学園地区の校舎群の一つ。様々な教室や研究室などがこの建物の中に設置されている。
外観としては現代的なビルのようなもの。
※それぞれの教室などの詳しい情景などはある程度自由にしてくださって構いません。
参加者(0):ROM(1)
Time:20:39:18 更新
ご案内:「第二教室棟 屋上」から海藤 ナズナさんが去りました。
■海藤 ナズナ >
と、ここでオモイカネが鳴る。
確認しなくても誰から、用件は、大体分かる。
大体鳴ってから10コール目辺りからようやく観念したのかオモイカネに手を伸ばし電話に出る。
「はいもしもし。…うっさい分かってるって。今日はなんとなしに青春したくなったんだからほっといてよ。」
電話には案の定"稼業"の方の件だ。
まあ夜にはとある組織に属しているっていう謎多き少女にはありがちな事だ。
そして電話相手もそこまで気を使わなくていい相手で。
「分かってるって、うるさいなぁ。こっちも用が済んだからすぐに合流するから。…うん、じゃあ待っててね」
ピ、と電話を切る。
少し置いてからドデカイ溜息が口から洩れる。
「行くかぁ」
わざわざ口にする。こうでもしないとやる気無さ過ぎて体が動かないから
■海藤 ナズナ >
「…なーにやってんだか。」
我ながらチョロいとは思った。
あの時の友達の会話では軽く流してたが御覧の有様。
実のところ学校には憧れててずっと通ってみたいとは思ってた。
だから勉強以外にも『学校と言えば』的な事をして青春してみたかったが…
「いや、これも青春かもね」
否定する。
こんなアホな事してまんまと騙されて…と成長した私から見れば軽い黒歴史も青春の醍醐味なのかもしれない。
屋上に植えられてる花壇を見る。
そういえばこの花壇から植物系モンスターが夜に生えてくるとか友達が嘘なのか本当なのか良く分からない事を言ってた。
一瞥したが…まあそんな都合よくモンスターとか出るわけない。
■海藤 ナズナ >
夜。未来人系ギャルこと海藤ナズナは屋上にいた。
普通はこんな所にこんな時間に足を運ぶことはない。ましてや夜には"稼業"があるので自由が効きにくいはずだ。しかしながらその稼業での立ち位置は幸いにして上の方なので今日は思い切ってサボってみた。
さてナズナが来たのはちょっとした好奇心だ。
こんな噂があった。
(夕刻頃…)
『ナズナちゃんってさぁ学校の怪談って信じる?この学校ってさぁ、冗談じゃなく"出る"みたいよ?』
ナズナの友達はいたずらっぽく他愛もない与太話をしていた
「うっそぉ~学校の怪談ってワード、100年くらい前の古いワードだと思ってたわ~。でもさ、態々夜まで学校に残ってやることなくなぁい?」
ゲラゲラと未来人ジョークをして笑い飛ばした。
古典的過ぎるしそもそも夜まで学校にいる暇人なんていないだろう、と
―――回想終了
「私って暇人なんだなぁ~」
すっかり夜も更けてきた頃。
結局何事も起きそうになかったようだ。
あの時一々確認するそんな暇人おらんやろと思ってたが、その暇人が自分になったようだ。
時折スマホ弄ってるが暇すぎてゲームもやってた。
ご案内:「第二教室棟 屋上」に海藤 ナズナさんが現れました。
ご案内:「第二教室棟 家庭科室」から伊都波 凛霞さんが去りました。
■伊都波 凛霞 >
明日。バレンタインダー。
家族には「ありがとう」を。
妹には「大好き」を。
そして…。
幼馴染には「これからもよろしくね」を。
歩みは、甘い香りを棚引かせて。
■伊都波 凛霞 >
「……あっ」
ひとつだけ、少し歪んだ丸ができてしまった。
迷った末にそれを小さな箱の真ん中に置く。
一番伝えたい気持ちは、完璧じゃないほうが、きっと本当だから。
すべてを包み終えたころには、外はすっかり暗く。
家庭科室の電気を消し、窓に映る自分を見る。
「………」
少し赤い頬。
暖房、効かせすぎてかもしれない。
「よしっ」
胸元に箱を抱え、静かな廊下を歩き出した。
■伊都波 凛霞 >
型を冷蔵庫に入れ、次のボウルに向き直る。
ここからは…“特別”
幼馴染のためのチョコ。
「今年も作ってくるんだろうなあ…凄いの」
彼は、料理が得意である。去年は逆チョコがあった。
自分だってちょっとは自信があるのに、本職レベルで上回って来る。
女の子としてはお菓子作りくらいは負けていられないのである。
溶かしたチョコに少しだけ生クリームを混ぜる。
なめらかなガナッシュにして、丁寧に丸める。
ココアパウダーをまぶす手が、ほんのちょっとだけ、緊張。
――今年はもう、ただの“幼馴染”じゃないんだ。
■伊都波 凛霞 >
世間は凶悪犯の話題でもちきり。
風紀委員としてはこんなことをしている場合じゃない、のかもしれないけど。
学生と仕事の両立はこの島で生きている少年少女に課せられた課題だ。
イベントはイベント、仕事は仕事としっかり切り分けるのもまた重要である。
さて…気を取り直してまずは家族用。
父にはビターを多めにする。甘いものが少し苦手だから。
母にはナッツ入り。前に「歯ごたえが好き」と言っていたから。
そして、妹の分は――
「……ハート型は、遠慮されちゃうかなあ…?」
そう言いながらも、小さなハート型にチョコを流し込む。
喜んでくれるといいなー、なんて思いつつ。
愛情を伝える日なので、それでいいよねと開き直るのだ。
■伊都波 凛霞 >
放課後の家庭科室は、いつもより少しだけ甘い匂いがしていた。
二月の冷たい空気が窓の隙間から忍び込む中、エプロン姿の少女――凛霞は、背中を丸めてボウルを抱えている。
「よーし、ちゃんと溶けてる」
湯煎にかけたチョコレートが、つややかにとろりと流れるのを見て、ほっと息をついた。
今日はバレンタイン前日。
家では台所を長く使えないし母も忙しい。だから先生にお願いして、家庭科室を借りたのだ。
「失敗しませんよーに…と」
実は結構難しいといわれる、チョコ作りである。
ご案内:「第二教室棟 家庭科室」に伊都波 凛霞さんが現れました。
ご案内:「第二教室棟 ロビー」から蒼空 奏さんが去りました。
■蒼空 奏 >
──やがてチャイムが鳴って、はっと顔をあげる。
うっかり、本の世界に集中してしまっていた。
「いけない、急がなきゃ…っ」
わたわた、慌てるように本に栞を挟み、バッグへ。
立ち上がって時計を確認すれば、小走りに少女はロビーを去るのだった。
■蒼空 奏 >
最近読み始めた小説。
少年と少女の淡い恋模様を描いたラブロマンス。
読み込んでいると、少し気恥ずかしさを感じたりもするけれど、ついつい引き込まれてしまう。
──異能なんかに目覚めず、普通の人として過ごせていたら、自分にもこういうことがあったのかな。
読み始めた頃は、そんな仄暗い感情がふつりと湧くこともあった。
けれど今は、異能の力なんて此処ではあるのが当たり前で、普通のこと。
そう割り切れるようになっていた。
そう、純粋に空想の物語を楽しめるように──。
そんな、空色の髪と瞳の少女が一人、読書に勤しむ姿はちょっとだけ、絵にもなるというもの。…たぶん。