2015/06/14 のログ
松渓 つばめ > ふぅん?とよくわかってない反応。そして、まあいいや。あまり気にしてはいないのだろう。
「ん、あーゴメンー。大丈夫大丈夫。アタシが寝ぼけちゃってたみたい」
手をひらひらとさせ、カウベルの少女に笑いかける。
「ちょっとそこから落っこちちゃいそうに見えてね」それで寝起きダッシュを敢行したというワケだ。

「こないだのテストで、成績悪かったのかなーって顔してたし、それもあるかも?」
気づいてた?と問う。同じ授業をとっていたらしい

東雲七生 > ん、ああ。大丈夫大丈夫!

(どうしてカウベルなんてしてるんだろう、と首を傾げつつも笑みを浮かべ答える。
 そして隣の少女を見て苦笑した。)

流石にテストの点が悪いからって飛んだりしねえって。
進級できないレベルって訳じゃあないし……って同じクラスに居たの?マジ?

エリン > >つばめ
「なるほど、そうでしたか。
ここは風が通って気持ちいいですから、お昼寝には最適ですよね。
……もう夕方ですけど」
小さく笑い。

>東雲
「気をつけてくださいね。
フェンスに当たったようでしたから、傷とか負ってなければいいんですが」
変なフェンスなら肌に傷がつくだろうし。

松渓 つばめ > 同じセリフがかぶってクスっと来た。
「まあねー、アタシもホントギリッギリだったわ」首を回して答える。
「でも、がっくり来てたとかじゃなくて、良かった」

「確かに、昼寝はいい感じよねー。むしろ誰かが時々寝袋とか使ってるかもね?」
冗談めかして。

東雲七生 > お、おう。気を付けるよ。
こんな事で怪我なんかしたくねえしさ。

(あははは、と苦笑しつつもカウベルの少女の言葉に頷いた。)

テストくらいでいちいち凹んでらんねえって。
その後にもっと面倒臭いイベントが控えてるからさ……うん……。

(怒られるのだ。勉強を教えてくれた同級生に。
 それが何ともバツが悪くて東雲は今から戦々恐々としているのだ)

エリン > >松渓
「ふふっ、寝袋ですか。
そこまで用意して寝るのは、まるでキャンプみたいで楽しそうですね」
松渓の言葉を冗談と受け取り笑うが、エリンはなるほど、と内心頷く。
(今度は寝袋をもってきて寝てみようかな)
秋辺りには寝袋で寝ているエリンがいるかもしれない。

>東雲
「私が驚かさなければ大丈夫だったのかもしれませんが……。
不慮の事故ということで、許してください」
ぺこりと頭を下げる。
がらん、となるカウベルは、なんだか謝っているようにも思えるだろうか。

「さて、申し訳ありませんが私はそろそろこの辺で失礼しますね」
下げた頭をあげ、二人にそう言う。
「それでは、またどこかで」

ご案内:「屋上」からエリンさんが去りました。
東雲七生 > あっ、別に気にすんなよ!忘れたから、俺!
もうそりゃすぐに忘れたから!むしろ何してたんだっけって感じだから!

(頭を下げた少女に慌てて首を振る。
 何もそこまでされる様な事じゃない、と本気で思っている。)

あ、それじゃあまたな!
今度はもっとゆっくり、話、出来ると良いな!

(相手の背格好から先輩だとは見抜けなかったようで、
 大きく手を振りながら見送った。)

松渓 つばめ > またねー、と彼といっしょに手を振る。
カバンから水を取り出そうとして。あ、カバン持ってきてないか。と思う。

「アタシも、少し冷えてきたし戻ろうかな。……それにしても、面倒くさいイベントって?」
ゆっくりと、立ち上がりつつ。

東雲七生 > え? ああいや、別に……
大した事じゃないんだけど、放課後勉強見て貰ってたやつらに謝んなきゃなあってだけ。

(怒られるんだけどさ、と苦笑しつつ。
 上着を脱いで少女の肩に掛けようとする。)

寒いんなら戻るまで使っててくれよ。
俺ちょっと自分の鞄取ってくるからさ。

(そういえばほったらかしにされたままであった。)

松渓 つばめ > 「あー、それは気まずい。同情するわー。友情つなぐためにがんばんなさー……」
上着をかけてもらうなんて初めてで、え、え?と少し戸惑っている。
「それ、ほどまでじゃ………」思い出したようにクシャミ。思ったより寒かったのかもしれない。
「あはは、やっぱ甘えさせてもらうわー。……それにしても、でかいわね」
女性としては多少小柄なだけ、のつもりだが、男子用と女子用では企画が違うのか。
私服のショートパンツは隠れ、上着から直接生えているようだ。
「えーっと。  一緒に行く?」

東雲七生 > 実際ツラいんだよなー……
まあ、一教科でも向上したのがあったからまだマシなんだけど。

(上着を掛け、鞄を回収すると少女に振り返り)

でかい?……いやまあ、それは、その……
一回りサイズ大きめで頼んだから、確かにでかいかもな……
(なんてことを小声でごにょごにょ言っている。
 そういえば、と名前を言ってなかったことを思い出し)

ああ、とりあえず校舎戻ろうぜ。風邪ひくと悪いし。
俺、東雲七生。お前は?

松渓 つばめ > 「あー、成長期だ、すーぐ服小さくなって……羨ましいなあ、そういうの少し」

年齢上彼女ももう少々伸びることは見込めるかもしれないですけどね?
カバンをとってこようとしたのに合わせ、自分も持ってきていた本を拾っておく。

「ああ、名前?松渓、つばめ。  ナナミかー。カッコイイ名前もらってるねぇ、このこの」
薄着になった横腹をつっつこうとするので、ちょっと危ない。

東雲七生 > 成長期だと良いんだけどなー……
あんまり伸びる見込みない気がして来てんだよ最近……

(鞄を肩に担ぐと松渓を振り返る。
先に行くのも忍びないのでそのまま少し待って。)

「松渓、つばめ。……あー、なんか出席とる時聞いたかも。
 カッコいい?そうか!?本当にそう思うか!?カッコいい!!可愛いじゃなくt あひっ」

(横腹をつつかれて変な声を上げた。
 自分の口から出たそれに、思わず頬を赤らめる。)

松渓 つばめ > 「そそ、7つの海ってイメージでイイ名前じゃない?」
が、そんな声を聞いたら。
「あー、やっぱちょっと、可愛かった、かなあー、今の」
照れ隠しのように、少し動いた上着を直す。

東雲七生 > ……海じゃねえんだ。生きる、の方なんだ……。
確かに音は一緒だから、ちょくちょく間違えられるし、漢字で書いたらななお、だと思われるんだけどさ……。

(目に見えた、そしてどこか手慣れた感じの落胆。)

いぎっ……可愛くねえよ!
うぅ、久し振りにカッコいい名前って言われたのに……。

松渓 つばめ > 「だーいじょうぶですよー?ななみくんはカッコイイですよー?」
悲しいかな、カッコイイ名前というので喜んでいては女の子に遊ばれてしまうのである・・・
「なんてねー。こういうこと自然とできる男の子って嫌いじゃないよ、良いよ良いよ?」
かけてもらったものを示し、笑いかける。「あと友達に義理堅いところもイイヨネー」と、虚空に指を回しながら。
「謝り方考えとかないとね?」
出入口の扉を開ければ、一緒に出ていこうとするだろう。

東雲七生 > 「さんきゅー!やっぱさ、カッコいい名前の方が良いじゃん!
 なんかすげー嘘くさい言われ方したけど、そこは気にしない事にすっからさ!」

(ポジティブに。あくまでポジティブに大抵の物事を捉えていくのがこの東雲という少年だった。
 が、上着の事を言われれば照れ臭かったのか顔を逸らす。)

「う、まあ、そりゃ、とーぜんだろ。
 風邪ひかれたら何か寝覚めが悪くなりそうだし。
 謝り方かあ……素直に謝れば許してくれる気もするんだよな。」

(ただ、勉強を見て貰う時間は増えそうだな、と思う。
 見て貰える分には、ありがたいし悪くは無いの、だが。

 出入り口から出た後は、他愛無い世間話などをして学園を後にするのだろう。
 上着はそれまでに返しても良いし、返す約束を取り付けて別の日に返しても良い。)

ご案内:「屋上」から松渓 つばめさんが去りました。
ご案内:「屋上」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に折神 直さんが現れました。
折神 直 > ロビーの中央。
丸いテーブルから、必要もなく長い足をはみ出させながら、優雅に新聞を広げている。
それは、図書室から借りてきたのだろう。かなり昔の物もあるようだ。
煩雑な紙面に楽しげに目を通しながら薄く笑みを浮かべ、記事を目で追っている。
どこにでもある風景のはずだが、一種どこか浮世離れしているのは彼の纏う空気ゆえだろうか。

「……なるほど、ね」
「実に興味深い……ボクの限られた人生の中で、一年近くもの間……」
「こうした情報に触れられなかったのは実に勿体無いと表現して余りあるね」

何を待つでもなく、誰に話しかけるでもなく、ただ紙面に向けて言葉を呟いた。

折神 直 > 最初の新聞を閉じ、熱い溜息を漏らす。
外字で書かれたそれは、第二言語にするには少しばかり規則性の荒い言語になる。
どこで学んできたのかは定かでないが、それに目を通し、目を細める。
少しだけ来る震えを、まるで歓びを噛みしめるように微笑に載せる。

「……男性でも、成功は数例、か」
「これは、ボクにとっては喜ばしい報告だね」
「いや……パイオニアになれなかったことをこそ、嘆くべきかな」
「ともあれ……いい、時代になったものじゃないか」

何やら意味の伝わらない独り言は、どこか熱を帯び。
定めて集めてきた図書室に置かれているその資料群を愛しげに指で撫ぜた。

折神 直 > 細かい文字列に目を通して、額が少し痛むのを感じた。
それだけ集中して新聞を読んでいたということもあるのだろう。
男は自身がその記事に熱中をしすぎていることを強く感じ、それを呆れの色の濃い笑いへと載せた。
全く、不埒だ。いつからボクは「こんな」ハシタのない男になったのだろうと己を嘆く。
単なる学術的興味にすぎないというのに、ボクの意思に反して――全く、「いけない子」だ。

男は少しだけ足を組み替えて「姿勢」を変えた。

少し休もう、眼鏡のつるに指を添えて、それをテーブルの上に置く。
小さく伸びをして、周囲に視線を投げた。
視線が向くとそそくさと立ち去る視線の先の生徒達に、微笑みを向ける。

ご案内:「ロビー」に風間蒼介さんが現れました。
風間蒼介 > (さっと割れた人垣の中、油断していた忍者が呆然と立ち尽くす
 あ、いかん、眼があったでござる。バシッと)

ご案内:「ロビー」に薬師寺 瀬織さんが現れました。
折神 直 > おや、と。
瞳の合った生徒へ、逆に男は好奇の目を寄せた。
まるで道路に飛び出してきた猫が、身を竦ませるようにした彼に、
なるべく警戒が解ければと、優しく甘い微笑みを投げる。

ご案内:「ロビー」に崎守 鐡さんが現れました。
風間蒼介 > (目が合った……
 判る、判ってしまう。彼は「普通」ではない、オーラが物語っている
 自然身が引き締まる、主に尻とか)

あー…ずいぶん楽しそうに新聞を読んでいたでござるが…
何か面白い記事でも?
(独り言を呟きながら新聞を見る姿は珍しい、まずはそこを取っ掛かりにしよう
 目があった以上は無視できない、風間蒼介は日本男児であった)

薬師寺 瀬織 > 紺色の長い髪をなびかせ、教室棟ロビー中央に一人の少女が訪れた。
その右腕は銀色に輝く巨大な義手であり、下腕部には白い爪痕のような「XIII」のサインが刻まれた、彼女の髪と同じ紺色の装甲が取り付けられている。
そして、その胸は非常に豊満だった。
彼女――薬師寺瀬織は、周囲にいる人の群れがざっくりと切り分けられるように、生徒たちがその場を去っていく光景を目にする。
そして辺りを見回すと――何やら只者ではなさそうな雰囲気を纏う紫色の髪の男と、忍者らしき少年を見つけた。
生徒たちが離れていくということは、この紫髪の男には何かがあるのだろう。しかし、瀬織は男のことを知らなかった。

崎守 鐡 > 「…………」

何故かロビーが騒々しかったので、警戒しつつ、入ってみたのだが………

圧倒的存在感を放つ どこかで見た人が居た。

そして、忍者っぽい人が毒牙に掛けられそう、と思えた。
……これ、どうするんだ。
仕方ないので特徴をなるべく目立たせないようにしながら……人混みの中に潜り込もうと……出来れば平穏に去りたいと……

たぶん叶いそうにない願いを。神様にした。
たぶんこの神様も、居ない。既に。

折神 直 > 初(うぶ)な生徒が見れば勘違いをしかねない、薄い笑みを向け。

「いや……?」
「あくまでこれは過去の出来事の羅列にすぎない」
「ボクが最も面白いと思うのは、これからの話……」
「そしてキミたちとの時間だよ」

両手を広げて、椅子に座ったまま足を組み直す。
そして風間のみならず、この場から立ち去らない数名の生徒を見て、警戒を解くように微笑んだ。

「良かった、今日は恥ずかしがり屋さんたちが勇気を出してくれたんだね」
「嬉しいよ。キミは、そしてキミ達はここの生徒、かな?」

薬師寺と崎守にも視線を投げて、尋ねる。

風間蒼介 > (気配が二つ、近づいてくる
 何者だろうか?確認したい衝動に駆られるが…なぜかこの男に背を向けることに本能的な忌避感を覚える
 なぜ?もしや化怪…風間の血が背を向けるにはあまりに危険な化怪として警告を発している?
 血の警告が空振りに終わった事はある。しかし従って痛い目を見た事はない、ならばここは「男」の目をまっすぐに見返すのみ)

は…はあ、左様にござるか…
ずいぶんと物腰の柔らかい御仁でござるなあ…
あ、見れば年上の模様、失礼ござった
拙者風間蒼介と申す一年生にござるよ
(ゾクリと来るような笑みに身構えようとする自分を押さえつけ、挨拶を返す
 ノー挨拶はすなわち失礼な行為であるが故)

薬師寺 瀬織 > 自身に質問を投げかけてきたらしき紫髪の男のほうに顔を向け、答える。
「ええ。薬師寺瀬織、一年生。保健委員よ」
名前、そして所属を簡潔に伝えた。声のトーンは低く、表情は真顔だ。
といっても、これが瀬織にとっての『普通の顔』である。

崎守 鐡 > (見つかった!?)

神は居なかった。というか、神も逃げた。


当然逃走も間に合わなかった。だって、こいつ、モブをやるには目立ちすぎてるし。


微笑みはむしろ警戒指数をマッハにせざるを得ない事態で、背中を向けてはならぬと大量のアラートが告げているような。

ひとりだったら、間違いなく、心が死んでいた。

「あの」

「その」


    「えっと」



「………一年の崎守鐡です」
表情は失われた。

風間蒼介 > ドッ…
(どでかい少女がそこに居た
 思わず忍者自制心が揺らぎ言葉を漏らし、二度見をするほどの少女が
 大きいもの、でかいもの、雄々しいものといった風体に体が震える
 これもしかして拙者しらんうちに別の常世学園へとトリップしたのではないでござろうか?と)

……!
(そこに響き渡る声、この声は普通っぽい…!と喜色にあふれ振り返り
 絶望する、耳になんか付いとる…!
 これやっぱ拙者異世界トリップ系の事件に巻き込まれてござらんかなあ!?)

折神 直 > 風間の言葉に笑みを浮かべて眼鏡を顔に戻し、憂いを帯びた表情になり。

「どうだろうね……」
「もしかするとボクの物腰を柔らかくしているのは、キミ自身の力なのかもしれないよ」
「風間くんだね。ありがとう。嬉しいよ、ボクに興味を持ってくれて」
「困っていたんだよ、恥ずかしがりが多くてね」

薬師寺に視線を移し。
同じように表情を変えて微笑む。

「薬師寺さん。保健委員か。もしかしたらお世話になるかもと思えば」
「ボクは神様にこの出会いを感謝しなければいけないのかもしれない」
「火遊びをすれば火傷をする、火傷をすれば治す必要がある。ボクは火遊びが好きだから、ね」
「ありがとう、信仰する神があれば、祈りを捧げていたところだ、薬師寺くん」

最後に崎守に顔を向け。

「おやおや、どうにも神様は気を利かせてくれるみたいだ」
「将来有望な一年生ばかりを、ボクの前に導いてくれる」
「それはボクにとっては歓び以外の何モノでもないのさ。どうにも、神様は今はボクに味方してくれるみたいだね」
「よろしく、崎守くん。今も、そしてこれからも」

一人ずつに個別に笑みを向け、両手を広げる。

「ボクは、折神直。キミたちとりは、少しだけ人生の、先輩に当たる……のかな」
「何にせよ、よろしく、さあ、どうしようか」
「ボクは今とても嬉しく、そして暇なのだけれど」
「この中で誰か、ボクをどこかに案内してくれるような優しい子は、居るかな」
「それとも、ボクはここで静かに読書を続けて、一年であるキミたちが親密になるのを、喜ばしく見守ればいいかい?」

崎守 鐡 > (神様はおそらく味方したのではなく、逃げたんじゃなかろうか)

(この場ではたぶん貴方が神なんだと思う)

そして、選択肢がこの場の神(折神直先輩と一応言わせていただくが)から提示された。

1:神の監視下の元、この犠牲者3人で親睦を深める
2:神のエスコートをする(=一人が確実に犠牲になる)




……えっ、なに、この、最低一人は犠牲になる的なアレは。

考えざるを得ない。案内するだけなら全然構わないが……
変な所に案内しろと言われそうな気がして、警戒が収まらない。
「あ、はい、よろしく、おねがい、しま、す」

…適当に返事して考えを纏めてる最中なのを誤魔化すしかなかろーよ!!

薬師寺 瀬織 > 「……そうね。火遊びは危ないわ」
言葉の意味を理解しているのかいないのか、声のトーンも表情も変わらぬまま返答する。
相手によっては天然とも受け取られかねない答えだ。
「でも何かあったら力になれると思うから、よろしく頼むわね。ええと……折神先輩」
相手の自己紹介に合わせ、一応「先輩」と呼んだ。
「私が案内できる場所はないと思うわ。放課後や休日には出かけるけれど、たいてい学生街か歓楽区の中だし、面白みは薄いでしょうね。他の人なら詳しいのではないかしら」

風間蒼介 > は…はは…いや、まあ…シャイな人間が多いのではござらんかなあ…
(拙者謝意を明らかにして逃げたいでござるが)

あ、ああ…折神殿でござるな…よろしくでござるよ
いや…流石にこの状況で置いてけぼりにはしないでござるが…
先輩ならば拙者達よりもここに詳しいのでは?
(深呼吸を一つ、忍者制御力で生理的な機能を強引に落ち着かせ、平静に心のバランスを持っていく
 あまりのインパクトに動揺したがよく見れば少女の片腕は機械であり、おそらくアンドロイドか何かであろう
 少年の方も耳からあからさまに偉大な勇者っぽい証が飛び出しているがそういうロボなのだろう
 世界変容から数十年、表に出ないだけでそうした技術は広まったと聞く
 ならばそういう存在なのだろうと
 見れば崎守殿はいささか人付き合いに慣れていないのかドモっておられるし、薬師寺殿は折り目正しく気遣いも出来る良い人ではござらぬか、と)

崎守 鐡 > 「…す、すいません、俺、来たばかりで余り詳しくなくて……案内、は出来ても、本当に範囲が狭すぎるかと思います」

実際そうだった。教室のあるエリアと学生寮までの間周辺しか殆ど行かないのである。
というか、そこの忍者の方が色々と落ち着きよく対応出来るかと思ったんだけれど―

どうやら、俺と同類の気配らしい。
同類というか、「危険人物を前に焦ってる」というか。

ご案内:「ロビー」に折神 直さんが現れました。
折神 直 > 「それがね、風間くん」
「ボクは二年ほどここから離れていてね……」
「出来れば誰かに案内をして欲しかったのだけれど」

困ったように小さく微笑み。

「大所帯でどこかを練り歩くのは、どうしても目立ってしまう」
「そうか……崎守くんも薬師寺くんも、あまりアテンダントには向いていないか」
「少し、残念だね」
「……でも、いいかもしれないね」
「ボクはここでキミたちが仲良くなるその様を見る」
「キミたちは一年生らしくお互いに親しくなる」
「ボクはそれを見るだけでも、少しばかり喜ばしく感じることが出来る、良い先輩でね」

新聞の一つを手に取り、どうぞとばかりに新一年生たちの互いの干渉に任せた。
もちろん、誰かが案内するとなればそれに付き合えるという姿勢を示したまま。

風間蒼介 > (ふと、意識がこちらに向く気配を感じ取る
 なるほど崎守もこの御仁相手になんらかの圧力を感じている…となれば自分の血のざわめきもの囁きは正しいのだろう
 と盛大に勘違いをぶちかまし、こくりと頷いて見せる
 自分も気付いた…と。意味は通じるだろうか?通じるわけがない、認識が通じ合っていないのだから)

はあ、なるほど大人の事情という奴でござるなあ…
新入生ゆえ二年前からの変化といった事には対応できんでござるが、簡単な案内くらいは出来ると思うでござるよ?
(血はざわめく、ざわめき続けている、しかしそれでもそのものが持つ属性と本質は別なのだろう
 こんなにもにこやかに、そしてさびしげな事を口にする人物を…放って置けそうにはない
 そう思えばざわめきを押しのけ、そんな言葉を口にしていた)

薬師寺 瀬織 > 瀬織は表情も姿勢も変えずにその場に立っていたが、折神の発言に若干疑問を感じていた。
「良い先輩」と自称する先輩が本当に「良い先輩」であったためしがあるだろうか?瀬織は訝しんだ。
しかし、それを言葉や態度には出さなかった。
ふと、案内を切り出した風間のほうに視線を遣る。
どこへ連れて行くつもりなのかはまだわからないが、
瀬織自身もあまり行かないような場所に向かうのであればついて行こうか、などと考えていた。

崎守 鐡 > 正直、前に見た時からあの人は異世界でもなんでもなく、単純に
『別の次元からやって来た』なので
良い先輩を自称している辺りも含めて、いっそ、誰か「正しい人に押し付けてしまう」
のが正しいと思った。

そして正しい人は現場のこの3人の誰でもない。

さて、誰かが動かないなら早めに誰かの代わりに犠牲になろうか―
と、忍者の方に視線をやった







……その瞬間に忍者の方に心の中で敬礼した。

折神 直 > 鼻歌混じりに、外字新聞を広げている。
記事に目を通しながら、一年生同士の視線の送り合いを、
それはそれは楽しそうに横目で見ながら。

「……なるほど」
「そうか、男にも、そんな空間が腹腔に……」
「……神秘に満ち溢れているね」

風間蒼介 > (崎守の張り詰めた気配がゆるむのを感じれば、視線をやり小さく笑みを浮かべる
 なるほど彼も折神の善性に気付いたのかと
 同じ感覚と経験を共有した彼には言葉などほとんど交わしていないというのに、友情めいた感情を抱いてしまう)

………?
(おや、と血のざわめきが強くなる
 折神が開けた新聞は目を通している記事は読めないが何か不穏当な単語が聞こえた気がする
 修行により培われた忍者洞察力はそれまでの彼の独り言から一つの解を導き出そうとする
 が、人である部分がそれを拒む、判らない、本当に判らないんだと)

折神 直 > しばし思索――あるいは妄想にふけっていたが。

「………」

やおら、男は立ち上がる。
お互いに視線を向け合う一年生達の視線を集めながら。
長身の男は椅子から立ち上がり空を仰いだ。

「いけない、時間だ」
「すまない、本当ならばキミたちの囀りを永遠にでも眺めていたかったのだけれど」
「……ガラスの靴が消える前に、家に戻らなくてはならなくてね」

立ち上がるその男は、少しばかり興奮を抑えきれないといった表情を見せる。
どこか、頬も紅潮し、何かの興奮に身を震わせているようだ。
鼓動のように揺れるその身体は、先ほどよりやや体積を増していた。誤差の範囲ではあったが。
一年生三人に順番に目配せをした後、指先を自分の唇につけた。

「もし、ご一緒できる幸運があるのならば」
「次は二人きりでどこかに夢を描きにいきたいね」
「もし次も、恥ずかしがりなキミたちが声を掛けてくれるなら、ボクはそれを待っているよ」

机の上から外字の新聞を手に取り、男は優雅に去っていった。

ご案内:「ロビー」から折神 直さんが去りました。
薬師寺 瀬織 > 去っていく折神の様子をしばし見つめ、ふぅ、と溜め息をつき。
「……変わった先輩だったわね」
正直な感想を述べる。

崎守 鐡 > 「………貞操持ってかれると思った」
その場に崩れ落ちる。
恐怖からの開放か、安堵か。

だって、さっき見ていた記事が、明らかに、その、あの、うん
そういう気配しか、しないんだよ、なと

風間蒼介 > ………おや?
(案内を請け負ったは良いがそのままやたらと詩的な言い回しで立ち去ってしまった男に疑問符を浮かべ首をかしげる
 なにやら高揚していたようでもあるし、何か違和感が……
 あの気配は…よもや…ランスが励起状態に?
 いや、まさかまさか、そんなはずはない…拙者の勝手な憶測で皆を混乱させたくはないでござる…)

変わっているというかなんというか……
…貞操?いや確かにやたらエロティックな御仁ではござったが…
(よもや崎守殿はボーイッシュ少女…?いやでも骨格はどう見ても男でござるし…いや、しかし耳からしてメカでござるし…と脳内では高速思考が疾走していた)

薬師寺 瀬織 > 先程の折神の発言がどこか引っかかる。
男性の腹腔にも存在する空間……とは、一体何なのであろうか。
瀬織の肉体は女性であり、子宮がある。それは中学時代の保健の授業でも習ったので理解している。
しかし――男性の腹腔にいったい何が存在するというのか?瀬織はそれが妙に気になりだした。

崎守 鐡 > 「あれは、うん うん」

…確信を持って言えるレベルで『別の次元から来た人』だった。

「……薬師寺さん、多分折神先輩、…………」
多少考えて言うのを止めて、
「…………とにかく、折神先輩が興奮してた理由は探らない方がいいと思います」

…確実に後悔するから。

薬師寺 瀬織 > 「……そうね。他人のことを無闇に詮索するつもりはないわ。私もそんなことをされたくはないし」
崎守の言葉に対して素直に答える。声と表情には変化はなかった。
「崎守君と……風間君だったわね。これからどうするつもりなのかしら」
今の瀬織にははっきりした予定がなかったので、一応、二人の予定についても聞いてみる。

風間蒼介 > 興……奮…
(つながった。つながってしまった
 全てのファクターが点となりそれらがつながりあって一つの絵図を浮かび上がらせていた
 彼は……折神殿は)

ぐっ…
(脆い…なんと脆いのだろうか。自己嫌悪するほどの脆さでった
 忍びとして修練を重ねた日々は確かに非日常では揺らがぬメンタルを与えてくれた
 しかし…人として、生物として…男しての部分が致命打<<クリティカルヒット>>を受け…膝が折れる)

なるほど…そういう事でござったか…崎守殿
端的に言ってやべぇでござるな…

風間蒼介 > あ…拙者は少し…風に当たりたいでござるなあ…
せっかくの出会いでござるが…
(今は少し、一人になりたかった
 薬師寺に申し訳なさそうに頭を下げる)

崎守 鐡 > 「お、俺も、その……寮に帰って……休憩、する……か、な」


「ごめんなさい、今は交流を深める場合でも、なさ、そう………で」

吐血したかった。吐血できる血が流れてるかは不明だけど。
フラフラと、ロビーを出ていこうとする……

薬師寺 瀬織 > 「……そう。なら、私も行くわ。また会えるといいわね」
何をそんなにダメージを受けているのだろう、と疑問に感じるが、二人の心情も察してやはり表明はせず。
彼女もまた、ロビーの出口へ向かいゆっくりと歩きだした。
紺色の髪がなびき、豊満な胸が揺れていた――

ご案内:「ロビー」から薬師寺 瀬織さんが去りました。
崎守 鐡 > 「………二度目は、早すぎた」

「……だまって、逃げてればよかった………」




ただいま、彼の鉄の塊の中に内蔵というか護られている
男子としての健全な心が戦場跡地とばかりに荒れ果てていた。

歩く姿は壊れかけ寸前。
……別の機会でこの二人と知り合いたかったなぁ
と、考えたかどうかは不明だけど。
そのまま去っていった。

ご案内:「ロビー」から崎守 鐡さんが去りました。
風間蒼介 > ああ、そうでござるな…
出来れば次は、ゆるりと過ごせる時間があればと願うでござるよ
(去っていく薬師寺に疲れた声を投げかけ、見送った)

崎守殿も……また
(そしてさらに疲れた声で、語りかける)
厄ネタごろんごろんでござるなあ…ここ…
(一緒に寮に向かう…という選択肢は無かった
 心情的に…理解はしていても、もっと奥深い物がそれを拒絶していた
 嗚呼、もはや何も言うまい
 語るべき言葉、ここにあらず
 話すべき相手、ここにおらず
 男、ただ後ろを向き、ただ家を目指す
 ただ、後ろを向き、ただ家を目指す)

ご案内:「ロビー」から風間蒼介さんが去りました。