2015/06/28 のログ
■洲崎 > ハハ、そりゃぁ危険だよ♪
悪いことしてるんだから危険な橋を渡るのなんて当然でしょ?
【おこるスラッシュをなだめようとするが、これだと煽りにも聞こえてしまうかもしれない】
人数…そんなのどうでもいいじゃない♪
公安の危険因子、クロノスちゃんが消えちゃったんだからここら辺はすごしやすくなるよ♪
量より質っていう言葉もあるしね、その点では今回公安はかなりの痛手を負ったといえるよ♪
■スラッシュ > 「んなコトわかってるけどニャー、最近は危険が多すぎって話ニャ。
ったく。」
一応は落ち着いた様子。
ほとんど灰になった煙草を地面に落とし、ぎゅっぎゅっと踏み消す。
「それならそれでさっさと解散でもなんでもしてくれりゃいいニャ。
いっくら質が低くたって、あんなゴキブリよろしく沸いてこられちゃキリがねーのニャ」
イライラは収まらない様で、次のタバコを取り出すだろう。
■洲崎 > んー…何をそんなに怖がってるのかわかんないや♪
【タバコは特に注意はせずニコニコと見守り】
ゴキブリが邪魔なら潰せばいいじゃない♪
コックローチはもう持ってるでしょ?
■スラッシュ > 「アタイはアンタと違って慎重なのニャ。
石橋は叩いて渡るのニャー!!
頬を膨らませて。
「ウチは平和主義だからうまく使えないのニャ。返してほしけりゃ返すけど。」
6DSとスイッチを取り出す。
実際使うタイミングが難しくて手に余っているのだ。
■洲崎 > 叩きすぎると壊れちゃうよ♪
それに、僕はプレゼントした物を後から返してなんて言うほど女々しい男じゃないからね♪
要らないなら捨ててもいいよ、いざって時の保険に猫ちゃんに渡したんだから♪
【そう言って少女を見る、平和主義者…と考えながら。
慎重なのは本当だが平和主義者が十なんて持ち歩くのが少し面白くて笑いをこぼし】
でさ~そろそろ猫ちゃんの名前を教えてほしいなぁなんて♪
■スラッシュ > 「それも一理あるケド…」
とぶつぶつつぶやきながら、手に出したソレらを再びポケットにしまう。
そして、一度真剣な表情に変わるだろう。
「スザキ、アンタには忠告にプレゼントと感謝はしてるけど、無いモノは答えられないのニャ」
■洲崎 > …無い?
名前がないって事かな?
【表情と言葉の雰囲気が変わり、笑顔を浮かべているがおちゃらけた空気は消えた】
それとも、教えられないとかかな…まぁ事情があるなら無理には聞かないけどさ♪
■スラッシュ > 「大体アンタ、ボクが変装してるの知って癖に、名前なんてあると思ってんのかニャ??」
と少し舐めた雰囲気で首を傾げる
「ま、もっぱらコッチで呼ばれてるけどニャ。」
とジャージをグイと引っ張って胸元のワッペンを見せるだろう。
そこには“Thrash!!”の文字。
■洲崎 > 普段まじめだけど夜は派手に遊びたい、そんな感じかなって思ってさ♪
へー、スラッシュかぁ♪
何だか思ったよりかっこいい名前だね?
【ワッペンを見ながら思ったことを告げる】
■スラッシュ > 「ま、大体そんなトコだニャ。ガス抜きだニャガス抜き~。」
「ふふ、い~だろ、カッコいいだろ~」
と自慢げに胸を張る。
無い胸だが。
■洲崎 > うん、かっこいいよ♪
じゃぁ今度から猫ちゃんじゃなくてスラちゃんって呼ぶね♪
【無い胸を張るスラッシュを見て何だかほほえましくなっている】
■スラッシュ > 「なんでも二文字にすりゃイイって訳じゃないニャ…。」
ちょっと引き気味。
「ま、好きなように呼べばいいケドにゃ~。…ムカつくけど。」
■洲崎 > だってスラッシュだと女の子らしくないし?
スラちゃんだと何だかかわいさが出ていいじゃん♪
【引かれてもそんなのは何のその気にせず話を続け】
さてと、それじゃぁそろそろ行こうかな♪
長話に付き合ってくれてありがとスラちゃん♪
■スラッシュ > 「それでも何だかヘンな気分だニャ…」
何だかその呼び方はまだ慣れないらしく、両手を後ろに持っていきもじもじとしている。
「っと、帰るのかニャ?
ま、なかなかに面白い話が聞けたのニャ。
ありがとニャ、スザキ。」
どこか寂しそうな雰囲気を漂わせつつ、小さく手を振るだろう。
■洲崎 > うん、それじゃぁまたね~♪
あと怪我には気を付けて~♪
【ひらひらと手を振り、表通りの方へ去って行った】
ご案内:「路地裏」から洲崎さんが去りました。
■スラッシュ > 「やれやれ…もう少しブラついていこっかにゃ。」
よいしょ、と腰掛けていたトランクから立ち止まると、また当ても無くふらふらと散歩を再開する。
ご案内:「路地裏」にブリガンテさんが現れました。
■スラッシュ > ロストサイン…まだ危うくない商売をしていた頃に随分と騒がれた団体だ。
何をしていたのか…は良く知らないが、確か“門”を開きっぱなしにしてたとかなんとか…。
「ま、何にせよ調べてみる価値はあるかニャ~、めんどくさ~」
やだやだ、と横に首を振ると、新たな煙草を咥えて火をつける。
■ブリガンテ > 路地裏の闇の中静かに、音を立てないように動く一つの影。
完全に溶け込んでいるそれは高度に訓練されたものであるのは間違いない。
スラッシュの近くまで移動し語りかけるのだ。
「見つけたぞ。」
■スラッシュ > 「アタシは今ムシの居所アンマリよろしく無いんだけどニャ~…」
とトランクを持っていない右手だけを挙げ、顔だけゆっくりと振り返るだろう。
■ブリガンテ > 目の前の少女が捜し求めていた商人か、と彼は思った。
にしては少々目立ちすぎな様な気もするが。
「……冷やかしに来たのではない、ビジネスの話だ。」
兎にも角にも目的を果たすのが先決である。
故に、単刀直入に話を切り出すのだ。
■スラッシュ > 「ふーん…」
まだ余り信用していないため、少し冷たい態度を取る。
一般客の振りをしている、なんてことは充分にあり得る。
くるりと振り返ってブリガンテの方を向き、トランクを開けて見せる。
なかみはからっぽ。
「ザンネンながら、諸事情により、今商品は持ち歩いてないのニャ。15分後に落ち合うか、欲しいモンが決まってるなら予約か、それとも日を改めるか。ドレでも好きなのを選ぶと良いニャ。お客サマ。」
疑いが晴れぬままなので、表情もそのまま。少し不快に感じるかもしれないが。
■ブリガンテ > 「今じゃなくても構わない。薬が欲しい、少々特殊な代物だが用意できると確信している。」
スラッシュの態度を全く気にする様子は無く淡々と話を進める。
そう言って紙の切れ端を差し出す。どうやら薬のコードの様だ。
一時的な肉体強化に使われる薬だがその副作用も強く、一般には出回っていない物である。
■スラッシュ > 紙切れを受け取ると、まじまじとソレを眺める。
「ふぅ~ん…。ま、在庫はニャーけど、2日もあれば準備できるのニャ。その分ちょっと値段盛っても許してくれるなら用意して、受け渡し場所に置いときますニャ。
それでいいかニャ?」
■ブリガンテ > 「ああ、言い値で買い取ろう。それともう一つ、可能であれば仕入れたいものがある。
武器弾薬だ。アサルトライフルにバトルライフル、そして<虚弾 ホローポイント>を1000発程度だ。」
薬の売人相手にとんでもない注文をした。
彼にとってはついでに手に入れば僥倖程度の物だが淡々と話すそのさまは本気に感じるであろう。
■スラッシュ > 「ゲゲゲ、ウチが武器取り扱ってないって知ってていってんのかニャ?」
やれやれ、とポーズを取ると大きくため息。
そしてポケットからメモ帳を取り出した。
「…ッたく、AKなら多分落第街のコピーモデルが安く手に入るニャ。値段と時間がかかっても良いなら他も探してやらんことも無いケド。あと、ボクあんま銃詳しくないんだけど、バトルライフルとホロ―ポイントってどんなヤツかニャ?間違っても良いならガンスミスに頼んでテキトーに見繕ってもらうけど。」
■ブリガンテ > 「それでも構わない、が どうせならこのメモをガンスミスに渡せば理解するだろう。」
胸ポケットからメモ用紙を取り出しスラッシュに握らせる。
中は銃の商品名が羅列されているが余程銃火器に詳しい者でなければただの文字列である。
「バトルライフルは……そうだな、語弊はあるが緊急時にはアサルトライフルと同じように扱える狙撃銃とでも思っておけ。
ホローポイントに関しては異能相手に通用する弾だな。」
意外と律儀なのか、スラッシュの質問に答える男。
■ブリガンテ > 「仕入れることに成功したら1割、さらに継続して仕入れられるのであれば3割増しで支払う意思がこちらにはある。悪い取引ではないだろう?」
さもなんでもない様に言い放つ。
■スラッシュ > 「そ~んな便利なモンがあるならさっさと出すニャ。」
と受け取ったメモ帳を、無くさないようトランクの中から取り出したギラギラの財布にしまう。
「ん~、遠距離用アサルトライフルって感じの良いのかニャ。
そのホロ―ポイントってのも面白そうだニャン。
オレ様の分も買お~っと♪」
ちょっと鼻歌交じりでメモ帳に書き書き。
「で、お値段マシマシの件は~っと。
取引の継続に関しては今の時点ではアンマリ確信を持ってできるとは言えないから、安全なルート開拓が見つかったら、あと、安全な受け渡し場所が見つかったらかニャ。ま、後の話だから受け渡しン時にゆっくりと話すとするかニャ~。
それで、悪いケド、アタシは最近オモテじゃ大きく動けないから、受け渡し場所の下調べと、活動資金と保障も兼ねて先に前金2割をお願いしていいかニャ?」
■ブリガンテ > 「分かっている、これを持っていけ。」
スラッシュの手に無色透明の石を十数個握らせる。
僅かな光でもキラキラと光るそれはダイヤモンドで、一粒一粒が1カラットはあるだろう。
信頼と実績の物々交換である。
■スラッシュ > 「んっん~♪
話が解るお客さんで助かるのニャ♪」
とダイヤを受け取る。
「しっかし、コレを売って金にするってのも一手間なんだけどニャ。ま~大金運ぶよりはマシかニャ~☆」
金品を受け取って一転上機嫌になった模様。
(まぁニセモノでは無ぇだろうが一応気になるよな)
とじっくりと眺め始める。
■ブリガンテ > 「調べたければいくらでも調べろ、どうせ鑑定は覆らんがな。」
相変わらず淡々とした口調で話は済んだと言わんばかりに背を向け、歩き出す。
引きとめようとしなければそのまま路地裏の闇と同化し姿を消すだろう。
■スラッシュ > 「あっあっ・・・」
引き留めようとしたがいつの間にかに居なくなってしまった。
「連絡先聞き忘れたのニャ。
アタシったらうっかりさんだニャ
ま、ぶらついてればまた会えるかニャ~」
舌を出してこつん、と頭を叩くと、ダイヤをハンカチに包みしまう。
「今日は中々の収穫だニャ。
ご期待に添えるようにがんばらなくっちゃニャ~♪」
ひひひ、と笑って路地裏の暗がりへと進んでいく。
ご案内:「路地裏」からブリガンテさんが去りました。
ご案内:「路地裏」からスラッシュさんが去りました。
ご案内:「路地裏」にスラッシュ!!さんが現れました。
■スラッシュ!! > 落第街、違反部活郡と大通りをつなぐ無数の道の1つ。
紫の縦ロールの女がトランクを引き歩いていく。
「意外と早く終わったのニャ~♪
後は待つだけ~♪」
先日持ち込まれた武器の取引。
案外知り合いの武器商人に頼んだらアッサリと終わってしまった。
「ま、最近は確かにうかうか銃も持ち歩けんしニャ、こんだけ大量発注されりゃ大急ぎで仕入れるもんなんかニャ。」
くわえたタバコに火をつける。
かなり上機嫌なご様子。
■スラッシュ!! > 「かといってカブトの尾を閉めよっていうしニャ~。コレで軌道に乗れりゃーいいんだけどニャ。」
思い出されるのは連日の落第街での戦闘。
抗争ならまだしも、粛清、または圧力。
「何にせよマダマダおとなしくしてた方がいいんだろニャ。」
■スラッシュ!! > 「やれやれまったく、世の中ってホント悪いことはできないようにできてるモンだニャ~」
トランクを止め、よいしょっとそれに腰掛ける。
(そういえば今日は街が静かだナァ・・・
連日あんだけ騒ぎがありゃ当たり前か。
嵐の前の静けさじゃねぇことを祈ろう)
■スラッシュ!! > (近辺の話でも聞けるかと思ったが、コレだけ人が通らないのならゼミの準備でもしていたほうがいいかも知れないな。)
大きなため息と共に紫煙を吐き出す。
スマホを取り出し、論文を読み始めた。
■スラッシュ!! > 特殊能力の数値化、特に魔術の数値化に関する論文。
彼の研究テーマでもある。
真剣には読んでいるものの、頭に過ぎるのは強者達の陰。
自分の異能、決して弱い訳ではない。
殴りかかってきた拳に回転がかかっていれば逆回転させて圧し折ることもできるし、一輪車で高速を走ることだってできる。
しかしあくまで上級者レベル、あのような化け物共に目をつけられたとき逃げおおせるのだろうか。
ぼぅっとそんなことを考えていたら携帯を落としそうになってしまった。
■スラッシュ!! > 「ぐぁ~っ!!ヤメにゃ!!
全然シューチューできんのニャ!!」
と立ち上がって携帯をしまう。
「誰だニャこんなトコで勉強しようとか言ったヤツ!!バカだニャ!」
とトランクの取っ手を勢いよく引き出すと、ぐ~っと伸びをする。
そして大通りのほうに向かってふらふらと歩き始めた。
ご案内:「路地裏」からスラッシュ!!さんが去りました。
ご案内:「路地裏」に石蒜さんが現れました。
■石蒜 > 丸腰の少女が、数人のチンピラに囲まれている。
少女は丸腰で、巫女装束のような服を着ているが、その白衣は漆黒に染まり、胸元に赤い彼岸花の模様、緋袴は血のように赤かった。
そして少女は、恫喝されている最中だというのに、薄笑いを浮かべていた。
■石蒜 > 「あなた達は……」どこか楽しそうに、少女は問いかけた「誰ですか?」
場にそぐわない素っ頓狂な問いに、チンピラたちは笑う。頭がおかしいと思われたようだ。
らちがあかないと判断したか、チンピラの中で一番腕っ節の強そうな男が、拳を握り。
筋力増強の異能を持っていることを自慢しながら、少女に殴りかかった。
■石蒜 > 少女の目が喜悦の色を灯し、素早く反応する。左手で拳を横から叩いて軌道をかえ、空を切らせる。
勢いのままに前のめりになった男の背後に周り、背中に飛びかかる。胴を足でホールドし左腕を首に回す。
そして右腕で男の右手の小指を握り、躊躇いなく逆方向に曲げた。ボキリ、と骨が折れる音が響く。
■石蒜 > 「答えてくださいよ、あなたは誰ですか?」男の耳元で、少女が囁く。右手は男の薬指を握る。
男は苦痛にあえぎ、他のチンピラたちは何が起きたのかわからず、ただ呆然とその様を見守っている。
「次は薬指を折ります、あなたは誰ですか?」楽しくてたまらないという風に、少女が笑いながら問う。
男は自分の名前を叫んだ。
「名前?違います、名前なんていくらでも変えられる」容赦なく、少女は薬指を折った。
■石蒜 > 「答えてくださいよ、あなたは誰ですか?」男の耳元で、少女が囁く。右手は男の中指を握る。
男は脂汗を垂らしながら、苦痛の叫びを上げた。
自分たちがとんでもないものに喧嘩を売ってしまったと気づいたチンピラたちは我先にと逃げ出す。
「次は中指を折ります、あなたは誰ですか?」楽しくてたまらないという風に、少女が笑いながら問う。
男は自分の生年月日と、二級学生であることを叫んだ。
「生年月日?身分?違います、同じ日に生まれた二級学生の人はいくらでも居る。」容赦なく、少女は中指を折った。
ご案内:「路地裏」に白崎玲刃さんが現れました。
ご案内:「路地裏」にメアさんが現れました。
■メア > 【帰り道、路地裏を抜けようとすると妙な場面に出くわした
巫女装束の少女が男の指を折りながら何かを尋ねている…
ここでは珍しい事もなく、だが何だか褐色の肌の少女が気になり
物陰から覗いている】
■白崎玲刃 > 【委員会街で考え事を終えた玲刃は、
いつもの癖で落第街へと来ていた。】
………おまえは……サヤ…いや、シーシュアンか?
【その路地裏にて、女子生徒に絡もうとしたチンピラが返り討ちに遭っているという
この学園ではそこそこよく目にする光景を見て、
自業自得だと素通りしようとした時に
チンピラ達を返り討ちにしている少女が、
自分が以前遭った事のある少女に少し似ている事を確認して
驚きながら名を呟き、
そして、畝傍から聞いた言葉を思い出しながら、
今は違う名前なのだなと思いながら訂正して呟いた。】
■石蒜 > 「おや、懐かしい顔ですね。」最後に、男の人差し指と小指を折ってから、男を開放した。男は涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら、右手をおさえて逃げていった。
「ええ、かつてはサヤでした。でももう今は石蒜です。」褐色の肌の少女は、かつての姿を知っている者には想像できないほど、残虐そうに笑った。
■メア > っ…
【石蒜…その名を聞いて思わず物陰から姿を現す
以前見た時と肌の色が違い気付けなかったが、今確かに彼女は自分の事をそう呼んだ】
石蒜……
■白崎玲刃 > ………やはり、変わったんだな…
【かつてのサヤの様子からは想像できない程に
残虐なシーシュアンの様子を見ながら顔を顰め俯いて呟く
やはり、あの時の戦いでの選択は間違っていたのだと後悔しながら。】
畝傍から聞いたぞ、ご主人さまとやらに歪めてもらったらしいな?
【そして、
自身の戸惑いを隠しながら冗談めいて笑みを浮かべて軽口をたたく。】
■石蒜 > 「ああ、畝傍から……あの子も色々と頑張ってるようですねぇ……。無駄な努力を。」今度は嘲りの笑い。
「ええ、ご主人様、"腐条理"の鳴鳴様にね。とても良い気分です、人生が変わりました。いい方にね、サヤの人生のなんと哀れで愚かだったことか!」芝居じみて、両腕を広げ天を仰ぐ。「でも今はどうでもいい、私は享楽のために生きています。」また相手に向き直り、ニタリと口の端を歪める。
■メア > 石蒜……
【歪められた?鳴鳴?
目の前で笑う少女が以前会った少女とは思えない程に豹変している】
石蒜…どう、したの…?
【訳が分からず、そう尋ね…少女の方へ近づく】
■白崎玲刃 > 無駄な努力…だと。
畝傍は、お前の事を大切に思って……いや、いい。
【嘲りのサヤの言葉を聞きながら
顔を顰める。
畝傍の事を呟きながら、
きっと目の前の少女にはもう通じないのだろうと思い言葉を止めた】
腐条理………だと!?
まさか、こんな所でロストサインのマスターの名を聞くとはな…
【腐条理と聞き、玲刃は驚愕する。
まさかこんな所にまで、ロストサインの影響は及んでいるのかと顔を顰めながら呟いた。】
お前は過去の自分自身すらも愚弄するか…
【シーシュアンがサヤの人生を愚弄する様子を見ながら眉を伏せる】
そうだな……俺が、お前のご主人とやらを殺すと言ったらどうする?
【そうして、一時の思考を終えた後口を開く、
腐条理とやらが、危険な存在であるならば、何れ滅ぼす必要はあると考えながら、
その時シーシュアンはどのように出るかと考え、
試しに、取り繕った笑みを浮かべながら挑発的な口調で問いかけた。】
■石蒜 > 「ああ、もう一人居ましたか。こちらも懐かしい顔ですね。
どうもしてませんよ、これが私の本当の姿。あなたの言葉に無様に取り乱し、喚き散らしていたのは……ふふ、まだ正気が残っていた未熟な石蒜だったということです。」クスクスと笑う。もうあの頃の揺れていた自分は居ない。私はご主人様と同一の存在になったから、そう、"這い寄る混沌"と同一の存在に。>メア
ろすとさいん?に関しては、特にご主人様の過去に興味は惹かれなかったので、聞かなかった。
サヤについて触れられれば、またその笑顔に嘲りの色が交じる。
「可哀想なサヤ、愚かなサヤ。人に嫌われまいと常に怯え、自分を縛ってきた臆病者。あれが私だったなんて、ぞっとしますよ。」挑発のように、殊更に愚弄する。
「ああ、ご主人様を殺す?悲しいですね、とても悲しい、何日か泣いてあげましょう。でも別に、どうでもいいですよ。殺したいならどうぞ、ご主人様も喜ぶと思いますよ。そういう人ですから。」相手の挑発には本心から、大したことではないと言った風に答える。>メア
ご案内:「路地裏」に九耀茉莉さんが現れました。
■九耀茉莉 > かつり。かつり。かつり。かつり。
路地裏で繰り広げられる言葉の応酬に引き寄せられるように、足音が近づいて来る。
そのばの脅威をまるで理解していない…あるいは、ものともしていない、悠然とした足音。
■メア > …そう……
【正気が残っていた…つまり、目の前の石蒜は狂っているという事だろう
そして…】
今が、狂ってる……
そう、分かってる…なら……
【正気が残っていた、そんな言い回しはしないはず…つまり、まだ間に合うと自分を納得させ】
……?
【路地裏に響く足音に首を傾げ、音のする方を見る】
■白崎玲刃 > ふむ……お前はサヤが嫌いか。お前の元になっているのはサヤだというのにな。
【シーシュアンの嘲りを聞きながら、
玲刃も、対抗するように嘲りの表情を浮かべて返す。
サヤを歪められて出来た人格なのならば元になったのはサヤであろうと、
それを愚かと愚弄するならば、きっと自分自身も愚弄する事になるだろうさと。】
ああ、別にいいのか。なら、今においてお前と敵対する理由は無いな。
【サヤが別に大した事では無いと答えると、
玲刃はそれならそれで良いといった表情で言い放つ。
そして、逃げて行ったチンピラを思い出しながらあいつらも所詮自業自得だしなと、故に敵対する理由は無いと呟く】
ふむ……?
【そして、迫ってくる足音を聞き、
顔を顰めながら首を傾げた。】
■九耀茉莉 > かつり。かつり。かつり。かつり。
少しづつ足音が大きくなり…その主が、姿を現す。
「おやおやあらあら。揉め事が起こっていると見て、もしかしたらと来てみましたが……とんだ期待外れです。空振りとは。」
困ったような言葉が響く。
現れたのは黒いジャケット、黒いロングスカート、膝まで届かんばかりの黒い長髪の娘。
青紫色の、何処か異質さを感じさせる瞳と白い肌、ジャケットの下の、これだけは乾いた血のように赤黒いフリルのシャツが、黒の中で印象深い。
■石蒜 > 「ふぅ……こんな路地裏によく人が集まりますね……。」近づいてくる足音に、ため息。集団での会話は苦手だった。話す時は一対一がいい、殺そうと思ったらすぐに殺せるし。>九耀
「狂ってると自覚しているなら狂ってないとでも?禅問答のようですねぇ、別に私はどうでもいいですよ。
狂気なんて相対的概念ですから、いくらでもその閾値は変化する。意味はありません。」そういった議論はうんざりだ、といった顔で。>メア
「ええ、嫌いですよ。別に自分が生まれた元を嫌ったっていいでしょう?母親を憎む子供だって居る。私の享楽の邪魔をするから嫌っている、それだけの話ですよ。今はおとなしくしていますけどね。」そこには怒りも何もない、ただ道を塞ぐ岩を邪魔だと言うだけのような、無感情な反応。
「ああ、でも鳴鳴様はおいといて、あなたには私を折られた恨みがありましたね。
良いことを教えてあげましょう、あのときあなたに刀が折られたのがサヤへのトドメでした。
あれがなければ別の道もあったかもしれませんねぇ。だから私が居るのはあなたのおかげですよ。」責任はお前にあると、細められた目が語る。「ありがとう、ございます。」嫌味ったらしく、ゆっくりと一音一音はっきり言いながら、感謝する。>白崎
■メア > 問答、なんて…どうでも、いい……
狂ってる、なら…治す…
私の、身勝手…で……
【今の石蒜は狂っていてあの時自分を殺すことはしなかった石蒜が
正気なら、自分は石蒜を戻す。目の前にいるのは石蒜だが石蒜じゃない
そう何度も自分の中で繰り返す】
■白崎玲刃 > ふむ、何か探し物でも…?
【少女の放つ異様な雰囲気に眉を顰めながら、
空振りといった言葉から何かを探しているのかと推測し、
突然現れた少女に問うた。】
…!?まだ、サヤは残っているという事か…
【シーシュアンの言葉を聞き玲刃は、はっとしてしながら問う
今はおとなしくしている、
ということは、大人しくしていない事もあるという訳で、
それはつまり、シーシュアンの中には未だサヤは残っているという事であった。
故に玲刃は悩む、シーシュアンを排除してサヤを助けるという事が果たして正しい事なのだろうかと
今の所、シーシュアンの行動を見てもさほど気に食わない所業をしている訳ではないが故に悩むのであった。】
………っ!
【あの行為がサヤへのトドメであったと聞き、
歯を食いしばり俯く、畝傍との会話でシーシュアンの事を聞いた時からもしやと思っていた事ではあったが、
やはり、ショックが大きかった。】
ああ、どういたしましてだ。
【そして、隙を見せるわけにはいかないと
表面上取り繕って、皮肉めいた笑みを浮かべながら感謝を受け取る。】
……メアか?
【そして、今までサヤとの会話に集中していたため、
今になってメアに気が付き、声をかける。
その表情は、シーシュアンとの会話により、落ち込み気味であった。】
■メア > …玲刃……
【声をかけられそちらを向く、その暗い表情を見て…】
まだ、間に合う…筈……
だから、元気…出して…手伝って…
【落ち込んでいる暇などない、と語る】
■九耀茉莉 > 「もしかしたら揉め事に巻き込まれているかと思って、来てみたのはいいですが、流石に空振りは困りますねえ。
時間を無駄にした気分ですが…まあ、無駄だと思いますが、一応聞いてみましょうか。」
その場の全員をぐるりと見渡し、痩せ気味の体格の少年の問いに応える。
「ええ、探しモノです。とても大事な探しモノ。」
言いながら、ジャケットの裏ポケットから一枚の写真を取り出す。その場の人間全員が知らない顔の男が写った、少し古びた写真だ。
「この方が何処に居るか、何処かで見かけたか、ご存じではないですか? 行方知れずの、私の兄なのですが。」
■石蒜 > 「ほんっとうに、身勝手ですねぇ…。私は今幸せなんですよ?別に名前と人格と外見が変わったぐらいいいじゃないですか、それで幸せなら。
それとも私が幸せだから嫉妬してるんですか?そういうのやめてくださいよ。」嘲り、挑発、哀れみ、それらを混ぜた声で。>メア
「残ってますよ、ほんのちょっぴりね、でも今は何もしたくないみたいです。
フフフ、よほどショックだったんでしょうねぇ。くふ、フフフフフ……。子供みたいに泣き喚いて……ああ、駄目だ思い出すと笑っちゃう、アハハハハハ。」サヤにした仕打ちを思い出して、笑いをこらえきれない。口元を押さえながらひとしきり笑う。
「ええ、いい顔ですねぇ。後悔が渦巻いてる、でもそれを見せまいと取り繕って、ふふふふ。」相手の顔の裏を察したように、また嘲り、笑う。>白崎
「んん~?」写真を見る、知らない顔だ。
でも知らないから知らないと答えるのはつまらない。
場を引っ掻き回してやろう、と悪戯心が芽生えた。
「私が知ってるとしたら、どうします?」三日月のように口を歪め、笑う。>九耀
■メア > 貴方が、どうか…なんて…どうでも、いい…
【名前と人格と外見が違う、そんなのはただの他人…勝手にどこかで楽しめばいい】
でも、元の…石蒜…サヤを、返して…もらう…
【覚悟はできた、ふと写真をちらりと見て】
私も、知らない……
■白崎玲刃 > でも、シーシュアンを消す事が正しいかわからない…
【ましてや、あの時のサヤに対しての対処を間違えた自分だ、もう一度間違ってしまう事を恐れ玲刃は呟く】>メア
ふむ……兄か。見た事は無いな。
今度見かけたら教えるとしよう。
【異様な雰囲気の少女に対して、平然と答える対話の通じる相手ならば構える必要は無い
異様な雰囲気なのも、生き別れの兄弟がいるのも、
この落第街ではさほど珍しい事でも無いだろうと考え訝しむのを止める。
そして、一応この少女の兄についても覚えておこうと写真に写っている男の事を記憶した。】>九曜
ははは、いい顔だなんて、褒めてくれてありがとうな。
【皮肉めいた笑みで、精一杯の皮肉を返す。】>石蒜
■九耀茉莉 > 全員からの返答を受けとり、内ポケットに写真を戻す。
「――ありがとうございます。知らないと答えて頂いたお二方、お手間を取らせて申し訳ありませんでした。」
穏やかな笑顔を浮かべながら、痩せ気味の体格の少年と黒髪の少女に返礼する。
そして。
「そこの、着物のアナタ。貴女は、知っていたらどうする? と訊きましたね? では、その真偽を確かめさせてもらいます。」
次の瞬間、先程までの態度が嘘のように見える禍々しい輝きが、瞳に宿る。
『貴女の言葉は、本当ですか? 嘘を吐く事は、許されない。』
その場の全員が、少女が異質な言葉を話すのを耳にした。
――――精神の更に底…根源に語り掛けられる、異常な感覚が襲い掛かる。
■メア > 消さない…ただ、サヤも取り戻す…
後は、二人が…決める、事……
【一方的に石蒜を消すのではなく、サヤと二人での共存。
それを目指す…一方的な歪みなんて、認めない】
■石蒜 > 「言葉を尽くしても分かり合えない、ああ、とても残念だ。
こうなったら、もう斬り合うしかないですねぇ。」言葉とは裏腹に、それを期待していたとばかりに、刀を呼び出して握る。>メア
「ふふっ、これからもっと後悔してください。あなたが生み出した私は、好きに生きますから。たとえば人を斬ったり、狂わせたり、ね。そしたらもっと苦しんだ顔が見れるでしょうね、楽しみだ。止めるには、もう私を殺すしかないんじゃないですかぁ?」挑発を重ねる。これで激昂して襲いかかってくれば、もっと楽しめる。殺し合いは楽しい、大好きだ。>白崎
「おお、怖い怖い、どうするんです?拷問しますか?大好きです心ゆくまでやってください。精神を読む?私を読むのはオススメしませんが、あなたなら大丈夫かもしれませんねぇ。さぁ早く早く。」狂った笑味を浮かべながら、煽る。相手は同類のように見える、楽しめそうだ。>九耀
■メア > だい、じょうぶ……
絶対に、殺したり…しない……
【ゆらりと影が蠢く
あの体はあの時の石蒜の…サヤの体だ。無意味に傷つけたくない】
■白崎玲刃 > ………!?
【九耀の笑顔の様子に普通の相手かと油断した矢先に
突如感じた異常な感覚にたじろいだ。】>九耀
共存か…難しいと思うぞ…
メアとグリムとは違って。
シーシュアンはサヤを嫌っているみたいだしな。
【メアの言葉を聞きながら難しいじゃないかと苦笑いで言う
しかし、】
まあ、そうだな、メアが手伝って欲しいって言うなら俺は手伝うか
約束したもんな、我儘聞いてやるって
【メアが望むのなら
最大限手助けはしようと頷きながら笑みを浮かべて告げた。】>メア
………お前がそういう手合いだというなら、
俺も容赦はしない…
【石蒜がメアへと向けて刀を握ったのを見て、
そして、自らへと語った言葉を聞き、斃すべき気に入らない相手だと認識する
石蒜の挑発だとわかっていながらも、戦うと覚悟し、しかし、激昂はせず静かに構えて告げた。】
ああ、そうだな、サヤを戻して貰うぞ
【そう言いながら、玲刃は身体強化を重ね掛けで発動し、
収納の魔術で、長剣を取り出した。
サヤの身体を傷つける可能性もあるが、
きっとロストサインのマスターに歪められたという事はあの時よりも戦闘力が増しているだろうと考え、手加減する訳にもいかず武器を持った。】>石蒜
■九耀茉莉 > 「――ふむ。少しばかり、強度が弱かったようですね。」
笑顔で自身を挑発する着物の少女を小さく一瞥すると、少年と黒髪の少女の言葉を少し整理する。
二人は着物の少女を、異なる二つの名前で呼んでいた。という事は、着物の少女は人格が分裂したのか、何かに憑依されたかだろう。
「そこの二人、あの着物の少女の「本当の名前」、ご存知ですか?」
二人にはそう問いかけ、着物の少女には…。
「いいえ。読心も拷問も必要ない。どっちにせよ、貴女を喜ばせるだけですから。何故私が貴女如きに奉仕などしなくてはならないのですか?
――代わりに、貴女が一番やって欲しくない、不愉快な事をしてあげましょう。」
■メア > …名前は、サヤ……
【黒い服の少女に聞かれると素直に答える
意図は分からないが彼女は少なくとも石蒜の味方ではない
あわよくばこちらの手伝いになる…そう考えた行動だ】
■石蒜 > 「ああ、殺さない。いいですね、死なない程度に傷めつけてくださいよ。死んだら終わりですからね。私もそうしましょう、長く楽しめる方がいい。」接近して斬りかかるのは危険だろう。なら。
軽く握った左手を前に出す、そして親指にギリギリと力をこめ、空気を弾く。固められた空気を魔術の斥力で更に加速させる。それは不可視の弾丸となって、襲いかかるだろう。>メア
「容赦、しないでください。私も望んでません、無慈悲に攻撃してくださいよ、四肢をもいで、目を潰して下さい、内臓も残らず破壊して下さい。私もそうしますから。殺し合いましょうよ、とても楽しい。」享楽の期待に歪みはてた、狂った笑みを浮かべる。そしてこちらにも左手を突き出し、空気の弾丸を放つ>白崎
「私に不愉快なこと、ああとても恐ろしいですね。どうするんですか?トラウマでも呼び起こす?違うますね、それはとても楽しい。ああ、何をされるかさっぱりわからない。さぁさぁ、お願いしますよ。」早口にねだる、本当に楽しみにしているようだ>九耀
■メア > 楽しませる…つもりは、ない…
【空気の弾丸には影がなく、自分で対応するしかない
かわそうとすれば間に合うはずもないが…】
殺さない、けど…容赦、しない……
【転移で自分の左側に体一つ分動く、狙いは自分の体のどこか
なのだからこれで躱せるだろう
影がゆっくりと地面を這い、触手の様に別れて石蒜の影に近付いていく】
■白崎玲刃 > ………
【本当の名前と聞き、それを言ってしまって良いのだろうかと玲刃は訝しむ、
名とは時に呪いの媒介にもなる、目の前の少女は異様な雰囲気を持っているが故にどのような手合いか判断し難い
故に石蒜の中のサヤにまで害が及ぶ可能性も考え口を噤んだ】>九耀
ははは、そこまではするつもりは無いさ。
目的は以前と同じだ…!
【サヤの身体である以上必要以上に傷つけるわけにはいかない
故に、目的は石蒜の気絶それであった。
石蒜が放った空気の弾丸は不可視であるが故に玲刃には見えない
しかし、弾丸程度ならば、再生の異能と回復魔術で即座にどうにかなると判断し、
そのまま石蒜の方へと駆ける。
空気の弾丸による銃創が穿たれるも気にする事無く駆けた。】>石蒜
■九耀茉莉 > 長髪の少女が、着物の少女の名前と思しい単語を伝えてくる。
「成程。ご丁寧にどうも。」
小さく礼を述べ、ゆっくりと息を吸い込む。
先程以上に、放たれる言葉に魔力を込め、精神を集中する。
そして、言葉が放たれる。
『貴女はサヤ。目覚めなさい、サヤ。』
――耳を塞いでも、遮る事は出来ない。この言葉は、相手の「根源」に語り掛けるモノ。
言語の壁など、意味を成さない。この言葉は、「根源」に語る為のモノだから。
相対した者の「根源」に「真の言葉」で語り掛け、精神をゆさぶり、あるいは破壊する。
これこそが、真言魔術。
その「真の言葉」が、「サヤを目覚めさせる」というただ一点の役割を帯びて、先程とは比べ物にならない強度で、着物の少女の精神の奥の奥まで突き進もうとするだろう。
少年と黒髪の少女も、「真の言葉」の余波を受けるだろうが…知った事ではない。
■石蒜 > 「アハハハ、言葉なんて意味は無い、何を言ったって聞かない奴は聞かないんし、通じたかどうか確かめるすべもない。森羅万象全てに意味は無い、全ては無意味無価値という点で同じ、それが万物斉同、絶対無差別!」曲解した理論を語る。襲い掛かってくる相手を楽しそうに、迎え入れるように、笑いながら構える。影が迫ってくるが、避けはしない、痛いほうが楽しい、苦しいほうが嬉しい。
そして、真言によって『サヤ』に干渉されれば
「あ……ぐ、ふふ……。サヤに会いたい、ようですね……。ふふ、ふふふふ、なら。会わせて、あげま……しょ、う。」刀を取り落とし、その場に倒れた。
そして、「…………。」『サヤ』が目覚める。上半身をお越し、眠りから覚めたばかりのように、きょろきょろと周囲を見渡している。
■メア > ん…?
【サヤに会わせる、そう聞いて影を引き戻す】
え、えと……サヤ…?
【きょろきょろと辺りを見る少女に問いかける】
【そして、メアの影の中ではサヤ、サヤとうるさい音に悩まされる存在も居た】
■白崎玲刃 > ………っぅぅ…
【真言の余波をによって、
精神に違和感を感じて動きが鈍り、
サヤの方へと駆けていた足が止まる】>九耀
……サヤ…?
ふむ、ならばこれを持ったままでは不味いか。
【石蒜がサヤに会わせると言ったのを聞き、
倒れた様子を見て、サヤの方に変わるつもりだと即座に推測し、
そして、以前の戦闘でのサヤの言葉を思い出しながら、
武器を持っていては怯えさせる可能性もあると判断して収納の魔術を発動し長剣を仕舞った。
当然、もしもの時の為に身体強化は解かない】>サヤ
■九耀茉莉 > 「…随分と呆気ない。裏を読めと言わんばかりですね。」
様子のおかしい着物の少女を前に、一人ごちる。
果たして本当に人格が入れ替わったのか。それとも演技か。
とりあえず、少年と黒髪の少女の動きを見る。
■石蒜 > 「あ、あぁぁぁ」自分の体を見る、褐色に染まった体を、混沌に犯され変異した体を。
「あぁぁぁぁああああ!!!!!!!」突如として叫ぶ、見たくないものを見てしまったように、それを拒絶するように。
そして喉に爪を立ててかきむしる、たちまち皮膚が裂けるが、それでも掻きむしり続ける。
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!嫌だぁぁぁ!!!!!!」涙を流し、拒絶の叫びをあげながら、自分を痛めつける。その体から血が流れることはないが、皮膚を裂き、筋肉をちぎる様が見えた、このままでは気道にまで傷が届き、穴を開けることだろう。
■メア > っ…!
【自分の体を掻きはじめれば影で無理やり拘束する
抵抗されても本人の体が致命傷を負っては元も子もない】
落ち着いて…お願い!
【動きを止めさせ、少女は叫ぶ】
■九耀茉莉 > 「――――。」
突然暴れ出し、自傷行為を始めた着物の少女に、得心のいった表情をする。
(何らかの手立てで、トラウマを植え付けましたね。今の自分の姿が受け入れられないような「何か」を。)
どういう訳か血は出ていないが、このままでは喉を掻き破って死んでしまう。それは少し面白くない。
影で拘束された少女を一瞥し。
『――落ち着きなさい。誰もアナタを、拒絶しない。』
再び真言魔術が放たれる。他二人への影響は知った事ではない。
■白崎玲刃 > !?………サヤ…
【突如発狂したサヤの様子に驚愕しつつ、
言葉の端々から発狂の理由を推測する。
腐条理に歪められた自分の身体を嫌っている様子を見ながら、
あの時刀を折っていなければこんな結果にならなかったのにと、
悔しげに俯く。】
俺は救えない……
【今回、サヤを呼び覚ましたのは九耀であり、自分は何もしていない、何も出来ていない
前回だって結局は余計な事をしただけであった…
その結果の全てを目にし、玲刃は己の無力さに茫然と立ち止まる】