2015/06/13 のログ
■烏丸 九郎 > (自販機にカード…STICAというらしい…を読み取らせると
チャージしていたお金を自動的に引き落として支払ってくれる。
だいたい島の自販機には対応してるらしいが、チャージが面倒で時々小銭に頼らざるをえない。
落とした時に慌てることになるだろうから、この少年は、現金派である。
それはいいとして、今日は何の気分か…。
コーラ…はいつも飲んでるし、おしるこコーラだの練乳サイダーだのチーズコーヒーなどは頼まれても飲みたくない。
というわけで、今日の飲み物はカフェオレにした。
ボタンを押せば、音を立てて出てくる缶。早速取り出して、缶を開ければ、一気に飲み干す。)
■烏丸 九郎 > ぷはー……あめぇ…。
(少年はブラックコーヒーが飲めない。
コーヒーの風味事態はきらいじゃないのだが、舌をしびれさせるような苦さが嫌いだという。
だから、コーヒーを飲むときはだいたいカフェオレ。甘く甘くして飲む。
カフェオレを飲み下し、口の中をスッキリさせると、二個目のコロッケに手を伸ばす。)
■烏丸 九郎 > んー…っと…
(せっかくなのでベンチに腰を落ち着けて食べることにした。
傍にあったベンチに腰を下ろすと、コロッケを取り出す。
買ってからしばらく経つが、まだアツアツだ。)
いただきます。
(それを言うタイミングは若干遅い気もするが、気にしてはいけない。
取り出したコロッケを、サクリと食む。)
ご案内:「学生通り」に雪城 括流さんが現れました。
■烏丸 九郎 > (うまい、やはり今日のおやつはこれで正解だ。
まぁ、今日はこのままおやつ兼晩飯となるわけだが。
コロッケをモグモグしながら、雑踏に目をやる。
放課後なだけあって、学生が多い。
どこもかしこも学生…友達連れの学生…。あれ、なんで俺一人なんだ?
少し虚しい。最近氷架は付き合い悪いし。)
■雪城 括流 > にょろん、と座ったベンチの影から小さな蛇が現れ、するする…とその背もたれを登り。
後ろから烏丸くんの肩のうえににょろっと乗ろうとしてきたかもしれない。
「…烏丸くん、ひょーかのこと、知らない?」
唐突にそんな声をかけながら。
■烏丸 九郎 > うぉっ!?
(何の前触れもなく肩に蛇が乗っかり、しかも話しかけてくるとなれば、大抵の人間は驚くだろう。
彼もそうだった。
ビクリと肩を震わせ、中腰の体勢で今にもベンチから飛び退きそうな。そんな構え。
だが、彼はそこまでで耐えた。なぜなら、その蛇に見覚えがあったから。)
あ、え…確か、氷架のとこの…くくる、だっけか?
■雪城 括流 > 「はい、くくるせんせいです。烏丸くん…で、あってるよね。」
震えた動きに合わせて長い胴体が動くが、特にどうこうと言うことは無く。
ベンチの背もたれと烏丸君の肩に乗っかったまま、舌をちろちろさせている。
「最近ちょっと見失うことがちらほらあって…まさか、ね。」
答えも聞かず一方的にそんなことを言いながら、物憂げな表情をしてみせる…蛇だが。
■烏丸 九郎 > くくる…せんせい、あ、おう烏丸九郎だ。あってるぜ。
(この蛇、先生だったのか…いや、それはいい。
くくる先生を肩に乗っけたまま、再び腰を下し落ち着ける。)
見失うって…氷架、あいつまた何かやってるのか?
(たとえペットだからといって、先生なら四六時中ついてるわけにも行かないだろうし、それは当然のことなんじゃないかと思ったが。
氷架はちょっと無鉄砲なところがある。また何かやらかしてるんじゃなかろうかと心配になった。)
■雪城 括流 > 「何をしてるって言う確証があるわけじゃないけど…ちゃんと相談してって言ったのに、またなにか隠し事をしている雰囲気なんだ。」
近しければそれくらい分かる。あの時ちゃんと3人で話したのに…と、ちょっと悲しげな様子。
「その悩みがたいしたことでなければいいんだけど…あ。
そういえばこの前…でも。ううん…。烏丸くん。ひょーかとの仲はそのあと、どうかな?」
考え事から何かに気づいて、恋愛沙汰について聞いてくる。
そういえばこの前氷架、浴場で恋愛の話題を気にしてたな…なんて思いながら。
■烏丸 九郎 > 隠し事か…年頃の学生なら1つや2つはあるもんだろうけどよ…。
俺も最近氷架とはあまり話せてないんでよくわかんねーけど
約束を破ってるって言うならよくねーな…。
あったら俺からも言っておく。
(悲しげな蛇に触れていいのか悪いのか。
とりあえず撫でるかどうかは保留しておくことにする。)
仲…って…ベ、別になんともねぇよ!?
俺と氷架はそんなんじゃなくて…同じバンドのメンバーってだけでよ…
(仲と聞かれれば慌てふためく様子を見せる。
静佳にも言われたが、そんなんじゃないのだ。じゃないのだ。)
■雪城 括流 > 「そう言う関係だとかは言ってないけど…。
何か、恋愛とかを意識させるようなことはなかったのかなと思ってね。」
烏丸くんの慌てる様子には冷静にその話じゃないと否定して。
「そう?お願いするよ。
その前に私も直接聞いてるかもしれないけど…やっぱり、それとなく探ってもらうほうがいいかもしれない。」
こちらも直接問い詰めるほど確証があるわけではないのだ。
頭部をゆるゆると振って様子をみることにする。
「ところで勝手な用事でびっくりさせちゃった?
その…おやつはいいの?」
烏丸くんの食べかけのコロッケを鼻先でさす。
■烏丸 九郎 > 話すにしても、俺には話さねぇんじゃねぇか?
まぁ、彼氏の一人でもできたらポッと紹介してきそうではあるけどよ。
ともかく、俺は聞いてねぇよ。
それでも、あいつモテるからよ…興味でも湧いてきたんじゃねぇの?
(落ち着きを取り戻したのか冷静に返す。
だが、どこかちょっと不機嫌でもある。
麻美子の『でも、ほっとくと誰かに取られちゃうかもしれないッスよ?』
という言葉が脳裏によぎった。)
ああ、わかったぜ。
探るってのはあんまり得意じゃねぇからよ…期待はしねぇで欲しいけどな。
(コクリうなずき、とりあえずくくるを安心させるかまえ。)
っと、いけねぇ…。
(指摘されれば慌ててコロッケを食いつくす。)
■雪城 括流 > 「そう…かな。
モテるからっていうのは、元々だから無いよ。それに…うん。
……たぶん何かきっかけが無いとひょーかがそういうことになることはないかな。」
ゲーマーだし、というあたりの言葉はむぐむぐ飲み込んで。
「無理はしないでいいよ。
あ…そんなに急いで食べて、大丈夫?」
食い尽くす勢いをちょっと驚くように見つめて。
■烏丸 九郎 > もが…ん…ぐ…
(詰め込んだコロッケをカフェオレで一気に流しこむ。)
ぷぁ…大丈夫だぜ。
でもよ…なら普通は余計にそういうことって俺には話さねぇんじゃねぇかな。
下手すりゃ家族にも話したくねぇようなもんじゃねぇの?そういうのって。
(何かきっかけがあったとしても、本人の気づかないものかもしれないし…)
■雪城 括流 > 「ほら…やっぱり。」
呆れたような声音。
「…ひょーかから、私に恋人を作らないか聞いてきたんだよ。
だからそういう恥ずかしさじゃないはずなんだ。」
そう、真面目な様子で…
ただし蛇姿しか見てない相手にそんなこといっても凄く混乱しそうだけど。
■烏丸 九郎 > 氷架からか…でも、俺と話すときはいつもどおりだしよ…
変わったところといっても思いつかねぇな…。
ま、あとは、しらねーとこでなんかあった、くらいじゃねーかな、やっぱり。
(コロッケを食べ終わると、紙袋を丸めてゴミ箱へとシュート)
■雪城 括流 > 「…やっぱり何かあったのかな。」
心配そうな様子で。
「あ。」
飛んでいく丸めたゴミをつい顔で追ってしまう。
■烏丸 九郎 > あいつ有名人だしな。
何があっても不思議じゃねぇっつーか…
まぁ、俺たちゃガキだけどよ、日々変わってってるんだし。
心配し過ぎもよくないぜ。
(すとんと、ゴミはゴミ箱の中へ落ちる。)
■雪城 括流 > 「有名人…悪いほうに、だけどね。
平和が続いて、あんなこと忘れられるようになるといいんだけど。」
逆に心配ゲージがさらに上がってしまって、ずーん。
頭を垂れてするする…と肩から垂れ下がるみたいになってしまう。
■烏丸 九郎 > そうだな、俺に言えることは一つだけだな
氷架のことを俺に聞いたって、何もわかんねぇよ。
氷架のことは氷架に聞けよ。せんせー。
あんた、俺より氷架に近いんだろ?
(垂れ下がる蛇の頭に声をかける。)
■雪城 括流 > 「本当に?
バンドで一緒にいたりとか、…一緒にサボってたりとかしないのか。」
烏丸くんの成績を思い出して、ふとそんなことを。
胴体は垂れ下がったまま、頭部だけ捻って下から見上げてくる。
「近い…けど。私はただでさえ説教臭いから。
確証がないことまで突っ込みたくは無いんだ。
助けを求めてもらえないと、過度に首は突っ込めないんだよ。…そして、手遅れになる。」
悩み…という様子より、これは決めてしまった在り様のようで。
■烏丸 九郎 > サボってはいるけど、一緒なことはすくねぇよ。
(まぁこれはほんとだ。仮にも教師に向かっていうことじゃないとおもうが。)
そう思いつめるなよ。ほんとにただの心境の変化かもしれないぜ?
もしくはただ興味本位で聞いてみただけとか。
まぁ、あいつは助けを求めるってことはしなさそうだけどよ…。
おかげさんで俺ももう少しで手遅れになるところだったしな。
(炎の巨人事件を思い出す。むしろ、アレは手遅れだったと言えるが…。)
■雪城 括流 > 「そこは認めるんだ…。
単位、大丈夫?…ねえ、もっと補修してあげようか。」
ついー…っと、流し目で…そのくねらせかたにまるで胸元を緩めるような幻影を感じるかもしれない 蛇だけど。
「慰めなら大丈夫だよ。悩みとかそういうものじゃないから。
…でも、烏丸くんもそう思うんだね。」
少し考え込むように、動きを止める。
「…助けを求めないところについては、説教してみてもいいかな。」
結局説教することに決めたらしい。
■烏丸 九郎 > た、単位はギリギリいけるはず…
ほら、俺、異能制御の成績いいからよ。
補習はその…ほどほどに……
(蛇から謎のオーラを感じつつちょっとベンチの上を横ずさる。)
ああ、俺の方に何も連絡とか電話とかこねぇしよ。
どこまで信用してねぇんだってな…。
まぁ、それはどうでもいいか。
(氷架はかわいそうかもしれないが、一度怒られた方がいい。
あいつは自分を粗末にしすぎるから。)
■雪城 括流 > 「ぎりぎりと言うことは、ちょっと失敗したら留年してしまうね。
座学も大事だよ…?」
よこずさったところで、括流は烏丸くんの肩に乗っているので距離が離れることは無い…?
そのままじりじり、と顔と顔を近づけるように。
「信用と言うより…巻き込みたくないのかもしれない。
逆効果だって、ちゃんと言ったんだけどな。」
ため息一つ。
■烏丸 九郎 > お、おう…善処、するぜ。
(距離が離れるどころか近づいてきてる。
まさに蛇睨みといったかんじで、硬直しつつ、かくかくと首だけは縦にふられる。
だが、続く言葉を聞けば、少し自嘲気味に笑い)
巻き込みたくないか…弱く見られたもんだぜ。
確かに異能は大したことはねぇかもしれねぇが…。
(こちらもため息一つ。
氷架は大事な仲間だ。
仲間のためなら面倒事に巻き込まれようと構わないと思っているというのに。)
■雪城 括流 > 「そんなひょーかのためには、頼れる同級生でいないとね。
実習の単位だけでは…力だけでは、何かを守れるとは限らないよ。
事件のあの人だって、力と言う意味ではほとんど持ってなかったんだから。」
事件…ガウス・ブレインの彼女のことを言っているのかもしれない。
首を縦に振る彼に、釘をさしておいて。
「と、やっぱり説教臭くなっちゃうな。
この話はここまでにしておくよ。」
近づけていた距離をすっとあっさりはなす。プレッシャーも霧散するだろう…なんのぷれっしゃーかはわからないが。
■烏丸 九郎 > ぐ、ぬ…そうか…そう、かもな…。
これからは、サボりはそこそこにするぜ…。
(その場の方弁か、反省したのかは知らないが
今日のところはそう答える。
頼りないから頼られないというのはあるかもしれないし…)
お、おう…ありがとよ。
(蛇が引くとほっとひといき。)
■雪城 括流 > 「うん。」
一息つく様子に、一つ頷いて。
「ずいぶんと時間たってしまったね。
…そうだ。せっかくだし、せんせいを送ってくれないかな?」
空を見上げて…何かを思いついたように、はっとしたようすで首をくるりとめぐらせて振り返る。
■烏丸 九郎 > 送るって…女子寮にか?
いいのかよ、男近づけて。
(そう言いながらも立ち上がり、すたすたと歩き出せば、女子寮へと向く足)
■雪城 括流 > 「部外者が絶対に入れない、と言う構造じゃないからね。
もちろん不埒な真似は許されないけど。」
女子寮には割りと居住者以外も入ってきている。
女性であれば、それほどセキュリティは大事でないだろう。
「近くまでならなんの問題もないよね。うろついちゃったらストーカーだけど…。
…烏丸くんはひょーかの住んでるところ、気にならない?」
■烏丸 九郎 > 不埒な真似なんて怖くてできるかよ。
(公安・風紀でなくとも、攻撃的な異能者がゴロゴロいるのだし。
ケッケッケ、と笑いながら女子寮を目指す。)
………気にならねぇし。
(強がった。)
■雪城 括流 > 「女子寮の面々にとんでもない目に合わせられるだろうからね。」
警備も風紀もいるけれど、おそらくリンチが一番怖いだろう。
目を閉じてその光景を思い浮かべる… 心の中で妄想に合掌。
「…本当に?」
強がりには淡々としたしんぷるに一言だけ返して。
そうして女子寮への通りを行くのを、ただ黙ってじっと肩にのっかっていた。
■烏丸 九郎 > (その問には答えないまま、ただ視線を逸らすのみ。
色いろあるんです、男の子だから。)
ご案内:「学生通り」から雪城 括流さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から烏丸 九郎さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に志葉恭介さんが現れました。
ご案内:「学生通り」に夕霧さんが現れました。
■志葉恭介 > 【6月は雨の季節だ。世界中で門が開き、志葉の故郷である日本もまた様変わりした】
【けれど、故郷も、そしてこの常世島においてもそれは変わらない。梅雨前線はねずみ色の雲を頭上に重く垂れ込めさせ、活動的に動き回る学生たちの舌打ちを一身に受ける】
【そして、そんな事は知ったこっちゃないとばかりに思う様雨を降らす。今日もまた、そんな蝸牛と蛙が喜び傘を忘れた者が泣く雨の日】
まぁ、傘を忘れた愚か者というのは俺の事なんだけれど。
【帰り道、学生通りの商店の軒を借りて天を見上げる黒尽くめの青年は独りごちる。雨宿りの積りであったが、暫く雨脚は弱まりそうにない】
【こうなればもう手近な店に入ってしまうと言う手も在るが、大通りに面した目ぼしい商店はやっぱり同じような思惑の学生たちで満員なのであった】
■夕霧 > こつ、こつとそこへ傘も差さず、かといって急ぐわけでもなく通りかかる。
既にびしょ濡れではあるが一向に気にした様子も無い。
雨宿りする生徒たちが一様に彼女を見てはいるが、そんな彼女はどこ吹く風といったように気にせず、ゆっくりと歩く。
ふと、そこにある人物に目が行く。
軒先に他の生徒と同じように雨宿りをする姿。
一人だけ異質なシルエット、学ランに黒外套。
知っている。
■志葉恭介 > 【傘も差さずに目の前を歩くロングコートの女生徒。奇矯な格好をしている者が自身の他にも居るものだ、と胸の内で呟いた】
【が、その彼女が此方に視線を向けているのに気づき、志葉は首を傾げる】
……何か?
【少年は愛想が良い方ではない。仏頂面でそう尋ねる様は、控えめに言って何見てやがんだオラァ的ニュアンスに解釈出来ない事もないものであった】
■夕霧 > 「……いいえ」
などと言いつつ仏頂面を受け流し、靴を慣らしながら彼へと近づいていく。
志葉恭介。
非合法部活『タンテイ的カツドウ部』。
数多く、事件を解決したとかしてないとか。
公安的には放置していてもいいものなのか、と問われると。
まあ、どちらでもいいのだろう。
名前だけは聞いていたし、姿も聞いていた。
だが実在していたとは。
などと感慨深く思う。
「お隣、よろしいです?うちも雨宿り、しようかと思って」
特徴的なニュアンスで赦しを乞う。
既にそのなりで今更何を、と言わんばかりではあるが。
■志葉恭介 > 【特徴的なニュアンス。関西弁、と言うよりもより京都寄りに近い】
【縁が無い場所という訳ではない。曽祖父に散々山の中を走り回されたのは京都と滋賀の境の霊峰であった】
お好きにどうぞ。
俺の軒では在りませんからな。勝手に借りているだけの身分です。
【自身と同程度の身長の女にそう言い、一人分のスペースを横にズレる】
■夕霧 > 「どうも助かります」
ぺこりとお辞儀をしながら柔和な笑顔で少しズレたその場所へ滑り込ませる。
ばさり、とコートを脱ぐ。
少し水を吸って重くなっている。
「ふぅ」
一息つき、ちらりと横を見る。
さて、どう何を話したものか。
そう思案するように。
正直に言えば公安だの、と言うよりは今のこれは興味に近い。
(……最近好奇心で動いてる気がしますなあ)
などと考えながら。
■志葉恭介 > 【濡れたコートの下、素肌に貼り付くTシャツと矢張り水に濡れた黒髪に少しばかり目を奪われた】
【十代にとって、一歳の差は大きく二歳ともなれば大人に見える】
【17歳の志葉にとって19歳の夕霧が何処か学生離れした大人の女性として映ったのも無理からぬ事であろう】
【正直な所、居心地が良いとは言えない。不快とは真逆の意味で、だが】
よく降りますな。憎らしいものだ。
【そして勿論そんな事はおくびにも出さない面の皮と見栄が少年にも存在した】
■夕霧 > 「そうですねえ。恵みの雨、とも言いますけど―――」
少し曇り始めた眼鏡をシャツで拭く。
「この季節はじめじめして敵いませんねぇ」
そんな志葉の心情を知ってか知らずか、肌に張り付くシャツが不快なのかつまんで空気を入れる様にパタパタさせる。
閑話休題。
「志葉はん、でよろしかったです?」
■志葉恭介 > 【つと、横を伺えば。少々刺激の強い光景――に、見えた。思春期の男子である】
【面の皮が雨に溶け出し視線が吸い寄せられるのを堪えるのに苦慮し、眼鏡を押し上げる】
ご郷里よりはマシでありましょう。
盆地の夏の湿気は蒸す。暫く過ごした事がありますが、あれは辛い。
【……と、名前を呼ばれれば。顔を横に向け、少し怪訝に眉を寄せる】
は。如何にも志葉恭介は俺ですが。
……名が売れたものだな、上級生にまで知られているとは。
■夕霧 > 「あら、わかりはります?」
少しだけ嬉しそうな声。
「そうですねぇ。里に比べれば、どうという事もありませんなぁ」
ころころと笑う。
「いえ、噂程度です―――。色々な事件にかかわって解決した、とかしていない、とか」
有名ですよ、と付け加える。
「うちも随分と『紙』の上では知ってましたけど―――。ホンマものにお会いできるとは思ってませんでた」
ちら、と流し目を送り、そう呟く。
■志葉恭介 > 有名、ねぇ……。
【思わず苦い笑いが漏れた。志葉の行ってきた「タンテイ的カツドウ」は見るものによって白黒が変ずる、謂わば灰色の道である】
【有名になって仕事が増えるのはよし。が、恨みも増えるとなれば、素直に喜べるものでもない】
……ま、賛辞と受け取っておきますが。
紙の上、と仰るそちらは――、
【「ホンマものにお会いできるとは」という言葉を額面通り受け取る訳ではないが】
【視線は流し目から逸らされ、少し、迷うように言葉を探すため宙空を彷徨い】
【暫しの間の後、二の句を継ぐ】
――監視であるとか、そういう面倒な事では無さそうでは、あるか。
■夕霧 > 「申し遅れましたね」
改めて志葉へと正面に向き直る。
「うちは公安委員会の夕霧、言います」
仕事の顔と言わんばかりの柔和な笑みを貼り付けたまま、そう、自身を語る。
「―――。とはいえ、今はただの貴方と同じ軒先を借りに来た哀れな濡れ鼠ですけど」
言外に監視でも何でも無いというニュアンスを込めつつ。
「えぇ、賛辞と受け取って貰ろてええですよ」
にこりと、柔和な笑顔は崩れないまま。
■志葉恭介 > 近頃は、
【ご丁寧にどうもと返し、自身も向き直る。浮かべる笑みは皮肉げなもの】
妙に公安の方と御縁があるものだ。
濡れるに任せて居た風にも見えましたがね。雨など降っていないと言わんばかりに。
【傘も差さず歩いていた様をそう評する。とは言え、疑った所で仕方のないものだ】
【ため息をついて、灰色の天を仰ぐ。雨脚は、少しずつ弱まりつつあった】
……まぁ。宜しくして頂けると幸いでありますな、夕霧先輩。
■夕霧 > 「公安は何処にでも現れるものですし」
ふふ、とさっきまでとは違う、思い出すように軽く笑う。
志葉の言を受け、ちら、と今は雨脚の弱まり始めた空を見る。
「あれだけ強ければ、差しても差さなくても、一緒だと思っただけです」
それは紛れもない本心からの一言である。
溜息とよろしくされたくないのかどうなのかと言ったお言葉。
それを聞いて、またころころと笑う。
「えぇ、これからも是非よろしくお願いします、恭介はん」
そしてこれは紛れもない本心からなのかは―――。
■志葉恭介 > ……半端に濡れるのも厭だった自分が何だか卑小に思えてくるものですな。
【理解出来ぬ話ではない。が、人間としての度量の差を見せつけられたようにも思い、どうにも自嘲めいた言葉が口をついて出る】
【ともあれ。外套と学生帽が在れば支障無い程度まで弱まった雨脚にふむ、と嘆息】
【公安は何処にでも居る。それは公安という組織が本来学園運営を円滑に行う為のものであり、翻っては学生自身の為の組織であるからであろう】
【己が顔を合わせた公安の生徒が曲者揃いであったとして、目の前の先輩を敵視する理由は何処にも無いのだ】
【……まぁ、蜂蜜めいた笑顔と鈴の音のような笑い声は、何処かしら心を許す事に何らかの恐れを抱かせるものであるが。これもまた卑屈というものかも知れぬ】
【そこまで思い、志葉は借りていた軒から一歩を踏み出し、振り向く】
雨も弱まって来た事で。この分だと今夜は涼しく眠れるかも知れませんな。
それでは夕霧先輩。こちらの軒は返しておいて頂きたい。
【言って、黒外套を翻し。少年は歩き去る】
■夕霧 > 「気にするのもそれは悪い事じゃありませんし」
気にしないという事は何かを放棄するという事。
「どちらも居て、均衡が取れるものやと思いますよ」
などと立ち去る志葉の背中へと贈る。
「えぇ。ずっと借りていては―――。悪いですし」
やはりころころと笑う声は先ほどと変わらない。
「それではまたどこかの縁で」
コートを抱えたまま、彼女もまた、軒から離れ、去っていく。
ご案内:「学生通り」から志葉恭介さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から夕霧さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > (週末の夜となればこの辺りは賑やかだ)
(夕刻まで私服だった身体を制服に身を包み、見回りをしている)
(息抜きもいいが、やはりこの仕事が自分にはあっているようだ)
…いい店の下見にもなるしな…
(と言ってもどこも満員に見えるのだが)
■佐伯貴子 > (通りかかる学生に片っ端から声をかけようと思ったが、人が多いので諦める)
(中には二級学生も混じっているだろうが、一人では荷が重すぎる)
…怪しい人物だけにしよう…
(とはいっても、怪しい人物どころか人間に見えない異世界人も混じっているので、どうすればいいか迷うところではある)
■佐伯貴子 > (ここにも『魔術師喰い』が現れることになるだろうか?)
まさかな…
(もしそうなれば大パニックは避けられない)
(大なり小なり魔術を学んでいる学生はほとんどだろう)
(なにか起きるとしたら)
落第街かな…
(この島のマイナスを一斉に集めているようなあの場所。始まるとすればそこからではないだろうか)
■佐伯貴子 > (単身あの街で見回りをする戦力を自分は持っていない)
(一時期ライフルを背負って見まわったことがあったが、トラブルに巻き込まれなかったのは奇跡だ)
(だからこの通りを見まわっている)
(楽しそうな学生であふれている)
平和だな…
(小さく微笑む。だからこそ守らなくてはならない)
ご案内:「学生通り」に隼人さんが現れました。
ご案内:「学生通り」に薬師寺 瀬織さんが現れました。
■隼人 > (落第街はおらんかった。
まぁ武器が手に入ったしとりあえずは何とかなりやろうけど……)
ポケットの中にあるナイフを弄りつつ、学生通りを歩く。
周りを見れば楽しそうな学生達。
自分にそういう時間がなかったため、少し羨ましくは思えるが。
(まぁ、勉強なんざ性に合わんし、ええんやけど)
■薬師寺 瀬織 > 週末の夜、学生通り。薬師寺瀬織は行きつけの中華レストランでの外食を終え、寮に戻ろうとしていた。
その時、見知った顔が目に入る。以前女子寮の浴場で出会った風紀委員の先輩――佐伯貴子だ。制服を着ている。
瀬織は彼女のそばに駆け寄り、声をかける。
「……佐伯先輩」
■佐伯貴子 > (明らかに怪しい人物がいる…)
(近づいていって声をかける)
風紀委員だ。貴方は教員か?学生なら学生証を見せてもらおう。
(荒事になりそうなら逃げてしまおう)>隼人
■佐伯貴子 > (隼人に声をかけながらなんとなく振り返る)
(大浴場で顔を合わせた義腕の少女である)
薬師寺じゃないか。夜の一人歩きは関心しないな…
(これで簡単に逃げることはできなくなった。隼人の出方によっては薬師寺を連れて逃げてしまおうか?)>薬師寺
■隼人 > >佐伯
「あ?フーキ、イイン?」
突然話しかけられ、学生証の提示を求められる。
当然学生証などもっていない。
声をかけてきた少女の後ろには更に一人増え。
(あー、なんかわからんが警察みたいなもんか?)
ガリガリと髪をかきつつ
「あー、すんません。
学生証は今ちょっと持ってなくてないんすわ。
散歩のつもりででてきたんで……」
ははは、と愛想笑いをしてみる。
■薬師寺 瀬織 > 瀬織の装甲義手はいざとなれば身を守る手段としても使用可能なものの、
少女が夜間に一人で外を歩いているという状況は実際危険だ。
佐伯の言葉に対し、瀬織は素直に頷く。
「そうね。なるべく控えるわ」
その向こうには佐伯に声をかけられたらしい、サングラスをかけた柄の悪そうな男。
いかにも表の世界の人間ではなさそうな容姿だ。
「…………っ」
瀬織は身構えた。この男は危険かもしれない――そう反射的に感じ取っていた。
■佐伯貴子 > そうか…
(見るからに怪しい。だが無理に事情聴取したりするのは自分の仕事ではない)
それならば仕方ない。今度から学生証は持ち歩いてくれ。
私以外の風紀委員なら無理やり連行されても仕方ないぞ。
…それに、その格好はなんというか…怖がる学生がいるからやめたほうがいいかもな…
>隼人
■佐伯貴子 > 浮かれる気持ちもわからないでもないが、ここも絶対安心というわけではないからな。
(身構える様子を見て首を振る)
彼を怖がってはいけない。ファッションも人それぞれさ。
(安心しろ、というように片目をつぶってみせる)
>薬師寺
■薬師寺 瀬織 > 佐伯の言葉を聞いて瀬織は構えを解き、ゆっくりと右腕を下ろす。
「それもそうね。むやみに人を警戒するものではなかったわ」
ここまでの会話で声の調子は変わらず、表情も真顔のまま。
瀬織は感情が顔や声に表れにくいのだ。
■隼人 > >薬師寺
まず右手の義手に目がいき、少女の目をみる。
その目は怯えのようなものではなく、おそらくは警戒をしているのか。
その行動は正しい、と内心で笑いつつこの少女から目を離し。
>佐伯
「ああ、ありがとうございます。
せやけど、この格好は気に入っててなかなかやめられなくて……。
まぁ、このままやと不味いみたいなんで今日はこのまま帰りますわ」
ご忠告ありがとうございました、と笑顔で頭を下げる。
その笑みが好印象を与えるかはわからないが。
ご案内:「学生通り」から隼人さんが去りました。
■薬師寺 瀬織 > 黒いスーツにサングラスの男が去ってゆくのを確認したのち。
「……行ったみたいね」
左手を胸元に当て、ほっ、と大きく息を吐き出す。
■佐伯貴子 > 行ってしまったか…
(名前だけでも聞いておくんだった。この程度なら報告することではないだろう)
(ちなみに怪しいという印象は消えていなかった)>隼人
ああ。多分正規の学生ではないだろうな。
危険かどうかで言えば危険だが、ああやってすぐにいなくなるのを見ると、積極的に害を及ぼしたりはしないだろう。
ところで君はなぜここに?
(隼人がいなくなれば薬師寺に向き直り、尋ねる)>薬師寺
■薬師寺 瀬織 > 佐伯のほうを改めて向き直し、質問に返答する。
「週末だから……昼から歓楽街のほうに出て、その後は学生街で買い物や食事をしていたわ。そうしたらこんな時間」
隠したりすることでもないので、素直に答えた。
■佐伯貴子 > なるほど。極普通の学生の週末だ。
大いに青春を謳歌すべきだが…君は魔術を使うか?
(小首を傾げて尋ねる)
最近『魔術師喰い』という魔物が出ると言われている。ここはまだ安全だろうが…
もし使うのなら外出には気をつけてくれ。
(相手は掲示板をチェックしているだろうか。どちらにしろ顔見知りが被害に合うのは嫌だ。注意を促す)>薬師寺
■薬師寺 瀬織 > 「いいえ、私は魔術を使えないわ。魔術師狩りのことは掲示板で見ているから、気をつけるわね」
瀬織は異能を持っているが、魔術は使えない。
しかし、人を襲う魔物であれば警戒するに越したことはないだろう。
「……そういえば」
思い出したように、佐伯に対して話を切り出そうとする。声色は変わらない。
佐伯貴子は風紀委員だ。すでに知っている可能性はあるが、話してみる価値はあるだろう。
「佐伯先輩はもう知ってるかしら、この前落第街で起こった事件のこと。保健委員会も注意喚起をしているの。私は落第街には近づかないようにしているから、人づてに情報を得ただけなのだけれど」
■佐伯貴子 > そうか。それならいい。
危険には違いないから注意してくれ。今回のように役に立てるとは限らないからな。
(内心ちょっと安心する)
落第街ではいつも事件が起きているようだが…
非合法義肢のことだろうか?
(相手の義腕を見ながら言う)
■薬師寺 瀬織 > 佐伯はどうやら瀬織の話したいことについて知っていたらしい。
理解が早くて助かる、と思った。瀬織の声のトーンが若干低くなる。
「……そうよ。ちょっと気になっていて」
■佐伯貴子 > 何か情報を持っているということか?
…その前に言っておくが、私は風紀委員とはいえ戦闘能力はない。
情報をもらっても風紀委員全員に報告するくらいしかできないのだが…それでもいいなら聞こう。
(腕組みをして相手の話に集中する体勢)
■薬師寺 瀬織 > 「ええ、お願いするわ。ここじゃ何だから、人通りの少ない場所に移りましょう」
そう言って、学生通りの中でも人通りの少なそうな場所へ誘おうとする。
■佐伯貴子 > そうしよう。聞かれてはまずいことなのだな…
(相手についていく)
■薬師寺 瀬織 > しばらく歩き、学生通りの裏路地に辿り着く。ここなら人通りも少なそうだ。
瀬織は佐伯に正面から向き合い、いつになく真剣な面持ちで話し始める。
「それで……あの非合法義肢に関することなのだけれど、心当たりがあるわ」
■佐伯貴子 > …というと?まさかその腕も非合法というわけではないだろうが…
(そっち方面の知識は全くない。再び腕組みをして真剣に聞こうとする)
■薬師寺 瀬織 > 「……ええ。少なくとも、私のヒュギエイアは……今出回っている非合法義肢とは違うわ。でもね」
もともと低めだった瀬織の声色が、さらに低くなっている。表情は変わらないが、深刻な証拠だ。
瀬織は義手の下腕部を胸の前に出し、紺色の装甲部分を見せた。
その表面に白く、爪痕のように刻まれているのは――『XIII』の印。
「このサインは……私のヒュギエイアを作った義肢工が、作った義肢のどこかに必ず刻みこむものよ。それで……調べたら偶然見つけたの。これを」
端末を取り出し、佐伯に写真を見せる。
そこには、例の事件で重傷を負った違反生徒が身につけていたとされる義手の写真が写りこんでいた。
そして、その写真に写った義手には――あろうことか、同じ『XIII』のサインが刻まれていたのだ。
■佐伯貴子 > ふむ…
(じっと相手の話を聞いている)
つまり…君の義腕を作った義肢工が件の非合法義肢に関わっている可能性があるというわけだな?
(相手の情報をまとめるとそうなるだろうか。確認する)
■薬師寺 瀬織 > 「そうよ。佐伯先輩は呑み込みが早くて助かるわ。そして私は……彼女の名前を知っている」
端末を操作し、写真を切り替える。そこには水色の短い髪と金色の瞳を持つ女の姿が写っていた。
「彼女が私のヒュギエイアを作った……そして、今起きている事件に関わっている可能性がある義肢工。十三夜伏よ。姿形は私たちと変わりないけれど、彼女は異邦人。かつては私の地元で小さな義肢工房を営んでいたわ」
水色の髪の女――十三夜伏の来歴について、知り得ていることを佐伯に説明する。
「私は中学一年の時に事故で腕を失って、彼女の工房で今のヒュギエイアの原型になる義手を装着してもらったの。それから何度か改良してもらって今の形になったのだけれど、私が中学三年に上がる頃、彼女は私の地元から姿を消したわ」
■佐伯貴子 > ふむ…その画像データをこちらに送信してくれないか?
(こちらも携帯デバイスを取り出す。画像のやりとり程度なら赤外線などですぐだろう)
君の地元?どこか聞いてもいいか?
(端的に質問だけすると、相手の話の続きを待つ)
■薬師寺 瀬織 > 「いいわ。今送信するわね」
端末を操作し、『XIII』のサインが刻まれた義手と、十三夜伏の写真を佐伯の端末へ送信した後、質問に答える。
「私の地元は……この常世島の外よ。北海道の田舎町」
■佐伯貴子 > ありがとう。これで捜査はかなり進むはずだ。
(携帯デバイスをしまいながら)
それと…報告に君の名を出してもいいか?
もしその十三夜伏が関わっているのだとしたら、君の存在が知れれば君の身に危険が及ぶかもしれないしな。
(そんな時守ってやれるのは自分ではないから、と付け加える)
■薬師寺 瀬織 > 佐伯に続いて端末を収納する。
左手を顎に当て、しばし考えたのち。
「……いいわよ。お願いするわ」
そっと頷く。
■佐伯貴子 > わかった。協力感謝する。
(力強く頷く)
もうこんな時間か…私は女子寮に帰るから念のため送って行こう。
報告は明日になるな。済まない。
(まとめるのにも頭と時間をある程度使わなければならない)
(相手が了承すればそのまま寮へ戻るだろう)
■薬師寺 瀬織 > 「いいわ、それでも」
少し低かった瀬織の声のトーンが平常に戻る。
心強い味方を得たような気持ちになり、多少精神の平穏が戻ったようだ。
「ありがとう。寮にまで送ってもらえるなんて、本当に心強いわ」
表情は変わらない。瀬織は笑顔を作るのが苦手だ。しかし、瀬織の声色は心なしか優しいものになっていた。
■佐伯貴子 > 私には戦闘能力がないといっただろう。
(苦笑しながら一緒に女子寮へ戻った)
ご案内:「学生通り」から佐伯貴子さんが去りました。
ご案内:「学生通り」から薬師寺 瀬織さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に学園七不思議―【異次元通り】さんが現れました。
ご案内:「学生通り」から学園七不思議―【異次元通り】さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に来島宗仁さんが現れました。
■来島宗仁 > 「ふーっ……」
学生通りに面するコンビニの前。
来島宗仁は、煙草を吸っていた。
コンビニ前で煙草吸うとかガキのようだが、自宅は食堂以外禁煙なのだ。
――そして、なんとなく食堂に行くのが憚られた。
理由は、分かってる。
同居人である、井戸木さいこと、なんとなく顔を合わせ辛いからだ。