2015/07/28 のログ
ラブライナー > 常人の三倍の脚力を以って行う四つん這い行動は、その速度の印象で言えば三倍をはるかに上回る。
声をその場に残したまま撤退を始めて居た歌月は既に脱衣場の中、引っ掛けていた野太刀を回収した上で、
大浴場から死角になるロッカーの影、

すなわち先ほど自らが潜んでいた位置へと戻っていた!
しかしその立場は既に逆転済み、獲物を前に舌なめずりの末路であり、
クイーンのカードを得てダブルアップでキング出てきましたと言った具合。

……まして。まして、陽子のロッカーの鍵を閉められていない以上、
自らの目的=罪状は加算寸前である。
濡れた足跡も、異能が無効化された今となっては隠しようもない。

嶋野陽子 > (まさか、クリフが、性懲りもなくまた来たの?)
と、自分の部屋に突入して、血痕を残して足がついた
侵入者を思い浮かべた陽子。
先ずはバスローブを着なければ追撃出来ないので、バ
スタオルでざっと身体を拭きながら、足早に自分のロ
ッカーにたどり着くと、ロッカーが開いている。パン
ティーもバスローブも無事だったが、もはや侵入者の
存在は疑いようがない。

「誰だか知らないけど、無駄な抵抗はやめて出て来な
さい。今ならばまだ引き返せるわよ」と呼び掛ける陽
子。

ラブライナー > 相手の足取りを強化された聴覚で感じ取りながら、脳内で
(見てない見てない見てない見てない)
と繰り返す。
ロッカーが"鍵の音もなく"開く音。
呼吸を深く。この一瞬に合わせるように。
あーもう!だから見てないんだから勝手に脳内に浮かぶなイメージ!さっき着替えるところも見てないって!

「引き返す場所なんて……」
「この地上の何処にも無いんだ!」
長期戦は不利の極み。新たに大浴場を訪れる人がどうこうではなく、
脱衣場の常として、
壁一面に掛けられた、大きな鏡を通して視線は通っている。それに気づかれるより先に。
相手が足跡をたどって、直接こちらの方向を見ているだろううちに……
「僕達は……TCB団は!この先のラインに辿り着くんだから!」

学ランの上着を陽子の方へ投げつける。
それをフェイントにして、同時に反対側…脱衣場の出口へと全力で駆け込んだ。

嶋野陽子 > 物音がした瞬間に、脱衣場の
出口に一目散にダッシュする陽子。強化人間を舐めて
はいけない。学ランによる撹乱など無視して、最大速
度でダッシュすると、ようやく見えた相手の影に手を
かざし、重力場を放射して引き寄せる。
背中から3Gの力で引き寄せられる相手だが、
果たして逃げ切れるか?

ラブライナー > (教授?いや、そんな奴はウチの団員には居ませんね)
(たまたま近くにいただけです)
(あー!そういえばよく唐揚げ弁当食べてました)

逮捕 食らった 場合、通称TCBプロトコルが脳裏に思い浮かぶ。
ああそれでいいんだ戦友たちよ。
一時だけ、楽しい夢を見せてもらった。
三年間何もない、つまらない学生生活だったけど、
力を得たことよりも、何よりも。ぼくは君たちと一緒につるんでいたことが楽しかった。

一緒に浜辺でバーベキューを食べに行って、午後はカップルに海中から襲いかかるのも楽しかった。
図書館の辞典コーナーで、どの辞典にはどのくらい単語が載ってるのか調べるのも楽しかった。
ついついカップル撲滅の目的を忘れて盛り上がって、歓楽街で風紀委員に目を付けられた事も楽しかったっけ……

脱衣場の扉へ手がかかる寸前、背後からの重力に引き寄せられる。
思い切り手を伸ばしても、もう一歩踏み込んでも、拮抗できたのはそこまでで、
相手の手の位置が高く、そこへ向けて吸い寄せられてはもう足がつかない。たとえ常人の三倍の能力が有ろうと、力を込められなければ対抗できない。

ご案内:「ロビー」にシャドウフォックスさんが現れました。
嶋野陽子 > 相手の足が床を離れると、後は
一直線に吸い寄せられて来る。残り1mを切った所で
重力場を切って、侵入者をしっかりと、しかし優しく
抱き留める。

シャドウフォックス > 諦めるな……!
(その時、窓をガシャンと割って煙玉が投げ込まれる
 同志のピンチを知り、キツネの仮面で素顔を隠したCBTの電撃戦要員
 対赤外線及びチャフの効果を持つスモークが炊き込まれ
 巨大な少女の関節各部位にゴムボールが投げつけられる
 ゴムボールとはいえ達人の投げたそれは関節稼動を強引に誘発する程度の威力は秘められていて)

ラブライナー > 野太刀のヒモに手を掛けて。
これをちぎり取って、重力に乗せて鞘ごと後ろに投げつければ、あるいは、と。
力を込める寸前に、

―― 一つ、団員としての活動中に制裁対象以外へ傷害を与える行為はダメゼッタイ。

ヒモからその手を、離した。
「ごめんね、みんな」
「みんなの思いを、こんなところで…」

しかし、突如として投げ込まれた煙玉に、目線が吸い寄せられる。
「君はさっき先生に叩き伏せられていたはずじゃ!」
「そんな体で…まさかあの警備を掻い潜って、ここまで!?」

輝きを失いかけていた藤色の瞳に、再び活力が蘇る。
まだだ。まだ終わっちゃいない。
ここには仲間がいるじゃないか…!

嶋野陽子 > 窓ガラスが割られた瞬間に、重力波
シールドを起動する陽子。腕に捕らえた侵入者ごと
陽子の周囲に半球形のシールドが構成され、スモーク
もゴムボールも寄せ付けない。
 今度こそMode Aegisの本格可動だ。
「私のパワーアップの初日に出会ったのが運の尽きよ。
悪いことは言わないから、諦めなさい」と、優しく諭
すように説得を試みる陽子。

シャドウフォックス > 仲間を…仲間を捨てられるはずが無いでござろう!
あと戦利品とか…戦利品とか……戦利品とか!
(その目は友情と欲望に濁っていた
 彼は知らない、叩き伏せられた瞬間通信関係は全て破棄したので、今回がボウズという事など)

あの先生からは土下座からの股抜きスライディングですり抜けて来たでござる!
意外に可愛いの履いてござった
(ひゃっふぅ!と声をあげながら脱衣所の床を、壁を、天井を蹴りつけ三次元的に飛び回る)

くっ…強い…!
(ゴムボールが通じない以上はあれ以上の非殺傷火力は持ち合わせていない
 他者を傷つけるべからずの掟は何よりも重い…
 手詰まりかという言葉が重くのしかかり……)

ラブライナー!今のおぬしは…ゼロ距離!
(く…と、五指を広げ、握りこむハンドサインを送る
 まだ、武器は失われていない)

ラブライナー > 「留まるな……三ッ山通し!」
魔剣の名を叫ぶ。振るえば三つの山を押し流した土石流を放つその野太刀。
「諦めたりするもんか…此処に居るのは、一人じゃないんだ!仲間がいるんだ!」
これが抜け駆けして舞い上がって大浴場へ突入した少年の笑顔の輝きだろうか。

「わかった、シャドウフォックス!でもあの先生ってさ…いやいいか!」
この魔剣、手に持って振るえ、とは書いていない。
背負った野太刀から怒涛の勢いで泥流がシールド内に溢れていく!
「わるいけど、もう一度お風呂を浴びてもらうよ!」
溺れそうになればシールドは解除されるはず、という寸法である。
自分がどうなるのかは考えていないのが発言から見て取れた。

「あとラブライナーじゃないから!プロフェッサーだから!
なんか悪評立ちそうだから、いい加減やめてよその呼び方!」

嶋野陽子 > 何と、シールド内で泥流とは、
一体何処のトンネル工事現場??
じゃなくて、相手の意図は読めているので、
シールドを落とすと同時に、捕まえている侵入者に
限度ギリギリのベアハッグをかます。あばら骨に
ヒビが入ったら、後で治療するつもりだ。

シャドウフォックス > 独りじゃない…拙者達、繋がっているから…!
(装束の袖から左右三対六本のワイヤーが射出される
 それは先端に錘が付いただけの簡素なものだが…雷の異能の力による電磁誘導で蛇のように宙を這い、仲間の下へと飛んでいき…シールドが解除された瞬間、四肢に一本ずつ、胴に二本が絡みつき)

拙者守備範囲30ちょいまではいけるでござる!あと100超えたらその先は無限大な感じで!
なんかプロフェッサーだとお主が上官みたいで…なんか腹立つでござるし!
(おらっしゃあ!とワイヤーを引く
 捕縛用に編みこまれたタイプなので切断能力など無いが、頑丈な鉄の紐がラブライナーの体に食い込み、ベアハッグに拮抗するように、おもくそ引かれる)

嶋野陽子 > (うわっ、そう来たか。
ならばもう少し痛い目に遭ってもらうわよ。)
こうなったら新機能のテストを兼ねて、少し派手に
200Vの電撃を一瞬だけ放つ陽子。

ラブライナー > 「やっぱりシャドウフォックスはすごいなー……
僕は相談役とかそういうので居たい、こないだみたいに
『あの娘、君についてはさっき落ちた葉っぱと同レベルにしか考えてないよ』
とかそういうポジションで」

「って言ってたらうあああぁぁぁぁぁ!」
強化された知覚が!調節された痛覚が!
肋がミシミシ言ってるし、肺が圧迫されてるから声が勝手に漏れ出ていく!
「背中に当たる感触がぁああああああ!!」
ついでに電流のせいで変にスイッチ入った脳から声が勝手に漏れだしていく!

シャドウフォックス > うおおおおおおお!
(持ち前の風雷操作能力でワイヤーを伝い遡上してくる電流を受け流す
 周囲にスパークが迸り、蛍光灯の幾つかが爆ぜ割れ脱衣所内の一部に影が落ちる)

お主の相談という名のバックスタッブとかマジダメージ係数クソ調整なんだから手加減してやって欲しいでござるよ!?
今拙者の仲間助けたいゲージがモリモリ減っていくんでござるけど!
………えい
(なにやらお楽しみのようなので、牽制という名目でビリっとワイヤーを介して電流を流し込んでみる
 真っ先に着弾するのラブライナーでござるけど)

嶋野陽子 > ここで陽子に天啓が閃く。
「二人とも、続きは私の部屋でどうかしら?それとも
私みたいな筋肉お化けは願い下げかしら?」

押しても駄目なら、引いてみろだ。

自分で電撃を放つのだから、自分の絶縁と接地は万全
にしてある。がそれでもビリッと来る。

ラブライナー > 「いぎっ!」
電流と電流が直列で双方から加わると凄いことに!
「夏用のシャツにほとんどはだけたバスローブで後ろから抱きつかれるとなんか……凄いよ」
脳内の発言スイッチが凄いことに。

「(ふふふ、そんなことで抜け駆けするような僕だと思われたんなら心外だな)
ああもう十分堪能したよ、続きはそこのシャドウフォックスにしてあげてほしいな」
バチーンと切り替わったスイッチが悪い。

「ふふ、助けられるばかりが…仲間じゃないだろ!
新しい恋、見つけてみようよ!」
此処へ来ての相談役っ面であった。

シャドウフォックス > 凄いんでござるか…凄いんでござるか…
(大切な事だから、二度言った)

…………
(やっべどうしよう、正直異性というより異種生命って感じのインパクトだけど女の子
 部屋に上がれば意外に乙女でそのギャップにキュンとくる…やも…)

っぶねぇぇぇぇぇぇ!ラブライナー…腹黒プロフェッサーが勧めるなら絶対に罠でござるよこれぇ!
危うく一夏の思い出に飛んで火に入るファイヤバグするところでござった!
(そうはさせるか死ねぇ!と完全に目的意識を失った感じでワイヤーを引っ張るのをやめて
 ベアハッグの威力を100%その身で味わうといい)

嶋野陽子 > 『続きはそこのシャドウフォックスに』
の声を聞いて、シャドウフォックスの方を向くと、
「・・・とあなたのお仲間は言ってるけど、どうする?
来るならば二人一緒が条件よ」とさらに誘惑する陽子。

シャドウフォックス > 誘惑っていうかもう吸い込んでるザンギじゃねーか!でござる!
拙者達に痛ましい事するつもりでしょ!?スクリューみたいに!スクリューみたいに!
(一瞬危なかったが、流石にあのマッソォに抱かれたら五体粉砕間違いなし
 というか唐突なハニトラとか怪しさ満点である)

嶋野陽子 > ワイヤーの抵抗が緩んだので、
陽子も合わせて腕の力を緩め、ラブライナーの身体を
優しくお姫様抱っこすると、自分の部屋に向かって
歩き始める。
「キミはOKのようね。優しくしてあげるわよ」
とラブライナーに語りかける陽子。

ご案内:「ロビー」に畝傍さんが現れました。
畝傍 > 「おふろ、おふろ♪」
ブロンドの髪に赤い瞳の少女が、ロビーを通り、大浴場を訪れんとしていた。最近同居生活が始まった友人とは、今日は別行動。
その服装は、夏真っ盛りだというのに、首から下ほぼ全身を包む特徴的な橙色のボディスーツ。
そして、手にはボディスーツと同じ橙色のマズルを持つレプリカの狙撃銃が抱えられている。
見ると、見知った仲である筋肉質な少女が――本来ならば女子寮にいるはずのないであろう存在と、交戦している。その様子を、やや遠方から見ると。
「……なんだろ、アレ」
不穏な気配。すぐさまヘッドギアを操作し頭上にポータルを展開、抱えていたレプリカの狙撃銃を実銃と入れ替え、弾を込めて構える。

ラブライナー > 「ああ凄いともさ!この感触が……」
「この感触だけが今夜の報酬さッ!三ッ山ァ!」
泣き濡れつつもう一度おざなりに魔剣を呼び、
ちょっと泥多めの粘っこい泥流で抵抗を軽減すると、
全力でハグをすり抜けに掛かるだろう。
「悪いんだけど僕たちは逃げるときも二人一緒が条件なんだ、よ!っと!」

「シャドウフォックスのその警戒心の強さ、TCB団員としてこんなに心強いことはないね!」
「一人の友人として言えばその待ちの姿勢よくないと思うけどね」

嶋野陽子 > (あくまでも逃走を図る気ですか。
そうですか。じゃあもう知りませんよ)
次は400Vでワンパルス放電する陽子。

シャドウフォックス > グッドラック…ラブライナー…
(ぴっと親指を立て、それをそっと人差し指と中指の間に挟みこんだ
 特殊なアレなのでモザイク的な認識阻害がかかる

 やめて!陽子の筋肉で熱いハグをされたら、たとえ強化されているとはいえラブライナーの体がへし折れちゃう!

 お願い、死なないでラブライナー!あんたが今ここで倒れたら、拙者達に渡るはずの戦利品の約束はどうなっちゃうの? チャンスはまだ残ってる。ここを耐えれば陽子に勝てるんだから!

 次回「ラブライナー死す」。デュエルスタンバイ!)

友人だから!信頼してるからでござろうが!
お主人当たりいいくせに瞬間的にセメント入るの拙者知ってるんでござるからね!
あ、やべ、知人来た
(入り口から聞こえた声に思わず素の声が漏れ、マッハでラブライナー見捨てて逃げることを決断する)

嶋野陽子 > シャドウフォックスが随分と
失礼な事を言い残して逃亡したので、少しむくれる
陽子。
(失礼ね!3年以上エッチしてるけど、殺すどころ
か怪我一つさせたこと無いのに、私のコントロール
をナメてるわ)とちょっとオコな陽子。

ラブライナー > 「あ、ちょ、だめだって!ヌルヌル電流デスマッチとかよくな、ぎっ、ぎぎぎぎぎッ!」
既に地面にまで達している泥流がアースの役目を果たすものの、
その負傷は軽くはなかった。
何らかの数値が、ラブライナーの命を表す数値が急速に減っていく!


…………
既にほとんど動かなくなったラブライナーの指先が、人差し指と中指を揃えて…
ピッ、っと振った。
別れの挨拶。
それは知人に見られることで異能的にも死んじゃうラブライナーの、最期の友情――

畝傍 > 畝傍が現れた途端逃走を図った狐面の男に対し、躊躇せず発砲――しなかった。
狐面で顔こそ隠れているが、忍者めいた独特の口調が漏れ聞こえたのを聞き逃さなかったのだ。
そして、このような口調を日常的に行使する男性は畝傍の知る限りただ一人。
「(もしかして、あのヒトは……?)」
その可能性を視野に入れると同時に、
「(でも、なんで……?)」
という疑問も生じ、構えていた銃を下ろして弾を抜き、しばし考え込む。

嶋野陽子 > 動かなくなったラブライナーが、
生きている事を確認した上で、意識のない彼の身体を
抱いたまま畝傍さんの所に歩み寄る陽子。
「畝傍さん、こんばんは。この人がお風呂に入ってき
たので捕まえたらば、もう一人が窓から乱入してきて、
乱戦になったの」と経緯を説明する。

シャドウフォックス > ………
(散り逝く友への手向けくらいは許されるだろうか?
 動かないラブライナーの懐にインするように小瓶が投げられる
 塗布タイプの痔の薬を
 
 ぴっ…と、人差し指と中指を立て、こめかみをかすめるような敬礼を送り、別れの挨拶を済ませる)

…………
(畝傍が考え込んだ隙に、その視線は持ち物を探る
 お着替えセットがあれば…ああ、いや、知人のパンツとかちょっと…無いでござるなあ…
 彼女の戦闘力は知っている、迂闊に抜けようとすれば…獲られる
 フェイントを織り交ぜたステップで幻惑を行いつつ、じわじわと突入時に割った窓へと近づいていく)

畝傍 > 再びヘッドギアを操作、弾を抜いた銃を先程まで所持していたレプリカのものと入れ替える。
この場にいる誰とも、積極的な交戦の意図がないことの表れ。
すると、筋肉質な少女――陽子に声をかけられる。
「あっ、ヨーコ。ふんふん……そういうこと、だったんだ」
頷きつつ、陽子の話に耳を傾ける。
「なんで、こっちのおフロにはいってきたんだろ」
女子寮の警備は厳重である。それを掻い潜ってまで、なぜ女子寮の浴場に――?
精神的に幼く性知識に乏しい畝傍としては、当然抱くのも無理はない疑問であった。

ラブライナー > ……でもなく。まさか殊勝に別れの挨拶など?するとお思いですか?

そのまま指先は剣指の形で宙を踊り、陣を描き、魔力が満ちていく。
保険課救急治療の基本にして鉄板、
とりあえず傷の種類関係なしの"大快癒"が描かれるとともに発動!
カッ!目が開き、停止していたライフラインを押し上げる!

「シャドウフォックス!
僕がこの子を引き付ければいいんだな!
見知った顔ならやりやすいもんな!」
捕まるときも二人は一緒。
この薬を使うのは貴様の方だ!受け容れて僕の野太刀!

嶋野陽子 > 『なんで、こっちのおフロに入って
きたんだろ』という畝傍さんの問いには、
「男子寮のお風呂は汚ないって噂だけど、本当の理由
はこの人が目覚めたら聞いておきます」と応える。

シャドウフォックス > ………
(状況は最悪、最早逃げ切る事だけが残された最善手だろう
 ラブライナーは助けられない、自分の正体もバレかけている…)
             オーバークロック
ふっ…この常世全ての悪、時計盤第十三席の木曽義仲を退けるとは…褒めてやろう
(ここでシャドウフォックス、渾身の身分詐称)

てっめぇぇぇぇぇ!人がフォックストークしてる最中に重要なファクター投げてるんじゃねーでござるよ!?
(しかし味方のファインプレーでインターセプト!あいつやっぱ敵でござるわ)

嶋野陽子 > 急に回復したラブライナーの
様子に慌てた陽子は、ラブライナーの頭を自分の
胸の谷間に抱き寄せて押さえつけようとする。
バスローブがはだけていたので、ラブライナーの頭は
直に陽子のGカップの谷間に・・・(以下自主規制)

畝傍 > こちらは交戦の意志を放棄しかけていたものの、向こうはどうやらまだやる気らしい。
しかし殺傷行為が目的ではなさそうなので、こちらとしてもある程度手加減はせねばなるまい、と考える。
レプリカの狙撃銃は実銃に比べ遥かに軽く、弾丸の発射機構も備わっていない。武器としての活用は難しかった。
どうすべきか――?しばし考えを巡らせんとするが、その瞬間、白い仮面の男が発したある言葉が耳に届く。
「『見知った顔』――」
ではやはり、シャドウフォックスと呼ばれたあの狐面の男は――?自身の頭の中にあった一つ可能性が濃厚になりつつある以上、その正体と目的を確かめねばなるまい。
そう決意すると、狙撃銃を傍らの壁に立て掛け、片足で床を蹴りシャドウフォックスの方向へ跳躍!一気に距離を詰め、掴みかからんとする。狙いはその狐面だ!

ラブライナー > 一つ、幸せはみんなで共有しよう。恨みもみんなで共有しよう。
団員の幸せが共有されるのに、団員の恨みが共有されないわけはないッ!

「最後の最後まで諦めない、僕の知っているシャドウフォックスはそういう奴だった…
ふふ、それは彼の本質なんだろうな、どんな時だって、ありったけの夢かき集めて探しものを探してた…
きっとシャドウフォックスでない時もそうに違いないよ―――」
なんか良さげなセリフを吐きながらお姉さんの胸の中へフェードアウトしていくラブライナー。

先ほどの引きつけるの宣言通りに、再び呼び出された泥流が飛びかかる畝傍を後方から追いかける!
あれ今何処で魔剣呼んだんですか?
さておき、つまるところシャドウフォックス直撃ルートでも有る。

嶋野陽子 > 急に復活したラブライナーが、
陽子の胸の谷間で再びフェードアウトして行くのを感じ
つつ、陽子は、(この人の仮面は外さないまま、意識
を喪っている間に、男子寮に運んで行こう)と思うの
であった。

シャドウフォックス > っちぃぃぃぃ!?
(異能はこの常世学園では個人の特定に有効な手段の一つである
 雷の異能…程度ならば少なくは無いだろう、だが風雷を組み合わせた身体能力の向上といった物は独自性が強い
 今は曖昧な灰色のベールに包まれているが、それを使ってしまうのは閃光弾を打ち上げるのに近い
 あくまで自分自身の身体能力と戦闘技術だけでこの場を切り抜ける必要がある
 後ろに下がり相手に盤面の自由度を与えるよりも、踏み込むことで手筋の制限を…)

おいちょっとラブライナー!さりげないどころか明確に拙者に敵対行為とってない!?
(You wanna be my Friend? 絶対にノウ!
 膝を抜き落ちるようにしゃがみ込み、視界の下方向へと逃げながら一気に直上に跳躍
 視線の追従速度が最も落ちる動きで天井に張り付いて濁流をやり過ごし…)

うむ、拙者達は仲間でござるよラブライナー!
ラブライナーは理想家…理想描くの得意でござるしな!
字とか絵とかも描くのめっちゃ上手いでござるし!
ならばこの状況で敵対行為などするはずないでござるよね!
(微妙に個人情報を漏洩しつつ、陽子の動きを封じるべく粘着質なトリモチを投擲する
 ぶつかればべちゃりと広がり、強力な接着作用で周囲に拘束できるだろう
 あ、メンゴ、このままだとラブライナーも一緒にくっついちゃうね、テヘペロ)

嶋野陽子 > ラブライナーを抱き抱えて行こうと
した所に、シャドウフォックスの鳥もちがいくつも付く
が、陽子はバスローブ脱ぐという大胆な手段で鳥もちの
拘束を抜け出すと、フォックスを抱いたまま一目散に
自室に走る。
「畝傍さん、もう一人は任せた!!」と言い残して、
自室に消える陽子の腕には、ラブライナーの意識を
失った身体が抱かれていた。

ラブライナー > 「敵対行為とか、そんなわけないだろ!僕たちは仲間で、友達じゃないか!」
「……僕にとっては、本当に大切な、初めての仲間なんだぞ…!」
フェードアウトしているので話しているさまを詳しく描写することは出来ない。
ただ、仮面の隙間から、kirariと光る雫が溢れた―

「だからこれも敵対行為じゃなくて、お知り合いどうし上手くいくといいねっていう」
見えるだろうあのユートピア。今僕達が戦う此処はもう妖精郷には扉一枚隔ててはるか遠いけれど、
君なら覚えているはずだ、熱く語ったあの夢を。
狐面でも隠せない、あの燃えるような眼差しを、僕だって忘れていないのだから!
「ラッキースケベ、か」

二度、三度と送られる濁流が脱衣所さえ埋め尽くさんとする中、
運び去られるラブライナーの声ははるかに小さくなっていき…
「君が人の作品にあとから書き込んでくれた落書きの中の名台詞だったよね――」

ただ、後は―
友人にも、汚れちゃったからお風呂とかそういうイベントが起きればいいなって――

畝傍 > 跳躍し、シャドウフォックスへ迫らんとする畝傍に背後から接近する泥流。
かつての畝傍であればフライトパック飛行による回避も可能であっただろう。
だがフライトパックは先日の落第街路地裏における交戦で損傷、現在は異邦人街の店へ修理に出しており身につけていない。つまり飛行による回避は不可能。
シャドウフォックスが天井に貼り付いたのが見えると、床を抉らんばかりの勢いで一旦着地、再跳躍せんとするが、いざ跳躍した畝傍の足元を泥流がかすめ、一気に減速する。
「っあ……ぅ」
間一髪直撃は回避したものの、片方の足をとられ転倒する形となってしまった。泥でボディスーツが汚れてしまう。

嶋野陽子 > その後、陽子の部屋で何が
あったかを、知るものはいない。ラブライナーは、仮
面を着けたままで、翌朝早い時間に、男子寮のロビー
で発見された。

ラブライナー > もしも翌朝以降、シャドウフォックスに出会うことが有れば、
開口一番のセリフは
「……あの薬ありがとう」
だろう。

シャドウフォックス > ラブライナァァァァァァァァ!?
究極生命体にお持ちかWRYYYYYYY!?
(湯上りタマゴ肌の筋肉にラブライナーが拉致されていく…
 ラブライナーはすごいなぁ…
 ラブライナーは今日、一夏の経験をする
 ぼくにはとてもできない)

ま、どうでもいいことだろう
(彼の姿が消えてしまえば茶番の幕は閉じる
 さようならラブライナー
 ありがとうラブライナー
 僕は君の事を忘れないよ
 七月一杯は)

……
(べしゃりとこけた畝傍を引っ張りお越し、肩をぽんぽんとして)

ちとはしゃぎすぎたでござるな
(そう言い残すとバクステを踏んで窓から飛び出していくのだった

 後日、ラブライナーに礼を言われた時は、彼はマトモに目をあわせられなかったそうな)

嶋野陽子 > 因みに陽子は、改造後の
サイズだとギリギリ内風呂のシャワーが使える事が
判明し、自分とラブライナーの泥を洗い流す事に
使ったのであった。

ご案内:「ロビー」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「ロビー」からラブライナーさんが去りました。
ご案内:「ロビー」からシャドウフォックスさんが去りました。
畝傍 > シャドウフォックスに引っ張り起こされ、肩の泥を掃われると。
「(やっぱり、このヒト……)」
そんな感じがした。疑念は確信に変わりつつある。
しかし、気付いた頃にはシャドウフォックスは窓から飛び出していってしまったために確認をとることもならず、陽子の姿もなかった。
「なんだったんだろ」
畝傍は一人、純粋な疑問を口にする。彼ら――といっても、陽子が言及していた方は畝傍には認識できていなかったが――は一体何者で、何の目的で浴場に侵入したのか。
結局それは、今の畝傍にはわからずじまいであった。
「……せんたくもの、ふえちゃったな」
そう、呟くと。
「おふろ、はいろ」
ここに来た本来の目的を果たすため、畝傍は脱衣場の扉を開け、足を踏み入れる――

ご案内:「ロビー」から畝傍さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「ロビー」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「ロビー」にサヤさんが現れました。
サヤ > 巫女装束を着て、風呂敷を背負った少女がロビーへと入ってくる。
「ふぅー。」冷房の効いた空気が心地よい。
異邦人街に住んでいた頃は冷房無しで過ごしていたが、もうあの生活には戻れないだろう。
文明への感謝をこめて、この快適なる空間の創造主エアコンに頭を下げる。ありがとう、ありがとう……!
一旦風呂敷を手に持ってソファに座る。サヤの小さい体は一人がけのソファでも半分ほどしか面積を使わない。空いた所に風呂敷を置く。

サヤ > 「~~~♪」鼻歌を歌いながら、風呂敷を開く。中身は、図書館から借りてきたカタカナの教本と、子供向けの初歩的な魔術の本、どちらも数冊ずつ。
刀に乗っ取られそうになったり、魂が歪められたり、入院したりでさっぱり進んでいなかった日本語の勉強を、また始めるのだ。
先日商店街の店に寄ってカタカナの重要性に気付いたのもあるし、単純に勉強することが好きだった。
魔術の本も、新たな知識を得るために借りたのである。
新しく知識や技術を得るのは楽しいし、それだけ自分の価値が高められているような気がする。
そんなことを考えながら、まずカタカナの本を開く。

サヤ > ひらがなはすでにマスターしていたので、表記が違うだけで発音は同じだと分かれば、理解は早かった。
元から物覚えは良い方だ。小さな声で内容を呟きながら、ページをめくっていく。

サヤ > 一冊読み終えて、パタンと本を閉じて肘掛けに置く。
集中が途切れると、喉が乾いているのに気がつく。
顔を上げると、ちょうど向かいの壁に自販機。
ずっと前に使い方は教わったが、実際に買ったことは一度もなかった。丁度いい、何か飲み物を買ってみよう。
ソファからおりて、懐からがま口を取り出す。

サヤ > 自販機に歩み寄り、陳列されているサンプルを見る。ほとんどは漢字とアルファベットで、サヤには読めなかった。
「うーん……。これでは何が売ってるのかわかりませんね……。」
ひらがな、カタカナだけではこの世界に太刀打ち出来ないようだ、せっかく覚えたのに、少し落ち込んだ。

ご案内:「ロビー」に枢木 柩さんが現れました。
サヤ > どぉ~い お(?)という緑の缶が目に止まるが、拾ったひらがなだけでは何が入っているのかわからない。
もうひとつ、サイダーと書かれた缶もあったが、サイダーが何かわからない。
「うーん……。」困った、いっそ適当に押して買ってみようか、でも、飲めないものが出てきたらどうしよう。捨てるのももったいない。

枢木 柩 > 「はぁ。ただいま…。」

そう言いつつロビーの扉を開けて入ってきたのは桃色の髪の狐耳。

「…?」

自販機の前の人影がめに入るだろうか

サヤ > 「どうしよう……。」自販機の前で腕を組んで困っていると、気配と声。
そちらに向き直って。「ええと、おかえりなさいませ?」ただいま、と言われたので、そう返すが。それで正しいのかわからず、語尾が疑問形のようになる。言ってから、頭を下げる。

枢木 柩 > 「お、おう、ありがとう…。」

返事が来るとは思っていなかったのか少し驚いた顔をした後
はにかんで軽く会釈。

「ええと、困り事か?」

サヤ > 「ど、どういたしまして。」相手が驚いたのを見て、間違えたかな?と少し不安になる。

困っているかと聞かれれば
「え、あ、ええと……そんな大したことじゃないんですが。」
自販機の展示されているサンプルを手で示し「その、書いてある文字が読めなくて……何が売っているのかわからないんです、喉が渇いているんですが……。」
少し恥ずかしそうに、申し訳無さそうに、困っている内容を告げた。

ご案内:「ロビー」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「ロビー」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 何とか門限前に寮に着いた陽子。
ロビーで見慣れた顔が自販機前にいるのを見て、自販機
の所に向かう。
「枢木先輩、サヤさん。どうされましたか?」

サヤ > 「あ、嶋野さん。ええと……。」寮に住んでいるんだから、帰ってきたということだ、やはりこの場合の挨拶は「おかえりなさい。」と頭を下げる。

「ええと、飲み物を買いたいんですが……その、まだ書いてあることが読めなくて……。」また説明をするとは、自分の無知を晒すようで恥ずかしい。言ってから、目を伏せた。