2015/09/06 のログ
ご案内:「常世公園」にリビドーさんが現れました。
■リビドー >
片手にボロボロの書物を抱える年若い風貌の男性。
一つ唸り、ベンチに腰掛けた。
「……はて。何処で買ったのだったか。」
書斎を整理していたら出てきた本。
この本をどのような経緯で書斎にブチ込んだのかは忘れてしまったが……
それよりも問題なのは中身だ。
「ちょっと読める気がしないな。これは。」
ボロボロだ。
装丁こそ頑丈且つまだ持つに耐えうるものはある。
言語も読もうと思えば読めるだろう。
が、触れた端から破けてしまいそうなそれは、少々触れて読み解くには難しい。
■リビドー > 「ふむ。」
何とはなしに持ち出してみたが、そろそろ仕舞っておこうか。
外に出しておくには少々古びすぎている。
「……本の修繕業を営む者でも探す必要が有りそうだな。
何処かに良い所があれば良いのだが……」
■リビドー > 「……へくちっ。」
くしゃみが一つ。
昨日に比べるとやや肌寒い。不意にクシャミが零れ出た。
「温かいものでも買うか。」
ベンチを立って自販機(恐らく普通の)の前まで歩く。
コインを入れてクアッドココアなるココアを選び、温かい飲み物を獲得。
早速ベンチに戻って、飲むとしよう。
ご案内:「常世公園」に『エフェネリカ』さんが現れました。
■『エフェネリカ』 > 季節は夏と言うには暑さが物足りないか。
肌寒さを感じるというのに、彼女はワンピース一着だけの姿。
そんな中で、御機嫌な様子の女性。
麦わら帽子を深く被り、鼻歌交じりに公園内を歩く。
端から見れば散歩をしてる様子だが、散歩にしては少々ながら遅い時間。
薄暗くなり、人の気配が消えてから現れるのだ。
退屈で窮屈な場所から抜けだして、広く退屈しない場所へ。
彼女は目的があるのか。
或いは最初から誰かに会うために来たのか。
その歩みに迷いはない。真っ直ぐと欲望の元へと進む。
わざわざ鼻歌交じりなのも気付かせるために、歩みも静かではない。
注意せずとも近付いてるのに気づけるだろう。
■リビドー > 「随分と凹んでいた癖に、お前から来るのか。
……ボクに殺されるために立ち上がってきたのか?」
大分凹んでいた気がするのだが、随分と挑戦的と言うか挑発的だ。
真っ直ぐに歩み寄ってくれば見据える。文字通り睨みを効かせる。
……いきなり不快な様子を見せるのも、
単純に最近の彼奴が彼の地雷に引っかかり、気に入らない故にしてしまっている行為である。
数度、高圧的な言葉を叩き付けたり怒りを露わにして見せている。
故に、出会った直後から不快な様子を見せるだろう。
■『エフェネリカ』 > 「殺すとは肉体的に。それとも精神的に。」
どっち?としっかりと見据えた瞳が問い掛けた。
深く被ってる麦わら帽子で半分は隠れてるので、瞳を全て見ることは出来ないが、逆に半分は見えている。
「先生ともあろう人が、そんな短絡的に殺そうとするとは思えないけど、私に対しては例外かな。」
不快な様子はひしひしと感じ取れた。
何処までも自分が気に入らないらしい。
もしかしたら、本当に殺されてしまうかもしれないが、その時は"その時"
■リビドー > 「"先生ともあろう"、かい。
キミの中の"先生"はアレか。パッケージングされたスシか機械の如く型にはめられた、
教職の門をくぐるなら一切の感情を捨てろと全ての規格が統一された無個性な規格品である訳か。
とりあえず違う事を祈っておくとするけどよ。」
苛立たしげに言葉を返し、ココアを飲み干し投げ捨てる。
言葉を終えれば、視線を外してしまった。
「……ああ、で、どっちかか。どっちも。」
……"死ねない。"のニュアンスを含む言葉が返ってくるのだろう。
思案と返答を終えれば頭の後ろで腕を組み、瞑目する。本を入れた鞄はもとから彼の隣にあり、ベンチを塞いでいる。
■『エフェネリカ』 > 「いいや?教師も生徒と同じだ。
貴方が人間かどうかは知らない。だが生物であれば感情は持ってるものだ。
それを捨てろなんて言ってないし、貴方の思い違いだ。
考えを述べるのは勝手だが、そんな勝手を押し付けるのはやめてくれ。」
不愉快だ。そんな言葉を投げ付ける。
「どっちも?それは怖いな。それに欲望深い。
どっちも欲するなんて。我儘だとか言われないか?」
言葉の後に麦わら帽子を外す。良くないことが的中しそうだから。
背に手を重ねて、その手で麦わら帽子を持ったままに。
瞑目をしている彼をただじっと見据える。本には特に気にもしてないのか。
眼中にない。
■リビドー >
彼?はああ言うが、前提として"先生"のレッテルを張ってきた事に対する反論だ。
故に手のひらを返されるような言葉を返されれば、理由を聞く他無い。
何気なく選んだ言葉で深い意図ではないのだろう、とは思っているものの。
「では先生であろうものが、と、ボクに押し付けた理由を聞こうか。」
それを聞くまで話さないぜと言わんばかりに、
目をつむったまま黙りこんでしまうだろう。
■『エフェネリカ』 > 「別に話したくなければ、無理して話すものでもないよ。
会話する相手を選ぶ権利というのは個々にあるから。」
予感は外れた。心配しすぎだったらしい。
再度と麦わら帽子をかぶり直して。
「一応は理由を話すけどね。だけど深い意味は無いよ。
一般的には先生というのは生徒の見本の立場となる者だろう?
生徒にも色々と幅広いが、未成熟な者が多いはずだ。
未成熟な生徒を"ある程度"まで成長させて、次のステップに、そして次にステップに。
先生というのは知識以外にも、大人になった時に恥ずかしくないように日頃の態度や礼儀にと教える者。
10年。15年。中には20年と人生長い時間を勉学など学園で費やす生徒もいるんだ。
長い時間ゆっくりながら様々なことを教えていく。
そんな先生が殺害という秩序に背いた犯罪を起こしてしまったら、見本でも何でもないさ。」
この言葉はすべて自分にも跳ね返ってくるのだが、説明の為には仕方なしに。
これもまた押し付けになるのだが、彼はどう返してくるだろうか。
■リビドー >
「ああ。それは紛う事なき先生の概形だ。それを否定する気はないとも。
だがな、キミの言う通りにさ。……生物であるなら感情を持っているものだ。
それは先生の概形ではなく、ボクとしてのものだ。
ボクはな、キミが個人としてのボクを無視するかの様に、"ボク"ではなく"先生とあろうものが"、と。
そう云う風に見えた訳だ。キミに意図がなくてもボクはそれを知り得ないのでね。知り得ようとする事は出来るが、
そうなってくると、今までの積み重ね――特に直前のキミを参照し鑑みて、推測し、ああなる。」
そこまで言えば、立ち上がる。
無理して話すものではない、との言葉は、確かに聞いたのだろう。
すぐに立ち去る様子こそ、ないものの。
「ボクをボクとしてではなく先生としか見なかった事に腹が立った。
たしかにボクの中には"先生"はあるだろう。だが、それが全てではないよ。
……ああ、普通なら悪意はないのだろうと適当に流す事の出来る範囲だ。
だが腹が立つのは、どうしてだろうな。考えてみてくれ。」
確かな考えと思考の軌跡を伝えるのならば、
相応に落ち着いた素振りを以って、
そして出来る限りに皮肉を排し、言葉を返すだろう。
■『エフェネリカ』 > 「行き違いというやつかな。決して無視などしてないよ。
だけど、人の考えの本質など言葉だけではそうそうに見抜けない。
そういう風に見えた、知り得ない状況なら、仕方ないのかもしれない。
これも日頃の態度に行い。それらが悪かった故に。」
されど謝罪はせずに、失礼したの謝罪には取れない言葉を後付て。
腹を立つことに考えろと、言われたものの。
うーんと唸り悩ませる。
「失礼ながらな、私はリビドーを知らない。
先生としての一面。落第街で見せた一面。それぐらいだろうか。
知っていると言うには些か情報不足。
何故に腹を立たせているのか?解は求めようにも求められない。
推測としてならば、そうだな。
以前ならば嫉妬や妬みの類。今はリビドーを見なかったから。
そうでないなら分からない。
私は、こう、察する能力と問いに対して答える能力が不十分だからね。」
自分を蔑ませて、自分を笑う。
笑みを見せないように帽子のつばを深く落として。
笑う声だけが聴こえる
■リビドー > 「……そうかい。」
仕方がないで済ませ悪びれない様子を見て、ただ一言のみを返す。
「それよりもっと前段階の話かな
キミの言う"今はリビドーを見なかったから。"と言うのが言及した通りだね。
それに対しては普通なら悪意はないのだろうと適当に流す事の出来る範囲だ。
そう、考えた。なのに腹が立つのは何故かと、考えてみてた所だ。
ま、帰る。またな。」
そのまま、返ってしまった。
鞄はそのままだ。風紀委員会や生活委員会に届けてもいいし、ガメても良い。
ご案内:「常世公園」からリビドーさんが去りました。
■『エフェネリカ』 > 「…ふーむ。まだ用件は済んでないんだけどな。
それに……鞄を置いていくとか。」
どれだけ直ぐに此処から離れたかったのか。
わざわざ鞄を放置したままに去るとは思わなかった。
ただこれを無視するわけにもいかない。
嫌われているだろうが、知り合いという点もある。
送り届けるにしても住む場所を知らず、委員会に届けようにも顔を出しづらい。
「会う度に腹が立たれるのなら困ったな。
あのようだと、名前すら教えられないし話せない。」
溜息を晒して鞄を手に取る。
盗むつもりは無い。今度に出会う時まで持ち運ぶ。
そうしようと決めた。
ご案内:「常世公園」から『エフェネリカ』さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に蒼穹さんが現れました。
■蒼穹 > (時は夕方、本日の最終授業は社会学だった。
先生の長話が退屈で生産性がないのでその授業は却下して当初の予定より1時間早くサボって彷徨していた。
誰が好き好んでハゲ頭の社会学教師の家庭内事情を聞くと言うのか。
教師は教師でも千差万別。面白い先生も、そうでない先生も色々居る訳で。
基本的に授業を受ける分には面白い先生の授業を受けたいのだが、残念ながら学生側に先生を選ぶ権利が与えられる事は少ない。
まぁ、何だかんだと言って
―――暇である。)
はぁ…退屈ー…、えーい。
(近頃、全く持って暇である。退屈で退屈で仕方がない。
兎角、時間だけは無駄にあった。
いや、見る人から見れば、他にやることがあるだろうと言われそうだが、楽しくない事はやらない主義であるが故、こうして暇を持て余す。
そこそこに涼しい様な、温い様な…微妙な風を浴びながら、池近くのベンチにでも、でかでかと腰かける。
地面の小石を拾って、座ったまま水面へと投擲すれば…水を切る事もなく、放物線を描いて普通に沈んでいった。)
■蒼穹 > (水面に映る幾重かの円形波。広がって少しすれば消える。
この所、どうにも楽しみが足りない。
楽しくない時間はつまらない。何か、ないだろうか。
公園で何をするともないのだが。)
どーしよっかな。
(楽しみ、引いては刺激が足りないとも言えようか。別にジェットコースター等に乗りたいわけではないのだが。
随分、己も丸く、大人しくなったもの。
折々に見える学生は、今頃あの退屈な社会学の授業も終わった帰りの道か。
いや、確率的には他の授業だとか、別途での往来とかの可能性が往々にして高いが。
ぼんやりとしたまま、どれくらいたったか、腕時計を見遣れば、まだ10分足らずしかたっていない。
退屈な時間が過ぎるのが遅く感じるのは、感情を持つ者なら誰であってもそうなのだろう。)
■蒼穹 > (待っているだけでは、どうと言う事もなかろうか。
周りの情景など気にせず、かっくん、と下向きの、地面に直に落としていた視線を持ち上げる。
最近、甘甘になってしまっていたが、大人しくなってしまっていたが。本来はこうではなかったはずだ。
多少とも、悪戯したって罰は当たるまい。というか、既にこれ以上ないと言うくらい罰当たりなヤツなのだから。
程々に伸びの運動をすれば、軈て何処へともなく夕暮れ時の学生街へとでも歩き出した。
そこそこにゆっくりした足取りにて。)
ご案内:「常世公園」から蒼穹さんが去りました。