2015/09/06 のログ
■嶋野陽子 > 小柄な雪城さんは、陽子の巨体に
驚いた様子、なので少し離れた洗い場で身体と頭を洗
う陽子。スイカ割りは、陽子の28秒の記録を破る人が
出なかったらしい。
洗いながら、背後の会話に耳を傾ける。
■ラジェル > 「ちなみに我が同タイムでスイカ割を完遂したが、委員会所属の為その記録は無効になった。だから実質貴様の勝利……でよかったはずだ」
【1度見たからか、見慣れているからか、その姿には感慨深いものはなかった。
氷架のような反応すら見せなんだ。それよりもここのお湯は足りるだろうか。そんな心配が過ぎった。
魔女帽子風に巻き上げたミニタオルを頭部で整える。若々しく張りのあるわがままボディが強調される。】
「何、萎縮する必要は無い。
……が、良いのか。悩んでも仕方ないというならば沈み込むべきではないぞ。自分に自信を持ってアピールすべきだ」
【じ、っと氷架をオッドアイが覗き込むよう見据えた。実に自信満々な表情で。】
■雪城 氷架 > なるほどこの2人は知り合いのようだった
そういえば夏休みにスイカ割り大会なんていうののメールが来てた気がする
「悩んでも仕方ないから落ち込むんじゃないか。
特にラジェル先輩なんかを見るとますます落ち込むね、どうしようもないだけに」
くっ、ぷりぷりのわがままぼでぃを強調しやがって
この先輩、自らをアピールする術を知り尽くしていやがる
湧いても仕方のないヘイトが湧くのも無理はない
■嶋野陽子 > 頭と身体を洗い終えた陽子は、
二人と向かい合う位置で、湯舟の縁に腰かけて、足湯
の体勢になると、
「私は逆方向に女の子らしくない身体ですが、隠しよ
うが無いので、こうして晒してますよ」と雪城さんに
話す陽子。全身を覆う筋肉は、男子のプロレスラー
でも怯むレベルで、胸の双丘が無ければ女子には見
えない身体だ。
「おや、ラジェル先輩も同タイムでしたか…お見事で
す」と褒める陽子。
■ラジェル > 【湯船が洪水になることはなかった。ノアの箱舟なぞ用意しておらん。逆タイタニックになったらと危惧する必要も無かった。】
「クックック、その意気や善し。我はそうしたオープンな態度を気に入る。実に素晴らしい」
【うんうん、と頷いた。肩を揺らして彼女は押し殺した笑いを浮かべた。】
「短距離走の選手が長距離走を走ったところでその筋には絶対勝てんぞ。
その勝負に負けたから落ち込むといったらそうではないだろう。今後も短距離一筋励む筈だ」
【落ち込むより前に進め。暴論な上理解はしているだろうが。人の後押しは大切なものだ。
「神の元で語らう大規模な議会(掲示板)によれば、愛する者に胸をもまれれば大きくなるという話もある。
当てさえあるなら毎日揉んでもらう施しを受けるのはどうだ」
■雪城 氷架 > 「いや、うん隠しようというかなんというか…」
見せる時が問題なのだ、とは流石に言えず口をつぐむ
「神の元で語…なんだって??」
難解な言い回しは氷架には難しすぎた、そして続く言葉には顔を赤くして
「あ、あーあーあーうんそういうのってよく聞くよな…迷信くさいけど…」
少なくとも今のところ効果は見てとれない
……いやそんなに何回もしているわけではないけど
■嶋野陽子 > 足湯の体勢から、ゆっくりと
腰を湯に沈めていく陽子。あくまでも慎重に、津波を
起こさないように、腰まで湯に浸かる。
「悩むという事は、見せる相手がいると言う事ですね?
羨ましい限りです」と、少し寂しげに雪城さんに言う
陽子。
ラジェルさんには、「雪城さんの体形が好きな人の方
が。私のようなのを好きな人より3桁は多いと思い
ますよ」と個人的な意見を述べる。
揉んで貰うと大きくなるのは事実だ。今は音信不通の
恋人に揉まれて、カップ2つ分以上大きくなった。
■ラジェル > 「実に難しい点だ。しかしだ。好きな者は多種多様。デカいのがすきなのもいれば小さいのが好きなものもいるさ。
ちなみにソレは云うとおり迷信に過ぎんな。胸が張るだけで型が崩れて不恰好になるだけだと聞く」
【体感でそうなったと感じても、やはり根拠が無いのだ。
妙なところで現実的に解説するものの、年上なりの意地がある。先輩風を吹かせたい。何より魔術師としての尊厳を保ちたい。。
今の反応から相手がいることは確信する。とあれば】
「では新たな属性を付与するのはどうだ。付かぬなら付けてしまえばいい!」
【補強するのだ。豊胸じゃあないぞ!】
「我と血の契約を結ぶことにより、カオスの深淵の一端、その"チカラ"を分け与えることも可能だ。
そうすれば貴様は初々しい魔法少女へと化すのだ!
その白雪の如く肌には黒が似合うと見た。すべてを飲み込む混沌――黒き"チカラ"で攻めるのはどうだ!」
【悪魔的な誘いかけを行う。相も変わらずビシィっと指を指していた。】
「貴様もどうだ巨躯の! 過重であろうと人の心に重量制限はあるまい!」
【飛び火した。】
■雪城 氷架 > 「ん…ま、まぁ……一応…」
見せる相手がいる、と言われて再び頬を赤く染める
口調は男の子みたいな感じだがところどころの反応は確かに女の子だということをアピっている
「………は?」
魔法少女…?
何を言っているのだろうこの人
「イヤ、私そういうのはちょっと…もう高校生だし……」
手をひらひらと振ってそう答える
単なる中二妄想だと思われているようだ
■嶋野陽子 > 新たな属性を付加する提案については、
「私は218cm、227kgの巨大筋肉娘なだけで充分ですよ、
ラジェル先輩」と明確に断る陽子。
今後ドジっ娘属性が正式認定されたら、それは自業自
得だ。
「雪城さんのお相手が何も言ってないのなら、そのま
で良いのでは?」と、雪城さんには現状を積極的に肯
定してみせる陽子。
■ラジェル > 「我は"魔法使い"……魔法少女という次元には収まりきらない超越した存在《モノ》だが、」
【恥じらいとはなんぞや、と言いたげなボディを晒す。立ち上がりながら氷架を見据えた。】
「何を云う。高校生だからこそ魔法少女になれるというのに。その"資格"には貴様がある。何、恥ずべきことではないぞ」
【そしてもう片方にはすげなく断られてしまった。『残念だ……』彼女はミニタオルの先を摘みながら目元を覆う。
――実際のところ中二病に他ならないのだけれど。提供できるものといえば2Pカラーの自前の服くらいだ。ブラックの。】
■雪城 氷架 > 「何も言われないのと、何も思ってないのとはやっぱ違うからさー…」
湯船の減りに頬杖をついてぼんやりとそんなことをつぶやくように返して
「いやいや…恥ずかしいだろ……ていうかラジェル先輩こそ少しは隠したりしろって!いくら女しかいないからってそんな…」
見せつけるようなごいすーばでーにさすがに怯む氷架
■嶋野陽子 > 『何も言われないのと、
何も思ってないのとは違う』と雪城さんに言われると、
その通りなので、
「そこまで言うなら、土台だけでも鍛えて整備したら
どうかしら?背筋と大胸筋がしっかりしていれば、上
のモノの形が良くなるし、多少は目立つようになるわ
よ」と、いかにも筋肉に詳しい人らしいアドバイスを
出す陽子。
少しずつ湯船に身を沈めて行き、いつの間にか胸まで
湯に浸かる陽子。
ラジェル先輩には、
「あまり見せ付けてると、揉んでしまいますが、よろ
しいですか?」と聞いてみる陽子。
■ラジェル > 「寧ろ光栄に思ってほしいものだ。我は貴様が気に入った! 天敵たる氷の名を持つが彷徨う者であるなら話は別だ」
【変な先輩に気に入られた。】
「恥じらいは迷いを生む! 裸の付き合いというヤツだ、きっと。思っていないかどうかも問い質せばいい! 不服があるなら云って貰え! それを含めてこそ愛は深まる!」
【どこかで読んだ本の受け売りっぽいことを自分の言葉のように喧しく語る。
――ここは随分と拾い風呂場だ。故に彼女が沈み込もうと問題は無いらしい。不思議と、大きく湯船が揺らされることはなかった。】
「………フッ、それは脅迫か。良いだろう。今回ばかりは引いてやる」
【え、それやだ。なんかこわい。彼女は不敵に笑うよう顎を引くと、しずしずと湯船にもぐった。口元まで浸かった。】
■雪城 氷架 > 「土台かぁ…なるほどな」
ふむ、と姿勢を変えて陽子へと向き直り、顎に手を当てて考える
確かに、そういえば静佳なんかもヨガをやったりしている
スタイルに気を使うなら運動は大事かもしれない
「うっ、なんだかもっともらしいことを……。
でも少しは羞恥心って必要じゃないか…?…あと天敵ってなんだよ。確かに名前はそんな感じだけど私の力はどっちかといえば、こうだぞ」
ちゃぷ、と湯船から片手を出してその人差し指の先にポンッと炎を灯して見せる
実際には炎も氷も使えるが、まぁ炎のほうが扱いやすいし普段は炎の異能者として通している
■嶋野陽子 > 指先に炎を灯す雪城さんを見て、
ここで対抗して電気を出したら死人が出るからやめ
ようと自制する陽子。
ラジェル先輩が大人しく湯船に浸かってくれたので、
内心ホッとする陽子。本当に揉んだらシャレにならな
くなる。
■ラジェル > 「……そういうものなのか」
【神妙な顔をした。羞恥心は必要なのか、どうなのか。常に全力投球すれば相手も答えてくれる。
会話にせよ何にせよ、あらゆる意味でのキャッチボールとはそういうものだ――とするのが彼女の弁である。
そして土台――筋トレ、ヨガ、エクササイズ。色々な手法があるものの、体作りは身体強化の基礎である。なるほどひとつ賢くなった。】
「お、おぉぉぉ……」
【が、炎を出す姿を見ると眼を輝かせた。同様に人差し指にポッ、と炎を灯した。小さな灯りである。
さりげなく助かった命に感謝を。】
「わた……我も炎くらいならば出せる。なるほど。貴様も炎の番人と契約を結んだ者か。同種とあらば、やはり魔法少女にしなければ惜しい存在だ。」
■雪城 氷架 > 「よくわかんないけど、恥じらいがない女の子とか男はイヤなんじゃないか…?
わかんないけど、ラジェル先輩みたいな人ならそれでもモテるのかもしれないけどさー」
羨望と嫉妬の混じるような目でその肉体を見る
まったく、まさに桁が違う、悲しいものだ
「ほ、炎の番人…?いや、別にこれは魔術とかじゃなくて生まれ持ってたっていうか……」
なんか一瞬 わた… とか聞こえた気がするけどまぁいいや、とフッと吹き消すように指先に灯った炎を消す
ご案内:「大浴場」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > 二人とも、炎使いのようなので、
「私が使えるのは電気なので、ここでは危険過ぎて
出せません」と言う陽子。何も出来ない訳ではない。
雪城さんには、
「どう鍛えるかは自由だけど、筋トレするならば、
私に相談してくれれば、初心者向けの注意事項とか
教えられますよ」と提案する陽子。
■ラジェル > 「……その点は案ずるな。我のオーラに当てられて、みな我を畏怖し、恐れているのだ。
孤高たるやそれも致し方ないこと。我は"ヤツら"に追われる身。周囲に被害を及ぼさぬよう努めねばならん」
【そして向けられる羨望と嫉妬。注視される我の美しき肉体。うらやむのも無理は無いことだ。
素材を持っていながら、調理する術を知らんと知られればダメージを負うのは自分だが。】
「つまり神より与えられた力ということだな」
【指に灯した炎はそのままに、指先を湯の中に入れる。炎を出した手を抱えるように組む。】
「電気となれば確かに危険だ。この場で使わぬのは相応の判断だ。電流というのも憧れるものだ。応用も多分に利く上、金属すらも容易に動かせるのだからな!」
■雪城 氷架 > 「あー…電気確かに、死ぬもんな、私ら」
大浴場である
もっとも自分の異脳も、下手な使い方ができないという点では同じだなと思いつつ
「ほんとか?腹筋とか背筋とかそういうのしか知らないからそれは助かるよ。
あんま運動ってしなくてさー」
はは、と笑う
「オーラ…?今は消してたりするのか…?」
首を傾げ
「……え、追われてるのか先輩。
そんな人が女子寮なんかに住んでて大丈夫なのかよ…」
確かに警備は厳重だけど
ご案内:「大浴場」に嶋野陽子さんが現れました。
■ラジェル > 「……湯浴みのときくらいはゆっくり羽を伸ばさねば気が休まらんのでな。
湯浴みは戦いの疲れを癒し、そして時に一糸纏わず語らう場だ。ローマにもそう伝われている」
【ちゃぷん、と手遊びをする。湯の中で動かして波を揺らした。】
「問題は無い。我は魔法使い。数多の星と混沌の泥を束ねる闇の魔術師」
【仰々しい口ぶりを揃える。こうぺらぺらと対話するのも幾分か久しいものだ】
■嶋野陽子 > 「トレーニングの手ほどきや、
ダンベル無しで背筋や胸筋を鍛える方法くらいなら
教えられますよ」と言うと、風呂から
出る陽子。果たしてどれだけお湯が減るだろうか。
先程の陽子の言葉を思い出して、陽子の胸を見れば、
形の良いGカップ程度の乳が、盛り上がる大胸筋の
土台の上に乗っている様子が見えるだろう。
■雪城 氷架 > 「うーん…そんなもんなのか……。
あんまりヘンなヤツらに追われてるなら風紀委員とかに相談してもいいんじゃないか?
この寮にも結構風紀のヤツいるはずだし」
どうやらストーカーか何かだと思っている様子である
魔術師ってことは魔術の講義とか受けてるのかなと思いつつ
「スタイルアップは望むところだしなー、そのうち教えてもらうよ。さんきゅ」
大浴場でそんなにカサが減る…こともなさそうではある
陽子の体が目に入ってなんとなく顔を伏せる
Bカップでは太刀打ちできない
■嶋野陽子 > シャワーで軽く身体を流すと、
「では、一足先に失礼します。お休みなさい」
と言って、更衣室への扉を開けて出る陽子。
ご案内:「大浴場」から嶋野陽子さんが去りました。
■ラジェル > 「彼らに頼るのも気が引ける。我らの戦いは次元が違うのだ!
風紀の者達を巻き込むなど、我には到底出来ん」
【一定数いる(い過ぎにも思える)風紀にも、そう親しい者がいるわけでもなし。
敢えて近づかずにいるその"機関"とて、多大な危険性を孕んでいるというのに、犠牲にするなどとんでもないことだ。
尊大に語るそれは彼女によりストーカー的なあれそれと、ごく当たり前のレベルまで落とされているけれど。】
「うむ、では達者でな、巨躯の。例のスイカ割りの件はしっかりと後に通達し、賞状を贈ろう」
【後日、彼女の元へと贈られるであろうそれを意識した。それにしてもデカいヤツだった。色々とデカいヤツだった。少しばかりカサが減った気がする湯船に深く体を沈ませる。】
■雪城 氷架 > 「へ、へー……。
でもラジェル先輩が女子寮に住んでるってことは此処も襲われる危険性あるってことじゃね…?」
それとも何か居場所がバレない秘密とかあるのだろうか
「ん、またなー」
陽子を見送り、んーっと伸びをする。
目立つ割にココでは初めて見たなと思いつつ、視線を戻す
……こっちもこっちでやっぱり見れば見るほど桁違いだ
わがままぼでぃめ
「……まぁ先輩だしな」
ぼそっと小声でそう自分に言い訳するのであった
■ラジェル > 「………人を隠すなら人の中。危害は加えんよう努力する」
【眼を泳がせた。逸らした。語気が僅かに弱まった。
深く沈みこんだことで、銀髪のサイドが湯船に揺れる。毛先は湯水に輝く。
桁違いな胸囲とて、それを自ら美しいと自負しようと見せびらかしはしない。
ありのままの姿を見せる。自信があるからこその気概故。】
「そ、そう。先輩。先輩だから。困ったことがあればいつでも胸を貸そう」
【耳ざとく聞き取った言葉にも静かに反応した。】
■雪城 氷架 > 「…? そ、そうか…でもあんまり無理しないようにな。
この島、とんでもない奴らもいっぱいいるんだし」
目を逸らす先輩らしくない行動を少しだけ疑問に思いつつも、気にしないことにする
「う、うん。そうだな、何かあったら頼りにさせてもらうよ、先輩。
身を守る程度の力の使い方とか、最近少し考えるようになってさー。
先輩ほど凄い力じゃないけど、咄嗟に使うと調整が効かなくって、自分の身を守るためとはいえ相手を焼き殺しちゃったら殺人だもんな」
その点、この先輩はその強大な力も使いこなしているのだろう
魔術と異能という差はあれど、もしかしたらこれも良い出会いなのかもしれない
と氷架は思った
■ラジェル > 「あぁ、知っているとも。巷ではよく分からん組織が蠢いているからな。そちらにも巻き込まれんよう注意している」
【やっべー。ガチで私死ぬかと思った。冷や汗かいて脱水して死ぬかと思った。お風呂の中だけど。
心にある袋でそんな言葉を叫びながら、我はその言葉に口元を歪ませる。】
「なるほどな。幾ら巻き込まれないようにしたところで、物騒なことに遭遇する可能性は0ではない。
殺人も良くはないな。あくまで"チカラ"とは振るうものではなく誇示するものだ。多少鍛錬を積んでいれば相手の力量も見て取れる。
故に無駄な争いは無くなり、"チカラ"ある者は自然と杭を打たれる。血を見ることなくだ」
【彼女が思うことと伝うことは一理あり、その言葉に理解を示してくれる。
一層歪ませる。嬉しそうに、狂喜乱舞したい気持ちを抑えて愉悦を噛み締めた。】
「貴様も相当な使い手と見るがまだ我の地獄の業火、そして混沌の泥と天の星々を束ねる我が魔術には及ばぬ。しっかり励むが良い!」
■雪城 氷架 > 「こ、誇示するもの…?」
それは考えたことがなかったもので、ちゃぷんと音を立てつつ少し身を乗り出すようにしてラジェルの言葉に耳を向ける
「…そっか、ある程度の力を持ってるヤツってわかれば下手に仕掛けて来ないもんなぁ。
確かに、チンピラくらいなら十分なのかもしれないな」
うんうん、と頷く
怪我をする危険性を持つ相手には近寄らないものである
「やぁ、私も一学期の頃にちょっとした事件に関わっちゃったせいで少し名前が有名になっちゃったもんでさ。
ヘンなのに絡まれないように色々気を使ったりしてたんだよ。
先輩の言うとおり、力の使い方をもっと学んで自分で自分のことくらい守れるようにならないとな」
ぐっとにぎりこぶし
わりと素直な性格の持ち主らしかった
■ラジェル > 「そうだろう。チンピラとてナリがああだから一般市民は皆萎縮する。黙ってしまうものだ」
【それよりもさらなる強者となれば話は別だが。】
「ほう。この島では諍いが尽きないことだが、事件に巻き込まれるとは不運な。
名と顔が割れればそれだけ面倒ごとが増える。しかしそれを悲観せず前向きに受け取る精神は好きだ。我は素直な人物が好みだ」
【フッ、と笑う。師が子を見守るかのような達観した眼。細めた眼をゆるく開く。
その握りこぶしに、我もまた同様に動作を真似た。その意気である。】
「恋愛も武力も素直あるのみよ。
して……そろそろ上がらないか。このままではのぼせてしまう。どうせだからコーヒー牛乳でも奢ろうではないか!いや今日は気分がいいのでな!」
■雪城 氷架 > 「ヘンにカッコつけても仕方ないしな。
虚勢よりもありのままが大事だって家族からずっと教えられてた」
笑ってそう返し、上がらないかという言葉に
「と、もう大分浸かってるな…ごめんごめん、私お風呂大好きでさー、こうやって言われないとずーっと入ってるんだよ」
苦笑しつつざぷりと音を立てて立ち上がり、手をのばしてかけてあったタオルを手に取り前を隠して湯船からあがる
「さっすが先輩、気前がいいな~。
部屋番とか教えてよ、今度遊びにいく」
屈託のない笑みを浮かべてにこやかにそう返すのだった
■ラジェル > 「ありのままの……うむ、その通りだ」
【ニッコリ。】
「このままではふやけかねんな。いや構わん。女の身であれば自らを清め、磨き上げる湯浴みを好むのは必然だ。
我も時を忘れて入り続けることもしばしばあるぞ!」
【クックック。我は頭のタオルをそのままに、大きなタオルを手に取る。彼女とは対照的に隠しもせず堂々と歩む。】
「フッ、精々気をつけることだ。"奴等"の追跡は撒くように処理しておくが、我の部屋番は――」
【あくまで自信過剰な態度は変わらない。彼女に部屋番を告げた後は、寮内でコーヒー牛乳を奢ったことだろう。
なお彼女が普段着こなす魔女のような格好により、余計魔法使いっぽさを演出したことだろうが、それはまたそれである。】
ご案内:「大浴場」からラジェルさんが去りました。
ご案内:「大浴場」から雪城 氷架さんが去りました。
ご案内:「大浴場」にリヒットさんが現れました。
■リヒット > 異邦人街にて、風紀委員のたかこ(佐伯貴子さん)に『学生になったら寮住まいをおすすめする』と言われたリヒット。
異邦人だらけで人間の少ない異邦人街よりは、人間慣れしたリヒットにとって過ごしやすいかもしれません。
とりあえずということで、下見がてらに足を運んでみたリヒットでありました。まぁ移動手段は浮遊ですが。
かくして、人づてもあって無事『寮』を見つけ出したリヒット。……といっても、女子寮でしたが。
ふわふわと裏路地に入り、柵を越え、大きな石造り(実際はコンクリ造り)の建物の壁に空いた窓に向かいます。
「……おふろ?」
地面からやや高い場所に空けられた換気窓は、曇りガラスは開いていますが網戸で塞がれているようです。
網戸はサッシに特殊な鍵で固定されているようで、壊さないかぎりは開かないでしょう。
……その、すこし薄汚れた網戸を通して中を伺えば、ほんのりと水垢の匂い。
時刻は、西の空が茜に染まる宵口といったところでしょうか。
リヒットくん、堂々と覗き中。中には誰もいないようです。
■リヒット > そもそも、リヒットにとっては網戸自体、はじめて見るモノです。
漁に使う網は見たことがありますが、それとくらべても極めてきめ細やかで整然と編まれており、しかも触れるととても固いのです。
「……ばっちぃ」
浮遊して窓の高さに登ったリヒットが網戸に触れると、その指が這ったところだけ、黒くこびりついた埃が拭われていきます。
当然リヒットの指は埃を引き受けて真っ黒になりますが、ピッ、と軽く払うだけで汚れは綺麗になっていました。
綺麗になった網目に、真ん丸の蒼い瞳を近づけ、中を窺います。下の方には大きな湯船。奥には、整然と並んだ洗い場。
故郷の世界の、大きめの街にならあるという『公衆浴場』とあまり違いはなさそうです。伝聞で聞いただけで、実際に行ったことはないですが。
「かびかび……」
注意よく大浴場の中を窺えば、床や床に近い壁はよく手入れされているようですが、天井の隅などには水カビが生えているようです。