落第街は学園都市の中でも特に治安の悪い地区であり、普通の学生が訪れるような場所ではない。
学園側としては歓楽街の一部とされ、落第街やスラムなどは存在していないと称されているが、現実には存在し続けている。
その名が示す通り、落第生や不良学生、違反学生などが集まる街である。非公認の部活などが殆んどの地区である。
異能や魔術を用いた組織の抗争など、学園都市の闇の集結したような場所。
路地裏よりは治安はいいものの、怪しげな商店や施設が立ち並んでいる。面倒事に巻き込まれたくないのなら行かないほうが無難であろう。
参加者(0):ROM(1)
Time:15:35:04 更新
ご案内:「落第街 純喫茶【待ち合わせあり『月』」から蘇芳 那由他さんが去りました。
ご案内:「落第街 純喫茶【待ち合わせあり『月』」から希さんが去りました。
■蘇芳 那由他 > 一つ分かった事は、この娘はとても友達思いの娘なんだなぁ、というのと。
…あと、めっちゃ健啖家だという事だ。
少年も、控えめ程度に頂いたのだが、少女の方が何倍も食べていたかもしれない。
尚、何で彼女がここの支払いを一括で出来たか?という謎は残った。
何でそんな大金を普通に持ってるんだろう?
そんなこんなで、ひょんな事から始まった尋問タイムは一先ず過ぎていくのでした。
■希 > 「ん、甘んじてください」
真顔で
「……そうだね」
真顔になって
「じゃあ、さっさと食べて」
なお、幼女はとても健啖家であった。
■蘇芳 那由他 > 「…はは……ハァ…。」
溜息。まぁそこは甘んじて受け入れるしかないんだろう。
まぁ、ツッコミは自然としてしまうだろうけども。
「…椎苗さんが本気で怒った状態とかあまり考えたくないですね…。」
僕みたいな【凡人】じゃ想像もつかない、と小さく吐息と共に苦ーいコーヒーを飲み干して。
「……すいません、コーヒー一杯だけで多分財布が空になりそうなんで。」
頭を下げた。貯金自体は”アルバイト”のお陰で一般学生よりかなりあるのだが。
生憎と、手持ちの現金はあまり持ち合わせが無かったのである。
落第街の喫茶店って値段凄いんだな…と、しみじみ。
■希 > 「あたりまえ」
そこはそう。
「しーなちゃんがほんきでおこりそうなことは、わたしはしない」
「いいの?ここげんきんのみのいっかつでたかいよ?」
真顔である、多分相当高い
■蘇芳 那由他 > 「ろりこんが付いてるのは変わらないんですね…。」
まぁ、ちゃんと那由他と呼んでくれただけマシである。
力を抜く様子に、まぁ八つ当たりなのは薄々思っていた事ではあれど。
「…いいえ。八つ当たりしたい気持ちはあって当然だと思いますよ実際。」
取り敢えず、詰問辛辣タイムは何とか終わったようだ。
半殺しとかはある程度覚悟していたので、無事で良かった…。
「え?いや、奢りとか流石に悪いですよ…!」
と、むしろそっちの方で動揺というか慌てている始末である。
ちなみに、ちびちびと例の珈琲はきっちり飲んでいたりする。
■希 > 「けんぶつおわり、ありがとねろりこんなゆた」
ふー、と力を抜いて
「ちょっとやつあたり、ごめん」
むくれっつらを解除しつつ
「ここはごちそうするからー、たべて」
食事やらを並べながら
■蘇芳 那由他 > 「…あはは…。」
辛辣にざっくり言われても、苦笑いを浮かべるのみで。
特に憤ったりしないのは、彼女が気分屋なのかもしれないな、とこの短時間で思ったからなのかもしれない。
「椎苗さんに限らず、僕にはまだ誰も守る力はありませんよ。むしろ僕が守られっぱなしかもしれませんね。」
その自覚は大いにある。せめて足手纏いにならない、最低限の自衛くらいの力は身に付けたい。
…覚悟と強さ。今の自分にとってとてつもなく大きな壁だ。
気を抜いた様子に、そういう所は見た目相応だなぁ、とか呑気に思う。
こういう時、恐怖心が無い特性が人間観察に向いている気がしないでもない。
■希 > 「まあ、どうでもいい」
ざっくり
「うーん、しーなちゃんをまもれないざこざこだとこまる、んー、まあいっか、はー、ぐちおわり」
ちょっと気を抜いたらしい
■蘇芳 那由他 > 「…まぁ、そのくらいの個性は大目に見て下さい。」
無個性よりはマシでしょう?と、肩を竦めて。
割とそこに関しては頑固者に近いので、面倒臭いというのも間違いでもない。
「僕は自分が強いなんて思ってませんからね。」
課題で覚悟と強さを身に付ける事が大きな壁だが、今の少年に強さは残念ながら無い。
彼女のように一端を垣間見ただけでも強力な異能や魔術は全く無い。
特殊な【槍】こそあれど、あれも無暗に使うべきではない、と反省している。
■希 > 「めんどくさいね」
ようじょは辛辣であった
「やだ、このろりこんぜいじゃくすぎ?」
私の収入がなんとかすぎ?みたいな顔をした、
■蘇芳 那由他 > 「…僕が凡人じゃなかろうと、”そうでありたい”と思っている以上、僕は『凡人』と言い続けますよ。」
口だけで構わない。少年がそうあろうとしているから。
超人も偉人も魔人も御免だ。別にありきたりの凡人で十分だ。
「……いや、それ普通に死ぬと思うんですよね。」
胡桃が蒼い光のデコピンで抉れる様子を見れば、流石にまた苦笑いするしかない。
うん、手足なら死にはしないだろうけど胴体とか顔面だったら抉られたら死ぬねこれは。
■希 > 「けいけんじょー、ぼんじんはじぶんのこと、ぼんじんっていわないし、ここにいないとおもう」
ようじょの経験上とは?
「んー、と、このぐらいで」
胡桃を持ってきてもらい
蒼の光、異能を用いてデコピンし、抉れるのを見せ
■蘇芳 那由他 > 「狡いとか初めて言われましたね。割と単純な凡人なんですけどね。」
まぁ、叱責や罵倒や怒りは向けられるのは、そもそも呼び出しを喰らった時点で覚悟も納得も済んでいる。
そういうのを受け入れつつ、でも自分の曲げれない所は曲げたくないものだ。
「…すみません。あと殴る場合は死なない程度にお願いします。」
普通に考えたら少女のパンチなんてそこまでの威力ではないだろうが、ここは常世島だ。
異能だったり魔術だったり、見た目に寄らない怪力だったり色々ある。
そもそも、彼女は口は悪いが友達想いだろうし、そんな彼女の友達を面倒臭く思ったりしないだろうに。