
 アレンジなどもご自由にどうぞ。
(12/02-01:43:36)
委員会新設予定:《保健委員会》 >  
 
委員会新設予定:《保健委員会》

 リニューアル後に設置を予定しておりました《保健委員会》について、ある程度設定も完成いたしましたので先行実装を検討しております。
 委員会総合庁舎の設定の追加などに伴い、《生活委員会》の業務内容があまりに多岐に亘ることとなったため、また医療関係のPCの作成をより容易なものとするため、世界観リニューアルよりも前に設定を追加させていただく事となりました。追加時期は近日中を予定しております。
 本来、サイト開設当初より実装すべき委員会でしたが、運営がそれを失念していたこともあり、後日生活委員会に医療分野の課を追加させていただきました。この度、サイト開設当初に検討していた設定を実装することとなります。二転三転する形となりましたため、利用者の皆様にはご迷惑をおかけすることとなりますが、ご理解とご寛恕の程お願い申し上げます。
 
 世界観内での《保健委員会》新設の理由といたしましては、既に存在している《生活委員会》保健課を《保健委員会》として発展的に解消させることにより、《生活委員会》の多岐に渡る業務の負荷を低減させるため、また医療分野の専門委員会を立ち上げることにより、更に専門的な対応を可能とするためということになる予定です。
 既に存在している《生活委員会》保健課という設定が変更されることとなるため、少なからず同課に所属する学生・教員に影響が発生する形となります。お詫び申し上げます。
 保健課から《保健委員会》への機能の移行期間というような設定で、保健課と《生活委員会》が併存するような状態を検討しています。これは委員会新設告知に気づくことが出来なかった利用者への措置となります。ただ、利用者の移行状況次第では併存関係は解消させる可能デイもございます。
 なお、世界観リニューアル後は学園設立当初から《保健委員会》が存在していたという設定にする予定ですので、その点はご容赦くださいませ。

 《保健委員会》の設定実装後、改めて告知を行います。それまでは現行のままお待ち下さい。


【その他告知】
 学園祭である常世祭の開催を予定しておりましたが、本来予定していた11月中の開催が叶わなかったことをお詫び申し上げます。
 時期をずらして開催するか、あるいは補填として別のイベントを開催するかは検討中です。
(11/30-20:29:39)
設定追記:式典委員会 >  
 
設定追記:式典委員会

 式典委員会の設定を大幅に追記いたしました。
 一部の部局の説明、「公認制度」、「興行部芸能課」、「芸能課所属アイドルグループ 《超常的歌舞音曲偶像集団「常世少女」》」などの設定を追加しております。
 詳細はこちらをご確認ください。
(10/31-01:16:47)