【概要】
大変容以後に霊薬の開発、製造で名をあげた製薬会社。 大変容以前から存在したが、当時はそれほど有名ではなかった。 如月一族と呼ばれる古くから存在する一族により運営されており、その歴史はかなり長い。 異能抑制薬や魔力増強剤、錬金術の薬などの大変容後に需要が高まった薬剤の多くを製造しており、常世学園においてもそれらの霊薬は広く浸透している。 全体的に高額なものが多いが、品質も保証されており優良企業として名高い。
【霊薬とは】
あくまでも俗称であり、正式な区分は存在しないが、如月製薬では『科学的に説明できない作用を及ぼす薬剤』を霊薬として扱っている。 伝承では不老不死の薬などの伝説上の存在を指す言葉であったが、現代においてはそれなりに普及しており身近なものである。 代表的なものとして異能抑制薬、魔力増強剤、異能障害緩和薬などが挙げられる。 如月製薬以外にも霊薬を製造、販売している企業は存在する。 また、別の呼び方として第四類医薬品や錬金薬と言われたりする。
【如月一族】
平安の時代から存在する鬼人の一族。 元は鬼でありながら、人間の血を取り入れたり薬や薬草の知恵を用いて人間社会に馴染み地位を獲得してきた歴史を持つ。 長い歴史の中で人間へ近づき、大変容以前には鬼としての力は殆ど失われていたが、大変容と共に一族の多くの者の鬼の血が覚醒する。 それに伴い秘伝の霊薬の製法が本物であることが発覚し霊薬の製造を開始。 大変容以前より製薬会社を運営しており、大変容以後は霊薬製造によってその規模を拡大。現代では霊薬製造を行っている企業として知られる大企業となった。 歴史が長い事もあり本家と分家が存在する。 命名規則として、本家の者には実在した鬼の名が与えられ、分家の者には鬼に関連する名前や文字が与えられるというものがある。
【主要な製品】
・異能抑制薬…強すぎる異能の効果を抑えたり、一時的に異能を使えなくする霊薬。極めてに効果の強い霊薬であり、併せて販売されている弱めの抑制薬との飲み合わせが推奨される。販売先が限定されており、一部の医療施設や常世学園、警察組織などの信頼性の高い機関へのみ販売されている。
・魔力増強剤…魔力の出力やキャパシティ、回復力を一時的に強化する霊薬。形状や効果など多岐に渡り、医療現場や軍隊など様々な組織で使用される。効果の強弱についても幅広く存在し、強力な物には連続使用が禁忌とされているものもある。
・異能障害緩和薬…異能者本人の異能による弊害や、異能による攻撃で受けた症状を緩和する霊薬。αからΘまでの8種類が存在し、それぞれ対応した種類の異能障害に効果がある。これだけの種類があっても効果のない異能障害も存在するうえ、最も安価なαでもそれなりに高額。
・魔力障害緩和薬…異能障害緩和薬の魔力バージョン。こちらは比較的安価で種類も少ないが、異世界の魔法や一部特殊な魔法には効果が薄いという難点がある。
・錬金補助剤…錬金術に用いられる薬剤の総称。触媒とは異なり消耗品。人間が摂取するものではない。
・強壮剤…霊薬であるというだけで通常の強壮剤と変わりない。目的に合わせ様々な種類が存在する。
・呪詛緩和薬…呪いなどの非常に効果が強い魔法などを緩和する霊薬。非常に高価かつ長期の投与が必要な場合が多く、一般人では手が届かない。
【噂】
非合法な治験を行っているという噂がある。 とはいえ、噂の域を出ない上、霊薬関連の実害報告が殆ど無いことからデマとする意見が強い。
【関係PC】
・如月槐徒…分家1つの長男。如月製薬の駒として動いている。
【PL向け情報・設定の利用に関して】
魔法や異能に効果のある薬を霊薬というジャンルで一括りにし、それを扱う企業を作った形になります。 先述の通り、霊薬と呼ぶかどうかは人それぞれですし、その区分も自由です。 黒い話の少ない大企業として作っております。 非合法な治験は行っていますが、それほど悪質性や危険性の高いものではなく被害者がほぼいないという設定です。 霊薬についての詳細なイメージなどについては、以下のログ内で行ったロールで語っておりますので、必要であれば一度ご確認ください。 霊薬学の授業ソロール
設定の利用については特に条件を設けません。 如月製薬の霊薬を使用、購入してもらったりロール内で名前を出してもらうのは自由です。 ただ、万が一、所属PCを作成したり敵対行動をとる場合があれば、私書籍の方までご相談をお願いします。 また、気になる点や不明点があれば同様に私書籍などでご相談いただければお答えいたします。 |
|