「キミは、"理想の自分"を持っているか?」
この存在に対面した時、 あなたは「どこかで会ったような」という錯覚を覚えるだろう。 "いいや、会っていない"とたやすく振り切れる程度の微弱な精神干渉だ。 それ以上の効果もなければ、レジストも容易である。 これは初対面かつ、直接の邂逅時にのみ発動するようだ。
| Who's the Phantom? / あの歌声の主は何者なのか? |
血のような紅い髪、炎のような黄金の瞳、雪のような白い肌。 おぞましいほどの美貌は、見る者によって不安や恐怖を催すという。 一見は女性だが性別不詳。物語から飛び出したような非現実感を纏う。 身長は175cmほど。引き締まった肉体。手足長めのモデル体型。 なにより際立つのは中性的で甘く、異常なほどよく通る声。 そんな見た目でヘラヘラと軽薄で自分勝手なやつだ。
昨年のクリスマスに米国でデビューしたシンガー"ネームレス"。 少なからずいる「在学中から活躍する生徒」の一人。 かつては不法入島者、落第街の住人――犯罪者"ノーフェイス"として知られる。 日陰から自らの存在価値を世界に証明し、駆け上がった。 どこからでも人は"成れる"のだと、実力主義を高らかに謳う者。 逮捕され学籍を得た直後にデビューした。表舞台の存在となっても、 様々な謎を身にまとい、依然として正体不明の怪人である。
現在は保護観察処分中。島外渡航が期限と監視付きなのを窮屈がっている。 逮捕後も反省や変化が見られず、風紀委員には含むことがある者もいるだろう。 一方で古巣の落第街にも、これを裏切り者と見なす者もいるのだとか。
※10月31日――常世大ホールにてメジャー初公演。 大成功をおさめるも、ひとつだけ悔いが残っているらしい。 「……風紀委員さんは忙しい日だったね」
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詳細プロフィール | 本名 | なし | | 年齢 | 16歳 | | 身長 | 173cm | | 体重 | 68kg | | 血液型 | AB | | 生誕 | 10月31日 | | 出身 | 会話の英発音に東海岸のいち地方の訛りがみられる | | 音楽について | もう「好き」かどうかの概念じゃない | | 所属 | 『Goetia Racords』(レコードレーベル) 『Anāmaka』(部活) | | 音楽について | もう「好き」かどうかの概念じゃない | | 座右の銘 | 『Where there is a will,there is a way.』 | | 趣味 | 読書、観劇 | | 好みのタイプ | おっぱい大きい娘♥ | | 好きな食べ物 | 郷土料理、オレンジ、リンゴ | | 好きな動物 | オオカミ(野生のヤツが最高にクール) 不死鳥(ガッツがあるやつってコト) | | 好きな物語 | 『オペラ座の怪人』、『美女と野獣』 | | 好きな楽曲 | 『フール・フォー・ユア・ラヴィング』 | | 大切なもの | 理想 | | 嫌いなもの | 理想と重ならない自分、怠惰、停滞 | | 香り | 『Masquerade』(バニラのパルファム。高いけど銘柄がアガる)
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信仰なき旅人は
貌のない音楽家は 「常世学園出身」の箔を押されたシンガー。 音楽界の超新星。米国大手レーベル「Goetia」の秘蔵っ子。 活動の主戦場は米国次いで欧州圏。
低音から高音を歌いこなす広い声域、卓越した技法、すさまじく"鳴る"声。 その源流は『大変容』以前のロック・ミュージックと推測される。 激しいサウンドに対して、メロディはキャッチー寄り。 全英詞のリリックは、明るくアゲなものからウェットな物語まで。 フレーズやリフに『大変容』前の古典への敬意を覗かせることも多い。 発表される楽曲は、それを主軸に古今東西、様々なジャンルを融合させたもの。
転移荒野にあらわれた異邦人。 落第街に住まい、インターネットを海賊ラジオのように操って、 自分の歌声を島内外に発信。自らを証明し、栄光を掴み取った達成者。 ――公表された来歴は、使い古されたような物語。 特に島外には、よく"造られている"――なんて疑いもあるほど。 来歴は真偽は定かならずとも、歌手としては間違いなく本物。 それを示すのが公演における圧倒のパフォーマンス。 曰く"神が降りる"などと、このご時世で洒落にならない賞賛を受けるほど。 現状のクオリティにとどまらず回数を重ねるごとに進化し続けている。 一方MC嫌いでも有名で、舞台上の厳かな雰囲気と、 普段のヘラヘラした姿とのギャップが非常に激しい。 「危ないよ〜?ホラ、行った行った。 …ン、ちょっと待って。キミかわいいね〜。いま時間ある?」
「公演においでよ。ボクという生命体はそこにいる」
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