2015/06/03 のログ
東雲七生 > 俺もかなり驚いたっすよ。流石に研究区には近いんで、朝には帰れたんすけどね。
んまー、運が良かったと言うか何とも無かったっすよ、ハイ!
(心配そうな顔で見られれば少し居心地悪そうに頬を赤らめて顔を逸らした)
そうっすねー、夕方ならまだ安全かも。あ、前以て連絡くれれば俺が付き合いますよ?ついでだし。
(一人で走るも二人で走るもあんまり変わらない、と笑う。裏表のない、まだまだ子供っぽさの抜けない笑顔。)
だからまあ、週末とかでも変わってくるんじゃないっすかね。綾瀬センパイが別に良いんなら、これで良いんすかね。癖みたいなもんなんで、自分じゃよく分かんないや。
(ひょい、と羊羹を一口で頬張る。もぐもぐ。)
■綾瀬音音 > うん、驚くと思う。……あれ? 東雲君研究区に住んでるんだ、寮とかじゃなくて(瞬きしつつ首を傾げて。てっきり寮生だと思っていた)んー、ならいいけどね、うん(顔をそらす様子に小さく笑って)なんかイヤな噂もあるから、危ないところには行けないけど。元々行かないけど。え、本当に? じゃあ今度付き合って貰っちゃうかも。……ゆっくり走ってね(可愛らしい笑顔にニコニコと返す。然しながら付け足した一言は真顔であった)なんかそれはそれで面白いかも……。私はあんまり気にならないからどっちでもいいんだけどね、正直な所。まああんまり変な口調だと気になるけど(何してんじゃごらああああとか言われたらちょっと辛い)
ご案内:「学生通り」に蒼穹さんが現れました。
■蒼穹 > (一仕事終えてやった、そんな風な、したり顔かつ、ドヤ顔を含んだ表情で、商店の集まる方より、軽快なステップで数歩寄って、恐らく、御菓子でも食べながら、話し込んでいるだろう二人へと声を掛ける。)
やっほ、おとちゃん。…と、…ええと。
(一人は、己がこの間邂逅した人物、綾瀬音音。そしてもう一人、赤い髪の男の子は…知らなかった。が、そんな事はさほど気にせず、軽く、気さくに、二人に声を掛けてみた。次いでは「何してるの?」とでも聞く算段。己はと言えば…一仕事終えて、休憩がてら、探し物と言ったところだが、それは、別に聞かれなければ言う必要もなかろう。)
東雲七生 > ん? そっすよ、研究区でアパート借りて。
寮も考えたんすけどねー、ちょっとワケありで……。
(苦笑して言葉尻を濁した。詳しい説明は面倒だからしたくない、と顔に書いてある)
まあ、この島自体何処行っても危険っちゃ危険な気がするんすけどね。何せ異能使いがわらわら居るし。
おっけー、了解!放課後の下校前とかにメールくれといたら、大体家帰ってだから……1時間ちょいで来るんで!……まあ、速さは努力、します……うっす。
(段々と声が小さくなっていったが、すぐに元に戻って話を続ける)
じゃあ、このままで様子見てて下さいな。タメ口聞いたりもすると思うんすけどね。流石に呼び捨てまではしねえと思うんすけど。
東雲七生 > (そして来訪者に振り返る。どうやら向こうはとなりの先輩を知っている風だ、と見ると警戒を緩めて)
あー、俺、東雲っす。えっと……綾瀬センパイのトモダチさん?
(軽く首を傾げつつも二人のことを交互に見た)
■蒼穹 > ん、東雲君、だね。よろしく。…んー、友達と行くかどうかは分かんないけど、知り合いってとこかな。…ああ、私は蒼穹《ソラ》って言うよ。
(問には頭を捻った。小さく頭を下げる仕草一つして見せ。自分指差しながら軽い自己紹介を。)
■綾瀬音音 > ああ、ソラちゃんやっほ。あれー? なんだか凄く機嫌いいね、なんか良いことあった?(話しかけれれば気づいて、蒼穹を真似て気楽な挨拶を交わす)ええと、東雲君とお菓子食べてた。……後3人で分けれそうなお菓子はポテチくらいしか……(何故かお菓子食べる思考になりながら)
ふぅん、そうなんだ。まあいいや(説明したくなさそうなのに気づいてさらりと流す。気にならないわけではないのだが、無理して言わせたいほどではない)あはははは、まあそうだね。私もそうだし。 ん、じゃあ今度メールするね。でも無理なら無理でいいからね。……約束だよ?(じっと見つめつつ)そうするよ。呼び捨ては呼びすてでもあんまり気にしないよー、変な渾名じゃなかったら(と軽く笑い)あ、うん。友達っていうか知り合いっていうか(ねー、と蒼穹に振ってみよう)
東雲七生 > ソラ……?へえ。まあ、2人の間柄は何となく分かった。よろしく!
(すぐににっこりと子供じみた笑みを向ける)
えっ、あ、は、はいっ! や、やくそく……!(見つめられると再び顔を赤らめる。異性に見つめられるのは慣れていない)
あんまり綽名とかは、つけたりする趣味無いんで。
あ、センパイも俺の事好きに呼んで良いっすからね!
■蒼穹 > お、いいノリ。やっほー。…んー、ちょっとね。楽しく遊んで来たってとこだよ。(にんまり、笑い声は出さないが、笑顔である、そんな様相で手をゆらり。)御菓子…かぁ。いーねいーね。ポテチ。…くれるなら…是非に。(嬉し気な表情である。邪神と言っても、御菓子に弱い…腐っている。)…むぅ。(どちらかといえばそれは「聞いてほしい故に黙ってる」的なそれだった。ので、ちょっぴり不満気。)知り合いっていうか友達っていうか…。(こくり、と頷くも。)んー、友達まで行くにはもうちょっと交友が必要かな。(ほそぼそと後付した。)>音音ちゃん
ん。蒼穹《ソラ》…もしかして聞き覚え…ないよねー。
うん、こちらこそ。よろしくね。
(笑い返しながら、気さくに手を振りつつ。恐らくこれにて自己紹介を締め括った。)>東雲君
■綾瀬音音 > …………。(あ、この子可愛い。赤くなる少年にほっこりとした表情を浮かべつつ、うん、と頷いて)なら良かった。あ、でも私は東雲君でいいかな、慣れちゃったし。うん(と笑って)
お、いいねぇ。やっぱり遊ぶなら楽しくなくっちゃ。……よし、3人でポテチ食べようポテチ! ほら、ちょっと席詰めるよー(と蒼穹の座るスペースを確保するべく腰を上げて)……ソラちゃんは何してるの?(と、不満気なのに気づいて訊いてみた)だねぇ、流石に対面二回目だしねー(まあ友達と言えば友達なのかもしれないけど。友好的かつ曖昧な関係であるのは事実だ)
■蒼穹 > そういうことだねっ。…ほうほう、んじゃ、失礼して、頂きましょーか!(そそくさと、開けてくれたスペースにちょん。腰を落ち着けた。)…ちょっと買い物してました。(青い髪ふぁさり。何故か敬語で、キメ顔である。)…ま、追々友達で確定になるかな。(多分恐らくきっと。と、後付するのはよしておこうか。悪くない関係ではあるし、良い事だ。)
東雲七生 > いや、最近出来た知り合いに、1人。金髪のちっちゃい子供。知らないっすか?
(と、訪ねてから、しまった、と思う。若しかしたら“彼ら”はイマジナリーな存在かもしれなかった、と眉をひそめた)
はいはい、ええと……あ、うん。
(席を動こうとする前に座られて、ちょっとしゅんとしつつ更に空間を作る余裕はあった方が良いだろう、と。
しかしそれにしても、異性が二人に増えたところで緊張が増した気がする。)
■綾瀬音音 > (ポテチ(のり5倍ののり塩)を袋から出すと膝の上に置く。位置的に自分が東雲と蒼穹に挟まれている形だろうか、多分皆で食べやすい配置、だと思う)え、買い物? 何買ったの、お菓子? 洋服?(気取った仕草に敬語、これはきっとちょっとイイ買い物に違いない、そんな核心を持って質問を重ねた)ん、そんな感じだね。まあこれからもよろしく(と軽い感じで改めて挨拶しておこう)
ん? 金髪の小さい子供? 知らないけど……どうかしたの?(眉を寄せた様子に何かあったのかと首を傾げて)皆で仲良く食べよう。後は分けれそうなんのないんだよねー……(さすがにコンビニパフェやらは間接キスになってしまうので異性がいる以上頂けないので。ううん、と唸りつつ)
■蒼穹 > …おっと、もうちょっと待った方が良かったかな。
(多分、音音を挟んで向こう側の彼のしょげた様子を見えれば、今更ながらの反省半分に言葉をつらりとのべてみたり。)
金髪…ねぇ。まだ金髪の人も見たことないや。
(ぼそりと溢して。)
取り敢えず、頂きますっと。(彼女の膝上の袋をこちら側に向けつつ、無遠慮に一枚。こんな厚かましさもまた、腐っても邪神であるが故。え…のり多くない?と、戸惑いながらも。)ふっふっふ…洋服…と、見せかけて和服でした、水色のね。良い買い物だね…着る時あるのか分かんないけど。持ち歩くのもアレだし配送で頼んどいたんだ~♪…あ、あとジュース買ったよ。三ツ矢サイダー。(焦らした後、とくとくとした表情。相変わらず、敬語で気取りながら答える。密かに和装を好んでいるのは…多分、誰も知らない。)うん、こちらこそ。よろしくねー。(こく、と頷いて。同じく、気さくで軽めな素振りであった。)
東雲七生 > ああ、えっと、うん。知らないなら良いんだ。
その子もソラって名前でさ、同じだなーって思っただけで。
(あはは、と笑って誤魔化す。)
いーよいーよ、気にしないで。すぐ動かなかった俺も悪いんだしさ。
(蒼穹へと笑って答えつつ、自分もポテチに手を伸ばし、一枚とって口に運ぶ)
■蒼穹 > ふーん。…そう。不思議なものだね。
って、同じ名前の人くらいいるか。
(別に深追いする気はない様子。)
そう?んじゃ良かった。
(ほっと一息吐くでもなく、相変わらず軽い口調。今度は二枚掴んで、口に入れた。)
■綾瀬音音 > どうぞどうぞー。……のり多いね……流石5倍……(とのりだらけのポテチを見て首を傾げた後、口に放り込む。爽やかな磯の味……寧ろその味しかしない)え、和服? なになに浴衣? どんな柄? いいなー!!(食いついた。和服は凄く羨ましかった。お祭りで着ちゃえばいいんだよ、と囃し立てつつ。着物の前ではサイダーは霞んでしまって耳に入っていない)
ソラ、かぁ。そこまで珍しい名前でもないしね……。うーん、子供かぁ、居ても可笑しくはないけどね、外見と年齢一致してない人たくさんいるし(うーん、と考えながらポテチをもう一枚口に運んで)
■蒼穹 > …何でこれ選んだのかな…。(んふふ、と思わず苦笑い。しながらも、食べるその顔は、美味しいと言わんばかりだった。)ん、雪柄って言えば…いいのかな。あっはは、良いでしょー。高い買い物だったんだ♪綺麗なものだよ。(成程、お祭りはいつだろうと、うきうきとしつつ。己もまた、和服の話に夢中になったようで。すっかりその他の話は抜け落ちていた。)
東雲七生 > ま、まあ確かに珍しい名前でもない、よな。
(うん、と頷いてポテチをぱりぱり食べる。
そして何やら和服の話で盛り上がり始めた女子二人をそっと見守りながら黙々とポテチを食べ続け始めた)
■綾瀬音音 > いや、のりいっぱい入ってたら美味しいかなって……。結構美味しいけど、ポテチじゃなくてのり食べてる感……(首を傾げながら。馴染みがあるのになんだか馴染みのない味だった)いーいーなー!! 涼しそうだよね、お祭りは確か毎月15日にあったはずだよ、常世神社のほうで。うーん、私も浴衣新調しよっかなぁ……。東雲君は浴衣とか着るの?(と唐突に話を振るのである)
■蒼穹 > んだね。まぁでも…どっちもしょっぱいから問題なしでいいんじゃない。…流石にずっと食べてたら飽きてきそうだけど。(口直しに話から抜け落ちたサイダーを一口含んで。)へー、神社で…ね。…私が行くのも何だかなぁ。(少々躊躇。腐っても邪「神」である。腐っても。…何か悔しい。)…着なさそう…?(ぼそっと音音に後付してみたり。)
東雲七生 > へ? あ、浴衣?
あー、着るけど年に何回も無いっすねー。
(お祭りの時ぐらいすかね、と答えて)
あ、でも甚平とかなら夏場よく寝間着代わりにしたりしてます!
■綾瀬音音 > うん……結構美味しいけど、リピートは無しかな……(一回食べれば十分な味であった。ティッシュをバッグから出して指を拭いつつ)結構いいよ、お祭り。………あれ? ソラちゃんもしかして悪魔とかそっち系の種族だったり?(凄く軽い口調である、悪魔であっても彼女なら怖くない、そんな雰囲気。破壊神だとはこれっぽっちも思っていない)
だよねぇ、やっぱり年に何回も着るのは無理があるよね(やっぱりお祭りだよね、と笑って)甚平かー、あれって着心地良さそうだけど実際どうなのかな? 楽な感じ?
■蒼穹 > ま、皆あんまり和装はしないと…お祭りくらいか。こっちの世界に来て以来、私結構和装好きなんだけど、漸く一着目手に入れたんだよね。(感慨深そうな口調。)
そだね。普通のうす塩が良いよ。…これはちょっと、ねぇ。(口が…何だか変な気分になりそうな気さえする。でも、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけだけど癖になった。何故だ。)…ん、悪魔と来たか…ま、似たようなもんかな。規模はでかいけどね。…ええっと、言った方が良いのかな、種族。(今更躊躇する気もないし。多分平然と「悪魔?」とか聞いてくるんだから今更本当のことを言ったとして驚かれることもなかろう。)
東雲七生 > 甚平楽っすよ、帯とかも要らないし、紐でちょいちょいって結ぶだけっすから。
夜そのままコンビニとか言ってもあんまり怪しまれないし、快適快適。流石に甚平でランニングしようとは思わないっすけどね。
(音音の疑問に答えつつ、そういやそろそろ出さないとな、と思い出す。)
■綾瀬音音 > 日本に暮らしてても、普段は洋服だからね。お祭りとお正月くらいかなぁ、本当に。あ、でもよその世界の人に和装好きって言われると嬉しいな。……まあ、安い買い物じゃないしね(自分の国の事を好いてくれるのは嬉しい事だと、笑いながら)
のりしお結構好きなんだけど、これはさすがに、ねぇ……(のりが多すぎた。のりしお好きだってちょっと嫌厭する感じだ)んー、神様苦手って言ったらそれくらいしか。それにソラちゃん悪い人に見えないしね。……規模がでかい? 言いたくなかったら訊かないよ。興味本位の質問だからね。気にはなるけど(と、告げるのは軽い口調である)
楽なんだー、いいなー。結構可愛いのもあるから気になってたんだよね。うーん、浴衣と一緒に買っちゃおうかなぁ、うーん(買い物にまで行けてしまうと聞けば真剣に悩みだす。ウンウンと唸りながら)
■蒼穹 > そうみたい。何でか知らないけど日本も変わったって事なのかなぁ。お祭り、御正月…うん、知ってる。これらの行事は昔から伝統として引き継がれてる。そして、その日だけは皆思い出したように昔の格好をする…伝統ってさ、この世でも数少ない「壊れない」ものなのかもね。(何だか、感慨深そうで、自分の世界に入っている様子。)そうそう、数十万…ね。…んん、今更だけどおとちゃんって、地球人で日本人な人間さん?(首を傾げて問い掛ける。それは本当に、今更な問だった。)
ねー…。何か…もういいよねこれ。バランスがおかしい。(はぁやれやれ、と肩竦めながらもまた1つ、つまんで、口に入れた。)神様にがてって言うかさぁ…あはは、悪い人に見えない…か。ん、そだね。善い人ではありたいかな。(「正義は否定するけどね。」なんて…言える雰囲気ではなかったので、その言葉は飲みこんだ。)あー…いやいや、大したことないから言うよ。ただの破壊神ってかんじね。(同じく、軽い口調で返すのだった。)
便利だけど、和服の、殊に浴衣の美しさには…!(ぼそりとまた溢すのだった。)
東雲七生 > まああくまで作業着の延長上だから、利便性重点なのは否めないけどさ。
(蒼穹の言葉に苦笑しつつ同意する。少なくとも美しさは劣る)
あー、でも男と女で着る物とか結構違うんじゃないっすかね。
体つきか根本的に違うし……いや、まあ、分かんねえけど……。
(少なくとも七生は男なので胸が無いため、“有る”人の立場はさっぱり分からないのである。
そこに思い至り、ただただ赤くなった。)
■綾瀬音音 > そりゃあ、たくさんのことがあって、変わらずには居られなかったからね。見てきたワケじゃないけど、それ位は解るよ。……ん。そうだね。他にもお盆とか七夕とか――(言葉を続けようとして、見えた蒼穹の顔に口をつぐんだ。何か、とても優しそうに見えたから)うううう、本当にいい買い物したんだね、ソラちゃん。あ、うんそうだよ。この世界の地球の日本人、純粋なね。
と、言いつつ気に入っちゃったんじゃないのー?(手を止めない蒼穹にクスクスと笑いつつ)私目線ではね。騙してるのなら違うんだろうけど、取り敢えず私はソラちゃんを信頼してる(と、まっすぐに見つめて笑んだ)へぇ、破壊神……。破壊神、破壊神!? え、ちょっと見えない……!!(目をまん丸くして。神様にはちょっと見えなかった、失礼だ)
着物の構造ってそこまで男女で差、あるのかなぁ。ああ、でも甚平ならまた別なのかな。…………。いや、そりゃあ確かに違うけど……(今日乳の話をしたのでピンときた。ジト目で少年をみやり)
ご案内:「学生通り」に白崎玲刃さんが現れました。
■白崎玲刃 > 【学生通りを急いだようにして歩いている男がいる。その男は、全身に多少の、蟲に食い破られたかのような跡があり、仮面をかぶり、フードを被っていた。彼は、音音が公安委員と遭遇する事無く、友人たちと普通の幸せを楽しんでいる様子を見ると。】…いた。ああ、無事そうで良かった。【そう呟き、異常側に染まっている今の自分が関わるべきでは無いと考え。きびをかえそうとした。】
■白崎玲刃 > 【ふと、思いつき、「紙に公安委員は何とかするから昨日の事は忘れて安心して過ごせ」と書いた紙を紙飛行機に折り、彼女たちが居る方へと飛ばし。去って行った】
ご案内:「学生通り」から白崎玲刃さんが去りました。
■綾瀬音音 > (道の向こうから歩いてくる人物には、知人たちとの談笑で気づくこともなく。もし視界の端に入っていたとしても仮面にフードでは知人だと気づくことも出来なかっただろう)――? なんだろう、これ(と、飛んできた紙飛行機。丁度それは膝の上に収まった。それを開けば、公安員、昨日、の文字。そのことを知ってる人は一人しか居ない――)……ねえ、ソラちゃん東雲君、公安委員の人に、昨日会った?(声はあまり明るくない。一応のつもりで尋ねていても、自分宛てだと確信している――)
東雲七生 > 破壊神……?えっと、破壊神って……あの破壊神?
(近くに居るので話は嫌でも聞こえた。他にどの破壊神が居るのだろう)
いやあの、その……って、何すかその顔!俺何も言ってないじゃないすか!
(ジト目に気付くと耳まで赤くなって狼狽える。言っては居なくても思ってはいた、その証明であるかのように。真っ赤に。)
■蒼穹 > …え、んん?…え?
(赤くなる彼。それをジト目で見遣る彼女。…で、困惑する己。何がどうあったらこうなるのやら。さっぱり分かんないと言った様相。…だが、その後「あー…ね。」と溢して、手をぽむりと叩いたのだった。)
歴史、ってやつだね。世界は動く。万物流転、諸行無常。壊れて、作られての繰り返しで………あはは、ちょっと自分の世界に…入っちゃってたかな。(ようやっと、己の世界へと戻ってきた。それから、にこりと…穏やかに、笑みを向けた。察し通り、優し気な。)いやぁ、高かった。大分貯金減っちゃったねっ。…へー、そう。…意外と、人間さん多いね。
…ああうん、否定しない…けどね、本当はうす塩が恋しいんだよ…っ!!(何故かしら、心からの叫びめいていた。)あはは、そう、信頼かー、んじゃもう、お友達には十分じゃないかな。…ま、少なくとも、今は善い人。そう思って。(ぐ、と親指立てて見せた。)…ん、破壊神。あ、失礼なっ。そーだそーだ。おとちゃん私の魔術見たことないからそんな事言えるんだね。この際だし、何か一つやって見せようかな。…ほーら、この邪神様に何でも望みたまえー!(ドヤ顔で、自分を指差しながら、それはそれは自信に満ちた仕草だった。)
(飛んでいく、紙飛行機を一瞥する。)
…いいや、会ってないよ。………何かあった?
(短いやりとり、だが察した。公安委員会ときて、良い思い出があるはずない。折角だ。力になれることは無いか、余計なお世話だろうがここで問を馳せよう。)
うん、あの破壊神。…あれ、知ってるの?
(いや、多分彼も己の事は…知らないだろう。)
東雲七生 > いや、こないだ自分を「神」って言ってた女の子に会ったからさ。
それに噂はちょくちょく聞くし、何だか創造神とか破壊神とか居るって。そんな噂。
(軽く肩を竦めて、しかし目の前の少女が本当に破壊神であるかは半信半疑だった。そもそも話に出した少女の事も、神だとは信じていなかった。)
公安委員?あー、そういやそういうのが居るっていう話はしたけど、実際に会った事はない、っすね。うん。
(話が逸れそうでこれ幸いと、飛び乗る。)
■蒼穹 > ああ、創造神ねぇ。噂に聞いてるけど、ああいう正義気取ったコスい連中と同じ扱いは御免被るよ。生憎私、神は神でも破壊神―――邪神なんでね。
ああ、まったく。キミも私のいう事を信じないのね…そう。
(はぁー、と長い溜息吐きながら、炭酸飲料を一口含んで。)
■綾瀬音音 > 言ってなくても解るよ。……東雲君もやっぱり男の子なんだね……(うろたえる様子で確信した。彼は胸について考えていたのだ、ジト目ジト目)
―――――。うん、そうだね、いろんな人の思いや行いが積み重なって、今がある。……ううん、そう言うソラちゃん、嫌いじゃないよ(だって、凄く優しそうだし、と心のなかで付け足して笑った)あははは……でも、それだけの価値はあったんでしょう? まあ、一応元々は一番多い知的生命体だからね、この世界の地球では。
でも解る気がする……こう、癖になる味ってあるんだよね、ヒットしてこないのに……(悲痛な叫びには解る解ると同意して)あははは、だね。友達増えた(うん、と親指に力強く頷いて見せて。ちょっと照れ笑い)だって、破壊的な何かを感じないよ!? ちょ、破壊神に望んだら何かを破壊されちゃうんじゃないかな! ううん!!(勿論彼女の言葉を信じていないわけじゃない。ただ意外なだけだ。魔法にも興味があったけど――)
(二人から公安委員にあってないと聞けば一瞬の思案。それから立ち上がって)ちょっと、玲刃君が何考えてるかわからない、や、なんとなくは解るんだけど、あんまりいい感じのことは考えてない気がする――(蒼穹とは共通の知人である名前を出して)ごめん、東雲君、ソラちゃん、私ちょっと探し人してくる。……ソラちゃんは、玲刃君もし見かけることあったら「バカなこと考えてるならやめて」って伝えておいて?
東雲七生 > まあ、何が違うのか俺にはとんと分かんないんすけど。
(蒼穹の言葉に首を傾げ、思ったままを正直に告げる。そもそもどちらも想像の及ばない存在だった。)
…………スイマセンっした……。
(そして消え入りそうな声で音音に謝る。
既に自己嫌悪と羞恥心で一回り程小さくなったような印象を受けるだろう。)
えっ、あ、はいっ!
人探し……一人で大丈夫っすか? 何つーか、センパイちょっと焦ってません?
■蒼穹 > そゆこと。歴史って深いよね。大きな大きな、大きな歯車。それらを、小さな人々の思いが、回していく。運命、ともいうのかな。…そう?…嬉しいねー♪(ふふ、と物静かな笑み。)そだね、十分十分!…そうみたいだね。元々大体人だったみたいだし…私らみたいなのは少ないんだよね…。
そう、それ。でもこれ一度やめたらもう二度と食べたくなくなるって思うな。取り敢えず、これくらいで完食と行くべきかな。一足先に御馳走様。(パァン、と袋をはたけば、もうこれ以上食べたくないらしい。拒絶。)ありゃりゃ、寂しい事を言ってくれるね。でも、私に壊せないものはない。だから、頼んで…って言いたいね!!(ぐぬぬ顔にて、張り合ってみる。)
ああ、レイハ?…どうかしたかな。
(きょとんとしながらも。…いや、彼女のしようとしていることも恐らく…。)
何があったか知らないけど、イヤな予感がするね。件は了解。会ったら伝える。
(心配そうに彼女を見遣って。暫し黙りこくる。公安委員会が絡んでくるか。平穏無事で行けばいいが…そうは行かないだろう。)
…保身の為だよ。…良かったら、護身用具に、持ってったら?
(立ち上がった彼女を見上げれば、その身を案じて、一応御節介を焼いておく。使い捨てで魔法を発動する、魔術符を6枚。術式は全部「滅の矢」入り。多分…余計なお世話だろう。だろうが、お友達の身を案じるのは、邪神であれ、人であれ、当然の行い。)
…んー、分からないなら仕方ないね。
もういいよ、それで。
(もう一回、溜息を吐いた。)
■綾瀬音音 > (それでよし、と言うように鷹揚に東雲には頷いて。友達との談笑を楽しんでいたかったし、蒼穹の語る言葉にも興味はあったし、もうちょっと東雲を誂ってみたかった気持ちもあった、けど)
流石にね、公安委員を何とかするって文面見たら冷静じゃ居られないよ。何かがあった訳じゃないんだ、これは本当。大したことじゃない、だけど多分、玲刃君は大事に捉えてる気がするんだ(二人にいっぺんに答えつつ。蒼穹の言葉には頷いて、差し出された魔術付を受け取った。魔術に疎い自分には解らないが、きっと自分を護ってくれるはずだ)ありがとう。じゃあ、ごめんね、今度あった時、ちゃんと話すから!!(そう言ってその場から駆け出していく。すぐにその姿は見えなくなり――)
ご案内:「学生通り」から綾瀬音音さんが去りました。
東雲七生 > ……ホントに大丈夫かな、センパイ……。
(走り去る姿を見送って、心配そうにベンチから立ち上がる)
そして何だか凄い諦められた気がするんだけど。
一応説明して貰えたら分かる程度の知能はあるぜ、俺だって!
(と蒼穹を見た。投げやりな言い方がちょっと気に障ったのだろう。)
■蒼穹 > どういたしまして。…気を付けてね。…あれは、只事じゃあなさそうだね。
(もっと強力な術符を、持っておけばよかったか。そんな後悔をしつつも、刹那に消えるであろう彼女に手を振って…。)
じゃあ説明しようか。
正義気取って信仰を集めるのがコスい神。
力によって信仰を集めるのが我等、邪神。どうかな?分かった?
(ちら、と相手に視線を返しながら。)
東雲七生 > 分かる、けど。
少なくとも俺がこないだ会ったのは正義気取りって感じじゃなかったんだよな。
他にも神様って居るのか、はたまた自分が神様だと吹聴してるだけなのか……。
(咳払い一つして少しだけ考える。)
■蒼穹 > 宗教が絡んでくる場所に行ったら神なんてわんさかいるんじゃないかな。
そもそもさ、神一体何人いるんだろうねー。
(ぼんやりと、深い考えなしにぽつり。)
東雲七生 > ……あながちあり得そうで怖え……。
……なあ、えっと、蒼穹さん。
アンタが本当に神様だってんなら、一つ、頼まれ事受けてくんねえかな。
(さっきまで三人で掛けていたベンチを一瞥し、改めて蒼穹を見る)
■蒼穹 > いや、実際そうだし。
頼まれごと…改まって、なぁに?…ああ、サインなら一回5600円で。
(かちあわせる視線。それは至極、真顔である。)
東雲七生 > あのさ、センパイのこと護ってやってくんねえかな。
なんか危ない事に足突っ込みかけてるんだろ?センパイも、知らないけどその“レイハ”って人も。何か聞いてる限りじゃ共通の知り合いみてえだし……。
なあ、頼むよ。
神様だっていうんなら、出来なくないだろ?(と、ここでふと何やら言葉を考えて)
いや、訂正。
破壊神だって言うんなら、「出来ないかもしれない」なんて俺の疑念は簡単にぶっ壊してくれるんだろ?
そしたら言い値でサインでも何でもして貰うよ。
■蒼穹 > …はぁ、レイハといい、おとちゃんといい、…んでキミも…揃いも揃って…仕方ない。困ったなぁ…。
…いや、キミが護ってあげたらいいんじゃないかな?
私の力はね、「護る」力じゃない。「壊す」力なんだよ。
それは確かに、彼女を守れるだろうね。幾多もの破壊の上で。
…そんなことを、キミは望むの?
勿論、あいつらの事は好きじゃない。
…だけど、私の立場もあるんだよ。だから中々、動けない。
折角頼んでくれて、申し訳ないけど…考え、させて?
あはは、成程。私に壊せないものはないけど。そんな風に言われると、困るねー。キミの疑念。ぶち壊して見せたい。
―――どうしようか。サインはいいとしてさ。
(顔を顰めて、深く考え込んでいる様だ。魔術符は渡した。保身の元にはなるだろう。だから、安心だと、思っている。けれど、彼が言う様に、私が直接出向くのが一番安心で。それでも、私が、破壊神が、手加減のない暴力を振るうとどうなるか、彼は知らないのだろうし。…答えは、憚られ、沈黙が走った。)
東雲七生 > 俺は……‥
俺はさ、正直言って何も知らない。
センパイたちに何があったのかも見当も付かない。
そんな俺が、口先だけで格好つけたって、下手すりゃもっとセンパイを困らせる事になるかもしれねえ。それは……なんか、嫌なんだよ。
別に先回って全部壊せってわけじゃない、
センパイと、その友達に降りかかってきた災難を壊してくれればそれでいい。
それでも無理かな……?
(至って真剣な表情で目の前の破壊神を見つめる。
自分は力が足りず、それに対し比べ様の無いほど力に溢れた存在が目の前にいる。
しかしその力は未知数だ、それも踏まえて承知したうえで、)
今すぐにとは言わない、でも、頼むよ。
(縋る思いで、頭を下げた)
■蒼穹 > あーっ。もうっ!!
ロクに信仰集めらんなかったから頭下げられんのは慣れてないんだよ。
顔上げて。
(むず痒そうな表情で、らしくなく、大声を出した。事が事だから、そういうこともあるだろうが。)
(むす、とふくれっ面になり、相手を指差しながら、説教タイムの幕開け。)
いーい?まず、やらない前からそうやって諦めるんじゃないよ。
確かに、公安委員会の連中は手強い奴も多いだろうさ。
で?…キミは、武器?魔術?異能?…何が使えるの?よく、キミにできることを考えてから「困らせる事になるかもしれねえ」って言う事だね。
ま…っ。それでも、無理っていうなら、もうこれ以上とやかく言う事はしないよ。…その代り、裏方で働いてもらおうかな。
(目を伏せ、一度口を閉じる。それから。)
…あーあー。もういい。
おーけーおーけー。分かったよ。
善処する。ただし、私だってずっと彼女等の事を見張っているわけじゃない。まずそれを分かっておいて欲しいね。
(渋々、言い訳に言い訳を連ねながら。結局、首を縦に振った。嘯くつもりはない。だが、その約束は、違えられない。)
…さぁてしっかたない。ああ、でもね。私の使う破壊の魔法が如何に恐ろしいか。それは見ておいた方が良いと思う。見せびらかしたいとかそういうんじゃないけどね。…それを見て、考え直すのも良し。どうかな。
(とん、と席から立ち上がって。彼に向き直った。)
東雲七生 > っ、それは、わ、悪い。
(慌てて頭を上げると、続く説教を口を真一文字に結んで黙ったまますべて聞く。)
正直神様を名乗る相手から「自分で出来る事考えろ」って説教食らうとは思わなかったんだけど……。
考えてんだ、これでも。こうやって頼んでる間もずっと。でもきっと入りたての一年坊が訳知り顔で首突っ込んでも、本当に、本当に枷になる様な気がして。
でも、出来る事があるなら、裏方でも何でもやってやるよ。
(何をさせられるのか皆目見当も付かなかったが。表立って何かをする、ましてや人を護るなんて事よりは幾らかマシに思えたのだった。)
……ホントに!?
ああ、それで充分だ。ありがとう、蒼穹さん!
(承諾を得た、と察するや笑顔が咲く。)
見とけって、魔法を……。分かった、見るよ。
(大仰な物言いに僅かに緊張が走る。しかし既に決めたこと、と大きく頷いた)
■蒼穹 > ふぅー、私も一年だよ。それに、やってみなきゃわかんない。破壊魔法、キミにだって使えるかもしれない。
…今回は、裏方希望みたいだし、裏方に回ってもらうけどね。
(どうにも、彼はどうしても、表で戦う自信はない様だ。…まぁ、公安委員会が相手では、それは無理もない話なのだろうが「恐れ」を知らぬ己にとっては、少しだけ、理解できかねる。)
裏方に回って、やってもらう事は簡単。…出来るだけ、多くの大柄の剣を集めてくるだけだよ。んで、私の祭壇に運んでもらう。…ここに、ね。それだけだよ。
(雑多に、己の半分くらいは住所にもなっている祭壇の地図を書く。…もっとも、それは祭壇というより、一つの廃墟に等しいが。)
…ああうん。どういたしまして。
…はぁ。
(「護る」なんて正義感ぶった事、柄じゃないんだけどな。でもまぁ、お友達2人と…彼の笑顔が見れたなら、それでいいとしようか。…安くなったなぁ、私。)
さて…どれが良いかな。
まぁいいか。公安委員会相手じゃ、出し惜しみも少しくらいしかできないしね。
それに、邪魔が入らないんだし…大技見せるよ。
破壊魔法・第八十五術式「青天霹靂―ディバイニング・ノート―」
(す、と夜の空を指差せば。やがて、幾多もの白い閃光が夜空の黒を切り裂く。轟音…その表現の仕方は色々あれど、幾多の白い光はそんな五月蠅い音と共に、ゆるゆると束になって。そうして、一つの極大きな二重五芒星を描いた後、これもまた、煩く夜空を照らしながら、一つの「雷」となって、向こう側の大地を破壊した。残るのは、クレーターのような跡。それだけ。そこから塵が立つことも、埃が舞う事もない。これが、「破壊」。無、以外、何もそこに残らない。)
…さぁ、どう、かな?
これでも、私に頼む?
(はぁ、と今の彼女には強烈な大技過ぎたのか、振り返ったその様子は、流石に多少息が上がっている様子だった。)
東雲七生 > 俺、魔法は……素養、無いんだ。生まれつき、さ。
だから魔術関係の授業は殆ど何も受けてないよ。
(苦笑しながら答える。魔法が使えれば、と入学してからの短い間でも何度も思ったが、それは叶わない、とされていたのだ。)
大柄の剣?……それって、どんな剣でも良いんだな。どこそこの伝説の、とか曰くつきのじゃなくて。それを、祭壇に……。
(地図を見つめ、内容を頭に叩き込む。日頃あちこち走り回ってる所為か、島の簡単な地図くらいは頭に入っていたため、覚えるのは苦ではない。)
(こくり、と頷いて破壊魔法の発動から結果まで、全てを瞬きせず見つめ、そのまま気圧されたように立ちすくんだ)
なる、ほど……今のが、破壊魔法ね……。
分かってるつもりで居たけど、改めて理解したよ……。
(やはりと言うか、それは少年の予想を大きく上回っていた。それでも、と固く拳を握りしめる。)
上等、じゃん。
相手の力も分かんないんだから、むしろこれくらいじゃないと、安心できないよ。
(震えが残る声で、しかしはっきりと答える。)
■蒼穹 > へぇ。…そう。諦めるならそれも良し、だけど私のはちょっと違うかも、ね。
まぁいいか、…魔術符、良かったら使ってみると良いよ。
…ま、よっぽど魔法に向いてなければ誰だって使えるからね。
(含みのある言い方だった。ひょいと、彼に破壊魔法・第四術式「滅光」を入れた魔術符を1枚渡した。黒い紙切れだ。彼女にこれを渡さなかったのは…複数の敵を前に、この魔術は隙が大きすぎると思ったから、取っておいた。)
そうそう。何でも良い。伝説の剣があったら手っ取り早いけど残念ながら多分この島にはない。あっても、戦闘が苦手なキミがそれを得るのは難しいと思う。だから、そう…そういうことだね。ああ、持っていっていいよ、これ。
(もう一枚、彼に紙切れを渡す。…覚えているのに、余計なお世話だろうか。)
そうそう、今のが、破壊魔法。の中でも大分強い奴だね。正直、あんな威力の魔法、どこぞの白金竜もオーバーキルだろうし、無駄っちゃあ無駄なんだけどね。
(頭を掻きながら、得々として語る。それは、やっぱり、多少見栄を張ったようだった。)
ふーん。…そう。結構だよ。
この破壊神…キミの頼み、確と聞き受けた。
…それじゃ、今日はもう遅い。
この辺で、失礼するよ。
(それでも、と彼が願うなら。腐っても邪神。願いを聞き入れよう。そう、深く頷き、真面目な顔で受け答えすれば、くると、青く、長い髪を揺らして踵を返した。後ろを振り返ることもなく、普段の軽い性格はどこへやら、神の威厳と、威圧感に溢れた歩き方で、残った己の話したいことをつらりと述べて、その場を去った。今日、魔法であけた穴が、後日、学生通りに隕石が衝突した?!なんて騒がれるのは、また別の話。)
ご案内:「学生通り」から蒼穹さんが去りました。
東雲七生 > 魔術、符。
それに、……。
(去り往く姿を見送った後、残された符と、地図を見下ろす。
どんな剣でも良いと、確かにそう聞いた。それならば一つ出来る事がある。)
……とりあえず、今は帰って休もう……。
午前の授業は自主休校かな……しょーじき、頭一杯で起きれる気がしねえや……。
(クレーターの事もどうにか出来る訳でも無く、小さな溜息一つ残してその場を後にした)
ご案内:「学生通り」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に『室長補佐代理』さんが現れました。
■『室長補佐代理』 > 放課後。下校する生徒たちで賑わう学生通りの一角。
価格と雰囲気の良いテラスが評判の店。そのテラスの隅に、その男はいた。
右手をポケットにつっこんだまま、左手に持った文庫本を読んでいる。
■『室長補佐代理』 > それなりに日当たりのいいテラスであるはずなのだが、何故か男の周囲は心なしか日が陰っているように見える。
当然ただの錯覚であり、実際はきちんと夕日に彼の相貌も染まってはいるのだが……その光を通さない黒瞳と、滲み込むように張り付いた薄笑いが、黒のざんばら髪と相まって、日の光の与える印象から彼を遠ざけている。
■『室長補佐代理』 > 時折わざわざ本をテーブルにおいて、コーヒーをちびちびと啜る。
両手を使うことはない。
すべて左手一歩だ。
右手はポケットに突っこんだままで、相変わらず使われる様子は微塵もない。
■『室長補佐代理』 > 左手が文庫本とコーヒーの間を往復するたびに、その中指にはめられた純銀の指輪が妖しく輝く。
夕日を吸った純銀の指輪は炎を思わせる橙に輝き、その存在を過剰に主張する。
黒の中に一点輝く夕の紅が、一際男の印象を夕闇の中で不気味に彩っていた。
■『室長補佐代理』 > 暫くそれを繰り返していたが、当然コーヒーはそのうちに無くなる。
幾度目かの報復の後、空になったコーヒーカップをみて小さく舌打ちをすれば、文庫本を懐に仕舞い、深く椅子に座りなおす。
そのまま、左手で顔を覆って、軽く目を閉じた。
ご案内:「学生通り」に生ヶ易案子さんが現れました。
■生ヶ易案子 > こちらへどうぞ、と告げる店員の事務的な声をともなって、テラスにスキップ混じりの女子生徒が入ってくる。
飲食店のテラスの片隅、一人用の小さな席。
上機嫌そうに座ろうとして――女子生徒は、その寸前に一回足を止めてまわりを見渡した。
この店は、こんなに薄暗い雰囲気だったっけ、という顔で。
■『室長補佐代理』 > まさにその薄暗い雰囲気を生み出している張本人が、少女の視線の先で顔を覆っていた。
テラスの片隅に鎮座する、公安委員の腕章をつけた男が1人。
軽く寝息を立てている。
■生ヶ易案子 > 公安委員の腕章に、うげ、という表情をして、取り出しかけていた課題を隠す。
飲食店で課題にふけるのはよくない。自分の場合はさして時間はかからないが、それも輪をかけてよくない。
「あのー……、お隣、失礼するよお」
お隣というほど近い席でもないが。一応、そう声をかけてみた。
寝ていたところを起こしていたら悪いかな、と思い直して、「寝てるかな?」と小声でつけたしてみる。
■『室長補佐代理』 > そう声をかけられると、男は一度だけ荒い寝息を吐き出して……左手の指の隙間から、大儀そうに視線を少女へと這わせる。
純銀の指輪のはめられた中指と、イヤにながい人差し指の隙間で、光のない黒瞳の暗い瞳孔が細まり、視線が少女の瞳を捉える。
そこでようやく、男は完全に目を覚まし、椅子に預けていた上半身を起こす。
少女の背を覆うように上半身を起こした男は、覗き込むように少女の瞳を見て……じっとりと笑った。
「誰かと思えば、万年留年王じゃあないか……ついに昇級に関して、公安委員に口添えでも頼む気になったのか?」
■生ヶ易案子 > 「や、学年はどうでもいいんだけど」
学年に関しては即答だった。
「できれば落第街は勘弁したいかなっと……、」
いや、そんなものはないんだっけ。わざとらしく咳払いをして誤魔化して、
「委員さんこそ、こんなところで珍しいなあ。これから混む時間だし、寝るのはよくないよ」
全体的な口の軽さは、物怖じしないともとれるし、単に頭が悪いともとれる。
■『室長補佐代理』 > 「それに関しては努力次第といったところだな」
わざとらしい咳払いに合わせてわざとらしく薄笑いを漏らし、軽く伸びをする。
「混んだら起きればいいさ。それまでは料金分休ませてもらうがね」
少女の軽口を気にすることもなく、店員におかわりのコーヒーを頼み、また椅子に座りなおす。
「しかし、相変わらず課題消化に精が出ているようだな。普通なら関心というところなんだろうが……アンタに限ってはそうともいえないな」
■生ヶ易案子 > そこは『落第街など存在しない』って言っておこうよお……。と聞こえるか聞こえないかの声でぼやく。
「ラクなのに越したことないもんね。どうせ『出来る』ものは同じだからいいじゃないか――」
じっとりした視線を正面から受けるのは避けつつ、困り顔を作って肩をすくめてみせる。
「そっか。寝ててもらったらここで課題ができたのにな。失敗した」
こちらもコーヒーを頼んで、背もたれに身を預け直す。
■『室長補佐代理』 > 「仮にも公安委員の前でいう台詞じゃないな」
嘲るように嘯き笑う。どちらかといえば、自嘲の笑みである。
目前で堂々と違反の相談をされてしまっては、公安委員も形無しだ。
「なら俺がまた眠くなるような話をすることだな。そしたらまた夢の中だ。アンタが何をしようと知ったことじゃない」
冗談めかすようにそう提案して、左肩だけで肩を竦める。
■生ヶ易案子 > 「やった」
男の席の周囲の雰囲気とは対照的に、夕陽を映したようにぱっと笑う。
「じゃあ、ちゃんと寝てくれたら今度何か『手伝って』あげる! そうだね、眠くなる話……眠くなる話?」
首を傾げる。公安委員ってくらいなんだから、先生の講義を聞いても眠くなったりはしないんだろう。そうしたら、どういう話をすれば眠くなるんだろうか。首をひねる。
■『室長補佐代理』 > 「眠くなる話といえば、昔話と相場で決まってるぜ」
そういって、運ばれてきたおかわりのコーヒーを軽く退ける。
「それとも、良家のお嬢様はそういうのは苦手か?」
公安委員である以上、この男も、少女の人となりの大体は知っている。
仕事柄という奴である。
■生ヶ易案子 > その言葉に、珍妙な眠りの呪文(まったくもって適当)を唱えていた口をぴたりと止めて。
「――――」
口を引き結んだまま、男の視線に、ゆっくりと自分の視線を合わせ、
「……昔むかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。川からどんぶらこどんぶらこと大きなあんずが流れてきて、それを割ってみるとなんと元気なあんずさんが!」
そして、「これではダメか」と言いたげな嫌そうな顔をする。数秒を置いて、「意地悪いなあ」と付け加えて。
■『室長補佐代理』 > 合わせた視線の先で、目を細める。
猫科の猛獣を思わせる横長の瞳をじっとりとした笑みで着飾って、男はくつくつと低い笑声を漏らした。
「意地悪だなんて、人聞きが悪い。俺は最初に提案した通りの要求をしているだけだぜ」
そういって、銀の指輪の輝く左手で頬杖を突く。
「さぁ、続けてくれ。眠くなるような話をしてくれるんだろ? 期待してるぜ。案子お嬢様」
■生ヶ易案子 > 頬を掻く。続くのか、これ。自分にそもそも寝物語の才があるわけでもない――
そこまで考えて面倒くさくなって、少女は一回ため息をついて、目を閉じて一度思考を集中し、
「――あんずさんはきび団子があったので食べるとおじいちゃんに叱られて、犬と猿と雉にきび団子をあげたらおばあちゃんに殴られて、鬼ヶ島に来たけど特になにもしてない。めでたしめでたし」
『完成』させた。素材不足と技術不足を反映した、ひどいクオリティになった。
「委員さん……楽しいかな……、これ」
視線を上げたまま、眉を下げる。眠たい出来ではあると思う。
■『室長補佐代理』 > 男はただ、黙って聞いていた。
それが『完成』されるまで。
その物語が永久の輝きをもって、一瞬のうちに完結するまで、ただ聞いた。
一部始終を聞いて男は笑う。静かに笑う。
そして、左手を仰ぎ、口を開く。
「及第点だな。物語の《鬼》(オーガ)を煙に巻いて眠らせるには、十分な出来だろう」
あげられた視線を真正面から受け止めて、瞳が細まる。
「まぁでもそうだな。一つだけ注文を付けるとするなら……」
真っ黒な、伽藍洞のような瞳。
煌めく少女の薄紫の瞳。
その瞳の奥の懊悩すら飲み込むように、伽藍洞はただ、細まる。
「めでたし、めでたし――で締めたのなら、もっとハッピーエンドらしい面をすることだな」
■生ヶ易案子 > 男の言葉に、一瞬眉をひそめて、しかし。
「……うん、それもそーだ」
めでたしめでたしだしな、と、そう言って、力が抜けたように笑う。
晴れやかとは言いがたいが、それでもいつもの締まりのなさには戻る。
伽藍洞の瞳は、その笑顔を反射するでもなく、ただ、捉えることだろう。
「じゃ、鬼が島での本日をハッピーエンドで終えるんだったらやっぱり優雅なカフェーでのんびり課題とか済ませたいなーってことで、ここはひとつ」
うかつに隙を見せ、手のひらの上で舐られた次の瞬間には、またいつもの調子に戻る。
物怖じしないとも言えるし――ただ単に、小動物めいて学習しないだけとも言えた。
■『室長補佐代理』 > 気の抜けた提案に対して、男もまた微苦笑を漏らして肩を竦める。
そして、まだ手を付けていないおかわりのコーヒーを、少女のテーブルに置く。
「やるよ。寝る前に飲むようなもんじゃない」
そういって、自分のテーブルに戻るとまた深く座り直して、左手で目元を覆う。
「どうせだったら、鬼ヶ島よりも、女らしく不思議の国にでも迷い込んでおけよ。それなら、チェシャ猫におどけられようが、イカれ帽子屋に絡まれ様が……ハートの女王に追い回されようが……いつでもどこでも、夢落ちでハッピーエンドだぜ?」
そういって、大欠伸を一度だけすると、そのまままた寝息をたてはじめる。
そのまま――少なくとも少女が『課題』を終えるまで、男が目を覚ますことはなかった。
ご案内:「学生通り」から『室長補佐代理』さんが去りました。
■生ヶ易案子 > 「あ、やった。ありがと」
なんの警戒もなくコーヒーを手に取る。自分のぶんと合わせて2杯になってしまうが、お得なものはお得だ。
小さな一人用席にノートと筆記用具を形だけ広げて、そして、眠りに落ちた男の姿をもう一度振り返って、
「チェシャ猫におどけられたっぽい気はするなあ……」
このあと、イカレ帽子屋に絡まれて、ハートの女王に追いかけられたりするんだろうか。夢落ちでもそれはごめんだな、なんて思いながら、女子生徒は鼻歌まじりに「課題」に取り掛かるのだった。
ご案内:「学生通り」から生ヶ易案子さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に和泉 兼次さんが現れました。
■和泉 兼次 > 傘を片手に寮への道を歩く。
「…疲れたな。」
軽くため息。
学生鞄とは別のバッグからは服のようなものがはみ出している。
どこかの制服のようだ。
■和泉 兼次 > ふぁ、と欠伸を一つ。
食事は出たから、帰ってご飯食べなくてもいいのは利点だ。
帰ったら風呂入って寝ようか…。
それとも本の続きを読もうか、ちょっと考えながら歩いている。
■和泉 兼次 > 暗くなってきたなぁ…。と、周囲を見渡す。
…あまり好きなものじゃないけれど、と。
薄明かり程度に自分の異能を使う。…周囲がうっすらと明るくなった。
遠めには薄白い球体が歩いているように見えるかもしれない。
■和泉 兼次 > …この程度のものに何を怖気づいたのやら。
と少し不満げな表情を見せた。
途中、明るい光を発する自販機の前で足を止める。
ごそ、とズボンのポケットから財布を取り出した。
■和泉 兼次 > 何枚かの硬貨を自販機に投入。
どれにしようかな、と思って無難なみかん水にしておいた。
蓋を開けて、ぐいっと傾ける。
「……ふー……。」
気持ちいいな、と思った。
■和泉 兼次 > さて、もうちょっと歩かないと。
異能で足元から少し明るいまま、寮への道を歩き始める。
さすがにこの時間になると人通りも少ない。
■和泉 兼次 > 黙々と歩みを進め、寮へと戻っていった。
ご案内:「学生通り」から和泉 兼次さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に瑞穂之ノ伊さんが現れました。
■瑞穂之ノ伊 > (くたびれたように息を吐いて肩と足を回す)
いやぁ、久しぶりに歩いたが少し疲れたわ
■瑞穂之ノ伊 > (ずっと手に持っていた空き缶をゴミ箱に入れると、顎に手を当て思案する)
このまま寄り道せず帰るかそれともどっか寄り道していくかね……最近は歓楽街にもあまりいってねぇしな
■瑞穂之ノ伊 > 最近はいい話も聞かないしなぁ近寄りがたい空気だよな……
(渋い顔をして最近の噂について色々と考える)