2015/06/03 のログ
ご案内:「常世神社」にテリメーラさんが現れました。
■テリメーラ > 3階建ての屋上くらいという、不自然な高さに、綿雲がふよふよと浮かんでいる。
どうやら風に乗ってここに来たようだ。
■テリメーラ > 綿雲は時々木や鳥居にぶつかっては、違う方法に進んでを繰り返している。
石でも投げたら届きそうな高さだ。
■テリメーラ > 綿雲は突如風に吹かれ、遠いところまで飛んで行ってしまった。
ご案内:「常世神社」からテリメーラさんが去りました。
ご案内:「常世神社」に癒斗さんが現れました。
■癒斗 > 甘ったるいぶどうの香りをふりまく、女生徒が一人。
小さな手カゴを脇に抱えているところを見ると、参拝をしにきたらしい。
作法にのっとって手を清め、空を眺めながら歩く。
「……明日も、晴れますかね?んーん、晴れると良いな」
■癒斗 > 拝殿前までくると、手カゴを足元に置いてから手をふところへ。
……あれっ?ここじゃない。じゃあ前ポケット?あれっ、ここでもない。
おさいふ、どこにやったんでしょう。
女生徒の顔色はさーっと変わり、冷汗がドッとふき出して来る。
■癒斗 > あれ、これはちょっとしなくてもやばい状況ってヤツでは?
わたわたと泡を食いながら胸を触り、思いつくポケットというポケットをまさぐり、ついでに辺りを見わたす。
(ご飯食べて、ちょっと公園で休んで……そ、その後どうしましたっけ……??)
早足で御手洗まで戻ったものの、さいふのさの字も影はなく。
■癒斗 > 思わずしゃがみこむ。
こめかみに手を当てて、記憶をたどりなおす。
「…………そ、そうだ!かご…ッ!!」
飛びつくようにして手カゴの中身を確認する。
あった。ありました。大事なおさいふが。
■癒斗 > はぁぁ、と情けない吐息をこぼす。
この神社から自分の生活圏内に戻るには、徒歩はさすがに骨が折れる。
小銭を出しておさい銭をすまし、拝礼。
「今週もなにごともなく過ごせますよう、よろしくおねがいします」
特におさいふを無くすのはかんべんです、と付け足した。
■癒斗 > それから、いそいそと手カゴをそなえに上がる。
中身は良く熟した、新鮮なぶどうが三つ。
「…ふふー、今日も持ってきました。神様がぶどうに飽きないと良いのですけど」
さっきまでの慌てっぷりはどこへやら、女生徒はどこか満足そうにほほえむ。
■癒斗 > そっと拝殿から離れ、軽く制服を正す。
最後に一礼すると、もと来た道を戻っていく。
ご案内:「常世神社」から癒斗さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に瑞穂 之ノ伊さんが現れました。
■瑞穂 之ノ伊 > (のんびりとした歩みで一人之ノ伊は鳥居を潜る。片手には缶飲料を持ってどうやらテキトーに歩いて来たようだ)
珍しくこんな所まで来たなぁ
(普段は学生街と学園地区にしかいないので居住区方面まで足を伸ばしたのは珍しい)
■瑞穂 之ノ伊 > 聞いた話じゃ祭りとかやったりとかそこそこ榮えてるんだっけか?今は流石に人がいないみたいだが。
(手に持った青色主体の炭酸飲料に口をつける)
■瑞穂 之ノ伊 > あんま、こういう場所の適しとかに興味を持ったことはないんだけどな。少しは調べてみるのも楽しそうだ。
(少し興味が湧いたのか境内を見渡してみて先程潜った鳥居をみる)
■瑞穂 之ノ伊 > ま、折角来たんだし二十五円くらいは入れてくかね。
こう言うのは縁起と直感が大切って言うしな!
(缶飲料から湿布のような香りがするがそれを美味しいそうに飲み、笑みを深める)
やっぱダッツはうめぇぜ!
■瑞穂 之ノ伊 > (後ポケットに刺さっている縦長の財布の小銭いれから小銭を確認する)
五円玉はないが五円分の一円はあるな。一回の縁が五回で五縁ってところか?
(悪くないのではないか、と一人つぶやき納得して頷く)
■瑞穂 之ノ伊 > 最近、物騒らしいんで変なのに絡まれないように!
(そう声で言いつつも作法はしっかりしたもので先ほどまでの酔っ払ったサラリーマンみたいな動きとは違い確りとしたものへと変わった)
■瑞穂 之ノ伊 > (拝礼が終わり下がると顔をあげてだらけた姿勢に戻る)
今度来る時は神サマにもこの根っ子ビールをプレゼントしてやろう
(そう言いつつ社を背にして寝床のある学生街を目指し帰っていく)
ご案内:「常世神社」から瑞穂 之ノ伊さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に烏丸 九郎さんが現れました。
■烏丸 九郎 > (雨はもう止んでいる。とぼとぼと元気のない足取りの少年は
そのまま鳥居をくぐり、拝殿の階段に腰を下ろす。)
結局こんなとこまで来ちまった。
らしくねぇの。
ご案内:「常世神社」にクラスカさんが現れました。
■烏丸 九郎 > (というか、神社なんてあったのかと思った。
少し考え、立ち上がると賽銭箱に小銭をひとつ放り投げた。
神社の作法は知らないが、とにかく、なにか神頼みしたくなったのだ。
一体何を?自分でもよくわからない。とりあえず気分転換のつもりで、二拝二拍手一拝。ちょっと気分が楽になった気がした。)
■クラスカ > (賽銭の投げられる音がして、ほどなく。境内の裏手の側から小奇麗な様相の少年が姿を現す)
(目を丸くして烏丸を眺めていたが、やがて唇の端を釣り上げ、困ったような笑みを返した)
すいませんね、神様じゃなくて。ちょっと散歩に来ただけの、生徒です。
■烏丸 九郎 > っと、そりゃ残念だ…といっても、お願いすることなんざなにもなかったんだけどよ。
(現れた少年の姿に少し驚いた様子だったが、少年が口を開けば
こちらも冗談めかした口調で言葉を返す。)
■烏丸 九郎 > 俺もちょっと散歩がてら立ち寄っただけさ。
この島に神社があるなんて知らなかったけどな。
(罰当たりで悪いね、と笑いながら、ひらひら片手を振る。
雨に濡れた髪をかきあげると、少年の方に向き直り、笑ってみせる。)
■クラスカ > (烏丸より背は低く、横幅も狭い。細い体格や男性にしては高い声色から、一目で頼りない印象を与えた)
それでも賽銭を投げたってことは、あなたは信心深い人なんですね。
(軽い笑みだが、銀色の前髪の奥で、その視線は隠されたまま)
(日常からやや外れた場所の出会いのためか、しばらく口篭っていたが、やがて口を開く)
もしかして、何か困り事でしょうか? 僕、これでも生活委員会なんですよ。
神社に来るってことは、と思ったんですけど……どうでしょう。
(恐る恐る烏丸の機嫌を伺う。余計な御世話だ、口出しするな、そんな答えが返されることを予想しながら)
■烏丸 九郎 > そんなこたぁねぇよ。ただの気分転換さ。
(少年にそんなことを言われると、頭を掻きながら笑って。
神社があれば、賽銭のひとつくらい投げるのが日本人の習性だと思っていたから。
自分よりも小柄な少年に少し歩み寄ってみる。
こんななりだから怖がられてなければいいが。)
困り事…っていうか、後悔かな。
まぁ、いいんだ、そんなことはよ。
生活委員ってのはそんなこともしてんのか、大変だな。
(思ったより穏やかな口調でそう返す。)
■クラスカ > (日本人では本来ありえない尖りを見せる赤黒のしなりは、確かに威圧感を与えるには十分)
(クラスカはそんな風体の男が距離を積めることもお構いなしに、一歩距離を詰める烏丸を受け入れる)
後悔、ですか。
(眉根が寄り、唇がヘの字に曲がる。烏丸の後悔を共有してやりたい)
(想像を巡らせても、人間はパソコンとは違う。LANケーブルで繋がって右から左にと貯蔵されたファイルを譲渡することは、できない)
直接の業務とは違いますね。でも、目の届く範囲で、自分の手を伸ばしたいんです。
あなたの言葉を借りさせてもらうなら、『後悔』しないために。
(鳥居から零れた大きめの雨粒が、石畳を穿つ)
■烏丸 九郎 > へぇ、後悔しないように…か。
なら、俺もそれに協力したほうがいいかな。
(少し関心したように線の細い少年を見下ろす。
髪に隠れた目はよく見えないが、悪いやつではなさそうだと認識する。
話しやすい距離まで近づくと、後悔の正体をしゃべり始める。少年に後悔させないために。)
その、なんていうか…好きだった歌手をこの学園で見かけてさ
プライベートな時間のところを…つい話しかけちまったんだ。
それで、嫌な思いをさせたっちゅーか…嫌な印象を与えちまったっていうか。
そんなくだらねーことだけどよ…。
(あははと笑いながら、自らの内情を吐露する。)
■クラスカ > (黙って烏丸の話に耳を傾ける。内容自体はよくある一ファンからのアーティストへの尊敬)
(その接触の形がどんなものであれ、烏丸にとっては自分が許せない結果に終わってしまった、という)
(若者らしい純粋さの残る、真っ直ぐな感情)
(大仰な口を叩いても、自分の年齢はおそらく彼と大きく変わりはしない)
(等身大の意見が吉か凶か。静かな口調で答えを紡ぎ出す)
……きっと、ファンに声を掛けられて悪い感情を抱く人は、いないと思いますよ。
確かにお忍びだったり、プライベートだったり。出会いの場は様々でしょうけど。
その相手の歌手さんも、怒ってる様子ではなかったんでしょう?
(首を少し傾け、答えを待つ)
■烏丸 九郎 > え、ああ…怒ってるって言うよりかは…
でもなー…嬉しそうな顔はされなかったからよ。
きっと俺がまずっちまったのさ。謝りてぇけど、顔も合わせづらくてよ。
そのまま逃げちまったんだよ…。
こんなナリして、情けねぇだろ?
(少年がよく話を聞いてくれたからだろうか
自身の後悔を包み隠さず伝える。思い違いや自惚れもあるかもしれないが
それでも、彼女に不快な思いをさせてしまったことへの後悔は変わらず
彼の心を落ち込ませていたようだ。)
■クラスカ > (自分の言葉は届いているのだろうか。最適解が存在なしと知っていてもつい自問してしまう)
(気持ちを伝えたい。そんな原始的なコミュニケーションが過ちだというなら、人間には言葉は生まれていない)
いえ、あなたは優しい人ですよ。相手方の意思がどうあれ、気持ちを酌んで離れたんでしょうし。
(言葉の端々から烏丸の苦悩、葛藤が伝わる。それを乗り越えて自分に心中を吐露してくれたことが、嬉しかった)
人間、色々ですからね。歌手という役割を脱ぎ捨てた先でなお人と関わりを持ちたい人も、開放されて静かな日々を愛する人もいる。
もし、まだあなたが自分を許せないなら。その人と遭う機会があれば、一言。
「ごめんなさい」を言うだけで大丈夫だと思いますよ。
それだけで、十分です。
(銀髪が風に揺れると、クラスカの隠されていたブルーの瞳が露わになる)
■烏丸 九郎 > 俺から見たら…優しいって言うよりは臆病だぜ。
それを…あんたは優しいっていってくれるんだな。ありがとよ。
(少年の言葉とを受け、青い瞳を見つめる。
少年の優しさに触れたからだろうか、穏やかな笑顔を見せて。)
そうだな、今度もし出会えたら、謝ろうと思う。
それでも許されねぇかもしれないし
もしかしたら、もっと嫌な思いをさせるかもしれねぇけど…
なんかスッキリしたぜ、ありがとな…えーと…なんて名前だ?
いや、そうじゃねぇな。俺は、烏丸九郎。話し聞いてくれて、ありがとよ。
(ここまで悩みを打ち明けておいて、名すら聞いてなかったことに思い至る。だが、それは重要なことではない。
この少年が、自分の悩みを聞いて言葉をくれたことがうれしい。それだけだ。)
■クラスカ > (まだ残っていた仄暗い雨雲の切れ間から、太陽が覗く。光を浴びれば眩しさに目を細め)
臆病な方がちょうどいいですよ、特に戦場と株取引では。
(提示した解が正答であったかはさておき。相手が納得をしてくれたことに、冗談を言う余裕もできた)
(この先は、烏丸に、烏丸だけの式の続きを書いてもらえばいい)
満足いただけたら何より。すいません、なんだか説教臭くなっちゃって。
(照れ隠しに手を顔にやり、前髪をくしゃりと丸めた。ブルーの瞳は再び姿を眩ませる)
烏丸さん、ですね。
僕はクラスカと言います。男子寮を借りているので、食堂が混む前にそろそろ帰ろうかな、と。
(意図的にファミリーネームは隠す。こんな辺境の地で、おかしな拘りだと理解していても)
■烏丸 九郎 > へっへ、ちがいねぇ。戦場も株取引も縁がねぇけどな。
いや、説教なんてこたないぜ。あんたの言葉は俺のハートを救ってくれたんだからよ。
(少年の冗談に付き合える程度には、気分も持ち直したようだ。
こちらも、多少大げさな表現を返しながら笑みを漏らす。)
あんたも男子寮住まいか。なら、顔を合わせるかもしれねぇな。
気をつけて帰るんだぜ?最近物騒だしよ。
(ファミリーネームを隠されたことはあまり気にしていない様子で。)
■クラスカ > (物騒。みなまで言われなくても分かる)
(風紀や公安が隠し通せることもなく、一般生徒の間でも、薬や変死体についての噂は囁かれていた)
(烏丸のような人のいい生徒が巻き込まれないといいが。懸念を胸の奥に仕舞い込む)
ええ、それでは先に帰ります。でも烏丸さんも早く帰らないと、食事を全部他の人たちが、平らげるかも。
(悪戯っぽく含み笑いをして、階段へと駆けてゆく)
(この後、男子寮の浴場で一緒になって、互いに一年生だと気付いたのは、また別の話)
ご案内:「常世神社」からクラスカさんが去りました。
■烏丸 九郎 > おう、まぁ今日は外食の気分だからいいんだけどよ。
じゃ、またな。
(カカカと笑いながら、ひらひらと手を振る。
だが、物騒なのは自分にとっても同じこと。
ここにとどまるよりかは学生街や繁華街に行ったほうが良さそうだ。
ザワめく木々の音が、少し不気味に思えた。)
■烏丸 九郎 > 俺もいくか…またな、神様。
(ひらりと拝殿に向かって手を振り、歩き出す。
髪をかきあげつつ鳥居をくぐり、街の灯の中へと消えてゆく。)
ご案内:「常世神社」から烏丸 九郎さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に烏丸 九郎さんが現れました。
ご案内:「常世神社」から烏丸 九郎さんが去りました。