2015/09/12 のログ
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に『プリースト』さんが現れました。
■『プリースト』 > 日が沈み、夜の闇がこの異邦人街を支配する。
色んな異邦人が入り混じっている大通り。
今日もそこは、あらゆる文化を持つ人々で賑わっていた。
「キーシッシッシ。
良い感じに人が集まっている場所ですねぇ」
そんな大通りにある建物の屋上に、『プリースト』は陣取る。
そして『プリースト』は、聖書型の宝具『デス・アポカリプス』により洗脳した落第街の住民を十数名引き連れていた。
『ハンター』と『モンク』は既に動き出している。
昨日、瀕死のダメージを負ってしまっていた『ハンター』に頼まれて回復魔法を使ってやったところだ。
いきなりあのようなやられ方をするなんて、英霊の面汚しもいいところである。
いつか、回復魔法を使ってやった貸しを利用してやるとしよう。
■『プリースト』 > 『プリースト』は本日動き出す。
「邪神様ぁ、見ていてくださいねぇ。
ここの住民の血をあなたに捧げますからねぇ。
キーシッシッシ!」
怪しく笑う『プリースト』。
「やっておしまいなさい、あなた達!
簡単に殺してはだめですよぉ。
もう『死にたい』と思わせる程に、苦しませて殺しなさい。
どうしようもなく、惨たらしくねぇ!」
洗脳された『プリースト』の部下達は、一斉に屋上から飛び降りる。
そしてそれぞれ武器を持ち、集団で大通りの住民を襲撃し始めるのだった。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」にリビドーさんが現れました。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に蒼穹さんが現れました。
■リビドー > 「……魔法の草一つ探しに来てみれば。」
いざ襲撃しようとする集団の前に立ちはだかり、未然に防ごうと。
住人一人を手に掛けようとすれば、睨んで制そうとするだろうか。
出来るかどうかは、兎も角として。
「……そうだな。大分酷いものだね。」
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」にメアさんが現れました。
■メア > 「…自殺……」
屋上から飛び降りる者達を虚ろな目で見上げる
集団自殺、そんな単語が頭を過るが聞こえてくる声からそうではないらしい
「共食い……」
集団が集団を襲う
人同士の、しかし一方的な争いが眼前に広がる
■蒼穹 > (異邦人街の電気屋さん。"最新型ノートパソコン"って果たしておいくらしますか。
A.38万円です。
このやりとりをした際ちょっとだけ絶望した。
でも割と風紀委員刑事課の給料って結構良いので一か月も真面目に働いてればすぐに溜まりそうなものだが。)
…呼んだ?
(誰かに呼ばれたような気がする。
盛大な人違いだが。
その後、何だか知らないが向かいの建物のようわからん作りのお店から、
暴動集団が見えた。…最近こんなのばっかりである。
取り敢えず、まだ人的被害も見えないし、さっさと連絡しようそうしよう。)
…あー、もしもし?
こちら風紀委員刑事課ー。応援頼むね、異邦人街大通りの―――。
(端末を手に、呑気に異邦人街の電気屋の中、2Fのベンチに腰かけて連絡を始めた。
さて、何処に繋がり誰が応援に来るかは兎も角。つながらないやもしれない。
分かりきっていた事だが、やっぱりあんまり働く気はなさそう。)
■『プリースト』 > それは、集団十数名による一斉攻撃。
集団は元々雑魚であるが、今は『プリースト』の補助魔法により強化されており、飛び降りただけで傷はつかない。
通行人に無差別攻撃しかけんとしていた。
そんな時、一人の男性が立ちはだかる。
『プリースト』の部下は一斉に、リビドーを睨んだ。
「おやおや?
この状況で悲鳴を一つあげない勇敢な人もいるのですねぇ。
まずはその男の腸を掻き出してあげましょうかねぇ」
『プリースト』の補助魔法により強化された雑魚集団が、リビドーに襲いかからんとしている。
その攻撃手段は様々だ。
剣や槍、斧など近接武器を使う雑魚。
銃や弓矢、ボウガンなど遠距離武器を使う雑魚。
一人一人の実力は大した事ない。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に東雲七生さんが現れました。
■メア > 「リビドー……」
見知った男に集団が殺到する
全員が思い思いに攻撃しているようで動きがバラバラ…
強い者を集めただけの様な感じがする
「………」
そんな中、指示は飛ばすが自分では積極的に動こうとしない
シスターをじっと見つめる
■東雲七生 > ──喧騒を遠巻きに、むすっとした顔で眺める少年が居た。
「………。」
昨夜常世神社で意識が途絶え、気が付いたら居候先のソファで眠っていたこと。
そして起きてからどうにも頭痛が抜けないこと。
そして何より意識が途絶えてから帰宅するまでにだいぶ時間があったために居候先の家主に心配を掛けさせてしまったこと。
それらの要因が重なりに重なった結果。
──東雲七生は、凄まじく虫の居所が悪かった。
「………。」
視界には様々な武器を手に男に襲いかかろうとする集団。
襲われそうな男に対しては、特に知り合いという事も無かったのだが。
──まず一対多数という状況が気に入らない。
気が付けば、地を蹴って集団へ向けて駆け出していた。
■リビドー > 「荒くれや不良の類とは言え、生徒が蛮行に走るのは悲しいね。
全く、誰が悪いんだか。社会か、先生か、お前か。」
シスター服の女性が目に付いた。首魁は彼女だろうと判断しておく。
アイツだろう――と思いながら群がる集団を見据えて、一歩引く。
適当な壁を背にし、三方から迫る集団の攻撃をどうにか捌く。
射撃に関しては悩むものの、迫るものだけをかがんでかわしたり、やり過ごす。
「目当てのものは買えそうにないな。
……よ、っと。風紀委員の一人や二人、来てくれると良いんだが。」
――今のところは、防戦専念。と言った素振りを見せるだろう。
素人やそれに毛が生えた程度の相手とはいえ、加護か何かで大分強化されている。
技量は低いが、一撃が重い。
こいつらフランス兵やローマ兵とでも渡り合えるんじゃないかと、気を紛らわしに思案した。
(ち、矢が一本刺さったか。)
■蒼穹 > ―――はい?
(端末を握る手にちょっとばかし力が。
何でも「連絡は入れるが応援を出せる保証はない」とふざけた事を言って来た。
真面目にやれよと言いたくなる。)
ああそうだけど。
はい?ああそう、そう…。
ってか状況も聞かずに…ああはいはい!分かった分かった。…ったく。
(何でもそっちに割ける戦力が殆どないんだとか、
残念ながら連絡は通したものの、増援に期待もできやしないといった有様。
こういう時、融通が効かないなんてどうにも風紀委員という組織は気に食わない。
若しくは私個人が組織に信頼されてないとかその辺りの可能性もあるが。
ともあれ、不貞腐れた様相で端末を切った。
何にしても、来るとして噂を聞きつけただけの暇人が一人二人来るか来ないかと言ったところか。)
…んどくさ。
さーて、どうなってるかなーっと。
(外はもう喧騒に包まれて乱闘か、若しくは一方的な暴力と逃亡にまみれているだろうか。
2Fから3Fへ。3Fから4Fへ。階段を右往左往して電気屋の屋上を目指す。
取り敢えず、暫しは野次馬を決め込もう。
暇つぶしには丁度良いし。うん。
乱戦は広い範囲で見た方が状況もつかみやすい。
悲鳴だとか、飛び降りてすぐ動く人間だとか見るに、ただの喧嘩ではなさそうだし。
或いは、図ったことではないが、路地を挟んで向かい側の屋上の今回の件の"黒幕"が見える…かもしれない。)
■『プリースト』 > 『プリースト』に向けられている視線がひとつ。
だが今『プリース』の目は、暴徒集団とリビドーに向けられている。
今はメアに気付かない。
暴徒集団の一人がこちらに向かってくる東雲七生の姿を確認する。
「勇猛な人は他にもいましたかぁ。
なら、この地獄の祭りを楽しみ苦しんで、この私に痛々しい悲鳴を聞かせてくださいねぇ!」
銃や弓矢系の遠距離武器を持った三人が七生を狙う。
矢や銃弾が、七生へと迫っていく!
それは、ただの銃弾や矢。
特に変わった能力が込められているわけではない。
リビドーの言葉に、暴徒集団が答える事はない。
彼等は全員『プリースト』の宝具『デス・アポカリプス』により洗脳されているからだ。
だが、暴徒集団が荒くれや不良の類というのは間違っていなかった。
集団の攻撃に対し、リビドーは防戦に回っていた。
つまり今のところ、暴徒集団は押し押しムードであり、勢いがつこうとしていたのだ。
矢が一撃、リビドーに命中した時、射手は汚らしく笑みを浮かべた。
「威勢良く立ちはだかったわりには、その様ですかぁ。
キーシッシッシ!
それではそろそろ、その眼球をえぐりだしてもいいですよねぇ?
それかまず、爪を全て剥がしますかぁ?
四肢を切断しても構いませんよぉ?
そうですねぇ、全部やりますかぁ。
邪神様に祈りを捧げるならば、どれか一つ減らしても構いませんよぉ」
■メア > 「……」
新たに集団に向かい更に気がそちらに逸れるのを見れば
静かにプリーストの視界外に動く
(…ごめんね……)
心の中で呟き、自身の影…腕の部分を鋭い槍の形に変え
プリーストの頭を狙う。
音もなくプリーストの頭めがけて伸びる影
貫けばどう転んでも絶命は必至だろう
■東雲七生 > ──真っ赤な一陣の颯の如く
地を滑る様に駆けながら、周囲を視線だけで見回して状況を把握。
─目標集団以外に目立った戦意なし。
─敵勢力の使用する武器は多岐
─敵は外見上、一般人と思われる
─今のところ敵勢力の物理攻撃のみ 魔法攻撃なし
放たれた矢や銃弾を視認すれば、小さな体躯を一層低く屈めてこれを躱す。
追加射撃があるのであれば、射手の視線、銃口から軌道を予測。指の動きからタイミングを予測。
──何処に如何飛んでくるか判っている弾など停まっているに等しく。
走る速度は、文字通り加速度的に増して行き。
2つ瞬きする間には状況判断を終えて、敵の白兵武器の間合いまで踏み込んで来ていた。
「──魔物じゃないなら殺しはしないようにするけど。
まあ犬にでも咬まれたと思って骨折くらいは覚悟しな!」
男から意識をこちらへと向けさせる狙いも込め。
集団へと、威嚇する様に一吠え。
■リビドー >
・・・・・・・・・
「ふん。今に見てな不埒者。いいんだよ。これで。」
乱戦に飛び込む人影が視界に入る。
加勢だろうかと、その人影を一瞥する。
長く見ていれば隙となってしまう為、最低限に。
(少女……いや、中々に愛らしく可愛い顔をしているが少年かな。
ぱっと見は小中学生に見えるが……もう少し上か。
――風紀委員では無さそう、か。とは言え、助かるものだ。)
「加勢してくれるなら有り難いが、気をつけてくれよ……とっ!」
メアと蒼穹の姿は認識していない。
武術を以って攻撃を捌きつつも、七生の参入を切欠に少しずつ反撃に転じる。
素早く顎を揺らす。
巧みに首を絞め落とす。
力強く投げ飛ばす。
過剰な怪我を与えぬ様に注意を払い、意識を落として回る。
間隙を縫って矢を抜き投げ捨て、仕切り直す。
飛び込んできた彼(恐らく)も、戦果を挙げているだろうか。
いずれにせよ、飛ぶ鳥を落とす様な勢いをへし折っていくとしよう。
「洗脳されていたといえ、天下の異邦人街で生徒が無辜の人々に暴行を働いてしまえばタダでは済まない。
だから少々、悩んでいたんだよ。……方針も決まったから、ぼちぼち動くぜ。」
■蒼穹 > (向こうでは同委員の平岡ユキヱが保健室で御茶しているらしい。私もお茶してればよかったと後悔。
しかし、最近彼女も出ずっぱりだったし、喀血するくらい戦っていたし…休んだ方が良いだろう。
屋上へと向かう階段に立った。立ち入り禁止だったようだが知るか。緊急事態だ。
軽々薄紙を剥がすように蹴っ飛ばせば、外を囲う柵すらもない、危険地帯。
通常の建物、7階建て分程度の高度だ。)
…ふぅん。
(登れども、高みの絶景と言うわけではない。
様々な文化が入り混じった大通りでは、文字通り色とりどりの建物が見える。
綺麗と言うより、奇妙というか、混沌的な光景だ。
この混沌具合はピカソの絵と良い勝負するんじゃないだろうか。
その往来にて、十数の暴徒と二人が戦っている様だ。
数では負けているし、武器も向こうが上だが、何とか防戦に食い止め"勝負"にはなっているように思える。
あの暴徒は、力やスピード、武器は強い様だがあまり戦慣れはしていない?
となると、ドラッグか魔術か異能で一時的に能力を底上げしているのだろうか。)
…ん?
(何となく、燃える様な真っ赤な髪色に見覚えがある気がした。
上から下への視線なので、それは偶然かも知れないが。
まぁ、ともあれ。)
…。
(あのもう少し斜め上に見える奴が黒幕でいいのだろうか。
胡散臭い神官の格好をしている。路地を挟んで向こう側と言え、向こうも目が効けばすぐにこちらに気付きそうだ。)
■『プリースト』 > メアを視認していない。
視界外に動かれれば、余計に気付けなくなる。
そんな状態で、音もない影の槍を回避できようはずもない。
「ぎゃあああああぁぁぁ!!!」
よりにもよって、槍が命中したところは頭。
まず間違いなく、その命は助からない。助かるはずがない。
おぞましいとすら思えるほど生々しい『プリースト』の断末魔の叫びが響き渡る。
そして大量の血を頭から噴出させながら、地面へと背中からばたりとあっけなく倒れるのであった。
これにより『プリースト』が“一度”死んだのは、確実である。
だが、暴徒集団の動きはそれでは止まらなかった。
暴徒が東雲七生に放った矢や銃弾は、ものの見事に回避されてしまう。
軌道を読まれたのか、はたまた反射神経によるものなのか、異能なのか、魔術なのか。
暴徒にそんな事を考えられる脳はない。
ただ洗脳されているのみなのだ。
気がつけば、かなり近くにまで接近されていた。
威嚇ともとれる七生の言葉に、洗脳されし十数名の暴徒達は一斉に振り向く。
まず大斧を持った不良が、七生にその自慢の斧を振り下ろす。
それとほぼ同時に、暴徒の一人である二級学生の槍を勢いよく突く!
白兵戦ができるまでの距離まで近づいてきたのだ。
近接武器を持つ暴徒にとっては、射程圏内となる。
暴徒達は、飛び込んできた七生に気を取られていた。
だから、リビドーへの攻撃は激しさを削いでいたのだ。
暴徒の猛攻が次々とリビドーに防がれてしまう。
同時に、暴徒集団の陣形とも呼べない布陣が少しずつ崩されていく。
そんな状況でなおも集団は、敵を惨たらしく殺す、ただそれだけを考えていた。
だんだんと反撃に転じかけてきたリビドー。
暴徒達は、そんなリビドーに五発の銃弾を一斉に放つ。
銃弾五発が、リビドーに迫ろうとしていた。
『プリースト』は倒れている。
蒼穹の存在には、今死んでいるので気付きません。
■メア > 「ん……」
司令塔が倒れ動かない、そしてはっきりとした手応え
しっかりと殺した。そう思い暴徒たちを見る
「なんで…?」
自分たちに指示を出す者が襲われ悲鳴を上げ絶命したのに気にも留めず暴れ続けている
意味がなかった…残念そうに影を元の形に戻す
あの赤い髪の…少女?少年?
ハッキリとはわからないが彼が居れば一人で暴徒も鎮圧できるだろうと気が緩む
■東雲七生 > 集団を前にして怯む気配は全く無い。
・・・・・・・・・・・
──何せ相手は武器を持っただけの人間だ。
そんなものは組手とはいえ授業で散々相手にしているし、七生が将来相手取らなければならないのは魔物と呼ばれる生命体である。
──人間、それも素人に怖気づく道理は無い。
「人んちの鼻先でドンパチやられちゃ、おちおち静かに晩飯も食えないだろ!」
迫る斧を半身で躱し、突き出された槍を更に身を翻して避ける。
相手の繰り出した攻撃の、そのどちらもが、とても習練されたとは言い難いもので、その程度なら散々見知っている。
腕力の足りない七生の選んだ戦闘訓練法。
闘技場で、演習場で、訓練施設で、そして──落第街で。
常世島のあらゆる場所に赴き、一つでも多くの戦闘を“見る”そして“憶える”。
白兵武器 射撃武器 異能 魔術 あらゆるものが混在する戦闘行為を一つでも多く頭に刻んで。
──それを脳内で模倣し研鑽する。
所謂“見取り稽古”と呼ばれるそれを数ヶ月、休みなしとはいかなくとも続けてきたのである。
「んな手本通りに動かれちゃ、欠伸する暇すら無えだろ!」
まずは槍を持つ男へ、身を翻した勢いをそのままに、その場で半回転。
突き出した槍を引くより早く、その鼻先へと蹴りを叩き込む!