悪童王通り 日陰で輝くロックでパンクな奴らはいつの時代も絶えないし、 そんな奴らが息しやすい場所だって、いつでもどこかに必要なのさ。 ここにしかないものを掴めたなら、さらなる高みへ昇れるだろう。 もしかしたら、誰かがその輝きを見つけてくれるかもしれないね。
……さあ、叶うとも知れない夢を叶えるために、手を伸ばすといい。 その命と人生を、キミの持てるすべてを懸けて。
ロール・PC作成フック『悪童王通り百鬼夜行』のためのロケーションとなります。 プレイヤー主導の非公式ロケーションであることをご留意ください。 利用・共有は自由となります。歓迎致します。 ご利用の場合は、Freeルームに『落第街 悪童王通り』とご記入ください。 (詳細な場所などはそこから更に付記頂ければと思います) ご利用頂けると企画者は飛び跳ねて喜びます。 気になることがありましたら、私書箱『NY』、企画者ノーフェイスPLまでどうぞ。
■趣旨 このロケーションの趣旨としては、ロール及びPC作成のフックとなります。 芸術・芸能を志す者たちの日常、落第街という環境での創作・自己表現となります。 参加される方は正規学生、二級学生、不法入島者などを問いません。 偶然迷い込んでしまった芸術や芸能に縁遠いPC様、というのも歓迎です。 落第街である以上、進んで関与するだけで不良であり、安全が一切保証されない環境です。 また、落第街のごく一部という程度の規模で起こっている、ということを前提といたします。 企画者PLのPCである『ノーフェイス』は直接関与致しません。 また設定に付記してある『真詠響歌』PL様からは許可を得ております。
■推奨事項 PL様同士で問題がおきた場合、相談しての解決を図るようお願いいたします。 一例として以下に推奨RPを記載致しますが、これに限らず自由に楽しんで頂けると嬉しいです。 ・芸術/芸能の道を志すPC様の創出・表現活動、およびPC様同士の交流(喧嘩、論戦含む) ・当ロケーションへの調査、見学、取材、迷い込み……など様々な立場のPC様の来訪 また、参加者様同士の合意形成が取れるようであれば以下のようなものもできると思います。 ・治安維持組織所属PC様の取締まり、また小競り合い ・違反部活所属PC様による軽犯罪への誘致 くれぐれも強制的にお相手様を制限するようなRPは避けられますようにお願いいたします。
■禁止事項 またルールとして、当『悪童王通り』ロケーションをご利用頂ける場合、 円滑かつ楽しくRPするためにも、以下の行為を禁止させてくださいませ。 ・ムーブメントが終了するような殺人・重犯罪行為 ・趣旨から逸脱した激しい戦闘行為 ・ロケーションそのものを広く破壊・汚染する行為 ・参加しない・関与しないPC/PL様の印象を悪意をもって下げるようなRP上の言及 ・PL単位での喧嘩、論争、諍い、嫌がらせなどマナーを逸脱した行為
■免責 当ロケーションご利用者様同士で何かあった場合も、ロケーション考案者は対応致しかねます。
■所在地 常世渋谷・黒街から、入り組んだビル群れを抜けていく大通りのひとつ。 「存在しない」端っこの境界線を通り抜けた先が、『悪童王通り』と呼ばれる区画。 落第街としては、黒街との境界線に面した「浅い」場所だ。
■様相 アヴァンギャルドな建築物やオブジェ、 様々な芸術・芸能を志す者たちが跋扈する、退廃の街の様相を呈している。
昼夜問わず賑わしくざわめいているのが特徴。 競い合うように表現を続けるストリート・ミュージシャンやダンサー。 壁や地面、時に人間にも描かれているグラフィティ・アート。 違反部活が管轄するクラブやライヴハウスも林立している。 そこかしこで営業している雑多な飲食店には、 音楽、美術、文芸、デザイン、果ては総合芸術に至るまで、 様々な分野の、その道を志すものたちが、プロ・アマ問わず屯している。
偶然迷い込むものは、それらに気圧されて逃げ帰るか、 あるいは、惹かれて深みにハマってしまうか――そんな不思議で華やかな場所だ。
当然、その中には凄腕の戦闘者も多いのがこの常世学園。 目を光らせている者も多いため、この場所の存続に関わるようなことはまず起きない――が。 同時に落第街でもあるため、軽犯罪や小競り合いもまた容認されている。 鮮やかに彩られてはいるが、存在しない街であることは留意せねばならない。
■意義 近頃、この場所で目立っているものでふたつ、大きなできごとがある。 ひとつ、落第街から一気にプロシーンに駆け上がったシンガーが現れたこと。 ひとつ、かつて勇名を誇ったアイドルが落第街で目撃されていること。
落第街という「環境」には、『なにか』がある。 たとえば、芸能プロダクションが新たな才能を発掘するため目を光らせているのかもしれない。 あるいは、この環境でしか得られないインスピレーションや、磨かれない感性があるのかも。 もしくは、ただ才能があるかどうかの違い――そんな無情な絶望だけしかない可能性だってある。
ここには、学園の庇護も、何かの保証もない。すべてが自己責任の街。 その道を志す者たちが自分を試す環境であり、自分を磨く環境であり、自分を証す環境なのだ。 生き馬の目を抜くこの場所で、みずから『なにか』を掴み得た、持てる者、選ばれし者―― 誇り高く踊り抜けた者だけが、『王』を名乗れるのかもしれない。
※完全なフレーバーとなります。読まなくてもOK。 元は常世渋谷・黒街に、芸術家志望の生徒たちが屯していた一角だった。 二年前の、複数の違反部活が合同して開催した黒市場『ハロウィン廃劇場占拠事件』―― 落第街と黒街・歓楽街の境界を曖昧にしたできごとをきっかけにして、 表現者である彼らもまた、落第街――存在していないことになっている街へと侵食をはじめた。
そこは元々は、軽犯罪や不良が蔓延る『悪童大通り』と呼ばれた区画だった。 いつしか芸術・芸能の道を志すものたちがそこに集い始め、 覇を競って表現と創出の日々を送るうちに、その名を『悪童王通り』と改めて呼ばれ始める。
今はもう扉を見せることのない巨大劇場『灰の劇場』の入口もまた、 この区画を中心に幻出していたのだという。
ブルックリン、デトロイト、メンフィス、ニューオリンズ―― 大変容前、音楽のジャンルが発祥そして隆盛した『聖地』のなかには、治安の悪い街も多かった。『ハロウィン廃劇場占拠事件』(準備中) |
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