2016/06/15 のログ
ご案内:「その他」にベッドマンさんが現れました。
ベッドマン > 草木も眠る丑三つ時
生徒の誰もが夢の中を楽しんでいることだろう

そんな中ほんの数人に響く声があった

『そろったな』

それはどこから聞こえたのか
だがその数人にははっきりと聞こえる凜とした声だった

ご案内:「その他」に高峰 司さんが現れました。
ベッドマン > そこは目を開ければ一面の赤い荒野
赤い空 くすぶる大地
だがそんな中にぽつんと一軒家が建っている

この荒野には似合わない真っ白な家

このような場所は学園内にはない
それだけはわかるような光景だった

高峰 司 > 「……あ”ー?」

心底ダルそうにその声を聞く。
自分は、近頃部屋に泊まっている親友と一緒に眠ったはずだ。
だが、そこにあるのは見覚えのない景色。そして、明らかに浮いている一軒家。

「あー……あー……?」

まだ思考が寝ぼけているのか、上手く考えが纏まらない。
取り敢えず周囲を見渡した。

ご案内:「その他」にヘルヴォルさんが現れました。
ベッドマン > だがまわりには一軒家の他になにもない

まわりを眺めるならば
その家は客人を招き入れるようにその戸を開くだろう

『ほら、入りたまえ』

どこかで聞いた声がする

ご案内:「その他」に伊都波 凛霞さんが現れました。
ヘルヴォル > 「――確かに使ってもいいと言いましたけれど。
 人の家待ち合わせ場所にするとか中々斬新ですね……」

二度目ともなれば、理解はできる。
また『ガワ』を張り替えたのだろう。確かにいきなりは刺激が強すぎる。

寝ぼけているのとまだ来ていないのは放って、先に中へ。

高峰 司 > 「……ああ」

納得する。これは『ベッドマンの夢世界』か。
前とは随分と風景が違うが、声が同じなので分かった。
ついでに。

「(凛霞は、呼ばれてんのか?)」

一緒に寝た以上、近くにいるので呼び出す事自体は簡単なはず。
いるのだろうか、ときょろきょろ。

伊都波 凛霞 > 寝て目が覚めたと思ったら知らない場所にいた
いや、どことなくふわふわとした感覚は、多分…

「えっとー…夢かな?」

ということはそこにいる司も、ヘルヴォルも
自分が見えている夢の中の存在なんだろうか
最近あんなことがあったといえど都合のよう夢だなぁと思いつつ

唐突に響いてきた声は、凛霞には聞き覚えがない

高峰 司 > 「おい、凛霞。こっち」

彼女はベッドマンの夢世界は初めてのはずだ。よって、恐らくよくわからないだろうから手招きする。
これで『共有されている世界』であると気付いてくれれば話は早いのだが。

伊都波 凛霞 > まだ、ただの夢だと思っている凜霞は特に不思議に思った様子もなく、てくてくと声をかけた司のところへ歩いて行く

「ね、これ夢かな。
 夢のなかでお話してるっていうのもなんか変な感じだね」

妙な現実感があるのだ

高峰 司 > 「ま、夢世界だな……説明は後だ。あの家、入るぞ。
……多分だが、アタシの知ってる奴が待ってる」

手を取って、とててて、とそのまま引っ張って家に入って行こうとする。
恐らくは、あのつかみどころのない少女が中で待っているはずだ。

ベッドマン >  
『まずは救出おめでとう
 君たちならやれると思っていたよ』

そう拍手をしながら出迎える

家に入ってみれば中世と現代建築を混ぜたような不思議な様式をしている
ぱちぱちと暖炉が音を立てるが熱を感じない

不思議な光景だった

『久しぶりと言って覚えているかな?
 ……と、知らない顔が増えているね
 呼んだ覚えがないのだが

 さては添い寝でもしていたね?
 お熱いことだ』

ソファに腰掛けた少女が早口にまくし立てる
ヘルヴォルと司には以前あった姿が
凛霞には靄がかかったかのような姿―ーーおそらく背格好程度しかわかるまい
が見えていることだろう

『やぁお嬢さん
 こんな姿で失礼するよ

 なにぶんあまり姿をさらせない身の上でね』

ヘルヴォル > 「はい、こんばんわ。
 ――そうなんですよねぇ。仲睦まじきはよろしいかな、といった所。」

どういう状況かはなんとなく、予想もつく。
『手近な椅子』を引き寄せて乱雑に座り込めば、耳障りな鎧の掠れる音。

「というわけで、以前に言っていた『来客』ですよ。」

お姉ちゃんには、こう表現した方がわかるだろう。

伊都波 凛霞 > 「まぁ待って、ちょっと整理がいるから…」

ただの夢ではないということだろう、多分、きっと
常世の島だしそういう能力者ぐらいはいるかもしれない

「じゃあ。この…私よく見えないんだけど、声から察するに女の子?が…蕎麦屋さんの前に言ってた…」

なるほど、こうやって連絡をとっていたのかな、と一人納得する

高峰 司 > 「……おい、ベッドマン。簡単にでいいから、凛霞に状況を説明しろ」

むすっとした顔でベッドマンに要求しつつ、自身は椅子に座り足を組む。
そこでちら、と横を見て。

「……で、オマエは後で覚悟しとけよ、ヘルヴォル?」

ジト目でそう言った。取り敢えずあの病院での騒ぎの分、一発入れないと気が済まない。

ベッドマン >  
『ああ、よろしくねお嬢さん』

ウインクをしたと言うのがなんとなくわかるだろう

『君も覚えているなら結構
 しかし、意外だね
 私を見てまた発狂でもするかと思っていたがとんだ杞憂だったようだ』

やれやれといった風に肩をすくめる

『きみはせっかちだな優雅なひとときを味わい給えよ』

くいっといつの間に持っていたのかブラックコーヒーを流し込む
タールのように熱く濃い

『―――まぁ、言うなればアフターケアというところかな』

かちゃりとカップとソーサーが触れる音がする

伊都波 凛霞 > 「あ、はい。こちらこそどうも」

ぺこ、と軽く頭を下げて
他の来客2人が既に椅子に座っているのを見れば自分もそそくさちょこんと腰掛ける

状況は大体わかった、けれどまだ話がいまいち飲み込めない
なのでとりあえず聞く姿勢

リアルな夢だなぁ…なんて思いながら

ヘルヴォル > 「覚悟?――さて?」

かくりと首を傾げてみせる。
斜め上に面倒なことになっている――のは黙っておこう。
どうせすぐに耳にも入るであろうことだし。

「ですが、とりあえずは」

とりあえず些末なことで時間を食う前に要件を聞くべきだろう。