2015/06/21 のログ
ご案内:「常世公園」に湖城惣一さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に桐竹 琴乃さんが現れました。
■湖城惣一 > 路地裏でトラブルをくぐり抜けた後。一人の少女、桐竹琴乃を連れて学生寮へ向かう。その途中でふと、公園に立ち寄った。
手元の水が尽きたか。やや貧血気味の男は自販機の前で思案げを顎を撫でながら視線を桐竹に向ける。
「何か飲むか」
自分はスポーツドリンクを選択する。
■桐竹 琴乃 > 「んー同じのでいいかな」
何はともかく抜けたのかやら少し落ちつたやらで若干気を抜いている。
適当にベンチに腰掛けて手持無沙汰にその辺をきょろきょろしたりしている。
何度か通りかかったが余りこの辺りは歩きなれていない。
専ら夜歩きは向こうの方にいっていたからである。
■湖城惣一 > 「では、同じので……」
スポーツドリンク二つを掴みながらベンチヘ向かう。
兎にも角にも、病み上がりの身体では少々無茶をしすぎたらしい。
日を跨げば調子も戻ろうが、今はただ熱い吐息を吐くばかり。
その中で、妙に落ち着かない彼女の姿を見て。
夜歩きが好きならば、このあたりには慣れているのではないのか……などと。
「落ち着かない様子だな、このあたりには来ないのか?」
桐竹に缶を差し出しながら、こちらもベンチに腰を落ち着けた。
場所はベンチの端、やや身体を離した先だ。
■桐竹 琴乃 > 「最初1~2回は通ったぐらいかなあ。あんましね」
特に理由は無い。
何となく気が向かないので通らなかったと言うだけで気が向けば通ったのだろう。
実にただの気まぐれである。
「気が向いたらその内また通ったと思うよ」
と言いつつ湖城を見る。
「大丈夫?まだやっぱ痛む?」
声はかけるものの彼女に出来る事はやはりそれほどなかった。
■湖城惣一 > 「なるほどな。…………」
あの時は、彼女は感情に支配されていた。
今はもうその様子はなく、見る限り今は問題がなさそうには見える。
ふむ、と声を漏らしていると、目があった。
こちらの加減を問う言葉には、
「多少はな。とはいえ、この程度は痛みにはいらん」
包帯の奥。腹の傷を撫でる。
彼女の前ではまだ一度も見せたことのない"奉納"。
あの時の痛みに比べれば、今のこれなど実に些細なものだろう。
「血が足りんだけだろう。だが……まあ、そうだな。
案じてくれるならば、せめて路地裏に行くことはやめておけ。
ああいった四辻には魔が潜むものだ」
■桐竹 琴乃 > 「それならいいんだけど……」
とにかく会うたびにへろへろなのでそれが平常運転なのかと思うが。
それはどうなのか。
と考えるがひとまず口には出さない。
顔には出ているかも知れないが。
「何というか」
視線を下に落とす。
「まあうん」
噛みしめるように。
「せめて強くなるまではそうする」
そもそも強くなれるのか?というのは彼女にとっても疑問ではある。
■湖城惣一 > 相手の考えていることは分からない。
だが、案じているのか呆れているのか。
いずれにせよこちらの身体に意識が向いていることは分かった。
続く言葉に男は己の顎を撫でる。意識しながら、思考しながら。
依然、視線は彼女に向いたまま。
「技術を高めるということは、難しいことでな」
強くなるまでは。強くなろうと思う彼女に対して、どう言葉を紡いだものか。
「だが。真剣に己と向き合うことができればそれは無駄にはならない」
強い弱いというのは男にとっては瑣末なことだった。
だが。今この時だけはそれに思いを馳せる。
「…………残念ながら、俺の剣は君に教えるには不向きだろうから、直接の助けはできないが」
■桐竹 琴乃 > 「いや、まー言ってみたけど向いてないと思うし」
はーと息を吐く。
嫌いじゃない所か割と好きではあったが残念ながら彼女が行っていい所ではないとはっきりとわかってしまった。
「行くにしても繁華街ぐらいにしときます」
それだけ言う。
それでこの話は終わり、と言わんばかりに。
「ま、無茶はしないでね。いつどこでぶっ倒れてるとか思うと流石に心配過ぎるから」
笑いながら冗談めかして言う。
「前も言ったけど早々幸運なんて続かないモンだし」
身に染みた事でもある。
■湖城惣一 > 「…………ふむ」
心配しているつもりが心配されているわけで。
どうにも参った、と頭を掻いた。
彼女の言葉はどこか、何か。今までと違うような気がしたが――いや。
「無茶、か……」
無茶、とはどこまでを指すのか男にとっては曖昧なものだ。
貧血・飢餓に陥って倒れることは避けられる。
だが、無茶をしないというのはどこまでが無茶なのか。
常に死と隣り合わせに向き合う男にとって、そこだけは分からず。
「――気をつけよう」
何をどう気をつけたらいいのかは分からないが。ただそれだけを漏らしつつ。
■桐竹 琴乃 > 「そうはいってもどうせ気を付けてもどうやってもその顔になるんだろうけど」
彼が戦うという事はそういう事だ。
とはいえ。
「その一言を信じよう」
それだけ言って目を閉じて上を向く。
■湖城惣一 > 「――――」
信じられてしまった。
信じてほしくなかったわけではないが、
自分がどうすればいいのかも分からない問題だ。
だが。
「…………そうだな。いや、無茶はすまい。誓おう」
――信じられたのだ。ならば、その道を追求することもまた一つの方法。
17年の時を経て、彼は初めて己の進む道に道標を建てた。
■桐竹 琴乃 > 「まー何ていうの、戦わないでいいヤツと、無理に戦わないでいいと言うか」
誰がと言う訳ではない。
強い強くない、とかでは無く。
「……いや、いいか。うん」
言いかけてやめる。
「いや、そんな誓うってそこまで大仰に言わなくても……」
と言うがまあ湖城なのだ。
そういう奴だ。
■湖城惣一 > 「…………」
無理に戦わないでいい相手。真っ先に思いついたのはあの男だ。
だが。間違いなくあの男とは戦い合うことになるだろう。
成立せぬ二律背反に少しばかり悩みを抱えるが、
それは新たに沈むことができる"道"ができたのだと。
不思議と悪くない気分であった。
「君から話を聞こうと思っていたが、こちらが話をする側になってしまったな」
そこでようやく視線を外して。身体を前に向けて目を閉じる。
口元には微笑だ。
「だが、友人のために剣を振るというのは、十二分に理由にはなるだろう。
もし危難に対したらば、俺を呼べ。そのための風紀で、そのための俺だ。
これは、そうだな。約束してくれると俺が嬉しい」
■桐竹 琴乃 > 「―――」
声にならない声という。
麺と向かってそう言われるのは。
思考が回転する。
空転もする。
そうなると、どうしても手が髪に行く。
しばらく百面相かと思うほど表情を変え。
最後の最後に。
「絶対にああいうトコには近づかない」
という。
遠回しも遠回しな答えであった。
■湖城惣一 > 「そうか」
だが目の前の男は大莫迦であり、人の機微を見抜けぬものだ。
彼女の言葉には安心し、肩の力が抜けていくのを感じつつも。
その遠回しな言葉は見抜けない。
スポーツドリンクを飲み干すと、ベンチから腰を上げてから振り向いた。
「いずれ気が向いた時に約束してくれ」
口には微笑をたたえた湖城惣一。
そういえば"嬉しい"などと口にしたのは、十年ぶりではなかろうか――。
■桐竹 琴乃 > (あっ
コイツ気づいてないな)
思わずジト目になる。
「……」
(多分この目の理由もわからないのだろう。
多分これまた何で怒ってるの?って言うヤツだこれ。
間違いない。
私には――)
そこまで考え。
(駄目だダメだこれ以上はダメだ)
己の何か引っかかっては行けない部分に引っかかりそうになるので考えるのを止める。
■湖城惣一 > 「……む」
明らかに非難されてはいる。顎を撫でながらその理由を思案しながら、
「いや、近づかないという言葉に安心したが……
危険はあそこだけではないから……
そうなれば、その約束があればなお嬉しい……とだな?」
自分の理解できぬ心をなんとか言語化し。四苦八苦しながら見当違いの言葉を彼女に伝えつつ。
「……いずれにせよ。今日の帰りの安全は保証しよう」
竹刀袋を担ぐようにして、ただ少女の顔を見つめるのであった。
■桐竹 琴乃 > わかって居た事だ。
だがやはりイラッとくるのはなぜだろう。
(そもそもコジョーにそんな遠回しが通用する訳が無かった)
これは彼女の落ち度であった。
わかって居た事を何故繰り返したのか。
反省は尽きない。
そして全く彼の言い分を聞かず、すっかり明るくなった周りを見る。
とはいえ町が目覚めるのはもう少し後だろう。
そして彼の最後の方の言葉だけに反応し。
ふう、と息を吐き少しだけ目を閉じた後。
ポケットに手を突っ込み。
「ま、んじゃとりあえずよろしく」
今日は大人しく送られることにしよう。
「あ、後ジュース御馳走様」
取ってつけたような礼であった。
■湖城惣一 > 「応」
奢りは初めからそのつもりであったし問題はないだろう。
明らかに相手はハナシを聞いていない素振りであったが、
相手の不機嫌そうな表情もとれたのでよしとしよう、と。
「それでは、行くか」
琴乃を先に行かせ、彼女の背中を守るように後ろを歩く。
太陽を一瞥すると、ただ背筋を伸ばして寮へと足を進めていった――。
ご案内:「常世公園」から桐竹 琴乃さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から湖城惣一さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に来島さいこさんが現れました。
■来島さいこ > 公園で一休みする少女。
ふぁ、と、欠伸をしながら、漫画を読んでいる。脇にも本や漫画が積まれているか。
(うふふ、今日は過ごしやすいねえ……)
そう思いながらノンビリと頁を捲っている。
■来島さいこ > 読んでいる本は、小さな君主と魔法使いを題材にした《リトルウィザード》
王道な魔法モノの漫画は中々心躍るもので、不思議と次を見たいと頁を捲る手が進む。
大凡半ばまでは読み終えた所だ。
ご案内:「常世公園」に有澤 零砂さんが現れました。
■有澤 零砂 > そこに、買い物袋を持って歩いてくる人影。
そちらに気づいたらしく、近づいてくる。
「おや、珍しいですね。こんなところで会うとは。
フム、読書ですか。」
手にしている本に気づき、
「何を読んでるんです。」
そういいながら表紙を覗きこむ。
■来島さいこ > 「うふふ。こんにちは。
うん、漫画かも。」
そう言って、リトルウィザード――LittleWizard、通称"りとまほ"。
幼い君主とぐんにょりが口癖のピンク髪の魔法少女が事件を解決していく、よくあるタイプの漫画だ。
「中古本屋さんで買ってみたんだけど、なかなか面白くてね。」
■有澤 零砂 > 「漫画ですか、最近滅多に読まなくなってしまったなぁ。」
漫画を読むのが、というよりは別の趣味ができたり、時間がないのが理由だが。
少し懐かしそうな表情で。
「こっちの世界の漫画も面白いんですかね、学生の好みを知るためにも気になってきますね。」
実際、こちらの娯楽がわかれば年頃の生徒とは話の種も増えるので、悪くないと思って。
■来島さいこ > 「ん、そうかも。」
くす、と微笑んでみせてから、適当な一冊を渡す。
表紙は、"見てのどおり"だろう。
「面白いかどうかは……
そうだねえ……少し読んでみる?」
■有澤 零砂 > 「僕の世界の漫画はかなり変わったものも多くて、
昔知り合いに読ませてもらった悪いやつに13万円でテトラポッド6トンを送りつける、
13マンという、ひどいギャグ漫画がありました。」
本当にろくでもない漫画であった。
説明する本人もなんとも言えない表情だ。
「かわいい系のなのかな。
ふむ、それでは失礼してもいいですか。」
本を借りてよいかたすねて。
■来島さいこ > 「あはは、凄いのもあるんだね……
……ん、どうぞ。うふふ。」
物凄くコメントしづらいギャグ漫画だったので、苦笑して流す。
その後、積んであった本の一冊を渡すだろう。
■有澤 零砂 > 「一番ひどいのですからね。他は不通にファンタジーものや、
バトル漫画がおおかったかなぁ。」
なぜそんなものを例にだしたのか。
「では失礼。」
そういいながら漫画を読み出す。
ときおりふむふむ、なるほどなるほど、つふやいて。
しばらく、本を読んで。
「面白かったのですが、少し刺激的ですね。」
本を閉じて返す、ちょっと青少年が好きそうな表現が彼目線では多かったようだ。
■来島さいこ > 「うふふ。結構うぶなんだねぇ」
(でも確かに刺激的なのも多かったかも。
宗仁先生も、こういうのが好きなのかなぁ)
そんな事を思い浮かべながら、返した本を置く。
「……あ、何か飲む? 折角だからおごっちゃうよ」
■有澤 零砂 > 「まぁ、やはりこういうのには慣れません。
…実際、真面目すぎるとか言われますし。」
うーん、といった様子で恥ずかしそうに。
「えぇ、ではアイスティーを、
なんというかちょっと相談したいこともあるんですよ。」
隣のベンチに座って。
■来島さいこ >
「うふふ、りょーかい。」
硬貨を入れてボタンを2度押す。
ココナッツミルクサイダーとタピオカ入りのアイスティーが自動販売機から吐出されるか。
それを二つ取り、拾い上げ。片方のタピオカ入りアイスティーを渡す。
「はい、どーぞ。
……相談?」
■有澤 零砂 > 「あ、ありがとうございます。
ええ、今後この学校でどうやっていくか、ちょっとですね。」
アイスティーを受け取りながら続ける。
「恥ずかしながら、生徒に、一人でできることなんてそこまでないと、言われてしまいまして。
たしかにそうだから、どうしようかなと。
風紀に入るのがいいとは言われましたが、他の意見も聞きたくて。
前の時見ていられないといってくれたさいこ先生にもね。」
以前の職員室での会話を思いだし、そうきりだした。
ご案内:「常世公園」に有澤 零砂さんが現れました。
■来島さいこ > 「そうだねえ……私は生徒指導員に入ったけれど。」
と、前置きしつつ。
「風紀に入るのも悪くはないと思うよ、情報やバックアップもあるし、風紀委員も電脳系の裏方さんがいれば助かると思うかも。
異能や魔術――スキルに傾向しがちなこの島では、その辺りを堅く抑えている人は中々居ないから、助かると思うも。後、大丈夫だと思うけど――」
言い難い事を言おうと、一呼吸置く。
そして、有澤 零砂の目を真っ直ぐ見据えて――
「――風紀委員の所属でも、ちゃんと風紀委員の中も見てなきゃダメだよ。
風紀委員や公安委員の肩書を使って落第街で横暴したりする子も、み居るみたいだから。
守るべき為の委員会が、無法化、私物化しないように、ちゃんと眼を光らせてね。」
風紀と公安が対立したり、委員の後ろ暗い話は良く耳にする。
だから、と、はっきりと、それでも不安げに語るだろう。
ご案内:「常世公園」に有澤 零砂さんが現れました。
■有澤 零砂 > 「なるほど、生活指導も、いい選択だと思いますよ。」
なるほど、と思いつつ。
「確かに、僕の技術がいかせる環境と考えれば、
やはりいい場所ですよね。
まあ、僕以外にも、かなりやり手は何人かいそうですけど。」
自分もそこまでではないというように、遠慮がちに語る。
「わかってますよ、それくらいは。
色々あったのは知ってますし、そういう話も、やはり目につきます。」
見据えられた目を、見据え返す。
「でも、それは愚問になってしまいますよ、」
いちど目を閉じてそう続ける。
「僕がそれを見て、見逃せるようなタイプに見えたら、心外ですよ、
それに。中の方が嫌なものはまじまじと見せられる。
あのとき言わなかったけど、それも僕は怖いと思ってましたし。」
最後の方は誰に言うでもなく、呟くように言った。
■来島さいこ > 「見逃しはしないけど、見落としはするかもしれないよ。
本当の敵は内にあるのかもね。うふふ。」
冗談めかして笑ってみせて、ココナッツミルクサイダーを飲み干した。
「と、私はそろそろ行こっかな。また会おうね、有澤先生。」
■有澤 零砂 > 「まぁ、それもなるべく無いようにしたいものです。
一人でそれができるともおもいませんけど、
だから、もしよければ、なにか助けを求めるかもしれない、
そのときは、手伝ってもらえますか。」
去る前にこれだけ聞いておく、こちらに来て初めて自分だけでできないとわかった上で、
助けを求めてみた。
■来島さいこ > 「うふふ――勿論。」
空のペットボトルをゴミ箱に捨てる。
振り返って、にっ、と、笑って有澤 零砂を見る。
「だって、志は大体同じなんだから。
私で出来る事なら、何でもするよ。うふふ。またね。」
ご案内:「常世公園」から来島さいこさんが去りました。
■有澤 零砂 > 「…ありがとうございます、紅茶もですね。」
そう、安心した様子でお礼を言って。
「ずっと、一人で何かしてきたわけでもないのに、
本当に僕はなぜ一人で背負えるつもりになってたのかな。
新婚で新任で浮かれすぎていたんでしょうね、きっと。
ようやく、本調子です。」
飲み干したアイスティーのペットボトルをゴミ箱に投げ込み、自分も公園からたち去る。
ご案内:「常世公園」から有澤 零砂さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に遠条寺菖蒲さんが現れました。
■遠条寺菖蒲 > 考え事をまとめようと放課後に校舎を出て歩き回って公園に辿り着く。
菖蒲のに取って初めてとなる公園であった。
(小さい頃はずっと家から出られなかったからなぁ)
そんなことを考えながら公園内へと入っていき遊具を眺めることにする。
■遠条寺菖蒲 > ここ数日、次から次へと押し流されるように目まぐるしく事情が変わっていき、
色々と教えられ認識し理解しようにも追いつけない部分が多い。
少しはのんびりとこういう穏やかな場所でゆっくりとするのもいいかな、とか考えて公園内を見る。
自動販売機で桃の飲料水を購入してベンチに腰掛ける。
ご案内:「常世公園」にアリエンティアさんが現れました。
■遠条寺菖蒲 > 「色々とやりたいことは多くても……動けないなぁ……」
やりたいこと、確かめたいこと、探したい人。
やることは多くてもその時間があまり捻出出来ない。
学生として授業の課題はやらなきゃ駄目だし、幹部候補生として任された仕事も処理しなければならないし、次の日もあるしで割りと行動出来る時間は限られる。
そう少し愚痴るようにぼやく。
■アリエンティア > 「……ぁ……」
自販機から飲み物を買うおねぇさんを見て少し、羨ましそうに声を出す少女が一人。
いつからそこにいたのか、じーっと一番上にある飲み物を見つめている。
遊具で遊ぶこともなく、ただただ自販機と
そして、お姉さんを見たりみなかったり
ご案内:「常世公園」に神崎 聖さんが現れました。
■遠条寺菖蒲 > 気が付くと知らない小さな女の子に見つめられている事に気がつく。
珍しい容姿の子だと少し目が奪われる。
どうやら自動販売機と自分を見ているようだと気がついて声をかけてみようかと思う。
ベンチから立ち上がり少女の前に行き屈んで微笑んで声をかける。
「こんにちわ、どうかしたの?」
■神崎 聖 > 先程の落第街の戦いを最後の方しか見れなくて
不服そうに公園で気分転換しようとした。
小さな女の子と、見知った顔がいる。
さて、近くに寄ってみよう。
■アリエンティア > 「……ぇ、ぁ!? えっとえっと……」
びくぅっと話しかけられると思ってなくて
「Es tut mir leid war es überhaupt nicht böswillig und」
咄嗟に出てしまったのは母国の言葉。
わたわたと手をブンブン降って、何でもないとごまかすように。
そしてぱたぱたと自販機にお金を入れて
思いっきり背伸び。
でも、ボタンに届いてない。
悲しきかな年齢は小学生。
オレンジジュースに手が届かないのだ。
「で、出来申したら、あの、押して、くれたり、しんぜますか?」
すごくカタコトだった
■遠条寺菖蒲 > 目の前の少女に視線をおくっているため声をかけるまでは特に聖には反応しないだろう。
異世界からの子かと思ったがこっちの異国の子か、逆に珍しいかな、と少し考えたが後輩にもいたわねと少し笑う。
「いいですよ。どれが欲しいの?」
立ち上がり自販機へ向き直ると少女を見て尋ねる。
■神崎 聖 > とりあえず…。挨拶してみるか?
「ごきげんよう。お二人共」
挨拶をする。さて小さい子は
私を知っているのか。
知らなければ自己紹介はしておこう。
■アリエンティア > 「これ、この、オレンジ、ジュース……に……ううん、さん、ぼんっ」
指をさすと、『ぽんかんじゅーす』と平仮名で書いてある。
ん~~~~っと指を伸ばすけど、やっぱり届かない……
近づいてくる人にちょっと首を傾げるが
「Auf Wiedersehen《ご、ごきげんよう》」
挨拶されるのに気づくと、はっとなってはしたないのをやめて
スカートをつまんで挨拶を返してみた
■遠条寺菖蒲 > 軽く顔だけで聖にはまず会釈しつつ、少女の示すオレンジジュースを買う。
三本も買うようだが、大丈夫だろうかと考えつつも欲しいのならばそれでもいいかと続けて二本追加する。
「こんにちわ、神崎さん」
と三本のオレンジジュースを手にして聖へと挨拶をして少女の前でかがみ。
「はい、これでよかったのよね?」と笑みを浮かべつつ差し出す。
■神崎 聖 > 少女の言葉に疑問を持った。
何か可笑しい。
「それは、「さようなら」「またあいましょう!」とかじゃないかな?」
指摘してみよう。
そして、ジュースは菖蒲に任せよう。
■アリエンティア > その笑顔がなんだかとっても素敵で。
大和撫子ってこういうものを言うんだっけと思いつつ。
「あ、ありがとうごじゃなしゅ……」
買ってもらったのが恥ずかしくなったのか
顔を真っ赤にしながらうつむきながら”2本だけ”受け取って。
髪の毛をくりくりと指で弄りつつ。
「……それあげます……御恩と奉公……大事な鉄則……」
そして間違いを指摘されれば
「はうあっ!?」
うつむきながら、うー……っと声を出しながら
すっと銀髪の女性にポンジュースを一本差し出した
■神崎 聖 > 「お、ありがとう。なに、間違いはよくあるよ。」
ジュースを受け取り、さっそく飲もうと
するでしょうか。
■遠条寺菖蒲 > 「お役に立てたならなにより」
照れる少女を可愛いなと思って少しお姉さんっぽく振る舞おうとか思ってしまう。
くれるという一本を両手に持って
「ありがとう、そういう事なら有り難く頂戴するわ」
中々面白い子だな、と思ってしまう。
今どきの世の中でそういう事を言える子は少ないと新聞とかテレビドラマで聞いた気がしたのでそう思った。
■アリエンティア > 「それあげるから、あたしは間違ってなかったことになった。そういうことにしておいて…………くだされ、です」
ぅぅっと、なりつつ。自分もプルタブに指を引っ掛ける。
開かない。力を入れる、開かない。もういっちょ
ぱきゃっ……
「開いた! ………………」
なんでもなさげにくぴくぴ飲みながら。
「お姉さん達、先輩、なの?」
首をかしげながら話題を変えて、恥ずかしさをごまかそうと試みる
■神崎 聖 > 「はいはい。分かりましたよ。」
そういって軽めにジュースを飲む。
聞かれて
「ん?私もそっちの人もその通りですよ?」
そう答える。
■遠条寺菖蒲 > 先輩、なのだろうか?
異国の子は割りと飛び級とかしている場合が多いのでその疑問に僅かに悩むが考えたところで少女の学年は知りはしないので聞くしかない。
「私は高等部一年だけれど、あなたは?」
聖の言葉を補足するようにして、
「彼女は私の先輩で二年ね」
■アリエンティア > 「あ、黒髪のおねぇちゃん、あたしと同学年だ」
わ、これはちょっとまずいのではなかろうか。
威厳が、こう。こう、なんていうかこう!
でもいっかと思っちゃうくらいには綺麗なお姉さんなので
いろいろ考えるのはやめることにした。
ちなみに悩んだ表情と、まぁいっかという表情。そしてふぅっとため息。
まるで百面相である。
「白銀のお姉さんは、先輩なんだね。覚えておく」
こくこくうなずきながら、美味しそうにジュースを飲みきった。
よっぽど喉渇いていたようである
■神崎 聖 > 「しかし、よっぽど喉が乾いていたのね。」
その飲みっぷりに感心しつつ…。
しかし可愛らしいなぁと思いつつ。
「ふぅー」
私も飲みきる
■遠条寺菖蒲 > やっぱり飛び級かぁ……となんとなくそうなのではないかと思っていたので予想があたって嬉しいやら同級生と言う不思議な気持ちを抱きで少女ほどではないが僅かに表情をが揺らぐ。
「同級生ならそのうち学園内でも会うかもしれないね。
私は遠条寺菖蒲(えんじょうじあやめ)。良ければ名前を聞いてもいいかしら?」
同級生なら知り合っておこうとそう聞いてみる。
■神崎 聖 > 菖蒲が名乗ったのを見て、
私も名乗ろうと思った。
「私も名乗ろうかな?神崎聖(かんざきひじり)。」
小さい子に名前を教えておこう。
■アリエンティア > 「き、昨日から狙ってたけどの、飲めなかったから……」
はしたない場面をまた見られてしまった、恥ずかしい。
髪をくるくるしつつ、自己紹介をされたのではっとして。
ちょっと雰囲気を変えてきりっとしてみた。つもり
「あ、アリエンティア・ルン・エーデルハルト、です。専門は一応召喚魔術、です。
えっと、異能に関してはいろはも知りません。
日本語不自由、ドイツ生まれ。家では”落ちこぼれ―ガラクタ―”って呼ばれてました!
よろしく? お願い申し上げまする?」
最後になって日本語が怪しくなって疑問形だ。
「ミス神崎 と ミス……え、え、エンジョジ?」