2015/07/20 のログ
■雪城 氷架 > 「───ん」
感じる
戸惑いながら零が頑張っているのを
本当は自分からこうしても良かったし覚悟はあったけれど、きっと零はそれを申し訳なく思うだろう
だからこうやって、待った
侵入してきた零の舌に自らもsの熱い舌を絡めるようにして、受け入れる
脳髄が痺れるような、不思議な感覚
気持ち良いというよりも、何か背徳的というかそういった意識が反応するのだ
自分はこの、零という男性をここまで受け入れている、という証拠を、体に刻みつけるように
背中にまわした手の力がきゅっと強くなり、ふるりと小さな体を震わせる
■霜月 零 > 「ん……」
口内に舌を這わせる。
体中がとろけるようだ。氷架に、自分が受け入れてもらっているという感覚がある。
体中がふわふわしてキスを止められない。無呼吸で耐えれる時間が長いのもあり……それこそ貪るように唇を重ね、舌を入れてしまう。
氷架の手に力が入る。その感覚すら愛おしく、随分と長く堪能してしまった。
「……っは」
流石に息が苦しくなり口を離す。
そのままぼーっと氷架を見つめる……おかしい、なんだか思考が上手くまとまらない。頭がぽわぽわして、考えるという行為が抜け落ちていくような感じすらする。
■雪城 氷架 > 「は、ふ…」
つぅっと伝う唾液の橋
……どれくらいしてたんだろう、途中からはつい夢中になってしまった
これで、1つステップアップ…なのだろうか
いけないことをしているわけではないけれど、やはりドキドキする
「……れ、零…?」
なんだかぼんやりしている零の顔を覗きこむ
おーい、と目の前で手を振ってみたりシて
■霜月 零 > 「あ、す、すまん……」
我にかえ……り切らない。
ぽーっとした状態は残ったまま、なんだかこう、直感的にこのままだとちょっと危ない気もする。
「なんだかこう、気持ちよくて……意識がぼんやりする。なんなんだろうな……」
ぼーっとしたままじーっと氷架を見つめて……ぽつりと口にする。
「これで一歩前進……だよな?」
■雪城 氷架 > 「……ぷ、夢心地ってやつじゃないのかそれっ」
あはは、と思わず笑ってしまう
「はー、ほんっと零は…真面目というか初心っていうか、
今の流れだったら物陰でお舌されても仕方ないかなって思ってたんだけどな」
初心め、と肘でお腹をつついてやる
■霜月 零 > 「あ、あー……」
ああ、成程それか。と思い至ると共にちょっと恥ずかしくなる。
なんだかこう、翻弄されっぱなしと言うか。大丈夫か俺。
「あのなあ……お前、そう言う事言うと止まらんぞ。と言うかだな……」
ぽけーっとしたままなのも手伝ってか、少し大胆に。
今度は自分から……大きく踏み込んでみる。
「……シたい」
踏み込みすぎな気もするが。
■雪城 氷架 > 「えっ」
固まる
完全停止である
この踏み込みは予想していなかった
たいしてよくもない脳みそがフルスピードで回転している
動きはと止まって固まったままだけど
■霜月 零 > マズい、ちょっと踏み込みすぎたか?と思うも、止まれない。
「……ちょっと我慢がギリギリでな。押し倒していいってんなら押し倒したい。
そりゃあまあ、氷架が嫌って言うなら、何とか我慢してみるが……」
自分でも凄い事を言っている。が、目は割と真剣である。
■雪城 氷架 > 頭のなかをたくさんぐるぐるする
いや、外だし此処はまずいような?って自分で物陰とか言ったばっかりじゃんというかそもそも心の準備ができてないやできないならあんなキスしちゃいけないのではあっそうだ静佳からもらったアレもってないからダメじゃんって思ったけど化粧ポーチにしっかりはいってたしありがとう静佳じゃなくってそうじゃなくてこういう場合はどう返事したらいいのかわからないんだけど黙ってると感じ悪いよなさてどうしようとにかく落ち着け落ち着くんだ氷架こんなの一生に来るうちの緊張するシーンベスト10にいれこんだら多分上から3番目ぐらいのやつだっていうかそれって結構順位高いじゃんじゃあダメじゃんってこう考えてるとますます煮詰まっていい加減頭から煙でもあがりそうになるしちゃんと答え答え答えああああああ
「……い、イヤとかない、デス…」
耳からぼひゅう、と煙を吐きそうな顔で、なぜか丁寧語でそう応えるのだった
■霜月 零 > プツン。
何か切れた。具体的に言えば、理性の糸。
「じゃ、じゃあ……」
そっと抱きかかえようとする。お姫様抱っこで。
抵抗されなければ、このまま近場の物陰に運んでいこうとする……見られたらマズいとか、そう言う理性はすっ飛んでしまっていた。
■雪城 氷架 > 「う、うん……」
答えたは良い
ただ今になってものすごく緊張してきたというか。心臓どくんどくん言っているのがわかる
「(って…!?)」
まさかこんな抱え方をされるとは思っていなかったのでちょっと内心慌てる
…まぁ、誰も見ていないだろうからいいか、と………
幸い少しあるけば綺麗な岩場もある、便利な地形なことだ
■霜月 零 > きょろきょろ、と少し周囲を見渡す。
……ちょうどいい岩場があった。綺麗で、転がってもあまり痛くないだろう。
そのまま歩いて、氷架をその岩場へと運んでいく……
ご案内:「夜の浜辺」から霜月 零さんが去りました。
ご案内:「夜の浜辺」から雪城 氷架さんが去りました。
ご案内:「女子寮、涼子の部屋」に雪城 括流さんが現れました。
ご案内:「女子寮、涼子の部屋」に雪城 涼子さんが現れました。
■雪城 括流 > まだ氷架が女子寮に帰っていない時間、
人姿のくくるが涼子の部屋を訪ねてくる。
軽く二、三度ノックをすると、返事は待たず静かに扉を開けて勝手になかに入り、そっと扉の鍵を後ろ手に閉めた。
■雪城 涼子 > 「ん……」
かちゃかちゃと、お茶の用意をしていた涼子が気配に振り向く。
既に二人分、温かいお茶が入っている。
そして、お茶菓子もしっかりと用意されている。
「いらっしゃい」
■雪城 括流 > 「りょー。…来たよ。」
相手が気づくのにあわせて一つ頷くと、テーブルの上の様子に目をやる。
準備は万端だ。氷架が帰ってきても部屋にはりょーの部屋に行っていると、書置きも残してある。
「…まずは自己紹介をしておくよ。クルケイア、と名乗っておく。」
フルの名前は長いからと、とある少女にはたしかそう呼ばれていた。
だから便宜上そう名乗ることにして。
■雪城 涼子 > 「あら……そう。クルケイア、ね……
そう、わかったわ。」
それだけを答えて、席の一つを勧める。
それ以上は何も言わず、勧めた席の対面に座る。
今は先入観も何も持たず、彼女の言葉に耳を傾けるべき時だ。
■雪城 括流 > 少しだけ、何も聞かないのかな、といった表情をする。
勧められた席に自身も腰を下ろし、ティーカップに手を伸ばして…そのソーサーに指先を這わせた。
「…何を聞きたい?
顛末?事情?誤魔化すつもりは……ないけど、取っ掛かりをどこに置くかは迷うね。
はじまりは説明しなくてもその場にいたはずだけど。」
公園の出来事が一連の何かのはじまりだったと暗に告げる。
誤魔化すでちょっと迷ったようだが…何か隠すべきことがあると言うわけでもないようだ。
■雪城 涼子 > 「何も聞かないことに驚いた? でも正直、聞きたいことは山ほどあるわよ?
それこそ、顛末から事情から……今回の件についての全部。
でも確かに、取っ掛かりは私も困るわね」
ふむ……と、小首を傾げて考える。
色々と複雑な話だろうし、向こうとしても話をまとめるのは大変だろう。
さて、どこから聞いたものか……
「そう……そうね。はじまりは、私も分かっている。
だからやっぱり……事情から、聞きたいかしら。
私自身、色々想像はしてみたんだけれどイマイチしっくりこないのよね。」
そういって肩をすくめて見せた。
■雪城 括流 > 「事情…事情。そうだね。
まず眷属とはいえ括流は神だ。そして神は悩まない。迷わない。
そうあるだけのものだ。破壊神は破壊神、妖怪は妖怪であるように、在り様の通りにそう在る事しかできない。」
そう語って、手を触れていたティーカップを持ち上げ、一口優雅に口にする。
厳密には括流自身の考え方であって、超常が全てそう縛られるというわけではない。
ただどれにも少なからず縛る何かがあるだろう、とは考えられるが。
「だけど私は人だ。人としてのクルケイアだ。
括流が神性を失っても存在できる、唯一つの存在先。
だから寂しさを感じることもある。別れを迷う。そして驚き、戸惑い、執着した。嫉妬もしたんだ。」
手からはなれて成長する氷架、公園で反抗する氷架のことを思い出して自嘲するように笑う。
もしかしたら、反抗期の標的になるのはりょーじゃなくて私かもしれないな、なんて思いながら。
■雪城 涼子 > 神は悩まない――
それは、確かにそうだろう。
言ってしまえば自然と同じだ。
気まぐれなようでいて、それは必然、とでも言える何かなのだろう。
しかし――
「じゃあ……今の貴方は、括流が神性を失った姿……って、理解すればいいのかしら?
いえ……そもそも、私が初めてあった頃の括流には神性があったの……?」
話を飲み込み、噛み砕く。
神の世界なんて自分にはよくわからないけれど……
それでも、説明は分かる。
だから、素直に疑問を投じた。
貴方は一体何者なのか。
■雪城 括流 > 「完全になくなったわけでもないね。…まあ、0.1あったのが0.08になった程度かな。」
正直そこ(神性)を突っ込まれるとそう答えるしかない。
端っこの端っこ、所詮眷属なのだ。こちらで言えば鴉か稲荷様の狐程度だろうか。
涼子の聞きたいことと外れているだろうが、口元をなぜか微かにひくつかせながらそうこたえる。
「というか、神性もないただの蛇がしゃべったりしないよ。
今の蛇姿が正しく括流ではあるんだけど…完全に別人、というわけでもないね。」
どう説明したか少しだけ悩んで、ふとまず説明すべきことを思いつき。
「私は転生するんだ。
そこでいろんな役割を与えられてきた。その前世の一つが、人だったということだよ。
だから括流の前世が、私だね。」
■雪城 涼子 > 「ああ!そういえば、蛇って喋らないもんねえ。」
そういえば今気がついた、というような風であった。
この辺は変わらない天然気味なところなのだろう。
「ん、ん……ん……
じゃあ……括流の中の"人"の部分が顔を出して、感情に振り回されるようになった……みたいな、感じ……なの、かな……?
それにしても、いろいろな役割、かぁ……」
■雪城 括流 > 「そうだけど、そうじゃない。
人であったことを思い出したことで、その『役割』の部分も自己主張をしたんだ。
その在り様を満たせ、とね。…そのうちの一つにどっちかと言うと邪神がいてね。帰れなくなった。」
どこか申し訳なさそうにそう話す。
これが女子寮に、ひょーかの元に帰れなかったことの理由。
そして公園で零くんに挑んだもの。
「だからいっそそれを利用した…ところもあるかな。
複雑な話になるけどね。」
そこまではなし、静かにお茶を口にする。
■雪城 涼子 > 「む……………」
つまり、"人"だった記憶と一緒に、"役割"まで思い出しちゃった、と。
で、その中身があんまり良くない方だったわけだ。
ん……邪神? 帰れなくなった?
「色々問いただしたいことはあるけれど……とりあえず、二つ聞こうかな。
一つ。利用したっていうのは零くんの一件のことね?彼を試そうとしたのかな。
二つ。帰れなくなったっていうけれど……今は、どんな状態なの?
人としての名前を名乗ったっていうことは、そこの記憶の影響とかはまだ残ってそうだけれど……」
■雪城 括流 > 「その二つにはまとめて答えようか。
まずは試すというか、確かめるというか…試験だね。人柄が相応しくないと思えばそれなりのことはするつもりだったよ。
それに、彼を呑み込むなり、もしくは予定通りに行けばこの状態をリセットできるはずだったんだ。
…予定通りには行かなかったけど、在り様をある無茶で否定したから神性を失った。いまは私が主導権を握っているようなものだね。」
ティーカップをそっとソーサーに戻して、じっと人の瞳で涼子を見つめる。
「…確かめることについての非難なら聞かないよ。
試練を与えるのは神の戯れだし、りょーもひょーかも案外のほほんとしてるからね。」
試練といえば相楽くんにも一応用意していたとか。
それくらいに当たり前だったというように、そう告げる。
■雪城 涼子 > 「なるほどね……って、飲み込む予定とかあったの……?
まあ……飲み込むっていうのは最悪の場合だったんだろうけれど……」
んー、と渋い顔をする。
流石に飲み込むのはどうかと思う。
お腹でも壊したらどうするのか。
いや、そういう問題でもないか……
「……でも、予定通りいかなかったからリセットもできないで中途半端な感じになっちゃったんでしょう?
さっき、いっそのこと利用した、なんていってたけれど。他に解決の方法はなかったの?」
やや不満気な顔だった。
■雪城 括流 > 「一応ね。」
実際には最初に会いに行って正体を看破されてからないだろうな、とは思っていたが。
そんな様子をにじませるように呟く。
「予定通りには行かなかったけど…相手がいる以上、最悪の結果だけはならないと思っていたからね。
あと利用したのは零くんのことじゃない。もう一つの前世のことだ。だから他の解決策は難しいよ。」
勘違いしていそうな様子に、首を振ってそう補足を加える。
■雪城 涼子 > 「一応、か……」
この言い方なら、可能性としてはあった、程度の話で、まずありえなかった、と見ていいんだろう。
それならまあ、いいだろう。
「ぅうん……ええ、と……邪神の顔が出てきたから、それを利用した、んだよね。
そもそも、それを利用なんかしないでリセットする方法はなかったの?」
■雪城 括流 > 「…転生すればリセットされるよ。たぶんね。
ほかには思いつかないかな…ええと。」
そう言って困ったように笑う。
もしあったとしても、最初は混乱していたのだ。それぞれが主導権を奪い合い…そして他の解決策なんて思いつく前に方向性が定まってしまったと言ってもいいだろう。できたことは、その方向性をちょっとだけ傾けたことだけ。
つまり、どの意思かはわからないが零くんへの嫉妬は確かにあったのだ。本人は否定したいが。
「…りょーは何か方法があったと思う?」
■雪城 涼子 > 「ん……そっか。
クルケイア……ううん、括流……いえ、あなた自身、分かってないのね」
そういえば……言動の怪しさ、混乱具合……そういった話を聞いた覚えがある。
古い記憶が掘り起こされて、今の記憶と混ざったなら――
それは大混乱どころじゃないだろう。
「そう、ね……私には、何が良かったのかはわからない。
解決方法、なんていうのも……冷静に、落ち着いて、なんていっても……
括流と同じ立場になったら出来るのかなんて分からない。」
方法が、と聞かれれば真摯に考えて答える。
「ただ、一つだけ言えることはある。
貴方の選んだ道は、零くんもだけれど……なにより、あなたを傷つける危険な選択だった。
私は、それが悲しい」