2024/10/06 のログ
ご案内:「改造職員室(キャストFree)」におこんさんが現れました。
ご案内:「改造職員室(キャストFree)」に東山 正治さんが現れました。
東山 正治 >  
教師、東山正治はめったに職員室に入ってこない。
単純に居心地が悪いから行きたくないのだが、
それよりも担当する業務の多さで戻ってこない事が多い。
とは言え、教師は教師。時には職員室に顔を出すこともある。

「お邪魔……」

とりあえず必要なものを取りに来た。
仮に両隣のちびっこ(※どっちも年齢は結構いってる)
に捕まったとしても強い意志で無視しよう。
そんな決意を持ってガラッと扉を開けたが……。

おこん > 「らっしゃいあっせ――――――い!!!」
ドアが開いた瞬間元気のいい挨拶が響き渡る。
L字のカウンター、そして生徒に良く似た顔ぶれのパネルが、
東山先生を待ち受けている。

「いい子入ってますよお客さん!!今ならサービスタイム!!
 60分…ポッキリなんじゃよ…!!!なんか…なにポッキリがいいかのう?
 骨か? 東京タワーか? レインボーブリッジとか…国交とかかのう?」
カウンターからお客様を出迎えるのはおこんである。
ウェイウェイしてそうなテンションで、手を元気よく振りながらアピールした。

「そんでお客さんはどんな子がいいんじゃよ?好みとかあるんじゃよ?
 例えば―、そうじゃな…婚姻も視野に入れとるような肉食系女子とかとか?」
どうじゃよどうじゃよ?と言葉で迫る。 プレッシャーであった。

東山 正治 >  
何かどっかで見たこと有るような蛍光色。
そして歓楽街にありそうなカウンターに、
何処かで見たこと有るような顔パネル。

「ッスゥー…………」

あーコレどっかで見たこと有るわ。
ていうか二回目だなコレ。まじかよ。
神妙な顔つきで小パン食らったような声を漏らす東山。
それとは対象的に眼の前でぴょんぴょんはしゃぐちっこい同僚。

「…………なんだ、夢か」

あ、現実逃避だ!また扉を閉めようとしてる!

おこん > 「待つんじゃよ!!!せめてあたらしいキャストの紹介だけ!ね!
 損はさせないから!!!うまうま棒あげるから!!」
はいこれ、と相手の手にうまうま棒(税込み15円)を握らせる。
契約は成った。ドアがピシャリと閉まる。

「前はノーマルな子をすすめたけどお眼鏡に叶わなかったからのう…。
 でも今回はすごいんじゃよ! ほら、パネル見てみて!!
 これで成人男性なんじゃよ! しかもNGなしじゃよ! ねっ、ねっ!!」
ドアを閉めようとする東山先生に声をかける。
指さしたパネルの人物は白い髪、幼気な少女のような容姿、そして男性…。
東山先生の友人に結構似ていた。

「源氏名は”ミーちゃん”じゃよ。こんな容姿で大人なんじゃよ。
 すごくない? ポッキリじゃよ?どうじゃよ?」
尻尾を揺らしながら呼びかける。

東山 正治 >  
「ふざけんじゃねぇいるかバカ!!
 あ、てめ……無理にもたせたら……あー!?」

逃げ場がなくなった。
余りにも理不尽な神性との契約。
こんなくだらないことに力使いやがって。
この教師はマジで育ちが悪いのでガンガン!!扉を蹴り飛ばす。

「ぜぇ……ぜぇ……全然あかねぇ……。
 おいコレもう監禁だろ……前も言ったけど職員室何だと思って……あ?」

当然開くはずもなく、無駄に体力を使った。
膝に手をつき、間の抜けた声で振り返って、真顔
正しく数刻の沈黙。ぽく、ぽく、ちーん。

東山 正治 > ガッ!

東山 正治 >  
「テメェー!!オレがノーマル趣味じゃねぇって!?
 つーかどうなってんだこの店の倫理観は!?
 ただでさえ距離取りてぇ友人の写真出すか!?!?」

あーっと!必殺のアイアンクローだ!
これはミーちゃんも(物理的に)落とした必殺技だ!!

「……というか前も思ったけどさぁ……"本人"……じゃ、ないよなァ……?」

じとー。

おこん > 「お客さん困るんじゃよ!!!当店筐体蹴るのは禁止じゃよ!!!」
扉にキックするのを必死に止める。 あとで修理するのは結局おこんだからだ。
「ワシのちからとロ研の協力を持って作り上げた受付なんじゃけど???
 職員室は…まあ今丁度だれもおらんからいいじゃろ。」
この前ビニールプール持ち込んでたし。言わないけど。

おこん > 「がああああああ!!!お、折れるんじゃよ―――!!!!」
おこん > 頭を掴まれたおこんは片手でぶらりと持ち上げられて、
苦痛にジタバタと手足を動かす。

1975年7月25日 フリッツ・フォン・エリックVSジャンボ鶴田戦である。
カウントを必死に回避しようとジャンボ鶴田が腰を持ち上げるも、
エリックは容赦なくアイアンクローのままマットにジャンボ鶴田を叩きつける。
苦痛に耐える訓練を受けているプロレスラーすら、頭蓋を締め上げられる苦痛には
屈しかねないのだと思ったのだった。

そのアイアンクローが頭蓋を締め上げる。
あの時の試合はどうだったか…。
たしかエリックが3カウントを超えても更にアイアンクローで
締め上げ続けていた気がするんじゃよ。

「あっ…う、うん…?なに!?ちょっと今苦痛で意識が…。
 あのなあ!!ワシが生徒をそうやって無理やりお仕事につかせるわけないじゃろ!!!!
 ワシにも最低限の…倫理?みたいなものがあるんじゃよ!!!!
 良く似てるだけの他人じゃよ?ほら、なんかあるじゃろ?
 『君、”一人民族大移動”アンドレ・ザ・ジャイアントに似てるね』的な…」

あぶないところだった。
「いない間にワシ用意したけど?ちゃんと設計図描いて、
 ロ研の連中に作成依頼して…。」

東山 正治 >  
「いっそ折れた方が世界平和か……???」

手の中すっぽり収まる可愛げフェイス。
ぎりぎりと指が食い込むけどぱ、と手放した。
流石に死に場所が風俗店はお互い嫌だろう。
そりゃもう嫌悪感丸出しの表情が見下ろしている。

「部活私物化してんじゃないよ!!ったく……。
 てか、誰もいないからやっていいワケじゃないからね???
 ていうかいない内にコレ全部用意したの???え、一人で???」

その営業努力だけは認めざるを得ない。
ああ、脱帽だ。呆れてため息しかでねぇ。
ハァ~~~~~~~~(クソデカため息)

「マジで何時もどっから持ってきてんだよ……。
 一応いるのか……、…………ん?アレ……」

「今おこんちゃんしかいないんじゃあ……」

じと……。

おこん > 「そんなことないんじゃよ?????
 ほらあ、ちゃんと…あのほら、えっと、おるんじゃよ!!!
 ちゃんとミーちゃんからのコメントももらってるんじゃよ。」
尻尾の中に手を突っ込む。もごもご。メモを取り出した。

「えーと…『せーじさんのストレスが軽減されるなら、
 いつでも呼んでもらってOKっす!』じゃよ。本物っぽいじゃよ?」
全く本物っぽくない文章を読み上げたあと、満足げに頷いた。

「まあもしかしたらミーちゃんは駄菓子屋で忙しいかもしれんし、
 別のパネルを見てみるかのう。」
本人かどうかはケムに巻いたあと、別のパネルを指さした。

「あっほら!この子も新しいんじゃよ!見てこの人妻オーラ!!
 むせ返るような…この…ね?いいじゃろ?いいじゃろ?」
長い髪の毛を三つ編みにした、大人っぽい人物の写真を指差す。
目のところにはちゃんと黒い線が入っていた。

「蘚苔学の先生をやっとるっちゅうけど、地味な分野じゃから
 こうでもしないと食ってけないんじゃと。 泣けるのう!」
全部嘘っぱちである。

東山 正治 >  
「適当すぎんだろ!もっと練ってこいよ!せめて!!
 少なくともメモとか雑だしキャラ!!キャラもっと頑張れよ!!
 お前ミーちゃん本人が聞いたら苦笑い浮かべるからなホント???」

なんでそこで詰めが甘いんだ。
しかもメモって。尻尾から出てきた。
あの尻尾そんなに色々入ってるのか…(困惑)

「ったく……なんで毎回毎回オレなんだよ。
 イタズラするにしろもうちょい楽しいのが……ア?」

取り出そうとした煙草を思わず落としそうになる。
え、何この知り合いラッシュ。しかも……。

東山 正治 > 「なんでさっきから全員男なの???」
東山 正治 >  
幾ら誤魔化してもこの(元)弁護士の目は誤魔化せないぜ!
具体的にはよく机を叩く弁護士位の慧眼がある。

「あのさぁ……まずね、一旦抱かないけどね?
 オレ、出来たら女の子のがいいんだけど……。
 別に小鳥遊ちゃんのことも嫌いじゃないけど、
 そういう目ではみてねぇっつーか……、……」

「というか何???オレもしかしてそんな目で見られてる???」

重大なインシデントだぞこれ!!

おこん > 「頑張ったんじゃよ!!!! その結果がこれなんじゃよ!!!!!
 『ほんとマジで今は人前は勘弁してください』って言われたから、ワシがんばって…。」
ツッコミを受けたのでメモはゴミ箱に捨てた。
実際のところ、かのミーちゃんは大変そうだったので連れ出さなかったのである。

「えっ、だっておぬしちょっと女の子出すとマジで曇るから…。
 女の子でよければほら、この辺のパネルとかがあるんじゃよ?」
この辺この辺、とずらずらーっと並んでいるパネルをまとめて指差す。

「この子はおっぱいおっきい風紀の子じゃろ、この子は私服がバニーの風紀の子じゃろ、
 この子はやたら人のいうこと信じてくれる子じゃろ…。」
指さしながらちょっとづつ説明を付け加える。

「…まあ色々おるといえばおるんじゃよ! あっまさか、あれかのう? 
 先生と生徒みたいな…そういうのがイヤってことなんじゃよ?
 女先生とのオフィス・LOVEを求めているんじゃよ?」
そしたらこのへん、とパネルをだーっと指差す。全員同じ顔である。

東山 正治 >  
「もっと別の方向で努力しなよ……つかみの……ミーちゃん何があったんだ???」

なんで何時も死球(デッドボール)に全力出すんだよ。
もしかして意図的に竿役(バッター)砕いてるのかコイツ。
額を手のひらで抑えて首を振った。頭が痛い。

「別に女の子だから曇ってんじゃないよ!
 オレにも人には話したくねェ過去の一つや二つあるっての!
 そもそも、人のトラウマを刺激するからそうなんだろうが!」

「寧ろオレはノーマルだっての!!!!」

そう、決してそんなポ◯◯レに屈してはいない。
なんならミーちゃんでも曇った。
決してスケベとかじゃなくて全部トラウマ刺激が起因である。
だからこそ声を大にしていいたい。喉が痛いわ。

「ぜぇ…ぜぇ…いや、誰だよ…凛霞ちゃんか?レイチェルちゃんか?
 パイがデケェだけの風紀委員めっちゃいるし……バニー???
 元がバニー???それは元々の風紀が……いや、コイツも男じゃなかった???」

なんで絶妙に知ってる顔なんだよ。
というか生徒云々言っときながら顔出してるし、
倫理観やっぱバグってんだろこの狐。

「いや、そういうわけじゃ……、まぁ……
 出来る限り趣味は音なのが……って、そうじゃ……」

東山 正治 > 「全部同じ顔じゃねェか!!!!!」
東山 正治 >  
なんだこれバグか?それとも嫌がらせか?
もうなんかムカついたからおこんちゃんを押し倒した。
そう、マットの上に。だからこそありったけの……。

そのモフ尻尾ごとつかみ、ぎりぎりとシメ上げるアンクルホールドだぁー!!

おこん > 「ミーちゃん異能が暴走してるって言ってたんじゃよ。発情みたいな状態じゃからって。
 ワシもアテられそうになるぐらいじゃから、話はそこそこに引き上げたからのう。」
粛々と相手に答えたところで、相手の発言に愕然とした表情を浮かべた。

「えっ…そうなんじゃよ? ワシ知らんかったな。
 これは…まあ今おぬしが言ったみたいな名前じゃけど本人じゃないからのう!!!
 なんにも本人じゃないからセーフじゃのう!!!」
本人じゃないからセーフ。他人の空似。
どう見ても(任意のロボ)なんだけどライセンス得てないから
別のロボの名前をつけて出しました、他人の空似って怖いなというやつじゃよ。

「しょうがないじゃろ!!!教員はちょっとあの、元気いっぱいなのがおって、
 それを並べるところに精一杯でグワー!!!!」
アンクルホールドにのたうち回る。

「ア――――!!!ギャワ―――!!!」
WWEもびっくりな悶絶である。 東山先生を必死にタップする。
今のうちタップをするのが大事なんじゃよ。紳士協定的な意味で。

東山 正治 >  
タップが聞こえたからそっとホールドを解いた。
幾ら無法(ガチ)な風俗店(リング)だからって、
紳士協定が存在しないわけではない。
チッ、と舌打ちをしてモフ尻尾をニギニギしながら睨み上げる。
なんで掴んでるって?ちょっと感触が気に入った。

「そういう感じか。そりゃ、出てこれねぇわな……」

特にそんな状態で出会ったら、どうなるか目に見えている。
自分もしばらく会うのは控えよう。秋は豊穣の季節。
友人とは一旦、別れの季節だ。

「知らんかったな、じゃ、ないが???
 他人の空似なら何してもいいわけじゃないからな???
 おこんちゃん、本人から訴えられたら負けるよ???」

訴状案件、待ってるぜ!

「つーかしょうがねぇってなんだよ!!シャルちゃんじゃねーか!!
 もうちょっとこう……ラインナップあったろ!!なんでオレの好みだけ外れてんだよ!!」

そういう話か???

おこん > 「お”ぉ””おぉ”ぉ”」
尻尾をニギニギされるたびに変な声を上げた。
大事な部分じゃからね、仕方ないんじゃよ。

「ほらあ!!すぐそうやって言うんじゃよ!!
 じゃからワシは他人の空似で済ませようとしとったのに!!
 いやじゃいやじゃ!法廷なんぞに立ちたくない!」
だだっこの構えであるが、司法はだだっこにもそうじゃない人にも平等じゃよ。

「お、おぬし!!!ワシが言わないでおいたのになんでそういうこというんじゃよ!!!
 えええ~~~? 好みおるのか~~~? だれ?だれだれだれじゃよ?
 ワシに言ってみ!!!そっくりのキャストさん呼べるかもしれんし!!」
好みの話を聞いてぱあっと表情を明るくする。
えいえいって東山先生を手でつついて、さらなる発言を引き出そうとした。

東山 正治 >  
「!?」

想像の五倍位変な声が出てる。
そりゃびっくりして手を離すよね。

「だったら法廷に立つようなことすんじゃねーよ!!
 大体、この職員室だって違法だからな???ほんとに???」

ごめんですんだら司法はいらないんだよおこんちゃん。
それはそれとして迂闊な発言をしてしまった。
まるで女子会のノリで突っついてくる。
マズったな、と思って脳裏に思い出す好みの姿は……。

「───────……」

ほんの一瞬、冷えた表情。
すぐにニ、と悪どい笑みがそれを隠した。
さっきと違う雰囲気。ネオンライトの輝きが二人を照らす。

「───────……おこんちゃんってのは、どう?」

おこんの顎に指を添え、軽く上げる。
それは間違いなく、男と女の仕草だ。

おこん > 「職員室はちゃんと直すからいいじゃろ!!
 ワシ一人でやるんじゃぞ!!」
必死に答えた。この準備だって大変なんだもん。
パネル用意したりとか、色々…。

「あっ、ワシ? えへへ…!!」
指が顎に触れる。普通に嬉しそうに表情を緩ませた。

「若いツバメもいいけど、たまには立派な男!!もいいと思う!!!
 いや~~~~他ならぬ東山先生の頼みとあらば仕方ないのう!」
尻尾を揺らしながら元気いっぱいに答えた。
やるきがあります!と言わんばかりに瞳に炎が宿る。

「お客様ぁ~、ワシはちょっと特別でして~。
 朝までコースしかないんじゃよ!!
 タフじゃなあ~~~!」
ふんすふんすと鼻息荒く相手を見やる。やる気の構えだった。

東山 正治 >  
「そりゃあねえ、出来れば大人がいいっていったろ?
 まぁ確かにガワはあれだけど、オレは立派だと思ってるよ。
 ……まぁ、生徒のこと食うのは程々にな?特に未成年は……」

生徒と教師のやること、個人間なさもありなん。
種族の特性上、性行為が必須なものだっている。
東山はこの世界が嫌いだが、生きるうえでの許容はしている。
ある種の妥協、折衷案だ。

「オレがどんだけ仕事掛け持ちしてると思ってんのさ。
 体力がなきゃやってけねぇ仕事の量だっての」

くっ、と苦い笑みを浮かべながら、硬い手が肩に掛かる。
若い男子とは違う、硬く太い、大人の指。
柔らかな肌をなぞり、その手でゆるりと腕へ、腰へ。
体格差だ。覆いかぶさるようにおこんを……と、思えば立ち上がった。
おまけに体格差。ちっちゃい体をそれこそ軽々と持ち上げて……。

東山 正治 > 「────ンなワケねェだろ!ボケェーーーーッ!!」
東山 正治 >  
ギリギリギリギリギリギリィ!!
こ、これはバックブリーカーだ!
一切の容赦なく自らの双肩に乗せたおこんをガッチリホールド!
体が小さいのでそれこそ遠慮なくそのもふもふ九尾もガッチリ!
名付けるならおこん・折檻・ブリーカーとも言うべきだろう……。

おこん > 「なんじゃー!!わかっとるのう!!
 ワシもそういう風に行ってもらえると鼻が高いっていうか?
 教師冥利に尽きるっていうか?そういうやつじゃよね!」
両手でピースして喜びをアッピルしながら相手の言葉に頷いた。
そのまますっと持ち上げられると頬を染める。
「いやー、じゃあこのままベッドインかのう!!!」


「アガアアアア!!!!」
両手で絞るようにして強烈なバックブリーカーである。
これじゃあベッドインどころかリングインじゃよ。試合はすでに始まっている!!
そんなことを考えるも、小さな身体ではうまいこと逃げることもできない。
必死に体を捩ったりするが、全身がミキミキkいうのと痛いのでそれどころではなかった。

「やめるんじゃよ―――!ワシが弓形になるう!!!!」
OSB(Okon Sekkan Breaker)の直撃に悲鳴を上げるしかなかった。

東山 正治 >  
「ウルセーーーーー!!いっそ弓形になれ!!
 ちょっとは痛い目見とけクソロリ女狐が!!」

まぁ実際半分八つ当たりもある。
が、それはそれとして痛い目は見るべきである。
世の中、やっていいことと悪いことがある。
やれやれだぜ。一通りしならせたらぽい、とマットに投げておいた。

「まったく、こんなモンまで用意しやがて……。
 人の事おちょくるのか元気づけるか知らねぇけど、
 もうちょっとやり方を考えろっての」

今回で二度目だぞ。
流石に天丼は許容できない。
ハァ、深い溜め息を吐いて、軽く首を回した。

「とりあえず、他の連中が来る前に片付けるぞ。
 まったく、凝りすぎだろ……どっから持ってきたんだか……」

「まぁ、なんだ……生徒が、特に未成年が、ってのはなァ。
 オレも一応大人なんで。片付けが終わったら付き合ってやるよ」

「おこんちゃんが"腹減ってる"ならだけど」

おこん > 「ウエーーーン!!!」
どてっとマットに落ちたおこんは「 )」の形に変形していた。
珍しい形のブーメランですねと言われてもおかしくない状況である。

「だって!!!いっぱいいろんな生徒もおるよって言いたかったんじゃもん!!
 これねえ、潰れたお店から買い取ってきたやつなんじゃよ。
 ない奴はロ研で作ったやつじゃからね。 また使うから片付けんといかんのじゃよね。」
3度目の犯行予告である。 手伝ってくれるとなれば話は別だとばかりに、
びょんと立ち上がった。「 )」形のままである。

「さっすが東山先生ッ!話がわかるのう! お腹空いとるから手伝って!!
 ちょっと指しゃぶらせてくれるだけでいいから!!」
おこんのエナジードレインには性交は必須ではないのである。
)形のまま器用に動き、パネルをえいえいと片付けながら楽しげに笑った。

「まあおぬしも適度に元気だし、それが見れて何よりじゃな!」

東山 正治 >  
「…………」

確かにちょっと憎しみを込めてやったけど、
なんか凄い曲がっちゃった。弓ぞりってやつか。
立派なイカ腹がまん丸く見える。
もしかしてオレって、プロレスラーの才能が……?

「オレだって教師だからそれくらいわかるっての。
 ……おこんちゃんさァ、部活の私物化はやめときなよ。
 ロケット研究……なんだっけ?ともかく、迷惑かけないの」

むしろよく付き合ってくれたなほんとに。
いやいやじゃなかったのか?ともかく、めっ、だ。めっ。

「わかった、わかったから……とりあえずパネルからな。
 コレマジでそっくりだな……見られたらやべーぞ、ホントに」

こうして間近でみると本当に精巧だ。
これがロ研の技術なのか。技術の無駄遣いすぎるだろ。
というか多い。シャル先生のだけ多いよ。
もうこれアレだよ。『この顔にピン!ときたら』だよもう。
地味に三度目の犯行予告はスルー。

「…………」

"元気"。
その言葉には、くっ、と失笑した。

バケモノ(おまえら)がいなけりゃ、こうもなってねぇよ」

ひねり出した悪意。
東山の本心であり、同時に線引でもある。

「……とりあえず、とっとと片付けるぞ。
 オレも腹減ってるし、先にオレの飯な?」

そんなこんなで片付けに入る事に。
今日も長い夜を過ごすことになりそうだ。

ご案内:「改造職員室(キャストFree)」から東山 正治さんが去りました。
ご案内:「改造職員室(キャストFree)」からおこんさんが去りました。