2015/06/23 のログ
スラッシュ > だらりとする洲崎さんを横目に自分の酒を一気に飲み干す。
「はーぁ、まぁ使ってやるニャ。感謝するがいいニャ。
滅多に使わなくても文句言わないでくれよニャー。」
とポケットにスイッチと6DSをしまう。
顔は嫌そうに取り繕っているが、行動からは新しい玩具を手に入れたソワソワとした好奇心がにじみ出ている。

「じゃ、話も終わったみたいだし今日は帰るのニャ。
はい、デート代を出すニャ♡」
と席から立ち上がり手の平を差し出す。
今日一番の満面の笑みだ。

洲崎 > わーい♪
ありがと猫ちゃん♪

(嬉しそうに答えて差し出された手を見て笑顔が固まる)

え、えー…この前の貸しもあるしその機械も結構いい値段が…

(顔を背けて頬を指でかいている。
かなり追いつめられた顔をしている)

スラッシュ > 「こういうときにサッキのロボを出せばいいのかニャ♡
そぉれぇにぃ、アンタはウチとアンタの信用の上に成り立つデートだニャー、嘘ついて逃げるようなマネされたら困っちゃうのニャ♪
速く速くぅ♡今日はコレが楽しみで来てるのわかってるのかニャ?☆」
むしろ洲崎さんが見た中で今まで一番の笑顔かもしれない。
何度も手を差し出しなおし催促している。

洲崎 > む、むむ……

(信用と言われて押し黙る。ここを凌いでもそんな事をすれば次が消える!)

え、えと…デート代ってどう場はどれくらいなのか…にゃ?

(相場がわからず、とりあえず財布を出して首をかしげる
いつもの笑みはとうになく、今は追いつめられてギリギリの苦笑いの様だ)

スラッシュ > 「あれれ~?トランクの修理代も出してくれるって言ってたハズにゃ?☆
忘れたとは言わさネーぞコラ♡」
財布を出すのを見ると、財布ごとつかんで中身を抜き取ろうとするだろう。

洲崎 > あっ!
僕の生命線!!

(財布には結構な額が入っている。
賭け事で当たったのかそれとも常に持ち歩く主義なのか。)

洲崎 > (そして現金を抜いた時、奥に古い写真の様な物が入っている
のに気付くかもしれない)

スラッシュ > 「おっお~♡
顔に似合わず結構持ってんのニャ☆
スザキさん大好きにゃ~♡♡♡」
洲崎さんの方はちらりと見ずに。
仕方がない、諭吉さんに恋する乙女なのだ。
キラキラと目を輝かせながら50万円ほどの厚さの札束をゴッソリ抜く。

「ゴメンだニャ~?
あのトランク、血反吐吐くほど修理費かかんのニャ~☆
ま、オレ様とのデート代は、ココの飲み代だけで勘弁しといてやるから、ありがたぁ~く、頂戴させていただくニャン♡」
とウィンクしてみせる。

そして、今までに無い様な真剣な眼差しでペラペラと札束を数えていく。実際ちょっとばかしぼったくっているのだが

スラッシュ > 写真には気付いたが、お互いの素性や過去を深く穿れば何が飛び出てくるかわかったもんではない。
見なかったことにして、札を抜き取った後の財布を洲崎さんにポイッと投げ返すだろう。

洲崎 > ご、ゴッソリ行ったぁ!?

(ほとんど全部の中身を抜かれて愕然としている)

あ、そうなの?良かったぁ……

(orzの大勢になりながら財布を受け取る。
店の支払いだけだと聞いて安心したようだ。
財布中を少しだけ見ると懐にしまい、お金を数えているスラッシュの方を
眺めている。)

スラッシュ > 「んっん~、ぴったり52万、サッスガのセンスだニャ~♪」
どうやら狙った額をぴったり引っこ抜けて自慢げらしい。
鼻高々である。
抜き出した52万円を数え終え、トランクから出したラッメラメのギッラギラのお財布にしまう。

そしてOTLの洲崎さんの肩をポンと叩くだろう。
「毎度有りニャ♡
今後ともご贔屓によろしくニャン☆」
と満面の笑みで。

洲崎 > た、高い…

(財布の中身が消えうせたショックからまだ立ち直れない。
カジノで当たったお金がすべて消えた…)

う、うん…またね……

(ハハ…と乾いた声で笑いながら。
ふらりと立ち上がり席に座った)

スラッシュ > 「ま、そのうち良いコトあるニャ☆
ばいば~い♡」
と手を振り外へ向かう階段を昇っていくだろう。

洲崎 > う、うん…ばいばーい…

(真っ白に燃え尽きながら笑顔で手を振る。
マスターがそっと新しいミルクを差し出してくれたのを
泣きそうになりながら飲み干し、男もBARを後にした)

ご案内:「落第街の地下BAR」からスラッシュさんが去りました。
ご案内:「落第街の地下BAR」から洲崎さんが去りました。
ご案内:「落第街下水道」に害来腫さんが現れました。
害来腫 > 【つい最近有毒ガスの発生という名目で不自然な封鎖と】
【調査のあった下水道の一画、それが噂の現場だった。】
【下水道の奥からは不気味な気配が漂っている…】

ご案内:「落第街下水道」に白崎玲刃さんが現れました。
白崎玲刃 > ………ここら辺が怪物の目撃例があったという所だが…果たして…
【封鎖された下水道そこを歩く一人の男が居た。
彼は玲刃である。
落第街にて、下水道に出る怪物の噂を聞き、
更に行方不明になった学生の友人からの調査依頼、
興味はあるのだが実際に居たら怖いという学生からの実態調査の依頼など
多数の依頼を受けた彼は、こうして怪物騒ぎの噂の元の下水道へと来ていたのであった。

彼はグエンとの戦闘から数日経過し、
その時に負った怪我は再生している為、
戦闘が起ころうとも万全の状態で挑める体勢であった。】

白崎玲刃 > しかし、だ。ここら辺と言えば、前に害虫騒ぎもあった場所だよな…
まさか、な……いや、その筈は無いな…あの蟲野郎は死んだって聖からも聞いたしな……
【玲刃は、以前下水道で害虫が出たとかなんだとかの噂があった事を思い出しながら、歩いて行く。
まさか害来腫では無いだろうと、奴は死んだと聞いたはずだと思いながら苦々しい表情を浮かべながら下水道の奥へと歩いて行く。
彼は以前、害来腫との戦闘では、毒に苦しめられた経験がある為思い出すと、どうしても苦々しい表情となってしまうのであった。】

ご案内:「落第街下水道」に麻美子さんが現れました。
麻美子 > 「ん、玲刃サンじゃないッスか。
 なんスか?噂の真相でも確かめに来たッスか?」

玲刃の背後から彼の背を叩き、彼ににっこりと微笑みかける。

害来腫 > 【既に事故調査も修理も終えているのか】
【腐敗臭と流れ着く汚物が目当ての鼠やゴキブリといった害虫、害獣を除いて】
【生物の気配は何もない。】
【流れ着る水は生活排水の他に工業地区を不法に流したと思われる、原色の水や】
【極彩色の水も混じっている、成分はわからないが】
【人体にとって有毒なものであるのは間違いない。】

白崎玲刃 > っ!………麻美子か?どうしてこんな所に?
ああ、いや俺は依頼でだがな…
ここら辺に行方不明の学生の捜索の依頼とか、怪物の実態調査の依頼とかが集中してな…
【背後から肩を叩かれ、驚き後ろを振り返ると
そこに居たのは、知り合いであった為、肩を竦めながら
苦笑いで自身がここへ来た理由を話す。】

麻美子 > 「ちょーと気になったから見に来たんスよ。
 騒ぎがある所に麻美子ありッス。
 落第街には滅多に来ないんスけど、
 丁度落第街で調査があったッスから。
 にしても不気味な所ッスねー、しかも超臭いッス。」

流れてくる水を見て、鼻をつまんで手をぶんぶんと振る。

「いやー、なーんか嫌な予感がするんスよねー。」

ご案内:「落第街下水道」に霜月 零さんが現れました。
霜月 零 > 「あー……なんでこんなとこなんだ?」

ぶらぶらと歩いてくる人影ひとつ。当てもなく来た……と言うわけではなく、直感の赴くままに歩いてきた。

「……で、アンタら何してんだ?」

その先にいた二人に、声をかける。

白崎玲刃 > ふむ………おかしいな、怪物が居るにしても大きい気配が無い…
しかし、噂は眉つばだったか?
いや、それだとしても妙だな…行方不明の生徒の気配くらいしても良いものだがな……
【玲刃は、途中で立ち止まり、探知の魔術を使いながら、眉を顰めて訝しむ。
大きい気配がしないのは、怪物の噂が嘘だったと考えれば良いだけだが、
あれだけのここで行方不明者になったと思われる者が居るのに、
人間の気配すらも麻美子と自分以外のが無いというのが妙だと玲刃は訝しんだ】

ああ、なるほどな…
それも広報部としての活動か?
ああ、本当に不気味だな…
【冗談めいた笑いを浮かべながら広報部の活動か?と聞いた】

白崎玲刃 > む?お前は、前に路地裏で会った……
そう言えば、名前は聞いて無かったな
【声をかけてきた零を見ながら、
路地裏で前に会った事を思い出しつつ、名を呼ぼうとして、聞いて無かった事を思い出し苦笑いした。】

俺はここでの調査とか捜索とかの依頼だが…
そういうお前こそ、こんな所で何してるんだ…?
【そして、玲刃は眉を顰めながら逆に零に問い返した。】

霜月 零 > 「あー、零(れい)。霜月零だ。ここに来たのは……なんつーか、勘だな。
こっちでなんかしないとまずい、っつー直感だよ」

曖昧な顔で答える。本人としてはまさしくこうとしか言いようがないのだが……彼の異能「根源接続」による直感と言う名の指示が、彼をここに連れてきたのだ。

麻美子 > 「麻美子は変な噂があったから来ただけッスよ。
 落第街の公安委員の暴走の程度の調査のついでッス。
 ―――なーんか嫌な予感がしたッスからねー。」

そう零に手を振って答えつつ、
取材用のカメラとメモ帳を取り出す。

霜月 零 > 「事此処に至って取材かよ……面白いネタ、ありそうなのか?」

呆れたように問い掛ける。

嫌な予感に突き動かされて来た身としては、そこで取材をするというのが中々に不安に、そして物凄い度胸に思えたのである。

白崎玲刃 > 零か。
ああ、俺は白崎玲刃だ。
直観……か。

【直観と聞いて、そう言うのが鋭いタイプなのかと推測し、
その様な人物が此処へと来ている事
それと、自身の先程の探知の妙な結果と合わせて考え、
これは確実に何かあるな……と嫌な予感を推測し苦笑いした。】

害来腫 > 【3人が周りを調べるも、特におかしな所は見当たらない】
【相変わらずいなくなったという学生達の痕跡は何も見当たらないし】
【噂の怪物も姿を現さない】
【やはり噂は噂か…】

ぉーぃ…

【水の流れる音しかしない下水道で、誰かの小さな呼びかけが反響する。】
【声は奥から、太い鉄の柵が人を防ぐように通路に立っているが】
【通路用の扉はついている、鍵は調査時に壊されたのだろう】
【床に太い鎖と壊れた南京錠が転がっている。】

麻美子 > 「『噂』っていうのは怖いものッスからねー。
 なにしろ、『噂』なら大丈夫って言って自分から
 危険に足を突っ込む人がいるッス。
 だから、先に麻美子がその噂が本当か嘘か確かめておいたほうがいいんスよ。
 ……その為の広報部ッスから。」

小さな声を感知すると、ん、と首をかしげた

「なんかあっちのほうから声が聞こえたッスね、
 ………いってみるッスか?」

霜月 零 > 「……おい、聞こえたか?」

腰の太刀に手をかけながら、二人に問う。

この状況で聞こえた声……警戒して、損はないだろう。

白崎玲刃 > ………!?
人の声……!
【奥から聞こえな人の声に、一瞬驚きつつ、
身構えながら、奥へ行くべきかと思案する。
この不穏な状況、怪物が居るという噂、行方不明になった人々、零の直観、麻美子の予感
嫌な予感をひしひしと感じ、
玲刃は、念の為、異能と魔術により身体強化の重ね掛けを先んじて行う。】

ああ、聞こえたな……
どうする?
【そして、二人も聞こえた事を確認しつつ、
どうするかと真剣な表情で問うた。

とはいえ、玲刃は依頼がある以上、奥までは進まなければならない、
故に、行く事は既に心に決めている様だ、
つまり、問いかけには、俺は行くが二人はどうするのか?という意図もあった】

麻美子 > 「聞こえたッスよ。」

そう、肯定すると、くるりとペンを回した。
ライトがついたままの携帯電話を構えつつ、ゆっくりと歩き出す。

「ま、行ってみるッスよ。
 虎穴に入らずは虎子を得ずッス。」

そう言って太い柵のほうに歩み寄ると、柵についた扉を指差す。

「―――ばっちくてさわりたくないんスけど、
 誰かあけてくれるッスか?」

霜月 零 > 「……行くしかねぇな。一応、構えておく必要はあるか」

腰の刀に手をかけたまま言う。こちらは既に構え終わっている……いついつでも抜き放てる、抜刀術の構え。

「取り敢えずどうする?扉、蹴り開けるか?」

白崎玲刃 > ああ、じゃあ、俺がやろう。
ここは汚いし、手で触るべきではないだろう?
それに、そっちの刀は業物だろう?こんなのを引き裂いて負荷を与えるのは良くない
だったら、ここはなまくらを使うべきだろ?
【二人に冗談めいた笑みでそう言うと、
玲刃は、収納の魔術を発動し、
大剣を取り出して、身体強化による力を込めて、
柵へと向けて振りぬいた】

害来腫 > 【白崎の一撃で扉は壊れる。奥へ進む3人】

【先程の通路を潜った辺りから、奥に進めば進むほど異様な光景が3人の目に飛び込んでくる】

【壁や天井へ打ち込まれた銃弾の跡、砕けた壁、人の胴ほどはある拉げた鉄の柵、異常繁殖した害虫や鼠…】

【奥に進むほど腐敗臭と異常さは比例するように増していき】

【その終点には…外の光が差し込む下水の出口近く、明らかに爆破された跡のある、壁にできた大きな穴があった】

【虫や鼠は、何かに誘われるようにその全てが中に潜り込んでいく】

お~い

【今度は、呼びかけの声がはっきりと3人に聞こえる、声の元はこの奥だ】

霜月 零 > 「……なあ。十中八九この声は誘蛾灯だと思うんだが。どうよ?」

異様な光景の中で、寧ろそれに呆れたように問い掛ける。

「俺としては、ここから内部を魔術かなんかで攻撃したい」

麻美子 > 鼻を摘みながら、ゆっくりと進んで行く。
害虫を見れば「ヒィッ!!」と悲鳴をあげて顔をしかめつつ、
その異常の根源とも見える壁の穴を見る。

「麻美子も同感ッスけど、噂によると行方不明の生徒がいるはずッス。
 もし、この奥に捕まってたら、攻撃したら死んじゃうッスよ。」
『それでもいいなら攻撃してもいいと思うッスけど』

そう言って近くに居た虫に顔を顰めながら殺虫剤を噴射する。

白崎玲刃 > …………おいおい、これは本当にまさかな…
【途中に見える、害虫や鼠を見ながら、
以前の、害来腫との戦闘を思い出しながら、
まさか本当に害来腫は死んでたんだろうな?と洒落にもならない様な事を考えつつ、
先へと進んでゆく】

………行方不明者だったらどうする、と言いたい所だが…
お前は直観が鋭いみたいだしな。それにここは異様な雰囲気だ。
その手に乗ろう。
【苦笑いで行方不明者だったらどうすると言いつつも、
零の直観を信じ、提案に賛成する。】

霜月 零 > 「マジかよ……」

うへえ、と呻く。そんな情報聞いてしまったら、軽々に射砲撃制圧なんて出来ないじゃないか。

「直感っつっても、ハズれる時もあるぞ?絶対の保証は出来ねぇ。
砲撃に関しても、どういうのを使うか考える必要がある……下手なのブチかましたら俺らも生き埋めだからな。
俺としては、絞った攻撃を牽制で放ってみる、に一票だ」

白崎玲刃 > ふむ……意見が割れたか……ならば……
ちょっと、探ってみる。
【玲刃は、呟くと。
探知の魔術を集中して発動し、
奥の声が本当に人であるか、罠かどうかと探ろうした。】

麻美子 > 「魔術ってのは本当便利ッスねー。」
そう言いつつ、虫が集まってきていたライトを消して、
鞄に入ってた虫避けを自分に吹き付ける。

「零サン、探知の魔法を逆に察知して攻撃してくるかもしれないッス。
 身構えておいたほうがいいッスよ。」

害来腫 > 【探知の魔術で白崎の知覚に飛び込んできたのは】

【蟲、蟲、蟲、蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲】

【部屋を埋め尽くさんばかりの大量の蟲の気配、一つ一つは微弱だが】
【ここまで大量ではとても肉眼に頼らず人を探るどころではない。】

霜月 零 > 「ああ、そうだな……」

麻美子の言葉を受け、抜刀の構えで集中力を高める。

何かしらの気配があった場合、即座に抜き放つことが出来る様に。

白崎玲刃 > ………うっ……っぷ………
【探知で近くした大量の蟲の気配に、吐き気を催し咄嗟に口元を手で押さえる玲刃】

………駄目だ…蟲の気配が多すぎて、とてもじゃ無いが人の気配がわからない…
俺としては、ここまで蟲が多いと嫌な予感が否めないんだが、
本当に人がいる可能性も無いとは言えない…どうする…?
【吐き気を抑えながら二人に玲刃は告げる、
玲刃は、大量の蟲に、害来腫との戦闘を鮮明に思い出しながら、嫌な予感はすると、二人に告げるが。
最終的な決断は二人へとゆだね、
吐き気を抑える様に、荒く息をしている。】

霜月 零 > 「おいおい……」

探査の魔術で吐き気を催すほどの数の蟲。この時点で尋常じゃない。

安全策は、放火。巫術の炎で焼き払いつつ、自分らは水行で防御しながら撤退……が、安全策だろう。

だが、それでは万一中に人がいた場合、見捨てる事にもなる。

「……放火が丸い、とは思うが。アンタはどう思うよ」

困ったような顔で、麻美子に話を振る。

麻美子 > 「そんな蟲が一杯いる穴には確かにちょっと入りたくないッスねー。」

うげーと顔をしかめる。

「中に人がいる可能性を考えると、
 さすがに焼き殺すのは可愛そうッスから、
 小さめの火でまずは中の蟲を追い出したらどうッスか?

 中にいるのが蟲なら、
 焼き払うほどじゃないくらいの火でもびっくりして
 逃げてくると思うッスよ。」

『正直そんな大量の蟲が出てくるのは見たくないッスけど、
 人命には変えられないッス。』
―――と肩をすくめる。

霜月 零 > 「サイズは小さいけど高温、ってならまあ、手札はある」

肩を竦める。

「で、あんたもそれでいいか?」

そのまま白崎に確認を取った。

麻美子 > 「それならそれでいいんじゃないッスか?」
賛成一票、と手を挙げる。

白崎玲刃 > ふむ………ああ、良いぞ。
【麻美子と零の策に同意する玲刃。

そして、それと同時に、出てくる蟲への対策として、
収納の魔術で何本か長剣を取り出し、
それを入口の前へと零が術を部屋へと放つ隙間は残して、積み上げる、そして】

混成補助魔術 エンチャント ファイア
【火の概念をエンチャントする。】

これは、水でもかければ消えるだろうから、
蟲の排出が終わったら術で水でもかけてくれれば部屋へも入れるだろうさ。

霜月 零 > 「それじゃあ、取り敢えず軽く炙るとするかね」

言いながら、刀の鯉口を切り、自分の親指を軽く刀で斬る。

そこから垂れる血液を奥に飛ばし……術を発動。

「巫術、鮮血真火」

血液の「赤」から火行の属性を抽出し、生命そのものとさえ言われる血液を燃料とすることで、小規模ながら高火力の炎を生み出す巫術。

血液が剣の隙間から中に入ったのを確認すれば、術を使用し内部を焼こうとする。

害来腫 > 【霜月の炎と白崎の魔術で入り口付近の虫たちが追い払われる。】
【すこしして、入り口付近の蟲は完全に排除され】
【問題なく部屋の中へ入ることに成功する。】

【【部屋に入った3人が見たものは、広間のような大きな空間と】
【その広間を覆いつくさんばかりの尋常ではない蟲の群】

お~いいいいいいいいいいいいいいいい
お~い~~~~~

【その中央には、目を見開き、事情ではない様子で居もしない誰かへ呼びかけ続ける、消えた学生の姿】
【その仲間も、彼の周囲で、やはり普通ではないのか、よくわからない事を呻いている。】

【と、不意に地面が揺れ】

【直後、床に穴が開き、その下から10mはあろうかという、死人のような肌色をした】
【でっぷりと太った、目のない巨人…の頭部が姿を現す!】

【巨人が口を開くと、その中へと害虫達が一気に雪崩れ込んでいく】

【魔力のあるものなら、それが巨人の死体を使った】
【巨大なゾンビである事がすぐにわかるだろう】

霜月 零 > 「おいおいおいおいこりゃあ……」

呆れたような、困ったような声でごちる。

予想は当たっていた。呼ぶ声は誘蛾灯のようなものであり、恐らくこの生徒たちは助からない。

だが、そこから先が問題だ。死霊術系の魔術か何かだろうか?
このサイズのゾンビを相手にするのは、骨が折れる……!

白崎玲刃 > ………っ!?あれは!
いや、だが様子がおかしいな…
【部屋へと入った玲刃は、部屋の大きさと、蟲の群れに驚きつつ、
奥に居た行方不明になった学生達と特徴が一致する学生たちを見るも、
その学生達の様子がおかしい事に気が付き訝しむ。】

…………!?
なんだ、あれは………
【巨人のゾンビを見ながら、その大きさと、
中へと入ってゆく害虫達を見ながら、驚愕する…
なんだあれはと

そして、魔術は使えるものの魔力はそこまで多いわけではない玲刃は、
零に遅れて、その正体がゾンビであるという事を看過する。

そして、どう対処するべきかと思考を張り巡らせてゆく】

ご案内:「落第街下水道」にカエラムさんが現れました。
カエラム > ずぅん……ずぅん……


部屋の外から聞こえる、重い足音。

少し耳をすませば、重たいその音が部屋に近付いてきているのがわかるだろう。

まさしく前門の虎、後門の狼か。

麻美子 > 「……噂は本当だったってことッスね。」

呻く消えた学生数人を苦々しい顔で見て、
目の前の巨人を見て苦笑する。

「あの学生、生きてるなら助かる見込みはあるッス。
 麻美子は学生を助けて逃げるッスから、
 その間、時間稼ぎを頼んでもいいッスか?」

巨人を親指を立てて指差し、2人を見る。
「アレの相手をするのは、2人には骨が折れるッスよね?
 それなら、とりあえず学生サンだけ助けたら撤退するッスよ。
 ……あとは助けを呼ぶなりなんなりすればいいッス。」

霜月 零 > 「……」

太刀を抜き放ち、後方にも意識を向ける。その状態で、麻美子に問い掛ける。

「回収っつっても……出来るのか?十中八九邪魔されると思うんだが」

白崎玲刃 > ………この足音は?
【後ろから響く足音に驚きつつ、
巨人の足音よりは軽いその足音に、
以前聞き覚えがある様に感じ、眉を顰める玲刃。】

………大丈夫か?
蟲に寄生されてる可能性も考えられるぞ?
【呻いていた学生が、蟲に寄生されている可能性もあるが大丈夫かと、
真剣な表情で麻美子に問うた。】

まあ、とりあえずだ…!あの怪物の相手は俺達がするとしよう
【麻美子と零を見ながら告げ、
まずは、距離が離れている事を確認すると、
巨人のでかさを確認して頷くと、

収納の魔術を発動し、弓と長剣を取り出した。】

麻美子 > 「その邪魔をなんとかするのが
 零サンと玲刃さんの役割じゃないッスかー。」

ケラケラと笑って手をひらひらと動かす。

「寄生されてる可能性はあるッスけど、それでも、
 助かる見込みがあるならほっとけないッスよ。」

霜月 零 > 「露払い前提かよ……!」

何か異能で何とかしてくれるのかと思ったら、普通に自分らの働き次第だった。

「しゃーねー……白崎、デカブツとの戦闘経験は?」

戦闘経験の有無を確認しつつ、太刀に金行を付加し疑似的に刀身を伸ばす。
このサイズ相手だと、通常の太刀は効果が薄い……長刀術は苦手だが、大太刀サイズでないと効果は見込めないだろう。

麻美子 > 「麻美子は戦うのは嫌いッスから。」
へらへらと笑って答えると、
2人が作るであろう巨人の隙を伺う。

白崎玲刃 > ああ、一応は……あるが、多い訳ではない。
【過去の依頼での怪物との戦闘や、以前の炎の巨人との戦闘を思い出しながら零に応える。

一応玲刃は、こうした巨大な敵とも何度かは戦っているようだ。】

あー……こんな事なら、矢を買っておくべきだったな…
少し勿体無い気もするがまあ、捨てるほどあるし良いか
【弓を使う機会が少ない玲刃は、現在矢を持っていなかった。
それを後悔しながら、少し顔をしかめて、
矢の代わりに長剣を弓につがえる】

霜月 零 > 「ま、そこは俺も同じだな。ぶっちゃけデカブツ相手はそう得意でもねえ」

困ったようにボヤく。……が、やるしかない。

「どう崩す。取り敢えず上からくる手を捌く必要があるが」

害来腫 > ランダム指名(自分以外) > 麻美子
害来腫 > 【巨大な死人は、その見た目に違わぬ鈍重さで】
【ゆっくりと、その腕を振り上げる…】

【そして、その腕を勢いをつけて、全員を薙ぎ払うかのように振り下ろしてきた!】

【振り上げた拳が天井に当たった際、一部が崩れたのか、天上から岩が降って来る】
【更に運の悪い事に、その一部は学生達の頭上の丁度真上に位置しており】

【このままでは彼等の命は後僅かだろう】

【怪物の方は、振り上げた腕を下ろしつつ、ゆっくりと天井を突き破ろうとしている】
【ここをでて、どこかへ向かうつもりなのだろうか】

霜月 零 > 「ちっ……!」

巨人相手の基本は「まともに打ち合わない」だ。
刀で防いでもそのまま突き破って殴り飛ばされることもあるし、受けたところで大体が圧殺される。

だが、これは流そうとすれば他の誰かに当たる。そういう攻撃。更には上から岩も降ってきている。

状況を見て、現状自分が出来る事、他人に任せた方がいい事を判断。

「岩は俺が何とかする!誰か腕を!」

言いながら、大太刀を構え襲い来る岩に備える。

白崎玲刃 > ………!?…っ……
【巨人がなぎ払いを行ってきたのを見つつ、
跳躍によってそれをかわそうとするも、
腕には当たらずとも、その衝撃によって、多少の打撲を受ける。】

……ここから出るつもりなのか…?
あんな奴を外に出したら…
【一瞬、今までに遭った人物たちを思い出しつつ、
案外大丈夫かもなと思うその思考を、首を振って頭から追い出す。】

ああ、任せておけ!
【長剣を弓につがえ
弓の弦をを引き絞り、巨人の腕へと向けて放った
身体強化を重ね掛けしていてもなお、力を入れ無ければ引き絞れないその弓から放たれた長剣は、
ゆうに音速を超え、衝撃波を伴いながらマッハ2程の速度で巨大なゾンビの腕へと迫る。】

麻美子 > 「それじゃあ、岩は零サンに任せたッスよ。
 ……腕は玲刃サンがなんとかするッス。」

へらへらと笑って2人の様子を見ると、
自分自身はそのどちらを気にする事もなく、
学生のほうへと駆け寄って行く。

霜月 零 > 「霜月(そうげつ)流巫刀術長刀式……時雨!」

巫術で体を活性させ強化、そのまま流れるような連続斬りを岩に繰り出す。

――そもそも、時雨とは「多人数相手に、身体強化と体捌きで全体に連続攻撃を仕掛ける」と言う技。

だが、この場においてその対象は単体。

降ってくる岩が文字通り「粉々」になるまで、斬って斬って斬りまくる……!

カエラム > ずぅん……ずぅん……ごっごっごっごっ!


天を崩す音が響くとき、背後から来たる足音が加速する。
ひとたび地面を打ち鳴らす毎に、地面が揺れ動く。
もうまもなく部屋の前を通るか、あるいは入ってくるかといったところか。

害来腫 > 【霜月の連撃が、巨大な岩を瞬く間に削りきり】
【未見不は妨害を受けることなく生徒達の下へたどり着く】

【生徒達は正気を失い錯乱しているものの、どうやら命に別状はないようだ】
【人数こそ複数いるが、異能の力を使うなり、協力者さえいれば直ぐに運び出せるだろう】

【そして再び攻撃しようとした巨人の腕を、白崎の放った剣が貫き】
【緑色の液体を盛大に撒き散らしながら、巨人の腕が轟音を立てて落ちる。】

【千切れた腕から見える巨人の内部は、血肉も骨も一切なく、代わりに皮膚の下には】
【大小あらゆる不気味な形状の蟲が犇きあい、蠢いている。】
そしてその腕から流れ出る液体は、地面に触れればじゅうじゅうと音を立てて床を溶かしていく…】
【揮発性も高いのか直ぐにガス状になったそれは、部屋の中に充満し始めていた】

【吸い込めば確実に体に有害なガスが、徐々に部屋へ充満していく…】

霜月 零 > 「ちっ……毒か!」

刀を鞘に納め、慌ててポケットからハンカチを取り出し、口と鼻を覆う。

そのまま小太刀を抜き放ち、警戒するようにそれを構えた。