2017/08/27 のログ
■筑波 察 > 「さて、筋トレも終わったし、帰ってシャワーでも浴びようか」
また考え事を始めていることに気づけばいけないいけないと立ち上がる。
考え事をしていないと死んでしまうような性格だが、
筋トレをするときは無心になろうと思う。
寝ている時ですら考え事をやめられないのだから。
「どうせ寝ている時だって考えられるんだからね。
その時でいいじゃないか」
釘をさすように、そう言い聞かせる。
そしてペットボトルの中に残っていた飲み物をすべて飲み干すと、
それをゴミ箱に投げ入れて公園を後にした>
ご案内:「常世公園」から筑波 察さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に遼河 桜さんが現れました。
■遼河 桜 >
「うん、うん♪また楽しいところ連れてってねー♡」
公園のベンチで楽しげに電話をする小柄な人影
時折髪を指でくるくると遊びながら話す様子を女の子らしく可愛げもある
「はぁ~い♪
ふふっ、パパ何でも買ってくれるもん、大好きだよ~」
■遼河 桜 >
「うん、楽しみにしてるっ♪じゃあね~」
ピッ
しばらくの後、通話を切る
パールピンクの携帯を脇に置いたバッグに仕舞い、代わりに化粧ポーチを取り出した
「お金もくれるし好きなもの買ってくれるし、
余計なこと聞かないし疑いもしないようなヤツ、好きに決まってるよねぇ」
目を細めてクスクスと笑う
ポーチから取り出した手鏡と化粧道具でメイクをなおしはじめる
薄化粧ではあるものの、より完璧な可愛さを演出するために必要な手間だ
■遼河 桜 >
「……もう少しお金たまったらアパート…。
んー、新学期までには間に合わないかなぁ」
カラーリップを引き終わり、手鏡でチェックチェック
チークも睫毛も完璧なのを確認し、化粧なおしを終える
「お金はもういいとしてあとは…先生かな。
味方はたくさん作っておかないとやりづらいもんねぇ」
ご案内:「常世公園」に鈴木竜一さんが現れました。
■鈴木竜一 > 青年はいつも通りに10㎞のジョギングを終え,
ラストの1㎞を気分のいいスピードで走り抜けて公園に戻ってきた。
それはもはや何の意味も無いが,続けなくては落ち着かない習慣。
「………ぁー。」
ベンチの下に荷物とスポーツドリンクを置いておいたのだけれど,
戻ってきてみたらベンチに女の子が座っている。
パッと見可愛い子だし,こういう形で話しかけるのは不本意なんだけれども…
「…ちょいっとごめん,足元のショルダーバック取ってもいーかな?」
…背に腹は代えられない。
■遼河 桜 >
夕暮れにかかろうかという公園
少しずつ人気もなくなってゆく
再び携帯を取り出して弄ろうとしていたところに……
「うん?」
声をかけられて正面を向くと…同じ年頃だろうか。少年の姿
うわー背が結構高いなあ、なんて思いつつ
「あ、これかな…?
あははっごめんね気づかなくって…はいっ」
よいしょっと前に屈み少年のものらしきショルダーバッグを手にとって、掲げる
■鈴木竜一 > 「さんきゅー。」
差し出されたショルダーバッグを受け取って,タオルを取り出す肩に掛ける。
パッと見も可愛い子だったが,近くで見ても,印象は変わらない。
それどころか,メイクを完璧に整えた貴方は,これまでに出会った同世代の女の子とは,また違う雰囲気を醸し出している。
「……あ,俺のほーこそ,ごめんよ。誰もこねーだろーって思ったんだけどさ。
待ち合わせとかだったら邪魔んなるだろーし,俺すぐ居なくなっから。」
僅かに空いた間は,貴方を見ていたから。ささっと髪を拭きながら,どこかばつが悪そうに青年はそう告げる。
■遼河 桜 >
「ふふ、大丈夫だよー、カリキュラムが終わって帰り道に一休みしてただけだから」
にっこり笑ってバッグを手渡す
「ちょうど話し相手でもいないかなーって思ってたトコなんだ」
パーツピンクの携帯を振って見せて、再び笑顔を向ける
「君って学園の生徒?
学園は夏季休暇中だと思ったけど、身体を鍛えてるなんてスポーツマンだね」
■鈴木竜一 > 「帰り道か,この辺はそんな危険じゃねーけど,あんまし遅くなんねー方が良いぞ。」
一応そう忠告するけれど,笑顔で話し相手を探していたなんて言われれば,内心ではラッキーだと思うのが当然だった。
「そんじゃ,まずは自己紹介でも?
俺は鈴木竜一…で,スポーツマンってーか……。」
スポーツマンと言われれば悪い気はしないが,今は何か目標があるわけでもない。
そんな自分をスポーツマンやらアスリートと称するのは違和感があった。
「…この夏休みに転校してきたばっかで,まだ右も左もわっかんねぇ感じでさ。
だからヒマ潰しに向こうでやってたトレーニングをだらっだら続けてるだけとか,そーいう感じ。」
■遼河 桜 >
「ふふっ、だいじょーぶだよー、男の子と一緒にいるならなおさら♪」
ほら座って座って、とベンチ…自分の隣ををぱたぱた叩く
「竜一くんって言うんだ、私は遼河桜、サクラでいいよー」
人懐っこい笑みを向けつつ、
よく通る高めの声で自己紹介
「ほんと!?
実は私もこの夏休みで此処に来たんだよー。
まだ異能開発のカイキュラムの途中で、新学期から正式に学園の生徒になるんだー」
同じだねー、と声のテンションが少しあがり…
「スポーツマンじゃないのに鍛えてるの?健康にはいいのかなぁ」
うーん?と首をかしげてみせる
■鈴木竜一 > 「向こうならそーだけども,こっちはなんかとんでもねーのがゴロゴロ居るからなぁ。」
苦笑しつつも貴方の隣に腰を下ろす。常識的な距離を空けて。
汗臭くねーかなぁ,なんて,他愛ないことを考えつつ。
「サクラちゃん,とかでいーかな?
って,マジか!すっげー偶然だなぁ!
異能開発ってーことは,制御しよーとしてる系?レベルアップさせてる系?」
同様に青年もテンションが上がった。
続けられた言葉にはむー,と唸って……
「どーなんだろ?運動不足よりはマシかー?
ぶっちゃけ,身体動かさねーと落ち着かなくってさ。
逆にビョーキっぽいよなこれ!」
けらけらと笑う。
最初だけは緊張していたが,貴方がフレンドリーなのですぐにリラックスしたようだ。
■遼河 桜 >
「んーん、もしかしたら異能かもしれないから、って。
特定するための、っていうのが正しいのかなぁー」
口元に指をあて、空を仰いで考える
「うんうんすっごい偶然♪何かの運命感じちゃうよねー」
にこにこ笑いながらテンションの上がった少年に向き直る
「そう~?私は身体鍛えてるコとかカッコいーと思うからいいんじゃないかなぁ。
あっ、じゃあ新学期になったら何かスポーツとか初めてみたらいいよ~」
胸の前でぽんっと両手をあわせて提案する
■鈴木竜一 > 「なーるほど,確かに分かんねーのは厄介だもんなー。
俺も異能持ってんだけどさ,最初はホントに意味不明だったし。」
さらりと告げながらも,
「あはは,でも,運命の出会いだったらもうちょいカッコ良く出会いたかったなー!」
バッグ取ってくれ。が最初だなんてカッコ悪ぃ。
なんてケラケラ笑う。
「そーそー!それが問題!
この島だとなんかさ,みーんな護身術みてーの訓練してばっかなの!」
貴方の提案に,ちゃんと食い付いて……
「…走んのだけは得意だけど,それ以外はさーっぱりだからなー。」
逃げ足の特訓にしかならねーわー。なんて。
実際にこの島でスポーツが流行っているかと言われれば……NOだろう。
■遼河 桜 >
「ふふふ、素朴な出会いだからこそいいのかもよ?
──あ、じゃあ竜一クンは自分の異能がわかってるんだーいいなー」
はにかみながら、食い入るようにして話にのめりこんでゆく
「そういえば治安がすっごく悪いところもあるみたいだよねえ…。
私も何か自分の身を守れるようにしておいたほうがいいのかなあ~」
うーんっと腕を組んで首を撚る
「陸上部ーとか…?ちょっと違うかー」
■鈴木竜一 > 「良いかどーかはビミョーだぞ?
俺の異能って,死んでもコンティニューできるって感じのやつだからさー。」
つまり,この青年は最低1度死んでいるということだ。
悲壮感はまるっきり無いんだけども。
「ぶっちゃけ,近づかねーのが一番じゃねーかな。
興味があるって気持ちはまぁ,分からないでもねーけど!」
貴方がどんな力を持っているか分からないから,でしゃばりなことを言うのも妙な気はする。
だからこの程度の忠告にとどめておいて……
「せーかい!元陸上部!
でもこの島だとトラックすら無さそうじゃん。」
「そー言うサクラちゃんは,なんかやりたいこととかあんの?」
■遼河 桜 >
「し、死んでもコンティニューって…生き返るってこと…?」
うわー、と驚いたような顔を見せる
いや正直に驚いているのだけど
「うんうん、でも何かこのへんでも異能を振り翳した不良クンなんかもいるって話されてね。
ちゃんと大きな声とか出せば、風紀委員だっけ…?が来てくれるみたいだけど」
そう、自衛組織がちゃんと機能していると聞いた
そしてそれが及ばないエリアがあるということも
「そうなのかな…?
私もまだ学園はあんまり散策してないんだけど、グラウンドぐらいはありそうだけど…。
わたし、私はー…叔父の勧めで来てみたはいいけど……」
んー…と一寸考えて……
「やりたいことを探すところから、スタートかも?
でもでもきっとそういう子っていっぱいいるよね…?」
将来を見据えて…というわけではなくとも、
自分がやりたいことをはっきりと主張できる少年少女はあまりいない気がしていた
■鈴木竜一 > 「すげーだろー!
でも死んでみせてってのはナシな!痛いのヤダから!」
こいつの言い方だと全然すごい感じがしない。
もしかしたらそれが,この青年の処世術なのかもしれない。
「風紀委員は頼りんなりそーだけど,瞬間移動してきてくれるワケじゃねーしなぁ。
ま,万が一のときは俺を身代わりにしたらいーよ。」
あっけらかんと言ってのける。もちろん強がりも多分に含まれていただろうけど。
「あー,確かに土のグラウンドはあるみたいだけどね!」
そう言いつつも貴方の言葉を聞いて,小さく頷いた。
「ぶっちゃけ俺も変わんねーわ。
ここで何やりてーのかも,この先何やりてーのかもわかんねーし。」
「ま,そのうち見つかるっしょ的な感じでお互い頑張ろーぜ!」
明るく笑って,貴方にそう提案する。
■遼河 桜 >
「あははは、言わないよーそんなことー」
冗談のような言い方に笑い声をあげる
「えー、身代わり?
そここそカッコ良く守ってやるーみたいに言わないんだ?」
くすくすと笑みを浮かべ
見上げがちにその顔を覗き込んで
「ふふっ、そーだね、偶然同じ時期に此処に来た者同士、
どっちが先にやりたいことみつけるかー、みたいなのもいいかもねぇ」
明るい笑みにはこちらも眩しい笑顔で応える───
───表向きは
(──アッタマ悪そーだけど何かあった時に使えるかもなぁコイツ。一応キープしといていいか…)
「そうだ、携帯持ってるなら連絡先交換しよーよ、ねっ?」
■鈴木竜一 > 「自信がないことは約束しねー主義だからな!」
何故かドヤ顔である。
まぁ何だかんだと,危険が迫った知り合いを見捨てられるような性格でもないのだが。
「……あ,おっけーおっけー。
んじゃ,こっちから送っから受け取ってー。」
無論,貴方の内心の呟きに気づくはずもない。
というか性別にも気づく様子は全くない。
貴方の予想通り,頭の出来が良い方とは言えない部分も確かにあった。
「ってか,けっこー暗くなってきたな!帰りは一人で平気?
それとも,近くまで送ってってやろーか?」
可愛い女の子を相手にしているのだし,もちろん下心はある。
といってもそれは,この調子で仲良くなりたい,というレベルのものだったが。
■遼河 桜 >
「ん、おっけーありがとっ♪
こっちに来てからは初めての友達かも」
ふんわりと笑みを浮かべて、携帯をチェック
「えっほんと?じゃあよろこんで───」
ついいつものクセでそう答えそうになり口を噤む
送ってもらうわけにはいかない理由があった
「──それじゃ、大通りまで送ってもらおうかなぁ。
そこまでいけば暗くっても安心だし♪」
ほんとだ暗くなっちゃったねー、と言いつつベンチから腰をあげて、ぱたぱたとスカートをはたく
■鈴木竜一 > 「いえーい,第一号もーらいー。」
楽しげに笑いつつ,静かに立ち上がる。
貴方が一瞬言葉に詰まったような気がしたが……
「……あ,大通りまででいーの?
俺,男子寮だから通り道だわー。」
貴方の言葉に違和感は無かったので,そうとだけ言って笑う。
青年は先導するように,けれど速くなりすぎないように先を歩いて,貴方を大通りまで連れていくだろう。
貴方を僅かほども疑うことなく,別れるその瞬間まで楽しげに。
■遼河 桜 >
大通りで二人、別れる瞬間までサクラは笑顔を絶やさず、にこやかに手を振ってお別れする
その後、同じく男子寮へ帰ると宣った竜一と鉢合わせしないよう、
門限ギリギリの時間まで時間を潰したことは言うまでもない
ご案内:「常世公園」から遼河 桜さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から鈴木竜一さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にHMT-15さんが現れました。
■HMT-15 > 夜の静かな公園。
虫達の奏でる声と電灯のほのかな光が
公園を彩っている。
そんないつもの風景だが今日だけは
余計なオブジェクトが一つおおい。
「・・・。うむ。」
それは何とも言えない表情が特徴の
白い四足ロボット。特に何をするわけでもなく
ベンチの上に居座っており
空を見たり時折歩道を通る人間を見たり。
■HMT-15 > 「・・・」
それにしてもロボットは微動だにしていない。
カメラレンズが開いているし微弱ながらもモーター音がすることから
起動している事はわかるものの顔の向きすら変えておらず
そのせいか顔の上にフクロウが乗って
心地いい夜を告げている事にさえ気に留めていない。
きっとその電子回路の中で色々と考え込んでいるのだろうか。
■HMT-15 > 「そういえば。」
ロボットは何かを思い出したかのように動き出し
ベンチからひょいっと下りる。その際に顔の上で
リズミカルに声を奏でていたフクロウは大きな翼を
広げて夜空の彼方へと飛んでいく。
そうしてロボットがたどり着いたのは公園に
置かれている学生の友達、自販機。
「確かこの自販機、おしるこコーラが
置いてあるな。」
前におつかいに行かされた時に買ったことはあるが
実際に飲んだわけではない。そんな訳でどんな味が
するかについては前々から興味があった。
ロボットは後ろ両足に重心を移動させ二足歩行の
ようになれば上がった前両足で自販機を支えて
おしるこコーラを探す。幸い手が届く位置にあった。
■HMT-15 > ロボットが太い前右足でボタンを覆うように押せば
ピッという電子音と共に缶が下の射出口から勢いよく
出てくる。その音を確認したロボットは前両足を
自販機から放して四足歩行へと戻り射出口から缶を抜き出す。
足が太いせいか抜くのに若干手間取り少々自販機の位置が
ズレてしまったが気にしている様子はない。
「さて。」
ロボットは前左足のマニピュレーターで缶を持ち
前右足のマニピュレーターで開ける。結構構造上
辛い作業である事は否めなく開けた際に飲み口が
潰れてしまったのと少し内容物がこぼれてしまった。
そして顔を上に向けてノンストップで体内へ流し込む。
「・・・奇妙な炭酸飲料だ。どの国籍、人種の味覚基準でも
おいしいという判定には至らない。」
顔を傾けて不思議そうにそんなことを呟きながら前右足で缶を潰して
一枚の板にするとマニピュレーターでそれを掴んでゴミ箱へ投げる。
残念ながら入らなかった。