2015/06/14 のログ
ご案内:「常世神社」にローザヴィ・クロン・天塚さんが現れました。
ローザヴィ・クロン・天塚 > 「……はっ!!!」
静まり返った境内の茂みから顔を出す。
http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/up2/img/toko049.jpg

ローザヴィ・クロン・天塚 > 「なにやら怪しげな雰囲気にみをひそめていたらねむってしまったの………何時だろ…あふー…」
きょろきょろとあたりを見回す。
「……そういえば真夜中の神社なんてはじめてなの」

がさがさ
茂みから葉っぱまみれで出てきて、空に浮かぶ月を眺める。

ローザヴィ・クロン・天塚 > 「おつきさまとふたりっきりねー?……あ。神社のかみさまもいるかしら」
「じゃあさんにんかなぁ」

賽銭箱の上に乗っかって、本道を覗き込む。

「暗い…かみさまーいるー?ひとりでおうちにいるだけじゃつまらないでしょう」

ローザヴィ・クロン・天塚 > がたんがたんと閉ざされた扉をゆらして

「でてきてもいいのよーひとのおねがいばっかりきいて、ぐちのひとつでもたまっているでしょう」
「わたしがきいてあげなくもないの」

ひとしきりよびかけるけれど、返事などあるわけも無く。

ローザヴィ・クロン・天塚 > 「いじわるなひとね」
「こんなよなかにおさなごをひとりにしてはずかしくないのかしら」
「このひとでなしー」

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がらんがらんと鈴を鳴らして、あっかんべー。

ローザヴィ・クロン・天塚 > 「……そうだわ。わたしったらおさなごなんだわ。こんなよなかにあそんでいるのをおとなにみつかったら、おこられてしまうじゃないの…」

そっと鈴をならすのをやめて、また賽銭箱の上に乗っかる。

「おつきさまからうさぎでもおちてきたらいいのに」

ご案内:「常世神社」に安室 冥路さんが現れました。
安室 冥路 > コン、コンと…革靴が石畳を叩く音が響いてくる
「おーい、猫ー、猫又よー。何処行ったー出てこーい!…多分こっちの方に逃げた…よなぁ…?」
キョロキョロと周囲を見回しながら、青年が境内に姿を表した
「いやマジ明日も早いんだから出てきて下さいお願いしますよ本当。お前にばっか構ってられないんだって。」
茂みの方を覗きこんだり
建物の屋根を眺めたり

賽銭箱の上にいる少女には気づく様子もなく、猫を探している

ローザヴィ・クロン・天塚 > 月を見上げて、視線をおろすと優しそうな青年がいた。
うさぎではなさそう。
かみさまでもなさそう。

「ぶにゃーん」

足をぷらぷらさせながら鳴いてみる。
思いのほか不細工な鳴き声になって地味にショックを受けていた。

安室 冥路 > 手水舎の周りを見ていた青年は顔を上げる。今確かに何か聞こえたような…
「ん…?そっちか…?おーい、猫又やーい逃げるなよー。」
どうも結構似ていたらしい。鳴き声に釣られ歩み寄っていく
薄暗い深夜の神社、月明かりだけを頼りに声が聞こえたと思しき社の元へ
相手は猫である、いるとすれば軒下辺りだろうと下ばかりを見ていてやはりまだ少女には気づいていない
「……………?いや、何処だよ。神様ーうちの…いや飼ってる訳じゃないけど…猫は何処にいますか…ね?」
ふと見上げれば、賽銭箱に腰掛ける少女の姿があった
こんな時間、誰もいる筈がないと思っていただけに一瞬、状況が理解出来ない
それが年端もいかない少女であれば尚更だ
「…ええと、神様ですかね。うちの猫見ませんでした?あぁいやうちのじゃないんですけど」

ローザヴィ・クロン・天塚 > きょとん。

神様に間違えられたのは初めてだ。
猫を探しているらしき青年は、なかなかに人がよさそうで
ちがうよと言い返そうとして、悪戯を思いつく。

「かみさまではないの」
「あなたのさがしている猫よ」
「月のかみさまに今夜だけ人間にしてもらったの」

にっこりと微笑む。なるべく綺麗に見えるように。
本当は大笑いしてしまいたいのだけれど。

安室 冥路 > 「えっ。マジで…?お前…あのブサ猫………?月のかみさまは何処をどう間違えればアレをこう変化させるんだ…?」
訝しげではある。しかし少女の言うことを完全に否定は出来ない
もしかしたらアレでも猫的には美形だったのかもしれない
髪色も違えば欠損した筈の足もある、だが神様が変化させたというのならその位はサービスするのかもしれない
何よりさっきそれっぽい声も聞こえたし案外本当なのかも
暫く、考え込んでいた様子ではあるが少女の言葉を鵜呑みする事に決めたらしい
お人好しというかアホである

「…お前女の子だったのな。確かめた訳じゃないけどてっきり雄だとばっかり思ってたよ」
「いいから、さっさと帰るぞ。明日も早いんだから脱走とかやめてくれ、怪我ももうちょいでなんとかなるんだからさ。そしたら元の野良に戻っていいから」
どうも件の猫というのは最近、保護したばかりのようで。飼い猫という訳でもないらしい

ご案内:「常世神社」にロウゲートさんが現れました。
ロウゲート > しゅたん、と鳥居の上に載る猫の陰、やり取りを聞いていたのか
飛び降りるように着地すると、スタスタとそこへ歩いていく

「ほう…猫が人間にしてもらえたのか…それは興味深い話だな。」

こちらは完全に猫だ、それが低い声で喋った
幼子の言葉を真に受けた訳でもないが、あながちこの島では
完全にジョークだと笑えるような事ばかりではない、そんな体験ばかりだ

「俺も丁度猫の姿にされて困っていたんだ、月の神様と言ったな…
 その…ディアナ様の下へ案内してもらいたいのだが。」

一人の青年と一匹?の少女の中間辺りにやってくれば、腰を下ろして首を捻り
その顔色を伺おうとするだろう
こちらは真面目な話、色々と人生がかかっているのだ

安室 冥路 > ここのところ随分と猫に縁がある。
猫に塗れた長屋の屋根から猫を降ろす仕事をしていれば不細工な猫又に出会い
保護した猫又が逃げたかと思えば真夜中の神社でその猫が化けたという少女に出会い
そうかと思えば唐突に現れた猫はどう見てもただの猫だというのにマントを巻いていて
見た目に合わない低い声で流暢に喋りだした
今の世の中に不思議なんてものはない
それでも、御伽の国にでも迷い込んだような気分だ

「…という事だが、どうなんだ猫又?」
「俺は全く心当たりが無いので力にはなれないんだけど」

半ば呆けたような顔をして、現れた猫と、猫と名乗った少女の顔を見比べる

ローザヴィ・クロン・天塚 > 神様からぶさ猫の化身へと転落してた少女は、なんともいえないきょとんとした顔。
すぐそのあとに眉間にきゅっとしわを寄せて、青年を見上げる。

「ぶにゃーん。こころあたりなんて、わたしにもないのよ」
「だって嘘だもの」

申し訳なさそうな顔というよりも、ふくれっつらで答えた。
……このまま猫のフリをして一夜の宿を借りてみるのも楽しいかもしれない。
そう思っていたのだけれど、このままついていってしまえば、怪我をした猫どうなるのだろう、と。
そんなことを考えていた矢先に……しゃべるねこ。
上手く取り繕うのも忘れて、素直に答えてしまった。

月からおちてきたように見えたその猫は、流暢に人の言葉を話していた。
てっきり月の神様かと思ったら、そうではないらしい。

「のろいでもかけられたの?わるいことでもしたのかしら」

しゃがみこんで、猫をみる。

ロウゲート > あっさりと認めるその言葉を、夜目の利く金色の目が覗いていた
嘘なんだとさ?

とでも言うように、そこにいた男に目線を合わせた
人間の身体であれば肩を竦めていた所だ
「それにしても、この島の人間は意外と動じないものだな」
猫が喋れば大体は驚くと思うのだが
どいつもこいつも淡白な反応だ、わからないでもないが…

こちらとしても、猫になりがいがないと言うもの、男の淡白さを見ては
この島の数奇さに眉を寄せてしまう

「ああ、少なくとも良い人間ではないな
 嘘をつき続けると、罰が下り、悪魔が現れ、いずれこうなる、にゃー」
幼子に覗き込まれると、淡々とした口調でそう返して
猫の声帯でにゃーと鳴いた、嘘を付くと猫にされてしまうのだと
なるほどこれが教養という奴なのだな、等と余計な事を思いながら、生返事を返そう

安室 冥路 > 「なんだ嘘か。」


「…えっ、嘘だったの…?それじゃ、君は一体…こんな時間に、こんなとこで何をしてたんだ?」
もはや半ば信じ込んでいただけに微妙な間の後に問いかける
…まぁ嘘だと言われれば、そりゃそうだよなという気持ちで一杯にはなるのだが
というかうちの猫は一体何処に行ったのだろうか。飼い猫ではないけれど。
そして藁にも縋りに来たこの猫は…
視線を移せば、猫の顔だというのに人間がそうしたように分かりやすい顔でこちらに視線を向けていた
彼の代わりに…という訳でもないが、肩を竦めてみせる

「いや、驚きはしたんだけど。直前に猫が人間になったなんていう話を聞かされてたからインパクトが薄くて」
「今の御時世何が起きてもおかしくはないしさ」
「何せ、人間が猫になるなんていう事も起こりえる世の中らしいし」
「その逆は嘘だったけど、こっちは正真正銘…本当、なんだよな?」

荒唐無稽な猫の話だが、喋っているのを目にしている以上こちらは嘘だとは思えない
あっさりと彼の話を信じているようだ

しかし妙な夜だ。うちの…ではない猫は何処に行ったんだろう。若干の現実逃避も兼ねて夜空の月を見上げる

ローザヴィ・クロン・天塚 > 「あっ」あっ
しまった。こんな時間に遊んでいたら大人に怒られると思っていたのは自分なのに。
今こそ取り繕うとき…!!!
思いつく限りの嘘を開放すべき…!!
一瞬でさまざまな取り繕い方を考えたのだけれど、ねこの言葉が鋭く突き刺さる。

「ええと、むぐぐ……ねこにされるのはやだ…わ、わたしはちょっといたずらしただけだもの」

くちをむにむにさせて、ばつが悪そうにそっぽむいた。

「おうちにかえっても、わたしはひとりぐらしだから」
「ひとりでさみし…つまらなかったから、なんだかちょろ……お人よしそう?あっこれほめてないわね?!」
「とっ とにかく、ねこのふりをして、とめてもらったり、ご飯食べさせてもらおうと策をめぐらせただけなのよ」
「そう、策士なの。さくし」

ロウゲート > 「俺がCGの合成や映画の撮影に見えたとしても
 俺はお前の感性について特別非難したりはしない。」
目の前で日本語を喋って見せても本当だよなと確認する男の表情を見て
淡々とした調子で返す

信じるも信じないも自由だ、深夜に出歩いていって
7歳の見知らぬ幼女と一緒に、喋る猫を目撃しました、信じてくださいとくれば
男はきっとまずスピード系か何かの薬物反応を疑われ、尿検査になるだろうが
それもきっと自由という奴だ、止めはしない、青春は三年間もあるのだから
「色々と難儀な世の中でな。」

悟ったような口調でそんな世間話めいた言葉で纏める


……
………
「なるほどな、正直に言えたじゃないか、
 ガキは素直が一番だ、にゃー」
さくしの言葉を聴いて、ふんふんと頷く
それから
「だそうだぞ、チョロそうな男」

さくしが腹を空かせているそうだ
まさかこの10歳未満のさくしを未明の街に放り出すような男がこの街にいるとは思わない
ここはチョロ男が管理をすべき事案なのだろう、とチョロ男を仰ぎ見て、それから

「やれやれ…おしめも取れたばかりの子供に担がれるとは……
 俺も山にでも行って木の実でも取って寝るとするか…」
とんだ肩透かしだったが、こういう事もあるものだ、野性に返るとしよう
やれやれとため息を付いてから、くる、と踵を返す、ご飯という単語を聞いたら腹が減ったな…
思えばここ最近は木の実しか食べていない、ネズミを捕るか…いや、人としてそれはどうだろう…
ブサイクな悩み顔をしながら、とくとくと歩いてゆこうと

安室 冥路 > なんだか初対面の少女に凄い下に見られた気がする。
「そんなにお人好しに見えるのか俺は。まんまと騙されてた辺り否定できる材料が無いけども…いやチョロそうな男って呼び名はやめてくれない?」
「一応、安室冥路っていう立派な名前があるからさ。せめて名前で呼んで」
「特撮か何かと多少疑ったことについては謝るから…」
猫に向かって頭を下げる。
端から見ればなんともマヌケな光景だろうが、当人は至って真面目に頭を下げている

頭を上げればハハ…と乾いた苦笑を零しながら頬を掻いて
改めて、少女を見る。
見た目からすれば幼女と言ってもいいような年齢に見える…が、見た目で判断し切れない人間が多いのもこの常世島だ
つい最近全く同じくらいの背格好の一個下に出逢ったばかりだけに見目通りの年齢だとは断言は出来ない
「まぁ飯くらいなら別に食べさせてあげれるよ」
「なんか帰りたくない理由があるっていうなら泊めるのも構わない」
「俺は派出所辺りで寝ればいいし。ただちゃんと家があるなら、明日にはちゃんと帰った方がいいぞ?」

「あとそっちの…ええと、猫。…猫って呼び方は失礼か。ええと、喋る猫。いやそれでも失礼かこれは…」
ともかく、立ち去ろうとする黒猫に声をかける
「腹が減ってるんだったら君も来ない?キャットフードならうちにもあるし」
「…元は人間にキャットフード食わすって最低な気がするな。人間の飯が良ければそれもあるし」
「ここで会ったのもなんかの縁だろうしさ」

うちのじゃない猫も腹が減れば戻ってくるだろう。自分も腹が減った。

ローザヴィ・クロン・天塚 > 「こ、ことばのあやというやつよ!!ちょろいまでは言ってないわ、ちょろいまではさすがに!!」
自分で穴を掘るような発言。
いいひとそう。そんな肝心の言葉は出てこなかったのだ。

「それに、わたしはこどもじゃないもの。もうりっぱなれでぃなのよ!」
「…あっ!!こ、これも嘘になってしまうかしら……ななさいだけど、きもちだけはれでぃなの」
「あとね、ごはんはないからたべたいのよ、たべたらちゃんと帰るの」

しどろもどろといった風に、言葉を選びながら喋る。
喋ったあとは大きくため息。

「う、うそをつかないってむずかしいわね…ねこになったほうが楽な気がしてきたわ」
「ぶにゃーん」
「このねこといっしょにつれていくといいのだわ」
「金のねこはローザヴィというのよ」
「幸運とか運ぶわ。たぶん」

夜の色のねこの隣に並ぶ金色の自称猫。
招き猫のように袖を揺らす。

ローザヴィ・クロン・天塚 > http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/up2/img/toko051.jpg
ロウゲート > 「安室か。保証人という言葉には気をつけろよ
 後はそうだな…別に腹が立ったわけではないから、頭を下げられても困るな…」
大の男に頭を下げられるというのは、ちょっと身構えてしまうものだ
あっちのガキは素直じゃないが、こっちの男は素直すぎる
俺だったら猫ごときに気なんて使わないのだが

「………」
ピク、と耳が動く
キャットフード、キャットフードか……ぐらぐらと天秤のように頭の中で動く
どうなんだろうな…もしかしたら美味いかもしれないが…木の実とどちらがマシか

くる、とローザヴィの方を向き、その言い分を聞くと
「にゃあ…牛乳も温めで頼む、冷えた奴は腹が壊れるんだ」
ご飯については、続いてそう言った、人の飯を遣せというのはちょっと奥ゆかしくないからな
それに、未知の肉を食ったりする事に抵抗のないタイプだ、いける、きっと。

「にゃー」
「俺の名はロウゲートだ。」
「そうだな、俺は不吉を運ぶかもしれないから、このチビと合わせてプラマイ0だ」
「だが猫の魂は9つあるからな、いつかどこかで借りは返すだろう。」

自称猫のさくしに並んで、男が先導するのなら、その後ろを付いて行こうとするだろう
とりあえず、この身体では日々を生きるのもままならない
たまには人のご相伴に預かるのも手だ、と歩いていく

「もう少し、可愛い決めポーズがあると、喜ばれるぞ」
媚が大事だ、などと、自称猫にアドバイスを送りながら、神社の境内を並んでいくのかもしれない

安室 冥路 > 「…いやもうそこまで言われたらちょろそうでいいよ。実際ちょろいんだろうしね俺…」
目元に手をやり深くため息をつく。この短時間にちょろいちょろいと言われればもう多分そうなんだろう、と諦めるしかない
ちょろいならちょろいでそれなりに生きていくしかないなぁ、なんて苦笑いも漏れる

「借金の保証人にだけはなるなって言われてるから大丈夫だ、問題ないよ」
「そもそもこんなド貧乏相手にわざわざ金だまし取ろうなんて奴は多分、いないだろうし」
「詐欺師だって騙すんだったらもうちょっとマシな相手騙すでしょ」
へら、と緩い笑みを浮かべる。
別段怒っていないのであればそこまで気を使う必要もないだろう

「…七歳。わぁい見た目のままじゃん。こんな夜中に七歳児と猫を連れて歩いて風紀に見つかったらどうするかな…」
「…まぁ、なるようにしかならないか」
「ん、それじゃあローザヴィにロウゲート。二人共ついといで。狭い部屋だけど子供と猫くらいなら入るからさ」

二人を手招きして自分の部屋へと戻ろうとしたその矢先

『ぶなー』

絶妙にローザヴィの鳴き声と良く似た鳴き声が境内に響き渡る。探し猫、来たれリ

「………本当に猫づいてるなここんところ………その内長靴履いた猫にも出会いそうだこの調子じゃ…」

後ろ足が一本欠けた三毛猫を抱き上げれば、月の色をした一人の自称猫と、夜の色をした一匹の黒猫を伴って歩き出すのでした

ご案内:「常世神社」からローザヴィ・クロン・天塚さんが去りました。
ご案内:「常世神社」からロウゲートさんが去りました。
ご案内:「常世神社」にローザヴィ・クロン・天塚さんが現れました。
ご案内:「常世神社」から安室 冥路さんが去りました。
ご案内:「常世神社」からローザヴィ・クロン・天塚さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > ここに来るのも久しぶりのような気がする…
(参道を歩きながら神聖な空気を吸う)
(ちょっと前までは気分転換によく来ていたのだが、それどころではない日が多かった)
(なので今日はちょっと顔を出してみた)

佐伯貴子 > (特に目的もなく広い境内を歩く)
(歴史的建造物というのは由来を知らなくても見てればある程度楽しめるものだ)
歴史とか神道の講義もとっておいたほうがいいかな。
(もっと楽しめるようになるだろうか?)
(しかし今の無知な楽しみ方は失われてしまうだろう)
難しいものだな…

ご案内:「常世神社」に三千歳 泪さんが現れました。
三千歳 泪 > 白い小袖に行灯の形をした緋色の袴といういでたち。いわゆる巫女装束にきっちり身をかためてお客さんを出迎える。
髪の長い子は紙でまとめてたりするんだけど、私のはボリュームがありすぎるから見逃してもらえたのだ。よかったよかった。あれ窮屈そうだもんね。

「そこ行く君はだれあろうタカさんでした! どーしたのさこんなところで。なにかお願いごとかな」

佐伯貴子 > 一応参拝したほうがいいのかな?
(小銭は持っているが、特に願うこともない)
(いや、あるにはあるが神頼みするようなものはない)

(かけられる声にそちらへ向かう)
君は直し屋三千歳だったな。なに、巡回という名目で散歩していただけだ。
君はまたバイトなのか?

三千歳 泪 > とにかく歩きづらくてゆっくりと足を運ぶ。ふだん着ているものと丈の長さが違いすぎるし、今は履物も別だから。

「お見通しだね! 今日も今日とてお仕事さっ。ご神体の鏡がおかしなことになっちゃってたんだ」
「不吉じゃ不吉じゃー!! たたりじゃー!って大騒ぎになって、私にお呼びがかかったってわけ。今はもうピッカピカだから安心してお参りするといいよ」

佐伯貴子 > 鏡まで直せるのか?それはすごいな。直し屋を自称するだけある。
しかしご神体に異常があるとなると、不吉な気配がするな…
(腕組みをしてううむと唸る)
それはそれとして、ご神体を直すのにその格好をする必然性があるのか?
(至極まっとうな質問をした)

三千歳 泪 > 「ご神体の鏡だってもとはその道のプロが作ったんだから、直す手段もちゃんとある。むしろ本当に直せないものの方が少ないと思うなー」
「大丈夫ぜんぜんへーきだよ。ちょっと人の顔みたいにみえなくもない曇りがあっただけだから。これが拭いても取れなくってさ…」
「一応神さまにご奉仕してるわけだから、着なさいって。神主さんの趣味かもしれないけど私的にはOKです。一度でいいから着てみたかったしね!」

長い袖を振ってくるりと回る。髪が遠心力に引っぱられ、回転軸がずれてよたよたとよろめいた。

「こういう衣装はタカさんの方が似合いそうだよねえ。いいなー黒髪。キリッとしてるし絶対似合うよ!」
「ちょっと交換してみない?」

佐伯貴子 > そりゃあその道のプロに任せれば修復も可能だとは思うが、君の言うような軽いイメージではなかったな…
人の顔が映るって…それって心霊現象というやつではないのか?
(怖い話は苦手ではないが、眉をひそめる)
…趣味、かな。
(遠い目をして答えた。いくらなんでも直す人間に正装をさせるなど時代遅れだ)

大丈夫か?随分動きにくそうだが…
自分でも和服は似合うんじゃないかとちょっと思ったことはあるが…
交換するって、どこかで着替えるのか?
(まさかここで着替えるわけではあるまい)
この制服を悪用しないならいいぞ。それと着替えるときに学生証見せてもらうからな。逃げられないぞ。
(特に表情を浮かべずに言うが、内心楽しそうだと思っている)

三千歳 泪 > 「バイトの巫女ちゃんこわがっちゃって誰も触れなかったんだってさ。神主さんもたぶん。ご神体だからもともと触っちゃいけないんだけど」
「なにか良くないことの兆しでも、ちゃんと伝わってるからノープロブレム。もしもの時はタカさんたちがどうにかしてくれる。でしょ?」

《直し屋》さんの仕事は元どおりに直すことだけ。どうやって壊れたのか、なんのために壊されたのかは知らなくていい。
風紀には風紀の仕事がある。信じないのは勝手だけど、それは「あなたたちには任せられない」と言うのと同じだ。

「最初はわくわくしてたんだけどねー。記念写真も撮れたし、そろそろいいかなって」
「バイト巫女ちゃん向けの着がえスペースがある。こっちだついてきたまえ。あはは、タカさんこわい。悪用ってなにさ? たとえばどんなの??」

本殿のそばに設けられた建物のひとつ。着がえスペースに案内して緋袴の帯をゆるめる。

佐伯貴子 > そりゃ怖がるだろう。データ画像が普及してない時代ならその写真が週刊誌に載りそうな事件だぞ。
まあなあ…私には戦闘力がないから、同僚がやってくれるということになるのだけれども。
(相手もプロだ。能力以上に意識がしっかりしているのだろう)

コスプレというのは初めてするが…やはり楽しい物なのか?
(内心楽しみにしながら相手についていく。相手が脱ぎ始めればこちらも脱ぐであろう)
悪用とは例えば風紀委員の権力を利用して弱者から金を巻き上げたりすることだ。
君はそんなことするならバイトするだろうからしないと思うけどな。
(ちなみに上はスポーツブラ、下は白のショーツで色気はない。胸が他人より大きいだけである)

三千歳 泪 > 「これくらいならしょちゅうだよ。口止めされてていえない事もあるし。えぬ…でぃーえぬえー??っていうひみつ契約があるのだ」
「そういうのは表沙汰になることもないままそれっきり。今日も平和は守られた。めでたしめでたし!」

「タカさんコスプレ知ってるんだ? 私は知らなかったけど、すこし着てみるだけなら本当に楽しいよ。ほんとにはじめてなのかなー」
「それなら大丈夫。君の言うとおり、もっと実入りのいい仕事があるから。そんな暇があったらケバブの屋台でもはじめてるよ」
「君と私はだいたい同じ。だからこのままいけるはず。お尻がひかかっちゃうとかあったら見るから言って!」

最近またサイズがあわなくなってきてて、胸がきつい。成長期まっさかりって感じです。脱いだものを簡単にたたんで渡した。

佐伯貴子 > 何でも屋みたいなバイトにもきちんとしたルールが有るのだな。汚いものを見すぎていたかもしれん…
(苦笑して首を振る)

テレビなんかで見て言葉だけは知っている。実際にするとなると緊張するな…
そうだろうな。一応確認しただけだ。例に出さないだけでもっと悪用の仕方は様々だ。
(クスッと笑って、簡単にたたんだ制服を渡す)
和服は胸が大きいと着るのがつらいとか、シルエットが悪くなると聞いたのだが…
むっ…胸が苦しいのと、尻がきついのを除けばなんとか着れそうだぞ。
(着てみた。女性的部分が主張した。気合で押さえ込んだ)
ヒモ?みたいなのを結べばいいのか?入るには入ったが…

三千歳 泪 > 「商売の基本は信じあうこと。おたがいの信義に背かないこと。それがルール。ご神体に触れるのも、そういう約束ごとのおかげってわけ」
「すごい! 完璧完璧。予想以上に似合っててびっくりだよ。さすがは私が見込んだタカさんだ!」
「いいねいいねー大和撫子って感じだねー! 結び方だけ習ってるから教えて進ぜよう。準備はよろしいかな」

たすきのような紐を見つけておなかに渡し、ゆっくりと手順を示す。一人でできるまで何度でもやり直そう。
そして私はタカさんの鉄の女風味の風紀委員制服に袖を通す。鏡の中の自分の表情がどんどん凛として締まっていくのがわかる。

「本官は三千歳泪(みちとせ・るい)。通りすがりの風紀委員であります! ふっふっふ何もしてないのに背筋が伸びちゃう不思議…」

見よう見まねでビシッと敬礼を決める。ちゃんと着こなせてるかな。

佐伯貴子 > そう…か?似合ってるか…?なんだか恥ずかしいな…
(顔は楽しそうな表情が出ているがそれ以上に赤く染まっている)
大和撫子…なんだか自分がしとやかになるような響きだな…
(言われたとおりに紐を結んでみる。二三度やれば完成だ)

ははは、三千歳も似あってるぞ。そんな言葉遣いはしないけどな。なんだか優しそうな風紀委員だな。
巫女はどんな言葉を使うのだろう…わたくしは常世神社に仕える巫女、貴子と申します…
(両手を膝辺りの高さで合わせ、一礼。できるだけそれっぽくやってみた)

三千歳 泪 > 「せっかくだから写真撮ろうよ。カメラついてるから撮ってくれる?」

今日はいつものゴーグルをつけてない分よけいに締まって見える。シャープなチタンフレームのメガネとか似合いそう。
カメラモードに切り替えたタブレットを渡してポーズをとる。衣装にひきずられて緊張感が心地いい。

「なんだカッコいいじゃないか私。《直し屋》さん辞めたら風紀の人にジョブチェンジしよっかな」
「最前線で身体張ってる子たちのほかにも備品係の人とかいるんでしょ? いいと思うんだよね。私でも役に立てそうだから」
「終わったら次は君の番。たくさん撮って広めよう。布教しよう。かわいいんだからさ、どんどん見てもらった方がいいよ!」
「タカさんそういう顔もできるんだよね。こないだあった時と同じ。私はそういう顔知ってるんだって思うとなんかね。気分いいなー!って」

佐伯貴子 > おまかせを…うん違うな?かしこまりました…あたりかな?
(タブレットを受け取りポーズを取る相手にひと声かけシャッター。記念写真の出来上がりだ)
私のも撮ってくれないか?(携帯デバイスを手渡す)

私は今のところ異能も魔術も使わないで働いてるぞ。案外君の方が適任かもな。でも君の才能は代えがたいと思うから辞めないでくれ。
広めるのは恥ずかしいから…あとこういうことしてバレると上司に怒られたりしそうだからな…
(顔が赤い。画像流出事件だけは避けたい)
君といるとペースに巻き込まれてしまうからな。普段の私なら絶対こんなことはしないぞ。

三千歳 泪 > 「まかしといて!! じゃあまず箒もってみようか。こっちに気付かれちゃったみたいなさ。振り向いてるの」
「あっいいねーそれそれそんな感じ! タカさん的にはおしとやかってどういうイメージになるの? やってみてよ」

どんどんポーズの指示を飛ばしてシャッターを切りまくる。記憶容量がパンクしちゃっても平気。タカさんの携帯だし。
ついでに私のタブレットでも撮っておこう。家宝にさせてもらいます。

「てれるなー。私も異能なんかないよ。魔術はぜんぜんだし。でも何とか生きてます」
「怒られたらいっしょに謝るから大丈夫。見捨てないよ。それに、パッと見いまの髪型だと別人みたいにも見えるんだよね」
「髪まとめてるし。巫女さんオーラすごいし。洒落にならないよこれは。今の君は常世神社の貴子さんだ!」

「というわけで、本官ちょっとパトロールに行ってきます!!」

タカさんを更衣室に残して外にダッシュ。私の荷物? 相棒のモンキーレンチだけだよ。手ぶらで来たにきまってるじゃんさー。
困らせちゃうといけないからバトルフィールドは神社の中だけで勘弁してあげよう。
相手はその道のプロだから走りにくいくらいでちょうどいいハンデになるはず。捕まえてみたまえ。Catch Me If You Can!!

ご案内:「常世神社」から三千歳 泪さんが去りました。
佐伯貴子 > なんだそれは…シチュエーションのあるグラビア写真集でも作るつもりなのか…
おしとやか、がうまくわからなくてな…
(清楚なポーズを決めて見ようとする。一般的なおしとやかさとは微妙に違うかもしれない)
(写真を撮りまくる相手に不安になる。容量ではなく流出だ)

君には技術があるじゃないか。謝って済めばいいんだが組織の面目というものもあってだな…
そ、そうか?なんだかその気になってしまいそうだぞ。
(嬉しそうだが顔は赤い。基本的に恥ずかしがっている)

あっ!待て!置いて行かないでくれ!恥ずかしいから一人だと!!
(おそらく相手の思惑とは違う理由で追いかけ始める)
(普段から鍛錬を欠かしていない。それはそうだが胸もきついし尻もきついし走りにくいし恥ずかしいし)
(相手を捕まえる頃には色々限界になっていることだろう)

ご案内:「常世神社」から佐伯貴子さんが去りました。