2015/06/24 のログ
■雪城 括流 > 「外見は同じくらいだよ。歳は秘密にしておくけど。
…ひょーかみたいなこと言うね…。」
がっつり寄せてある胸を下から支えて見せて。といっても盛ってる様ではないが。
「救急隊は路地裏にも行くけど集団できちんと備えていくからね。
くれぐれも一人で治安の悪い場所にいったりする活動はしていないよ。」
「ちょっと手助けしてあげらればいいんだよ。
そうだね…保健課にほかとの区分けは無いよ。どういう助け方ができるか、を保証するだけだからね。
保護とかは風紀や異邦人課の仕事だったりもするし…。どう例えたらいいかな…。」
うーん、とちょっと考え込むように。
■鈴成静佳 > なるほど、あくまで「助ける」がお仕事なんスね。(こくこくと小さく頷いて、メモ書き)
確かに、「病気しない」とか「病気や怪我の時にどうこうする」とかってのと「普段の生活を良くする」は別物ッスね……。
救急隊に志願しなければ危ない場所にいく必要がないなら、とりあえずアタシ的には一安心ッスね!(ぱたりと筆を置く)
うん、大体保健委員……保健課の仕事はつかめてきた気がするッスよ!
そしたら、今度講習を受けてみるッス! それとも、もしかして先生がいればここで講習できたりもするッスか?
多分アレよね、救急救命の講習というと、心臓マッサージとか、人工呼吸とか~……(自然と主張してくる胸から眼を外し、代わりにその上の唇に視線を置く……ちらちらと蛇の舌が見えたような気もする)
■雪城 括流 > 「病気しない、のは衛生、病気や怪我のときにどうこうする、のは医療、普段の生活をよくする、のは生活サポートになるかな。
その区分だと助ける――救急処置する、のが保健課だね。円滑な措置のため単位認定もしているけど…。
だから専門的にやることが決まれば兼業もできるよ。」
ふむふむ、と相手の言葉を整理して。
「そうだね、基本は外傷の手当てと心臓マッサージとか人工呼吸になるね。
さすがに人形とか道具が必要だからこの場では難しいかな…。」
苦笑して口を開ける…二又の舌がちろり。
■鈴成静佳 > アハハー、さすがにその辺は人形使ってやるッスよねー。うんうん。(鼻息を小さく鳴らす。ちょっと残念そうだ)
アタシも昔、病院に長く入院してたことがあって、そのときに暇つぶしに救命訓練をひと通りやったことあるんですよ。ずっと昔だし、小さかったうえにリハビリ中だったからマトモにはできなかったけど。
(微かに振動する左手を眺めながら、過去を思い出す。雷によって感電した後……つまり異能に目覚めた後、1年間は病院ぐらしを余儀なくされたのだ)
だからまぁ、サクッとクリアする自信はあるッスよ!
兼業はさすがに今のうちからは考えられないッスけど、とりあえず自分のできることを専門的に限定しておいて、迅速に処置を行えるようにする、ってのが課分けの意味って訳ッスね。なるほどなるほどー。
単位はありがたいけど、まぁおまけ程度に考えておくッス。
……くくる先生って、人間のときも蛇っぽいんですねー。(二又の舌や、爬虫類めいて縦長の瞳孔を興味深そうに眺めながら)
そういえば、先生ってどっちが「本物」なんです? 蛇? 人間?
■雪城 括流 > 「現場だと臨機応変だけどね。流石に練習で生身を使ったり服を裂いたりとかまでできないから。
講習に行くときはなるべく相手できるようにしておくよ。」
残念そうな感じに、ちょっと不思議そうに首をかしげた。
「病院…?今は大丈夫なんだ?
今から入るんだしね、それでいいと思うよ。保健課についてはその通りだね。
単位は使った時間分埋めてくれるものだと思えばいいかな。ひょーかと違って大丈夫だと思うけど、それ目当てで勉強をおろそかにしないようにね?」
ちょっと真面目ぶったような表情で指を立てて詰め寄るような。からかい半分みたいだけど。
「…そうだね、あえて言えばどっちも『本物』で…… どっちも『偽者』かな。」
口の端を吊り上げるような不敵な笑みと共に、瞳孔を細める。
どういう意味だろうか。それ以上は語る気はなさそうだが…。
■鈴成静佳 > まぁ、放課後に暇になったときに訓練場や雀荘ばかりじゃなく保健室にも居れるようになると考えれば悪い話じゃないッスね~。もちろん仕事はするッスよ!
(腕組みをして、自慢げな笑みを浮かべる)
ふーむ、どっちも本物で偽物……(明らかにはぐらかされたと悟って、それ以上の追求はしないが)
そう、氷架ちゃんったらアタシがどんだけ言っても、しょっちゅう講義サボったり宿題もしなかったりで困っちゃうんだよぉ。異能の訓練は頑張ってくれてるみたいだけど……。
くくる先生も言ってくれてるようだけど相変わらずな状況だし、よほど勉強しないっていう固い意思があるのかもしれないなぁ……ハハハ。
(ルームメイトの話になって一瞬砕けた口調に戻るが)……くくる先生って氷架ちゃんのペットなんスよね。先生をペットにするってなかなか面白い関係ッスよねぇ。
何か、経緯とかあったんスか?
■雪城 括流 > 「…保健室に居座ることについては保健室の先生に相談しようね?
手伝いくらいはさせてもらえると思うけど。」
苦笑しつつ…蓋盛せんせあたりならどうなるかな、なんて想像したり。
「言ってくれてるんだ…迷惑かけるね。
実践ばっかりじゃダメだって言ってるんだけどね。なんだか、ぎりぎりで通るのが信念みたいで。
やればもうちょっと安心できる点とれるはずなんだけど。どうしたらいいかな…。」
うーん、と腕をくんで悩むような様子。その腕に胸が乗る。
「蛇か人かがどうしても気になるなら……雪城 括流は蛇だよ。
うーん、といわれてもそんなに劇的な経緯はないかな。りょーに拾われただけなんだ。」
微笑んで見せて。
■鈴成静佳 > えへへ、邪魔にならないようにしまーす。まぁ倒れた子を保健室に運ぶくらいの人足にはなるッスよ。
怪我人探して校内パトロールするよりは保健室に居たほうがいざという時先生の負担も減るんじゃないかなーって思ったッス。
まぁ先生の言うことは聞くッスよ!
(再び腕を組んで胸を強調するポーズを取るくくる先生に、苦笑いを浮かべる。なまじ歳が近く見えるだけに歯がゆい)
くくる先生こそ、その胸とか氷架ちゃんに色々言われたりしないッスか~?(悪戯っぽい口調で)
……うん、うちら学生は、異能をコントロールする・応用するだけじゃなく、いずれ社会に出て行くわけッスから。普通の勉強も頑張らないといけないッス。
そう言ってるつもりではあるんスけどね~。困った困った。
(劇的な経緯はない、と言われてまたもはぐらかされた気になる。口を尖らせて)ふーむ、拾われたッスか。なるほど……。
りょー……って人は確か、氷架ちゃんのお母さんですよね。まだ見たことないけど。
あとさっき言った来島先生って人が確か保健課の顧問で……氷架ちゃんのお兄さん? みたいな人?
(氷架さんの口からたまに名を聞いたような気がするので、確認するように反芻)……いやー、いいッスねぇ、家族が島に居る人って。賑やかで。
先生も羨ましいッスよ、氷架ちゃんの服にいつでも入れて。アタシもペットになりたいな~……なんちゃって。
(ニッと歯を見せて笑う。その笑顔にはどこか曇りがある……本当に羨ましいようだ)
■雪城 括流 > 「保健医の先生もそれぞれだからね…サボり魔もいれば面倒くさがりもいて、そうかといえば熱血もいるから。
校内パトロールって、マメだね。それくらいが入るにはちょうどいいかもしれないけど。」
「…普段は蛇だからひょーかもそんなに気にしてないと思うけど…。
そういえば鈴成さんはそう言うこともちゃんと考えていたよね。うん…この部屋の3人はそういうところはそれぞれで面白いよ。」
ヘイトについてはそんなに気にしてないようす…?
「私にはそんなに変な事件は無いよ。そう、りょーはひょーかの母だね。
来島くんもそのとおり…結構はなししてるんだ。
普通は家族と一緒なひとのほうが少ないからね。そのぶん頼りにされるくらいは構えているつもりだよ。」
ちょっとだけ口を笑みの形にしたような真面目な表情で鈴成さんの髪をひと撫でしようとする。
「ペットになれるかどうかは…ひょーかに直接聞くしかないんじゃないかな。」
聞いたら変態とかあんまり気づいてなさそうな、素の様子。
■鈴成静佳 > 家族については、ホントにたまに名前聞く程度だったからね……家族や、家族に近い人だってのが分かる程度。
それにさ、こうやってルームシェアしてる以上は、アタシだって空子ちゃんだって家族みたいなもんッスよ。あの子にもそう思ってほしいな。
(畳んである氷架さんの制服を眺めながら、優しい笑みを浮かべる)
だから将来のことや食生活も気にかけるし、アレの日とかで辛そうなら助けてあげたいし。できれば、たまには助けても欲しいな。
もちろん、氷架ちゃんのペットである括流先生もね。家族。フフッ。気遣いに関してはまだまだアタシじゃかなわないかもしれないけどね。
……だから、ペットになりたいってのは冗談。まぁ、ペットみたいにベタベタしても邪険にされないような関係にはなりたいけどね~。
えへへ……(髪を撫でられると、目を細めて撫でられるがままになる)
(そして、その手に自分の右手をそっと重ね)……先生の手って冷たいね……フフッ。
■雪城 括流 > 「ひょーかもちゃんと大切に思ってると思うよ。
私だってひょーかの家族だけど、別にひょーかと血がつながっているわけじゃないんだ。
一緒に暮らしていればそうなれるし…もう特別に思っているよ。」
「…あ、でも小栗山さんにも言ったけど、一緒に危険に飛び込んだりとかはやめてね、しず。」
ふんわりとした微笑でさらりと呼び方をかえた。
「蛇だからね。人型でもちょっと体温は低いんだ。」
つい指を絡ませるようにしながら。
■鈴成静佳 > 変温動物のキモチとか考えたことないから分かんないんスけど、寒いのよりは暖かいほうがいいッスよね?
よければ氷架ちゃんが帰ってくるまではアタシで暖をとってもいいッスよ? 氷架ちゃんよりは柔らかいッスよ?
人型で来るか蛇で来るかはおこのみで……フフッ。(両手を差し出して受け入れるポーズ。しず、という呼び方にはニコリとはにかんで応える)
……うん、特別な存在。ちょっと空子ちゃんは外出が多いから分かんないところも多いけど、少なくとも氷架ちゃんはね。
だから、危険なところには行かないし、行かせない。もし氷架ちゃんが、また……。
(俯き、しばし言葉に詰まる。炎の巨人事件を事後に知った身として、少なからずや責任も感じているのだ)
……また、ああいった事件に巻き込まれそうになったら、そうなるまえに引き止める。絶対ね。
巻き込まれた後に引きとめようとしたらミイラ取りがなんとやらッスからねー、アハハー……。(笑うが、その声に力はない)
■雪城 括流 > 「まだ日が照ってるから、日光浴でも大丈夫だよ。
雨の日なんかはすこし苦労するけど…そうじゃないとひょーかから離れられないしね。
でもありがとう。頼れるときは頼るよ。」
応えてからポーズにきょとんとして、両手に両手を重ねてにっこり。
実はちょっと先日抱きつくと変態疑惑持ち上がっちゃったので遠慮なく抱きつきまくることはちょっと控えめらしい。
「そんなに思いつめなくてもいいけど…責任感が強そうだし。
でも反省はね、次の準備のためにするんだ。そうだ、ひょーかに今度なんか持たせようとおもうんだけど…」
そんなことをいっていくつか防犯グッズみたいなものの例をあげつつ、意見を求めた。
■鈴成静佳 > (両手が合わさると、静佳は一瞬きょとんとし、すぐに笑顔に戻って、ぎゅっと両手を握り合って熱を伝える)
えへへ、突然出てきたりしなければ蛇はもう平気ッスし、もちろん人型でも歓迎ッスよ? いつでもおいで?
(本当は人型のほうが好みだが、あえて両方OKと言っておく)
あ、でも雷雨の日は素直に氷架ちゃんをさがして欲しいッスねー。
んー、防犯グッズかぁ。ヘタに音を立てても悪い奴を呼び寄せるだけの気がするし、アタシなら催涙スプレーとかをオススメするッスねぇ。
氷架ちゃんはまだまだ異能の扱いにも不安があるし、別の手段で撃退するってのを提案したほうがー……あっでもスタンガンとかはアタシが苦手でぇー……
(家族思いの2人の会話は日が暮れるまで続いた)
ご案内:「常世寮/女子寮、自室」から鈴成静佳さんが去りました。
ご案内:「常世寮/女子寮、自室」から雪城 括流さんが去りました。
ご案内:「Free2」に橘 臨助さんが現れました。
■橘 臨助 > 『よう、調子はどうだ?』
少し古い機種のスマートフォンの向こうから、威勢のいい女性の声が聞こえる。
「…変わりはない。特筆することはない」
『そうかい、そりゃがっかりだ』
■橘 臨助 > 受話器の向こうの声はカラカラと笑いながらも、その声には諦めと呆れがにじんでいる。
それから、何かを擦り、カチリカチリと合わせる音がする。
『少しは楽しいか?』
「…何がだ?」
おいおい……と、女性の声は呆れの割合を多くする。
『お前何のためにそっち言ったんだよ。ええ?』
そっち、とは、常世学園のことだろう。
「何の為って…研鑽の為、だろう。簡単に死なない為の」
『…………………あ〜。お前なら言うと思ったわ。』
ふーっと吹きこむ音がする。恐らくタバコを吸っているのだろう。
■橘 臨助 > 『じゃあなんだ、お前、結局学生らしいこと何もしてねえのか?』
「留年した」
『バカ。ふた通りの意味でバカだろお前』
私がみっちり仕込んだんだから勉学は不自由しねえはずだろーがっ、と悪態をついて。
『…まさかお前が、ここまではっきり言わないとわからん奴とは思わなかった。……特殊部隊の隊長ともあろう奴がこう言うこと言うのもなんだが…私はな、お前に学生らしいことをーー若者らしく楽しいことをして来いと、言ったんだぞ?』
■橘 臨助 > 「………そうだったか?『お前にはまだ早過ぎて足りなすぎた、場所は用意してやるから出直してこい』ーーと言われた記憶があるんだが」
『だから、それがつまりさっきの意味なんだよ。』
またも、煙を吹き込む音。
『テイッシュや絆創膏を使い捨てるみたいに自分を扱う奴を戦いの部隊に置いておけるかよ。』
■橘 臨助 > 「……意味がわからないが」
『どういう意味でわかってないのか…いや、多分どんな意味でもお前はわかってないんだろうな。その証拠にお前はなにひとつまだ楽しいことを見つけられていない。いやーーお前はもう、楽しいとか、嬉しいとか、"生きる意味を"見つけられてない。』
「生きる意味ならある。俺はずっとーー」
『お前のそれはな、今生きてることに意味を与えてるだけだ。ーー判別がつけられないならさっきの言葉はこうしよう。お前には、"生き続ける意味"がない』
■橘 臨助 > 『アタシらみたいな仕事で生きてる奴らだってな、自分がちゃんと生きたいことを前提にして任務を全うしてる。それは他のどんな奴らも大概そうだ。』
『お前はどうだ?そんなものまるでないだろう。まだ使える、もったいないから使い回す。お前の自分の命への把握はそんなものだろう』
矢継ぎ早に畳み掛けられ、言葉もでない。
というか矢継ぎ早じゃなくても出ないのだ。
正論すぎるからではない。
そもそもそれが、問題だとは思えないからだ。
「……それが無ければ、俺は隊に戻れないのか。わからないな…それがあるのが前提だとしても、別にそれが俺たちに必要なわけじゃないだろ。」
『必要なきゃこんなことするかよ。あ、でも説明しないぞ。説明したらお前は、適当に理由をこしらえるに違いない』
「っ………」
うまく誘導して、電話の相手がなにを求めてるのか引き出そうとしたが…見抜かれていた。この女にはいつもかなわない。
『生憎、部隊そのものはお前の変わりはいくらでもいるんだ。何時まで期間を延ばしてもいいんだぜ。』
部隊に何時までも戻れないのは、自分としては結構困る。
「…わかった。善処する。」
フッ、と。受話器の向こうからカッコつけた吐息が吹く。
『よし、じゃあ差し当たって苗字を変えよう』
「差し当たってで変えるものじゃないだろ…」
『いいんだいいんだ。名前が優先されるのはな、ちゃんと生きる気がある奴だけだよ。お前はまだ獲得してねえんだ、獲得の仕方すら知らねえんだ。得られるようになるまで、名で体を変えまくれ。やりたいようにやっちまえ。』
なんだそれは、無茶苦茶な。
呆れつつた声を返す。
『大体な、橘ってのが良くねえんだよ。その島のシンボルなんだろ?それなのにお前にとっちゃそれなりに因縁ある名前ときた。まるで島に因縁あるみたいだぜ』
その理屈はおかしい。
一息、また吹きかけられると、トーンを下げて。
『…まだ頑なにその苗字を名乗るのは、まだ認められないのか、家族のこと』
■橘 臨助 > 家族。
家族とはーー呪いのようなものだ。
死のうとも切れてはくれぬ呪い。
例え自分の手でつながり全てをーー
『まぁ、聞くまでもねえか。だからまだその辛気臭い苗字つけてんだろうしな。』
確かに言う通りだ。自分にはこの苗字と…あと一つの他に持ち得る苗字はない。そしてもう片方は名乗ることは許されない。
「……名前なんて変えなくても意識は変えられるだろ。」
『心機一転って奴だよ。ただでさえ心境に波がない奴なんだから起こさないでどうする。』
さぁて、苗字はどうするか…という声が聞こえてから数分。
ああ、手っ取り早い方法があるじゃん、と聞こえてくる。
次いで、何か柔らかいものが擦れる音。多分マジックペンなんだろうがーーあ、しまった、電話なんだから書いても仕方ねえよととりやめる。
「…何か思いついたのか?」
『ああ。お前、私の養子になれ』
「は?」
■橘 臨助 > 唐突すぎてわけがわからなかった。養子?いや、それなら確かに変えられるのだろうが……………
『丁度お前に身内も居ないし妙案だろう。つーわけで、今日からお前は祐樹臨助だ。いいねえ祐樹だぜ祐樹。ブレイブの方の勇気と同じ読みだ。勇気を携えて助けに臨む。そしてその名を貼り続けるにはどうしたって生きる必要があるんだ。いいねえ名で体を表してるじゃないか、ええ?』
「い、いや、突然そんなこと言われてもな…」
『いいやお前がどう言おうと決めた。お前は今日から私の息子だ。いいな?隊長の命令にはサーで答えろ!』
………
あぁ、もう決定事項らしい。あとはどうしてもねじ曲げないぞこの人。
「……サー、いえっ『声が小さいぞ!!!』サー、イエッサー!』
『よろしい。…っと、私は用があるので切るぞ。では、引き続き検討を祈る』
ガチャンっ!
ぷーっ、ぷーっ、ぷー………
■橘 臨助 > 「…相変わらずだな、祐樹美佐緒隊長…」
ため息を零しつつ。なんだか懐かしい感慨に浸る。
「あの時もこんな感じだったな。まるで話が通じなくて、気がつけばあの隊にいて…」
ーーかつて、地獄から引き摺り出してくれた時も
無茶苦茶にやってくれてたな。
「……養子になる前から、これじゃ親族か何かみたいだな」
これじゃ今更、何も変わらないか。
もう何年振りか、珍しく妙に温い感慨を受けつつ。
携帯の電源を切った。
ご案内:「Free2」から橘 臨助さんが去りました。