落第街の大通りから裏路地までいたるところに存在している違反部活群。
違反部活とは校則で禁止されているような非合法な活動に手を染めている部活や組織の事である。
不健全な店、風俗店などの娼館めいたものや、違法薬物の売人、違反部活のために働かされる二級学生、違法なレートの賭博、異能/魔術犯罪組織などがひしめく魔界である。
風紀委員などの手入れが入ることもあるが、落第街そのもの全てを摘発することは困難を極めるため未だ違反部活などは存在したままである。
違反組織の拠点や住居などもここに多く存在している。
※フリー設定ルームなので、落第街に存在する違反部活にまつわる施設や活動などのロールに合わせて設定などご自由に御変更ください。
参加者(0):ROM(1)
Time:01:24:14 更新
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から海藤 宗次さんが去りました。
■海藤 宗次 >
「さて、手っ取り早くぶっ殺したしさっさと帰ってチキン食いたいねん」
その4発の爆発は確実に組織の連中を皆殺しにした。
だが無論、ここは一種の居住区でもあるので巻き添えになった人間も少なからずいる。
破片が飛んで通行人の腹を貫いたりだとか建物がドミノ倒しに倒壊して中にいた人間が圧死したか生き埋めになったか。
ぶっちゃけ宗次は些細な事だと思ってるし何よりさっさと寒い所とおさらばしてお家でぬくぬくと暖かいものを食べることを優先したかった。
ロケットランチャーは弾切れだが本体はそこそこ高い値段なので背負う。
使ったものを片すように撤収の準備。
「ほな、死体漁りは他の班に任せるで~」
あとは死体を漁って金品を売る。
これが覇伝洲のシノギの一つでもあるのだが
こういうのは部下に任せて宗次はさっさと帰ってしまうだろう
■海藤 宗次 >
「はいな、ドカーンとな」
連中が突入する。
だがそこはもぬけの殻。
奴らがしまった、と思うにはもう既に遅すぎた。
そこにはロケットランチャーの弾が迫り、建物ごと吹っ飛ばす!
宗次もこれで全滅させたとは思っていない。
「おまけのパイナップルでもどうぞ~」
続いて手榴弾2個を投擲。
更に爆発が立て続けに二回おこる。
「ダメ押しのちゃ~!」
更にその隙にロケットランチャーの弾を高速リロード。
もう一度ランチャーを構えてぶっ放す。
4発目の爆発で敵対組織20人の人間はおろか、そこにあった建物ごと跡形もなくこの世から消えた。
一連の流れはまるで戦争のような光景だ。
■海藤 宗次 >
勿論こうして待ち構えるには理由がある。
簡単に言ってしまえば敵対組織への攻撃、排除だ。
だが考えもなしに突撃をしてしまえば手痛い反撃は免れないだろう。
そこで"エサ"を撒いた。
連中は今、手薄で重要拠点を奪うチャンである。
たったこれだけの情報を流すだけで釣れる。
少なくとも覇伝洲を嫌ってる連中は排除しにかかるだろう。
現に偽の情報を撒いた所に20人程が集まった。
離れていても分かる。殺気だ。
連中の装備もライフル、刀、ハルバード、ボウガン…様々だが協力だ。
覇伝洲を滅ぼさんと本気で考えその為ならばどんな犠牲も厭わないそんな連中だ。
だからというべきか
「甘いなぁ…そんなに固まっては撃ってくださいいうてるもんやろ」
当然の事ながらそこの建物に宗次はいない。
宗次は別の建物の屋上から彼らを補足しロケットランチャーの狙いを定めた。
■海藤 宗次 >
最低限の動き、最低限の消費、最低限の時間。
時には効率性を重視する事も大事だ。
今日はそんな最効率を追求した作戦だ。
「お~さっむ…さっさと帰ってチキン食いたいねんな」
半グレ幹部海藤宗次。
彼は今とある建物の屋上にいる。
装備しているのはロケットランチャーと普段のシンプルな装備とはうって変わる
ロケットランチャーの弾は既に装填してありあとは引き金を引くだけ。
宗次は屋上でいつでもロケットランチャーが撃てる状態で待ち構える。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に海藤 宗次さんが現れました。
ご案内:「違反組織『名も無き黎明』拠点跡地」から青霧 在さんが去りました。
■青霧 在 > 「……昼か夜でも1食奢る」
「お前のお陰で危機を回避できた。それぐらいなら安い」
人の命や円滑な任務遂行と比べれば1食程度奢る程度、安いものだ。
普段から何かと世話になっている。蛇々苑でも回らない寿司でも何でも奢ってやろう。
どうせラーメン辺りで手打ちにするのだろう。そういう所は謙虚なのだ。
「…さて、これで任務の方は終わりで良かったか?」
「返ってシャワーを浴びたい」
俊敏なやつを相手するのは疲れる。お陰で汗が気持ち悪い。
しかも冬だ。身体が冷えてきた。
いえばカイロ辺りならもらえるだろうが、それよりもシャワー辺りで一気に温まりたいものだ。
『大丈夫だ。お疲れさん』との返答に「お疲れ様。後は任せた」と返し、帰路についた。
結局、車両に乗せてもらった。この寒空の下、凍えながら歩くには落第街はあまりにも広すぎたのだ。
■新宮 > 「驕らない事も大事だが俺には何か奢ってくれないのか?在」
そんな軽口を叩くのは狙撃手。
したり顔で青霧の方を見つめている。本気で言っているのか、冗談なのか判断がつかない曖昧な物言いである。
■青霧 在 > 「そうだな、驕りも厳禁だ」
意図したものではなかったのだが、北小路にとっては良い学びになったかもしれない。
これで態度が改善されれば助かるのだが……
そうしている間に、後方部隊と狙撃手が到着した。
北小路が拘束した構成員達を拘束したり、竜人の遺体を袋に入れて搬送準備を始める。
薬品による感染症予防や現場検証の準備も併せて進む。
■北小路 > 「死ぬんじゃないかって思ったよ…」
少しばかし上の空だが、青霧の手を掴んで立ち上がる。
目立った怪我はないようで、腰を打ち付けた程度か。
首筋にも妙な痕は残っていない。
「油断ー…したらダメですねー…」
なんて、自嘲気味に苦笑いを見せて。
■青霧 在 > 「だから言っただろう」
竜人の頭を貫いた銃弾は地に埋まり小さな穴を残す。
脳天を撃ち抜かれれば流石の龍王様も耐えられなかった様で、ぐらりと傾き地に伏す。
今度は先ほどの様に起き上がる事はないだろう。
青霧が見ていたのは、風紀委員会の狙撃手。
屈折した視線の先に見える見知った顔がダブルピースを向けて来る。
呆れを感じながらも今度こそ目の前に視線を向け、『いたた…』と腰を摩る北小路に手を差し伸べる。
「油断した。危険に晒して申し訳ない」
頭を下げて詫びる。
鎮圧した自分が目を離して暴走を許したというのは、とんでもない失態だ。
もし竜人が自暴自棄になり真っ先に北小路の命を狙っていたら、命を落としていた可能性も十分考えられる。
狙撃手(新宮)が居てくれたおかげだ。後で感謝を伝えなければ。
■鋭い銃声 > バジュッ
■自称『龍王』 > 「ぬかすなああああああああああああ!」
青霧の勧告に激昂する竜人。
侮られたと、劣等種に見下されたと勘違いしたのだろう。
青霧が何もしないと見るや、本気である事を示すためにも左手に力を込めた…その時だった。
■青霧 在 > 「……」
竜人がまだ動ける可能性は十分考慮していた。
しかし、北小路の態度に気を取られすぎていたとはいえ、まさかここまで俊敏に動けるとは考えていなかった。
亜人の身体能力やしぶとさは侮れない物だ。
しかし、青霧に焦りはなかった。
視線は竜人の方に向けられ、そちらをじっと見つめて。
「離した方がいいぞ」
「さもなくば、先はないだろうな」
青霧から何かする訳ではない。
下手に刺激すれば北小路を傷つける結果になりかねない。
あちらも自分の唯一の道筋であろう北小路を容易に殺すような事はしない筈だ。
それだけの知識はあるというのは分かっている。
そして、青霧から手を出す必要は既に一切ない。
「もう一度言うが…今すぐそいつを放して今すぐ投降しろ」
「さもなくば死ぬぞ」
呆れ気味に肩を竦めて最終勧告を出す。
青霧が見ているのは、目の前の竜人ではない。