2015/09/05 のログ
ご案内:「大浴場」に雪城 氷架さんが現れました。
■雪城 氷架 > 「お、誰もいないな」
いつもより少しだけ遅めの時間
カラカラと入り口の引き戸を開けて、氷架が顔を出す
■雪城 氷架 > 身体的に重大な(というほどでもないけど)コンプレックスを抱えている氷架は基本的に人のいない時間を好むのである
誰もいないとわかれば体の前を隠していたタオルをくるくるとまとめて、壁側の手すりにかけて、足早に洗い場へと向かう
■雪城 氷架 > 「~♪」
雪城氷架はお風呂が大好きである
暇な日なら1日に何度入ってもいいくらいだ
長い長い髪を丁寧に時間をかけて洗い、手慣れた様子でくるくるとまとめてフェイスタオルを巻く
特にのんびり浸かるのが好きだ
洗うのも早々に体を流して立ち上がり湯船に向かう
■雪城 氷架 > 「はーぁぁ……」
体の芯から心地よさげな声を漏らしつつ湯船に浸かる
寮の部屋にもバスルームはあるのだがのんびり浸かれない
いや、浸かれないこともないのだが
ルームメイトによる覗きが発生したりするので誰もいない時じゃないといけないのだ
ゆったりと脚を伸ばして寛ぐ、至福の時である
■雪城 氷架 > 「んー……静佳の言うとおり少しくらい焼いておけばよかったか…?」
ゆらゆらと揺れる水面越しに自分の白すぎるほど白い体を眺める
ハーフなので純日本人よりも色素が薄いとはいえ、意図的に日焼けを避けているのでとても白い
「………」
欲を言えば、もうちょっとこう、やはりこう‥
肉もついてほしい
■雪城 氷架 > 「うーん……」
こう、肌の綺麗さとかには気を使っているので自信はあるものの
果たしてこの貧相さはなんだろうか
身長の低さも含めて中学生で余裕で通る
映画館とかが中学生料金で入れる、やったね
なんていうのは慰めにもならないのだ
特にこう…体を重ねる相手ができてしまうと、途端に気になる
気になる
「………」
ぼむっと顔が赤くなり、思わずざぷんと湯船に顔を沈める
良かった誰もいなくて
ご案内:「大浴場」にラジェルさんが現れました。
■雪城 氷架 > 「…まぁ、うん……大丈夫まだ高校1年だし……そのうち大きくなる…」
ぶつぶつと独り言で自分に言い聞かせるのだ
そう、そのうち大きくなるのだ
まだ成長期だし、成長期なのだし
■ラジェル > 【ガラガラガラ――】
「クックック、この時間ならば人がいないと思うたが、よもや湯浴みを行う同志がいようとは」
【タオルを体に当てながら引き戸を開け、頭に帽子っぽく組み立てたミニタオルを乗せた我はずかずかと風呂場に踏み入れた。
洗い場に向かいながら何ぞ独り言を呟く彼女。】
「どうした子女! 悩める年頃の娘とあってその悩みは一塩のようだな!」
【我は神をも魅了する豊かな肢体を湯船に浸かる彼女に向けながらビシッ!!!!と指を指した。】
■雪城 氷架 > 「うわあ!?」
入り口から誰かが入ってきたと思ったらいきなり声をかけられてビビる
バシャッと音を立ててそちらを向けば突然の指差しである
なんだこの女は
「い、いや別に悩みってほどじゃ……ていうかお前誰」
見たことのない顔だった
そして格差を感じるボディの持ち主であった
おのれ
おのれ
■ラジェル > 【ついでに浴場故、我の声はとても響いていた。あまやかな声は四方に反芻する。】
「名も知らぬとは愚かな。ならばしかとその耳に聞き届けよ!
我は"極星"のラジェル。カオスに落ちたる闇の魔術師よ」
【見たことも無い顔をしたそれはキメポーズをとりながら彼女に視線を送っていた。
そこまで云って満足したところで一息つき、体を洗う。】
「逆に問うが貴様は誰だ! 悩める子羊よ!」
【こちらに向けられる怨嗟を受け流す。なんだかもっと思いつめさせてしまった気はするが気のせいだろう。】
ご案内:「大浴場」に嶋野陽子さんが現れました。
■雪城 氷架 > 「……あ、はい…ごめん…」
ちょっとヤバい人だろうか、冷静にそんなことを考えつつ、つい謝ってしまう
一学期の頃は見なかった気がする、転入生だろうか
だとしても濃いヤツが来たものだと思いつつ
「36号室の雪城氷架、1年だよ。アンタは何年?」
あんな見事なばでぇをしているのでまぁ先輩だろうと当て決めてそう返す
■嶋野陽子 > 補講で3コマも実習が入ったので、
久し振りに大風呂でのびのびと入浴したいと思った陽
子は、敢えて遅めの時間を狙って大浴場に入るが、更
衣室には既に先客の気配が。
しかし、今日ばかりは内風呂では我慢できないので、
静かに大浴場の扉を開け、遠慮がちにその巨体を現す。
「お邪魔します…」
大浴場の中には先客が二人。
海辺のスイカ割り会場で仕切っていた式典委員さんと、
あと一人は…36号室の雪城さん、一年生ですか。
そこで陽子も、
「式典委員のラジェル先輩、御無沙汰してます…スイ
カ割り大会の結果はどうでしたか?」とラジェルさん
に挨拶して、雪城さんの方に向き直ると、
「19号室の嶋野陽子、保健課の一年生です、よろしく」
と自己紹介する陽子。
■ラジェル > 【着々とヘンな人認定され、冷静に返される。我は泡立てながらこう思った。
我程のオーラに当てられたならば、畏怖するのも無理はあるまい、と。】
「フッ、ならば我のほうが格上。我は2年である」
【頭にシャンプーの泡を纏わせながらいっそすがすがしいくらいのドヤ顔。
見たまえ、ドヤ顔とはこうするのだよ、ドヤ。そんな顔だった。】
「雪城氷架……雪、こおりかー」
【ご明察の通り先輩だった彼女は、名前を反復して僅かに呻いた、が、すぐに立ち直る。
流し終えた後、彼女のいる浴槽へと向かう。ちゃぽん。】
「……む、巨躯の。久方ぶりではないか。その結果についてだが記憶違いでなければ貴様がスイカ割り大会1位ではなかったかと思う。掲示報告されておらなんだか……」
【ふむむ、と唸る。やや調子が戻ってきた彼女は名前を聞きながら、あぁそうだと氷架に向き直る。】
「……ズバリ身体的な悩みを抱えているな」
【入る直前に声が聞こえたものだから、盗み聞きをしていたとか、そんなんじゃないんだからねっ。】
■雪城 氷架 > 新たなる湯浴み客にぺこりと小さく頭を下げ───
「(でっ……)」
でけえ!!!という言葉を何とか飲み込む
なんだろう、女子プロレスラーとかそういうアレだろうか
この学園幅が広すぎんだろと内心思いつつ平静を保つ
「うん…そうだな、格上だよ」
色んな意味で
自分の近くに来られればいやでもそのぼでーが目に入る
しかも独り言を言っていたとはいえ、ズバリ悩みも知られている
「そ、そうだよ。いいんだでも、悩んでも仕方ない悩みだから」
ぶくぶく
顔を水面に半分くらい沈める