2015/06/20 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」から聖夜さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に聖夜さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から聖夜さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にメア&洲崎さんが現れました。
メア&洲崎 > こんな時間に呼び出されるなんてさぁ、どうしたのかなメアちゃん?
も…もしかして告白かな!?
マズイ、実にマズイけど……僕としては大変結構!

(人の居ないカフェ、そこで優男と少女が向かい合う様に席に
着いている)

メア&洲崎 > 違う……

(勝手に盛り上がる男に小さく漏らす)

…私も、強く…なりたい……

とっても…

(圧倒的な力、それが欲しい
図書館であったあの男の意見を真っ向からへし折る、そんな力が)

お願い、します……

メア&洲崎 > ……アハァ♪
何々?
もしかして誰かに負けたとかぁ?
それともどうしても勝ちたいとかぁ?

何にしても…僕としては、ダァイカァンゲェイ♪

(潤んだ瞳、三日月の様な口元、恍惚の表情を浮かべながら笑う)

メア&洲崎 > でもまぁ、そんなすぐ強くなるなんて無理だけどね♪

(ニコリと笑う)

そんなの出来るなら皆もうやってるしぃ?
薬でドーピングなんてしたってそんなの面白くないしぃ?

どうしよっか?

(首をかしげる、異能と強める薬。
造ろうと思えば造れる、なにせデータはもうたんまり
集めてあるんだから)

メア&洲崎 > …分から、ない……

分かって、たら…呼んで、ない……

(その方法が知りたい、だからこんな時間に呼びつけた
この男ならそういう事について詳しいだろう…いや、
詳しくなければおかしい)

メア&洲崎 > そんな!
都合の良い時だけ僕を使うんだね…僕可哀そう!!

(手で顔を覆い、大きな声で叫び)

んー…じゃぁ、やっぱり実戦しかないよね♪
それもハードな奴♪

(狐面のような笑みで少女に微笑む
頭の中で思考を巡らせながら…)

メア&洲崎 > 深夜の町に行ったりして、バトルジャンキーとやりあいな♪

そうすれば少なくとも経験を得て強くなれる、そして…
大事な人を増やしな♪

その人が傷つけられたとき…君の枷は外れる…
ランク測定で一度、振り切った結果を出した君の力なら
邪魔が無ければ何でもできる、邪魔が無ければ…ね♪

メア&洲崎 > …最低、だね……

(街に出て暴れろ、友人が目の前で傷付けば
自分が激昂し躊躇が無くなる…男が言う内容はつまりそれだろう)

………

(だが、自分には何一つ考えが無い
否定だけして代案は無し、自分も最低だ…心の中で小さく漏らす)

メア&洲崎 > だってさぁ…そういう漫画みたいな展開、僕燃えるんだよねぇ♪

それにぃ…異能の力の強弱ってさぁ、生まれ持って以外の
方法で変わるって、メアちゃん知ってる?

それってねぇ、感情だよ♪
ハートだよ♪
想いだよ♪

感情に左右される異能の力、これは一応証明されてるんだよ?
必死な思いで自分の限界をブッ超えた元・公安副委員長、西園寺偲とかね♪

メア&洲崎 > っ……そう、だね…

(反論はしない、今日で彼女の話題は二回目だが…
彼女の話はあまりしたくない、どうせ否定的な意見だろう、そう思い)

感情……

ご案内:「カフェテラス「橘」」に矛海 遼さんが現れました。
メア&洲崎 > うん、だから頑張ってね♪
それに、詰まったらいつでも相談に乗るよ。
口先だらけのアドバイスだけど♪

矛海 遼 > 扉を静かに開き、中へ入ると周囲を見渡し、そちらへ視線が向けられる

「…………ん?」

メア&洲崎 > おんやぁ?

(店に入って矛海 遼きた男の方を見やる、この時間に来店?
と首をかしげ)

ハハ、おやおや矛海先生。
ヤッホー♪

矛海 遼 > 「洲崎、だったか?」

確か、自身の記憶が正しければそんな名前だったはずだ。
そして、その前に居るのは…………

「………珍しい事もあるな。メア」

メア&洲崎 > …ぅん……

(ばつの悪そうな少女は俯く)

だーいせーいかーい♪
ハハ、珍しい事もありますよね先生。
こんな時間に出くわすなんて♪

矛海 遼 > 「あぁ、全く奇遇だな…………そろそろ出る所だったか?」

一瞬メアに視線を向けるが、その様子を見て逸らす。
理由は自身が半分、それ以外がもう半分と言った所だろうか

メア&洲崎 > 別に?
話があるなら僕が空けましょうか?

(ニコリと微笑み、尋ねる)

矛海 遼 > 「……………話をしていいのなら、相席させてもらおうかな」

ゆっくりと、そちらの席へ近づいて行く

「その子がよければ、な」

メア&洲崎 > (小さく頷き、少女は顔を上げる)

話はもう終わったよ♪
だからまぁ…後は任せたよ先生!

(そう言って男はダッシュで店を出て行った)

ご案内:「カフェテラス「橘」」からメア&洲崎さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にメアさんが現れました。
矛海 遼 > 「相変わらず、食えない男だな…………」

そちらに向かい合うように席に着く

「………何か、迷いがあるのか?」

メア > …強く、なりたい……
凄く…

(迷いと問われ、答える。
そして自分が強くなるためのヒントをえようと彼を呼び出したと告げる)

矛海 遼 > 「それは、力としてか?それとも、心として?」

再び、疑問を投げかける。

「強くなりたい理由も、知っておきたいな。」

メア > 力と、して……

負けたく、ない人が…居る、から……
絶対に、負けたく…ない…

矛海 遼 > 「……………」

傷付けることを恐れる、そんな少女が力を求める。
何があったのかは全くわからないが――――

「覚悟は、負けたくない相手を否定して、その相手の答えを背負う覚悟はあるのかな?」

メア > それは…覚悟、してる……

(それは相手にも言われた事、相手を叩き潰し自分の考えを貫くなら
それ相応の覚悟がいる…それは分かっている)

矛海 遼 > 「…………君の考えが、相手のどういう物なのかは私は知らない」

それに知るつもりも無い、が

「覚悟があるならば、力を貸そう」

あくまで、己の心に従うのみ

メア > ……?

(首をかしげる、力を貸すと聞いて)

どう、やって…?

矛海 遼 > 「純粋に力を鍛えるのならば模擬戦の相手くらいにはなる。
そうで無い時は技術などを教えることくらいは出来る」

前者は出来るだけ行いたくはない。出来ればの話だが。
「力を付ける方法は、多い物だぞ?」

メア > 技術……お願い、します…

(以前見た矛海の戦闘を見て知っている。
矛海は高い技術を持っている、だからその申し出を受ける)

矛海 遼 > 「………純粋に戦術眼、能力の応用等もあるが、まず基礎として」

「道具と地形を使う事を覚え、指先や関節の反応を鍛える事が良いと思う」

純粋な戦術や型、そう言った物ばかりは実戦でしか養えない物だ。
故に、そこから離れた上で行える鍛錬から始めよう。

「そうだな………裁縫とかな。」

メア > うん、う……

裁縫…?

(途中まで頷いていたが、裁縫と聞いて首をかしげた)

矛海 遼 > 「そう裁縫。後は料理などだ」

何処かずれたことを言い始めた様にも聞こえるだろう。
だが、【器用さ】を技術の一つだとするならば、十分にそれは理にかなっている。

「重火器の扱い、刀剣の扱いを覚えるのも良い。だがそれに似合うまでの純粋な技量を養わなければ、技術という物は身につかない。」

あくまで経験談だがな、と付け足しつつ少女へ視線を移す。

理由はもう一つある。目の前にいる少女を、出来れば物騒な事に巻き込みたくないと思っている。それ故の発言でもあった。

メア > なる、ほど……

(料理と裁縫、この人が言うのだからそうなのだろうと納得し)

ん…頑張る……

(矛海の思いまでは分からないが、一先ず料理や裁縫を
始めるつもりだろう)

矛海 遼 > 「行う際は、出来る限り経験者と共に始めることだ。私は他に受け持つ授業の問題上、機会は少ないかもしれんが――――」

優しく、そちらの頭を撫でる

「――――出来る限り、傷付かない道を進もう。」

メア > ん…うん……

(素直に頭を撫でられている…)

分かった、怪我…気を付ける…

矛海 遼 > 手を離すと、懐から毛糸で編んで作った白い子犬のストラップのような物を取り出して手渡す。

「お守り、だ。持っていると良い」

毛は白く、首輪のような物が付き、つぶらな瞳が特徴的だ。

メア > え…?

(子犬のストラップを受け取る)

可愛い……

(そう言って、小さく微笑んだ)

矛海 遼 > 「きっと、これくらい作れるようになるさ。」

その様子を、微笑む様子を見て一つ

「……良かった」

呟きを溢す。
自己満足であろうとなんであろうと、この笑顔を守ることが出来た。

メア > え、手作り…?

(そうは思ってなかったのか、驚いている)

ん……?

(良かった…何が?
と気になったが、今はそんな事よりストラップに意識が行ってしまう)

矛海 遼 > 「いや、こちらの話だ………やっぱり、君は笑っていた方が似合う……………」

直後、スマートフォンに通話が入り、少し手で謝るような動作をしながら会話を始める

「私だ…………了解した。少し待ってくれ。直ぐに向かう」

何か用事が入ったのか、その場から立ち上がる

「注文を取れれば話は続けられたのだが………用事が入ってしまった。すまないな」

メア > あ…うん、それじゃ……

(そう言って手を振る、用事があるのなら仕方ない。)

えと、またね…矛海……

矛海 遼 > 「あぁ―――――」

背を向ける直前、一瞬見えた表情は普段のこの男から想像できない、穏やかな物だったかもしれない。

「―――また会おう、メア」

ゆっくりと、その場から歩き去ってゆく。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から矛海 遼さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」からメアさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (日課の訓練から戻り、温かい紅茶で一息ついている)
(勉強に仕事に訓練に普段の授業、こんなひとときがあってもいいだろう)
…商店街は混んでいたからな…
(水着は結局買えていない。どうしよう)

佐伯貴子 > (腕を回しながら肩を揉む)
(明らかに凝っている)
(疲れというより精神的なものだろうか)
鈴成にマッサージして貰う約束があったような…
(そんなことを頼んだ覚えがある。相手は覚えているだろうか)
(ふうーと息を吐き出して紅茶を飲む)
(ここの紅茶はいつも美味しい)

佐伯貴子 > (紅茶に詳しい生徒は茶葉にこだわるのだろうが、あいにく自分は詳しくない)
(今日もメニューに一番人気と書いてある物を頼んだ)
(それでも美味しいので文句はない)
(日本茶もいいが、コーヒーもいいが、プロがいれた紅茶は染みわたるものがある)

ご案内:「カフェテラス「橘」」に雪城 涼子さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に来島さいこさんが現れました。
雪城 涼子 > 今日はちょっとのんびり気分だったので、ふと思いついてカフェテラスにやってきてみた。同級の皆は割とやってきて楽しんでいるらしい。
自分はといえば……そういえば、此処に来る前もカフェというものはあんまり入った覚えがなかった。

「ん……何がいいのかしら……えっと……そもそも、え。注文って、あそこに並べば……?」

首をひねった。

佐伯貴子 > (座っているのはカウンター席であった)
(困っていそうな女性に声をかける)
そこの君。座れば店員が注文を取りに来てくれるぞ。
テイクアウトならそこのカウンターで注文すればいい。

来島さいこ > 「うぅん。今日もそれなりに人は居るねぇ……」

 きょろきょろと周囲を見渡し、カフェテラスの様子を伺う。
 良さげな席はあるかなぁ、と、探しているのだろう。

佐伯貴子 > 井戸木先生、お久しぶりです。
隣空いてますよ。
(自分の両隣はたった今席を立った学生がいたので空きができたのだ)

雪城 涼子 > 「! ああ……それで良かったんだ……ありがとうございます。
 あの……お世話になりついでで済みませんが……おとなり、いいですか?」

親切な女の子がいて助かった。普通皆知ってるよね……こんな姿はあの子には見せられないなあ、などと心の中で苦笑しつつ。
だからせっかくの親切に乗っかって甘えてみる。ひょっとしたら、まだやらかすかもしれないし

来島さいこ > 「あ。佐伯さん、こんにちは。
 それじゃあご一緒させて貰っちゃおうかなあ……あ」

 席に座った辺りで、涼子の姿に気付く。
 柔らかい表情を浮かべ、声を掛けるだろう。

「うふふ。涼子さんもこんにちは。だよ。」
 

佐伯貴子 > こういう場所は不慣れなのか?
その気持はよく分かるぞ。
開いているところには座ってもいいというのもこういう店のルールだ。
(快諾する。もちろん相手の年齢など知らないし、学年が上か教員じゃなければ敬語は使わない)

佐伯貴子 > ずいぶんと雰囲気が変わりましたね、井戸木先生。
(最初にあった時は追い詰められた小動物のようだった。)
(今では優しい女性だ)
…お二人はお知り合いで?
(親しそうな二人に声をかける)

雪城 涼子 > 「あ、さいこ先生……どうも、こんにちは」

なんだかいい顔をしている。そーくんと上手く話しできたのかな。
前のままだったら、ちょっと気まずいところだったし良かった。
そんなことを思いながら、頭を下げる。

「あ、あはは……その、来るのは割と初めてだったり……それでは、失礼いたしまして……」

貴子の言葉に苦笑しながら答え、空いている方の席によってそっと座る。

来島さいこ > 「あの頃は色んな意味で"自分を守る"必要があったから。
 貧すれば鈍するって言うのかな。やっぱり、落ち着いた環境に居られるかどうかは、違うよ。
 ……うふふ、最近教科書で読んだんだけどね。」

 ウィンク一つをしてみせ、微笑んでみせる。

「ん、うん。涼子さんは知ってる仲だよ。ね、涼子さん。」

佐伯貴子 > そんなに遠慮することはない。
(控えめな女性なのだなという印象を受ける)
注文はこのメニューからするといいぞ。
(涼子にメニューを渡す)
(自分が出来るだけは教えてあげよう)

雪城 涼子 > 「つい最近、なんですけどね。はい、知り合いです」

貴子とさいこの言葉に頷く。どこまで喋っていいものか、とちょっと考えてやや曖昧に答える。
まあ間違ってはいないし、答えとしても不自然ではないだろう。

「ありがとうございます。んー……思ったよりも結構品物があるんだ……」

メニューを受け取って、再び首を傾げ始める。

佐伯貴子 > 野性的な生活をしていらしたですものね。
(ちょっと微笑みながら、なんだか幸せそうなさいこを見て安心する)
落ち着いた環境ですか。職員寮にでも入られたので?
(そんなことを聞く)
知り合いならちょうどいい。
私も常連というわけではないのでな。
(二人は知り合いのようだ。店の使い方はさいこに教えてもらったほうがいいだろうか?)

来島さいこ > 「うん。今でも実習・講義では野性的な事を教えているけどね。うふふ。
 この前の実習では鹿の捌き方を授業したっけ。」

 職員寮にでも、と尋ねれれば。小さく首を横に振って。

「来島宗仁先生、知ってるかな。あの先生と一緒に暮らしているよ。
 ……そういえば涼子さん、宗仁先生に会った?」

佐伯貴子 > 役に立たない経験はないということですね。
安心します。
(来島教諭の名前が出てくるとお茶を吹き出しそうになる)
一度顔を合わせたことが。…来島先生と…一緒に!?
ああ~…
(わかった。というように神妙な顔で頷く)

雪城 涼子 > 「……さいこ先生って、意外とワイルドだったんだ……」

貴子とさいこ、二人の会話を聞いて変な感心をする。
自分のイメージしているさいこ像とはだいぶかけ離れていた。

「ん、あれからはまだ。近いうちに行かないといけないな、とは思ってたんですけれど。
 ……って」

さいこに答えながら……あー、一緒に住んでること言っちゃうんだ、と思う。
でもそれが言えるということは……うん、本当に上手くいったのかな。それなら喜ばしいことだ。

佐伯貴子 > (発言を聞いていると涼子と呼ばれた女生徒も知らなかったようだ)
(恋愛はこんなに早いタイミングでやってくるものなのか…)
井戸木先生とは過去に…教師になる前にちょっとあってな…
(詳しくは語らないが、涼子に総説明する)

来島さいこ >  
「うん。救けて貰った事があってね。
 それが切っかけて、拾って貰って、住まわせて貰ってるよ。
 うふふ、先生になる前から住まわせて貰っててね。」

 こくん、と頷いてみせる。
 脳内では居候の時のとして話しているものの――言葉の端々や態度に自然と漏れるものがあるだろう。

「……?」

佐伯貴子 > ああ、同棲というより居候みたいな感じですか…
(安心したようなちょっと腑に落ちないような、そんな気分)
あの先生見るからにお人好しですからね。
とにかく安住の地を手に入れた井戸木先生に乾杯です。
(微笑み、カップを軽く上げる)

雪城 涼子 > 「ん……なるほど。ちょっと。うん」

そういえば、相手の制服は……確か、風紀委員独特のものだったはず。来島からの話では、色々あって拾った、ということだったから……
まあ、そういうことなんだろう。濁していることをあえてつっこむこともあるまい、とこちらも曖昧に流す。

「んー……さいこ先生。来島先生、何か言ってました?」

いっそ聞き出してみようか、と、ちょっと曖昧に振ってみることにした。

「ん、じゃあ私も乾杯……まだお水しかないけれど。
 あ、そういえば……まだ、お名前聞いてませんでしたね。此処で会ったのも何かの縁ですし、伺っても?」

折角なので貴子の乾杯に乗りつつ……そういえば、聞いてなかったな、と。初対面で聞くのもアレかなー、と思いつつも、さいこ先生の知り合いでもあるし良いかな、とか。

来島さいこ > 「うふふ。その時はね。
 ……うん、ありがとう。乾杯。」

 さらっと言葉を付け加えつつ、合間に注文したグアバジュースを掲げてみせるだろうか。

来島さいこ > 「そうだねえ……来島先生から直接聞いて欲しいかも。
 涼子さんには、私から言うよりもそっちが大切だと思うから。」

 思いを馳せる様に瞑目し、グアバジュースをゆっくりと飲む。

佐伯貴子 > 乾杯。
(自分の力ではないとはいえ、一人の人間が救われた。これは大変喜ばしいことである)

そういえば名乗ってなかったな。
2年の佐伯貴子。風紀委員だ。
君は…涼子、でいいのか?苗字は?
(基本苗字で人を呼ぶことにしているので聞いてみる)

佐伯貴子 > (なんだかやっぱりただならぬ関係のようだぞ)
(二人の会話を聞きながらそう思う)

雪城 涼子 > 「まあ、そうか……うん、聞いておきます。まずはきちんと捕獲しないと……」

さいこに答える言葉は微妙に物騒な物言いであるが、喋り方はのんびりしたもので非常にアンバランスであった。

「あ、はい。涼子。雪城涼子です。一応、保健委員会に入る予定になっています。
 あ、来たばかりの1年生です。」

そういって、貴子に頭を下げる。そういえば、あの件で委員会に入る話が微妙に有耶無耶になったままだった。

佐伯貴子 > 雪城だな。こちらこそよろしく。
(相手に習って頭を下げる)
保健委員も今大変な様子だからな…
出来るだけのことはするが、危ない目に合わない程度に頑張ってくれ。
(励ましと注意の言葉を送る)

雪城 涼子 > 「なんだか風紀委員らしいお言葉ですね。ありがとうございます。
 まあ私は異能も大したことないのであまり無茶も出来ないですから、その点は大丈夫かもしれません」

注意の言葉を受けてちょっと感心する。やっぱり委員会って真面目に仕事をしてるんだなー、なんて変にズレた感心ではあったが。

「貴子さんこそ、いま色々物騒みたいな噂を聞きますから……お仕事、気をつけてくださいね」

一瞬、どう呼ぶといいかな、と思い……まあ無難な方を選ぶ。
立場的には色々複雑なのだ。

佐伯貴子 > 一応この制服を着ているからな。あまり変なことは言えない。
(苦笑して)
大丈夫。私こそ大した能力は持っていない。
ただ、同僚が被害に合うのは辛いけどな。
(軽く笑い飛ばしたあと、一瞬表情が陰る)

佐伯貴子 > 井戸木先生、ここは先生のおごりですよ。
なんといっても先生なんですから。
(冗談交じりにそんな言葉を投げかける)

雪城 涼子 > 「……そう、ですね。見知った顔が辛い思いをするのは……私もいやです。
 私もそれでちょっと思うところがあって委員会に入ろうと思ったわけですし。」

一瞬だけ遠い目をして。

「だから、大した力がない、なんていいながらも風紀という仕事を選んで執行しているのは凄いと思います。
 私なんかは……風紀は選べなかったですし……」

来島さいこ > 「うふふ。そうだねえ。
 二人にはお世話にもなっちゃうし、色々おごっちゃうかも。」
 
 くす、と、弾んだ声を返す。
 半分冗談と理解しつつも、その気はある、みたいな感じの調子だろう。

「確かに、今は大変だよね。本当。
 ……異能、異能かぁ。皆はどんな異能を持っているの?」

佐伯貴子 > 力になってあげられないのは辛いよな。自分が被害に合うよりも。
(涼子の言葉に深く頷く)
なに、戦闘ができなくても出来る仕事は山ほどあったのさ。
武闘派だけの組織なら私はとっくにお払い箱さ。
(苦笑して涼子にそう告げる)

佐伯貴子 > さすが先生です。
(奢ると言っても頼んだのは紅茶二杯ほどだ。結局は自分で出すのだろう)
私は結構知れてるので隠しませんけど、「他人を強化する異能」ですよ。
まあ、脇役です。
(涼子に気を使って前置きをつける)

雪城 涼子 > 「戦うだけがお仕事じゃない、のはまあそうでしょうけれど……それでも他の委員会よりはそういう現場が近いのは事実ですよね?
 だから、そこに感心するんです。」

嫌味にならない程度に控えめに……しかし、思うところを告げる。

「強化、ですか。それって地味に聞こえますけれど結構凄いことなんじゃ……?」

脇役、と告げる貴子に逆に驚く。使い方次第では色々とんでもないことになるのでは……?

「私は……んー……別に話してもいいんですけれど……その、ちょっとビックリかつ、怪しげな話なので……笑い話程度に聞いて貰えれば、かな」

来島さいこ > 「強化……ううん、十分凄いと思うかも。」

 性能を向上させる、と言う意味で非常に強力な異能と捉えた。
 他者の異能に干渉し、向上させる。少し前の狂わせっぱなしの私だったら、妬む程に羨んだかもしれない。

「……怪しげで、びっくり?」

 イマイチイメージが掴めなかったのか、そう尋ねるだろう。
 少し遅れて、彼女は■■と聞いていたが、それにまつわる話だろうか。そう、推測をつけるものの。

佐伯貴子 > まあな。しかし最初に入った動機は「給料と単位が取れるから」だったんだ。
凄いわけでも偉いわけでもないのさ。
(肩をすくめて冗談っぽく言う)
…そこに気づいてしまったか…気づいたら夜道に気をつけることだな…
(目は睨みながらも口元は笑いながら涼子を脅す)
無理して言うことはないと思うし、どんな能力がいても不思議じゃないのがこの島だからなあ。
まあ実習でバレたりもするからプライバシーを守ろうとしてもなかなか出来ないのだけども。
(実習に重きをおくこの学園。その単位の比率は大きく、サボるのも骨が折れる)

佐伯貴子 > 悪用されると面倒ではありますね。
幸い、この制服のおかげでそんな気を起こす輩はいませんけど。
(風紀委員の制服の襟を正す。身を守る役目もあるのだ)

(そして涼子の言葉を待つ)

雪城 涼子 > 「あれ、意外と俗っぽい理由だった。貴子さん、凄いちゃんとしてる感じだから、ちゃんとした感じだったのかなーって思ったのに………
 て、きゃー、怖い!?」

怖いと言いながら、くすり、と笑う。ちょっとだけ口調がラフになっているがまあ仕方ない。

「貴子さんやさいこ先生なら、まあ話してもいいかな。さいこ先生はそのうち何処かで聞くこともあると思うし……」

んー……と、能力についてはちょっと考えてから口にする。
真面目そうな風紀さんに、半分身内のような人だ。別に話して減るようなことではないのだし、いいだろう。意外と大雑把であった。

「多分、話すより、見せた方が早い気がするから……えーっと……こう」

何気なく話しながら、三人の真ん中に位置する貴子のカップに触れようとする。その手は、何もなかったかのように、カップをすり抜ける。

佐伯貴子 > ちゃんとしてるぞ。ちゃんと生活と卒業のことを考えているぞ。
(苦笑しつつ、打ち解けてくれたようで何よりと思う)
…物質をすり抜ける能力?
(聞いたことがないわけではない。ありふれているとまでは言わないが、隠す必要は特に感じなかった)

来島さいこ > 「……ほえ、すり抜けた?」

 不思議そうにその光景を見る。
 物質透過だろうか――そう思案するも、まだ何かがありそう。そんな具合に注意深く涼子の様子を観察するだろう。

雪城 涼子 > 「学生としては戦うとかそういうのより、勉強が本分ですよねえ……確かにそういう意味では一番ちゃんとしてるかも。
 あの子にも聞かせてあげたいわ……と思ったけれど、自分で自覚しないとねえ、こういうのって」

うんうん、と感心しつつ、なにか思い当たることがあるのかぼやく。

「あ、そっか。そういう説明の仕方もあったんだ。物質をすり抜ける、ね。
 でもそうじゃないの。今度は言葉で説明するけれど、今の私は幽霊、なんです。
 そっちからも触れないですし、スカスカのままです。」

来島さいこ > 「うふふ。試験勉強だって戦いの一つだよ。」
 でも倒せない敵じゃない――二人共、ちゃんと頑張ってねえ?」

 物質をすり抜ける幽霊。
 つまり、あの時の死人と言う言葉は――

「……半人半霊?」

佐伯貴子 > 世話のやける友人でもいるのか?
(そんなことをつぶやきつつ)
幽霊…それは初めて聞くなあ…
(こっちからも触ってみようと思ったが、やめておく)
目に見えてこうやって話せてれば特に問題は感じないなあ…
(人には事情というものがある。便利なこともあれば不便なこともあるのだろう)
(だから突っ込んで聞くことはしない)
(しかし驚いた。異世界の存在、妖怪の存在、そして幽霊まで実在するとは)

佐伯貴子 > 勉強と委員会の両立は大変なんですよ。
まあ両方頑張っていますけどね。
(苦笑しながらさいこの言葉が耳に痛い)

雪城 涼子 > 「試験勉強はそれなりに順調なんだけど……身内が心配なんですよね……」
よくしった顔を思い出して、やや心配気な顔をする。

「はい。雪城涼子、現在生命体をやめています。異能のお陰で生きてる人っぽく出来てますけど。
 逆に言えば、それしか出来ないのでそれ以外は普通の人と同じ……かな。
 もしかしたら、まだ何か使い道もあるかも知れないけれど……」

うーん、と考えて

「半人……というか、もう死んじゃってるのは確かなので、うん……
 あはは、貴子さんの言うとおり支障はないです。ただまあ、こんなこというと、ねえ?」

胡散臭く思われるのは確かだろう

佐伯貴子 > それならむしろ生きている私より危険なこともできるのでは?
(率直に受け入れた。ので聞いてみる)
この島では何が起きても不思議ではないさ。
自信を持てとは言わないけど差別する人間はいないと思うぞ。
(なんだか励ますような言葉になってしまった)

佐伯貴子 > (携帯デバイスがバイブレーションする)
おっと、そろそろ時間かな…
(でも話の途中であるし、すぐには席を立たない)

来島さいこ >  
「うふふ。でも涼子さんは涼子さんだよ。
 でも、異能のおかげでって事は、霊体を生かすってことで、ええと……あ。」

 霊体を生命にするのだろうか、そう思案していたものの――
 何かを意識し、思い出した様子を見せて立ち上がる。

「私、学園に用事があるんだった。ちょっと名残惜しいけど、そろそろ行かなきゃ。
 うふふ、またね、佐伯さん。涼子さん。」

 そう言って、ごめんねと一つジェスチャーを作り、話を切り上げてその場を去るだろう。

雪城 涼子 > 「問題はー……幽霊だから、ご覧のとおり何も触れないんですよねー……
 これで役に立つのかどうか」

今度は此方が苦笑する。

「まあ、そんなくらいのお話です。うん。意外と気楽に話してもいいのかもしれないですね」

言われてなるほど、と頷く。

「ああ、結構いい時間ですね。それじゃそろそろお開きですかね?」

三人を見て名残惜しそうに。

来島さいこ > 「うん。またお茶しようね。うふふ。」

 最後にふわりと微笑んでから、伝票を纏めて持って行く。
 そうして会計を済ませ、立ち去るだろうか。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から来島さいこさんが去りました。
雪城 涼子 > 「あ、さいこ先生また今度。お会いする前に、あっちは話をつけておきますね。」

そう言って見送り。

「貴子さんも、行きます?」
そちらに顔を向ける

佐伯貴子 > さようなら、井戸木先生。
また今度。
(手を降って見送る。本当におごってもらえるとは思わなかった。ラッキー)
それは雪城次第かな。隠せば隠すほど切り札は有効になるし。
では私もそろそろ行こう。
今日は話せて楽しかった。
(そういえばこういう店に不慣れなのも幽霊だからなのか、と納得しつつ、カフェを後にするだろう)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。
雪城 涼子 > 「私も楽しかったです。また今度」

そう、貴子に微笑み……そういえば、私も行こうか、と。
ふわふわと後をついていく。幽霊から戻るのを忘れていたのはここだけの話である。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から雪城 涼子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に遠条寺菖蒲さんが現れました。
遠条寺菖蒲 > 色々とあるが、ようやく落ち着いてきたのでこうして以前下見に来ていたここへと再び足を伸ばしてきた。
とは言え、色々とあるので生徒会より以前から支給されていたモバイルノートパソコンを持参してだが。

「橘ブレンドの珈琲とベリータルトを一つずつ。サイズはMで」

一度見ただけだが注文の仕方も把握して脳内でシミュレーションしてきた菖蒲に隙はない。

遠条寺菖蒲 > 以前来た時はそれこそお忍びであり、色々と、そう色々と事情が事情だっただけに偽名などを使ったがその必要ももうないはずだ。

店内に入り、使い慣れてはいないモバイルPCを立ち上げて生徒会役員としてのメールなどを確認したりと基本は通達の確認だ。
それだけだったのが、退院して久しぶりに起動してみると、

《閲覧情報追加のおしらせ》

そう書かれたメールの件名がある。
先日、何か見られているような感覚を覚えた菖蒲としてはどうしてかその場で見るのが躊躇われ敢えて人の多いこのカフェテラスへと足を運んだ。

(木を隠すなら森の中というものね)

とは言うが、ここのベリータルトをまた食べたくなっただけでもあった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に霜月 零さんが現れました。
霜月 零 > 「……疲れた」

ボヤきながら、気だるげどころか本当にダルそうにぶらりと現れる。

……先日の疲れが抜けていないのだ。

溜息を吐きながら腰掛けて、注文。

「餡蜜。Lで。後お茶」

そっけないが、内容は甘味。疲れているからではあるのだが。

遠条寺菖蒲 > 新しい来客にふと目が行く。
口からも疲れたと零すように、どうにも疲労困憊の様子だと判断する。
甘いものを食べたいのは理解するが、よくその状態でと少し不躾に相手を見て思った。
きっと、それでも食べたい甘味なのだろう。
そう納得し一人頷く。

霜月 零 > 「……クソッ」

本当は、こんなことをしている暇はないはずなのだが。

だが、体力がいかんともしがたく、自分で食事を用意する手間すら惜しむ羽目になったのと……「もう橘には来ないのか?」などと言われてしまったから、顔を出す気になったのと。

まあ、それを言った当人はいないのだが……

「(……ん?)」

適当に目を周囲に走らせていると、女性が目につく。

パソコンを使って何かを調べているようだが……持ち物に、小太刀。

「(ありゃ、業物……しかも、霊剣霊刀の類か。すげぇモン持ってやがる)」

袋越しだろうが、見ればわかる。知っている霊剣と同じような、神聖なオーラが零れ出ているからだ。

惹かれる様に、興味深げに、その小太刀の袋をぼーっと、じーっと見つめている。

遠条寺菖蒲 > 先程こちらが不躾な視線をぶつけたのだが、返されるのはどうにも慣れない菖蒲は僅かに肩で息をする。
最初はこちらの席を確認するような気配からかと思ったが今は『霧切』に釘付けだ。
霊刀の気配に気付ける、つまりはそういう技術系等の人間ということになるのだろうか。
モバイルPCを折りたたんでトゲのないよう、けれども愛想よくという訳でもない事務的な顔と声で男に声をかけることにした。

「……なにか御用でしょうか?」

霜月 零 > 「……あ」

気付く、今思いっきり不躾に視線を向けていたことに。

しまった、と思いつつ、申し訳なさげに頭を掻く。

「すまん、アンタの小太刀……だろ?それ。それが、どーにも袋越しでも業物っつーか、霊剣霊刀の類ってわかるくらいのもんだったんでな……
思わず、見惚れた」

武門の出であり、己も剣士である以上、そう言った業物に憧れはある。

が、彼の使う三本は全て、丈夫ではあるが普通の刀。極上ともいえる一振りを前に、ついつい見惚れてしまったのだ。

遠条寺菖蒲 > なるほど、武人の類の人か。
それで、霊刀とも気付けるとなれば今は私は現役ではないから元同業者というところだろうか。
それに純粋に刀に見惚れたと言われたのだから『霧切』としても喜ばしいだろうと少し笑う。

「実家から持ってきた護身用の小太刀ですね。これ一つでもそれなりに帯刀というよりも所持申請を通すのは中々難しいものでしたから、恐らくそこそこの業物なのでしょうね」

菖蒲にとっては物心ついた時から傍にあった小太刀であるが故に他を多くは知りはしない。
よく知っているのは自信が持つもう一本の刀だが、今此処にはない。

霜月 零 > 「そこそこの業物なんでしょうね、って……あのなぁ」

神気、霊気を纏った武具が、どれだけ貴重か。

そう言ったものは、何かしらの縁起由来があるものが多く、おおよそそれを為すに足る業物でもある。

彼の実家が伝える霊剣が、神造兵器である「神の鎧」を、神を宿した状態であるにかかわらず斬り伏せたように。

「持ち主がその認識じゃ、ソイツも浮かばれねぇぞ……もう少し興味をもってやったらどうだ?」

呆れ顔でボヤく。応報羅刹の復讐鬼も、元を正せば単なる剣士であり、退魔師。

武器武具の類には、人一倍敏感なのである。

遠条寺菖蒲 > なるほど、それは面白い考え方ではあると思う。

「興味は余りありませんが、意識はしてますよ」

これは既に自分の手足のようなものではあるから、とは言わず。

「それと…残念なことに私はこれと他の刀剣を見比べた事が余りありませんから……これ以上を多くは知りませんしこれ以下はそこそこ見た事がある程度で……要は自分が良いものだと評価していればいいのではないでしょうか?」

と真面目に考えてそう男に返して僅かに周囲に目をやり、男に一つの提案を投げる。

「それよりも良ければ向かいの席にでもどうぞ。
このままでは店にも少し迷惑でしょうし」

ここは店であり、一人客同士で喋るのならば相席したほうが店のためであると菖蒲は思考した。

霜月 零 > 「む……」

シビアな考え方だが、間違っていない。要するに刀剣など、自分の相棒足るかどうかが重要なのだ。

ある流派など、戦場に素手で赴き、その場に落ちている戦死者の武器を拾っては使い、駄目になっては捨ててまた別を拾う……などと言う戦い方をするらしい。

それは極端ではあるが……まあ、間違ってはいないのだ。

もったいない、とは思うのだが。

「……そうだな、すまねぇ」

そして、向かいにどうぞと言われれば、素直に向かいに座る。

断る理由もないし、正直、近くでその小太刀を見てみたかったのだ。

遠条寺菖蒲 > 「それに、この島に来てから仕事ばかりでそういう話をする機会はあまりありませんでしたから少し面白いです」

そう言ってハッチング帽を頭から外して男を見る。

「自己紹介が遅れましたが、遠条寺菖蒲(えんじょうじあやめ)です。
不都合がなければ相席のよしみでお名前くらいはお聞きさせていただければ」

そう言って僅かに微笑む。

霜月 零 > 「仕事……どっかの委員会かなんかかね」

風紀だったりするんかね、などと考えながら、挨拶を返す。

「霜月零(しもつきれい)、一年。まあ、よろしく頼む」

こちらは気だるげな表情。だが、瞳の奥が静かに淀んでいる。

遠条寺菖蒲 > 「所属は秘密ということで」

とは言え、調べればすぐに判明するだろう。
生徒会の幹部候補生などという特殊で目立つような役職の存在はそんなに多くはないのだから。
そんな霜月の様子を見て、

「霜月さんは、何か委員か部活でも?何かお疲れのご様子ですし武装しているとなると風紀や公安委員でしょうか?」

一般の学生も武装している子がいない訳ではないが、ここまでヤツレているのは一般学生では稀有というか、菖蒲にとってははじめて見る存在であり、その考えには至らない。
質問を投げかけると珈琲を一口、上品にいただく。

霜月 零 > 「秘密かよ……ああ、俺は単なる一般生徒だな。
風紀は……妹だ」

妹だ、と口にする時、一瞬苦い顔をする。何かを悔やむような、そんな顔。

だが、すぐに表情を戻し、お茶を一口。

「まあ、俺が疲れてんのは、ちょっと追い込んでたからだな。強くなる必要があるんでな」

嘘は言っていないが、全てを口にしたわけではない。

あまり、復讐の事を知らない相手に言うのもなんだろう、と思っての事だ。

遠条寺菖蒲 > 『風紀は妹』で『辛そうな顔』『強くなる必要』……
そこで少し引っかかりを覚える。
先ほどまで見ていた生徒会からの情報通達や最近発生した事件などの通知。
その中にあった情報の一つを思い出す。

確か『霜月芙蓉』と言う風紀委員会所属の女生徒に関する事件のものだったか。

そこまで思い出せば後は、芋づる式に推察は出来るというものだ。

「一つ……気分を悪くされるかもしれませんが、妹さん…芙蓉さんというお名前では?」

だとすれば、と先に思考を回す。

霜月 零 > 目を見開く。

が、すぐに表情を戻し、嘆息。

「……知ってたか。ああ、そうだ。霜月芙蓉は……俺の、妹だよ」

この調子では、妹の身に何があったかも知っているのだろう、とアタリをつける。

恐らくは……何かの委員会の、上位に位置する役職なのだろう。それくらいでなければ、明確な情報は入ってこないはずなのだから。

遠条寺菖蒲 > その答えを聞いて、小さく嘆息した。
嫌な予想は、よく当たる。
それは直感的なものも含めて言えることだが。

「……私は被害者本人に慰める言葉は持ちますが、霜月さんに投げる言葉は多くはありません」

そう、多くはない。
ただいくつか言えることはある。

「貴方のやろうとしていること『もまた』犯罪であり、学園の組織が動く案件になります。
相手の『やって来た事がどんな事』であれ裁くのはそういう事を許された『組織』でなければなりません」

そう、ただの学生がやっていいことではない。
霜月零、彼がやろうとしている事は『犯罪』だと遠回しに言う。

「貴方が仮に事を成したとしても、あなたは妹さんに報告すれば妹さんはあなたを拘束し捕らえる義務を課せられることでしょうね」

先ほどまでと違って少し面白くなさそうに淡々と語ってベリータルトを少し食べる。
少し味が落ちてるような気がした。

霜月 零 > 「……!」

目を見開き、拳を握りしめる。

何をしようとしているか。それを分かった上で……「脅して」来たのだ。

静かに問いかける。

「……だからと言って。止まれると思うのか?
妹を穢されて、それで止まれる兄が……いると、思うのか?」

静かな声。溢れ出そうになる激情を抑え込みながら、努めて静かに声を絞り出す。

遠条寺菖蒲 > 「それは貴方の勝手な感情です」

切り捨てる。
そんなものはただの自己満足というものだ。
そこに『正しさ』はない。
認められたいなら、それ相応の手順と理由を用意しろと冷めた表情で菖蒲は思う。

「一つ、お尋ねしますが」

それは純粋な疑問でもあり、彼に抱くこの理解し難い不快感の元の一つでもある。

「あなたは『そんな姿』で傷ついた妹さんのところにお見舞いにいつも行っているのですか?」

冷めた顔で目の前の少年を射貫くように見つめてそう菖蒲は問う。

霜月 零 > 「……!」

斬り捨てられた。否、斬り伏せられた。

己が心の中で抱えてしまっている矛盾……それを暴かれ、斬り伏せられた。そんな感覚。

「あ、う……」

返す言葉もない。普段はまだマシだが……追い込んだ後に、会いに行ったりもしている。

遠条寺菖蒲 > 「これは、私自身の経験でもありますが」

視野が狭くなっているだろう、とは予測できる。
似たような経験はある。ま、それは視野が狭いと言うよりは視界の確保が出来ていなかっただけでもあるのだが。

「親しい人、知ってる人には笑っていて欲しいものです。それが家族なら尚の事でしょうね。私の家族はこちらには居ませんので確りとしたことは言えませんが」

そこで一度区切り、少しだけ考える。
家族で親しい人はいなかったが侍女たちの中には言葉は交わせなかったが身振り手振りで遊んだ相手も少なからずいる。その人たちを思う。

「見舞いに来る家族が日に日にやつれて行く姿をみて元気になれる家族はいないのではないですか?」

そこからは自身もよく知らないから純粋な疑問として

「どうでしょう?」

と口にした。

霜月 零 > 項垂れる。ああ、これはまさしく……

「返す、言葉もない」

一切の反論の余地のない、正論だ。

だが……

「だが……じゃあ、どうすればいいんだ?
いつになったら、アイツは捕まる?処断される?
15年もの間、のうのうと放置され続けてきたのはなぜだ?
何故妹が病院で閉じ籠って、アイツが平然と夜の街を歩く?
俺はそれが許せない。俺はそれが認められない。
なら……この怒りと憎しみは、どこへやればいいんだ……?」

うめく様に紡がれる言葉。

それは怨嗟であり、慟哭であり、憤怒であった。

これは、きっと自分が言っても仕方のない事。そう言った組織を、信じるしかない事。

だが、それでも……口にせずには、いられない。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に蒼穹さんが現れました。
遠条寺菖蒲 > 「そんなの妹さんに直接聞きなさい」

付き合うつもりはない。
それは間違った行動だと菖蒲は断ずる。
感情的な人からすれば悪なのだから罰せられて当然と言うような人もいるかもしれない。
けれど、それによって彼の妹が更に背負うものが出来るのは用意に想像できると言えた。

「何かをされたのは貴方じゃない。
貴方は勝手に勝手な事をしようとしているだけではないんですか?
私は犯罪者やそれに関する者については詳しくはありませんから」

そこで一度区切って息を漏らす。

「強くなろうと思うのは結構でしょうし、芙蓉さんを守りたいならそうなるべきでしょうが……
あなた、一応武人なのでしょう?
そんなたった数日や数週間の付け焼き刃が達人やそれに類する相手に通じると思っているの?」

返答をまたずに続ける。

「芙蓉さんが引きこもってるなら、守ってあげて手を引いてあげるのがお兄さんのすることではないかしら?」

私には分かりませんけど、と付け加えて言う。

蒼穹 > (帰りがけの学生街。ふらりと彷徨するように冷やかし半分に寄った喫茶店にて。同席する知り合い二人が見えた。ので。お金もあんまりないけど、つい入店して。)
やっほ、芙蓉ちゃんのお兄さんはさっきぶり。
んでもって、アヤメは割とお久しぶり。
あ…えっと、かなり真面目な話してる感じかな?
(なんというか、真剣そうな表情の行き交う様子。一体何の話をしているのやら、…大方予想はつくのが何とも言えないのだが、近づくにつれて「犯罪」だとかそんな言葉が聞こえてくる。人の世には「復讐は何も生まない」なんて言葉があるらしいが、それは果たして本当だろうか?)
…えっと、御邪魔しても大丈夫な感じだったかな…?
(何処となくおずおずとした様相で、座ってもいいのかどうか、自信なさげに問ってみた。こんな馴れ馴れしい態度だが、…唐突な横槍とは、結構勇気がいる。)

霜月 零 > 「うぐ…う…!」

全て正論。無慈悲なまでの「正しさ」。

ああ、正論とは……こんなに、痛かったのか。

「分かっては、いる……分かってはいる……!」

分かっている。なのに、心が奴を捨て置けぬと騒めく。

だというのに……たったこれだけで、自分がどうすべきか、分からなくなってしまった。

霜月 零 > (蒼穹には気付いてすらいない。自分の心の中の矛盾と迷いに囚われて、俯いたまま悩みこんでしまっている)
遠条寺菖蒲 > 蒼穹に気づくと先ほどまでとは違って笑顔を向けて

「蒼穹さん、お久しぶりです。少し入院なんかもしてたので中々会う機会もなくてすみません」

と会釈とついでに頭を下げる。
それは先程と同じ少女なのかと思うほどだ。

「いえ、私はそろそろ帰ろうかと思いますので」

と微笑みかけて、正面に向き直ると真面目な顔へと一変する。


「分かっているなら、その気持ちがどういうものでどうしたいのかも芙蓉さんに一度打ち明けてちゃんと彼女の言葉を聞いてみなさいな」

とそこまで言って、
家族とはそこまで思いやるのだなと少しだけ表情が緩くなる。

「妹さんがそんなあなたの考えを聞いて芙蓉さんが止めないなら、それは仕方がないのでしょうね」

と言った。

「……はぁ。本来なら止めるべきなんでしょうけど、それをどうするかはそこにいる風紀委員さんに任せるわね」

と言ってハッチング帽をかぶる。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に神崎 聖さんが現れました。
蒼穹 > うん、お久しぶり。あれ?入院してたの?…何かあったの?
(彼女の事情は露とも知らない、平和な学生である。)
…いや、ちょっと待とうか。この状況で私を一人置いて行くと言うのは中々酷だと思うんだ。アヤメ。
何があったんだろうね。この空間。
(知り合いが見えたので挨拶がてら、と思ったがどうにも1名何かに囚われきってしまっている様で。この重たげな空間に取り残されるのは、少しばかり気が引ける。…彼女が笑顔を向けてくれたことは最大の救いだが、それでも…重い。)

霜月 零 > 「……わかった。今度、話し合おう」

弱ったような顔で、それでもしっかりと頷く。

ひとまず、整理をつけなくては……と、思って思い出す。

「(……あれ?同じようなこと、無かったか?)」

前に訓練場で。同じように「芙蓉の気持ちを考えろ」と言われて、納得したことを思い出す。

少なくとも、復讐にしてももう少し引き気味に構える様に、と思ったつもりだったが……

「……!?」

頭痛。

そこに思考が行き着いた途端、全てを塗りつぶすように頭痛が駆け巡る。

「な、あ……!?」

あの時と、同じように。

神崎 聖 > 「おや…?」

あそこにいるのは私と同じ生徒会の人間…
名前は確か…えーっと…。

すこしふらふらしてたから名前を思い出すのに少し時間がかかったが…
遠条寺菖蒲だっけ?

そして風紀と…誰だろう?

「やぁ、ごきげんよう。」

とりあえず挨拶をしておくか。

神崎 聖 > そして…
霜月の様子を見て…

「ん?」

どうやら何か異変があったようだ。
聖自身は大して気にしてはいなかったが…
気にはなった…。

遠条寺菖蒲 > 「うーん、色々とあったのだけど……」

曖昧な笑みを浮かべて蒼穹に答えようとする。
が、

「霜月さん……?」

誰かが視界の隅で挨拶を交わしてきたような気がしたが、
それよりも突然目の前で苦しみだした男に注目する。

霜月 零 > 「い、いや、大丈夫だ。
悪い、ちょっと頭痛が……」

額を抑え、苦悶の表情を浮かべながらも応答する。

「芙蓉と、話せってことだよな。ああ、大丈夫だ。話す、話すとも」

それは、まるで自分に言い聞かせるように。

神崎 聖 > 「頭痛か…」

それにしてはただの頭痛じゃない気がするが…。
それは考え過ぎか…私の異能が反応した気がしたが。

「芙蓉…?」

では名前を思い出す、そう言えば芙蓉のお見舞いには行った…
なら…。

「君が芙蓉さんのお兄さんかな?」

私はそう尋ねる。

蒼穹 > ん、やっほー。
(誰かは知らないが、多分生徒会の誰かな気がする。多分。手を振って一応挨拶を返しておく。)

…はあ、色々ねぇ。…なんかその、皆色々ありそうだよね。
(重たい空気は、やっぱり少々苦手である。色々ありそうな菖蒲と零に視線を行き交わせて。…といっても、どうしてこうなっているのだろうか。)

霜月 零 > 「アンタは、芙蓉の知り合いか……?」

聖に尋ねる。表情は苦悶のまま。

「ああ……俺は、芙蓉の兄だ……妹が世話になってるなら、すまない……」

遠条寺菖蒲 > 大丈夫だろうか?
本人としては大丈夫なのだろうが。

「……話して彼女の考えも聞いてみなさいと言うことです」

そう確認させるためいうが不安はなぜか残る。

遠条寺菖蒲 > 「蒼穹さんほど中々いわくのありそうなことではないですよ」

と少し意地悪く言い返す。
以前ならそんな風に言うこともなかっただろう

神崎 聖 > 蒼穹にあいさつされて…

「まぁいろいろある物だよ。」

聖自身もいろいろありそうだが、それを知る物はいない。

零に言われて…
「ああ、お見舞いに行ってたものでね。
あの子は結構心がしっかりしててよかったよ。
『芙蓉は、何度でも咲くわ。咲かせて見せる』
とか言ってたしね。」

言われた事を思い出してそれを言う。

霜月 零 > 「分かってる……芙蓉の意志が、大事だからな……!
すまん、世話になった……」

自身に植え付ける様に繰り返しながら、頭を下げる。

そのまま、聖の言葉を聞けば

「はっ……強気な、アイツらしいな……」

小さく笑う。少し、頭痛も収まってきたようだ。

神崎 聖 > 「菖蒲さんだっけ?まぁ…いろいろあったそうだね…。
私がちょっとうろついてるうちにね…。」

あえて深くは言わない。言ってしまったらどうなるか楽しみでもあるが
今はその時ではない。すこしとある人物の事件があったらしいが…。

「ところで、私が誰かわかるかな?」

まぁ同じ生徒会の人間だし分かるだろう。

遠条寺菖蒲 > 声をかけられてようやくその存在を意識する。
少し首を傾げて首元に手を当てつつ僅かに思考し答える。

「えっと、生徒会の神埼 聖さんでしたか?」

確か、多分と思考内で思いつつ、少し記憶に薄いが記憶してないわけではなかった。
先程霜月に所属は秘密と言った手前『同じ生徒会の』とは言わない。

蒼穹 > いや、私って普通の乙女なんだけど。
…え?…そう、だよね…?
(何だか冗談っぽいけれど、本人としてはあんまり曰くがないとか勝手に思っている様で、きょとんとしていた。)
…取り敢えず、アヤメも大変だった事は察するよ。
こう言う物騒な学園だしね、大方変な事に巻き込まれたんでしょ。
(カマかけ半分の憶測だったが。病院送りと言う事は多分そういう事だろう。)

…んまぁ、色々ある人が集まってるような場所だしね。
(何か釈然としないが、そういう事なんだろう。彼女がどういった人かは知らないが。)

…ふむ。
(いつ気付くか、と零の様相を二度見して伺う。大分と、沈みこんでいるようだが、そろそろ気付いてもいいのではなかろうか?)

霜月 零 > 「…ん?あ、ああ、すまん…昨日は、世話になった」

幾分か、楽になったのか。蒼穹に対しても会釈する。

「ところで誰か……メモ、持ってねぇか?」

軽く頭を抑えながら、唐突にそんなことを聞き始める。

神崎 聖 > 「その通り、聖だよ。」

やっぱり知っていたか。
私の過去までは知らないだろう…。
いや知らなくていい。

「しかし集まっていたようだが…。」

そして蒼穹を見て
「いや、普通じゃないと思うよ?」
笑顔でさらりという。

「しかし大変な事が多…
おっとメモだね。」

懐からメモを取り出し、零にメモを渡す。

蒼穹 > 漸く気付いたかこの。
(冗談交じりに頬膨らませて。やぁやぁと手を振ってみる。)
ん?…紙ぃ?ほれ、ルーズリーフ。
(はらりと、一枚。白い正方形の紙を出したが、少し遅かったろうか。)

はいはい、普通じゃないだろうさ。
(これに関しては流した。普通でなくて当たり前なのだから、アピールと言うのもどういう物だろうか。)

霜月 零 > 「ああ、悪い」

受け取って、さらさらとメモに文章を書く。

『芙蓉の見舞いに行ったとき、復讐について芙蓉の意見をしっかり聞くこと』と。

「……多分、これでいい」

遠条寺菖蒲 > メモする様子を見守り、
なんとなく後日芙蓉さんのところに行って今日のことを謝ろうと考える。

「お兄ちゃんらしくする兄なら『しっかり』とした方がいいですからね……」

とそのメモした姿に対していつの間にか言葉を零していた。

蒼穹さんの答えに苦笑しつつも
視線は聖へと
「恐らく先輩でしょうか?詳しい学年などは把握してなくて申し訳ないのですが
今日はそろそろお暇させていただこうと思っておりましたので、お茶などは機会があればまた後日にでも」

と軽く頭を下げる。

神崎 聖 > メモを描いたのを見て…

「まぁ気をつけなよ。力とは恐ろしいものだよ。
本人に余る程の力を手に入れることによって
人は変わってしまうからね。」

そう言っておく…。

神崎 聖 > 「ふむ」

菖蒲にそう言われて

「そうだね。先輩といったところかな?
また機会があれば君とゆっくり話をしてみたいね。」

そう言ってみる。

霜月 零 > 「すまん、足止めしちまったようだな」

菖蒲に頭を下げる。急なこととは言え、帰りかけの人を引き留める形になってしまった。

「後……ありがとう。何か、大事なことを忘れていた気がする」

その言葉は、純粋な感謝。

もう一度、深々と頭を下げた。

遠条寺菖蒲 > 「その機会があれば、いずれ」
と社交辞令的に聖に返す。

「感謝するかどうかは、答えが決まってからにして下さい。
最悪、余計なお世話になる可能性もある訳ですから……」

と苦笑する。
そうならなければいいとは思う。

「それでは、お先に失礼します。
霜月さんはなんだか好き勝手言ってしまってすみません。妹さんの気持ちが少しも分からない訳でもないのでつい」

と笑って、会計をカードで支払い店を後にする。その際に今までの注文分の霜月の分も払われているのは勝手なことを言いまくったささやかな謝罪でもあった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から遠条寺菖蒲さんが去りました。
蒼穹 > ん、どうにも。
冷やかし半分の横槍は禁物って事かな。お金持ってきたらよかった。
妹さんと良くしてやったらいいんじゃない?
…って事はアヤメから伝えられてるのかな。じゃあもう私からいうことは無いね。
んじゃ、御先に御疲れ様ー。
(大方、後付して彼に言いたいことやら、社会的に正しいことなんかは伝えられている様で。であれば、もう重要な用はない。ついでにいえば今金もない。故に何も注文していなし、店員の目が痛いので、気まずそうに後ろ手を振りながらそそくさと店員の視線を掻い潜る様に何処かへ行った。―――それに、店内で立ちっぱなしと言うのも、頂けないだろうから。)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から蒼穹さんが去りました。
神崎 聖 > 蒼穹を見送って

「金か…私が別に出してやってもよかったんだけどね…」

しかし言いたい事を言ってくれたようだ。菖蒲は…。

「まぁ菖蒲さんが言ったように私は生徒会の人間だよ。」

霜月 零 > 「一度、話し合うさ。アイツが主体で、あるべきだしな」

しっかりと頷く、その上で、蒼穹には

「あー……すまんかった。また、頼むわ」

気まずそうに頭を下げる。

聖には……

「生徒会か……正直、あそこも大概得体が知れん」

失礼なことをボヤいた。

神崎 聖 > 「ははは、得体が知れなくて正解かも知れんね。」

実際私自身が得体のしれない存在かもしれないしね。

「ところで頭痛は収まったかね?」

とりあえず軽く聞いておこう。

霜月 零 > 「あー……マシにはなったな」

まだ少し痛むが……とボヤきながら

「しかし、なんでその生徒会役員が、妹の事を?」

何か特別に縁でもあったのか?と問い掛ける。

神崎 聖 > 「まぁ、私の気まぐれかな?
おかげで青春してるのみられたしね。
こうただの気まぐれから得られるものもあるのでね。」

満くんだっけ?たしかいい感じだったよな?
芙蓉さんに口外無用と言われてるが…
兄ぐらいならいいよね?とすこし意地悪に考えてみる。

そしてメモを取り出して…
なにかをカリカリ書いている…。

『好きな人が出来たみたいよ?
口外無用と言われたけど、はぐらかれされるだろうし
兄である君には知っておいた方がいいだろうしね。』

そうと…さてこれを異能でこっそり零のポケットにでも
入れておくか?

霜月 零 > 「あ、青春?病院の、個室の中でか?」

首を傾げる。はて、そんなところで、何か青春っぽいことが起こりうるのか。

分からん、と言った風情で腕組みしながら考え込んでいる。

神崎 聖 > 「そうだね。意外と変った事もある物だよ。」

そしてさらにメモをもう一つ書いておく。

『もとはキレる人物でも
力に飲まれれば…人格が壊れたりするからね。

本人に余る程の力を手に入れることによって
人は変わってしまうからね。

力とは恐ろしいものだよ。
得る者よりも失う者が多い事があるし。

逆にその力によって救われた事もあるのも事実だ。

君が壊れたりしないように祈るよ。
芙蓉さんが悲しんでしまうからね。   神崎聖』

これでよし…。

「まぁ後に本人から聞いてみればいいんじゃないかな?
はぐらかされるかもしれんがね。」

霜月 零 > 「あ、ああ……今度、ついでに聞いておくか」

よくわからんなあ、と言う表情のままで、自分のメモにサラサラと書き加えていく。

「まあ、あまり期待はせずに……だな」

神崎 聖 > 「はは…。」

まぁ答えをこっそり仕込むけどね。

「えーっと後は何かあったかな?」

そういえば落第街の蕎麦屋…
あの事件でも言ってみるか。

「そういえば噂になってるけど君は御存じかね?
落第街の蕎麦屋で殺人事件があってね。」

犯人は分かっている。
目の前の人物はこの噂はどうだろうか?

霜月 零 > 「……物騒だな」

目が細くなる。もしや、奴ではないか?と疑問が浮かぶ。

「聞いたことはないが……情報はあるのか?」

神崎 聖 > 「あるよ…。知っているかな?

【ロストサイン】」

2年前に壊滅したはずだが…
残党などはまだいるようで…
私もその一人だが…。

「ロストサインの"殺刃鬼"がやったって噂だよ。」

まぁ実際に現場を見に行って確信したがね。

霜月 零 > 「……!」

名前の噂だけは聞いたことがある。詳しい情報は知らないが……ヤバい、と言う事は明確だ。

だが。

「……そうか。気を付けねぇとな」

反応は、平坦だ。

神崎 聖 > 「まぁ気を付けてな。」

さて…あとはこれぐらいは伝えたし…。

「私はそろそろ行こうと思うけど…
名前を聞いておこうかな?」

名前を聞いたかな?はてさて…。

霜月 零 > 「あー……」

そう言えば、言ってなかったような。

「零(れい)。霜月零だ」

神崎 聖 > 「零くんね。」

よし覚えた。

「では私は行こうかな…。」
そういって貴方の横を通り…
[自然に]2つのメモをあなたのポケットに入れるでしょうか。

「ふふふ、また会えたらよろしく頼むよ。」
聖はそう言って去っていく。

去って行ったときにポケットに奇妙な違和感を感じるはず。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から神崎 聖さんが去りました。
霜月 零 > 「ああ、またな……」

と、見送った途端、ポケットに違和感。

「ん……?」

首を傾げながらポケットをまさぐると、メモ用紙が。

「あん?なんだこりゃ……!?」

自分に対する忠告は、素直に受け取る。

が、その前の文章。

霜月 零 > 「あ、アイツに好きな人……!?病院内で何があった……!?」

わなわなと震えながら困惑する。病院内で、本当に何があった。

「……今度、確認すっか」

これは問い質さねばなるまい、と言う謎の義務感を噛み締め、その場を立ち去る。

取り敢えず……見舞いに、行こう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から霜月 零さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に白崎玲刃さんが現れました。
白崎玲刃 > ふむ…ここが"例"のカフェテラスか…
別段普通のカフェに見えるが…果たしてここが本当に特異点とも噂される、あのカフェテラスなのか…?
【玲刃は訝しむ様な表情をしながら、カフェテラスに訪ていた、
何故、玲刃がこのような場所に訪れているかというと、
それは調査の為である。

ここには、風紀委員や、公安委員、更にはロストサインすらも現れ、
そして、害来腫が起こした寄生虫事件の様に、
たびたび事件すらも起こると言う曰くつきの場所であったからである。
巷では、このカフェテラスが特異点だと言う都市伝説まで存在する次第である。

故に、玲刃は調査が必要だと判断し、このカフェテラスへと訪れていた。】

白崎玲刃 > ……ああ、そうだなまずは席に座らなくてはな。
【店に入り、ぼーっと突っ立っていた玲刃は、
店内の人から不信の目を向けられて、はっとして、
適当に人の少なめの方にあるテーブル席へと座った。】

白崎玲刃 > 注文か……ああ、そうだな…

【店員から注文を聞かれ、
ただ調査の事しか考えていなかった玲刃は、少し戸惑いながら、
メニュー表を見て、何を頼もうかと悩み始めた。】

白崎玲刃 > ふむ……では、このチーズケーキと、アップルティーを頼む。
【メニュー表を見ながら、
玲刃は無難な注文をする。】

しかし、本当に普通のカフェだな……
【そして、店員が去っていった後、
店内を見回して、不可解そうな表情をしながら呟く。】

白崎玲刃 > 【注文したチーズケーキと、アップルティーが届くと、
店員に一礼し、その後、運ばれて来た物に対し軽く礼をした後、
まず、スプーンを手に取り、それを使ってチーズケーキを一口食べる。】

ふむ……このなめらかな口当たり、そして、程良い甘さに、このチーズケーキとしての風味。
これは…旨いな。
【チーズケーキを食べ、その感想を口にしながら。
チーズケーキの美味しさに少し頬笑みを浮かべる玲刃であった。】

白崎玲刃 > 【そして、次にアップルティーの入ったカップを掴み、
それを一口飲む。】

ああ、これも旨い。
紅茶の香りと、林檎の風味。そして、ほんのりと感じる甘み。
良いものだ。
甘すぎない事により、ケーキの味を引き立てていて良いな。

【玲刃は、アップルティーの味と香りを味わいながら。
感想を呟き、更に頬笑みを深める。
そして、そのまま、チーズケーキを食べ、アップルティーを飲んでゆく。】

ご案内:「カフェテラス「橘」」に雪城 涼子さんが現れました。
白崎玲刃 > なるほど…な。
ここは良いカフェだ。種族、立場を問わず来たくなるというものか…
【チーズケーキを食べ終えた彼は、
風紀委員や、公安委員やロストサインなどが来ていた事に関して、
そのような推測で一人勝手に納得して、頷いていた。】

雪城 涼子 > 初めてカフェテラスにいって、ちょっと楽しかったので折角だからまた来よう、と……そう勇んでやってきた。
……来た、けれど……席……空いてない……?
満席、とは聞いてないからどこか空いているはず……

「えーっと……席……席……」

きょろきょろと店内を見回す。やや不安げに見回す姿は、不審者にも見えるかもしれない。

白崎玲刃 > ふむ……
【店内へと現れた、人影を一瞥して、
どことなく、知り合いの氷架に似ているなと思いつつ、
店内を見回している様子を見て、
この者も調査に?と見当違いな推測をして首を傾げた。】

雪城 涼子 > 「ああ、こっちの方なら空いてるかな……?」

そんなことを呟きながら、娘は歩いて行く。

「あ、えっと……この辺、空いてますか……?」

そして、その場にいた人物。玲刃におずおずと声をかける。

白崎玲刃 > ……ん?
【席が空いているかと、声を掛けられ、
玲刃は周りを見回す、
先程まで空いていた隣のテーブルにも人がいるようだ。
ちょうど、自分が座っているのが4人席のテーブルだった為、
まあ良いかと思い言う】

ああ、相席で良いなら、
丁度、ここなら空いているが…
【と、自分の座っている席のあるテーブルにある、他の席を指さして言った。】

雪城 涼子 > 「ああ、すみません。見ず知らずの人に……」

恐縮、という感じでぺこりと、頭を下げる。
なんだか、此処では失敗ばかりが目立つ気がする。しっかりしよう、私。

「それでは失礼しまして……」

ゆったりと上品に示された席につく。

白崎玲刃 > ああ、いや、大丈夫だ。

【頭を下げる、目の前の女性に、
大丈夫だと、恐縮させない様に飄々とした表情で言った。】

ふむ……氷架の姉妹か…?
【目の前の女性を見ながら、少し考える様な表情をして呟く
流石にその見た目から、氷架の親だとはわからなかった様だ。】

雪城 涼子 > 「此処は、結構利用されるんですか?」

メニューを開いてちょっとむずかしい顔をしながら……何も話さないのも悪いかな、と思って声をかける。
まあそもそも自分が二度目なので……ちょっとまだ色々と不安があるのだ。
ただの普通のお店じゃないか、などというなかれ。今まで一応お嬢様をしていたのだ。

「……ん。ひょーかちゃんのお友達、ですか?」

つぶやきが聞こえたのか……確認のように聞き返す。

白崎玲刃 > いや、俺は此処は今日初めて来たな。
【目の前の女性に、質問され飄々とした表情で答える。
そして、メニューを開いて難しそい顔をしているのを見て、
そんなに難しいメニューでもあったか?内心思いと首を傾げた。
なんでも屋として生きてきた玲刃であったが、
一応このようなカフェでの食事などの経験はそこそこあるようだ。一人でだが。】

ああ、いや、友達というか、何度か会っただけの知り合いだな。
【友達かと問われ、ああ、やっぱり氷架の関係者かと思い、
知り合いだと返した。】

雪城 涼子 > 「そうなんですか……ああいえ、なんというか……こう、レストランならまだいいんですけれど、こういうところはあまり来てないので……」

なにを選ぶといいのか、というより、何もかも選びたくて困る、と。
素直に白状する。

「知り合い……そうですか。ああ、部活が一緒とか……あ、でも何度か、ですよねえ」

知り合い、と聞いてふむむ、と考えこむ。

白崎玲刃 > ふむ……好きなのを自分の食べれそうな量、頼めば良いのではないか?
【何を選ぶべきかと戸惑っている涼子に対し、
食べたいものを食べれるだけ、頼めば良いのではないかと、
苦笑いで首を傾げながら言った。】

いや、前に教室棟のロビーで会ったのと、路地裏で絡まれてたのを助けたくらいだな。
【氷架と会った時について、涼子に言う。
無論、下手に心配事と与えるのも良くないかと、
炎の巨人の時の事については言わなかった。】

雪城 涼子 > 「ん……そうですね……」

結局、紅茶とチーズケーキにしたらしい……目の前にあるヤツを選んだようにも見える。

「なるほど、そういう……え?路地裏で?あの……え?」

配慮をした言葉はしかし、十分心配を招いたようだった。

「あ、と。その話は伺うとして……まずは、そのすみません。
 家の者がご迷惑をお掛けしました。」

思わず、頭を下げた。

白崎玲刃 > ふむ……
【涼子が紅茶とチーズケーキを選んだのを見て、
良い選択だと、心の中で呟く玲刃。
このカフェのチーズケーキと紅茶を玲刃は気に入っているようだ。】

ああ、いや、全然迷惑では無かったし気にしないでくれ。
小さい子が入って行くのを見て追いかけたら迷ったってだけらしい
【まず、迷惑ではないし気にしないでくれと、飄々とした笑みで言った後、
玲刃は、氷架と路地裏で遭遇した時の事を思い出しながら、
心配させない様に、苦笑いを浮かべながら言った。】

ただ、あそこはもともと治安も悪いし、最近は良く無い噂もかなり耳にするから、
出来るだけ近づかない様にって言った方が良いかもしれないな。
【そして、涼子に、路地裏に近づくのは止めた方が良いと注意した方が良いかもしれないと、
真剣な表情で言った。】

雪城 涼子 > 「絡まれていたのを助けた、って、十分ご迷惑なような……
 見たところ、風紀委員の方でもないようですし。それであれば、親切で助けていただいたわけですよね?」

一応、人物観察と考察は多少しているらしい。そんな風に問いかけた。

「はぁ……あの子らしいといえば、らしいけれど……それで、そんなところまでいっちゃうのは、どうなのかしら……
 うん、その話はこの間するはしたんですけれどね……あ。」

そこで、はたと気がついたように

「……それ、最近のお話じゃないですよね?もしそうだったら……」

ちょっとだけ、謎のオーラが揺らめいた感じはした。

白崎玲刃 > いや、別にそんなに手間でも無かったし全然、迷惑じゃなかったよ。
あー、まあ、知り合いのよしみで助けたとでも思っててくれ。
【ただ、投げナイフを投げて、長剣を持って警告するだけで相手は逃げていったわけだし、
全く手間では無く、迷惑では無かったとお思いつつ平然とした表情で言う
そして、助けた理由に関しては、知り合いだからって事だと苦笑いで言った。】

ああ、したのか。ふむ、となるとあの事は知ってるのか…?
【その話はこの間したと言う話を聞き、
もしかしたら、炎の巨人の件についても知ってるのかな?と考える。】

最近というか、一週間ほど前の事だな。
【何時にあった出来ごとか思い出しながら、玲刃は涼子に応える。
謎のオーラが揺らめいたのを見て、玲刃は訝しみ眉を顰めた。】

雪城 涼子 > 「それなら……本当に、あの子は人に恵まれている気がするわ……うん。
 それにしても、事も無げに手間でもないって……何か、武術とかの嗜みでも……?」

あまり恐縮し続けでも宜しくないかな、と思いこの程度にする。
誰かに救われる、というのは有難いことだ。

「あのこと……? もう、あの子まさか、まだ隠し事してるの……?」

むすーっとした顔をして……おっと、という感じで顔を戻す。
そこで、ふと気がついたような顔をする。

「あ、申し遅れまして。私、雪城涼子といいまして、はい。
 えーっと……あの子の……身内、です。」

根堀葉掘り聞くのも怪しいだろう、という判断。とはいえ、
いきなり母親、といってもなあ、とちょっと思ってぼやかす。

白崎玲刃 > ああ、やっぱり、氷架の身内だったか。
そうだな、そちらだけに名乗らせるわけにもいかないな。
俺は、白崎玲刃だ。
ふむ、涼子って呼べば良いか?
【玲刃は、納得した様に頷いた後、名を名乗り。
そのまま、そこそこの年上だとも知らずに、呼び捨てで呼んで良いかと問うた。】

あー、武術というかなんというか…
【武術でもやっているのかと問われ、
玲刃は、なんでも屋として生きてきたから戦闘に慣れているとは言えず、
口ごもる。】

ああ、やっぱり知らなかったか…
ふむ……言うべきか…
【炎の巨人の時の事を涼子に言うべきか、悩み
そして、軽く要所のみ告げた。】

前に、研究区で公安委員が事件起こした事あったよな、
その時に氷架が捕まってんだ。
【炎の巨人の格とされていたとは言わず、
あくまで、捕まっていたと苦笑いを浮かべながら言った。】

雪城 涼子 > 「ん、それで呼びやすければ涼子、でいいですよ、玲刃くん。
 ん……私こそ、これでいいのかな?」

ちょっと首を傾げた。
年上だ何だ、というのはあまりこだわらない。
そもそも、学年とかで言えば自分は新入生であるわけで、気にしても仕方ない。その辺は大雑把な判断をしていた。

「ああ、じゃあ異能か魔術かな? 秘密だったりしたらごめんなさいね。」

武術でなければ異能、もしくは魔術。特に此処では当たり前の話である。
勝手にそう考えていた。

「あ、ああ……其のお話ね……一応、大雑把にだけ聞いたわ。
 細かいことは聞いていないけれど……あの、其の話を知っているってことは、あなたもあの件に関わっていたんですか?」

白崎玲刃 > ああ、それで構わない。
【玲刃も普通の呼ばれ方である事に安堵しつつ、笑みを浮かべながら答えた。】

まあ、そんなものだと思っててくれ…
【苦笑いを浮かべながら答える。
身体強化の異能に、収納の魔術を使って取り出した投げナイフのわけだから、
別段、嘘を言っていると言いうわけだはない。】


あー………
【あの事件に関わっていたかと問われて、
一瞬言うべきか迷うが、
名前も言ったし調べればわかる事か、と思い。意を決して言った】

一応、関わっていた。
事件を起こした公安委員に指名手配されていた者として、な…
【気まずそうにして、あの事件においての自分の立場を告げた。】

雪城 涼子 > 「深く突っ込んだ話をすると困る人もいるし、じゃあ其のお話はここで、かな」

苦笑を浮かべる姿を見て……まあ、秘密なんてよくあることよね、と思う。
自分もまあ、必要がなければあまり異能の話はしないし、そういうものだろう。

「あ、えーっと……つまり、ひょーかちゃんとは別のところで被害者さんしてたってことかしら……
 もしかして、ひょーかちゃんのせい……だったり、しません……?」

助けてもらう時にいろいろな人がいた、とは聞いたのでその内の一人かと思ったけれど……意外と根は深かった。
一方的に狙われたような話であったが、まさかそれだけじゃなかったりしたらどうしよう、とか思うのであった。

白崎玲刃 > ああ、すまないな。助かる。
【玲刃自身も、一般人になんでも屋だと告げる事はあっても、
殺しの経験が多々ある事について告げる事に関しては、躊躇がある様で、
申し訳なさそうに涼子に礼を言った。】

いや、被害者というか…自分から首を突っ込んだ結果と言うかそんな所だな。
ああ、いや、その事件に関しては、俺は氷架とは関係ない理由だったな。
ただ、そういえば、氷架の知り合いって理由であの場に駆けつけてた奴もいたな。
【自分から首を突っ込んだ結果だと苦笑いして言った後、
その事件に関与した事については氷架とは無関係だと告げ、
その後、あの場に居た、九郎の事を思い出して言った。】

雪城 涼子 > 「気にしないでください。乙女の秘密、なんていいますけれど……男の子もちょっとくらい秘密がある方が格好良いかもしれませんよ?」

冗談めかせて、くすりと笑ってみせる。互いに謝り倒すよりは、笑い話で流してしまったほうがいい。

「自分からって……玲刃くん、結構なんでも首突っ込むタイプだったり……?
 ひょーかちゃんの路地裏の話もそうだし……危ない橋が好きな感じ……?」

大丈夫なのかなあ、という顔で見つめる。
無鉄砲は若者の特権かも知れないが、それにしてもなんだか話が大きい。

白崎玲刃 > ははは、そうかもな。
【まあ、秘密にし過ぎても身近な者には心配されるものだがなと、
音音を思い浮かべながら、苦笑いを浮かべた。】

まあ、仕事柄、首突っ込んだ方が情報も入ってくるし、
得な事も多いかなそうしてるって感じだな。
別段、危ない橋が好きなわけじゃないさ、危ない橋に慣れてるだけだ。
【なんでも屋としての仕事柄、情報は多く持っていた方が良い為、そうしているだけだと玲刃は、苦笑いを浮かべていった。
玲刃は、実際、危ない事にも負傷にも慣れている為、
危ない事に関わるのには躊躇が無いのである。】

雪城 涼子 > 「ふふ、まあ秘密にする相手にもよるかもしれませんけれどね。
 この間それで怒ったばっかりですから」

くすくすと笑いつつ、心のなかを見たかの様なことを付け加える。


「んー……仕事柄、ですか。なかなかバイオレンスなお仕事をしてるのかしら……
 そういう人がいるから、私達がのんびりと過ごせるといえばそうなのかもしれませんねえ……
 お体には気をつけてくださいよ?」

素人が口を出してどうこうなる話でも無いのはわかっているので、其の程度ですます。
初めてあった相手とはいえ、娘の知り合いで助けてもらったともなると、安否は気になるところだ。

白崎玲刃 > っ!…確かに相手によるだろうさ。
【考えていた事を当てられた様な事を言われて驚きながら、
苦笑いを浮かべて同意した】

まあ、そんな感じだ。
別段、バイオレンスなものばかりという訳でもないけどな。
ああ、ありがとう。
【先日の公道バトルの実態調査や、魔術書の捜索などを思い出しながら。
バイオレンスなものばかりでは無いと言った。
そして、安否を心配され、礼を言った。】

……そうだな、俺はそろそろ、行くとするよ。
【飲み終わったアップルティーのカップを置き、
席を立とうとする。】

雪城 涼子 > 「あら……心当たりがあったみたい。良い人だったりしたら、気をつけないといけないわよ?」

おや、と面白そうな顔をして笑う。ややラフになっているのは、こちらのほうが素なのかもしれない。

「ん……ああ、ごめんなさいね。お席にお邪魔した上に、話し込んでしまって……
 ごきげんよう。また、どこかでお会いできるといいですね」

席をたとうとする相手にぺこり、と頭を下げる。

白崎玲刃 > そうだな、心配させすぎない様に気をつけないとな。
【玲刃は、音音の事を思い浮かべつつ少し微笑んで言った。】

ああ、いや、構わないさ。良い気分転換になった。
じゃあな。また機会があれば何処かで。
【玲刃は、席を立つと涼子に別れの挨拶を言い、
頭を下げる、涼子へと向かって手を振った後、
支払いをして、カフェテラスを出て、また何処かへと歩いて行った。】

ご案内:「カフェテラス「橘」」から白崎玲刃さんが去りました。
雪城 涼子 > 去りゆく男に手を振って見送る。
さて、自分はどうするかな……

「あら、おいし」

とりあえず、運ばれてきたチーズケーキを口にした。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から雪城 涼子さんが去りました。