落第街は学園都市の中でも特に治安の悪い地区であり、普通の学生が訪れるような場所ではない。
学園側としては歓楽街の一部とされ、落第街やスラムなどは存在していないと称されているが、現実には存在し続けている。
その名が示す通り、落第生や不良学生、違反学生などが集まる街である。非公認の部活などが殆んどの地区である。
異能や魔術を用いた組織の抗争など、学園都市の闇の集結したような場所。
路地裏よりは治安はいいものの、怪しげな商店や施設が立ち並んでいる。面倒事に巻き込まれたくないのなら行かないほうが無難であろう。
参加者(0):ROM(1)
Time:18:50:45 更新
ご案内:「落第街大通り」からスノウさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から雪景勇成さんが去りました。
■スノウ > 「...もう気にしてないですけどね。
体質が変わってしまったのが一番大きいですが。」
...もう、あそこには戻りたくない。
戻ってはいけない...そう、言われた気がする。
(つい喋っちゃったけど...良かったのかな。)
「...頑張って勉強しますね。
ありがとうございます、ユキ先輩。」
風紀委員の方って、しっかりしてる人多くていいな...。
「わーい、ありがとうございます~。」
また一礼してそのまま送ってもらった。
今後先輩に会うことがあったら...お礼でもしようかな、なんて。
そんな事を考えながら一緒に帰るのであった。
■雪景勇成 > 「……成程な…大まかには分かった。」
何となくだが。麻酔無し…つまり人体実験関連か。
元々あった左腕が変質させられたのか…あるいは。
(…実験か別の原因で左腕を失った所に異形の腕を接合か何かしたか…か?)
推測は幾つか出来そうだが、深入りし過ぎても出来る事はさしてないのは先にも思った通り。
これ以上その先を尋ねたりもしない。彼女自身が一言だけと決めたのもあるし。
「…まぁ、こっちの世界の事は…言われるまでもねぇだろうがじっくり学んでいけばいいんじゃねぇかな…。」
いち風紀委員に出来る事はそれくらいだ。出来る事と出来ない事は自分なりに自覚している。
「…んじゃ、女子寮辺りまでは取り敢えず送るか…。
…そろそろ良い時間帯だし、早めに抜けた方がいいな。」
彼女自身は自衛出来る強さはきちんとありそうだが、面倒な交戦は無いに越した事は無い。
先導する形で、裏路地を抜けたり何なりして程なくまずは歓楽街まで来れば。
「…こっから先が歓楽街だ…取り敢えず、後はこのまま学生街に抜けて女子寮辺りまで送る。」
はぐれるなよ、と軽口半分忠告半分で告げれば、スノウを先導する形できちんと送り届けるだろう。
■スノウ > 「...それもそうですね。なら...一言だけ。
『麻酔なしでここまで弄られてこうなりました』」
許可は貰ったので...さらっとだけお答えして。
表面上は笑ってても笑顔とは認知しないだろう。
(私はこの子と共に、生きなきゃいけない覚悟はあるしね。)
「以後気を付けますね...他の人にも言われたので。」
先輩の警告はしっかり受け取ってから一礼をする。
「...一応仮の寮で暮らしています。正式なのはまだ。
女子寮辺りまで行けば後は一人で行けると思います。」
新入生ではあるが、まだ空調の辺りの問題で新しい部屋じゃない。
そろそろ決めないとな...なんて思いながら質問を返す。
■雪景勇成 > 「…別に、そっちが良ければ…つぅか、スノウが話したけりゃ好きにすりゃいいって感じだな。
…気にならない訳じゃねぇが、あまり根掘り葉掘り尋ねんのはあんま趣味じゃねぇし。」
仕事関係ならまぁ例外だが、プライベート方面ではそういうスタンスが基本。
なので、その辺りの判断はあくまで彼女自身に任せるという形だ。
「…まぁ、俺は風紀とはいえ今は非番だし…本来なら軽く説教とか戒めでもすんだろうが…。」
一応忠告は最低限したので、後は彼女の自由意思に任せる。
少なくとも、努力はするみたいなので無駄にはならないだろう。
「…寮暮らしか何かなら、近くまで送るのは別にいいが…。
…と、いうかアンタは何処に住居あるんだ。」
女子寮辺りなら分かり易いが、個人の自宅とかアパートとなると彼女がきちんと把握していないと送るに送れない。
■スノウ > 「...別に、ユキ先輩だったら、いいですよ。
この子の事、聞かないならそれも、構いません。」
先輩としては気になってるようだったので、提案してみる。
別に無理して言うつもりもないけども...。
私みたいなタイプの生徒は一杯いるらしい。
自分だけ特別だ、とは微塵にも思ってないからこその提案。
「...迷子になっちゃうと、どうしようもないので。
出来るだけ、努力してみますね。」
昔の追手よりはるかに弱かったから助かったものの。
あんまり深入りすると碌なことがないのは分かっていた。
...もうちょっと、反省しよう。
「一応自力で帰れるとは思いますけど...。
...ユキ先輩は一緒に来てくれないんですか?」
なんだか、もう少し話してもいいような気がして。
■雪景勇成 > 「…別に詮索する気はねぇけど、まぁ訳ありなんだろ?その腕…。」
ちらり、と歩きながらスノウの左腕を一瞥する。明らかに”何か”ありそうな異形の腕。
少なくとも、見た目的に種族的にも全く別物の腕なのは間違いないだろう。
それが、生物の腕だとこの時点では断定はしきれないが。
まぁ、訳ありな人間なんてこの島…でなくとも星の数ほど居るだろう。
彼女にも何らかの事情やら何やらがあるのは想像に難くないし、それを無理に聞き出すつもりも無い。
親切心や優しさではなく、中途半端に聞いても何も出来る事が無い可能性もあるからだ。
「…成程、最低限の自衛の心得はある訳か…まぁ、こっち側にあまり深入りしないこったな…。」
少なくとも、確実に…大袈裟に言えば生還できる程度の手段か実力が無い限りあまりほいほいここに来るべきではない。
感覚的には、彼女は今の発言も含めてポテンシャル自体はありそうだ。
後はそれを磨いて、ある程度の自信に繋がれば…まぁ、それはそれで慢心の危険性もあるが。
ユキ先輩、という呼び方に「好きに呼べよ」という感じで片手をひらひら適当に振ってみせつつ。
「…んで、スノウ。歓楽街でも迷子になったみたいだから一先ずは学生街では送るが。
…そこまで送れば後は自力で帰れるよな…?」
と、歩きながら一応確認。流石に土地勘が無くてもそれなりに学生街は歩き回っている…筈。
■スノウ > 「...未だに信じられないですけどね。
私の腕見ただけで避けられたりするくらいだったのに。
今じゃ、気持ちがすごく楽なので助かってますけど...。」
研究所...研究施設の方がここだと合ってるかもしれない。
そんな場所から必死で逃げて、追い回されて。
その記憶が曖昧だ、なんて言えるわけないけど...。
「...そうなんですね、用心してて正解でしたね。
『何人か』返り討ちにしちゃったので...。
前相手してくれた先輩より弱くて助かりました。
ご心配、ありがとうございます。...ユキ先輩?」
実際、他の場所でも何回か戦闘してる...が、別に困ってない。
私はもうちょっと強くなった方がいいと思っているから。
...この先輩が言うように、もっと警戒はした方がいいのだが。
■雪景勇成 > 「…やっぱそうか…つっても、話を聞いてるかもしれんがこの島は異世界人は珍しいって程でもない。」
実際、異世界から来た人たちやその子孫や関係者が多く暮らす異邦人街。
異世界から齎された可能性のある技術やら何やらもあったりするのだし。
そもそも、【大変容】を経験した後のこの世界では別の世界の人間は日常の一部になりつつあるだろう。
(…まぁ、この島が殊更に特殊なだけなんだろうが…。)
内心でそう呟きつつ、スノウという名乗りに小さく頷いて。
付いてくるのを一瞥して確認すれば、彼女の歩調に自然と併せて歩く。
「…取り敢えず…行くなとは言わねぇが…この辺りに来るときは色々用心した方がいい。」
迷子の結果と言えばそれまでだが、最低限武装か…あるいは確実に逃げ切れる手札があった方が良い。
そうでなくとも、風紀と違反部活や組織のドンパチに巻き込まれる可能性も少なからずある。
■スノウ > 「...こっち側。えっと...そうですね。
異世界人の認識であってます...本当に最近です。」
土地勘が全くないのも本当で、迷子になりやすいのもそう。
その言い方だと...本来のここの人で間違いなさそう。
...銃、見られちゃったけど見てないふりしてる。
まあ...後で、誰かに処分してもらえば、いっか...。
「風紀委員の方...よろしくお願いします、せんぱい。
新入生のスノウって言います...。」
...なにかと、風紀委員の名前が出てくる。縁があるのかな。
しっかり挨拶してくれる辺り、悪い人じゃなさそうだ。
「あ、はい...!」
クーラーボックスをゴロゴロと引っ張りながらついていくことに。
■雪景勇成 > 「…もしかして、つい最近”こっち側”に流れ着いたクチか?」
彼女の発言を聞くに、記憶力がどうのというより…そもそも島の生活にまだ完全には慣れていない感じがする。
そうなると、島の外から来たかあるいは異世界から…多分後者だろうと半ば確信しているが。
銃については、一応気付いてはいるがこちらから何かリアクションする気は無さそうで。
そもそも今日は非番なので、風紀の仕事の類を進んでやる気は全くと言っていいほど無かったりする。
「…風紀委員会・特別攻撃課…2年の雪景勇成だ。…ユキとかイサナって呼ばれる事が多い。」
声は淡々としていて、表情もほぼ無表情だがきちんと学年や所属含め名前を名乗り。
「…あと、別に無理でも何でもねぇから気にするな…それよりさっさと行こうぜ…。」
軽くジェスチャーで「早く付いて来い」と促しつつ。急かす訳ではないがどうにも危なっかしく思えるので。
■スノウ > 「...まだ半年も立ってないので覚えれなくて。
ここってやっぱり広いですね。」
タバコだ...。あっちの世界でもあったっけ。
私は吸ったことないけど...美味しいのかなぁ。
(あ...そう言えば。名前、聞いてない...。
あと...これ、の処分どうしようかな...。)
...先ほど少し離れた所で襲われて、銃だけ奪ってしまった。
自前の銃があるのでいらないし、怒られそう。
とりあえず...名前だけでも聞こうかな。
「そうですか...はい、すみません、ついていきます。
あの...お名前聞かせてもらっても、いいですか?
流石に無理させてるので...何か出来ればな、と。」
■雪景勇成 > 「…方向音痴ね…だったら自分の現在位置だけでも把握できるようにしとくべきだな…。
…アンタの口ぶりからして…ここらに土地勘がそんなある訳でもなさそうだし…。」
新品らしき端末を一瞥してから、彼女に当たらないように咥えていた煙草の紫煙を吐き出す。
話を聞くに、歓楽街でも既に迷子経験があるようだ…と、なれば。
(…こりゃ、歓楽街までじゃなくて学生街辺りまでは送るしかねぇか…。)
面倒臭い、という気持ちは勿論あるが…まぁ、こちらも帰る所だった訳で。
なら、別にそれほど手間にもならないか…と、切り替えていくとしよう。
「…特にはねぇよ…いや、目的はあったがさっき潰れた…んで、突っ立ってねぇで行こうぜ…。」
彼女を促す。既に迷子なのに端末と睨めっこしても状況は好転しないだろうし。
■スノウ > 「...方向音痴みたいで、良く迷うんです。」
なんだか、邪魔してしまったようだ。
この人も大変な状況だったに違いない...。
「...多分?そうだと思います。あ、こっち...?
あ、えーっと...歓楽街で前回迷子になってー...。」
新品の端末を見ながら会話を続けている。
新入生になってからよく迷子になっている気がする。
「何か、ご予定が...?」
きょとんと、顔を傾げているようだ。
色々操作がもたついているようで、会話を慌ててしている様子。
このままだとまた迷子コースだろう。