2015/06/02 のログ
カエラム > 「……rrr」

哀れなり。哀れなり。
これが命の末路なのか。これではまるで、神々やかつての我々と同じではないか。
憤りが止まない。どうしてこうも同属を苦しめる。
どうして、何が悲しい?

カエラム > わたしは腹立たしい。
わたしは腹立たしい。
わたしは腹立たしい。

……思考が怒りに呑まれそうになる。

い か な く て は。

カエラム > 巨躯は、スラムタワーの頂上から飛び降りた。

着地地点から広範囲にわたって爆音が響き、深いクレーターが出来上がる。

カエラム > 土埃とクレーターの中心に佇む巨躯は、のしのしと歩きだす。
ご案内:「スラム」からカエラムさんが去りました。
ご案内:「スラム」に西園寺偲さんが現れました。
西園寺偲 > 「くそ、くそっ、風紀委員め、幼稚な正義ごっこしか出来ないクズどもめ……!」

口惜しそうに呪詛の言葉を呟きながら、偲は走る。
はやく伝えなくては。敬愛する委員長閣下に。
今度こそは負けない。最後に笑うのは自分だ。

西園寺偲 > 「『暴走剤』さえ完成すれば、あんな奴ら……一網打尽にしてやる、覚えてろ……!」

そして偲は闇の中へ消え去る。
また次の策を巡らせる為に

ご案内:「スラム」から西園寺偲さんが去りました。
ご案内:「スラム」に白崎玲刃さんが現れました。
白崎玲刃 > 【落第街の路地にあるスラム。そこれでは、左腕に包帯を巻き、仮面を付け、フードを深く被った男が、二級学生や、違反者達に何か、聞き込みを行ってしいた。そして、時折、何か、彼らがあるものを持っているのを見ると慌てて、奪い取り、何か忠告していた。】
白崎玲刃 > (これで、10本目か…思ったよりも出回ってるな…しかし、これだけ出回っていて、まだ、使用した者が居ないのは不幸中の幸いか…)【何とか、二級学生や、違反者達に、これは流石に危険なものだと、忠告し、違法薬物を押収しながら思考する。そして、能力暴走状態になった者と遭遇していない事から、まだ、ここら辺では使用した者が居ないのだと、安堵する】
白崎玲刃 > (ああ…依頼人に聞いた通りだったか、公安委員って奴らもえらく酷い事してやがるな…まったく、えらく腐敗した組織なもんだな…)【聞き込みから得た情報を思い出しながら、心の中で悪態をつく。廃ビルで依頼人に聞いた通り、アツアゲをされただか、女子生徒が連れ去られただとか、嫌な話題ばかり耳に飛び込んでくる。】
白崎玲刃 > 【しかし、彼は、その中で一つ、気になる情報を得ていた。カツアゲなどを行っていた公安委員達のリーダー格と思われる少女、その少女が何時も抱えているファイルには何か重要な事が書かれているのではないかという噂であった。勿論、それを確かめようとした、二級学生がどうなったかなどというのは、言うまでも無いであろう】(何か重要な事が書かれているかもしれない…ねえ。まあ、ただの噂と考えるとそれまでだが、他の公安委員の手がかりに繋がる情報があれば、十分。例え、無くても、結局は何処かでけりをつける必要はあるな…秩序の名の元に弱者を虐げる…気に食わないやり方だ)【と、彼は一人、心の中でごちた。】
白崎玲刃 > 【そして、また、新たな情報を求めて、彼は何処かへと歩いて行った。】
ご案内:「スラム」から白崎玲刃さんが去りました。
ご案内:「スラム」に”マネキン”さんが現れました。
”マネキン” > ちっ…どこもかしこも騒がしい。仕事に差し支える。
【愛媛ミカンの段ボール箱に腰を下ろし、適当な安っぽいアクセサリー、怪しげな食料の缶詰、他愛も無い薄汚れた日用品…などをシートに並べている。】
(あんまり連日騒がしいと文句のひとつも言いたくなるぞ。不法入島者は奴らの気晴らしのために野放しにしているわけではないのだがな。)

【ため息をついたように、頭が少しうつむいた。】

”マネキン” > 客は来るかね…。
【懐に手を入れると潮風で湿気た煙草を取り出した。火力の強い改造ライターで無理やり炙って火をつけ、フードの奥の口元あたりに差し込む。
しばらく先端を紅く灯らせて、フードの隙間からゆっくりとあたりに紫煙が漂った。】

”マネキン” > コーヒーか、ジュースか…ここはジュースで決めよう。どうせまだ客はいない。カフェインはいるまい。
【商品を入れていたもう一つのダンボール箱を開き、中からみかんの缶ジュースを取り出した。
口に煙草を咥えたままつぶ入りのそれをよく振って…小気味いい音を立て、プルタブを外す。そのまま引きちぎったタブは投げ捨てて、煙草を口から外すとちびちびと飲み始めた。】

”マネキン” > 【商品を並べている”マネキン”のそばに二級学生と思しき薄汚れた男性が近づいてくる。男の手先は震えていて、くしゃくしゃの血糊がついた紙幣を握り締めていた。】

…客か。副業のほうだな。どれがいい。路地裏じゃないからそんなに持ってきてないぞ。
B-か、AA+か。その値段だとこんなところだな。確認しろ。B-でいいのか。じゃあ商談成立だ。
【男の訴えをぶっきらぼうにあしらい、やや大きめなスープの缶と、小型の猫缶、怪しげな食料の缶詰を2つ取り出す。
男が振るえる指先で差したスープ缶のほうの蓋を開けて男の目の前に見せると、中には白い粉の入ったビニール袋が詰め込まれていた。】

ご案内:「スラム」にカプティスさんが現れました。
ご案内:「スラム」からカプティスさんが去りました。
ご案内:「スラム」にカプティスさんが現れました。
カプティス > (マネキンと二級学生に向かってすさまじいスピードで
空き缶が飛んで行く。両方共、相手の頭に向かっている。
明らかに敵意がある)

”マネキン” > 【二級学生は紙幣と引き換えに大事そうに缶詰を抱えて立ち去ろうとしたところを、頭部に空き缶の直撃を受けて転がる。
しばらく地面をじたばたと呻いているが、痛みには堪えていない様子だ。
”マネキン”のほうはフードをかすめるように空き缶をかわし…いや、かすめるように当たったようにも見えたが、どちらにせよ痛痒を感じていない。】

…何だ、物騒だな。商売を邪魔するってのはよくないことだぞ。
強盗か物取りの類か。
【空き缶の飛んできた方向を見やり、”マネキン”は静かに懐の胸の膨らみに手をやった。何か武器を仕込んでいるようだ。】

カプティス > ……ヤクの売人に話すことなど何もない。
"悪には容赦をするな"
……ただそれだけのことだ
(そして相手を観察する。胸の膨らみに手をやったことからして
拳銃でも持っているのだろう。すぐさま近づこうと走り出す)

”マネキン” > …ふん。短気な奴だ。
【近づいてくる様子に、足元のシートを蹴り商品のアクセサリーや缶詰をカプティスのほうにぶちまけて距離をとる。
そのままガンベルトから拳銃を引き抜こうとしながら、逆の手で風紀委員の学生証を取り出した。もちろん本当は偽造だが。】

動くな!こいつは風紀のおとり捜査だ。貴様、どうせ不法入島者かはぐれ異邦人だろう。
大人しくしていれば見逃してやる。

カプティス > 校則違反を見逃す上にこれしきのことで風紀委員を名乗る奴に
容赦などせん……

(自分の方にぶちまけられた缶詰やアクセサリーを見て)

これは使えるな

(そう言うとカプティスの両腕が黒い闇に包まれた。
そしてアクセサリーや缶詰をぶん殴ると明らかに
常人では発生させることができないスピードで
アクセサリーや缶詰が散弾のごとくマネキンに飛んで行く)

”マネキン” > ちっ、乱暴な奴だ。
【学生証を投げ捨てて横に飛んで転がり、四つんばいになって飛んできた散弾をかわす。】
…向こうからろくに情報が回ってこないのが痛いな。危険を回避する必要がないからだが。
こんな物騒な奴がいるなら警告くらいは回して欲しいぞ。それともまだろくにサンプルも採取できてないのか…?
【拳銃を持った手を地面についたまま、崩れた体勢を立て直そうと四肢に力を込めた。】

カプティス > (相手が回避のために四つん這いになった隙を狙い
近づこうと走り出す。近づければ相手の腹に向かって
黒くなった腕で殴りかかるだろう。その腕は異能によって
とてつもない攻撃力を秘めておりただのパンチとは違う)

”マネキン” > 【”マネキン”は両手足をばねにして後ろへ跳ぶが、体勢を崩していたため追いつかれてしまう。
何とか空中で身体を捻ろうとするが側腹部に拳の直撃を受け、肉を抉るほどの勢いで身体がくの字に折れ曲がった。フードが大きく揺れ、無機質なマネキンのような瞳が薄明かりに晒される。
その状態でも手放さなかった拳銃をかろうじてカプティスのほうに向け、引き金を引こうとした。】
ちぃぃぃ……っ、このばけもんがァっ…!せめてェ、血の一滴くらいは流していきな……ッ!

カプティス > くっ……
(拳銃の弾丸をとっさに左腕でかばい受ける。左腕からは
血が流れる。出血からして動脈に当たったようだ)
これで左腕は期待できなくなった上に時間がないか……だが
(黒い右腕を相手の右腕に叩きつけようとする。
攻撃力が増している腕で相手の腕を折るのが目的だ)

”マネキン” > がふっ、ち、腹がだめだなァ、避けられないか…ッ。
【右腕を狙う打撃を両腕を重ねて防ぐと同時に、後方に飛んで衝撃を殺す。
同時に距離もとって着地するが、拳銃を握る右腕は明らかに変な方向に曲がってもう使い物にならなさそうだ。】
時間がない、ねェ。なんだ、どっかの組織の回し者か?まぁ、それならお互い都合がイイ…そろそろお開きにしよう…かァッ!
【左腕でポケットから取り出した改造ライターのスイッチを捻ると、商品の段ボール箱があった付近に向かって投げつけた。
それ単体でも炎を、きちんと箱に当たれば中の火薬と合わさって派手に炎と煙を撒き散らすだろう。】

カプティス > 相手が火をつけようとしている様子を見て
逃走に入る。そして派手な爆発から間一髪逃れた。

(心:この怪我じゃ戦闘の継続は無理か……一旦引くか)

(そしてその場を後にした)

ご案内:「スラム」からカプティスさんが去りました。
”マネキン” > …引いたな。ちぃぃ…なんだァありゃあ。
(あんなの本業に支障が出るぞ…。サンプルの回収と痕跡の隠蔽は部隊に頼んで…っち、作ってた駒もひとつだめにされた。散々だな。)
【焼き尽くされた商品にくすぶる炎と、現場に残された相手の血に視線を向ける。
そうして深手を負った部分を左手で押さえながら、”マネキン”もその場を立ち去った。】

ご案内:「スラム」から”マネキン”さんが去りました。