2015/07/04 のログ
ご案内:「第一演習場」に霜月 零さんが現れました。
■霜月 零 > 演習場に来たはいいが、彼のいつも使っている場所ではない。
彼らしからぬ、射撃系魔術の訓練ブースを使用していた。
「……やるか」
言うと、取り敢えず遠くに的が出るタイプの訓練をこなす。
■霜月 零 > 「……いけっ!」
口にする。が、パッと見には何かが飛んだ様子はなく……しかし、的は両断されていた。
「よし。コイツだけは比較的得意なんだよな」
言いながら、同様の練習をまず繰り返す。
■霜月 零 > ある程度安定したところで、今度は複数の的が出るタイプを選択。
「問題は、こっからだな」
そう、問題はここからだ。的を前にして術を発動させる。
「……配置」
口にするが、同じくパッと見には変化は見られない。
……よく見れば、零の周囲で何かキラキラと光っているか反射しているかが見られるだろう。
■霜月 零 > 「……いけっ!」
言うや否や、そのキラキラが飛んでいく。とは言え、視認しづらいそれは……しかし、中々的に当たらない。
「駄目か……」
いくつかは的を切り裂いたものの、いくつかは壁に当たってそれを切って消滅したり、行き過ぎたりしてしまった。
「数が増えるとコントロールがなあ」
靉靆としてボヤく。だが、実際に使うには、それくらいやらないといけないというのも事実なのだ。
■霜月 零 > そもそも問題はコントロールだけではない。数が増えれば術自体の制御も難しくなるのだ。実際。壁に当たった瞬間に斬れずにはぜたものもあった。
「ま、練習だな」
気分を入れ替える。取り敢えずある程度の精度を手に入れたいところだし……それをするには、反復練習以外あり得ないだろう。
もう一度術を展開する。
「配置……いけっ!」
飛ばす。が、やはり中々定まらない。
「あーくそ、なんかコツとかないんかねこれ」
なんだか、複数の物を同時に操るのは、右を向きながら左を向いて前に進みながら後ろに進もうとするような、そんなごちゃごちゃした感じになってしまうのだ。
■霜月 零 > 「誰か、似たような異能使う奴とかいたっけな……」
ぼんやりと考える……が、このような「複数の弾丸をそれぞれコントロールして使う」異能の遣い手は、パッとは思いつかない。
「なんなんだろうなあ……慣れ、か?」
もしくは、何かしら意識に問題があるのだろうか。
その場で腕組みをして考え込んでしまった。
ご案内:「第一演習場」に相楽 満さんが現れました。
■相楽 満 > 「空いて……ねーか。
お邪魔しまッス」
ちょろっと顔を出してこんにちわ。
動きやすそうな服にかばんをぶら下げて現れた。
■霜月 零 > 「異能、異能なぁ……」
異能を基準にはしているが、零の使っている物は魔術の類だ。その中でも比較的マイナーな「巫術」と言う体系になる。
自然に存在する五行の力を借り受け、属性魔術を発現させる魔術体系。それが零の「巫術」だ。
なので異能と言うよりは魔術なのだが……異能と言う点で、気にかかるところがあった。
「アイツの異能、結局なんなんだろうな」
恋人である雪城氷架。彼女の異能は、実は炎熱系と聞いているだけで詳細を知っているわけじゃない。
純粋に気になって考え込んでいたが……誰か、来たようだ。
「んお?ああ、悪いな立ち尽くしてて」
考えてみれば、訓練施設で立ちぼうけ。これは邪魔でしかない。
■相楽 満 > 「ういッス。
……ってあれ、霜月のアニキのほうじゃないッス?」
びしっと指をさす。
顔を見たことがある、らしい。
「こりゃ邪魔しちゃったかな……
別の方行った方がいいッスかね」
ご案内:「第一演習場」に崎守 鐡さんが現れました。
■崎守 鐡 > 演習場にはあんまり縁がない、のだろうか。
そもそも彼があんまり荒事を構える気が「見た目の割に」無いのが原因なのだが……
流石に試験で集中しすぎて、疲れたらしい。
…にしても、来る場所が、違う気がする。
「……やっぱり、こーいうのって実際に戦ってたりする人の方が使うのかねー。」
ひょっこり、顔出し。
■霜月 零 > 「アニキの方って……芙蓉の知り合いか?つーかその区分はどうなんだ」
少し呆れたようにボヤく。お前、兄の方って。
「いや、別に少し考え事してたくらいだからな……構わんさ」
言いながら、その場を立ち退く。まあ、誰かにコツを聞く方がいいだろう。
■霜月 零 > 「で……お前もか。お前射撃系得意なんだっけ?」
そのまま、鐵にも声をかける。結構長い時間やっていたのか、少し人が来たなと考えつつ。
「なんかこう……インファイターなイメージあったんだよな」
そのイメージは、刀匠の家系であるという認識が生み出したもの。なんとなく刀使ってるイメージがあったのだ。
■相楽 満 > 「いやまぁ、同じ学年ッスから。
あ、芙蓉のほうには世話んなってるッス」
ぺこり、頭を下げた。
「……ん?
あ。えーっと……ナントカ先輩」
ロングコートの先輩に向けて頭をさげる。
にしてもナントカ先輩とは。
■霜月 零 > 「まあ、そういう事もあらぁな……」
芙蓉も学生だ。当然、自分らの交友関係を持っているだろうし、それ自体は特に何とも思わない。まあ、よくあることだ。
「しかしまあ、アイツが迷惑かけてなきゃいいんだが」
目下の心配は、どちらかと言えばそっちである。
■崎守 鐡 > 「いんや?そんなこたぁ無いよにーさん」
「一応射撃武器も『創れる』けど、本業は防御だしねぇ、身体的にも」
さらっと、今まで説明していなかった自分の異能に関して説明する。
刀を扱うのは、そりゃあそうなのだけれど、
「武器職人」を志願している以上武器や防具はひと通り分かってないと、個人の心が許さないらしい。
「あ、どうもどうも」
「その口振りだと、妹さんの方の彼氏さん、かな?」
と初対面にも関わらず全力で冒頭をかます。
「俺は崎守鐡、とかいう単なる鉄の塊、っていうか、なんというか」
「早い話が……『身体だけ、メカ』?」
ご案内:「第一演習場」から崎守 鐡さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」に崎守 鐡さんが現れました。
■相楽 満 > 「いやいや、そんな迷惑なんてこたないッス」
ぱたぱた手を振る。
笑顔なあたり、迷惑などかけらも感じていないのだろう。
「彼氏ってのは無いッスわ、残念ながら。
同級生はそれなりに顔覚えてるし、ちょっとくらい交流もあるって話で」
にへらへらと笑って答える。
暴投もなんのその。
■霜月 零 > 「んあ、つーことは武器創造系の異能か」
防御系と言う事は、どちらかと言えば鎧を作るのが得意なのだろうか?
そんなことを考えつつ、その後の発言に噴き出す……深呼吸している内に否定が入ったが。
「あ、アレか。芙蓉が言ってた「気になってる男子」ってお前なのか……?」
動揺しつつ満の方をじとっと見る。
■崎守 鐡 > 「まぁ、妹さんとはまだ会ったことないけどね、
その様子だと結構良いところまで言ってるんじゃないのん…?」
と、頭に疑問符を浮かべたふりをして、凶悪な笑みを一瞬だけ零にーさんに向ける。
「だいたいそんな感じ。得意なのは盾なんだけどね」
「……身体的にあんまり鎧造る意味ないからねぇ……。」
と、若干自嘲気味に返答する。
■相楽 満 > 「気になる男子……?
いやさすがに俺はそこまで知らないッスよ。
それに俺はダメ無理って言ってあるんで、選ぶこたないッスよ」
ぐいーっと伸びをしながら演習場へ入ってくる。
ストレッチと準備運動を始める。
「行ってないッス。
お互い入院した時に見舞いする程度かな。
テスト前だったし、被ってる授業のノート貸したりしたくらい」
疑問符にも余裕の表情。
心底から考えてなさそう。
■霜月 零 > 「盾、なあ」
日本古武道において、あまり盾は運用されない。せいぜいが琉球古武術のティンベー・ローチンくらいか。
日本刀と言う武器を始めとする多くの武器が両手持ち推奨だったこともあるのだろうが……零自身、あまり盾への造詣は深くなかった。
「盾と言っても色々あるんだろ?どんなの作れるんだ?」
興味本位で聞いてみる。
「……」
満の方を見る目は白い。そして冷たい。
見舞いがどうこう。ほぼ確実に芙蓉の言っていた男子だ。だが……駄目無理と言ってある、とはどういうことなのか。
いやまああれがアウトなのはよーくわかってしまうのだが、それでも兄としては白い目で見てしまう。
■相楽 満 > 冷たい目線もなんのその、全く気にした様子の無い表情で演習場の設定をいじる。
隅の方に岩の塊をいくつか作り出した。
「じゃちょっと端っこ借りるんで」
とことこ走っていき、こんこんと拳で叩いたりし始めた。
うむ、と頷き、拳を振るう。
岩を破壊する。
まるで障子の紙を破るように、岩の塊を破壊してはデータを見て考え込んでいる。
■崎守 鐡 > 「何らかの原因で庇護欲をそそられてるとか、なんとか」
「そっちのほーめんだったりするかもだよ、少年?」
凶悪な笑みを隠しもせず。この鉄の塊はこーいう方向は酷い。
「んー、まぁ、そだね」
「俺の異能の性質の関係で全部『スタンシールド』とかそういうのになるんだよねー。」
「電気を放つ盾、かな?」
「そこまで長い時間持つもの造れないけど」
形問わず、だいたい帯電している、のが原因なのだが。
そのせいで例外を除いて他人に持たせられなかったりするらしい。
■霜月 零 > 「このやろー……」
満の方を見るが、その動作に関しては目を細める。
「(身体強化系……に加え、術理もある。が)」
が、まだまだ。全体的な体捌きが甘く見える。恐らく「自分の異能を使うために武術の技術を一部採用した」と言った所なのだろう。
打ち込むことは出来ても、それに繋ぐ技量があるのかどうか……と言った所だ。
「スタンシールドな……殴ってきた相手をしびれさせて反撃するような感じか」
即座に鐵の言葉に応える。それはそれで非常に有用そうだ。武器は大半が金属製であり、電気をよく通すのだから。
■崎守 鐡 > 「……しろーと目線だけど、」
「なんというか普通の子だよねぇ、『そこら辺はあんまり齧ってないけどこんなこと出来ます』みたいな体捌き、っていうの、かなぁ?」
どう?と零のにーさんを見る。
「まぁ、人のこと言えないんだけどね、そこら辺の技術は零のにーさんが一番あるでしょ」
「あと、まぁ、それもあるけど、単に作ったものが全部電気流れてるから、逆にスタンさせないのが今の所、作れないんだよね…」
と、軽く苦笑する。
こちらも一応身体的なものはあるけれど、剣道は部活程度だし。
一般的な範疇をまだ抜けていない、と言ったところである。
■相楽 満 > 「ねーッスよ。
寿命短いヤツ選ぶなって言ってあるんで」
大きな声で崎守に答えた。
惑いも言葉の揺れもない。
「……んー……やっぱダメかなぁ」
ふ、と体を沈ませると、鉄山靠で岩を吹き飛ばした。
突然体の動きが熟練のそれになる。
さらに上段への後ろ回し蹴り、左の正拳、右足を高々と上げてかかと落とし。
全てがまるで人生の大半を費やした熟練者のごとき体の流れへ。
「……まぁ、練習初めてあんまり経ってないんで。
まずは異能の制御の練習から始めたッスから」
すぅ、と姿勢を正す。
おびただしい闘気と一部の隙も無い佇まい。
■霜月 零 > 「俺は俺でまだまだだよ。まあ、真面目にやってる分そこそこの自信はあるが……と」
じ、と見る。一気に動作が滑らかになった。成程、大体把握した。
「異能の制御なあ……つーか、寿命が短いってどう言うこった?」
首を傾げる。不健康そうには見えないのだが。
■崎守 鐡 > 「……寿命短い云々とか、駄目だよ?」
「身体の問題ならば、…俺が一番触りたくない手合の話になるけどね」
機械の身体に「なってしまった」人間的にはちょっと懸念しているらしい。
「あれでまだまだ、って言うんかい」
ビシィ!とツッコミが入ったようなモーション。
■相楽 満 > 「筋ジストロフィーの末期状態ッス。
もう心不全一歩手前ッスねー。
最近心臓がまともに動いてくれなくて疲れやすいんスよ」
ぐいーっと伸びをする。
そして先ほどの動きのデータをスマホへ。
「……まぁやっぱ試験はこっちでいくかー……」
ぐぬぬ、と渋い顔をしている。
■霜月 零 > 「まだまだだろ、神も時間も斬れねぇぞ」
基準がおかしい。
「筋ジストロフィー……成程、お前の異能は多分身体強化……つーか筋力強化だよな。それで何とか誤魔化してたのが限界、ってとこか?」
■崎守 鐡 > 「………なぁ、るほど、ねぇ」
「……そう言って、あの動きが出来る、って事は大体察するけど。」
渋い顔をする。
つーか、俺に降って湧いた出来事は彼に降って湧くべき出来事だったんじゃないか、
とまで錯覚しかけたが、それを口に出そうと思えなかった。
その後のことが思い出的には最悪だったし。
「……それは、もう。噂の人がそういう境地まで極めちゃったから、仕方ないでしょ」
「人の領域を卒業しろとは誰も言ってないって」
ジト目で答える。その基準は可笑しい。
ご案内:「第一演習場」に雪城 氷架さんが現れました。
■相楽 満 > 「大体そんなとこッス。
まぁあんまり無茶な動きしなきゃ大丈夫なんスけど」
実際大丈夫そうに肩をぐるぐる回す。
「神の領域ってヤツッス?
でも殴れれば殺せそうッスよね」
こいつはこいつでおかしい。
■雪城 氷架 > 演習場に入ってきた少女、辺りをきょろきょろと見回して…
「お、やっぱりいた」
零の顔を見つけると、ぱぁ、と笑みを浮かべて駆けてくる
■霜月 零 > 「いやあ、その先代もそれくらいやったらしいしな」
いつかはそうなりたいものだし、そうなってこそだとは思う。
「他にも、自然に溶け込んでほぼ一体化したりとか……そう言う事をする流派だしな、霜月流は」
などと言ってれば、なんと恋人が入ってきた。一気に顔が笑顔になる。
「氷架、よくここにいるってわかったな」
そちらの方に歩いて行って歓迎する。
■崎守 鐡 > 「ああ、彼女さんかぁ」
「彼女さんかぁ」
にぃやぁと凶悪な笑みを零にーさんに向けた。
「いや、神を殴れば殺せるって……」
「神相手でも守り切れるようになれれば、それはそれで、良いんだろうけど……」
こっちも微妙におかしかった。
■雪城 氷架 > 「電話で、よく実習区に来て自主練してるって言ってたじゃん」
はい、差し入れ、と冷えたペットボトル入りの飲料水を手渡す
「友達と一緒だったなら、邪魔したか?」
ちらりと他の二人の顔を見て、一人は見知った顔だ
■相楽 満 > 「あ、勉強壊滅してるほうの雪城。
試験大丈夫だったのか?
ククル先生に助けてもらってんなら大丈夫だと思うけど」
言い方が異様に悪い。
「……まぁ生きてりゃなんだって殴れば死ぬっしょ。大体は」
■霜月 零 > 「ん、そうだったな。さんきゅ」
飲料水を受け取って、一口。うん、やはり巫術でも疲れはある。それを癒すこの一口はありがたい。
「ま、大丈夫だよ。ちょいと雑談してたくらいだし、片方は初対面だ」
にかっと笑う。実際、満の方は初対面だ。
■崎守 鐡 > 「……なに、その、勉強出来る方と出来ない方みたいな区別」
ジト目で相楽君の方を見る。
氷架さんの方を向いて、笑みを一旦抑えて。
「いや、たまたまだから気にしなくても」
「むしろごゆっくりしていってください?」
面白いものが見れそうだから、と言いかけたけど、言わない。
「幸せそうで何よりですね~」
明らかに態度変わったのでこのまま至近距離で誤射しても許される気がしてきた。
■雪城 氷架 > 「壊滅って何だよ…単位は今まで一度も落としたことないんだけど?」
特に親しくもない相手にそんな口を聞かれるいわれはない
ムッとした目線を向ける
「そっか、邪魔じゃないなら良かった。ふふっ」
あまり零以外の前では見せない自然な笑みを浮かべて、嬉しそうである
■霜月 零 > 「オイコラやめろ」
鐵にじとぉ。コイツ、もしかして割とゴシップで愉悦するタイプなのか?
「ええいその笑顔を止めろ底意地の悪い。なんだよ、面白い事なんかねーだろ」
じとぉと見たまま鐵に告げるが、氷架に向き直るとその表情はまた緩む。
「ん、寧ろ来てくれて俺としちゃ嬉しい」
こちらも笑顔。普段の気だるげな表情からは想像も出来ないような純粋な笑顔だ。
■相楽 満 > 「評判だったしな……
んでも試験大丈夫だったならよかったじゃん」
にへ、と笑った。
バカにしているわけでもなく、単純に憂いが無くなったという表情。
特に親しくもない相手でも、成績が良ければ嬉しいようだ。
「いよいよ邪魔っぽいし、そろそろ試験方針報告してくるかな……
お邪魔しましたーっと」
かばんの荷物をまとめ、その場から離れる。
■霜月 零 > 「ん、ああ、すまんな」
満を見送る……が、その背中に一言投げ掛ける。
「……早く治してやってくれると、嬉しい」
きっと、妹は何よりそれを望むから。
■雪城 氷架 > 「(変なやつだなぁ…)」
前会った時もヘンなやつだと思ったけど
まさか彼が自身の友人の想い人であろうなどとは夢にも思わないのである
「零の"こういう姿"も見ておきたかったしな」
どうやら、普段見ない姿を見にやってきたらしい
■相楽 満 > 「治し方探してますけど、多分無理ッスよ。
あと半年で死んでなかったら奇跡が起きたもんだと思ってくれればいいッス。
……その奇跡が見つかればいいんスけどね」
あっけらかんと答える。
自分にとって目前の死は当然のもの。
受け入れきったもの。
にまっと、死を目前に控えた者とは思えないほどに『普通』な笑顔を向け、とことこと走って去って行った。
ご案内:「第一演習場」から相楽 満さんが去りました。
■崎守 鐡 > 「うん、諦めたらたぶん泣かせることになるよ?」
「人泣かすのは嬉し泣き程度に止めときなよー」
ふりふり、と去りゆく背中に手を振る。
「やめろって言われても、ネー」
軽い意地の悪い笑みを浮かべた後、急に機械の眼差しになって、
「……まぁ『お迎え』と向き合えない馬鹿はもっと軽蔑入るから」
「……ね?」
と、零にーさんの方に穏やかに、かつ冷たく微笑む。
■霜月 零 > 「なんだよ、なら言ってくれりゃあ型演武くらいはやるってのに」
笑って応える。だが、そっちにも興味を持ってくれた事は純粋に嬉しい。
「あれなら、なんかやろうか?長いのも短いのもあるしな」
等と言いながら、鐵の視線に少しあとじさる。
「……あ、ああ」
たまに、彼はこういう目をする。全てを諦観したような、温度のない目。
正直……その目線は、苦手だった。
■雪城 氷架 > 「うん、見てみたいな」
純粋な好奇心と、武に身をおく恋人の姿を見たいという思いがちゃんとある
ベンチに移動して、腰掛ける
■崎守 鐡 > 「別に零にーさんが彼女さんとどーこーあろうが、関係ないけど」
「ゆでだこ事件からは確実に成長したよねぇ」
とかいいつつ、こちらもベンチに移る。
人がやるのならば見学するのが早いのである。
■霜月 零 > 「おっけー、分かった」
笑顔で頷くと、小太刀を置いて太刀だけを佩いて、少し広い所の中心に立つ。
「……『水無月』」
告げる。それは霜月流の剣術型の名。
各武芸ごとに旧名の12か月それぞれの名を冠した型を持つのが霜月流だ。
まずは、抜刀……に、上段を手で払うフェイントが入る。
その後下段に向けて抜刀、足を薙げば、そのまま刀を回して上段を薙ぐ。
そのまま上段から打ち下し、そのまま架空の相手の喉の付近を踏み込みながら連続で突く。
二度突いてから即座に後ろに向き直り、上段から打ち下し。その後右、左と立代わる様にしながら払い、そして上段打ち。
左方への打ちが終わったら即座に刀を引いて柄で後ろを突く。そして後ろに向き直り上段打ち。
そのまま、さながら騎士が剣を掲げるかのごとく目の前で垂直に刀を立てた状態のまま、周囲をじっくりと見やる。
そして、最初に向いていた正面に向き直ったところで、そのまま刀を納めて、礼。
「……まあ、こんな感じなんだが」
どうだった?と聞いてみる。
正面の敵に対する抜打ちから始まり、四方の敵を代わる代わる打ち倒す型である。
■雪城 氷架 > 「へぇ…すごいすごい!
なんだ、いつものぼへっとした感じとは全然違うな!」
軽い拍手と共に賛辞を送る
ド素人の氷架でも目を奪われるきれいな動きだった
素直にそれを褒める
「武道ってそういう型、っていうのがいくつもあるんだよな。
よくたくさん覚えられるよなぁ」
今の型だけでも非常に多くの動きがあった
動きの迷いのなさなどから、零はこれらをしっかりと身につけているのだろう
■雪城 氷架 > 「………ところでなんで彼女って知ってんの?」
ぼそ、とベンチに座る男子にも声をかけて
■崎守 鐡 > 「知らなくても態度があからさまに違うし、
零にーさんも否定しないんだからそうだと思わないかな、ふつー。」
しれっと、答える。若干その眼は機械的だった気もする。
「こーいう型をベースに、アドリブみたいに組み直してくと実際の戦闘でも応用できたりするんだっけ?」
「俺もあんまり詳しくないけどねー」
ぱちぱちと拍手しつつ。
ちゃんとやってる人の動きであることは素人でも分かる。
■霜月 零 > 「ぼへっとした感じ、ってお前なぁ……」
そんな風にみられてたのか、とちょっとしょんぼり。でも自分でも一切否定が出来ない。
「まあ、色々あって、これらすべてが基本の動きとか戦場での立ち回りとか、そう言うのの訓練になってるわけだ」
そのまま氷架の方に歩いていきながら応える。
型にはそれぞれの意図があり、それを読み解きながら演武するのが理想とされる。
この「水無月」は、比較的分かり易い部類の型なのだった。
■雪城 氷架 > 「なんだよ、肩落とすことないだろ」
苦笑する、こういうちょっとしたところで凹んだ様子を見せるのもまた、なんというか
「やっぱ、惚れなおしたとか言ったほうが良かったか?」
にひっとした笑みを浮かべて、こちらに歩みを進める零を迎える
「へー…奥が深いんだな……」
正直武道に関してはちんぷんな氷架でも、
今の一連の動きの隙のなさや、動作に意味があることを感じることはできる
■霜月 零 > 「そりゃあ、ちょっとは落ち込む……って、お前な」
惚れ直した、と言われてちょっと赤くなる。からかっているのだろうが、やっぱり嬉しいものだ。
「まあ、なんだかんだ何百年とかそういう単位で組み上げられた武術だからな。まさしく、これらを分解して再構成すると実戦でも応用できる……っつーモンで、全てを学ぼうと思ったら、時間がいくらあっても足りねぇ」
肩を竦める。零もそれなりに鍛錬はしているが、まだまだ知らない型、出来ない型も多いのだ。
■崎守 鐡 > 「でも実際戦闘中と彼女さんといちゃ……(げふん)
一緒に居る時と普段とで全く違うじゃん。」
「普段はなんというかめんどくさがりっていうか、テキトーっていうか」
発言に容赦は無かった。
おあつかろーが遠慮する気はあんまりない、っていうのも有るだろう。
「最初から全部出来たら『それはそれでつまらない』もんねぇ。」
「以下に練習とかで修得することが大事だってわかるよ、そーいうの」
■雪城 氷架 > 「ん、んん…そ、そうなのか…そう見えるのか……」
あからさまに態度が違うと言われると、自身ではまるで意識していなかったのか驚いた様子を見せた
二人で歩いていれば、恋人同士に見えるのだろうか……
「はー……歴史が長いっていうのも逆に大変なんだな…」
きっとそれらを習得するだけでなく、そこから新しい道を見つけなければいけないのだろう
受け継がれる技巧は得てしてそういうものだ、と聞いたことがある気がする
■霜月 零 > 「そ、そんなに違う、か……?」
気まずそうにしながら首を傾げる。正直自覚はなかった。
まさか、そんなになのか……などと考えつつ、二人の言葉に応答する。
「まあ、こういうのは形だけ覚えててもな。体にしみこませなきゃ意味がねぇ。歴史が長い分色々あるけど……そりゃあその分、いろんなシチュエーションに対応してるって事だからな」
だからこそ意味がある、と笑う。それを極め、いつかはそこから先へ進めなくてはならないのだ。
■崎守 鐡 > 「自覚しててもそれは困るけどねぇ。」
「だって、大人しくなりすぎちゃうでしょ?それは良くないって思うよ」
ゴシップ云々を抜きにしても、人の目を気にせずある程度出来るってのは
十分幸せじゃないのー?と思っている。
「使い方も動かし方も分かってても、中身が無い……って現象、
普通起きないだろーけど、……研究如何ではそーいうのも軽率に起きてそうで嫌なんだよねぇ。」
苦い顔をする。だからこそ自力で辿り着いた達人は尊敬されるべきだし、
そこに向かおうとする人間も尊ばれるべきだとか、
そんなことを思っているけれど、特に言わない。
■雪城 氷架 > 「まぁいいんじゃないか?
普段の零、私と一緒にいる零、刀を振ってる時の零。
あれだ、いわゆる何だっけ……ギャップ萌えってやつかもしれない」
うん、と頷く
良い言葉が見つからなくてずいぶんと俗な単語が出てきてしまった
「こんなに強い彼氏がいるんだから、私ももう安心だな」
はは、と笑う
■霜月 零 > 「いや、にしたって恥ずかしいだろ……」
めそらし。やっぱり、恋人と居ると雰囲気からして変わっているというのはちょっと恥ずかしい。
幸せなのは事実だが。
「まあ、中々ない話だが……寧ろ、到達点をそこに設定する場合もあるぜ?一刀流の『夢想剣』なんかはそんな感じだ」
夢想剣。一刀流開祖、伊東一刀斎が開眼したとされる境地。
その神髄は「夢想のまま敵を切る」事。雑念を全て捨て、ほぼ無意識に近い状態で、しかし正確に、的確に技を振るう。これにより、思考が差し挟まらなくなるため剣技の起こりが速く、また迷いもない。
そう言う境地が、夢想剣だ。
そんな真面目な事を考えた後に、来た言葉がギャップ萌えである。
「ギャップ萌えって……まあ、間違っちゃいないんだろうけどな」
まあ、ギャップにドキドキくるのはこっちも同じだ。氷架も結構、分かり易い。
「ま、氷架を守るくらいはするさ……と、そういえば一つ聞いていいか」
思い出したように、そのまま氷架に問い掛ける。
■雪城 氷架 > 刀に対しての零はとてもストイックだ
素直に、カッコ良く見える
とはいえさっきから照れくさそうだし、この場でそう言うのは避けてあげよう
「ん、聞きたいこと?」
首を傾げる
なんだろう、だいたいのことは話してしまっている気もするが
■霜月 零 > 「いや、話したくなかったらいいんだが……氷架の異能。
あれ、炎熱系ってのは聞いてたけど、細かい事聞いてなかったからさ」
興味もあるし、恋人の能力は知っておきたい。と告げる。
「ほら、俺は剣術見せたし、お返しって感じで?」
どんな感じなのだろうか。
■崎守 鐡 > 「いや、この場合の中身が無いっていうのは『夢想でもなんでもない』って状況だよ、うん」
表現難しいけどねーって顔。
こんなことを糞真面目に表現できる技量が有るかどうかと聞かれると、
……たぶん、ない。
「恥ずかしいのかぃ?」
悪意のある笑顔である。
「でもゆでだこよりはまだマイルドな可愛さもあって、その方が良いと思うけどねぇ……?」
酷い論評をする友人も居たものだ。
一応、友人である。友人への対応である。
■霜月 零 > 「ふむ……」
夢想でもなんでもない。つまり、本当に「技」だけを何も過程がないところにぽんっとDLした状態、なのかもしれない。
「お前な、お前な……!」
だがその後の笑顔がそんな思考をパァにしてくれる。なんだこの笑顔は。
「お前、俺の事をなんだと思ってるんだ……?」
もしかしてなんか悪い事でもしてしまった報復なのだろうか、と苦い顔で考えながら確認する。
■雪城 氷架 > 「あぁ…」
そういえば、見せたことはあまりなかったかもしれない
よいしょ、とベンチにカバンと置いたまま立ち上がって、ぐーっと背伸びする、軽くストレッチ
「いいよ、実は零の前でもたまに使ってたりするんだけど」
まぁ気づかないだろうな、と付け加えて、先程零に渡したペットボトルを手にする
数秒立って、はい、と手渡す
少し温くなっていたペットボトルは冷凍庫から出したかのようにキンキンに冷えている
■霜月 零 > 「う、お……?温度操作?いや、芙蓉がそうじゃないって言われたとか言ってたっけな……」
感心しながらペットボトルを眺める。見事に冷え切っており、一口飲めばまさしく取り出したて、と言わんばかりだ。
■雪城 氷架 > 「そ、ジッサイは分子法則の掌握。……学園のセンセーでも一部のヤツしか知らないけど」
ぼそり、と。
特待能力、という言葉自体は公安の人間に言われるまで知らなかったが、
一部の先生と、治安維持に関わる委員の一部しか知らない異脳力…らしい
「大気中の分子運動の速度を加速させてあげれば熱量が上がって、酸素の発火点に到達すれば炎があがる」
そう言って右手の指先に小さな炎をポッと灯してみせる
「逆に大気中の分子運動を減速させまくれば熱量はどんどん下がって、空気中の水分は氷結する」
そして左手の指先に、氷結した氷の粒を出現させた
「わかりやすいのが熱量の増減、ってだけで、他にも色々やろうと思えばできる……らしいぞ」
らしい、というのは、氷架がまだ分子力学について学が浅いからであろう
■崎守 鐡 > 「ん?」
すぅっと、視線が普段と機械的な目線の綯い交ぜになる。
「零にーさんは、零にーさんで、悪いことはなーにも、してないよ?」
「強いて言うなら、俺を受け入れて、『否定してくれなかった』こと?」
半分自嘲じみた笑いをする。
彼の中の境地の一つが、霜月零という人間を認めているからこそ、
こんなことを言い出すのかもしれない。
けれど、分かりづらいかも、しれない。傍目から見れば。
「なんだっけ、マクスウェルの悪魔とかそこら辺の単語思い出すような話だねぇ……」
「分子速度の操作、とか」
■霜月 零 > 「成程、なぁ……」
頷きながら、おぼろげに考える。
これは、とても強力で、危険な能力なのではないかと。
この世のあらゆるものは分子法則によって成立している。それの掌握と言うのは、万物への干渉に繋がる異能と言えなくもないのかもしれない。
……まあ、彼自身もそう言った分子力学には明るくないので、中々ピンとは来ないのだが。
「しっかし、凄い異能だな。異能がない俺からすると凄いとしか言えねぇ」
この剣士、未だ自身の異能に自覚がない。
■霜月 零 > 「あー?否定する要素がねーのに何で否定する必要があんだよ」
鐵には呆れたように。人外の体になったからと言って、それが何を意味するというのか。その本人を形成する要素ではあっても、その本人の本質を表すものではなかろうに。
少なくとも、霜月零はそのように考えている。
「俺に言わせりゃ、ケチつける方が目暗盆暗なんだよ。お前と言う個人を評価するにあたって、大して重要性のない一要素だろ、お前の体とかはよ」
■雪城 氷架 > 「まぁ、使いようは色々あるし、便利ではあるんじゃないかな。
水の分子を一気にすっ飛ばして髪の毛乾かしたり、
ちょっとした汚れを分子分解してクリーニングしたり」
うんうん、と頷く
こと、戦闘行動に使うもの、という意識はあまりないらしい。
無論過去にそういった意図で使わなかった、というわけでもないが。
そして少年、零の思案した内容通り、危険な力でもある
それ故に、炎の巨人事件の際には公安の人間に拉致までされた
「あ、これ秘密な、一応炎熱系能力者ってことになってるから、私」
口元に指を当てる
■霜月 零 > 「ああ、そう考えると便利だな」
くつくつと笑う。成程、戦士としての考え方ばかりしてしまうが、日常で使う分には「便利な異能」で片付いてしまうのかもしれない。
だが、それでも危険性はあるとは思う。かの炎の巨人事件も、そういう事だし……それに加えて、その異能を無理矢理使った相手が、異能を「理解していなかった」のもわかった。
何故なら、分子掌握をするのならば、水を浴びせる術など「じゃあ氷に変換します」などと言われてしまえば終いだったからだ。
恐らく……炎熱系、と言うか火炎操作系能力、程度の認識だったのだろう。
「ん、秘密だな。まあ、あの事件みたいなことが起こっても、な」
それは困る。恋人を守る観点からも、あまり口外しない方がよさそうだ。
■崎守 鐡 > 「もーねぇ、零にーさんは善人過ぎるんだって」
「もーちょっと世の中のドロドロとか見ても許されるよー?」
綯い交ぜな視線のまま、それに答える。
嫌いじゃないから、良い所を裏を返すように否定する。
そんな言い方をしている。若干悪意はあるが。
「隠し球ぐらい1つや2つあるでしょ?」
「わざわざそれを公表したりはしないって………」
秘密以前にそこまで喋る気はないよー、という面である。
実際この男も隠し球が有るわけだが。
■霜月 零 > 「別に、必要がない内は見るつもりもねーよ。俺が見たいのは外面だけじゃねーんだ」
そう、内面。内面の美しさこそがその個人の美だと思う。
雪城氷架にしたって……容姿が美しいのは当然美点だが、それ以上に無い面に惚れたのだ。
雪城氷架と言う人間を構成する人格要素……と言うと堅苦しいが、要するに性格が気に入ったのである。
「……俺、ねぇなあ。隠し球」
しいて言えば剣術のまだ使っていない技……だが、それだって、隠しているというよりは出す機会がなかっただけの事。
自身の能力を過信していないからこそ、常に全力で技を繰り出していくのだ。
……実際は隠し球ともいうべき異能「根源接続」があるのだが、本人に自覚はない。
■雪城 氷架 > 「そういうところも含めて、今はとりあえず勉強だな。
そもそも私はこの力への理解を深めるために此処に来たようなものだし」
右手の炎を振り払うように消し、左手の氷を水蒸気に戻して霧散させる
「此処にきたばっかりの頃に不良に絡まれて力を使ったこともあったけど、
この力は下手に使うと大火傷どころか、死んじゃうかもしれない力だからな…。
ま、これからは零に守ってもらうから必要ないかもだけど」
にこっと笑うのであった
■霜月 零 > 「おお、任せろ。不良なんざ蹴散らしてやる」
笑い返す。この力はきっと、戦闘に使うと本当に危険だ。
それで怪我などさせようものなら、氷架はきっと気に病んでしまう。
なら、それをさせない。使わせず、危機を払う。
それも彼氏の役目ではないか。
「氷架が能力を使うまでもねぇ。何かあったら、俺が何とかしてやるよ」
決意と意志を秘めた目で笑いかける。そう、この剣はきっと、今はそのためにあるのだから。
■雪城 氷架 > 「………ホント普段と眼が違うよな、眼が」
決意新たな表情を見せる零を指差して、隣の鐡にそう言葉を投げる
彼女ないrの照れ隠しだったのかもしれない
■霜月 零 > 「うぇ、そんなに違う目つきしてたか……!?」
おろおろ。氷で鏡を作って覗き込んだりしている。
いや、もうその目はおろおろした時点で過去のものになっているのだが、焦りと動揺で気づいていない。
■崎守 鐡 > 「お熱いですにゃあ」
「……それくらいが一番なんだろーけどね。」
「零にーさんも、そう言っときながら危機を召喚したりとかしたら、」
「本気で侮蔑するけどね、カッコ悪いとか、情けないとか」
「それくらいの覚悟は、……まぁ、あの時に見せてもらったし、出来るでしょ?ね?」
機械的な眼で笑顔を見せる。
ただ、眼の色の割に冷たさは柔らかかった、ような気がする。
「うん、違うよ。録画で比較する?」
こういう時に手が早いのである。
■霜月 零 > 「う……わーってるよ、危ない真似はしねぇ。
んなことしたら氷架が気に病むだろ」
目を逸らして照れ隠ししつつ言う。
この実は義理堅く優しい少女は、そのために傷付いたら自分を責めてしまう。
だから、求められるのは完勝。それも、危なげのない勝利だ。
「お前録画してたのかよ!?」
その手の速さはいっそ尊敬する。
■雪城 氷架 > 「と、あんまり長居して邪魔するのもなんだし、そろそろ行くよ」
ベンチからカバンをひょい、と持ち上げて
■霜月 零 > 「ん、送るぞ?」
そのままついていこうと。どうせ、もうあまりすることもない。
■崎守 鐡 > 「んじゃ、あ」
「帰りましょうかねぇ……」
「片付けはやっとくから二人で幸せ噛みしめるといいんじゃない?」
珍しく悪意無しでのご提案だった。
■雪城 氷架 > 「そ、そうか…?」
内心期待していなかったわけでもなかったらしい
振り返った顔は少し嬉しげでした
「(毎日のよーに送ってもらうっていうのも少し照れくさいな)」
放課後に会った日はほぼ毎日である
もしかしたら女子寮に住む生徒にはもうみんなバレていてもおかしくない
■霜月 零 > 「お前な……」
だがしっかり棘があるじゃないか、とジト目。提案自体はありがたいのだが。
「ま、俺が送りたいからな。気にすんな」
笑顔で少し氷架の頭を撫でてやり、そのままカバンも自分が持ってやろうとする。
送る事自体は自分でもまるで違和感を抱いていない辺り、朴念仁と言うかなんというか。
■雪城 氷架 > 零の好意が伝わってくれば、特に何かを言うでもなく、鞄は手渡した
……やっぱり人前でも頭を撫でるんだな、きっとクセだ
そう思いつつほんの少しだけ頬を染めて
「じゃ、帰るか」
自然に、零の手をとって
■霜月 零 > 「おう、帰るか」
カバンを受け取り、空いてる手をとられれば軽く握り返す。
笑顔のまま、一緒に帰っていくだろう。
ご案内:「第一演習場」から雪城 氷架さんが去りました。
■崎守 鐡 > 「ほらほら、(零にーさんが違和感抱かないうちに)いきなよー」
とか言いつつ、二人に手を振る。
その幸せちょっとぐらい寄越せぇとか
末永く爆発しろとか
そんなやましいことも考えたような、考えてないような。
そんな顔をなるべく抑えていたそーな。
■霜月 零 > 「うっせ、じゃあ頼むな」
好意に甘え後始末を任せ、そのまま二人で帰って行った。
ご案内:「第一演習場」から霜月 零さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」から崎守 鐡さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」に霜月 零さんが現れました。
■霜月 零 > 「ふぁ……」
遅い寝起きである。オフだからと言って少しぼーっとしすぎた……あまりよくない事である。
なので、取り敢えず型でもなぞるかー、と練習しに来たのだ。
眠気覚ましのようなものである。
ご案内:「第一演習場」にアスティアさんが現れました。
■アスティア > ――見覚えのある影が、
隅にいる。
――ほっぺたに御飯つぶをつけながら、
口いっぱいにおにぎりを頬張って。
■霜月 零 > 取り敢えず軽くストレッチ。ぐいー。くにー。
寝起きの体はいまいちキレが悪い。解しておかねば。
ストレッチをしていれば、多少は目も覚める。
昨日訓練をしていた時の事を思い出し、少し笑みが零れる。気が緩みすぎだ。
で、ストレッチ中に……食いしん坊エルフに気が付いた。
「……何してんのお前?」
ここは食堂ではない。
■アスティア > 「うむ。
ちょっと休憩がてら握ってもらったお握りを。
妾がやるとなんというか、
鉄の塊みたいなのに、
上手く握るものだと思う。」
さらりと普通に応える。
そういう問題じゃないのに気づいていない。
物凄くマイペースだ。
■霜月 零 > なんだろう、とても噛み合ってない気がする。このエルフってこんなに天然だったっけ?
「いや、まあ……うん、ここ飯食う場所じゃねーよ?」
取り敢えず穏当なツッコミを入れてみる。
■アスティア > 「常在戦場、
――訓練とはいえ戦場ならば、
御飯を用意して食べるのも普通だろう?」
しれっと、極当たり前のように。
「飯を食う場所でゆったりと食べるのはいいが、
――そればかりでは勘が鈍る。」
■霜月 零 > 「あー、まあ、分からんでもないが」
分からんでもなかった。どんな場所でも素早く食事が出来る、と言うのは戦場で必要な技能ではある。特に、サバイバル戦では。
「しかし、誰もいない訓練場で飯を食ってるのはそれ、訓練になるのか?」
訓練場も、実際は人口施設。そう言ったサバイバルを想定するのならば、森などが妥当ではないか。
そう思い聞いてみる。
■アスティア > 「――森や山で食おうとも思ったのだが、
森はむしろここ以上に快適すぎるし、
山は……その、引率がおらねば迷いそうでな。
ここらの地形にはまだ明るくない。
かといって――人ごみで武器を振り回すのもな。」
という訳で演習場である。
「ああ、しかし、スラムの方にいけばよかったのか?
何やら警備がうるさそうな感じがしたから、
避けていたのだが。」
■霜月 零 > 「スラムはスラムでなぁ……」
賭けてもいいが碌なことにならない。
そもそも治安が悪いスラムに、この天然剣士を放り込む。
……さあ、ソードオアデスの始まりだ。
「……やっぱお前、ここでいいわ」
何というか一番無難、と言う訓練とは程遠い理由からその結論に至った。
■アスティア > 「やはり、ダメか?
まぁ、仕事絡み以外では基本出歩かないようにしている。
そしてここは確かに無難だ。
――こうして面白いものをみたり、
出会ったりも出来る。
――何やらいい事があったようで、
気が緩んでる、とはいわん。
ますます手ごわくなったようだな?」
などと残りのお握りを食べてしまい、
笑っていう。
でも、御飯つぶついたままです。しまらない。
■霜月 零 > 「キメる前に口の飯粒どうにかしろ」
笑顔に返すは呆れ顔。でも仕方ないと思う。
「まあ、前よりは少しは強くはなったろうし……いいことがあったのも否定しねぇよ」
そのまま肩を竦める。もういいことがあった、くらいなら認められる程度には慣れてきた。
■アスティア > 「む、すまぬ。」
ひょいひょいと、
口の御飯つぶをとってハンカチでぬぐう。
「つまらない所をみせたな。
まぁ、なんだ――
こうして出会って、身体はほぐれたのだろう?
ならば」
■アスティア > ――分かるな?
■アスティア > ニヤリと笑って短剣と短刀を構える。
■霜月 零 > 「お前ホントこう……好戦的だよな」
呆れ顔。だがまあ、実際技の確認などをするのには、相手がいた方がいいのは確かだ。
「ま、俺でよければ相手になるぜ。あんまり期待すんなよ?」
肩を竦める。以前も同じような事を言っただろうか。
■アスティア > 「な、に。
前はそちらが勝ったのだ。
よほど腑抜けていない限り――
問題はないだろう?」
まずは動かず零の動きをよく見る。
攻めよりも護りの二刀故に。
■霜月 零 > 「まあ、そうなんだけどな……」
刀は納めたまま、太刀に手をかけて少しずつ間合いを詰める。
「今回は動かないんだな。二刀だからか?」
ついでに、ぽいっと疑問を投げかけてみた。
■アスティア > 「否、リーチが短いからだ。
相手の懐に潜り込むには、
仕掛けるよりも仕掛けさせたほうが都合がいい。」
無論、というかのように一つ頷き。
「対策の10や20くらいは用意してあるがな。」
じり、じりとこちらも少しずつ間合いをつめるだろう
■霜月 零 > 「成程なあ……って、多いな、対策」
霜月流も手数の流儀、対策の多さと言う意味では実は大概ではあるのだが。
そのままじりじり、と間合いを詰めながら
「ふっ!」
相手の足が動くタイミング。
そこに合わせ、下段への抜刀を行う。
これを躱すのに合わせ、跳びながら上段を薙ぎ、これも躱されれば着地し様に上段に構えて残心とし、返しに備える。
――外式、天心流兵法。立合変形抜「浮雲」
■アスティア > 「下段攻撃、なるほど、セオリーだな。
リーチの短いこちらの動きを止めて――
だが――
面白い技を見せようか。」
地面へと短剣を投げる。
下段の攻撃への刀目掛けて。
当たる、当たらないではない。
当てるのだ。
短刀にて迎撃して、止めた所に当てる。
「射法・重受(しゃほう・かさねうけ)――」
無論、こんな無茶をして短刀は無事なはずはなく、
次は使えぬ。
だが、初撃を防がれたならば――
どうするだろうか?
■霜月 零 > 「ちっ!」
この「浮雲」は、下段への払いをセオリー通り跳んで躱す事を前提にした技。
故に、初太刀を受けられては「浮雲」には繋がって行かない。
……が、二刀を両方使わせたのならば、裏手はある。
「そらっ!」
腰に提げてある鞘。それを腰の切りと手の遣いで押し出し、顔面を突き飛ばす。
本来は太刀を失った時にやむなく鞘で迎撃を行う際の、いわば「鞘の居合抜き」。
――霜月流二刀術。鞘打二刀式「鞘駆」
■アスティア > 受けきったとしるや否や
背を向ける。
未だ大剣は使わず。
大剣は背の盾だ。
「ぐっ……!」
衝撃、攻撃を完全には防げぬ、
が、致命の箇所への打撃を防ぎ、
ダメージを軽減させる事は……できるだろう
追撃がこぬのであれば、
そのまま突き飛ばしを受けて正面を駆けて距離をとるだろう。
細剣を抜きながら。
■霜月 零 > 深追いはしない。
武器を消費させ、こちらは抜いた状態でリスタート。リスクを負うよりもまだ効率がいいと判断したからだ。
鞘を元の状態に戻しつつ、太刀は正眼に構える。
「成程な、使ってない分は盾になる、と。確かにそういう意味じゃ、奇襲とかには強くなるな」
多数の武器を持ち、それを適宜使い捨てつつ、使っていない間も盾として活用できる。
成程、サバイバル向きだと思う。
■アスティア > 追撃がこないとしるとくるりと向きなおる。
「一つの武技を極める、
つもりだったのだがな。
それでは届かぬ領域がある。
――故に、万策に対応し、
万策を成すが妾の剣よ。
――もっとも、
その理を説明する言葉は持たぬ、が。」
前傾姿勢で地を駆け、下から斜め上、
頭を狙った刺突を繰り出そうとするだろう。
■霜月 零 > 「ま、そこら辺は霜月流もだよ。
数を増やし、あらゆる状況に対応する流派だからな」
言いながら、刺突が来れば、突き出した瞬間にこちらは一歩下がる。
そして、下がりながらついてくる細剣を薙ぎ払いに行く。
細剣は打ち合うための武器ではない……そのまま太刀をぶつかれば、あっさり折れかねないような武器。故に、それを狙っての武器攻撃だ。
■アスティア > 「おい。
――迂闊だぞ?」
一歩下がったのを見、なぎ払いに来たのを見て、
細剣を手放し、
足元を狙って刀による居合いを放とうとする。
「重刃・双月(かさねやいば・そうげつ)――」
ワンテンポ、僅かなラグがあるが――
さて対応しきれるか?
■霜月 零 > 「や、ば……」
迂闊だった。目先の武器への対応に追われ、続く剣への対応を怠った。
……が、居合なら何とかなる。
「こ、の!」
払いで前に出る左足。この左足で、抜かんとされる柄頭を蹴り押さえに行く。
相手が抜く時、それに攻撃を合わせて抜きそのものを抑え込む技法。
――霜月流「先之先・抜止」
■アスティア > ガンッ!
柄頭に足があたり、刃は鞘へと戻される。
「――」
蹴られると同時に
反動を受けぬ為に刀から離した手で――
零の足を掴みにいった。
「握力には自信があってな?」
等といいながら。
まぁ、掴めた所で投げ飛ばすだけなのだが。
■霜月 零 > 「う、お…!?」
痛い。普通に物凄く痛い。なんだこれは、人間の握力じゃない。いやそう言えばエルフか。
そんなことを考えながら、右手に持っている刀で胴体を突きに行く。
精一杯の悪足掻きだ。
■アスティア > 「そらっ!」
当然、突かれたくはないので、
そのまま力任せに握った足を上に放り投げようとするだろう。
軽く刺されるかもしれないが、
これくらいは行きがけの駄賃ならぬ、
投げかけの駄賃だろうか。
■霜月 零 > 「おわあっ!?」
投げ飛ばされる。空中ともなれば、剣士に出来る事は殆どない。
無い、ので。
「こんにゃろ、こんなの使わせやがって……!」
ポケットに手を入れて、取り出したものを投げ付けた。
投げ付けたのは、所謂「棒手裏剣」。
忍者が使う、アレである。
■アスティア > 「おっと。」
さっと後方にバックステップして避けながら、
距離をとり、
スラリと刀を抜き放つ。
「そうそう。
使えるものはなんでも使わねばな。
肉体しかり、
と教えてくれたのは、零殿だぞ?」
等と笑って
■霜月 零 > 「だとしても、忍術は専門外なんだよ!」
そう、忍術である。とはいっても、よくマンガである魔法的な忍術ではなく、暗殺術のようなものだ。
そもそも、一部の剣術流派はその中に忍術を含むことがある。
新陰流で名高い柳生家には柳生忍軍が存在したし、相良家の相良忍軍はタイ捨流の遣い手で構成されていた。
とは言え、零としては暗殺術である忍術は非常手段であり、なんとなくあんまり使いたくはなかったのだが……
「ったく、にしたってこんなカードまで切らされるとは思わねぇよ」
牽制のために何本か棒手裏剣を投げながら着地、もう一回中段に構える。
■アスティア > カンカカン、
と踊るように動きながら、
当たりそうなものだけを刀で打ち落としていく。
「しかし、いいなそれは。
私も用意してみるか?
だが、七剣を超えてしまうからなしだな。」
そういって、下段に構える。
「さて――来るか?」
■霜月 零 > 「ま、投げ捨てる分にはいいんじゃねーの?」
言いながら、下段に構えたのを確認し……
「必要なら、いくらか融通してやるさ!」
してや、のあたりで一気に突きに行く。
まずは、言葉を交わし心の隙を誘発し、そこに滑り込むように間合いを詰める技法。
そして、突きは地面と水平、アスティアの視線と同じ高さに。
これによって遠近感を狂わせ、突きを見切り辛くする技法。
――霜月流、歩法「無拍一拍子」。合わせる所の、一刀流五典が一「真剣」
■アスティア > 「いやいや、それでは駄目なのだ。
――私の剣もまた投げ捨てるは常道故に。」
気づけば、近づき、突きが繰り出されている。
成る程、速い。
浅く頬を斬らせ、
血を流しながら、
身体を沈みこませ、
横へと流れて胴を薙ごうとするだろう。
――さして難しい技法などではない。
流れに身を任せるように避け、
流れに乗って敵を斬る。
流して斬る、それだけの剣。
■霜月 零 > 「なっ……!」
倒れこむようにして躱すが、遅い。脇腹を切られてしまう。
「……真剣は、見せたっけなぁ」
起き上がって中段に構えつつ、そんなことを口にする。
一刀流、五典が一「真剣」。無拍一拍子と合わせれば、初見には大体通用してきたのだが。ここまで綺麗に見切られるとは思わなかった。
ついでに、会話で治癒の時間を稼ぐ。こっそり、水行の巫術で脇腹を治癒。止血から傷をふさぐまではやってしまいたいところだが……
■アスティア > 「――否。
見事だったとも、
見事不意をつけたとも。
だがな――
かく乱をするなら、
私が動いてる時にするべきだったな。
――動かぬという事は――
それだけ場を見通し、
即座に動ける力を溜めているという事だ。
――流し斬り、完全に入ったと思ったが、
少々浅すぎたか。」
ゆらり、と下段に構えながら――
駆ける、狙うは足元を狙っての突き。
仕掛けたら今度はこちらからである。
治癒に関しては気づいているのかいないのか。
気にする様子は一切ない
■霜月 零 > 「は、言ってくれる。人間の感覚の穴を突いた剣技をそう言われちゃ、伊東一刀斎も困った顔をするだろうよ」
ボヤきながら、状況を判断。取り敢えず、とても不利と言う事はわかった。そして、撹乱系の攻撃が通じづらいのもわかった。
ならば……
「やるしかねぇか!」
もう一つ、奥の手を出す。
「いけっ!」
言うや否や、真正面に「何か」を飛ばす。
薄く、高速回転し、黙視しづらい透明のそれ。
それは……回転するウォーターカッター。
水行の巫術により、水を薄く広げ、手裏剣の様にして打ち出す。
――霜月流巫術「水行・薄水刃」
だが、これとて見切られる可能性はある。
故に、打ち出しながら構えを平正眼に移行。相手の変化に合わせ対応しようとする。
■アスティア > 「チィッ!」
何かは、分からない。分からないが故に。
バックステップで後ろにとび、
転がるように回避するだろう。
転がり立ち上がるなど、
時間を大幅に与える事になるが仕方ない。
飛び道具の危険性は自分が一番良く知っている。
ご案内:「第一演習場」に能見さゆりさんが現れました。
■霜月 零 > 「そこだっ……!」
薄水刃で生み出した隙。そこを全力で狙う。
ここが、現状見える唯一の勝機……!
上段に構え、先程の「無拍一拍子」とは違い、ただ真っ直ぐ、高速で移動する足捌きにて間合いを詰める。
そして、アスティアが体勢を建て直し切る前に、しゃがみ込むようにて速度、威力を上昇させた一撃必倒の剣を打ち下ろす……!
――外式、聖蓮流。雲耀之太刀「一足一刀」、合わせる所の、同じく雲耀之太刀「天雷」
■能見さゆり > ……ふふ、やってるやってる
【久しぶりに演習場に来た
もともと遠距離戦と設置が過ぎるために演習場にはあまり顔は見せないのだが、たまにこうした接近戦を見るのもいい
もっとも、接近戦自体はあまり縁がなく、するとしてレーザーネイルなど超接近距離を使うことが多いためだ
それに、接近戦まで入るのはそもそも距離を詰められたことになるかその必要があるかで
それまでは全く備えが無いようにみえるほうがいい】
■アスティア > 「――見事ッ!」
そう、一言避けんで、
刀を投げつける。
威力は十分ではない。
速度も十分ではない。
だが、その必殺に穴を開ける。
穴の開いた隙に体勢を整えれば先は――あるッ!
■霜月 零 > 「ちいっ!」
刀が飛んで来る。こればかりは無視できない。
故に「天雷」の始動を速める。即座に打ち下ろし、刀を叩き落とす。
が、元々しゃがみ込むようにして放つ天雷は諸刃の剣。打ち終わりに多大な隙が発生する技。
……が、聖蓮流は、それを覆す技を持っている。
「これ、でっ……!」
それは、しゃがんだことによって発生する隙を攻撃力に転化する奥義。
しゃがんだ足をバネに、跳ね上がる様に逆風に切り上げる、天雷の隙を補うためだけに考案された秘剣。
「外式、聖蓮流……奥義之太刀『鳴神』!」
かつて、目の前の剣士に天雷を使った時は使えなかった技。
だが、霜月零はあの時とは違う。今こそ、その成長を見せつける時……!
■能見さゆり > ……なるほど
片方は反射と読み、片方は技、
感覚と読みを物理的に潰す技を置くか、技を読み切るかっていう勝負なんですね
【観客席から眺め、双方の動きからそう推測する
少し面白そうだなとは思う、アレはコンビとしても使えるしある程度集団戦のほうがいいのかもしれないとも
ただ、どちらにしても、少し剣術にすぎるようにも思わなくはない
そういう意味では対応力に優れる感覚のが便利ではあるな、と推測した】
■アスティア > 一瞬、一瞬だ。
抜くは二本の長剣、
交差させて受け止める。
体勢は完全に整いきってはいない。
受けきれるはずもない。
だが――これ以外に手段はなし!
「ぐ、ぬッ……!」
交差させた剣は砕け、
弾き飛ばされる。
飛ばされながらも大剣に手を伸ばすも――
「――これ以上は無粋か。」
静かにそのまま地に倒れ、
両手を挙げて降参するだろう。
■霜月 零 > 「よく、言う……」
息を吐きながら。その大剣を抜かれていたら、またどうなったかはわからなかった。
全く、読めない相手と言うのは実に厄介だ……と溜息交じりに刀を納め
「……で、面白かったか?」
さゆりの方に声をかける。
■アスティア > 「でもない。」
よっと立ち上がって、
「お陰で新しく剣を仕立てねばならん。
別に業物ではないが……
まぁ、それでもわびしいものだ。」
大切そうに砕けた剣を回収しつつ。
「面白かったなら幸いなんだがな。」
こちらも声をかけるだろう
■霜月 零 > 「あ、ああ……そりゃすまん」
少し申し訳なさそうに。剣士である以上武器との離別もまた避けえないとはいえ、それはそれで悲しいものだ。
「……そう言えば、優秀な修復技師に心当たりがあるぞ。当たってみるか?」
三千歳 泪。以前炎の巨人事件にて、駄目になってしまった刀を修復してくれた直し屋。
彼女なら、砕けた剣でも修復できるかもしれない。
■能見さゆり > 2人共お疲れ様でした
【拍手が響く】
はい、とても
近接戦の参考になりました
中距離遠距離戦での距離の詰め方などが気になるところではありますが、感覚を潰す技の置き方など
たいへん為になりますね
また、危険察知の際のマージンの取り方も参考になります、
【風紀の腕章をつけた女はにこやかに感嘆したように言葉を投げる】
何なら模擬戦で良ければ、遠距離戦、御相手いたしますよ?
私は、ここで全力を活かすほどには対応できませんからなおのこと丁度いいかもしれません
【そしてさらに言葉を続けた】
……お二人相手でも
■霜月 零 > 「そりゃあ、自信たっぷりなこって」
肩を竦める。さて、しかし片方は武器が駄目になってしまっているしどうしたものか。
「……つーか、そういえばあの日以来か。アレから思う所はあったかい」
ついでに聞いてみる。この女性とは、過去に一回出会っている。
……炎の巨人事件。その時に出会い、盲目的過ぎる忠義に苦言を呈した。
さて、少しは思う所でもあったかな?と言う確認も込めて。
■アスティア > 「そうだな。縁があれば、
だが、新しい出会いというのもひかれるな。
ふむ。ちょっと考えておくが、
連絡先を知ってれば教えてもらうと助かるな」
等と笑っていうだろう>零
「まぁ、それにしても、参考になったなら幸いだ。
危険察知のマージンに関しては、
危ないから避けるで十分だろう。」
風紀というのをみても特段気にしない。
そして、ざっくばらんな回答だが本人はいたって真面目である。
「遠距離戦、2人でも大丈夫という事は……
殲滅戦が得意そうだな?」
そして何気なくそんな事をぶつけてみるだろう。>さゆり
■霜月 零 > 「三千歳 泪つってな。まあ、後で連絡先を渡してやるよ。
ついでに、溶けて曲がって、完全に駄目になった太刀を新品同然に修復したヤツだ。直す方法はトンデモだが、腕は保証するぜ」
思い起こせば、ただひたすら叩くというあの直し方は中々にショッキングだった。
その結果、寧ろ状態が良くなるのだからわからないものである。
■能見さゆり > ……まあ、あれから特にどう、というわけではありませんが
もともと必要なことを必要なだけ必要なところに力を注ぐだけです
その対象があの時はたまたまそうだっただけで、それ以上でもそれ以下でもないですから
【零の言葉には淡々と、特に変わっていないし、あの時も今も必要なことをしているだけだと告げる
いつもの笑顔で】
自信があるというわけではないですよ
ただ、近接戦主体の方々は遠距離相手やコンビでの模擬戦の機会に恵まれないだろうと思いまして
特に私は迎撃遊撃がメインですのでそういった件ではご協力しやすいかと思います
【確かに数頼みの相手ともなればその属性がなくはないが、それよりは延々と引き伸ばすほうが得意ではある
嫌がらせのような戦闘を得意とするのだ】
■霜月 零 > 「ある意味じゃブレねぇのな、お前……」
軽く溜息。多分、その基準は今後も変わることがないのだろう。
「まあ実際、遠距離相手はあまりな。
俺はやっても構わんが……」
どうする?とアスティアに目で問い掛ける。
■アスティア > 「おお、助かるな。
うむ。
なるほど、トンでもという事は、
湖の精霊のような人なのだな。きっと。」
トンでもといわれて破片を湖にいれると、
治って出てくるってイメージをしている。>零
「ふむ。なるほど。
面白い提案ではあるな。
私もやっても構わんし、
ありがたくはあるな。」
と零の視線を受け取り笑っていうだろう。>さゆり
ご案内:「第一演習場」にトトさんが現れました。
■トト > 「此処が野外試験会… あれ?演習場?」
(とことことゆっくり歩いてきて、看板を見つめて小首を傾げる
どうしたものかと言った風に周囲を見回し、3人の姿を見つける)
「あ、まぁいいよね、誰かいるし… やぁ、何してるの?演習?」
(にこにこと笑みを浮かべながら彼らに近づいて、ぺこりと挨拶がわりに頭を下げてみる)
■アスティア > 「うむ。演習だな。
いわゆる手合わせという奴だ。」
頭をさげられれば、軽く会釈をし、
にっこり笑ってそう答えるだろう。>トト
■霜月 零 > 「ん?ああ……まあ、んなとこだな」
気だるげな表情で、入ってきたトトに向かって応える。
「……お前のイメージはなんかおかしい」
アスティアにはツッコミ。なんだかこう、ファンタジックな感じもする。
■能見さゆり > そちらの獲物が届くところまで寄れれば勝ち、そこまで至らない、もしくは演習用のヤバイものをもろかぶりすると負け
で十分だと思いますがどうでしょうか
あと……こちらはどこまで武器を扱うかにもよりますが……
幾つか演習ではマズそうなものもあるので、演習用のものと交換しておきましょうか?
【剣と違って遠距離の攻撃は一度打ち出してしまえば威力の調整もへったくれもない
故に、事故が発生する可能性があるし、その責任は持てないからだ
接近戦のように確実な一発といえるものはあまりないが、それだけに厄介なものがいくつかある】
構わないのであれば、演習場は広く取っていただけると助かります
遮蔽物はお任せしますが……落第街に条件が近づくほどこちら有利となると思います
その辺の舞台設定はお任せします、私よりもそちらの演習ですので
【笑顔でゴソゴソと装備を変えているようだ
ドコから出しているのだろうと思わなくはない】
■アスティア > 「細かい事は零殿に任せた。
というより、妾が設定するより、
零殿のやりやすい環境の方が良かろう。
ちなみに妾の武器は、
大剣だけだな。
七剣といいたいが、
たまには良かろう。
それにしても妾のイメージがおかしいとは何故だ。」
そういって離れて距離をとるだろう。
■霜月 零 > 「ああ、レギュはそれで構わんよ。事故っても嫌だし、武器は演習用で頼む」
あっさりと快諾。武器も、一瞬意地を張る事を考えたが……これで怪我をしたら、約二名にどんな顔をされるかわからない。
それは勘弁願いたいのだ。切実に。
「舞台設定は……どうするよ。遮蔽物は多くとるか、それとも平原か。
いっそ市街戦にするか?」
■トト > 「手合わせ… でも人数は奇数なんだね?そういう状況設定なのかな?実戦的といえば実践的なのかも
それとも人数が足りないのかな、良ければ僕も混ざっていい?此方の人が戦っているのはまだ見たことがないからね。」
(ふむふむ、と説明を聞きながら頷き、どういう状態で演習しているのだろう、と興味を持つ)
「遠距離型対近距離型、といった感じなんだね、僕はまぁ、大体どうとでもなるけれど、人によっては得手不得手が激しい分野だろうし。」
(とりあえず最低見学はしたいなぁ、とつぶやきつつ、彼らの動向を眺めて)
■アスティア > 「どっちに参戦するか、それとも見学かは任せる。
妾はどちらでも構わんよ。
面白ければそれでいい。
演習だしな。」
と、サムズアップ>トト
■霜月 零 > 「まあ、俺もどっちでも構わん。好きにしてくれ。
ああ、お前らやりたい舞台設定あるか?」
確認を取ってみる。ここら辺はもう、零としてはどこでもいいのだ。
■能見さゆり > 分かりました、基本的に非殺傷弾にしておきますね
私も参戦するかどうかはお任せしますが、もし近接戦がメインであれば、参考になるという意味では見学、もしくは私の敵に回る方をおすすめしますよ
もっとも、参戦しても場合によってはすぐ見てるだけになりかねませんが
あ、舞台設定に関しては高さに注意してください
最悪、降りてきませんからね
【距離を詰めたら勝ちと言っておきながら降りてこない可能性があると堂々と言い放った】
■トト > 「いいの?じゃあ、こっちにはいらせてもらおうかな、遠距離からどーん、って感じでね?
あ、そうそう、僕はトト、最近編入した一年生だよ、よろしくね
舞台設定?何処でもいいよ、水は多いほうが好きだけどああ、後演習って初めてだけど、気をつけることはあるのかな?」
(さゆりの傍による、遠距離戦側につくようだ
舞台に関してはそう適当にいいながら、改めて自己紹介をする
ポシェットをごそごそと弄っている当たり、その中に獲物があるのかもしれない)
■霜月 零 > 「……まあ、飛行種相手の手もあるけどさぁ」
それでひたすら逃げられたら時間が無駄にかかる。
「水なあ。……森にするか?」
自陣にはエルフがいる事を思い出し、それを提案する。
水場も内部に設定すれば、まあフェアな設定になるだろう。
■アスティア > 「構わんぞ。」
そう。エルフである。
エルフなのである。
設定した場合、
色々と能力が向上するのだが、
些細な問題である。
■能見さゆり > ふむ……人数が増えるなら、せっかくですからアレを使いますかね
一枚羽織らせてもらいますよ?
これでだいぶ違いますから
【防弾防爆コートを羽織る
この程度では行動の邪魔にはならないのだろうが、そもそもなぜ羽織るのかはよくわからない】
森はいいかもしれませんね、高さ制限もありますし
遠距離で水使いですか……技量によっては森だと難しいかもしれませんがそれもいい勉強かもしれません
【森だと難しい、という意味は測りかねるかもしれない】
■能見さゆり > では始めますか、距離は50からでいいですか?
森で100だと有利すぎますので
【50といえば走って5秒、そこを撃たれたら基本的には蜂の巣という時間ではあるし
遮蔽物が豊富にあるとはいえ、逆に言えば直線で走りづらく急接近もしづらい
それに100になってしまえばアンブッシュのための索敵から始めることになるといいたいのだろう】
■トト > 「なら、僕も森に賛成しよう、設定といっても、自然が多いところはすきだからね
捕まらなければ言い、ってことは、手出しアリの鬼ごっこだね、頑張るよ。」
(手をあげてゆっくりと左右に振る、頑張る、という意思表示のつもりらしい
さゆりの発言と装備に関しては、少し小首をかしげて)
「あ、戦闘準備はしてもいいのか、じゃあ少しやっておく事にするね、初期地点のことなら、僕にええと… 異論、はないよ。」
(ポシェットから茶色い泥のような液体の入った瓶を取り出し、肌の露出している部分に塗り塗りとした)
■霜月 零 > 「ま、んなトコだろ。取り敢えずこっちが当てればいいんだよな?」
取り敢えず勝利条件を確認する。ここら辺をあいまいにしておくと、戦術プランが立てづらいのだ。
■アスティア > 「好きにするといい。」
大剣を抜いて、構える。
とりあえず剣が当たる位置に来ればいいという事は、
振り下ろして寸止めするなり、
相手がよければ勝ちだなと判断する。
■能見さゆり > そうですね、獲物が届く範囲に寄られた時点でリタイヤ、もしくはそちらが演習弾などの派手な被害を受けたらリタイヤで
なお……えげつないこともするかもしませんので一応補足しておきます
【エルフがいるということで一応補足しておこう、使わないに越したことはないのだが、シュミレート的にもひどいことになる可能性がある】
■アスティア > 「寧ろ、
えげつない真似しないといけない状況にはなると思うぞ。」
さらっと。
エルフは森の民なので、
それくらいは残当だろうな、と。
■トト > 「大怪我させるような事は禁止、って感じだね、話している限りだと
はーい、何だか巻き込まれそうな感じだけど、極力そうはならないように頑張るね、戦場は非常だし。」
(さゆりの説明に理解した、という証に手をあげて、零に対してもこくこくと頷いてみせる)
■能見さゆり > ……では、始めます
【言うが早いか、さゆりは茂みに姿を隠す
上や下からカサカサという草が擦れる音が聞こえるだろう、気配はない】
■霜月 零 > 「じゃあ……俺、後衛やるわ」
そして、そんなことをあっさりアスティアに口にする。
■アスティア > 「ふむ。
いや、前衛だの後衛だの気にするな。
お互い精一杯楽しもうではないか。」
ざっと跳躍して森の枝に飛び乗り、
木の葉に隠れながら軽やかに枝を飛び移り始める。
■トト > 「それじゃあ、口火を切らせてもらうね?」
(態々宣言しながら、ポシェットからコーラの缶を取り出し、激しく降って)
「えい… っと、わっ!」
(ぷしゃぁっっ!!と、取り敢えず跳躍したアスティアにそれを向けてみる
噴出されれる茶色い液体は、その飛沫の一つ一つがゴム弾のようなものに変わって彼女の周囲の木々や草に降り注ぐ)
■霜月 零 > 「おいおい、もう少し連携をだな……」
移動。取り敢えず木々に隠れつつ状況を伺う。
動きがあったら、そちらに踏み込んでいくつもりのようだ。
■トト > 「あの子は何だか凄いものをもっているみたいだし、僕は一杯気を惹かせてもらうよ?」
(噴出の勢いで少し下がりつつ、次の缶をポシェットから取り出そうとしているようだ、さながらショットガンか何かである)
■アスティア > 「ふむ。なるほど。」
大剣を盾に防ぎながら、
どんどんと円を描くように移動しつつ――
木の葉に隠れるように姿が見えなくなっていく。
■能見さゆり > 【アスティアの移動先には、極細のワイヤーが仕掛けてある
さゆりは上にも下にも巣を張り始めているのだ
かかってもかからなくても、仕掛け方はカモフラーシュされていて割とえげつない
枝に足をかけたりして初めて張るようになっているからだ
となると、アスティアと同じかそれ以上動けるということになる】
■能見さゆり > 【そして、零に対して上方からの射撃、音が上方から下方に移動していく
それでも動かないなら、丁寧にハンドグレネードの土産が撒かれ自力で撃って爆破
森に轟音が木霊する】
■トト > 「ふむ、隠れてないのは僕だけか、まぁいいよ、どちらかというと探すほうが得意だもの。」
(ぽたりぽたりと取り出した缶から色とりどりの液体が地面に零れ、土と交わり泥濘を形成していく)
「取り敢えず頑張って探してみようかな?」
(そのまま自分の周囲にまるで雨上がりのような泥濘だまりを形成しつつ
周囲の草むらや、適当に零やアスティアがいると思ったあたりに手に零した液体を飛ばし、ゴム弾に変えて打ち払っていく)
■アスティア > 「ム。――ふむ。
面白いな。」
致命傷、に至る前に
ガコォン!!
という音と共にワイヤーと枝を粉砕し、
木の陰に隠れる。
「――さて。こうなると。
……少し、ずるをさせてもらうか。」
そして目を閉じて集中を始める――
(回避・防御低下)
■霜月 零 > 「あーくそ、やりづれぇ……」
一方の零はやり辛さに溜息を吐きながら辟易していた。
後方支援がない状態での森林戦。これが思った以上にやり辛い。
跳んでくるゴム弾を回避しつつ、さてどうするかと思案する。
「……アイツ、狙うかね」
取り敢えず、隠れていないトトを奇襲しよう。そう決めて、後ろの方に気配を殺して回り込んでいく。
■アスティア > ――(集中している、後 少し)
■トト > 「ああいうのは【レンジャー】っていうのかな?じゃあ僕は…
おーい、もう一人さん?何処にいるのかな… うーん…。」
(さゆりとアスティアが相対していたのはわかった、では、こっちが注意すべきなのは明白だ)
「気配を読むのは得意じゃないし、そろそろ備えておこうかな。」
(ぺたり、と地面に四つん這いになり、泥濘にまみれる
そんなトトを守るように周囲の泥濘の一部が多いかぶさり、鎧のように体に身に纏う
そうこうしているうちに、零した液体からなる泥濘は更に広がっていく)
■能見さゆり > 【罠が動けば、アスティアの位置が割れる
テルミットの焼夷グレネード……を模した、演習用の発光液と炎エフェクトをあげるものが打ち出される
これなら当たろうが当たるまいがどっちでも構わないし
防いだならむしろ終わる
防がなくても周囲の木が燃える演出が発生するだろう】
■アスティア > ――(5以下で集中維持、8以下で防御成功。 [1d10→3=3]
■トト > 「よーし、出ておいでよ!」
(四つん這いになったまま、ぐるんっ、と一回転を行い、錬成を行う
びちゃびちゃに泥濘んだ地面から飛び散る固まった泥水の弾は、低位置ながら周囲一体を汚れた色で一掃出来る…
最も狙いをつけれるような攻撃ではないが)
■アスティア > 木が盾になる。
同時に大剣を一薙ぎ。
木を斬り倒して自らに掛かる火と攻撃を防ぐ。
集中は続いている。
燃える木々にも気は留めずに。
■霜月 零 > 「(成程、土遁みてーなもんか)」
トトを背後から視界にとらえつつ、そんな事を考える。土に埋もれて防御にするつもりなのだろう。
……が。土なら崩しようもある。
「……五行相剋。木剋土」
五行理論。この世は五行によって成り立ち、それが循環してバランスがとれているという考え方であり、霜月流の巫術に使われている理論だ。
相手が泥……土行を使うならば、それを打ち消す属性を使えばいいだけの事。
泥水の弾をやり過ごしつつ、隙を見てぽいっと木くずを投げる。
それが当たれば……土から養分を吸い取り、一気に大木として成長するだろう。水も又、水生木の関係により木行を強化する。
この場では、木が最適と判断した。
■能見さゆり > 【動いてはいるが、攻撃手であるがゆえに射出位置は割れる
割れるが、距離は確保している
トトの陽動で零が反応したなら、その隙に射撃が入るだろう】
■アスティア > 確かに火が燃える中ではエルフとしての特性はいかせない。
が。
「――無防備、そして、
相手は隠れながら仕掛けてくる。
距離はある。
だが、確保したぞ。」
大剣を盾に真っ直ぐにさゆり目掛けて駆ける。
また隠れられるかもしれないが、
燃える木々から離れなければならないのである。
■霜月 零 > 「ち、俯瞰状態からこっちの隠形は察知してるってか!」
射撃をされては、流石に回避せざるを得ない。
木くずを大量に飛ばしつつ、やむなく距離を置く。
「あーくそ、やっぱ会敵しない限り射撃武器の方が有利だよなあ」
靉靆としてボヤく。間合いが長いというのは、まあそれだけで随分と有利なのである。
■トト > 「? わわっ、なんだろうこれ!」
(トトの纏う泥に触れた木くずは、予想通り養分を受け取り、その姿をみるみるうちに変えていく)
「あはは、元素術みたいなものかな? 面白いね!」
(ぱぁ、と遠目からでもトトの顔が綻んだのが分かる、そしてその顔は大樹のなかに埋もれていった
のはいいのだが、零の予想以上に大木は成長していく、それどころか
節々から鋭い刃のような枝葉が生え、周囲の木々をなぎ倒しながら泥を纏った大樹が零を巻き込む勢いで成長しはじめた!)
■能見さゆり > 【アスティアの動きを見て近距離戦のスタイルではないな、と思う
むしろアレは遊撃手だ、森林故に矢戦には長けているか
位置の把握を逃さないために、さらに続けてグレネード……今度は音響爆弾である
破壊上等で音が襲い掛かる】
■能見さゆり > ……向こうは派手ですね
どうも会敵の方法及び距離の詰め方動き方はあの方は学ぶ必要がありそうには思います
【一人、まだ状況に適していない零が浮いている。
トトの周囲にポップアップ式のネットでも置いておこう】
■アスティア > 「――!」
キィーン!と耳が暫く使用不能になる。
だが――そのまま真っ直ぐ駆ける。
耳は使えぬ、
目もまた頼りにならぬ。
火薬により鼻も頼りにならぬ。
「ならば――」
何に頼る?
――直感に決まっている
(出目が8以上で奇跡的にさゆりのいる方向に進路を変える) [1d10→9=9]
■霜月 零 > 「おいおいおい……食われたか?」
若干顔をヒクつかせてボヤく。
本来、木で押し潰してそのまま拘束する予定だったのだ。
だが、木の成長率がおかしいどころか、これは恐らく支配権を奪われている。
「(……無理だな)」
即座に手札を考慮し、まともな突破を諦める。敵に塩を送った形であり、現状相性差も含めて不利極まるのだ。
「博打だが……やるしかねぇ!」
言うや否や、地面を踏み付ける。今度は……金行。
「行け、天下五剣!」
地面から、天下五剣と呼ばれた、巨大な5つの刃が現れる。
金剋木。木を切り倒すのは、金属だ。また土生金により、周囲の土は天下五剣を強化する。
「鬼丸、三日月、大典太、数珠丸!」
内4本を、トトに。そして……
「童子切!」
最後の1本を、先程の射撃で大方把握しておいたさゆりの方に勢いよく伸ばす。
■トト > 「これも協力プレイなのかな?ううん、でも此処はちょっと高すぎるかな…。」
(という言葉が上の方から響いてきて)
「… と、わわっ!?」
(頓狂な声が響く、トトの力は結局のところ変化であり、変化しきったものを変える力は無いに等しい
事刃をはやしているとは言え、動かない大木が切り刻まれるのは必定であった
咄嗟に纏った泥を緩衝材にしながら、木を楯ににして飛び降りる、大樹は犠牲になり、派手にドォオオン…と煙と音を立てて倒れ朽ちる)
■トト > 「と、っと… 流石にこの高さは慣れてないか… かふっΣ」
(上手く着地したようにみえた、直後にすっ転ぶ、それも当然
その木の周辺は、さゆりに仕掛けてもらったネットがある、それ自体はかろうじてよけたのだが
自分自身が巻いた泥にまでは気が行かなかったらしい、変換するのも忘れてバランスを崩すのが零からも見える)
■霜月 零 > 「鬼丸、三日月!」
即座に天下五剣の内、二本に指示を出す。
バランスを崩したトトに向かって二本を勢いよく伸ばし……残りの二本、大典太、数珠丸はさゆりの方に向かわせる。
その隙に自分は樹木の影に身を隠す……これでは、どちらが遠距離型かわかったものではないが。
■能見さゆり > 【あの大技は大体、の当てずっぽう、だ
射撃である程度見ているのだろうが、もう次の行動に移ってしまっている
つまり、派手な陽動に近い
とは言え、トトも行動はやや鈍い
設置設置設置
霜月の周囲に対人、焼夷弾、ネットの順でかかりやすいよう絡めた糸を張る
零のやり方では、すでに他所に向かって振るわれる刀に意味は無いし、あのやり方では落第街ではどうするのだろうと思わなくはない】
■アスティア > ――そして、残された行動はなんだ。
剣を振るか。
剣を投げるか?
否。剣を盾にしたままの体当たりに他ならない――
「――!」
声なき叫びをあげてさゆりへと突撃してくる 馬鹿が一人
■能見さゆり > 【アスティアの基本感覚は殺したが、直感は殺せるのだろうか?
直感というのは、よくも悪くもそう思ったというだけで確証自体はない
何にしても、そろそろ身の回りを固めて寄ってきて貰う方法に変える
身の回りにワイヤー、
対空信管を飛ばし、
コートを脱ぐ】
■霜月 零 > 「あーくそ、そりゃあ移動してるよなあ!」
跳んでくる三種の武器に頭を抱えそうになる。が、この場は出来る事は限定されている。
「金行……劔林」
地面をまたしても踏み付ける。そこから一気に金行で作られた剣が現れ、零を覆う。
それによって、対人、焼夷弾を防ぎ……ネットは、それを展開する事で切り崩す構えだ。
■アスティア > 「押し、通るッ!」
ワイヤー、真空管。関係ないね!
そもそも今の状況では分からんけどね。
とばかりに大剣を盾に、
阻害されても力で押し切ろうとする、
完全に相打ち狙いだ。
が、さて――?
■トト > 「………………!!」
(自分の足を取った泥濘を上に伸ばし、盾のように展開して攻撃を防ぐが
殺しきれなかった勢いがトトを襲い、後ろに弾けたように吹っ飛ばされる)
「うー、く、もう弾が無いかもね… じゃあ、こうさせてもらうよ!」
(どうやらもう残り出来ることは少ないようだと判断し、ふらつく体でポシェットから残った缶を足で踏み潰す
ブシュュッッ!!といい感じに弾けた缶から吹き上がった液体が塔のように固まっていき、トト自身は片手でその頂上に捕まる)
「よいしょ……… っ、そっちだ!!」
(木々より高く、空に近い場所から地面を見て、先ほどのように泥を纏う
残った最後の缶を開けて、人間が丸々入れるようなボールのような姿になり
見つけた敵のほうにツッコム)1d2 1でアスティア、2で零 [1d2→1=1]
■トト > (見つけたのは突っ込んでいくアスティアのようだ、さゆりに突っ込んで行こうとするのも気にせずに
後ろでも前でもなく、直上斜めから突貫する、相打ち狙いとしか見えない)
■能見さゆり > 【アスティアがこちらに来るのならちょうどいい
剣にワイヤーが絡み、置き土産が派手に爆発するだろう
さゆりらしき姿のコートの下には本人はいない
アンブッシュで声を上げるなど意味は無い
さらに爆炎……これも演習用の見せかけだが……を盾にした、空に浮かせておいた地雷が迫る】
■能見さゆり > 【トトの相打ち狙いは気にしない
零に対しては実際に焼夷弾が熱を持って燃え上がればタダでは済まないのだろうが
演習用では液体を防いで終わりだろう
もっとも足止めしたということになれば……空中にグレネード3つ
着弾点とタイミングはすべて一緒だ】
■アスティア > 「さて――後は任せたぞ。
零殿。」
トトの攻撃、置き土産。
これで完全にリタイアだ。
片手で大剣を投げて。
トトを抱きしめるように掴んだ所で脱落だ。
(大剣がグレネードにあたる確立。出目が8以上) [1d10→9=9]
■能見さゆり > 【もっとも、これは演習だ
コレを凌ぎきるなら、アップでいいだろう
だいたい必要な情報は得た】
■アスティア > ドカン、
と大剣が空に設置されたグレネードを破壊するだろう。
■霜月 零 > 「……」
隙間から上を見る。……グレネード。
それが落ちてくるまでの間、策を考えて……
「(無理だ)」
諦めた。
物量、質量が違いすぎるし、流石に近代兵器相手に即興で作った盾が持つとも思えない。
「(やっぱ、元々の相性がなー……)」
言い訳がましい事を考えつつ、グレネードをぼーっと見ている。
……と、グレネードが爆発した。
「……は?」
思わず防御を解いて確認に出る。
■能見さゆり > まあ、このへんで終わりでいいんじゃないでしょうか
大体、必要な結果は皆さん出たと思います
【グレネードの擬似エフェクトの中から、グレネードライフルを構えたさゆりが姿を見せる】
■トト > (ぱかん、と間抜けな音がして泥ボール… 泥団子のようなそれは割れて
アスティアの腕にほっかりと捕まる、そのままごろんと彼女と転がって此方もリタイアである)
「あ、捕まっちゃった… キャッチありがとう?ええと… 。」
(怪我をするつもりはなかったが、かぴかぴのワンピース姿で今しがた相打ちした相手に例を言う
そういえばまだ名前聞いてないかも、と思いつつ、少し息を吐いて二人の決着を見守ることにした)
■霜月 零 > 「……取り敢えず、反省点しか見つからねぇ」
溜息。何というか、負ける時のいつも通りのパターンに落ち着いていた気がする。
そもそも接近していない。前提条件からして思いっきりスルーしている。
と言うか、そうせざるを得なかったのだが。近代兵器と無作為範囲攻撃相手に、安全に接近など出来ようはずがなかったのだ。
■アスティア > 「引き分け、
というより内容では完全にこちらの負けだな。
うむ。
森の中であそこまで動けるとはおもわなんだ。
凄いな!」
と、いいつつダメージが流石に大きくて起き上がれないのである。
南無三。
「あー、すまん、耳が聞こえん。はっはっは。
あ、名乗ってなかったな。
妾はアスティア。アスティア・リノンシアースだ。
よろしく頼む……
っと、少しは聞こえるようになったか。」
■能見さゆり > では改めまして
風紀の能見さゆりです
一番戦場に適応していなかったのはそちらでしたね
方針が決まらず、戦場に流されていただけなんじゃないでしょうか
またあの刃、森ということがあるのはわかりますが、あの使い方を選択する時点で
場合によっては一般人を巻き込みかねないと思いました
【零にはにこやかに手厳しく容赦なかった】
■トト > 「楽しかったよ?あぁでも、連携?ってのは出来てなかったね、作戦タイムとかもなかったし、場所もわからなかったんだもの。」
(あ、でもトラップとか僕の周りにも貼ってくれてたよね?とさゆりに)
「ふむふむ、アスティアにさゆりだね、僕はさっきも名乗ったけれどトトだよ、最近編入した一年生!
でもそうだね、もっと味方がいる前提だと、無差別にやるっていうわけにはいかないよね。」
(ああ、とさゆりの言葉にぽん、と手を叩いて納得するように、なお未だアスティアの手を軽く握っている模様)
■霜月 零 > 「まあ、内容だと負けだよなあ、これ」
アスティアに同意してまた溜息。なんだかんだ凌いでいたものの、十中八九演習弾だから何とかなった感がある。
「近代兵器相手なぁ。真正面から銃とかどーしようもねぇもんなぁ」
ボヤかざるを得ない。さゆりの指摘も、ぐうの音も出ないと言っていいだろう。
「否定しねぇよ。安定行動取ろうとして結果対症療法になるっつー、一番しょーもないパターンだ。
天下五剣も、実際本気で射撃されてたら多分折れてる。
立ち回りからして、正直一番レベルが低かっただろうよ」
肩を竦める。もう、何というか全部がそのまま綺麗に刺さってしまうのだ。
「この手の戦場は、苦手だ……」
言い訳がましく、溜息を吐いた。
■アスティア > 「風紀の能見さゆり殿とトト殿は同学年か、
よろしく頼む。
ぶっちゃけ最後はただの勘だよりだったからな。
全く褒められたものではないというオチだ。」
まぁ、その勘を高める為の集中だったわけだが、
最初からやっておけ という話である。
「しかし、なんだったか。
きんだいへーき?とかいう奴か?あれは。
凄いものもあったものだな。
後、液体があんなふうにつかえるとはびっくりしたぞ。」
■トト > 「……… あ、そういえば…。」
(アスティアの手を離し、とことこと零の近くによると)
「ねぇ、あの使った元素魔法みたいなのはなんだったの?アレ面白いね!僕じゃなかったらあのまま飲み込まれてたと思うよ。」
(とぽんぽん、と肩を叩いて、にこーと笑みを浮かべてみせる)
■能見さゆり > ああ、至近距離で耳殺しましたからね
アレ、森で有利だと考える相手には便利なんですよ
森だということで自分のフィールドだと思いすぎたのが原因だと思います
落第街ではもう少し違った反応なんじゃないでしょうか
フィールドは同じですが敵がアスティアさんの想定よりだいぶ特殊だと思いますので
その辺が原因だと思います
あと、奇襲の際に声を上げるのはいただけませんね、もったいない
狩人なら静かに狩るべきだと思います
【アスティアにはそれなりにいい動きをしていたがもったいないと告げる】
■アスティア > 「うむ。狩人ならそうだろう。
が、妾は結局の所剣士だからな。
それでいいのさ。
狩人は狩人の。
剣士は剣士の流儀がある。
という奴だな。」
うん、と、笑って返すだろう。>さゆり
■霜月 零 > 「あー?五行巫術か?ありゃあ自然の力を使う術だ。
便利だが……俺のは出力がなあ。相性有利とってナンボの術だよ」
困ったように言う。褒められはしたが、結果がこの様ではなかなか素直に受け取れない。
「そういや名前、だったな。霜月零だ」
取り敢えず、溜息交じりに名乗っておく。
■能見さゆり > トトは完全な連携こそしていませんでしたが、目立っていたので利用させてもらいました
泥は良いのですが、あそこまで出来るなら身代わりを立てたりするのも可能だったと思います
潜ってしまえば、多少荒くても騙せると思いますし
森では水は変化するものなので、霧なども可能だし応用範囲は未だあると思いますよ?
せっかく使用範囲が広いのですから、もっと応用すべきに思いました
【トトは泥はいいのだが、比較的単調すぎるので、もっと手数を増やせるのではないかと】
■トト > 「ああ、やっぱりそれ系の力なんだね?いやいいものだよ、僕の場合混ざりものが多くないと弱いから相性は良くないかもしれないけど。」
(こういうのは、あれだね、風情があるっていうんだよね、と続けてみせて)
「零だね?改めてよろしく……… 落ち込んでるの?そっか、じゃあ頑張らないとね、学ぶことが増えたって事だろう?」
(そんな零の様子に小首をかしげて、あくまで明るく振舞う、服はかぴかぴだが)
■霜月 零 > 「落ち込んでる、っつーかなぁ」
まあ、表現するならば落ち込んでいるのだろう。
見た目からすれば万能の巫術も、遣い手が微妙では威力に欠ける。
ワンオンワン、近接同士。と言う条件ならそれなりになってきたかもしれないが、多人数戦や遠距離主体相手にはまだまだ経験が足りていないし、対応も出来ていない。
それを考慮すると、やはり溜息が出るのだった。
「ま、頑張るかねぇ」
結局、それしかないわけである。
■トト > 「ああ、単調なのはそうだね、まだ慣れてないけど言い訳にはならないか、あ、そうだ、さゆりがよかったらだけど
再現出来るかもしれないし、今度その近代兵器を改めて見せてよ
大体のものは固形みたいだし、霧にするのは僕自身の力じゃ無理だけど、そっちは何とかなるかもね。」
(さゆりの指摘に対して、自分でも思うことがあったのがこくこくと頷いてみせて
身代わり、というのには特にぽん、と手を叩いて感心したようだ
霧に対しては少し難しい顔をするが、気を取り直すようにそんな提案をしてきて)
■トト > 「がんばれー♪ 僕もこれから色々頑張るつもりだし、成長した零の姿も楽しみにさせてもらうよ?
最後こそあれだけど、途中までは零と勝負してたみたいなものだしね。」
(きゅっと零と友情の証だよ、とばかりに握手を求めたり)
■能見さゆり > まあもうひとつ言うなら、アスティアさんか零さんのどちらかが主になるべきだったかなと
お互いない能力を持っているので、フォローし合えばだいぶ違ったと思いますからね
私はだいぶ罠を引いてまわってましたから、その辺りの対応が違ったのではないかなと
コレがもう少し舞台が開けていれば、むしろそのほうが協力したかもしれませんね
【演習結果の表を見ながらこことこことか、などと説明しながら】
■アスティア > 「まぁ、こういうのは経験だからな。
そのうち上達するのではないか」
よいしょっと身を起こしつつ
■霜月 零 > 「……あんがとよ」
トトの手を握る。まあ、応援してもらったなら頑張らないと駄目だろう。
「あー、俺は後衛やるっつったぞ?」
そう、一応最初に、巫術と言う遠距離攻撃手段を持っている自分が後衛になろうか、と提案したのだが……アスティアが「特に分担はなしで行こう」と言ったので単騎で動いたのだ。
■アスティア > 「うむ。いったな!
ぶっちゃけ縦横無尽に動かないと広範囲攻撃が
どうにもならんとおもってな。
そんな状況でついてこいというのも酷だったからそうした」
さらりと。>零
■能見さゆり > 近代武器は委員会ならそれなりに支給されますよ
ただ、一般生徒だと使用許可を取る必要があると思いますのでそのへんはトトさん次第ですかね
まあ、零さんは提案も含め後手後手だった気がします
パートナーは直感型でしょう?
理論型が指示しなければ勝手に動くんじゃないですかね?
【さらに零に追い打ちがかかった】
■トト > 「まぁ僕も取り敢えずみんな隠れたから陽動?だっけ、派手に動けば色々さゆりも動きやすいかなって思ったくらいかな
ふふ、意見交換って言えばいいんだよねこれは、楽しいね。」
(みんなの意見を聞きつつ自分も意見を出す、という体験に対して素直にそう言って)
「成程ね、見せてもらうだけでもいいんだけど… うん、今度少し話してみることにするよ、大体がわかれば後は何とかなるしね。」
(成る程、と頷いて今度話を聞いてみる意思を固めた)
■能見さゆり > こちらはトトさんがよくわからないのはありましたが私が徹底的に遊撃型ですからね
水というキーワードがありましたし、私が潜れば勝手にトトさんが前衛になると踏みました
もしかするとその辺り、戦術面の問題かもですね?
【こういう感想戦も大事ですからね、と】
■霜月 零 > ぐさ、ぐさ。
状況判断の甘さと遅さを見事に両面から指摘される形となり、がっくりと項垂れる。
「勘弁してくれ……俺はせいぜい露払いしかやってきてなかったんだ」
いわば、指示を受けて動く立場だった。そういう意味でも、全てが後手後手、受け受けに回っていたのだろう。
「結局、大局を素早く観察する視点がなかったわけだな。巫術を使うんなら、いっそ後衛から適当にぶっ放してた方がよかったんじゃねぇか俺」
■アスティア > 「あ、そうだ。さゆり殿。
お願いがあるのだが、
きんだいへーきとかについて講義お願いしてもいいだろうか。
しっておいたほうが何か出来る気がする!!」
などとのーてんきに提案してみる。>さゆり
■トト > 「そうすると大体僕と同じかんじになるのかな?ね、演習って難しいね、これも学びがいがありそうだ。」
(零の適当にぶっぱ、という言葉に唇に指をつけて考えたりして)
「あ、でもアスティアもなんだかんだで凄く冷静な動きをしてたかんじはするよ?僕はどちらかというとまだまだ考えが浅いのかもね。」
(とアスティアに振り向いてにこーと、後、キャッチしてくれてありがとね、と改めて告げる
トト的にあの咄嗟の掴みは、目的がなんであれ嬉しかったらしい)
■アスティア > 「考えるのではない、感じればいい。
あの時は、あ、もう駄目だって思ったからな。」
立ち上がって傍によって
よしよしと頭をなでようとするだろう>トト
■トト > 「考えるな、感じるんだ、だね、それは僕も聞いたことがあるよ?確かに僕も能力は大体感じているだけだし
その意見にはとても賛同できる気がするね、ん………♪ふふ。」
(少し感心したようにアスティアを見上げ、おとなしく撫でられる、嬉しそうに口元が歪むのを見ると嫌ではないらしい)
■能見さゆり > 零さんは剣術にすぐれていますがその分、剣術に特化しすぎるところはあるかなと
アスティアさんはいいんだけどもったいないかな
トトさんは、たぶん真面目すぎ
私はこう、表に出ないので一人だとやりづらさがありますね
【見守るように笑顔でなでられるのを見ている】
■アスティア > 「なら、4人で組めばいいチームになりそうだな。」
空いている手を見て、撫でる?とでも言うかのように手を伸ばしてみる >さゆり
「うむ。
なので、
もっと自分の考えに素直に戦闘中動いていけばいいと思う。
多分足りないのは場数だな。」
場数を踏めばきっと色々できるようになると力強くいうだろう>トト
■霜月 零 > 「否定できねぇ。俺は剣術特化、巫術もそこそこには出来るようになったが、あくまでそこそこでなあ」
ボヤく。剣の間合いに入れない戦いが、ここまで後手後手になるとは。
所謂決闘スタイルでなければ真価を発揮出来ないというのは、あまりにも有効範囲が狭すぎる。
「しっかしなぁ……巫術でガードして特攻、っつーのも不安だしな。こういう戦闘だと、後方支援を受けつつ前衛の駒として使って貰う方が楽そうだ」
ぶっちゃけ剣術に集中してる時の方が戦いやすい。と溜息を吐く。
■トト > 「そっかそっか、場数かぁ、実戦ともちょっと違うし、そこらへんはやっぱりやっていくしかないんだね
ふふ、学ぶことが多いのは僕は好きだよ?アスティアもいっしょに頑張ろうね、やっぱり保護されてよかったよ。」
(こくこく、と頷きながらアスティアを見上げる、楽しげに体を揺らしているが
思い出したようにぱしゃぱしゃ、と残っていた水を被って、ついた汚れを洗い流して、ぱりぱりと固めてはがしていく)
■アスティア > 「巫術によるサーチとかは出来るのか?」
などと無茶振りしてみる>零
「ああ、一緒に頑張ろう。
いろんなこと学んで、
上を目指していこうな。」
と、にっこり笑って答える。
うん、ほほえましいとおもいつつ>トト
■霜月 零 > 「あー……出来なくは無い」
出来なくはないが、相当上級者にならないと出来ない事ではある。
広範囲の自然と感応して、その中にある異物を発見する探査法。存在はするが、零が感応出来る範囲はせいぜい自分の周囲数メートル。
その範囲の外を起点には、術が使えないのだ。
■能見さゆり > 直感任せは理論で封じられますから、過信しすぎるのはね
零さんは理論で詰めていく人が当てずっぽうは良くないと思います
直感の穴を埋めるのは理論なので
攻撃は直感、穴埋めは理論と覚えとくといいかもしれません
【できることは相応にある、知らないのは活かし方だと思う】
■アスティア > 「なんだ。つまり。
その範囲に落とし込めばなんでも分かるんだな。」
などと気楽にいう>零
「さて、宴もたけなわだが、
そろそろお開きか。
そろそろ腹が減ってきた……」
どうでもいいが理由が酷い。
■トト > 「うん、さしあたりやっぱり、いろんな物を知りたいかな、使えるものも吟味できるし
何でもアリ、って言ってもらえたときようの準備もしておこうかな?うん、お互い頑張ろうねアスティア。」
(指切り何かしてみよう、HONOBONOである)
「あ、そういうのだと、僕は結構簡単に見つかりそうだなぁ、基本的に自然界で言えば、異物そのものだろうし。」
(少し感心したように零に頷く)
■霜月 零 > 「つっても、俺も結構困ると勘頼みだぞ?」
今回は上手く働かなかったが、直感に任せて動くことも多い。
それを差し置けば、基本的には理論派ではあるのだが。
「もう少し、戦術論も勉強すべきかね、俺は」
その手の科目あったかな、と脳内で考える。あるなら、後期はそれを取るのがいいかもしれない。
■アスティア > 「よし、お姉さんとの約束だ。」
指きりについてはしらないが、
指きりしてもらうのである。
ほのぼの約束ほのぼの約束>トト
■トト > 「じゃあそろそろお開き?バイバイだね、さゆりも組んでくれてありがとう!楽しかったよ
今度はもっと協力出来るように色々勉強しておくね。」
(それが一番なのである、屈託のない笑顔を浮かべてみせて
結局楽しかったかどうかが、今のところ重要なのであった)
■能見さゆり > 剣術は我流と直感を殺すために学ぶものではないのですか?
それを極めるというのはクセや運を殺すために学ぶと思っておけばいいかと
そうですねこのへんでちょうどいいと思います
【笑顔でまとめてみる】
■アスティア > 「という訳で、そろそろ何か食べに行く。
またな。皆の衆。とても楽しかった。
ま、剣術は合理だが――そこから合理で届かぬ直感へいくか、
合理を極めるかは本人次第だが、
零殿は確かに合理だな。」
などといって手を振って去るだろう
にっこり笑って
ご案内:「第一演習場」からアスティアさんが去りました。
■霜月 零 > 「まあ、基本的には戦術であり、どういう風に立ち回るかの学問だけどな……いざって時は勘働きに頼る場合もある。
が……その理屈は間違ってねぇよな。少し考え直してみるか」
はぁ、と溜息。色々と頑張ったつもりでいたが、やはり自分はまだまだのようだった。
「俺もまあ、一旦帰るよ。少し確認したい事も増えたしな」
そう言って、肩を竦める。
■能見さゆり > 直感を求めるのは合理の先で構わないと思いますよ
まずは極めることでいいと思います
私はほぼ理論で仕掛けることで動いてますからね
必然を殺すだけでもだいぶ違うと思います
【笑顔で、「こういうことでもかかわれますから」と】
■能見さゆり > 動線と面積を殺す陣取りゲームですから、剣術にも思い当たるフシはあるでしょう、と
■トト > 「じゃあ僕もどこかでお腹を満たしてこよっと、今度は水分と固体、両方とることに決めてたんだ
ふふ、今日は何を食べようかな?……… バイバイ皆、また遊ぼうね。」
(みんなに手を振りながら、とことこと何処かへと去っていく)
ご案内:「第一演習場」からトトさんが去りました。
■霜月 零 > 「つーわけで、まあいい経験になった。あれなら、また色々教えてくれると嬉しい」
気だるげな表情で口にする。
「まあ、まずは合理だよな。ひとまず剣の基本を押さえて……って言うか戦術の基本か。まあ、勉強だな」
溜息。ああ、今日は溜息ばっかりだ。
「実際、陣取りゲームって意味じゃ間違ってねぇよ。応用、応用だな」
言いながら、背を向ける。
「そんじゃあな。よけりゃあ、また頼むわ」
そう言いながら、その場を去って行った。
ご案内:「第一演習場」から霜月 零さんが去りました。
■能見さゆり > トトは、霧吹きの原理を覚えるだけでもいい気もしますね
霧が難しいといいながら、近代兵器にも興味が持てるなら、そういった単純なことを探ってみるのもお勧めです
ではまた
【笑顔で見送リ、自身も去るのだった】
ご案内:「第一演習場」から能見さゆりさんが去りました。