2015/06/13 のログ
ご案内:「職員室」にコゼットさんが現れました。
■コゼット > 「ふぅ…。」
(まだ日も傾かない午後。おやつ時、とも言う。
授業がひと段落して戻ってきたコゼットは紅茶を淹れていた。
自販機の手軽な紅茶も悪くないが、やはり淹れたてには敵わない。…直後は熱過ぎて飲めない事を除いて。
■コゼット > (紅茶のカップを持って席に着く。
最近はやっと学園の生活にも慣れて来た…と思っていたのだが、銃声だの叫び声だので驚かされる事は未だに多い。
と、言うか学園で銃声が響くのはどうなのだろうか。)
「うーん、顧問ねぇ…。」
(色々あってすっかり忘れていたが、この学園にも勿論部活と委員会という存在がある。
…いや、風紀委員などは既に知っているが。
とはいえ、顧問が必須な訳ではないらしく、生徒だけで活動しているモノも多い。
故に、無理してこれらに参加する必要も無いのだが…。)
■コゼット > (リストを眺める。そのラインナップは学校ならではか。
特に積極的という訳ではなく、その中から自分の出来そうなものを選ぶ…という位の意気込みだった。
尤も活動に関しては主に生徒がやってこそだと思っているので、どちらかと言うと顧問はそれを見守る…という認識なのだが。
紅茶を飲む。熱い。思わず顔を引っ込める。)
■コゼット > (目を引いたのは図書委員会。
この学園には大きな図書館、特に本の貯蔵に関してはそこらの学園以上の量が収まっている。
勿論魔術に関する本もあるし、異能やその他様々なジャンルまで──
…と、ここまで考えてこれって本を読みたいだけではないのだろうか、と自己完結してしまった。
生活委員会は慢性的に人が足りていないようだ。
学園が綺麗に使えるのは個々の生徒のモラルもそうだが、この生活委員のメンバーが頑張っているお陰も大いにある。
…勿論メンバーが足りていないのは風紀委員もそうだろう。
特にこの辺りでは事件が多過ぎる。一つ去ったと思ったら二つに増えている…そんな印象さえ覚える。)
■コゼット > 「………。矛海先生に頂いたカステラを持ってくれば良かったかな。」
(そろそろ飲める程に冷めただろう紅茶を口に付けながら思い浮かべる。
…学園に置いていたら勝手に食べそうな人が何人か思い浮かぶけれど。
この学園において油断は取り返しのつかない事になる。それはおやつとて例外ではない。)
ご案内:「職員室」に蓋盛 椎月さんが現れました。
■蓋盛 椎月 > 「えっなになにカステラあるの! あたしも食べるー!」
(※ありません)
(ガラガラーと扉を開けながら地獄耳の保険医があらわれた)
■コゼット > (……そのうちの一人である。)
「ああ蓋盛先生、お疲れ様です。
ここにはありませんよ…、おやつなら戸棚の中にあります、多分。
…今は保健室の方はよろしいので?」
(やれやれ、といった様子で紅茶を一口飲む)
ご案内:「職員室」に月陰ミツキさんが現れました。
■蓋盛 椎月 > 「うん、お疲れ~。(おざなりに会釈)
えっないの……そうか……」
(わかりやすく肩を落として。)
「……でも保健室にカステラ常備しておくのは悪くないアイデアかもなー。
具合悪いやつが食べる物といったらやっぱカステラだし。
あたしカステラ好きだし。」
(おそらくは最後の一行が主な理由であろう。
よく見ると手にファイルケースを抱えている。)
「大丈夫大丈夫。ちょっと用事があってね~。
コゼっちは休憩中?」
■月陰ミツキ > 「失礼しまーす」
心なしか小声で職員室に一人の生徒が入ってきた。
まだ入学したばかりなので魔法系の授業を受けていない女学生である。
(付加えて、種族特性として魔力とは異なるとされる超常的な何かによって人類よりかなり高い身体能力を持つ生徒である。(魔力に変換可能なのか……もしかしたら独特な魔力なのかはとりあえず不明) その反面通常の魔力はかなり低いため魔法才能は低い。)
「魔法系のコゼット先生はいらっしゃいますか?」
コゼット……という発音自体自信なさ気で椎月先生とコゼット先生の両方に視線が何度も移動していることから、顔と名前も一致していないと想われる。
■コゼット > 「…ここに置いておくと先生に食べられそうですし。
お見舞いにって頂いたのですけど、…今度食べに来ますか?一人で食べるにはちょっと多いし。」
(目の前で肩を落とされると手を差し伸べたくなる。甘い。カステラだけに、という訳ではないが。)
「…それ、全部先生が食べそうですね。
ええ、私も一息入れていた所です。」
(またあのコラムでも作ったのだろうか?ファイルケースが気になる)
(そして入室してきた生徒に目が留まる。呼ばれれば手を上げて存在をアピールする)
「はい、こっちに。…あら、月陰さんじゃないの。どうしたの?」
■月陰ミツキ > コゼット先生の反応を見て、心なしか安心したように近寄る。
「魔法に関して相談があるのですがよろしいでしょうか?」
幾つか聞きたい事があるらしく、『……と ……で』というようなボソボソ声と共に右手の指が数を数えるように動いている。
■蓋盛 椎月 > (新たに現れた生徒に向けて、よ、と片手を挙げて挨拶。)
「はいこんにちは。
そっちの見るからに魔女っぽい帽子被ってるほうがコゼット先生だよ~。
あたしは保健系の蓋盛だよ~覚えといてね~。」
「マジで~コゼっちやさしいな~。
確か職員寮住まいだったよね?
あたしも寮住まいだしいつでも食べに行けそうだね……。」
(ニヤーと笑う。手を差し伸べるならまるごとかぶりついてやるぞという構え)
(ファイルケースへの視線に気付き)
「知ってるかもしれないけど、こころとからだ相談室ってのを始めたから
それ告知する掲示の紙を作らなくちゃならんのよ。
教室棟いくつもある上にいちいち広いから、全然貼りきれてないんだよ。」
(ファイルケースから取り出した紙には、
『蓋盛先生のこころとからだ健康相談室』と題されている)
■コゼット > 「ええ、勿論。」
(こっちいらっしゃい、と手で招くようにして。)
自分の席の前に椅子を用意し、そこに座らせるだろう。
「それで相談って言うのは?…貴女は確か、私の授業には出ていなかったわよね。
適正…についてかしら?」
「以前ならお断りしてましたけど、片付けも終わって漸く人を呼べる状態になったので。
設備が整ってて気に入りましたよ。食堂も浴場もあるし、あそこまでは中々揃いませんね。」
(その時は蓋盛先生が最初のお客さんかもしれませんね、と)
「ああ、あの相談室。
携帯端末を持たない生徒もいらっしゃいますからね。それに、やっぱり張り紙というのは目に付きますし。
私も後で張るの手伝いましょうか?一人でやるのは大変でしょう。」
■蓋盛 椎月 > 「財団が巨額の財を投じてるだけあって
いちいち設備充実してるんだよね~ここの施設。
なんでか男子寮と女子寮だと妙な格差あるみたいだけど……。
そんときはなにか手土産でも持って行くよ。酒とか。」
(手伝いを申し出られて、少し大げさに驚いて)
「えっいいの。コゼっち天使だな……地上に舞い降りた魔女っ子天使か……
保健委員の子の手が空いてたらそいつらに手伝ってもらうんだけど、
彼らもなかなか忙しいみたいでね。
よかったらお言葉に甘えてお願いしちゃおうかな~」
(機嫌よく笑う)
■月陰ミツキ > 蓋盛 椎月先生の方を向いて会釈する。
「はい 覚えました!」
場所が場所だけに緊張しているのかやや声が大きい。
その後蓋盛 椎月先生を見て可愛いものを見る様な和んだ顔をした後、一瞬だけ額に皺がより、鼻がややひくついてしまった。
恐らく獣人種としてタバコの微かな残り香に反応してしまったのだろう。
和んだ顔もひくつかせてしまった事も本人は隠しきれているつもりである。
「失礼します!」
まだやや声が大きいが差し出された椅子に座りコゼット先生の顔を見る。
「はい 私自身魔法に適正は無いと判ってはいますが、何時か異世界と連絡等が取れる魔法が開発された時のために……自分の故郷と連絡が取れる準備のために最低限の魔法だけでも覚えたいんです。」
一呼吸入れて再度話し続ける。
「それにもし可能なら、私の身体能力を生かせるような魔法や、調理等に応用できる魔法を覚えれればなと考えています」
まだ履修が決まっていない為コゼット先生の授業を選択する事も可能だが、適正から考えて授業を受ける意味があるかどうかも知りたい……といった所だろうか。
※女子寮の食堂調理場を用いて夜な夜な製菓などを行っている……もし女子寮の実周りを担当している方が居られるならば知っていてもおかしくは無いかもしれない。
■蓋盛 椎月 > 「おや、見た目通り鼻の利く子みたいだね」
(ミツキの反応にはそうとだけ言って薄く笑い、
二人に背を向ける形で、いつぞや健康だよりを刷った時と同じように
備え付けの印刷機を開いて相談室のチラシを入れ、
印刷作業を始める……。)
■コゼット > 「そうなんですか?…まぁ、女子は何かと心配事が多いですからね。プライベートとかは特に。
…いや、私はお酒は飲んだ事ないんですけど…。」
(まぁ、飲まないならその時は蓋盛が一人で飲むだろう。なんかあっても同じ寮住まいのようだし、部屋まで送る事は問題ないだろう)
「そんな大げさな──っていうか魔女っ子じゃないってこの間も言いましたよ?
委員会は何処も手が足りていないみたいですね。
生徒がもっと率先してそれらの活動に取り組んで貰えたらと思いますけれど、自分の事で色々と大変でしょうから。
──ええ、場所を指定して貰えればそこを回ってきます。」
(魔女っ子は兎も角、笑顔で快くそれに応えた)
(コゼットは真剣な表情で話に耳を傾ける。
こうゆう個人的な相談も慣れて来た。それが魔術に関する事意外でも彼女は至って真剣だが、やはり自分の精通している事となると気合も入るものだ)
「…なるほど。
月陰さんの身体能力に関してはちゃんと調べる必要があるけれど…。
私が担当しているのは元素魔術。つまり火・水・地・風に関わる魔術なのよ。
何事も応用だけど、例えば火属性が扱えるようになれば何処でも火を起こせる事になるから、道具が無くても野外で調理する事は出来るわね。」
(元素魔術は何も戦闘用に特化された魔術ではない。それら日常に使う為だったりと、生徒によってまた目的が違う。)
■月陰ミツキ > 「私の魔力でコゼット先生のような攻撃魔法を覚えても、この修羅神仏悪鬼羅刹さえ潜んでいてもおかしくない島じゃ恐らく役に立ちませんし、自身の体を元素魔法で強化したり、或いは調理場での料理の補助や、先生の仰る通り野外での調理用に使う事が出来るのが理想かなと想いまして」
身振り手振りも交えた発言から、恐らく風を自身に付加して高速移動とかそういったモノを考えていると想われるが、それがきちんとコゼット先生に伝わっているかは解らない。
※『魔術師喰い』や魔術師系の知識に関しては、魔力が低いことや学園に着たばかりである事もありほぼ知らない。
■蓋盛 椎月 > 「そんなもんかな~男の子だってプライベート大事じゃない?
いやどうでもいいっちゃどうでもいいんだけどね。
あ、そうかお酒飲まないんだっけ?
試しに飲んでみようとか言う気もない?
どうしようかな~他にロクに差し入れられるものもないしな~」
(今ひとついい思いつきが出てこないらしく唸る。
さすがに本当に無理に飲ませるつもりはないらしい……)
「あたしは仕事押し付けるのはしょっちゅうだけど感謝の念はいつも忘れないのさ」
(別に胸を張るようなことでもない。)
「学業と委員会活動やら学園自治やら両立できる奴は大したもんだよ。
あたしじゃ絶対ムリだわ……。(やれやれ、と肩をすくめ)
ん、それじゃあ第二教室棟のあそこと……そこと……あそこ……によろしくね。」
(快諾にこちらも笑顔で応じて、印刷したうちの1/3ほどをコゼットのデスクに置いていく。)
(内容としては、 http://guest-land.sakura.ne.jp/pforum/pforum.php?mode=viewmain&l=1&no=34&no2=34&p=&page=0&dispno=34 と言った感じ)
(なんかコゼット先生に手伝わせる掲示物としては
不適切な文面が混じってたような気がしたけど……まあいっか、と蓋盛は思った。)
■月陰ミツキ > 蓋盛 椎月先生の発言を聞いて、
『うわ、バレてたか……』と少し顔を赤らめる。
と共にコゼット先生の机の上に置かれた書類が視界に入ると、書類と蓋盛 椎月先生を2度ほど交互に見る。
どうやら、教師と生徒の性事情に少々面食らっているようだ。とはいえ、猥談を恥かしがる様な性格と言う訳でもないようで、その顔に浮かぶのは嫌悪ではなく驚愕と『この人エロいのかー』とでもいうような奇異の目である。本来生徒が先生にそんな目を向けるのは凄く失礼なことだし、彼女はそういう事をするタイプでは無いのだが……モノがモノだけに思わず……といった様子である。
■蓋盛 椎月 > (ミツキの視線に気付き、ハハハ、と笑う)
「あっめっちゃ猥褻物を見るような目で見てるね?
その一文はまあ、挨拶代わりのジョークみたいなもんだよ。
まさか真に受けるような連中はそういないでしょ。
……いや、キミがそうしたいって言うなら応じてあげてもいいけどね?」
(シレッとそう告げる。流し目、ウィンク。)
■コゼット > 「それは月陰さんのこれからの積み重ね次第よ。
さっきも言ったけど魔術も使い方次第で様々な局面に対応出来るのよ。
万能ではないけれど、術者の発想次第って事ね。
純粋に強化として会得する事は勿論、術を行使する際の反発力を使えば高速移動も代わり、なんて事も。
──まぁ要するに、まずは授業を受けてみないかって事ね。最初からすぐにそれらが出来るなんてのは才能があってこそ。
素養さえあるなら後は知識を深めるだけ。学園生活はまだ始まったばかりなんでしょう?」
(魔術はすぐに使えるモノと思い込む生徒も少なくない。しっかりと勉強してちゃんと理解していかなければ、いざと言う時に魔術は応えてくれないものだ。
そうゆう事が、月陰にも伝わればいいのだが…
──あ、プリント見て面食らってる。)
「差別してるって訳ではないですけど…なんでしょうね。
お酒……お酒、ねぇ。うーん、そうゆう時位しか飲む機会はないですかね…。
いえ、それしか思いつかない!って事ならそれでも構いません…って、私が偉そうに言う事じゃないですね。
蓋盛の差し入れなら喜んで。楽しみにしてます。」
(なんにしても、職場以外の場所でゆっくりと話せるのは楽しみな気持ちもあった。)
「第二教室棟───ですね。
そうそう、感謝の気持ちは大事…って、あまり押し付けるのは良くないんじゃ。
って言っても、保健室の仕事振りを見てると余りそんな印象はないのですけど。」
(保健室の先生としては良くやっているイメージはある。…かなり自由である事はあるけれど。
コピーされた用紙を見て場所を把握する。内容は蓋盛が書くものとしてはもう慣れたらしい。)
■月陰ミツキ > 「あ、いえ そういう訳では……すいません」
猥褻物を見ているような目で教師を見てしまった……という事で慌てて謝罪する。
しかし彼女の種族特性上、蓋盛 椎月先生が最近致したという事だけは匂いで気付いており、不覚にも想像してしまいやや赤面する。
一瞬コゼット先生も? 魔法で獣人の鼻を誤魔化せるかもしれないし……と言う発想はよぎるものの、さすがにそれは無いだろうしそんな事をこのタイミングで考えるのは失礼だろうと無理やり今の思考を忘れ去る。
■月陰ミツキ > 「そうですか」
元々魔力が低く受ける意味が薄いと諭されると考えていた為、控えめにではあるが、抑えきれない笑みが口元に浮かんでいる。
「コゼット先生の講義を受けたいと想います……宜しくお願いします」
そう言ってコゼット先生に頭を下げる。
流石にコゼット先生のように直接的な攻撃魔法として活用するのは難しいだろうが、便利能力や自身の変化の強化に用いれればできる事が飛躍的に増える……夢は膨らむばかりだ。
■蓋盛 椎月 > 「まあなんか考えとくよ。
今までの人付き合いはとりあえず酒を差し入れておけば
OKみたいなとこあったからな……
何も思いつかないかもしれないけど。」
(苦笑い。)
「いや~、保健室に一人こもって延々と事務作業していると
だんだん何もかも嫌になって来てさ~。(ぐちぐち)
適当にサボって誰かに押し付けないとやってられないってわけ。
掲示物貼ったり、シーツ取り替えたりみたいな身体動かす作業だとそんなことないんだけど。
養護教諭ってもっと楽な仕事かと思ったけど全然そんなことなかったわ。」
(にゃはは、とから笑い)
「よし、用も済んだしあたしゃ行くわ。
コゼっちも指導がんばってねー。」
(残りのチラシをファイルケースに入れて、職員室を後にしていく)
ご案内:「職員室」から蓋盛 椎月さんが去りました。
■コゼット > (ああゆう先生なのよ、と小声で耳打ちしながら)
「この学園で魔術を教えているのは私だけじゃないわ。必須科目は勿論だけど、自分に合ったものを選んで勉強しなさい。
勿論、私の講義を受けるんだったらしっかりと理解して貰えるように努力するから、よろしくね。」
(笑顔でうんうんと頷く。興味さえあれば自然と伸びて行くだろう。将来が楽しみな生徒かもしれない。)
「じゃあ、今度はその辺りの愚痴も聞きますよ。
ふふ、楽しみにしてます。後で空いてる時間を伝えておきますね。…夜は大体寮に居ますけれど。
ええ、任せて下さい。」
(職員室を出て行く後姿を目で見送る。彼女も彼女なりに色々と大変なようだ。)
■月陰ミツキ > 小声に関してはやや困ったような納得したような表情で反応する。相手も先生こちらも先生である為生徒側としては中々反応しづらいものがあるのだろう。
「はゃい 頑張ります」
親身に対応してくれたことに対して嬉しそうに反応するも、その結果やや噛み気味な受け答えになってしまった。
よく解らないながらカリキュラムの説明だけは流し読みしてコゼット先生の下に来た為、恐らく彼女の講義+他の魔法講義を一つか二つ取る可能性が高そうだと脳内で考えている。
親身に受け答えしてもらった事や、魔法への可能性を考えて思わず背中から狼の毛が大量に生える変化をしてしまう。
彼女にとってこれは生態機能である為、人間で言う所の涙を流す、咳をする、欠伸をするなどといった反応とほぼ同じようなモノである。
■コゼット > 「あ、魔術以外の事も相談してくれて構わないからね?
この手の話題には蓋盛先生の方が詳しいかもしれないけれど、ね。」
(ちらりと蓋盛の置いていったチラシに目配せして。)
「私もつい最近この学校に就いたばかりだからそこまで詳しいって訳じゃないけど、生徒の為に毎日頑張っているわ。
月陰さんも学園生活、精一杯頑張って頂戴ね。」
(服を着ていたり背面というのもあり、正面からはその体の変化に気が付く事はないだろう)
■月陰ミツキ > 「ふふ……はい 宜しくお願いします」
一変してしまった地球世界に対しておびえにも似た気持を抱いて居た事や、元の異世界のモノ達に何も言えずにこちら側の世界に放り出された事でほんの少しでは在るが依存気質的な部分が芽生えているのかもしれない。
コゼット先生の優しさに触れて職員室入室時の硬さは完全に取れている。
「はい、この学校を精一杯楽しんで、可能な限り吸収できるものを吸収したいと想います」
受け答えしながらそっと背中の変化を解除する……幸い気付かれてなかったようで少し安堵する……やはりこの手の予定外な変化等に気付かれるのは恥かしい……。
■コゼット > 「うんうん、良い心がけだわ。
──っと、私もそろそろ行こうかしら。蓋盛先生のチラシも貼って回らないといけないし。」
(すっかり冷めてしまった紅茶を飲み干すと、カップを片付けようと立ち上がる。
戻ってきてチラシをトントンと纏めると、手提げ鞄にそれをしまう。)
「何でも聞きたい事があったらいつでも気軽に職員室に来なさい。誰かしらいると思うし。それじゃ、また。」
(そういい残すと、入り口に帽子を引っ掛けながらその場を後にする)
■月陰ミツキ > 「はい、今日は有難うございました」
と言いながらそっと後ろからコゼット先生についていくように職員室を後にして、そのまま女子寮へと帰っていく。
ご案内:「職員室」からコゼットさんが去りました。
ご案内:「職員室」から月陰ミツキさんが去りました。
ご案内:「食堂」にマリーさんが現れました。
■マリー > ………頂きます。
(両手を揃えて、こちらの風習に揃えて頭を下げる。金色の長い髪は艷やかに流れ、崩すこと無く制服にきっちりと身を包むその姿と礼儀正しさは、模範的な生徒の色が見える。少女らしさというより女の香りを漂わせるスタイルは今は隠れているものの、おそらく見た目だけなら素晴らしい生徒。見た目だけなら。)
こちらのお食事は、本当に美味ですね。様々な食材も集まりますし、何より味付けにも工夫が凝らされている。………食べ過ぎてはいけないんですけれど。
(カツ丼大盛り、コロッケ、サンマ、焼きそば、回鍋肉にラーメンの並ぶ食卓。満足気な姫様。)
■マリー > (優雅に食事。こぼすこともがっつくこともない。洗練されたマナーが鮮やかに唸る。スープの代わりがラーメンなだけで。)
やはりスポーツにはエネルギーが全てですよね。栄養学、という学問は本当にためになりました………
(得意科目は栄養学。身体を成長させ、身体を動かすエネルギーを効率良く得るためにはどうすればいいか。そんなテーマに食いつかない彼女ではなかった。文字通り食いつきながら、講義内容を思い出す。)
急いで食べるのはよろしくない、と伺っておりますし、………でも昼休みが終わるまでに食べ終わらないといけませんね。
(壁の時計を見る。………うーん、無理じゃないかな。冷静に判断。)
■マリー > ………………あら、飲み物が足りなかったようで。
(そういえば飲み物が無かった。スープ代わりのラーメンであったが、それはそれで塩気がある。……時計を気にするのは一旦止めて、立ち上がってもう一度注文に。……そっとハンカチを取り出せば口元に当てて。)
牛乳を。
(微笑を浮かべながら、食堂のおばちゃんに声をかける。あまりにも自然。食べる量が多いことも、昼休みの終わる時間が迫っていることも………異常をたくさんその背に負いながらも、その自然な微笑でおばちゃんを制す。牛乳のパックを受け取れば、元の席に戻り。)
■マリー > ………ご馳走様でした。
(そっと手を合わせる。すっかり元気になりました。)
………………仕方ないですね。
(その上で、そっと時計を見れば、うん、もうすっかり授業が始まっていた。何が仕方ないのかはきっと彼女にしか分からない。目を閉じて、首を横に振る。)
ご案内:「食堂」からマリーさんが去りました。
ご案内:「屋上」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > ──今日も今日とて補習補習。
一応休みの日だってのになあ……
(成績不良生徒に休みなどは無い。
テストの点が赤くなくなるその日まで、戦いは休みなく続くのだ。)
……あと、……30点か……遠いな。
(夕暮時の校舎の屋上。
烏の鳴き声がどこか物悲しげに聞こえた。)
■東雲七生 > は~ぁ……
そもそも椅子に座って文字を読め!ってのが無理があるんだよなあ……。
(身もふたもなくなるような事を愚痴りながら、仰向けに寝転んで橙と紫のグラデーションを眺める。
やたら鳴き声が近いと思ったら烏が連れ立って飛んでいた。)
■東雲七生 > まあ、それも今日で一旦開放される……。
明日は天下の日曜日、誰も俺に勉強なんてさせられない……。
(ぬふふふふ、とほくそ笑みながら近くに転がっている鞄へと目を向ける。
その中にはお昼のうちに昼飯も食わず借りに走ったレンタルDVDが結構な量入っている。)
■東雲七生 > (───最初は些細な好奇心からだった。
数日前に駅で知り合った女生徒が話に挙げていた特撮ヒーローが気になって、帰宅後にネットで調べてみた。
思いの外作品数が多く、どれから見るか数十分悩み、そのうちの一本をチョイス。
『第一話視聴無料』の文字が誘蛾灯の如くにカーソルを誘導し、気が付いたら再生ボタンをクリックして30分経っていた。
面白かった。
凄く面白かった。
1話だけでは全体の事などまるで分らなかったが、主人公がメダルとベルトを用いて変身する様などは呼吸を忘れるほどに見入っていた。)
■東雲七生 > (東雲七生は至って普通の高校生(のつもり)である。
しかも男子高校生である。
さらに家の中に居るよりは外に出て体を動かしたがるタイプの男子高校生だ。
それでも、第一話の視聴を終えた翌日は家に引きこもった。
学校へ行き、かったるい授業を聞き流し、放課後はちょっとした寄り道をして、家に引きこもった。)
■東雲七生 > (一応外には出たので健全な引きこもりだ。
──だって学校行かないと先生以外にも怒る奴居るんだもん。
最近知り合った級友数人の顔が浮かぶ。何故か性別比が可笑しかったが、そんな事は気にしてはいけない。たぶん。
そして何より家から出ないと寄り道が出来なかった。
寄り道のついでにポイントカードのポイントがエグいくらい溜まった。まあそれはいい。)
■東雲七生 > (借りたDVD12枚1セット。タイトルは全部同じ。
そう、第一話を視聴した作品のDVD全巻。まとめて借りて来たのだ。
結論から言えば、とても良かった。血沸き肉躍るとはこの事か、と柄にもなく小難しい表現が感想に混じった。
だが、本当に本当にそれくらい感動したのだ。「すげーの」「マジすっげーの」以外の感想が出るくらいだったのだ。
DVD12枚は翌々朝登校前に返却した。)
■東雲七生 > ──カッコ良かったなァ。
(あの女子が憧れるのも分かる気がした。
東雲の語彙力ではとても表現しきれない魅力があった。
誰かのピンチに颯爽と駆けつけ、格好良く変身して敵を倒す。
それが強く東雲少年の心に響いていた。
後はなんだか怪人とメダルの奪い合いとかしてたけど、それはその作品特有らしい。)
■東雲七生 > (とにかく。
とにかく東雲は特撮変身ヒーロー(ベルトで変身する方)にすっかりハマってしまっていた。
今日借りたDVDだって、それである。何だか宇宙がどうのとか言っていた気がする。)
■東雲七生 > 俺もあんな風になれたらなぁ~
(あおむけの状態から膝を顔の方へと引き付け、一気に跳ね上げる反動を使って身体を起こす。)
特にあの「変身ッ!」ってのが良いんだよなあ。
………。
(そーっと周囲を覗う。今日は休日、しかも夕方。
昼飯時ならともかく、この時間に他に生徒も居ないはずだ。)
ご案内:「屋上」にエリンさんが現れました。
ご案内:「屋上」に松渓 つばめさんが現れました。
■東雲七生 > (一度大きく深呼吸をし、気持ちを落ち着ける。
こういうのは恥らってはダメだ、確かにちょっと恥ずかしいかもしれないが、恥ずかしがってしまうと形が崩れる。
あとはほんのちょっとの勇気、それさえあれば──)
………『変身』ッ!!
(やった。東雲はやった。
決まった。バッチリ決まった。鏡で自分で見れなかったのがちょっと残念だった。
──しかし なにもおこらない。)
■エリン > 屋上へ続く階段を上がり、ドアを開ける。
ここは夕日が綺麗で、また涼しくもなる場所で。
いわゆるお気に入りのスポット。
今日も涼みにきたわけで。
「…………」
ばっちり決まっているところを目撃する。
■松渓 つばめ > ごつりと本から頭が落ちた。
「………おぅ」
なんか水量の変異がどうこう、とか聞こえた気がしたんだけど。
日陰で一眠りしていたわけだが、いい加減寒い気もしていたので、覚醒できたのはいい頃合いだ。
「………うぅん?」
ごろごろと少し寝起きの体操をして。
■東雲七生 > (余韻に浸っていてやって来た生徒には気付いて居ない。
今東雲少年の頭の中では変身後に続く戦闘光景が展開されている。
そっとしてあげて欲しい。彼は男の子なのだ。誰しも一度は通る道を、ちょっと遅れて通っているだけなのだ。)
■エリン > (えーと……)
どうしよう、と少年を見続ける。
ドアから一歩も動けず、物音を立てるわけにも行かず。
考えている間にガランガランとカウベルを鳴らす。
正確には、カウベルが勝手に鳴った、だが。
■松渓 つばめ > わさわさ、と手足をうごかし、声の方向が見えるようなところまで這っていく。
寝起きの一年生はどことなく気だるげだ。
ああ、良い感じに西日が眩しい。そこに佇む少年のシルエットも、何かどことなく美しいけれど。
「あれ?あいつ……」
出ていこうとすると、自分の近くからカウベルの音がした。
「近い――……?」
■東雲七生 > ──ッ!?
(突然のカウベルの音に一気に現実に引き戻される。
何が起きたのか頭が理解する前に体が動いた。大きく振り返りながらも後方へ跳ぶ。
その動きは驚いた野生動物の様だった。)
……だ、誰か居……ッ!?
ま、まさあ、いいいい、今、み、み、見っ!?
(ショックのあまり顎が上手く動かない。
それはまあ、しょうがない。)
■エリン > 慌ててカウベルを抑えて音が鳴るのをとめるが、時は既に遅く。
「えーと……あの。
カッコいいですよね、そういうポーズ」
笑みを浮かべ、一応そういう趣味があってもいいよね、と理解を示しておく。
■松渓 つばめ > 少年の突然の動作も驚いたが、起きてから最初に聞いた音の方が少し気になる。
話しかけているのが女の子だとわかると、ようやく安心。
うんうん、と頷きながら、四つ這いの状態から立ち上がり、膝を払った。
影がうつればふたりとも認識できる、か
■東雲七生 > ── 見 ら れ た !!
(気を使ってくれたであろう少女のフォローも耳には届かない。
さらに大きく後方へ跳躍し距離を取ろうとして、フェンスにぶつかった。
そこに追撃ちをかけるように新たな人影のおでましである。)
ひぃぃっ!?
ま、まだ誰か居たの…か……ッ!?
■エリン > 「あっ」
フェンスにぶつかった少年と起き上がった少女をみての発言。
そして、おそらくは、元からそこにいたのであろう少女に目を向ける。
自分以外にも見てしまった人がいるのかと思うと、なんとなく少年が可哀想に思える。
■松渓 つばめ > 「と、そこの――」なんて呼ぶべきか迷った。
「あー、前、前出てっ、後ろは危ないからっ」 フェンスの向こうはアウトゾーン。
自分かもしくはもう一人の女の子に驚いたことはわかった。
万一が無いよう。手を出し、駆け寄りに行く。100メートル12秒フラットで。
■東雲七生 > あぅあ、あ、あああ、うぁ、あ……
(あまりの事態に何をすればいいのかも分からない。
目は回るし顔は今にも火が出そうである。恥ずかしい。とにかく恥ずかしい。
小柄な体がフェンスを越える事は無さそうだが)
……ふぇ!?え?何、何でこっちに来んの!?
(混乱を極めながらも、接近する松渓を見る。)
■エリン > 「あっ」
走り出した少女をみて驚きの声をあげる。
どういう理由で走り出したか、エリンにはわからず、ともあれ近くのベンチに歩いていき二人の行方を見守る。
■松渓 つばめ > とと?数歩走ってみたところで妙を感じた。
(あらー……?)
ウカツ!フェンスというかここに張られているのはそれはもう立派な……
走る足から力が抜けた。失速。
「あーいやいやゴメン、アタシ寝ぼけてたみたいで、今そこから落っこちそうに見えちゃってさ?」
ヘラヘラと笑い後頭部をわしわしとかいた。
が。折角だし「近く良い?」と。
■東雲七生 > !? え!?何?なに!?
(未だパニック醒めやらない状態で二人の少女を見る。
一体今何が起きているんだろう。俺は何をしていたのだろう。思い出せない。というか、思い出したくない)
……え?あ、お、おう。別に、良いけど……。
(松渓への申し出には素直に肯いた。特に断る理由は無い。)
■エリン > 混乱は収まったのか。
二人がなにやら話して、少女がゆっくり近づいていくのが見える。
(私もいっておこうかな)
ゆっくりとベンチを立ってそちらに歩いていく。
■松渓 つばめ > 「ありがとー」と礼、というよりも返事をして、隣。彼が最初に座っていたであろう場所から2,30センチほど離して。
「てか、何かあったワケ?いきなり飛び退って化け物でも出たみたいに」
さきほどのポーズの意味はわかっていないらしい。
■東雲七生 > (混乱を収めるのは容易い。考えるのを止めれば良い。
東雲少年は幸か不幸かそれが出来た。……多分不幸だ。)
いや、べ、べつに何でもないっす、はい……。
いきなり物音がしてビビったってだけで、ホント、はい……。
(気を許したところで蒸し返さないで貰いたかった。
何度か校内で見かけた、同級生と思しき少女に何故か敬語が出る。
そして更にもう一人、カウベルの少女が近づいてくるのを見るとさらに戸惑う様に視線が泳ぐ。)
■エリン > 「えーと、お二人とも大丈夫ですか?」
抽象的な聞き方。
なにが大丈夫なのかはわからないが、とりあえず話に繋がるためのきっかけとして尋ねる。