2015/07/08 のログ
■東雲七生 > 一体お前は何時代の人間だッ!?
やたら昔気質な奴だと思ってたけど、相当だな。
気にすんなよ、そんなこと。俺がいいって言ってんだから。
つーか古いっての、考え方が!
(呆れた、と言わんばかりの表情で軽く項垂れる。
一体どんな生活をしてきたのだろう、と逆に興味も沸いたが今はそんな詮索をしても仕方が無い。)
クラスの……ねぇ……。
ったく、どこのどいつだそんなの吹き込んだ奴は。
……分かった分かった、そういう事だったんだな。
(本人は至って真面目に言っているし、
「信頼できる」とまで言われて断るのはちっちゃなプライドが許さないだろう。
というか、どうしてそこで異性に頼ったのかは理解しかねたが。)
■神薙 結弦 > 「え、い、今現在生きて来たのだぞ…!
ね、年齢は15歳で●●●の●●山の…!」
自分の存在すら疑われているのかと
歪曲した勘違いを盛大にしては困ったように
個人情報を吐露し始める。
「うむ。『あ、水着選びなら東雲を頼ると良いよー』と言っていてな
貴殿ならばえぇっと…?『せくしーだいなまいと』?なる水着を
選んでくれると思ったのだが。
…むむむ、本当にすまない、な」
■東雲七生 > わ、分かった分かった!
いいから、こんな人の多い所でそういう事言いだすな!
行くぞ、ほら!店どこ!?
(神薙の声に被せる様に大声を上げて、再び周囲の視線を集める。
人目を引くのがそれほど好きでは無い身としては早いところよそへ移りたかった。)
……お前ホントにそれで良いのか?
いや、まあ、それよりも俺の扱いの酷さが聞き捨てならねえな。
ちょっと後で誰がそんな事言ってたのか教えてくれ。
あと謝るな、……別に気分を悪くしたわけじゃ、ねえから。
(最後の方は自然と声が小さくなった。
何故だかかなり恥ずかしい事を言っている気分になる。気のせいだと自分に言い聞かせた。)
■神薙 結弦 > 「え、あ、あぁ、こ、こっちだ」
何がなんだか、この田舎娘は解っていない様だ。
頭の上のタコは呆れた様に息を吐く。
なら、行こうと貴方の手を何気なしに掴もうとするでしょうか。
「……?あぁ、構わんが‥。
友人と『しょっぴんぐ』とやらに行くのだろう?
私としては、初めての経験だからな。嬉し夢もある、ぞ?
もちろん、七生殿と一緒に遊べる事もな」
■東雲七生 > んじゃ、ほら。
さっさと出発出発──
(神薙を先導に目的地へと向かおうと街路樹から離れて。
そのまま自然な流れで手を取られて、一瞬何が起きたのか分からないまま数歩進む。
──!?
状況を理解した時には既に人の流れに乗った後で、
このまま手を振りほどくわけにもいかず、引かれる手を見つめた。)
お、おう。
そうか、別にお前がそれで良いなら良いんだけど、よ。
……俺も嬉しくないわけじゃない、っつーか、その……。
(何を言われてるのか、半分も頭に入ってこない。
自分の頬が火照っているのを自覚して、それが更に羞恥心を煽る。
──たかが手をつないでるだけじゃねえか。
心で自分に言い聞かせながら、今は足を動かすことに専念しようとする。)
■神薙 結弦 > 「あぁ、出発しよう。
しかし、今日もまた平日だというのに人が多いな。
…あぁ七生殿、そんな訳ではぐれぬように気を付け…七生殿?」
ふと、声の聞こえが悪くなったような気がして
顔だけを振り向かせる。
少しだけ首をかしげては、瞳で大丈夫かと問いかけているかもしれない。
「何処かで、休むか?」
■東雲七生 > えっ?
あ、はい!大丈夫!!
(声を掛けられてから数テンポの遅れの後に顔を上げた。
傍目に見ても紅潮した頬のまま何度か首を横に振る。)
ちょっと今日は暑いなーって思ってただけで!
は、早いとこ店まで行って涼めば少しは、マシになっから!
■神薙 結弦 > 「んむぅ…?
それにしては顔が赤すぎる…というかなんだその言葉づかいは。
どれ、熱でも測ろうか?」
自分から見ても怪しい姿に眉を寄せて見せる
そして自分から、ズイっと傍によっては手で頬に触れようか、と
手を伸ばそうとしている。
避けるにしても、何にしてもまだ間に合うでしょうか
「因みに店はもう数歩だ。
それでもいいが…私の買いものにあまり
時間を掛けなくてもいいから」
■東雲七生 > 言葉遣いをお前に問われるのは心外なんだけど……ッ!
(頬に触れた手の感触に肩を跳ねさせながら反論する。
頬は多少熱くなってはいるが、深刻というほどでは無い。
……否、深刻は深刻なのだが。)
気に、すん、なっつってんでしょーがー!!
もう、すぐそこならさっさと行くぞ!俺は平気だっての!
(数歩、という情報から目星をつけ、今度はこちらから手を引いて店へと向かう。
とにかくさっさと人目の少ない場所へ移動したかった。たとえ、周囲が気に留めていないのだとしても。)
■神薙 結弦 > 「私はきちんとした言葉づかいだと自負しておるのだが?!」
何が悪いのか、と近い距離で驚くと
そのまま引かれる様に自分もあとについていく。
入った店は男女両方の水着を取り扱ってるらしく。
スポーツから遊泳用まで様々だろうか
勿論、水着を見たのも初めての為、何がなんだがわかっていないようだ
「……???この、布が『みずぎ』??」
■東雲七生 > 数世代前のきちんとした言葉遣いだろ!!
(店に入る前に反論した後は、店に入ってすぐに手を離す。
店内に揃えられた水着をざっと眺めると、とりあえず女性用水着売り場へと神薙を促すだろう。)
そうだよ。
ほら、女物のレジャー用は向こうだから。
変な顔してガン見してねえで、行くぞ。
■神薙 結弦 > 「むー。現代のきちんとした言葉等知らぬのだから仕方ないだろうに…」
ぷくーと子供の様に頬を膨らませる。
離れた手をはて、とみた後。
取り敢えず促されるまま、女性用の水着の所までやってくる
どれも鮮やかな色と模様の為、目がチカチカしそうだ…。
「……なんだか、目に痛いような…。
というか、こんなものを着て、よく女性は戦えるなぁ…
目立っては隠ぺいもないと思うのだが…
いや、そもそも下着なのだから、問題ないのか…?」
■東雲七生 > 何のために学校通ってんだお前は!
ていうか俺や他の奴らから学習しろと!言いたい!俺は!
(子供の様に膨れた神薙をジト目で見る。
つないでいた手は無造作にポケットへと突っ込まれていた。
女性用の水着を見れば、気恥ずかしそうに視線を泳がせる。
が、それも束の間。何やら頓珍漢な事を言いだした神薙を見て怪訝そうな顔になる。)
いや、着て戦うもんじゃないぞ……?
お前、こないだ焔誼と水着の事話したんじゃなかったのか……?
これ、着て海や川とかの水辺で、水遊びするんだよ!
■神薙 結弦 > 「だがほかの者は、『すまひょ』やら『ちょばりば』等訳の解らん事を言っているではないか
七生殿は確かにきちんとした言葉づかいではあるが。」
(ジト目に頬を膨らませたまま、返す。
勿論本気で怒っている訳でもないので、単純にポーズではあるが)
「いや、ある程度は聞いたが。
遊泳用の『みずぎ』とやらと戦闘用の下着は別個のものではないのか?
………遊ぶ……?休みの日は鍛錬と勉学ではないのか」
■東雲七生 > ………そう、だな。ちょっと俺の考えが甘かった。
(確かにこの時代錯誤な少女には現代の同年代の言葉は意味不明かもしれないな、と思う。
さっき少しだけ言っていた事が事実なら、どうやらこの島に来る前は相当な田舎で暮らしていたのだろう。)
………。
あ、あー……何て説明すりゃ良いんだ~!
とにかくだ!とにかく! 水辺での活動ではこれを着たりするの!
服が水を吸って重くなるのを出来るだけ避けられる!はず!だから、水辺での戦闘も安心!すごい!
(半分やけくそだった。
どうして女性用水着売り場でこんな事言ってるんだろう、と少し悲しくなるくらいやけくそだった。)
■神薙 結弦 > 「あいや、此方こそ、すまんな。
何分、人と接する事がほぼなくてな。」
特に深くいう事もないがそれだけつぶやいた。
人と人と接する事だけ希少な体験なのだと、暗に言っているのかもしれない。
「そ、そうか!その眩さで敵を翻弄する事も出来るかもしれぬ!
うむ!やはり七生殿を連れてきて正解だったな!
よし!よくわからんが、とっておきの一着を選ぶとしよう!
助力、宜しく頼むぞ!」
■東雲七生 > 別に気にすんなよ。
これからちょっとずつ慣れてきゃ良いんだから。
(まだお互い1年生だ。まだ3年も先がある。
そう思って軽く笑みを向けた。
とやかく言っては来たが、この変わり者の同級生とつるんでいるのは何だか新鮮で退屈しない。)
あー、うん。
頼まれたからには、納得してもらえるようなのは選ぶけど……。
(正直俺もよく分からねえぞ、と言いかけて口を噤んだ。
乗り掛かった船というのもあるし、下心が無いわけでも無かった。
まあ神薙のクラスメイトからの評価も当たらずとも遠からじ、といったところか。)
■神薙 結弦 > 「そう、だな。
実家からの帰省命令がなければ三年もあるか」
それなら、良かった。と今までの顔ではなく
嬉しそうに、年相応にやわらかく笑って見せる。
自分にとっての初めての外の世界はこんなにも輝いて見えるなどと
知らなかったから。
「うむ。…実際和装以外の選び方以外解らんでな。
本当に頼りにしているよ。
……少しわがままを言っていいならば、そうだな・・・。
あまり派手すぎない、ものが良いかな」
■東雲七生 > 実家の帰省命令って……なーんか大変そうな実家なんだな。
俺んとこなんてほとんど連絡もしてないっての……に……。
(ふと軽く眩暈を覚えた。
記憶にノイズが走る様な、淡い頭痛がして否定に自分の手を当てる。
それはすぐに納まり、怪訝そうな顔一瞬したが、神薙の柔らかな笑みにすぐに気を取られた。)
んっんー、まあ、それはそれとして。
とりあえず派手過ぎないやつか。えーと。
(そんなんどうしろってんだ、と思わず言いそうになるのを堪えて陳列棚へ目を向ける。
そもそも水着を選ぼうにもこういうのはサイズとかあるのだろう。東雲は同伴した少女のものを知らない。
知っている筈がない。)
■神薙 結弦 > 「あぁ、そうだな。
元々私は実家の奥の間でお役目として一生を終えるはずだったからな。
何かあれば実家に戻らなくて――――・・・七生どの?」
笑みを浮かべていた。
確かにたのしくて。しかし一瞬の表情を見ては此方の笑みも少し影をひそめる
今度は本当に心配そうにじっと色違いの瞳で見つめた。
「……どうした?」
■東雲七生 > え?あ、いや。大した事じゃない。
ちょっと立ちくらみがしただけだから、もう平気。急に涼しいとこ入って来たせいじゃねえかな。
(心配そうな神薙の顔を直視できず、水着を探すふりをしながら誤魔化す。
実際体調に変化は無かった。ただ、少しの居心地の悪さは残った。
何だったんだ今の、と疑問を浮かべるが今はそれよりする事がある。)
と、ところでさ。
どの程度の、その、えーと……合うんだ?水着。いや、分かんねえなら俺が勝手に判断するけど。
いやいやいや、それもそれで変だな。あー、その、えー……。
(どう説明したものか、と顔を赤らめながら言葉を探す。
さすがに見た目から具体的な数値を割り出すような能力は無い。そもそもそこまで集中して見れない。)
■神薙 結弦 > 「……そうか?
なら、良いのだけれど。…無理しないでね。」
それ以上、多くは言わず自分も水着選びに戻る。
少しだけ、口調が何処か普段の堅苦しいものとちがくなる。
自分も意識していない、幼い頃の話し方にも似ていて。
「……?あぁ!そうか。えぇっと・・・『サイズ』と
いうのだったか。
………んー。着物はあまり関係ない、からな
……すまない。解らん。あぁ、でもそういうのは
たしか店員が測ってくれる、と言っていた気がするな」
■東雲七生 > お、おう。
大丈夫、これっくらいどうってことねーって。
(口調の変化に気付いたがそれについて言及することは無く。
ただ、何とも言えないくすぐったさを覚えた。そしてそれは、悪いものじゃなかった。)
──あ、あー、そうだな!!
うん、そうしよう、店員さんに計って貰ってこいよ!
だよなー、店員さんにやって貰えば良いんだよな!あは、あははははー!
(盲点だった。というか、そこまで考えが働かなかった。
頼られている、という状況に舞い上がっていたというのもある。
そんな自分がとても滑稽に思えて、同時に何だか情けなくなった。)
■神薙 結弦 > 「あぁ、なら行ってくる。
やっぱり七生殿がいてくれて助かった。
いなければ私も、そういう考えにはいたらなかったからな。」
私も少しは成長しているのだよ
と、少し胸を張って見せる。
今までのかかわりで、少なくとも知識は少しだけついてくる。
だから、有難うと心からの言葉でお礼をした
そのまま、彼女は測ってもらいに行った。
■東雲七生 > そ、それは良かった。
ああ、いってらっしゃーい……。
(でもやっぱり、こういう事には同性の知り合いを同伴させるべきだと思う。
思うだけで口にはしない。何故だか出来なかった。
店員のもとへと向かう背中に軽く手を振った後、大きく息を吐く。)
なんかすっげー疲れる……。
誰だホント、俺の事推薦したの。一週間俺の代わりに全部のノート取らせたろうかな……。
(けど、何故だか不思議と楽しい、と思えた。
理由はまだ解らない、が。)
■神薙 結弦 > それから、しばらくして。
小さな紙を持って試着室らしい場所から出てくる。
その紙をしまいつつ、辺りをキョロキョロと見渡し始めた。
「えぇっと・・・。あそこのスペースが私の『サイズ』らしい」
こっちこっち、と戻ってきては指を指示してみる。
■東雲七生 > あ、おう。おかえり。
ああ、そっちか。なるほど、んじゃあそっちで探さねえとな!
(戻って来た神薙を見て示されたスペースへと向かう。
流石に具体的に言わないか、と場違いな感心をしながらも並べられた水着をざっと見渡した。
……妙に区画が狭い、様な気がする。他と比べて。)
■神薙 結弦 > そうそう、こっちだと告げて。
単純に自分のサイズの表記をわかっていないだけなのだが‥。
そのまま、歩いては妙に区画の狭い位置へとやっていく。
貴方の妙な気配は見事に察知されるでしょうか。
「うむ。では選ぶのを手伝ってくれ。
頼んだぞ、七生殿」
■東雲七生 > はいよ、任せとけって。
(とは言ったものの、やっぱり女物の水着選びなんて容易いものではなく。
悩みに悩んだ末幾つかの水着を選んでみた。
やたらと大きな数字や順番に数えて片手じゃ足りないくらいのアルファベットも見えた気がしたが、
それらは一切気にしないことにした。考えたら負けだと思ったのだ。)
えーと、あんまり派手過ぎないのって事で幾つか選んだから。
こっからお前がこれだ、と思うのを選んでくれよ。
(そう言って、数着の水着を差し出す。)
■神薙 結弦 > 「うむ…!ほぉ…、ほぉほぉ。」
数着の水着を見て、センスのいい品選びに
目を輝かせる。そこからどれを選ぼうかと悩んだ後。
二着を手に取ると、之を買うと貴方に告げて。
そのまま、ホクホクとした顔で商品の入った袋を持って帰ってくる姿が見え
帰路へとついたでしょう。
ご案内:「学生通り」から神薙 結弦さんが去りました。
■東雲七生 > だ、大丈夫かな……。
(購入を即決したことに驚きつつ。
会計を終えた神薙と共に店を出た後は、適当に他愛無い話をしながら帰路についた。
その後、東雲を推薦した神薙のクラスメイトとやらは、
きっちり〆られた上でノートも取らされたらしいが、それはまた別の話。)
ご案内:「学生通り」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に枢木 柩さんが現れました。
■枢木 柩 > 平日の朝である。つまり登校時間だ。
「昨日は雨だったからな…今日は晴れでよかった。」
ふわぁ、とあくびを漏らしつつ通学路をかばんを背負って歩く。
■枢木 柩 > 耳や尻尾に集まる視線は特に気にしてはいないようだ。
気にしたところでどうにかなるわけではないし。
「早く人間になりたぁーい、とかいうドラマがあったよなぁ…。」
みてないけど。
「テストもあけたし、後は消化試合だよな、楽なもんだ」
他の生徒に紛れてぽてぽてと学校に向かう様子は結構人間っぽかった。
ご案内:「学生通り」から枢木 柩さんが去りました。
ご案内:「学生通り」に桐竹 琴乃さんが現れました。
■桐竹 琴乃 > 「んんんーーーー」
学生通りをゆっくり、進みながら思い切り伸びをする。
終わったのだ。
しかも大体二つの意味で終わる事が多い試験がなんと一つの意味だけで終わったのだ。
まあ、実際はどうなのかはわからないが。
既に後の祭りだ。
どんなに後悔しようがどうしようが点数は変わらない、変わらないのだ。
「流石に死ぬかと思った」
睡眠時間を削り、バイトを休み、色々削った結果である。
しかしそれでも終われば眠い尞の部屋に戻って大爆睡、など無いもので。
身体は早速遊びたがる。
実に現金であった。
■桐竹 琴乃 > 「遊ぶ、遊ぶかあ~~~~」
うきうきとし。
さて何をしよう。
誰か呼んで遊ぼうかと思い。
携帯端末を開く。
真っ黒だ。
「んんー……?」
一度閉じる。
開く。
真っ黒。
「んんん?」
今朝の出来事を振り返る。
充電は……してたか?
してたはずだ。
ボタンを押してみる。
うんともすんとも言わない。
「……えーと」
思い出す。
確か最後の試験に寝坊しかけたのは覚えている。
■桐竹 琴乃 > 最後の筆記試験が琴乃的に最もどうでもいい上に一番得意だと判断した結果。
っていうかどうでもいい授業が一番得意だったという悲しみを忘れる意味も含め。
早々に切り上げ布団にダイブし。
目覚ましをかけ忘れ、毎日定期的になるアラームのみにした結果寝坊しかけた。
さてその時アラームを止めた。
止めたが、何か偉く乱暴に止めた気がする。
具体的に言えないが。
何故か枕元に無くて。
床に転がってたのを寝坊しかけた際に慌てて拾った。
「……」
一応バッテリーを一回抜いて、もう一回入れる。
つかない。
ご案内:「学生通り」にアリスさんが現れました。
■桐竹 琴乃 > 結論。
「
こ れ っ て、壊 れ て る。
The specimen seems to be broken.
」
必死になって覚えた構文を言ってみる。
意外とまだ覚えていた。
「いや結果変わらないけどさーーー!」
しょんぼりしつつ諦めて仕舞う。
となればそもそも誰かを誘うと言う選択肢すらアウトになる。
わざわざ走り回って探すと言うのもナンセンスだ。
「はああ……しょーがない」
一人で出来る事を考えよう。
そう結論付ける。
■アリス > 入学手続きが終わって寮のお部屋が与えられました。
試験?入学したら終わってたのでなんとも。
寝る場所が出来た安心感から、学生通りを夜歩き。
「ん?叫び声ー?」
面白そうな事でもないかなーと思っていたらば。聞こえた何かの叫び。面白そうだと声の方へ駆け寄る少女一名。周りに人は…?
■桐竹 琴乃 > アリスが駆け寄って見れば、周りは若干人が「何あれ?」みたいな感じで見ているがしょぼくれた琴乃にはそれほど影響は無く。
「はあああ」
と溜息を付きつつ、一人で出来る事を考えていた。
とはいえ夜だ。
今から一人で出来る事といえば精々、ネカフェに久方ぶりに入って読みかけになっている漫画を貪るように読む位で。
彼女がこのテスト明けにしようと思っていた事とのテンションの格差は余りにも酷く。
「ないない、流石に無い」
などと呟き。
諦めて帰ろうかと言う、そんな感じであった。