2015/06/02 のログ
ご案内:「商店街」にパミョンさんが現れました。
■パミョン > ぱみょ~
【ふよふよと宙に浮かぶ、クラゲに似た何が、屋台の並ぶ通りにやってきた】
■パミョン > ぱみょ?
【くらげはたこ焼きの屋台に興味を示したようだ。屋台の傍に着地して、じっとたこ焼きを見つめている】
ご案内:「商店街」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > にっひー、今日の昼飯ゲットー☆
(以前来た事のある肉屋でカツサンドを買って学校に帰る道すがら、見慣れない生き物を見かけた)
ぉん?……なん、だ…あれは……。
(くらげ?いや人か?くらげか?とたこ焼き屋台前のパミョンを注視する)
■パミョン > ぱみょ、おかねない……
【金銭を持っていないのか、たこ焼きを買うことができないようだ】
【羨ましそうに、たこ焼きを買う他の客を眺め、くるる、と腹の虫を鳴らせた】
■東雲七生 > ………。
(聞こえた。聞こえてしまった。
確かにあの謎の生き物はお金ない、と言っていた。)
はぁ……おーい、どうしたんだー?
(様子を見た限り危険な生物では無さそうだ、と判断してなるべく穏やかにパミョンへと声を掛けた)
ご案内:「商店街」に士尺 流雲齋さんが現れました。
■パミョン > み?
【声を掛けられて、振り返った】
(たこ焼きを手のような触手で指差して、)あれ、おいしそーだから見てたの。でも、おかねないから買えないの……。
【少し悲しそうに、七生の問いかけに答えた】
■東雲七生 > お、良かった~普通に会話出来る。
(何故かそんな事に安堵しつつ、触手の指す先を一瞥して)
なるほどな。流石にそこでじーっと見てたんじゃ商売の邪魔になっちゃうだろうからさ、俺が1つ買ってやるよ。
(育ち盛りとしては、空腹の辛さはよく分かってるつもりだった)
■士尺 流雲齋 > 【暑そうに、手ぬぐいを首にかけている。杖をつき、背に担ぐ風呂敷包みからは、擦れ合う金属の音がする】
やれやれ、金物屋にトラばさみがあってよかったわい。ちょうど錆びてきたところじゃったしの。……おんや?
【クラゲのような、不思議な生物と、それに話しかける赤毛の少年に遭遇した。】
■パミョン > 人間の言葉、頑張って覚えたの!【どや顔で胸を張る】
ぱみょ、あれ買ってくれるの?いいの?ほんとに!?
【わぁい、と触手をパタパタさせて喜んでいる】
■東雲七生 > そうなのか。……ってことは、人間ベースに何かと混ぜたって訳じゃなさそうだな。
(魔力を得た海の生き物だろうか、とパミョンを観察しかけたが、それより今はと財布を取り出す)
ああ、良いぜ。丁度昼飯代も余ってるしな。
注文のしかたは分かるか?まあ、さっきから見てたんなら大体分かるよな。
(財布から紙幣を一枚取り出して、パミョンへと差し出す。)
■士尺 流雲齋 > 【手ぬぐいで汗を拭きつつ、1体と1人を少し離れたところから眺める】
(喋るクラゲか、また不思議なもんじゃなあ。学生名簿にはなかったし、どこからか迷い込んだんじゃろかの。
さて、それはさておき、あの少年はたしか、東雲といったかの?異能の授業に顔を出していないとか、他の教員が困っとったのう。)
■パミョン > うんとね、パミョンはこことは違う世界から来たんだよー。最初からパミョンなの!
【自分を指差し、パミョンだよ!と言う】
【紙幣を受け取り】
買い方わかるよ!大丈夫!
【紙幣を屋台の人に差し出し、おひとつ下さいな!と声をかけて、おつりとたこ焼きを受け取る】
わぁい、わぁい、ありがとう、ございます!
【嬉しそうにたこ焼きを持って、七生にぺこりと頭を下げた】
【少し離れたところからこちらを眺める土尺に気づいたが、あまり気にしなかった】
■士尺 流雲齋 > 【座学はともかく、異能の授業をほったらかしにしておくのは、一応学園の意向に反する、本人の為にもならないのではないか。そう考えて、大事になる前に、声をかけることにする。】
もし、そこの少年とクラゲよ。
■東雲七生 > (何か視線を感じる、と自身の首筋を軽く手で擦る。しかし視線の元がどこからまでかは分からなかったが。)
おう、パミョンな。俺は東雲七生。シノノメでも、ナナミ、でも好きな様に呼んでくれよ。
(そしてパミョンがたこ焼きを手に入れるまでを見守り、頭を下げられると照れた様に笑みを浮かべた。)
いいっていいって、気にすんなよ。
お互い様だ、こういう時は。それより、冷める前に食っちゃえよ。
(と、促したところで声を掛けてきた士沢へと振り返る)
ん?クラゲと少年って、もしかして俺ら?
……って、あ。昨日闘技場に来てた爺さん……。
■パミョン > ナナミ、ありがとう!そだね、あつあつがおいしって言ってた!
【もう一度お礼を言ってから、もくもくとたこ焼きを食べ始める】
もぐもぐ?
【たこ焼きを口に含んだまま、士尺のほうを向く】
■士尺 流雲齋 > 失礼、ぱみょん、といったかの。そしてそちらは東雲七生、と。
儂は教師の士尺というものじゃ。すこし、気になったので声をかけさせてもらったよ。
【あらためて、1人と1体の方へ体を向ける。】
まず、ぱみょんよ。お主、金に困ったように見受けられるが、普段はどうしているのかの?農業区に居る身ゆえ、場合によっては職を紹介してやっても良いが…学生か教師の身分が必要じゃが。
■パミョン > んとね、いつもは海とか川の魚を食べてる。
学生じゃないと、お仕事もらえない……?
お仕事欲しいけど、おかねがないから学生になれないの。
【眉根を下げた困った表情で、士尺の問いに答える】
■東雲七生 > きょーし……士沢……。
(静かに顔から血の気が引いていく。
しかし今はパミョンとの話があるようなので、そっとその場で成り行きを見守る事にした。
逃げたところで学校で捕まるだろうし、とは密やかな本音)
■士尺 流雲齋 > 【東雲の顔色が変わったのを視界の端でとらえた、同時にさりげなく片方のつま先を少年のほうへ向ける、この爺ちゃん思ったより隙がない】
ふうむ、漁は一応できるのかの。では、儂が漁業組合に一声かけておこうかの、入試の面接に異能に詳しい漁師をひとり、派遣してくれるようにとな。
漁のやり方にもよるが、そう悪いようにはせんよ。
■士尺 流雲齋 > で、漁師、兼学生ということにすれば、食糧調達は大役じゃ、お咎めなしで学生の待遇を受けられるじゃろう。何かトラブルがあったら儂へ言うがいい。
【そういって、パミョンの返答を待つ。】
■パミョン > 漁は、魚捕まえることだよね。わかった、頑張る!
学生にもなれるの?やったー!
【ぱっと笑顔になる】
ありがとう、ございます、おじいちゃん!お世話に、なります!
【ぺこりと頭を下げる】
■士尺 流雲齋 > これこれ、礼儀良い子なのはいいことじゃが、喜ぶのはちゃんと学生になってからじゃぞ。
【笑いながらいさめる。学業の方は、言葉で意思疎通ができるなら、生物としては知性がずっと高い方じゃ、案外好成績をたたき出すやもしれぬ。そう考えると、さて、と東雲のほうを向いた。】
さて、東雲よ。お主、異能の関係する授業をほとんど受けておらんようじゃの?
■東雲七生 > おっ、良かったなあパミョン。
頑張って稼いで、たこ焼き以外にも美味いもん一杯喰えたら良いな!色々あるからな、この辺!
(じゃ、俺はこれで!と言おうとしたら話の矛先がこちらを向いた。しかも大体予想していた内容っぽかった。凄く帰りたい。)
……あー、えーと、そのー……座学は出テマスヨ……。
(嘘はついていない。彼がサボるのは実技だけだった。)
■パミョン > ぱみょ、じゃなくて、はい!
【元気よくおじいちゃんに返事をした】
【七生に向かって】
美味しいものいっぱい食べたい!頑張る!
んー、んー、ナナミも、頑張って!ふぁいと!
【拳を握るようにして応援】
あ、パミョンそろそろ行かないと……。またねーナナミ!おじいちゃん!
【ふわふわと漂いながら、手(のような触手)を振りながら去っていった】
ご案内:「商店街」からパミョンさんが去りました。
■士尺 流雲齋 > おう、気を付けるのじゃぞー!
【手を振って見送る、なんだか和むが…くるりと首を向け、東雲を見る表情は若干固い。】
ほう。座学は出とるのか、ならば異能をほうっておくリスクは勉強してるじゃろ。何か実技をやりたくない問題でもあるのかの?
■東雲七生 > あ、ずるっ……じゃ、じゃあなパミョン。
気をつけて帰れよー!またなー!
(軽く手を振り返しながら笑顔で見送った後は、能面のような顔で士沢に向き直る)
……えっと、……出来れば、あんまり、自分の異能は使いたくねえなあって、思ってー。
■士尺 流雲齋 > ふむ。質問の仕方が悪いな。訊きなおそうかの。
【しばし考え、改めて問いかける。この手の学生はたまにいる、過去の経験から順に可能性を探ってみるとしよう。】
……何か、異能を発揮する際に、自身か、もしくは自身が気を許す他者に危険を伴う行為が必要じゃったり、するのかの?
■東雲七生 > まあ、そんなとこっすかねー。
(バツの悪そうに肩を竦めて目を逸らす。)
一応、成績が悪いなりに授業は聞いてるんで、異能の制御とか、そういうのは心得てるつもりっすけど……。
(口籠りながらそう呟く。本人もサボりについては重々承知しているのだろう。)
■士尺 流雲齋 > 当たらずとも遠からずか。
……ふうむ、しかし、なかなか難儀なもんじゃのー。
【いささか遠回しながら、同意の言葉を聞けば、意外にも固い表情を崩して、さっきまでの穏やかな顔つきに戻る。】
ああ、座学に加えて、体つくりのほうはそれなりにやっておるそうじゃのう。
ならばしばらく、異能の実技はお休みしてみるかの。特に暴走の危険がない限り、こればかりは個人特有のものじゃからなあ。無理強いしても仕方あるまいて。
【異能関係の教員の集まりで、それとなく話題に出してみよう。なにか案が浮かぶかもしれない】
■東雲七生 > まー、そりゃ自分でも思いますけど。難儀。
(あはは、と笑って誤魔化しつつも何処となく憂鬱そうな気配が漂う)
一応、異能を使わない戦闘訓練とかでならそれなりに成績は納めてると思うんすけどね。
やっぱ、何て言うか……俺あんまり自分の異能は使いたくなくって。休んで良いなら、代わりの授業入れてくれても、良いんすけど。
(提案に乗る事を前提に言葉を連ねる。やりたくないものは、どうしてもやりたくないのだ。)
■士尺 流雲齋 > 【暗い雰囲気を察して憂う。こりゃあ、そうとう重症じゃなと思う。】
しかしそうすると、困ったのう。魔術の類は話に聞くが、たしか、素質が発現しなかったんじゃよな?それ以外で代わりの授業を入れるとなると、儂では決められぬでな。…すこし、時間をくれんかの。
【武術ならば多少教えることもできるが……と付け足す】
■東雲七生 > 武術……っすか。
一応走り込みとかはしてるけど、別に腕力は人並すよ、俺。
(そう呟いて首を傾げる顔は努めて明るく振る舞おうとしているようにも見えるだろう。)
ん、と……はぁい、了解っす。
まあ、別に自習時間でも良いんすけどね、テキトーにその辺走ってりゃ時間なんてすぐ過ぎるし。
■士尺 流雲齋 > 【その答えは予想していたかのように、からからと笑う】
ほっほっほ。腕力がどうのという話ではない、どちらかというと、よりしぶとくなるほうじゃな。怪我や病気で多少、死ににくくなる……常人に比べてじゃが。
さて、儂はそろそろ行くぞ。今日も暑い、ぶっ倒れんようにな。
ではの
■東雲七生 > へえ……そんなんなんすか、武術って。
(思ってたのと違う、と言いたげに目を瞠る。)
それなら、ちょっと考えても良いかもしんねえ……。
あ、はーい……って、俺も学校戻らねえと。
りょーかいっす、そんじゃ士沢センセも気を付けて!
■士尺 流雲齋 > 【最後に東雲を気遣うと、くるりと背を向ける。】
(やれやれ、やはり話してみるといろんなことがわかるのう。学生の成績表とにらめっこしてるだけではだめじゃな)
【獣除けの罠を仕掛けるのは、夕方ごろにしよう。そう考えつつ、汗を拭き拭き、小さな影が見えなくなる。】
ご案内:「商店街」から士尺 流雲齋さんが去りました。
■東雲七生 > ………。
(その場で士沢を見送ってから、一度自分の異能を思い出す。)
……やっぱ、どうあれ授業で異能を使う気は、ないわ俺。
(絞り出す様に呟いて、そういえば飲み物を買っていなかった、と思いだし近場の店に入って行った。用を済ませればそのまままっすぐ学校へ戻ったことだろう。)
ご案内:「商店街」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「商店街」にヘルベチカさんが現れました。
■ヘルベチカ > (両の手に紙袋に包まれた大荷物を持って、よたよたとふらつきながら商店街を歩く、一人の姿。)
(『チカちゃーん、お買いもの行ってきてー』なんて言われたのが30分ほど前。そこから買い物終了までに10分。)
(つまり残り20分が帰り道で、未だ道半ばである。よほど荷物が重いのだ。)
(それを両手に提げて辛そうに歩く、かわいそうなチカちゃん)クソが……(こと猫乃神ヘルベチカ17歳男子。)
重すぎるだろ…(17歳メンズ)いやがらせか……(17歳未成年男性。最後だけ少し可愛げアピール入った。)入るかそんなもん……。重いわ……。
■ヘルベチカ > (幼い少女でもない少年がふらつく荷物。右手の袋は二重のビニル。中には油のペットボトルが沢山。)
(方や左手には二重の紙袋。中にはトマトだのなんだのの缶詰が沢山。)
水物ー。配達頼めよこの量ー。ありえんだろー。ありえん……マジ……。
(足取りは重く、革靴の底が地面を擦っている。)
(尚、先程からの発言は呻くような声なので、周囲から胡散臭い目で見られてはすれ違い、追い越されている。)
(幸運なのは、少年が向けられた視線に気づくだけの余力がないことだ。今後に響くだろうが、明日のことは明日考えれば良いのであった。)
■ヘルベチカ > (そうこうしている内に少年の目が捉えたのは、シャッターの降りた建物。)
(この世の地獄を憎むような眼の中に、わずかに和らいだ光。)
(よたよたとその前まで、何とかたどり着いて。)よっこらせ。(荷物を一度地面におろした。)
(思わずそのまましゃがみこんで)……ここのうちの子になりたい。
(残念ながらシャッターの張り紙を見る限り、売れ行き不振で閉店済みである。)
■ヘルベチカ > (額に滲んだ汗を、ワイシャツの袖で拭う。ぐいっと胸を張れば、肩甲骨の間から、ぱきっと解れる音がした。)
あとまだ半分くらいか……行きが急ぎ足だった、っていっても、帰りに時間かかりすぎてるが、俺は謝らない。
(なぜなら量が多すぎるから。そう呟いて、両脇の大荷物をしゃがんだまま眺める。)
(そして視線をそのまま、行き交う人々に向けた。)
(周囲に時折露天商なんて言うのもいるせいか、そこまで少年が目を引いている様子はない。)
(急ぎ足。ゆっくりと。一人。二人で。三人で。幾人もの人が、通り過ぎて行く。)
■ヘルベチカ > (性別も、国籍も、それどころか生物種も、あるいは生物か否かも問わず異なる人の流れ。)
(無意識に、己の頭、生えた獣耳を右手で触る。黒の髪とは色の変わった茶虎のそれは、手触りも己の髪より柔らかで。)
(それを注視するような人間も居ないことが、こうして道の端にいても居心地の良い理由なのだろう。ほぅ、と一つ息を吐いた。)
■ヘルベチカ > (ぼぅ、と眺めている内に、気づけば時間は過ぎていて。)
(赤く、筋状に後の残っていた両掌も、気づけばいつもの色を取り戻していた。)
(立ち上がる。身を二度、三度捻って、また一息ついて。)
よし、いくか。(少年はしゃがみ込めば、荷物を持ち上げ)
ふんっ(持ち上)
はっ(持ち)
ぐおおっ(持)
なんでや!!!!!(持ち上がらない)
ご案内:「商店街」にソラさんが現れました。
ご案内:「商店街」からソラさんが去りました。
ご案内:「商店街」にソラさんが現れました。
ソラ > 【屋根の上から一人の少年が飛び降りる。顔面から着地して、そのまま首の力で跳ねるように起き上がる】
■ヘルベチカ > なんか今『残像だ…』みたいなのが見えた気がしたが気のせいだったか……
(直後にそれよりも衝撃的なものが見えたので少年は固まる)
おいなんか空から陸に打ち上げられて尚、身の力で3mくらい跳ね上がるマグロみたいなのがやってきたが?
(周囲を見る。足を止めていた人々が目をそらして、足早に去っていった。)
あっ クソッ 逃げやがった。おい大丈夫かちっさいの。
ソラ > 【へらっと笑って猫耳の少年を見る。見事に顔面から落ちたが傷ひとつついていないように見える】
ご案内:「商店街」からソラさんが去りました。
■ヘルベチカ > 頑丈なのか、それともそういう力なのかわからんが、痛くないのか……。
(少年の顔と、飛び降りてきた屋根とを二、三度往復して見て。)
っていうか、何。ここの子なの。このシャッター店舗の子なの。家の前でしゃがんでた不審人物を尋問しに来たの。
だとすれば安心して欲しい。俺はちょっとお宅の子にしてもらえないかなと思ってるだけだから……(安心のしようがない言葉としんどい笑い。)
ご案内:「商店街」にソラさんが現れました。
ソラ > 【その言葉に笑顔のまま首を傾げ、荷物を見て再び首をかしげる】
■ヘルベチカ > あぁ、なんだ違うのか。ん?(相手の視線に気づけば、己も荷物を眺めて。)
買い出しの荷物なんだけど、重くて、軽い気持ちじゃ持ち上がらないので、ちょっとこれから17歳の本気だそうと思う。
(やっすい本気に向けて両手をぐっぱぐっぱと開いたり閉じたり。)
ソラ > 【120cmに満たないちっこい少年が勝手に荷物を持ち上げてくるくると回っている】
■ヘルベチカ > わぁ物理法則さんが仕事してない。
(この島では比較的割とよくあることなので、達観した笑いを浮かべてその様子を眺めている。二年目にもなれば大分慣れる。)
でも転ぶと危ないから回るのはやめるように。(少年の頭をがしっと掴んで。)
ソラ > 【つかまれて素直に回るのをやめる。へらへらと笑ったまま頭の上に荷物を掲げている】
■ヘルベチカ > お前力強いのか、なんか浮かしてるのかわからんけど、便利な力でいいな……
(はぁ、と溜息を吐きながら少年の頭をがしがしと撫でる、無能力者。)
でも、とりあえず俺はそれを持って帰らないといけないので、地面におろしなさい。そう、そいつこそは打ち倒さねばならない、俺の前腕筋肉の宿敵……!
ソラ > 【唐突に荷物を押し付ける】
■ヘルベチカ > (唐突に荷物を押し付けられる。)
(突然の苦難。人生とはかくも酷く不条理に覆われたものなのか。)
(神も仏もこの島には居れども、救いというものは人の上へは降り注がないものなのか。)
(しかしそれでも人間は生きねばならない。前へ進まねばならない。)
(そう、なぜならばそれこそが人間という生き物の存在意義であり、理由無くともなされるべきことなのでとりあえず少年は両の手に持った荷物を必死に支えるものの、両腕ぷるっぷる。めっちゃぷるっぷる。)
ソラ > 【くるくる回って背後から抱きしめるようにくっつく。少年の体に触れると活力が流れ込んでくるのが感じられる】
■ヘルベチカ > 負けないー負けないー男の子だからー(うつろな目で呟いていたが、突然楽になった。)お。
(震えていた腕が、しっかりと荷物を支える。なんとなく、両足にかかる荷重も、軽くなったような気がする。)
なんだこれ。お前がやってるのか?
ソラ > 【にこっと笑って離れる。別に離れたからといって活力が抜けたりはしない様子】
■ヘルベチカ > お。(離れられたので、また急に重くなるのかと、身体が構えるが。)
おおお。(力強さは変わらないまま。荷物に翻弄されることはない。)
マジか。すごいな。随分楽になった。(よっ、ほっ、と掛け声をしながら、荷物を少し上げたり下げたり。)
ありがとう。お前のおかげだろ、これ。助かったよ。(危うく帰り道に一時間かけないといけないところだった、とげんなりした表情で呟いてから。)
ん。(缶詰の入った紙袋へと手を突っ込んで)はい。(少年へと差し出したのは、桃缶。)これ。よかったら持ってってくれ。
ソラ > 【桃缶をもらって嬉しそうにくるくると回り、不意に姿が消える。あたりにはわずかな光の粒子が残っている。】
ご案内:「商店街」からソラさんが去りました。
■ヘルベチカ > おいこら缶詰持って転んだら、さすがに危ないから回るのはやめ―――(ふわり、と溶けるように、眼前の少年が消えた。)
(二度、三度、と瞬きしてから、左右を見回して、上を見て、下を見て。)
えっ。なに。お化け、じゃ、ないよな。
(先ほど確かに触れたのだ。きっと幽霊ではないだろう。とすれば)
神様の類か……?(猫乃神、なんて苗字の少年は、風に漂う光の粒子を見て、首を傾げた。)
■ヘルベチカ > まぁ、神様にしろ仏様にしろ人間にしろ何にしろ、桃缶(少年の時給に換算しておよそ25分相当)のお供えでこんだけ手伝ってもらえるのなら有難い……。
(両手に持った荷物。缶詰一つ挙げたからといって、残りがあまりにも多すぎて、総重量の変化割合は微々たるものだ。)
手伝ってもらったのがいつまで続くかわからんし、とりあえず、さっさと戻ろう……。
(そう呟けば少年は、ここで足を止めるまでよりも随分と軽い足取りで、再びバイト先へ向けて歩き始めた。)
ご案内:「商店街」からヘルベチカさんが去りました。
ご案内:「商店街」に和泉 兼次さんが現れました。
■和泉 兼次 > 帰り道。商店街のドラッグストアに立ち寄る。
店員のいらっしゃいませー、という声を背に買い物カゴを持って歩く。
「えーっと。」
生活用品を適当にカゴに放り込む。歯ブラシや、ハンドソープの詰め替え用。
それが見終わると、お菓子コーナーに。
ジャンクなスナック菓子よりも、煎餅とかかりんとうのようなものを眺めている。
■和泉 兼次 > 「…これにしようかな。」
サラダ煎餅に白い砂糖が乗ったやつ。
一袋買い物カゴに入れる。
あとは…と、棚の間を歩いてインスタントコーヒーのコーナーへ。
種類がいくつもあるが、違いは勿論わからない。
■和泉 兼次 > 「…どれでもいいか。」
ぼそっと呟いて、中堅くらいのコーヒー粉を手に取る。
さすがに大瓶はいらないな、と小瓶をカゴに入れる。
あと何か必要なものあったかな、と少し思案。
■和泉 兼次 > 少し思案し、大丈夫か、と結論付けるとレジへと向かう。
とりあえずこれだけあれば気楽に読書も楽しめそうだ。
支払いを済ませると、寮への帰路についた。
ご案内:「商店街」から和泉 兼次さんが去りました。