2016/12/14 のログ
■羽月 柊 > フェリアは掲げられれば柊の方へと羽ばたいて戻っていくことだろう。
そうすればセイルが居た肩に交代と言わんばかりに行き、
セイルが肩から離れ、そこにフェリアが鎮座する。
「どっちもお疲れ様。セイルは許可が取れ次第、家に。
カラスに帰るのが遅くなると…その後はまた俺のとこに戻ってきてくれ。」
氷架はカラス、というので歓楽街の店前で逢った大きな黒い翼の少年を思い出すかもしれない。
「そうか。…まぁ、小さいのは企業秘密だ。
俺が卵から育てたから懐いている。」
謝罪の目礼には意味を分かってるのか分かってないのかきゅーきゅーと鳴いている。
この後に事情聴取を受けるとして、
柊は歓楽街へ来ていた折、護衛として連れていたフェリアが火を司る故に
火の巨人の熱気に対して主人へ知らせた…からその場に居合わせた、と答えるだろう。
歓楽街で立ち寄った店もあり、そこへ話を聞けば裏も取れることだろう。
この男に怪しい点は、さほどない。
■メグミ > ようやく応援の風紀委員が駆け付ける。
出動に手間こそ掛かれど、"来てしまえば早い"。
慣れた動作で現場の保全と鑑識を始めている。
「それでは、行きましょうか。」
メグミ自身は応援と入れ替わるように、
幾人かの風紀委員と共に三人を先導する様に現場を去る。
すぐ戻す旨を伝えれば、委員会街付近で伝令を認められるだろう。
……当該事件の報告書として提出する書類の中に、このようなものを入れるだろう。
"本人の意思によるものとも思えるが、現場に『魔術的』な痕跡あり"
そもそもの場所が場所である故に偶然に因るものかもしれない。
当事者である雪城氷架が妙なものの目撃情報を口走るなら参考にされるかもしれない、程度だ。
何にせよ、受けるのならば雪城氷架以外は簡単なものと軽い注意だけで済む筈だ。
但し、当事者である雪城氷架に限っては――
ご案内:「路地裏」からメグミさんが去りました。
■雪城氷架 >
「(そういえば、あの人…?)」
以前歓楽街のお店で出会った人と一緒にいた人を思い出す
ほんの少ししか見れなかったから自信はないけれど
そんなことを考えながら、風紀委員に先導されてその場を去る
────その後、事情聴取と現場検証が行なわれ、それもちょっとした事件になるのだが…
それはまた別の話
ご案内:「路地裏」から雪城氷架さんが去りました。
■ザフィール > 龍使い、ではなく育てていると
まったく異邦の空の下は驚く事ばかりだ…
(秘密、と言われればそれ以上は詮索すまい
しかし故郷への良い土産話が出来たと、ほんの僅かに嬉しげにして)
判った、では行こうか
(事情徴収で応えたのは以下の通り
自分は精霊と契約しており見聞を広める事を誓っている
この地帯の事情は把握していたが、その上で踏み込んだ
関わった理由としては婦女子が窮地にあれば助けるのが当然
しかしながらここの秩序を乱し縄張りを踏み荒らしたのは事実なので償いはすると
結局注意だけで済めば、拍子抜けをした様子で帰っていったという)
ご案内:「路地裏」からザフィールさんが去りました。
ご案内:「路地裏」から羽月 柊さんが去りました。
ご案内:「路地裏」にリネンスさんが現れました。
■リネンス > 日は沈み、時刻はもはや、空を月明りが照らし始める夜の刻。
風紀委員たちの現場見分も終わり、人気のない裏路地に一人、佇む男。
彼は、建物や地面のまだ真新しい焦げ跡を指でなぞりながら、周囲を見渡していた。
(あれが、『炎の巨人』・・・予想したよりも、被害は大きくないですねぇ)
本日、まだ日があるうちにここで起こった事件。
一人の少女は引き起こし、数人の勇気ある者たちによって収められた事件。
その対処が早かったお陰か、はたまた、“あの事件”とは状況が違うせいなのか。
彼は見ていた巨人の体躯、そしてその熱量に対して、被害はあまり大きくないと感じていた。
(でもまぁ、近くで静観していた方も少なくなかったようですし・・・大事になればもっと多くの人出があったことでしょう)
同じく近くで静観していた身としては、風紀委員が来てしまった時点でなんとなく出辛くなったと言うのもあるのだが、
それは一応教師で、しかも(風紀委員が把握しているかは知らないが)人には言えない事もしている、
という彼特有の立ち位置ゆえなので、他とは理由が違うのだろう。
■リネンス > (しかし、まぁ・・・『暴走剤』、そして『進化の秘薬』でしたか)
彼自身、残念と思っているが、過去の“炎の巨人”の一件には関わっていない。
しかし立場上、いろいろな方面から話は聞くし、特に薬剤関係なら彼にとっては専門分野の一つである。
・・・それが違法なものだとすれば、アウトローな生活をしている彼には、特に。
(興味がわきますねぇ。・・・特に、投与された者の、その後、とか)
右の拳を軽く口に当て、くすくす、と喉の奥でなるような、幽かな笑い声を上げる。
「・・・まぁ、いずれ、機会があれば・・・ですね」
小さくそう呟くと、彼は踵を返して裏路地を後にする。
再び幽かな笑い声を上げながら、白い白衣が夜の闇に溶けるように消えていった。
ご案内:「路地裏」からリネンスさんが去りました。