2015/07/08 のログ
■アリス > 「第一ー。ぐいっと押して何ぼですよー?」
好きな人であれ綺麗だと思っているだけであれー。
あんな反応をするのですから、まんざらでもないのでしょーにー。
まさか付き合っていて妄想したら目をあわせられない、なんて思わずへたれ認定。
「ふふふ、ええ、これでも私は妄想の集まり故ー。私の考えた事はすなわち妄想の一部足り得るのですよー。
あ、主役とわきやくど…こほん」
嘘か本当か、ある胸をはってえへん。口滑りかけたけどポッケないないしましょーねー
■霜月 零 > 「ぐ……いや、押してばっかりでもな?」
困ったような顔をする。実際、霜月零はへたれなところはあるのだ。今度はちょっと押してみるか……?などとしょうもない事を考える。
「妄想はお前の十八番だったか、そういえば……ってオイ今なんて言おうとした」
ジト目。コイツ今ちょっと黒い事言おうとしなかったか?
■アリス > 「しかしー、押すべき所でさえも押さない事もあるのではー?
練習しますかー?」
認定したらば、無責任に印象で物を言う。
困った顔を見る限りだいたいあたってそーだ。
「そーゆーことでーす。…HAHAHA大丈夫名前ハワカラナイヨーニシテオキマース」
どこの外国タレントだと言われそうな片言で目を逸らす。
■霜月 零 > 「練習はやめてくれ」
真顔で訴える。流石にこう、やるなら本人相手にしたい。
謎のいじらしさを発揮しつつ、目を逸らされればジト目で見る。
「お前、まさか……今までで出会った人をモデルにする気じゃないだろうな……?」
■アリス > 「…おやおや、イメージトレーニングもだめですかー」
これはまんざらどころか本気かも知れませんね。
…ちょっと突き止めたい。大丈夫目をそらしても真顔真顔ってそぶりした。
「…」
一歩、二歩。後ずさった。
■霜月 零 > 「…………」
そっと腰の物に手をかける。さて、返答次第では……
「俺をモデルにしたりとかはない、よな?」
ニッコリ。
ご案内:「常世公園」に雪城 括流さんが現れました。
■雪城 括流 > 零くんの後ろから、人姿の括流がたたたっと足音は消して軽く走ってくる。
気づいて対応しなければ軽くぶつかるだろう。胸が。
「…あら、ごきげんよう。」
軽くびっくりしたような演技をして見せてから、微笑んで二人に挨拶をした。
以前とは様子が違うし、蛇姿だけしか見ていなければ同一とは分からないかもしれない。
■アリス > 「わ、わかりました。では外して女性の方だけに…」
だからその獲物に当てた手はどけましょう?と必死に手ぶんぶん。
に、逃げよう?逃げられるかな?あ、無理そ…いけそう?
「こ、こんばんはー!」
誰か来たー!助かったー!挨拶して無邪気な顔をしてよう。助かろう。
■霜月 零 > 「うおっ!?」
背中に胸が当たる。目の前の少女に気を向けすぎて気配に気付くのが遅れた。
毒気を抜かれて振り返り……首を傾げる。
「……誰だ?」
人型の括流は、見たことがないのである。
■雪城 括流 > 「……ヒュクルールクルケイア、と申します。」
嘘はついていない。
もともと雪城括流と言う名前は、氷架たちにもらったものだ。
これが本来の名…の、ひとつ。
ぽよん、と氷架とは違う豊かな、下着に支えられた胸が弾力を持って弾んだ。
「物騒な気配がしましたけど…まさかいたいけな少女を?」
腰にかけた手を外していなければ、にっこり笑ってそこに視線を向けているかもしれない。
■霜月 零 > 「あ、あー……」
脅かしつけるだけのつもりではあったのだが。流石に本気で抜く抜かないの分別はついている。
が、客観視すればかなり怪しい光景だろう。
「本気で抜く気はねぇよ。ちょっとシャレにならんことを言い始めたから、軽く脅かしただけだ」
取り敢えず素直に口にする。
■アリス > 「ヒュクルール、クルケイアー、さん?」
切りどころが解らなかったから、首かしげー。
「初めましてー、アリスって言いますー」
和やか、和やかな空気にすれば生きられる!
笑顔でがんばって、くびぶーんぶーん。
■雪城 括流 > 「子供の脅かしに武器を使うというのは、いただけないですね。
…で、洒落にならないことと言うのは?」
人で無いことは分からなくもないが、そう軽く問い詰めて。
興味深そうな視線を向ける。
「はい、はじめまして。ひとつづりなので適当に略してね。
…アリスですか、昔の名前の一つに似ていて少し親近感がわきます。」
零くんから離れて、アリスのそばへ。
■霜月 零 > 「いや何、俺を漫画だかの題材にしようとかしてたようでな……」
困ったように。なんだか小さな違和感を感じながら。
「……ん?昔の名前の一つ?」
何かしらの化生なのだろうか……?
■アリス > 「洒落にならないーわけはないーと思うのですよぅ?」
多分きっと。
「学費を稼ぐ為に題材をーと思いましてー」
ちまっとした体で胸を張る。ほかにどう稼げと言うのだろう。
「はーい、昔の名前があるっていいですねー。色々想像も妄想も働くですよー」
傍に来てくれたクルケイアーさんにちょっと甘えるように見上げて
■雪城 括流 > 「子供の描く漫画くらいで…?」
頬に指を当てて、不思議そうに首を傾げて見せた。
とても不思議そうだ。
「女性の過去はあまり掘り返すものではありませんよ。」
昔の名前に反応した零くんにちょっとだけ強い口調で。
「学費ですか。
子供で異邦人なら生活委員会のほうで保護もしてくれるとおもうけど…。」
実年齢に関わらず生まれたてなら余計に保護対象だろう。
保健課は一応独立性が強いが、連絡はある。逃げなければそっとアリスちゃんの肩に手を置くかもしれない。
…逃さぬように。
■霜月 零 > 「妄想の具現みたいな奴の描く漫画のネタにされてたまるかってんだ」
溜息。どんな恥ずかしい内容にされるかわかったものじゃない。
「……そうだな、すまん」
言いながら、違和感を感じる。
なんとなく程度のものだが……その違和感が何かわからず首を傾げる。
ただ、なんとなく……なんとなく、いつでも抜ける様に心だけは用意をしておくことにした。
■アリス > 「そうそう、生まれて一月程ですからー
私、わるいもうそうじゃないよ」
子供子供と、他のアピールもしました。
「…その辺どーなっているのやらー。試験中で忙しい人も多数らしいですしー。
……保護?」
説明があーだこーだ良く解らないーって顔して。
肩に置かれた手に、きょとん、とあどけない顔してぽかん。
■雪城 括流 > 「じゃあやっぱりそういう子なんだ。
アリス、すでに行った訳でなければ、私と委員会棟にいきましょうか。
その姿で学費を稼ぐというのも大変だしね。」
実は括流の肉体は普通の人間よりは結構強い。
圧力をかけぬよう…だが動けぬように。
「零くんも、こういう生まれたてみたいな子にそう敵意とか、向けちゃだめだよ。
転移したて、生まれたての異邦人も結構いるんだから。」
自己紹介はしてもらっていない…はず。
括流のときと同じ呼びかたで呼ぶ。
違和感は…寂しさと合わさった妬ましさを感じる対象を特定できるなら、目の前の相手かもしれない。
■霜月 零 > すぅ、と目を細める。こればかりは勘に頼らずともわかる違和感だ。
「……なあ。なんで俺の名を知っている?」
警戒心を引き上げる。知り合いではない。よしんば知り合いだったとして、正体を敢えて隠した意味が分からない。
流石に直感レベルの接続では明確な特定は出来ないが……単純な違和感から、目の前の女性に対して抜くことまでを想定した警戒をする。
■アリス > 「委員会ー?…そういえば忙しそうだったから行ってなかったよ。
確かに大変そうだけどー…」
あれ、えっと画材を取り出そうとして…動けないぞ。
「あれ、お知り合いー?」
でも初めましてだったよねーって反応に気付いた。あ、剣呑。
「ふむー。これはよくはありませんがー。」
どうしましょー。この空気をー、どうにかするほーほー。閃いた!後は機を見計らうのですー。二人の様子を伺い
■雪城 括流 > 「すでに一度会っているからだよ。」
零くんの様子に余裕そうな様子で、そう答える。
特に今は構える様子は無い。敵意もない。
「一応私も書類上は生活委員の端くれだからね。
連れて行くくらいは出来るし、学費免除で生徒になるくらいは大丈夫なはずだよ。」
アリスさんを盾にするように固定しつつ、すっと目を細めて言う。
その目は人間の瞳だ。
「さっきも行ったけど、零くんは物騒だね。」
■霜月 零 > 「生憎、俺はアンタを知らん。せめて、会ったことがあるならその時の状況を説明して貰えるか?」
直感が強い違和感を訴える。こういう感覚がある時は、経験上警戒しすぎて損はない。
「これでも一応退魔師なんてやってるんでな……勘が危険って言う時は警戒度引き上げるようにしてんだよ」
じろ、と睨む。が、抜き辛い。
普通に抜くならば、アリスが邪魔なのだ。
「(わかっててやってんなら……)」
ますます危険、である。
■アリス > 「あーうーあーうー?
学費免除で生徒ー。それはありがたいのですよーぅ?」
稼ぐ必要がなくなるならばありがたい。これはお礼をしなければならないのだけれど…、零おにーさんはどーだろー。落ち着いてくれるかなー。
落ち着いているけど、空気は。はて。どーしよーかー。
「しかし、お礼はせねばなりませぬー。
叶えたい妄想はありますかー?」
おねーさんに顔だけ向けて問いかけてみましょうかー。
■雪城 括流 > 「…秘密にしとく。
大切な彼女にでも聞いてみるんだね。そんなに警戒して…守りたい?」
口の端を引き上げて、微笑んでみせる。
容姿は変わっていないため言えば氷架は分かるだろう…だが誤解を招きそうな仕草。
「妄想を叶える類のものですか。
あいにくながらその程度ならおそらく間に合っているよ。
多分無理だと思うし。そうだ、あんまりその異能を悪用しないようにね。」
そうアリスさんと顔を合わせるように首を傾げつつ、手の位置をかえて、ひょいと持ち上げようとする。
アリスバリアー!(
■霜月 零 > 「……!」
口には出さず脳内で思考を巡らせる。
氷架なら知っている?氷架の知り合い?
その上で氷架と自分の関係を知っている?
そして、自分と会ったことがある?
この条件で、可能性がある存在が一人存在する。
が……本当に、合っているのか?
「……括流先生、か?」
目を細めて、しかし警戒は解かない。
何故なら……アリスが、完全に盾にされているからだ。
■アリス > 「おやー。それはそれは、無理とはなんとも悲しいお話でー。
悪用とはとんでもないー。お礼にしか使おうとした事もなければ、実際に使った事もないのですよー」
妄想を諦めるとは悲しい事。
妄想だからこそ諦めると言うのは間違ってはないのですがー。
しかし、首を傾げられて持ち上げられると、ぷらーんとしてしまう。
うーむー。しかし零おにーさんには心当たりがある様子ー。
ここは聞き耳に徹して、情報収集と参りましょー。必要な気がするですよー
■雪城 括流 > 「へびぇ。」
これだけぴりぴりしていれば危害を加えるとでも思われると思ったのに、
冷静な答えに少しびっくりして変な声が漏れる。
とぼけるのはその名を、氷架たちにつけてもらった名前を否定することだ。
ぱくぱくと何も答えることが出来るしばらく沈黙し―――
「……ヒュクルールクルケイア、だよ。」
もう一度その名を告げた。それがせいいっぱい。
そのまま少しずつ後ずさる…その場を離れようとしているようだ。
「生まれたてでよくわかっていないなら、一応言うことにしてるんだよ。
…使ったことは無いんだ?零くんにも?」
零くんの警戒の様子からするとただの幼児と思っていないようだったけど…
いやでも画材で稼ぐというあたり真っ当に生きているのかな、と少し考え込むように。
■霜月 零 > 「答えになってねぇ。肯定か否定、どっちかして貰いたいもんだな」
最初の名前を繰り返せば、睨んだまま告げる。
結局、否定しているようでその質問をぼかしているだけに過ぎないからだ。
「取り敢えず、だとしたら……いや、そうでなくても、知り合いだというのにこんな悪戯をしてくれた理由を教えて欲しいもんだな?」
知らない姿を取って、知らぬ名を名乗って。
十分にややこしい悪戯だろう。
■アリス > 「…ええー。誰にも使ってないですねー。
なんとなく使えると思ったけれど、一度もー。」
残念ながらーと首ぶーんぶーん。
でも画材で描こうとしていたのは偶然ながらもその氷架さんもモデルにした薄い本と言うお話が。言わないけど。
知り合いなのにも関わらずー。この様子はどうなんでしょー。
とりあえず零おにーさんに向けて質問を飛ばしてみましょー
「お二人に共通のお知り合いっていますかー?」
せんせーって挙手しました。
■霜月 零 > 「……いや、俺としちゃあコイツが誰が特定できてねーんだがな?」
若干気が抜けたように。この状況でそんな質問を投げれるのは、気楽と言うかなんというか。
「まあ、想定通りならいるっちゃいるが……」
が、それを口にしていいものか否か。
■雪城 括流 > 「秘密だってば。
いたずら?何かした…かな。」
危害を加えたわけじゃ…いや、胸を当てたことが悪かったといえばそれだけど。
はっきり名を偽った(正確には偽ったわけではないが)と問われなければわからずに。
「…あ、もしかして胸を当てたのを怒ってる?」
そうはっとして聞いてみた。
「まあそうだね、使うな…というのは無理があるだろうから、使うならほどほどにね。
…一応零くんの彼女は知ってるよ。」
アリスさんの共通の知り合いと言う問いかけにはそう答える。
妖怪の類なら使うなが無理と言うのもわかる、というようにそう諭して
■霜月 零 > 「まあ胸を当てたのもそうだが……名前と姿、嘘ついてるだろ?」
先程の名前は、自分の知っている人間の名前ではない。知り合いだというのならば、名前を偽っているという事だ。姿も。
「取り敢えずだ……何がしたいんだ?」
問い掛ける。全く以て、意図が掴み切れないのだ。
■アリス > 「特定できてないとはー、一体?
心当たりとー、彼女もちー。」
ふんふんなるほどーと頷いて。
「程ほどにーですかー。何とか努力はしてみますよー」
ふーむ。ちょっと考え込む。
彼女、知り合い、異能は程ほどにー。
ウィリー姫、は違う。えーと。
よし、そろそろ別の妄想をしてみよう。
どっちがいいだろう。
実は零おにーさんはもてていました。今の悪戯?は彼女が出来たからうさ晴らしです。
実は零おにーさんの彼女にこの人が思いを寄せていました。以下略。
どちらも捗りますなー。…どっちか当たりをつけて送る?
■雪城 括流 > 「嘘じゃないよ。
たしか退魔師って言ったね…化生の類に姿かたちは意味があるのかな。」
これは嘘だ。
今の自分はこの姿に引きずられている。
「そうだね、何がしたいんだろう。」
そう答えて寂しそうに笑った。
本当にわからない。さっきやっと、悩み始められたばかりなのだから。
「とりあえずこの子のこと、放っておくのもひどくないかな。
そんなに警戒して…話についていけてないみたいだよ。せめて説明してあげようよ。
何でそんなに物騒な様子なのか。」
ふん、とアリスさんを突き出して。
■霜月 零 > 「いや、会話の流れで分かれよ……知り合いってコイツは言ってるけど、俺コイツ見た記憶ねぇんだっての」
呆れ顔。本当に、この少女が口を開くたびに調子が狂う気がする。
「……まあ、十中八九括流先生なんだろうよ。状況判断からして9割はそうなる。
が……なら本当に意味が分からん。それともアレか?俺と氷架の仲を引き裂きたい……とかなのか?」
睨み付ける。が、アリスを突き出されたら、ぴく、と少し反応。転んだりしないのならば放置するが……?
■アリス > 「…おや。これは、面白そうな事をー」
くく、と笑い始めた。
ナニガしたいのか解らないおねーさん、突き出されて少し自由になって。二人の距離が近いよーな感覚に。おっと、とよろめくけれどまだ大丈夫。
「でも心当たりあるって言ったからねー。9割なら特定に近いんじゃーと。」
あれ?聞いた名前に覚えがありますよ?これはこれは…
「恋人が一人と、誰が決めたのでしょー?」
爆弾落としちゃえ。そしてくるりと振り向いてー。覚えのある氷架さんと零さんとこの方とでー、三人デートしている妄想を目線からクルケイアおねーさんに差し上げましょー。
■雪城 括流 > 「引き裂く…どうかな。
二人のことは祝福しているし、ひょーかの選択を私は尊重するよ。」
同時に寂しい、寂しい、妬ましい、と思う気持ちも本当だけど。
気づいてしまったから…そして何かが嫉妬しろと叫ぶから。
「…それは、うーん。」
浮かぶイメージに苦笑して。
別に今は恋愛的に零くんやひょーかが好きなわけでもないのだ。そう言う未来はあってもいいと思うが。
妄想波を送られれば、幾何鱗《ラプラ》が繋がりを遡りアリスの思考に反射的なイメージを返すだろう。
大蛇が涎を垂らし今まさに飲み込まんとする、その大口の。
■霜月 零 > 「……なら、猶更何がしたいかわからん」
眉をひそめる。本当に意図が掴めない……これではまるで、子供の癇癪だ。
なんとなく気に入らないから面当てをしている……そんな、癇癪。
■アリス > 「おやー、はず、れ?え?」
妄想を外すとは情けないー、まだ修行が足りませんかー。
微妙な反応に肩透かしーの、ん?の、呑まれそうー?ワギャー、これは危険がデンジャーですよ?
汗だらだらかいて目を逸らせず、あ、でも丸呑みもまたありだ。
いや私が呑まれてどーしますか!?
大混乱のお目目ぐるぐるもーどへ
「ならば食べたいとでもー」
■雪城 括流 > 「たぶん…少ししたら落ち着くよ。
でもそうだね…引き裂くという選択肢もあるんですわね。」
癇癪、それもまた正解なのかもしれない。この感情を意識し始めたいまはまだ、子供といって差し支えないだろう。
令嬢らしい口調と、いつもの口調と。
何処か揺れ動く不安定な様子に、視線は二人のどちらも見ていないよう。
「……そろそろ落ち着かなさそうですので、ここで一度失礼しますね。
アリス、一緒にいきますか?」
丁寧な口調でそう問いかけて。
お目目ぐるぐるモードのアリスを再び確保して立ち去ろうとする…同意が得られれば、だが。
■霜月 零 > 「その選択肢は勘弁して欲しいもんだがな……」
ねめつける。横から「気に入らない」と言う理由で引き裂かれてはたまったものではない。
「……散々盾の様に使っておいて、連れていくってお前なあ」
呆れたように声を投げる。どの口が言うのか、と。
■アリス > 「ふわーい、行きましょー、飲みますか、呑まれますかー」
混乱から復帰しないままー、口調まで変わってえーとなんだろーと混乱中。
「まぁまぁ、零おにーさん、私は気にしてないゆえー」
むしろ混乱しても楽しんでました。
身動きが余り取れていないから、確保するのも楽でしょうー。
しかし、連れて行ってもらう途中に、復帰してこんな事を口走ります。
「望みが決まればそれに尽くすのも選択のうちでしょー。
尽くさず涙を呑んで妄想で済ませるのもー。
必要なのはー、望みと環境への反発を取り違えぬ事なのですー。
なんて妄想の化身らしいアドバイスをばー」
ご案内:「常世公園」からアリスさんが去りました。
■雪城 括流 > 選択肢については、ただ誤魔化すように舐る様な微笑みだけを返して。
「呑みません。…見ちゃったのか。
じゃあ私のかわりに生活委員会棟につれていってくれてもいいんだけど。
武器を使って脅そうとしていた人の台詞じゃないよね。」
呆れた零くんにそう言い返して、混乱した様子の幼女を捕まえる。
このあとぐるぐるしているアリスさんをなんとか生活委員会まで連れて行き…
学生証の扱いについて口ぞえと、学費免除についていくらか交渉したという。
ある程度は括流自身の懐から出したかもしれない。結構余ってるし。
■霜月 零 > 「そりゃあまあ、そうだけどなぁ……」
はぁ、と溜息を吐いて放置する。まあ、実際問題無関係の相手に変な事はしないだろう。多分。
取り敢えず、見送ることにした。
ご案内:「常世公園」から雪城 括流さんが去りました。
■霜月 零 > 「…………はぁ」
二人が去った後、ベンチに腰掛けて盛大に溜息を吐く。
片方は意味が分からんし片方は調子が狂う……何とも疲れた時間だった。
「(……氷架)」
恋人の声が聞きたくなり、ついスマートフォンに手を伸ばすが……
「流石に、な」
時間も結構遅くなってしまっている。こんな時間に呼び出しても迷惑だろう……しかも、何といえばいいのだ?
お前のペットがなんか悪戯しかけてきて困った、とでも言えばいいのか?
もうどうしていいかわからないという状態だった。
■霜月 零 > 「どーすっかね、これは……」
もう一度、星空を見上げて盛大に溜息。
混乱と疲労で帰る気力すらなくなってしまった。
「……適当なタイミングで、涼子さんにでも相談すっか」
恐らく、一番無難なのはこの選択だろう。
■霜月 零 > しかしまあ、いつ落ち合えるかもわからない。何より、現状のこのもやもやした気分を完全にもてあましてしまっている。
「……はぁ」
最早溜息しか出ない、と言う状況だ。
そもそも、本当に彼女が雪城括流だと言うのならば、挙動の意図が掴めない。
何がしたいのか、目的は、得たい結果は何なのかがまるで分らないのだ。
……いや、おおよそ察しはつくのだが、それが目標なのかと言うとそれもまた怪しい。
となれば……
「本人もわかってねぇ、ってクチか?」
自分でも自覚が不明瞭で、混乱してしまっているパターンが想定される。
■霜月 零 > ただ、雪城括流の挙動自体は、あの時からおかしかった。
話し合いが纏まり掛けた時、氷架に嘘を突っつかれてからそのまま逃げる様にその場を去ってしまったのだ。
しかも、それから帰っていないらしい。
「……ビンゴ、かもなぁ」
なんとなくの現状への不満の発散方法がはっきりと分からず、結果として八つ当たりのような行動に出てしまう。
子供っぽい挙動ではあるが、これ自体は大人でも発生しうるものだ。寧ろ、真面目に己を律する事が出来る人間こそが陥りやすい。
律しきれない不満を、処理する方法を知らないからだ。
そう考えると……理性と感情の板挟みになっている、と言う所なのか。
「(俺と氷架の関係を、内心じゃ気に入らないと思ってる。が、理性は氷架を尊重するという形で祝福を強いている……から、感情と理性が反発してわけわかんなくなってる。っつーところ、か?)」
ぼーっと空を見上げながらアタリを付ける。
そうだとしたら……明確な解決方法が存在しないのが困りものだ。
なんせ、自分で理性と感情の折り合いをつけてもらうしかないのだから。
■霜月 零 > 自分と氷架が別れる、と言う選択肢はまず却下としても、それ自体の有用性も怪しい。
何故なら、その場合理性が「氷架の意志を無視して別れさせた」と感情を責めるからだ。
この形で一番括流的にいい結果は「氷架が零に見切りをつけて別れる」と言う形だろうが……それはあり得ない。
少なくとも、零はあり得ないと信じている。
「となると、なぁ……」
結局、自分で折り合いをつけてもらうしかないのだ。
感情と理性で一定の妥協、折衷をこなして、メンタルを整えてもらうしかない。
そうして貰わないと……氷架もきっと、安心できない。
■霜月 零 > 「どーしろっつーんだよ……」
またしても盛大な溜息。最早ボヤく事しかできない。
普通……とはちょっと違う形かも知れないが、それでも至って真っ当な男女交際のはずだ。そのつもりで付き合っている。
だというのに、どうしてこんな事に……と、ボヤく位は許されてもいいだろう。
「氷架……」
恋人の名前を口に出す。この状況を話したらどんな顔をするだろうか。そもそも話すべきなのだろうか。
やはり考えは纏まらない。靉靆としてボヤく以外に出来る事がない。
となると……
「涼子さんしか、ねぇよなぁ」
この状況を中立的に判断しうる立場にいる人を、頼るしかなさそうだった。
■霜月 零 > 「……帰るか」
更に溜息。力の抜ける体に喝を入れ、立ち上がって伸びをする。
「夢でしたー、ってなってくれねぇかなぁ……」
淡い淡い期待を抱きながら、その場を後にした……
ご案内:「常世公園」から霜月 零さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に楓森焔さんが現れました。
■楓森焔 > 深夜の公園に、少女が一人。
白い道着に身を包み、赤い鉢巻を巻いた少女。
ブランコに腰掛けながら、ぼうっと、物憂げな目で夜空を見つめている。
普段の彼女を知るものならば、まさかこのような表情を浮かべているなど信じられないほどであろう。
■楓森焔 > ただ一度だけしか会ったことのない"友達"。
だがそれでも、心を通わせたと思っていた友達。
その心を、焔は守ることができなかった。
彼女は自己流の格闘術を磨く求道者であったが、
それはただ、守りたいと思える人を守りたかったが故だ。
いつもの、大輪の花の如き陽気さは消え。
ただ己の無力さを噛み締め――否、それを超えてむしろ自罰的思考に陥っていた。
「……………俺は……」
まるで心のゆらぎのように、座り込んだブランコは頼りない。
■楓森焔 > 「……ダメだなあ、俺」
弟子には強気な言葉ばかりを伝えてきた。
生来思い込みの強い彼女は、ひとたび転べば起き上がることが難しい。
裸足のままブランコを揺らし、空を見つめている。
ここでは星があまり見えない。
体を動かせば妙な考えも吹っ飛ぶと、つい先日人に教えたばかり。
しかしそれを実践することができず、足は鉛のように重たかった。
――守れなかった。
その言葉が呪いのごとく焔の足に絡みついている。
いくら身体を鍛えても、心を守ることなどできはしないのだ。
助けようとした少女は、すでにどこかに消えていて。
ただ、守れなかったという痛苦だけが焔を縛る。
■楓森焔 > 人に武術を教える身なれど、彼女も結局16の少女に過ぎない。
一度躓いたら、いつの間にか目の前の道すら見えなくなってしまった。
思い返せば色々な人たちと出会ってきた。
本州では彼女の理解者など居なかった。
守りたいと願った家族すらも、彼女のそれを理解してくれなかった。
だが、ここでは違った。ここでは彼女をあり方を認めてくれる人が居て、
彼女の価値を認めてくれる人がいた。
でも、ダメだった。守るための力はブツリ的で。
涙をながす友達のまぶたを拭ってやることはできなかった。
「星、見えねえな……」
山ではあんなにはっきり見える星々が、滲んで見えた。
ご案内:「常世公園」に蒼穹さんが現れました。
■楓森焔 > 「俺は…………弱いな」
そう思う度に身体は重くなっていく。
何も成すことができないのだと、そう心のなかで呟いて。
片手で顔を覆い、静かに肩を揺らす。
■蒼穹 > (コンビニ袋を携えて、ふらーっと寄った公園。日付は試験最終日。あたりは暗い。)
(遊具で遊ぶ趣味はないけれど、揺れながら甘い菓子を貪るも一興。座りながらでもいいけれど。)
…んん?
(もう一つ、ブランコの辺りの雰囲気も、何となく暗い…気がする。夜空の暗さも相俟って、その暗さは猶一層に目立つ…様な。曖昧だが、暗澹というか、悲愴と言う感じの感情が。)
(気になって寄ってみれば。段々と見えるのは結構記憶に新しい、格闘少女(仮)の姿。)
…やっほ、こんばんは、かな。ホムラだっけ?昨日か一昨日ぶり。
こんな所で奇遇だけど、どうかしたかな?
(己の手を膝に宛がい、首を傾げてみた。彼女の普段の在り方も知らないけれど、何処か彼女には似つかわしくないような表情である気がする。)
■楓森焔 > 「ん……ああ。えーっと、蒼穹、だっけ」
顔を抑えて拭うように動かして。顔を上げればいつもどおり――という風にはいかないか。
目元は赤く、充血か、さもなくば泣いていたか。
少なくとも表情に覇気はない。身体も気だるげであり、背もやや曲がっている。
ただブランコを揺らしながら、蒼穹を見上げている。
■蒼穹 > ん、そうそう。蒼穹だよー。
…「何かあった?」なんて聞くまでもなさそうだけど。
(普段の彼女と言うのを知らないけれど、世間一般で考えれば大凡元気がない…どころか逆に、と言ったくらいに見える。)
(普段の彼女を考えたのであれば、尚の事その元気のなさは明るみに出たのだろうが、少なくとも己でも察せるくらいには、元気がなさそうで。)
(「邪魔するね。」と一声かければ、そのまま彼女の横側のブランコに腰かけて、コンビニのビニール袋を配置。)
■楓森焔 > 「いや…………」
視線を移す。上から下へ。
「なんでもねえ……わけないよな。俺の限界がわかったってところだ」
疲れたような声色。見れば、彼女の裸足は前回見た時よりもかなり汚れている。
色々なところを歩きまわったか、走り回ったか。
吐き出した息。それはとても重いニュアンスを伴っている。
■蒼穹 > …そう。
(前に「俺流」の師範や開祖、とか言っていたし、ここまで道着を着てくるし…運動した直後である様子をうかがわせるそれの足と、それから泣いた後と言うのも考慮すれば、その辺の関わりなのだろうか。)
ん、まぁ…私に難しい事も分かんないけどさー…。
…限界ね。で、その限界って言うのには満足いってないみたいだね?
(彼女なりに、何とか自力を底上げしようと頑張ったのだろうか。…今では推測しかたたないが。)
具体的には、何かあったの?
…ま、私に言ったところで…今は話聞くくらいしかできないけど。
■楓森焔 > 「満足っていうか、ええと……」
ただ、自分が弱いということを強く自覚してしまって。
自分には本当に守りたいものを守ることができなかったのだと自覚してしまって。
歯切れの悪い言葉だけが口から漏れる。
「結局さ。……俺に出来んのは、ぶん殴るだけなんだよなって」
あまりにも断片的な言葉だ。しかし、焔はそれに気づかない。
■蒼穹 > ん。んんー?
(はてはて、と首を傾げるばかりだが、そういう精神状態なのだろう。多くを語りたくても語れない、そんな感じか。)
ぶん殴るだけ?格闘家っぽいとは思ってたんだけど…。
まぁいっか、かく言う私もぶっ壊すことしかできないヤツだけど、ふらふら生きてるんだよね…とまぁ、それは置いておこうか。
ぶん殴るだけで…どうかしたかな?
(兎角、会話するにも難しいそうか。泣いていた子ゆえに、比較的穏やかと思う口調で次ぐ言葉を促すばかり。)
■楓森焔 > 「よえーんだ、俺。守りたいものの一つも守れねえ」
ブランコから立ち上がって拳を握る。覇気はない。
「殴ろうが蹴ろうが、結局さ。誰かの心は守れねえんだ」
訥々と語る。それはひどく当たり前の話だ。
それが殴る・蹴るだけの技術であれば、精々が身を守ることしかできない。
「俺は、友達を守りたかった。そのための拳で、そのための俺流だったんだ」
■蒼穹 > ははぁ…成程ね。…お友達、守れなかったってわけだね。
(段々と分かってきた、気がする。)
未だにどういう状況か分かんない事もあるけど…。
それで、強くなれる幅に限界が来たって悟ったって事かな。
誰をどういう状況で、それから…とまぁ、そういう話は抜きにしようか。
それじゃ、ホムラの拳とやらが、もっと強けりゃお友達の心は守れたのかい?
(立ち上がって行く後ろ姿を目で追う。横に置いたビニール袋の中を探りつつ。)
■楓森焔 > 「そうじゃない。……だから、俺は俺の道がわかんなくなった」
頭を掻いて。
「俺流は友達を守るための技で、でも俺は友達を守れなかった。
俺は結局どうしようもできなくて、俺流は役に立たなかった。
ただそれだけだの簡単な話でさ」
絞りだす言葉は掠れている。空は暗い。
公園を照らすチカチカとした街頭だけが二人を照らしていた。
■蒼穹 > …さてね、そのがやっぱりよく分かんないから何とも言えないんだけどさ。
背負い込み過ぎない事だよ。…俯いてたってどうしようもないとは言ったもの。
あれだけ現実離れした動き方が出来ても…ってまぁ、言い知れないよねぇ。
多分目の前でその守れなかった現実目の当たりにしちゃ。
(どうにも、良いアドバイスが思い浮かばない。彼女が掲げる友達を守るための、というのは理想的だけれど、それ故彼女一人で背負い込んでいるように見える。)
まぁ、とりあえず座りな。甘いものでも食べて落ち着くと良いよ。
(一度手を入れたビニール袋から菓子の一つでも取り出して。辺りが暗かろうが、雰囲気そのものが暗かろうが、努めて明るく振る舞うのは後付するまでもない。)
■楓森焔 > まるで自縄自縛のような精神のまま、彼女は苦笑を漏らす。
「わりいな……心配かけてるみたいでさ」
ゆっくりと腰を下ろして鼻も掻いた。そのまま、蒼穹が取り出したお菓子を受け取るだろうか。
相手のこちらを心配する様子に、見かけだけでも元気が戻していくような。
「まあ、うん。なんとか答えを出してみるよ」
■蒼穹 > いやいや。ただの知り合いの好だよ。
…ま、拳の方が実力が足りないって思うなら何時でも遊んで頂戴な。
(なんて言いながらカカオ20パーセントの甘味しかなさそうなチョコレートでも差し出しつつ。)
なら結構。ま、結局何があったかは聞かない方が良いのかな…っと。
(ようやっと落ち着いたかな、と横目で様相を伺う。)
■楓森焔 > 「どうだろうな……」
自分の拳を、握ったり開いたり。上手く身体に力が入らない。
それはまるで自分の身体でないようで。
病気ではないし、少なくともチョコを受け取って食べるまで一切スムーズだ。
「他流試合ってんなら歓迎だよ。……多分。
どっちにしろ今の落ち着かないまんまじゃ、試合も身が入らない」
チョコレートをかじりながら、そういえばあんま飯も食ってなかったな、と思い出す。
少しずつ、自分の行動のための力を取り戻していることは間違いない。
「具体的にってのは……うーん……」
彼女にとってもあの時、何がどうなったのか、全容は全く把握できなかった。
ただ、友達が襲われて。それを助けようとしたら、別の女が加勢に現れて。
――そいつは、友達が信頼する奴で、そいつは友達の信頼を裏切った。
しかしそれだけの話でも、ことは複雑に過ぎた。
それに、自分こそが悪いと思っている彼女は今、当事者らの名前を出すことも憚られた。
だから。
「なあ。……獣人? ……ってのを攫おうとする奴らって、心当たりあるか?」
それだけを聞いた。
■蒼穹 > …他流試合ねぇ…。私は一体何流になるやら。
ああそう…んじゃま、また今度になるかな。…あれを食うとはね。
(常人なら口直しに水でも飲みたくなるような甘さのチョコレートなのだが。どうもそんなテンションでさえないのか。はたまた甘味が好きなのか。疲れた体には糖が丁度いいというが、それくらいにつかれてはいたのか。)
獣人?…さぁ…?
何処の世界にも物好きはいるね…常世で聞いたのは初めてだけど。
ま、ってことは、私にはあんまり関わりがなさそうかな?
(話したくなさそうだ、とそれだけは察する。そう言った裏切りだの人攫いだのと言った行為に首を突っ込んだ記憶はない。また、無理矢理話を引き摺りだすのもよろしくない。ので、何時でも引き下がると言わんばかりに後付をしておき。)
■楓森焔 > 「ん、あー……あ!」
言われてから、ようやく甘さに気づいたらしい。
そこでようやく、"らしく"なって、懐から水筒を取り出すと、それをぐびりと飲み干した。
「げっほげほ!」
どうやら本当に疲れていたらしい。参った参ったなんて呟きながら腿を叩いて。
「あー……詳しく聞くなら、エルピスがいい。あいつも関わってるからさ。
俺じゃあ上手く説明できそうにねーんだ」
冷静に話すこともできないし、彼女の視点からではあまりにも分からないことだらけで。
「うん、少し、落ち着いてきた」
完全ではない。だが、少なくとも空元気ぐらいは戻ってきたようで。
「ありがとな、蒼穹。この借りはいつか返すよ」
なんて笑みを浮かべた。
■蒼穹 > …あっはは。ようやっと、かぁ。
(普段の彼女は知らないが、こうやって大声でオーバーリアクションを取っている方が彼女らしい気はする。豪快な飲水。)
ああ、そう…エルピスね。
ん、もし会ったら伝えといてよ。といっても、わざわざその件に私が顔だすのもあれだけどさ。
単に、エルピスには以来会いたいとも思ってたしね。
話しついでに聞いてみることにするさ。
(さて、何処であったものやらと考え始めるが…。)
そう、なら結構…。半泣きだったものね。
いえいえ。…ただの知り合いの好さ。ま、貸しの件は…これからも良くしてやってくれれば、ね。
役に立てたなら、良かった。
(彼女が笑みを見せるのは、今日は初めて、だろうか。己らしくもないが、今は良かったと一つ息を溢すばかり。)
■楓森焔 > 「うん。まあ何を考えるにしても、考えるパワーがなけりゃ踏み出せねえか……」
焔の悩みは解決したわけではない。
だが、彼女は少なくとも一歩を踏み出すだけの力を得たのだろう。
「俺も別に頻繁に会うわけじゃねえけど……まあ、分かった。伝えとくよ」
そのまま少し屈伸運動をして、
「へ、みっともねえところを見せちまったな」
恥ずかしそうに。正直なところ、まだ気を緩めれば涙が出てきそうだったが。
「そろそろ行くわ。飯も食ってないことに気づいてさ」
とりあえず牛丼屋にでもいってくるわ、と頬を掻いた。
■蒼穹 > パワーね。それっぽい事を言う…。
ま、道に迷っているってんなら、まだまだいけるだろうさ。考えたら、割と簡単に答えが見つかったりする、なんてのもよくある話。
ま、進むことが叶わなきゃもどりゃいいさ、若いうちは悩めて良いねぇ、なんて。
(そう都合が良い事などまぁないのだけれど。諦めるのも早いだろうか。友情関係についての悩みは、難しい問題だが。)
ん、もし会ったらって感じだからさ。その辺は適宜で御願いするよ。
…はあ、御飯も。よっぽど思いつめてたのかな。
ん、じゃーね。まぁ、この矢先に怪我なんてしない様に。いってらっしゃい。
■楓森焔 > 「おう、それじゃあな! ありがと、また会おうぜ!」
走らず。ただ歩いて行く。時折首を傾げながら、そのままゆっくりと闇へ消えていくだろう。
ご案内:「常世公園」から楓森焔さんが去りました。
■蒼穹 > ん、またねーっと…。そういえば、私も…。
(さて、そろそろご飯の時間か。ブランコから立ち上がって、甘すぎるチョコレートを口に、そのまま立ち去った。)
ご案内:「常世公園」から蒼穹さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にウェインライトさんが現れました。
■ウェインライト > 「ふっふっふ……」
■ウェインライト > 「はっはっはっはっはっは……!」
■ウェインライト > 「あーーーーーっはっはっはっはっはっは!」
■ウェインライト > 真昼の公園に、突如響き渡る笑い声。
公園を根城にする鳩たちが飛び立っていく。
その中央にそれは居た。
燃え上がるような金髪/融かし尽くすような赤い瞳/蕩かすような美貌の長躯
最も華麗にして最も優美なウェインライト。
身体をだきしめるようにしなを作り、己が美を謳歌していた。
■ウェインライト > 「エクセレントッ……!」
両の手が舞うようにうなる。
ステップを踏むように公園を回るウェインライト。
恐らくここに幼女が居たら事案として即座に通報。
職質後に1killされていたことはうけあいだ。
「アンドッ……」
白鳥が地面に降り立つかのごとく
ウェインライトは地面にしゃがみ込む。
大地で力を貯める。
「ブリr」
鈍く腰から響く音。
哀れ、地を這う白鳥は二度と空を飛ぶことはなかった。
#死因・はしゃぎすぎ
■ウェインライト > 公園に突如響くフィンガースナップ。
水上を漂う白鳥の上。
いつの間にかそこに居て/最初からそこにいたかのように
誤報をお伝えしました。
正しくは、水上を漂うアヒルさんボートの上であることをここに訂正させていただきます。
バシャバシャと、音を立てながら一人でアヒルさんボートを漕いでいた。
「これはなかなか難しいね?」
本来二人用である。
■ウェインライト > 「うららかな日差し。優雅に池を漂う美しき僕。
今この美しき僕は自然と一体となっていると言っても過言ではないね!」
割とがんばってペダルを漕ぎながらもしなを作ることを忘れない。
ああ、風光明媚。
身体からせり上がる声に身を任せながら身を震わせた。
美しい鳥は、水面に浮かぶ時も優雅であることを忘れない。
そんなニュアンスとおそらく一緒だ。
■ウェインライト > 「ニュンアス……!」
意味の分からない言葉を上げながらウェインライトは大地に降り立った。
公園に立ち並ぶ様々な遊具たちを興味深そうに往復する赤い瞳。
まるで公園に初めて来てはしゃぐ三歳児のように
ウェインライトは今、最高に公園を満喫していた。
■ウェインライト > そんなウェインライトの頭に一羽の鳩が留まった。
二羽、三羽とウェインライトの足元にもたまりはじめる。
「ん? どうした、君たち。
ふふふ、さてはこの僕の美しさに惹かれてやってきてしまったのだね!」
己の美貌に戦慄。
「よいよい、この僕が君たちに少し恵んであげようじゃないか」
取り出したのはいくつかのパンの耳入りのビニール袋。
今日のウェインライトの昼食であった。
■ウェインライト > パンの耳をちぎって飢える鳩たちに与えていく。
その様はまるで聖母マリアのごとき輝きを放つ。
「ふふ、たんと食べるがいいさ……」
本来、ウェインライトに食事が必要ない。
ただ美しく生きるためには、そういった余裕こそが必要だと考えていた。
パンの耳の時点で、むしろ食べないほうが余裕を感じるのでは?
その疑問をウェインライトに投げかけたら間違いなく死ぬので
良い子のみんなはお口にチャック。
まるで畑に芽吹く芽の如く、鳩は徐々にそぞ数を増やしていく。
「ははは、そう慌てるな」
優雅に鳩へと笑いかけるウェインライト。
その身体に徐々に鳩が降り積もる。
「あっ、こら、やめたまえ。
いくらこの僕が美しいからといって……。
あっ、あっ、ああああーーーー」
最早ウェインライトであった部分は見えなくなって
そのまま倒れ伏した。
#死因・平和の象徴
■ウェインライト > もうそこには何も残っていない。
ただ、ちらばったパンの耳を、かわいい鳩たちが
せっせとつっついている…………。
………………
…………
……。
ご案内:「常世公園」からウェインライトさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > 「テスト終わりましたーーー!」
一足先にテストが終わったので思わず叫んで両手で万歳。
まだテストを受けている人もいるようだが、
私のテストは終わったのである。
だからこれだけ開放的になっても仕方ない事だと思う。
寧ろ開放的にならないほうがおかしいと思う。
■四十万 静歌 > 「開放感ってこの事ですよね。」
なんとなく感無量である。
しかし何があるわけでもなく、
ただの自己満足に近いのだが。
「何しようかな。」
ともあれ、無事テストも終わったので、
今日は何かしたい。
が、特に何かやりたい事があるわけでも、
思いついたわけでもないので、
うーん?
と人さし指を頬にあてて首をかしげた
ご案内:「常世公園」にウィリさんが現れました。
ご案内:「常世公園」からウィリさんが去りました。
ご案内:「常世公園」にウィリーさんが現れました。
ご案内:「常世公園」に紅葉 椛さんが現れました。
■ウィリー > 「お疲れかい?」冷たい缶ジュースを後ろから、ほほに当ててみる。
引っ掛かって後ろを見れば、青年がからかうように笑うだろう。
■紅葉 椛 > 「んー、テスト終わったー!」
公園の入口で大きく伸びをする黄色いパーカーの少女。
テストから解放された心地よさからか、自然と足が公園に向いていた。
今は仕事をする気もない。
公園ののんびりとした空気を目一杯感じていた。
「とりあえずベンチで昼寝でもしよっかな」
緩やかな足取りでベンチに向かう。
途中、ちらとそちらを見た。
■四十万 静歌 > 「ひわっ!」
冷たい感覚と不意打ちで
びっくーんと面白いくらい反応して驚く。
「え、あれ、えっと、えっと……!?
う、ウィリーさん!?
ぐぬぬ、見事に後ろを取られてしまいました……!」
混乱しながらも、ウィリーの姿を確認すれば、
多少は落ち着きを取り戻すだろう。
もーっといいながら冷たさでヒヤッとした頬をなでた所で、
ひたり、と椛と視線が合うかもしれない。
■紅葉 椛 > 「変なカッコ」
静歌と目が合い、そんな失礼なことを呟く。
セーラー服に黒マントの組み合わせは、確かに滅多に見るものではない。
しかし、一見すると下に何も履いてないように見えるこの少女には言われたくないだろう。
ーーーここで視線が合ったのも何かの縁。やる気なかったけど、営業くらいなら。
そんなことを考え、2人の方向へ歩き始めた。
■四十万 静歌 > 「……」
わー、綺麗な人だなー、なんて、思って見ている。
変なカッコっていわれたのは聞いてもいないし、
気づいてもいない。
まぁ、言われた所で、ですよねーって感じではあるのだが。
こちらに来るのを見ると、思わず
あわててぺこりと頭を下げるだろう>椛さん
■ウィリー > 「ははは、そこまで驚いてくれるとからかいがいもあるってもんだ」
悪びれず言う彼の声色に、やはり悪気はない。
親しい相手への挨拶がわりというところか。
ジュースを手渡し、視線を少しずらすと何やら人が近づいてきている。
「…知り合い?」
■四十万 静歌 > 「次は私が驚かせて……
見せれたらいいですね。うん。」
何かお返しを考えようとおもいつつ、微笑む。
何だかんだでそういうからかいは嫌いじゃないらしい。
ただちょっと負けず嫌いである。
「あ、いえ、知り合いじゃないですよ、
でも綺麗な人ですよね。」
なんてのほほんと返すだろう。>ウィリーさん
■紅葉 椛 > 「はろー、いや、ないすとぅーみーちゅーかな? お二人さんはデート? 」
初対面にも関わらず、右手を上げ、フランクにそう話しかける。
この少女に遠慮などない。
すぐ近くまでやってくると、笑顔を浮かべる。
「いやー、テスト大変だったね」
上げていた右手で後頭部を掻く。
その笑顔は、楽しげに映るだろう。
■ウィリー > 「ほどほどに頼む、こっちは肝が小さいもんでな
…ああ、確かにきれいだが。そうか知り合いじゃないのか」
視線がバッチリあっていたのは静歌だし、てっきり知己かと思っていた。
何せそれだけ、学生同士の距離は近く思いもよらないところに出会いがあるからだ。
「どうも。ようやく面倒事が終わってホットひといきってとこか
逢い引きに見えたならそれはそれで嬉しいが、今回はたまたまさ。」
■四十万 静歌 > 「残念ながら。偶然目が合いまして」
でー…と……?
一瞬、え、何、え?
ときょろきょろして――ぼんっと真っ赤になった。
「ち、ちちちちがいます!
今さっきあった所で、
色々お世話になってて――!」
おもいっきり動揺する。意識するとダメである。
全くもってダメである。
「そ、ソーデスネ、テストは大変でしたね。
お、オツカレサマデス?」
ウィリーさんが否定してくれたのもあって、
おもいっきり硬くなりながらも、
なんとか笑顔を浮かべて楽しげな笑顔に返す。
ああ、やっぱり、完全に自然に返すのは無理だったよ……。
■ウィリー > 反応を見るにつけ、あえて肯定しても面白かったかもしれないと小さく笑った。
もちろん気取られにくいように。
■紅葉 椛 > 「だね、テスト期間は仕事しにくいしいいことないよ。
たまたまかー、ほっぺに缶ジュースなんて恋人と同性くらいと思ってたなー」
ふむふむ、と納得したように頷く。
しかし、静歌の反応を見てにんまりと笑顔に。
「そんなに動揺してたら怪しまれるよ?
ほんとにデートじゃないの?」
嗜虐心がそそられたのか、意地悪な笑み。
暇潰しにはなりそうだ。
「うんうん、お互いお疲れ様」
■四十万 静歌 > 「はぅぁ!?いやいやいやいや、
あえ、えあああ!?
えええええ!?
ち、違います、
本当に違いますからー!
そもそも、付き合ってるならともかく、
付き合ってないのに私みたいな子が相手と思われるなんて
ウィリーさんに失礼ですよ……!」
思いっきりひっかかって動揺して真っ赤になって否定するのである。
おもいっきり引っかかってる。
何か何か話を変えなきゃと必死に考えて出た答えが
「し、仕事してるんですね、
テストで差支えが出るほど大変な仕事なんですね!」
なんて差し障りない事な辺りほんとダメである。
■ウィリー > 「仕事か、仕事なあ……学生兼業だとなかなか大変なもんだ
苦労は察してあまりあるところだ」学生が商売をすることが一般的なこの都市だ。お仲間だと思ったのか、労うように言う。
「その辺は人それぞれだし、俺も誰彼構わず……ちょ、静歌ちゃん
落ち着いて落ち着いて」なだめつつ。
「確かになあ、どんな仕事してるんだ? ええと……名前は?」
■四十万 静歌 > 「は、はははははい……
あ、そういえば心を落ち着けるには素数がいいとか……
1,2、3,4,5、6……」
なだめられると心落ち着けようとするだろう。
■紅葉 椛 > 「……ぷっ」
突然吹き出し、大笑いを始める。
お腹を抱えて、辺りの視線を集めるほどの大笑い。
こうも動揺してくれるとは。
意地悪をしてよかったと心底思う。
「ふー……笑った笑った。面白いね、君のこと好きかも」
目尻に浮かんだ涙を指で拭う。
「大変な時もあるけど基本はそこまでかな、夜中に動くことが多いだけで」
仕事について話し始める。
名前と仕事を聞かれると、少しにやりと笑う。
「3年の紅葉 椛。仕事はなんでも屋。
嫌なこと以外はほんとになんでも引き受けるよ?」
■四十万 静歌 > 「うぁぁぁぁぁぁぁ!」
からかわれたとして思わずのた打ち回りたくなるが、
我慢である。
我慢。
「あーうー、好きになってくれたのは嬉しいですけど、
なんていうかーなんていうか、
凄く恥ずかしくっ……」
真っ赤になった顔は中々もどらないのである合掌。
まぁ、それでもなんとか落ち着きは取り戻せたらしく。
「2年の四十万 静歌(しじま しずか)です
椛先輩、ですね。なんでも屋なんて凄いです……!
嫌な事以外というと……
勉強教えてくださいとか、
買い物一緒に付き合ってくださいとかは?」
なんて小首を傾げていて見たり。
■ウィリー > ずいぶん楽しげに…というか騒がしく笑えるものだ。
視線が気になるたちでもないのだが、静歌はどうだろうか?
様子をうかがいながら。
「よかったな静歌ちゃん、フラグがたったぞ」
視線を冗談でごまかして、話の続きを聞く。とりあえず自己紹介ができるていどにはおちついたか。
「椛ちゃんか。俺はウィリーだ、自警団員やってる」
「何でも屋って言うと掃除洗濯料理子守りとか、その類いか
……ここじゃあそうもいかないか」
■四十万 静歌 > 「いや、ウィリーさんウィリーさん、
女性同士、女性同士、
私女ですからね?」
とりあえず突っ込む。
いや、そういう人もいるけど、
私はまだそっちに足は踏み入れてない……はずだ。
■紅葉 椛 > 楽しげに、ものすごく楽しげに笑う。
恥ずかしがる姿はいつ見ても楽しい。
この子とは、普通に仕事じゃなくても会いたいかもしれない。
もちろんその度にからかうが。
「いやぁ、恥ずかしがる姿はいいね。
もっと好きになりそう」
くつくつと笑ってそう続けた。
凄いと言われると満更でもなさそうに。
「四十万? 静歌? どっちがいい?
そのくらいならもちろん受け付けるよ? お金取るけど」
ウィリーの方を向き、一瞬嫌な顔。
しかしすぐに笑顔を浮かべる。
「ウィリーね、自警団とかめんどくさそう。
もちろんそれもやってるし、もっとすごいのも受け付けてるよ?
彼女代行とか」
早朝に落第街で提案したことを思い出したクスリと微笑む。
■四十万 静歌 > 「あ、呼び方はお好きな方でいいですよ、
というより呼びやすい呼び方でって、
それはそうと、
好きになってくれるのは嬉しいですけど、
わ、私の恥ずかしがる姿なんて大した事ないですし、
というよりなんか非常に嫌な予感がっ」
わたわたと慌てる。
なんとなく感覚的にからかわれそうな事がわかったのかもしれない。
でも本人はそれに気づいていないが。
「あ、う、あー、そういえば、
そ、そーばはどれくらいなんですか?
って彼女代行……!?」
目を白黒させた。
■紅葉 椛 > 「ん、それなら静歌って呼ぶね。
いやいや、見ててすごい楽しいよ?
嫌な予感は気のせいじゃないの?」
本当に楽しそうな笑顔を見せる。
予感の原因は是非とも気付かずにいてほしい。
「勉強は1時間1200くらいで、買い物はご飯奢りくらい?
ご飯食べるためにお仕事してるからね。
うん、彼女代行。まだ依頼は0件だけど」
さも当然のように言い放った。
■ウィリー > 椛はどうやら静歌のことが本当に気に入っているようだと気づいて、
存外悪いやつでもないのかもしれないと何となく思う。
直感に過ぎないが。
「面倒でも、酔っぱらいや悪質キャッチには目を配らないとならんのさ」裏のある人間に嫌な顔をされるのにもなれてきた。
■四十万 静歌 > 「ウィリーさん、仕事熱心で、
凄いんですよ。
でも、とっても優しい所もあるから頼れる時は頼っていいとおもいます」
なんて2人の空気に気づかずに。
「分かりました。
えっと、楽しいならいいですし、
気のせい、気のせいなら、
気のせいなら気にしないでおきますね。」
にっこり笑って、あっさりと笑顔に騙された。
「勉強に関しては困ったら頼むとして……
そうですね。それなら、
何か買い物に行く時はお付き合いお願いするかもしれません。
御飯奢るくらいならなんとかなりますし。
……なんというか、それにしても、
彼女代行どんな人が依頼するのかちょっと気になるというか……」
先輩が心配ですと、ちょっとおろおろしてみたり。
■紅葉 椛 > 「酔っぱらいとかキャッチは鬱陶しい、わかるよ」
うんうん、と頷く。
自分の服装がこんなのだから無駄に絡まれるのだが。
「ふーん、それなら面倒ごとがあったら押し付けちゃおうかな」
にこりとウィリーを見る。
不良程度ならなんでもないが、なんとかしてもらえるのならそれに越したことはないだろう。
「うん、そういうことだよ。
気にしない、気にしない」
にこにこと。
内心では「ちょろい」と呟いていた。
「ふんふん、それなら連絡先を教えなきゃね。
ま、君ならプライベートで付き合うのもいいけど。」
パーカーのポケットから紙を取り出して渡す。
それにはアドレスと電話番号が書かれていた。
「ほんとにどんな人が依頼するんだろうね。
変なことを考えてとち狂ったことをしてきたら殴り倒すことになるんだけど」
にこにこと、余裕そうに笑う。
■四十万 静歌 > 「わ、ありがとうございます。」
なんて笑って受け取って確認して丁寧にしまって。
「ええっと、私の連絡先は――」
ええっと、と連絡先を書く為に取り出したのは、
手帳と、
ペンではなく、持っているのは一輪の花だ。
「あ、すみません、間違えました……!」
そういって、ひょいっと花を放り投げ、
その隙にペンを素早く取り出し、
おちて来る花をキャッチすると同時に、
反対側の手で指を鳴らし、
ペンと花をすり替え、花をそのままマントの内側へ。
そのまま手帳にペンで連絡先を書いて
ぺりっと手帳の紙を破いて差し出すだろう。
「ええっと、変な事するような相手なら、
ちゃんと対処できるなら大丈夫なの……かな?
えっと、そのプライベートであいたくなったら、
いつでも言ってくれて構いませんので。」
予定なければ問題ないですし?と微笑むだろう。
■ウィリー > 「構わないが、わざわざ騒動を起こして持ってくるのはダメだぞ
程々にしておいてくれ」うっすらと笑う。
今日も冴えている手品の腕。さすがであった
ご案内:「常世公園」に葵 桃花さんが現れました。
■紅葉 椛 > 「おおー、やるじゃん」
見事な一連の流れに拍手を送る。
マントは手品のためなのだろうか、そう得心する。
手帳の1枚を受け取り、パーカーにしまう。
「うん、手加減もしてるし大丈夫だよ。」
どこかズレた回答。
「ほんと? それなら暇な時に連絡しよっかな」
心から嬉しそうに微笑む。
退屈な時間の過ごし方が増えた。
「流石にそれはしないよ、面倒だし、お金にならないし」
面倒なことが嫌いなのだろう。
とても嫌な顔をした。
■葵 桃花 > 「テストおわった~~~~!! 」
と元気よく駆けてくる少女!!
「これでも桃花も夏休みなの!!! 夏休みには一杯遊ぶの!! !!」
とひとしきり小さな、木の杭っぽい所をぴょんぴょんととび跳ねつつ・・
(あれ?なんか、人がいるの!? 何やっているんだろう?あっ、前見た警察のおじちゃんいるの・・・正義の為に頑張っているに違いないのっ 桃花も手伝おう)
ぎゅっと握りこぶしを握り締め 嬉々と駆けよってくる
■四十万 静歌 > 「どういたしまして。」
拍手をされると真っ赤になりながらもぺこりと礼を。
「……」
手加減の言葉に何か間違ったかなと眉間をおさえるが、
直ぐに気にしないようにしようと心に誓い。
「ええ。是非どうぞ」
などと笑って、何か少女が駆けてくるのを見て。
「元気な子ですねー」
なんてのん気な声を。
ご案内:「常世公園」に紅葉 椛さんが現れました。
■葵 桃花 > 「うん。 桃花元気なんだよ!! 風邪引いたりしないの」
(えっへんと寝るときはへそ出して寝ていそうな少女はそう自信満々に答える)
「けーさつのおじちゃんはいま何のお仕事しているの」
(とであった時には変身していたであろうにすっかり忘れて知り合いとばかりに話しかける。きらきらとどんなお仕事しているんだろうと尊敬の眼差しで見上げる。
■紅葉 椛 > 「見物料代わりにこっちも何か見せた方がよかったり?」
真っ赤な顔を見てそう問いかける。
眉間を押さえるのを見て首を傾げる。
何か変なことを言ったかな。いや、言ってないはずだ。
「それじゃあ楽しみにしてるから」
にこり、と笑む。
駆けて来た少女を見、
「ちびっ子かー、可愛いなぁ」
優しげな微笑を浮かべた。
■葵 桃花 > 「えへへへ~ 桃花可愛い?! やった~ ありがとうね~。
お姉ちゃん。 ありがとうなの」
カワイイと言われると嬉しそうに、椛さんの前でぴょんぴょんとジャンプをして喜んでいるっ
「あっ、お姉ちゃん何か楽器できるの!?」
と背負っている楽器ケースを見て嬉しそうに微笑む
「桃花も歌とか楽器とか好きなの」
少女のランドセルにはリコーダーが刺さっているのが見える。
(小指が届かないのが秘密なの)
■四十万 静歌 > 「桃花ちゃんっていうんですね。
うんうん。
あ、私は静歌(しずか)ですよ。
よろしくね。桃花ちゃん。」
可愛いなぁなんて思ってほほえましくみつつ。
「ウィリーさん知り合いなんですか?」
なんて首を傾げるだろう。
■四十万 静歌 > 「そうですね。いえ、
気にしないでも大丈夫ですけど、
……桃花ちゃんが喜ぶかもしれませんね。」
なんて、笑っていうだろう。
「楽しみにされてしまいました。
が、頑張ろう。」
とちょっと慌てつつ。
■葵 桃花 > 「桃花の名前は葵桃花っていうの~ 静歌姉ちゃんっていうんだね~ よろしくなの!!」
「うぃりーさん?だれ?(きょとんと首をひねる」
名前までは聞いていなかった為誰がウィリーさんか知らないようだ。
「けーさつのおじちゃんの名前なのかなぁ?」
■紅葉 椛 > 「うん、可愛い。
この無垢な感じがいいね」
にこにこと微笑む。
楽器ケースについて問われ、一瞬表情が凍る。
「お姉ちゃんは楽器下手だからねー、歌うのは好きなんだけど。
あ、それと私は紅葉 椛だよ。よろしくね、ちびっ子」
軽く自己紹介を済ませ、静歌の方を向く。
「うーん、それなら何か考えないとだ。
種も仕掛けもないようなのしかないけどいいかな?」
自分から言っておきながら、ネタは特になかった。
慌てる静歌を見て、少し楽しそうな表情になる。
■四十万 静歌 > 「いいとおもいますよ。
きっと喜んでもらえるかと。
大切なのは気持ちです。」
なんて笑っていいながら。
「ええ、こちらのおにいさんの名前ですよ。」
とにっこり笑って答えるだろう。
なんというか凄く癒されるなぁとおもいつつ
■葵 桃花 > 「えへへへへ~~ ありがとうね~ 桃花、むくちゃんじゃなくて、葵桃花っいうんだよ。 むくちゃんじゃないの」
と、何の事を言われているか分からず不思議そうに首をちょこんとかしげて見上げる。
「そうなんだ~ 桃花が教えてあげるんだよ。 桃花リコーダー得意なんだよ!! ドレミってやれるもん。
椛お姉ちゃんよろしくね」
「もしかして、てじなやるのやるの!?
楽しい所にやってきたの!!! 」
目の前に座ってパチパチパチパチと楽しそうに手を叩く
■葵 桃花 > 「警察の人って名前あるんだ!? 桃花警察の人って警察っていうのが名前だと思ったの。 ウィリーのお兄ちゃん?」
■四十万 静歌 > 「ええ、警察の人一人一人にも名前はあるんですよ。
そうです、ウィリーお兄ちゃんです。」
なんて笑って答えながらウィリーさんをひじでつついてみようと。
■葵 桃花 > 「そうなんだ~ ・・・ウィリーのお兄ちゃん・・・・あれ?・・・・・・
あぁぁぁっ・・・・ も、桃花あってないよあっていないの思い出したの」
突如変身した時にあった事を思い出したようだ。
「も、ももか、ももかちがう・・・ちがうの」
ぶんぶん。 ウィリーのお兄ちゃんなんて初めて会ったんだよあったんだよと青ざめた表情で声をかける
■紅葉 椛 > 「なら1つだけ……」
楽器ケースを静かに下ろす。
軽くその場で伸びをして、リラックス。
「種も仕掛けもございません」
そう言って垂直に跳躍。
静歌の頭を軽く超えるような高さまで飛ぶ。
「もっかい!」
何もない空中を蹴り、更に高くまで飛ぶ。
黄色いパーカーが風になびく。
そして緩やかに減速して空中で静止。自由落下を始める。
球のように姿勢を丸め、くるくる落ちてくると、砂埃をほぼあげずに着地した。
「手品じゃなくてごめんね、これでどうかな?」
照れくさそうに頭を掻いた。
■四十万 静歌 > 「お、おおおおお!」
ぱちぱちぱちぱち、と。
「凄い!」
跳躍力も凄いけど、2段ジャンプできるなんて!
きらきらと輝いた目で椛をみるだろう。
「華麗でした……!」
■葵 桃花 > 「わぁぁぁぁ~~~ すご~~ い 凄いジャンプなの!!!
どうやって飛んでいるの!? 」
(目を丸くして、少女は凄く飛んでいる女性を見上げた。)
「桃花もやってみたいの!!どうしたらいいのかなぁ」
椛さんの前でぴょんぴょんとジャンプをするが、ジャンプをする度に、ランドセルが揺れ動く。
「くるくるってネコさんみたいなの」
■紅葉 椛 > 「え、えへへ、ありがと」
拍手を受けて、顔を赤くして恥ずかしがる。
異能などではなく、訓練の賜物なため、嬉しいような気恥ずかしいような気持ちだった。
「実家が色々あってね、厳しい訓練のおかげかな」
あの面倒な訓練も悪くなかったのかもしれない。
目の前でランドセルを揺り動かす可愛らしい少女に
「異能とか魔術でできるようになるのがいいんじゃないかな?」
身も蓋もないアドバイス。
実際、訓練を積むよりは魔術を覚えた方が楽だろうとは思う。
「ネコみたいかー、身軽さには自信あるしねー」
■葵 桃花 > 「どうやったらできるんだろう!?
あっ、もしかしたら桃花も楽器を置いたら出来るのかなぁ!?
よぉ~し、 桃花ももう一度やってみるの。」
いそいそと、ランドセルを降ろしてぴょんピョントツインテールが揺れるが、ジャンプが二段とか凄いジャンプが出来る節がない
「いのーとかまじゅつ?・・・魔術が使えたら正義の味方一杯出来るよ!!! 魔法少女になってみんなで正義の活動をするの!!!」
「身軽なんだ~ いいなぁ~ ももかもぴょんぴょんととび上がりたいの」
嬉しそうに見上げている
■紅葉 椛 > 下ろしていた楽器ケースを背負い、ぴょんぴょんと飛ぶ様を見る。
うん、やはり可愛い。
「とりあえず、もっと大きくなったらできるようになるかも?」
そう言って、撫でようと桃花の頭に手を伸ばす。
■四十万 静歌 > 「桃花ちゃんなら凄い魔法少女になって、
凄い活躍できそうですよね。
頑張って下さいね。」
なんて笑っていって。
「厳しい訓練があっても私には出来なさそうです。
ぐぬぬ」
なんていいつつ尊敬の眼差しは継続なのである。
「あ、そうだ。
折角ですし。
私からも。」
パチンと指をならして集中を指にひきつけてる間に、
反対側の手でするりと一輪の朝顔を取り出して桃花へと差し出すだろう。
■葵 桃花 > 「もっと大きくなったらできる!?
桃花クラスで一番小さいんだよ…… 大きくなれるのかなぁ?
牛乳一杯飲んでいるの」
頭を撫でられると思ったか無意識に頭を椛さんの方に寄せる
クラスの皆凄く大きいもん。
「えへへっへへ~~ そうだよ~ 桃花魔法少女になって大活躍なの!!
早く悪い奴らバッタバッタとやっつけるんだ♪
静歌お姉ちゃんも困ったら、桃花に言ってね桃花助けに行くの♪」
とランドセルの中からオモチャの剣を取りだして振るう。
「わぁ~~ おはなだ!! あっ、これ桃花知っているのっ
アサガオっていうんだよ。夏休みの宿題で観察するの!!
すごいなぁ~ お姉ちゃんがいたら宿題も完璧なの!!」
手の内に出た朝顔に目を丸くしつつも、お家に来ないかなぁと揺さぶる
■紅葉 椛 > 「どうだろう、案外簡単にできるかもよ?」
変に謙遜になっていない謙遜をする。
尊敬の眼差しがくすぐったくて。
反対側の手を注視しようと思うも、鳴らされた指に視線が向かう。
手品の原理を知っていても、静歌の視線誘導は見事なもので、つい誘導されてしまう。
「やっぱりミスディレクションが上手いね。
本業はマジシャンか何か?」
■葵 桃花 > 「そうなの!? 簡単なの!? よぉ~し、 桃花毎日ジャンプするの
(ぴょんぴょんとジャンプをする度にリズミカルに跳ねるツィンティル)
「毎日ジャンプしたら凄くジャンプ高くなるかなぁ~」
「みすでぃれくしょん?・・なにそれ?? 魔法使いのお姉ちゃんだから出来る事なんだよ!!」
きらきらと、手品だというのには全く気が付かずに微笑みかける
■四十万 静歌 > 「まだまだこれからだとおもいますよ。
私が桃花ちゃんの時くらいは同じくらいだったとおもいますし。
ふふ、そうですね。宿題も完璧かもしれませんが――
宿題は自分でやるのが一番いいものですよ。」
なんてお姉さんぶってみたり。
そうしたい時もあるのです。
「まぁ、たまに遊びにいくくらいはいいかもしれませんね。」
なんてにっこり桃花へと笑いかけ――
「まぁ、ガンバッテミマス。ええ。
視線誘導は手品の基本ですからね。
本業、ではないですが、
幼い頃から手品続けててもう癖の領域、ですね。」
なんて苦笑しながら少し頬を染めて椛へと答えるだろう。
■四十万 静歌 > 「まぁ、確かに魔法を使う事もできるかもしれませんね。」
なんて。いや、うん。
手品なんです、手品以外にも異能も魔術もあるけど、
手品しかできないんですと、内心冷や汗をかきつつ、
夢を壊さないように。
笑っているけど、あ、これできないなって顔してるのが分かる人にはわかるかもしれない。
■葵 桃花 > 「桃花と同じ位だった頃、一番前だったの?
なかまなの!! 静歌お姉ちゃん桃花と仲間~
アサガオの種もらったから、お家のベランダで育ってるの!!
『早起きしないとお花が見えないですよ』って先生がいっていたの。だからこんな所で見れて桃花ラッキーなの♪
」
むぎゅぅっと腰に抱きついて嬉しそうにすりすりとしている。
「やった~ 桃花んち教えるんだよ。」
と無邪気にお家の方向を教えるが、あっちにいってず~っとそっちにいってお箸の持つ方に曲がってと要領の得ない説明をしている。
「花を操る魔法を使うの!! キュアフロ・・・・・・(と日曜朝でやっている魔法少女みたいと無邪気に手を叩きながら嬉しがっている)」
■紅葉 椛 > 「牛乳をいっぱい飲んでたら成長期にたくさん背が伸びるんじゃない?」
頭を寄せられ、髪を梳くように撫で始める。
無邪気で本当に可愛い。
「そうそう、毎日ジャンプしてたら少しはジャンプ力が上がるからね」
頭から手を除け、揺れるツインテールを見ていた。
「魔法使いだからかー、それなら仕方ないね」
何が仕方ないのかはわからないが、仕方ないのだろう。
子どもの夢を壊すわけにはいかない。
「ああ、なるほど。だから自然な誘導が」
癖の領域と聞いて納得する。
付け焼き刃ならば、誘導しようという気持ちが前に出てしまう。
しかし、静歌からはそれを感じなかった。
頬を染めた後に笑顔になった静歌を見て
小さな子の期待を受ける身は大変そうだな。魔法はできなさそうだけど。
と、考えていた。
■葵 桃花 > 「牛乳いぃ~~ぱい のんで成長期来たら伸びるんだ。 成長期っていつくるのかなぁ? クラスで一番前は体育の時格好良く腰に手を当てれるけど、桃花もっと後ろ行きたいの!!」
(髪を梳かれるとさらさらで癖っ毛もない様な髪であった。
息を吹きかけるだけでもふわっと浮かびあがる位さらさらだ。撫でられる度に、目を瞑って、気持ちよさそうに撫でられている。)
「うん。魔法使いだから凄いのっ みんなを助けるんだよ!! 椛お姉ちゃんも困ったら桃花に言って~ 悪い奴らから護ってあげるの」
えへへへ~っと嬉しそうに、片手でオモチャの剣を握り片手でVサインをした。