2016/08/23 のログ
ご案内:「常世公園」に雪城氷架さんが現れました。
雪城氷架 > 「ふー、あっつ……」

ぱたぱた、手団扇で仰ぎながらすとんと公園のベンチに座る

じじじじと蝉が煩い
炎天下です

夏期講習帰りにコンビニでアイスを買って、公園で一服しようというところであった

雪城氷架 > 「…異能が使えないって不便だな」

保険課で受けた"調整"のおかげか、あれ以来異能の力が暴走することはなかった
普段から使用することになれていた異能を使わないように意識すること、一月
なかなか慣れないものである

コンビニの袋からソフトクリームを取り抱いてカップをぱかっと外して頬張る

雪城氷架 > やわらかいソフトも好きだけど、
スーパーやコンビニに売ってるこの固いやつもまた美味しい

はむはむ

暑さでうだーっとなっていた身体が冷やされていく

「(……今までは異能で涼やかだったのになぁ…‥)」

じーわじーわ

蝉が鳴いている

ご案内:「常世公園」に谷蜂 檻葉さんが現れました。
谷蜂 檻葉 > 茹だるような暑さ。
正しくというべき表現の真夏の天気の中、薄着でふらふらと出歩く妖精娘。

片手に買い物をメモを摘み込み、しかし特段の急もなく道草がてらに彼女は公園に立ち寄った。
それは誰ぞ知り合いでも居るか。という好奇心にも似た気まぐれで


「――― やっほー。 雪城さん、だよね。

 涼みに来た…っていうには此処は暑すぎるか。 何してるの?」


目についたほぼすれ違い程度の顔見知りにそう声をかけたのも本当になんとなく、だ。
あまりしっかり会話のしたことのない、同じ寮住まいの彼女に檻葉はへらり……というには暑さでトロけた、ふにゃっとした笑みで手をあげた。

雪城氷架 > 「うん?」

声をかけられて振り返る
ソフトクリームを咥えて銀髪に陽光を返しながら振り返る様は、
なんかそういうゲームのヒロインみたいなそんな印象である、よくわからないけど

「ん、あ、あーえっと、谷蜂、さん」

確か学校で何度か、と寮でたまに顔を見ていた

「あはは、夏期講習帰りなんだけど
 あんまりにも暑かったからついコンビニでアイス買っちゃって、なんか、一休み中」

ふにゃけた笑みにはこちらもなんだかにへっとして笑顔を返して

谷蜂 檻葉 > よいしょ、と。 横に特段断りもなく腰を下ろす。

「そうそう、檻葉さんですよ。 ……名前のほうが嬉しいな。」

ベンチから伝わる熱がお尻から登り、上から降ってくる日差しの熱にもう少しだけ奥に。
隅の日差しまっただ中ではなく、日陰よりに座る位置をずらす。

―――自然と、少しだけ距離が縮まった。


「ほんと、嫌になるほど暑いわね。 今からアイス買って帰ってもそのまま持って帰ってたら溶けちゃいそう。」

やだやだ、とワンピースの首元をハタハタと仰ぐ。
解っていたことだけれど、反射で起こした風は大して涼しくもなく身体をそよそよと撫でるだけだった。
 
「夏期講習って、何の授業やってたっけ。 帰りってことはこの後はもう寮に戻るだけ?」

雪城氷架 > 「じゃ檻葉さんで、…先輩だよな?私17歳二年生」

はむっとソフトを一口

「島の夏とかこんなもんかもしれないけど、気を抜くと倒れちゃいそうだよなぁ。
 そうそう、溶ける前に食べるにはこの公園しかなかった!」

食べ歩きでも良かったけれど、誰かにぶつかったりしたら大変だし

「えーっと…まぁ講習というか……ほ、補修だよ、うん…。
 そ、今日はもう帰るだけー」

格好わるいからつい夏期講習と言ってしまうのだけれど
雪城氷架が完璧美少女なのは見た目だけ、中身は成績下の中くらいといったポンコツであった

谷蜂 檻葉 > 「2コ上で、3年目ね。
 授業は色々取ってるから、数学関係以外なら過去問もあげられるかもね。」

理系の授業はダメね、と肩を竦めて後輩に学園生活の重要事項を伝えておく。

「熱中症でダウンする子も、毎年結構な数出てるみたいねぇ。
 まぁ大抵の傷病もここじゃあ1日で治ったりするし、構える必要もないかもしれないけど。

 うん、予防するに越したことはないわね、苦しいのは変わらないし。」

ソフトクリームを、横目に眺めて唾を飲み込む。
甘いモノに目がないのは女子としての習性で、冷たいものが欲しくなるのは夏の魔力だ。

「……ふふふ、なるほどお疲れ様、ね。
 そういえば知り合いも『補修は明日にして欲しい!』って駄々こねてたわね、明日のほうが暑くなるのに。」

大変そうね、と笑う彼女は成績優秀。 とまでは行かずとも、少なくとも赤点とは無縁の成績だ。

雪城氷架 >  
「お、そういうところはさすが先輩、頼りになりそうなこと言ってくれるなぁ」

理系はダメ、と言われれば私もだよーと笑う
小難しい計算問題とか頭痛がするもの

「運動部とかも大変そうだもんなあ…。
 治療系の魔術や異能持ちが揃ってるからそのへんは本当学園内なら安心ぢだよ」

それが気の緩みに繋がるのかもなーなんて苦笑しつつ

「ん、一口食べる?」

食べかけだけど、なんて笑顔のまま、ソフトクリームを差し出した

谷蜂 檻葉 > 「……そういうところ、ってどういう事よ。
 それに、『なりそう』でもなくて『なる』って言い切ってよ、もう。」

そんなに私頼りなく見えるかなぁ、と困り顔で首を傾ぐ。
160の背丈もあってあまり子供っぽくは見られないが、どうにも、ふわふわした印象が拭われない。

悩む顔がそもそも、そんなイメージから遠くなっていた。

「運動部ねー。 ……水泳とかやろうかしら。
 この島にいると意識しないと運動とか疎遠になるのよね。」

結果は、服装に現れる。

「――― …… 、 いや、いいわ。大丈夫。うん。」

僅かな逡巡、というには大分かかった遠慮の言葉。
檻葉もこれから買い物に行くのだから、それは未来の爽快感に任せるとして今この場は彼女のものとしよう。

買い物リストに、本来なかったアイスを加えた。

雪城氷架 > 「えっ!?あっいやそうじゃなくて、別にそんなつもりは」

わたわたと慌てる
まるで他意はなかったようで『ゴメン』と頭をぺこりしました

「運動はあんまりしないな…体力ないし……」

夏服のスカートから伸びる、折れそうなほど細い自分の足を眺める
もう少し肉ついたほうがいいんじゃないかと真面目に思いつつも、つかないから仕方ない…

「そう?遠慮しなくてもいいんだけど…」

大丈夫、と言うまで結構時間がかかったような……
小首を傾げつつ、いいならいいか、と

谷蜂 檻葉 > 「いいなぁ。」

小さく呟いてちらりと、自分の足と見比べる。
焼いて食べれば、脂が乗って随分と美味しいだろう。……脂が乗って。


「―――よし、それじゃあそろそろ私は買い物に行きますかね。」


そんな辛い現実から目を逸らすように元気よく立ち上がる。
合わせるようにして、ヒュウと風が海から流れて二人の髪を梳かす。

まだ、更に此処は暑くなるだろう。
そうなる前に売り場に避難して、時間を潰して涼しくなったら帰路につこう。

「それじゃ雪城ちゃん、また寮で。」

最後に、呼び名が少し砕けて。
ヒラヒラと手を振りながら彼女は公園を後にした。

ご案内:「常世公園」から谷蜂 檻葉さんが去りました。
雪城氷架 > 「あ、ごめんななんか話し込んじゃって」

言いつつ、軽やかに手を振って公園を去る彼女にこちらも手を振り返す

……なんか、普通に話せてしまった、人見知りなのに
きっと彼女の柔らかな人柄や表情のおかげだろう、そう思って

「(寮であったらちゃんと挨拶しなきゃ…)」

うん、と決心
コーンだけになったソフトを口に放り込んで、ベンチから立ち上がった

ご案内:「常世公園」から雪城氷架さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に影打 鈍さんが現れました。
影打 鈍 > (夜の公園のベンチに座るメイドさんが一人。
 本当はメイドさんではないし人でもない。
 しかし傍目に見ればそうとしか見えないのだからそれで良いのだ。)

――。

(殆ど寝ているような格好でぼけーっと夜空を見上げているエセメイド妖刀娘。
 何か考えているような、何も考えていないような、思考の読み辛い無表情のまま、ただひたすらに夜空を見上げている。
 口から涎とか垂れていたら、目を開けたまま寝ているように見えないことも無いかもしれない。)