2015/06/29 のログ
ご案内:「女子寮・響の個室」に立花 響さんが現れました。
立花 響 > 図書館より借りてきた魔術書とそれを翻訳する為のロシア語辞典。
それらを机の上に置き、冷房をつけた後は翻訳に集中する為に
勉強机に備えられている電灯をつけ、部屋全体を照らす電気を消してから席につく

「今日の気分は…ベートーヴェン、かな」
いつも使っているCDラジカセにBeethovenとマジックで書かれたCDを入れる。
ベートーヴェンといえば割と一般人では有名な音楽家であろう人物である。
ただそのチョイスに何の意味もない。気分と言い切ってしまえばそれまでなのだが…

「…よし、折角檻葉さんから土台を揃えて貰ったんだから頑張らないと」
両手で自分の頬を叩き、ひりひりとした感触が響の眠気を吹き飛ばしていく。

立花 響 > 檻葉が見つけてくれた魔譜【月光】から生まれた月の石そっくりの絵が書かれているページを開く。
何ページであるかを覚えていなければこんな分厚い、しかも鉱物学という全く勉強したことない分野で
あまり知識のないロシア語ともなればそれを一から探すというのは気の遠くなる作業をしなければならない。
ただあの時の自分にナイス!と心の中でサムズアップしながらその月の絵が書かれているページを開く。
まずはそこからの翻訳である

「ロシア語って…何年前だろ。
 丁度1年前?」
一時期ヒットしていた頃は外国語で歌って欲しいと言われて
日本人らしい訛りを残しながらも自分の歌詞をロシア語にすり替えて歌った事がある。

立花 響 > 「……うーん?」
暫くの時間翻訳を進めると何か遠回しに表現してる事が多いような、そんな違和感を抱き始める
普通の鉱物学の本、もとい魔術書でもあるのだがこの絵そっくりの月についての正体は未だ掴めずにいる

このまま引き下がると何かモヤモヤを抱えたままになってしまう。
とりあえずはもう暫く読み進めることにした…読みきれば何かスッキリする何かは見えてくるだろう。
見えてくると信じたい

立花 響 > 暫くすると響は椅子にもたれかかって電灯で仄かに明るくなっている屋根を見る。
そもそもあの月の石はベートヴェンが作った月光の魔譜から生まれたもの。
しかし魔譜自体は音楽家が作ったものではない。
暇を持て余した魔術師の遊びで作られたものなのだが、噂
ではあるが物によっては絶大な効果を誇る魔譜があるとかないとか。
しかしそのベートーヴェンがロシア。ベートーヴェンが生きている時代ならロシア帝国ぐらいの年代だろうか
その辺りの交流があるとは少し考えにくい。

考えれば考えるだけで頭がこんがらがる。
果たしてロシア語と月光は何か関連性があるのだろうか。
いや、あの檻葉が見つけてくれたのだから必ずヒントがあるはずである。
響は再び気合を入れて翻訳作業に勤しむ

立花 響 > ページを一枚めくり、最初の見出しを見ると今までとは何かが違う。
意味を理解していないが何か異様な雰囲気を感じる一文。
「『Оставьте звезду』…?
 星を、落とす?」
先程までは平和な月に関するウンチクやロシアで研究してきた内容など、今になっては響が知っているような内容ばかりであった。
ただここに至って魔術書らしい一文が現れてしまった

星を落とす。
その単語を理解した頃には何か惹かれる物があってしまったのかそのまま勢いに身を任せて翻訳を進めていく

立花 響 > вес
重圧、というよりは重力。

月は地球の重力に引っ張られて今の状態を維持している。
ただその状態を維持している均衡を崩したならば月を丸ごと落とせる。

「…核、みたいなものだよねこれ」
どこに落とせるかは指定出来るらしいが、少なくともそれは目に見える範囲ではなくてはならない。
目に見える範囲に月を落とすならば詠唱者も巻き込まれる為、実際に実行した魔術師はいないのだろう。
狂った魔術師がロシアにいなくて心底ホッとしている

立花 響 > 「ただこの月の石は…と?」

内容を読み進めていくと魔術師の日記のようなものを見つける

どうやら1回は月を落とす為にвесを詠唱したらしいが、途中で止めた所この月の石が落ちてきたらしい。
それを見た魔術師は外国に亡命して魔譜【月光】を作譜。この月の石を収めたようだ

「なんとも、出来た話だね…これ」
偶然魔譜を見つけ、偶然この魔術書を手に入れ、偶然この月の石の存在を知る
大凡偶然で起きる物ではない。

「こいつが引き寄せた、とも言うのかな…」
机の上にころがしている月の石を指で突く。
とりあえずはこいつが本物の月の石であることがわかった為に満足である

立花 響 > 「……疲れた」

気付けば外は真っ暗である。
確か解読を始めた時には夕方頃で、翻訳するのに2,3時間程経ったのだろう

「…久しぶりに深夜徘徊、しようかな」
今日の気分はヴァイオリン。
フルートに比べれば重いが、音色はやはりヴァイオリンが一番好みである。
ヴァイオリンを入れたケースを持ち、財布と端末を持って駆け足気味に自分の部屋、そして寮を後にした

ご案内:「女子寮・響の個室」から立花 響さんが去りました。
ご案内:「女子寮・響の個室」に立花 響さんが現れました。
ご案内:「女子寮・響の個室」にロウゲートさんが現れました。
立花 響 > 深夜であったからか特に人目にはつかずに響の部屋にたどり着く事が出来た。
響がパチ、と部屋の照明をつけると押入れには楽器、棚にはCD。
机の上にはいつぞや見たであろう月の石とロシア語辞典とロシア語魔術書やらが乱雑に置いてある

「汚い部屋だけど…まぁ、ゆっくりしていってください」
そう言って使い魔を部屋の中に案内しながら響も楽器を所定の位置へと片付けていく

ロウゲート > 「なあ……聞きたいことがあるんだが…」
スンスンと鼻を鳴らしながら、疑問に思った事をまず口にする

「もしかしてこの寮は女しか住まないタイプの建物じゃないのか?にゃ?」
寮と言うと、俺の世界では丁稚奉公に出された子供が
商会のタコ部屋で雑魚寝するようなイメージだ
だが、ここにはちゃんと文明があり、部屋も一人ひとりに配られている
まあそれはインフラの違いだろう
所でオスの気配がしないのだが……と鼻を鳴らした

「魔術書?」
ピク、と目を凝らした、魔術書があるのか?
荘重を目にし、前足を伸ばそうと、興味があるな…だけどロシア語は読めない。

「ああ、うん…けど…そうだな…落ち着かないにゃ…」
以前見知らぬ男の家に世話になった時は、なんというかくつろいでいた気がする
だけど、なんだろうか、この落ち着かなさは……よくわからない

そもそも、自分は1ヶ月近く野良だったのだ
体も、結構汚れている、あまり踏み荒らすのも、躊躇われるな…と
部屋の隅で丸まっていた

立花 響 > 「…?」
使い魔に対する質問に対して首を傾げ、その問いの内容を聞くとあぁ、と言いながら口を開いてその疑問を無くすだろう
「えぇ、女子寮ですから男子はいないですよ。男子は男子で…ほら、向こう側に高い建物がありますよね。
 あれが男子寮です」
響がカーテンを開けて使い魔を抱えて窓の向こうを見せる。
そこにはここと同じ様に向かいに高い建物が見える。アレが男子寮だと分かるだろう

「あぁ…まぁ、借り物ですからすぐに返さないといけないですから…
 といっても中々凄い事書いてありましたけど、私が使っていいような内容じゃなかったですね」
使い魔といえど、ある程度解読済みの内容が内容の為に口外はしにくい。
使い魔でこの主人は魔術師であるが…念には念を入れて損はないだろう

「そりゃ、他人の家に来たら躊躇うでしょうねー…
 あ、シャワーぐらいは浴びます?猫の身体ですから、あまり好きじゃないかもしれませんけど」
部屋の隅で寝ている様子を見てそういえば暫く野良だったのだから汚れている!という事に気付いシャワーの提案をする。

ロウゲート > 「そうだったのか…」
寮というシステムはあまりよく理解していなかった
そもそも足を運ぶ予定すら無かったのだから当然だが

なるほど。
自分の姿が今猫ではなかったら、俺は何だろうな…忍び込んだ…変態かな…
よくない想像しか浮かんでこない、素直に本人ですと言っておくべきだったか…
いや、やはり本人だと名乗った瞬間掌を返して復讐に来られたら成す術が無い
他人の言う事は、簡単には信じられない。

「まあ…良いんだ…系統が違うし、取れる魔力も残っていないみたいだ…にゃ」
これは自分には関係が無いものだろう、文献としての興味はあるが
猫の手では読む事もできないのだ

「シャワー?シャワー………俺…僕は…」
難しい顔をしていた、シャワーと言うと…己の手、前足を見る
もちろん自分ではシャワーなど使えないのだ
でも、泥のついた体で人の部屋で寝るというのも…
マントもボロボロだし……葛藤は続く
なんか、頷いたら人として大事なものを失いそうな気がするな…
ちら、とその顔色を伺うように目をやる、その目は、いやそうに見えたかもしれないが

立花 響 > 「まぁ、使い魔さんに性別あるかは知りませんけど、見た目猫なら皆許してくれますよ。」
そんな無責任な事を言い放ちながらカーテンはシャッと閉じ、自分のベッドに腰掛けてふぅ、とため息をつく

「ロシア語ともなると中々読める人いなさそうですからね。
 使い魔さんも気が向いたら図書館行ってみては?なんて」
猫が図書館で本を借りる、ともなると中々良い絵になるかもしれない。
下手すると檻葉が捕まえるかもしれない…等と想像を浮かべている

「別にシャワーかけるぐらいでしたらかけてあげますよ?
 場合によってはシャンプーまで…うふふ」
そんな意味深な笑みを浮かべているが響本人はとても楽しそうである。
この前拉致…連れ帰った猫はシャンプーまではしなかったし、そもそもこの使い魔みたいに喋りもしなかった

ロウゲート > 「ないよ、性別なんてないよ、使い魔だか――な、にゃあ」
ウソを付きました
なんだか良く判らないけども、つまらないプライドだったかもしれない
要は本人だとバレなければ問題は無いのだ
会話にノイズが入り始めた

「図書館に普通に魔術書が――――のか…暴走したらどうするんだ…
 凄い世界――――な…時々変な者が出――――新聞に載――――いるのは見る――――…」
管理がされていないんじゃないか?魔術書とは、危険なものなのでは…
自分のいた世界との感覚の違いに眩暈がする、まあピンキリだからな…
この女から齎される情報は新鮮なものが多い、心に留めて置くとしよう

「シャワーかけるぐらい…そう――――…それぐら――――…問題は無いかも――――」
そうか、かけてもらうだけなら…別に問題は無いな…
倫理的にも、きっとセーフだ、それに、汚れも気になっていたしな…
すくっ、と立ち上がる

「案内…してほし……――」
喋り過ぎたのだろうか、テレビの砂嵐のような音が混じる

「にゃあ」
喋るのにも魔力を使うのだ、ちょっと節約しておこう

立花 響 > 「…あら?あぁ、ええと。そうなんですか…
 いや性別なんてあったら大変でしょうけども」
使い魔の性別という概念があったら…色恋沙汰とかあったのかな、などとそんな想像を膨らませている。
そもそも契約の上で使い魔になっているはずだからそういうことはないだろう…恐らくは

「といっても簡単に見つけれるような場所にはなかったですね…
 え、えーと。確かに新聞にも変な人が出てたりとかもありますし…
そういうのにロウゲートさんが襲われて怪我とかされてなければいいんですけど」
度重なるノイズで聞きにくそうに首を傾げながらどうにか通じているようだが、
少なくとも話しにくそうにはしている

「シャワーかけるだけでもそれなりに変わってくるとは思いますよ?」
別に自分も脱いで一緒に風呂にはいる訳ではないのだから目の前にいる使い魔の心配は消えていくだろうか

「にゃぁ?」
魔力切れか何かなのだろうか、一先ずは使い魔を洗うべく個室に一個備えられている、人1人は簡単に入れるであろうユニットバス形式の浴場である

「ま、とりあえずは出来るだけその汚れ落としましょうね」
制服の袖を捲り、髪を纏めて出来るだけ濡れないようにしてからシャワーを構えてついてきているであろう使い魔に冷水をぶっかける

ロウゲート > 「僕――猫――から…にゃあ」
そう、猫だから…そもそも使い魔にそういう感情を向ける話は
聞いた事が無い、大体自分の知る使い魔とは猫とか鳥とかだ、
にしても、ノイズが…言語化はそんなに魔力を消費しないはずだが…

「何故――――心配――?
 主人は――――の話、したこ――ザザッ…」

「にゃー」
ああ、煩わしいな…などと思いながら、普通の猫モードで声を出した
トコトコと付いていく

「んにゃー」
気にするな、とでも言うように鳴いてバスへと付いていく
ユニットバスか…別々ではないのだな…まあ学生の部屋なら上等だろう
が…狭いな…

「にゃーー!?」
猫の視点で見るシャワーは滝のようだった、オマケにいきなりの冷水だ
ゾワゾワと本能が、というか宿主である猫の意識が爆発し
体が飛び跳ねた、冷水を体にぶっかけられてから
逃げるように濡れた体で響の腹あたりにしがみつこうと

立花 響 > 「何故、と言われても…お金が無くて『困っている』人を見捨てるなんて出来ませんから…
 あの時もお客さんが来なくて困ってたロウゲートさんを見捨てるなんて私には出来ませんでした。
 栞さんはとても警戒してましたけどね」
あの時の情景を一つ一つ思い出す
あの時の栞は警戒していたような気がする…してたっけ?まぁいいか

冷水で飛び跳ねてお腹にしがみついてくる使い魔を見ればあっ、と思いついたようにシャワーの水を触れる
その頃にはもう冷たくはなくなってぬるいぐらいだが
「あぁ、ごめんなさい…えー、と熱いのも多分駄目ですから、ぬるいぐらいがいいですよね」
使い魔が降りやすいように屈みながら温度調整器をぐるぐると回して大凡36度ぐらいのぬるいシャワーが出るようにする

「このぐらいなら…大丈夫だと思いますよ?
 自分でシャワー当たってくれないと、私が濡れちゃいますから、お願いしますよ?」

ロウゲート > 「甘――――と優し――……にゃあ」
甘いのと優しいのは別だ
そんな気分じゃいつか泣きを見る事になる
などと言おうとするが、ノイズにかき消され、改める

自分は説教などできるような人間ではない
それに…それがこの人間の持ち味なのだろう、それを曲げる必要は無いのかもしれない

「にゃう」
徐々に丁度良くなってくる温度
ああ、これぐらいなら何とか…まだ滝のようで怖いな…
耳に水が入りそうだ、これも気になる、なるほど、猫がシャワーを嫌がるわけだ…
などと思いながらも、背中に当たる温度には気持ちがよさそうに目が細まる

「あり…――とう――」
ザザ…と砂嵐のようなノイズが走りながらも、礼を述べる
伝わったかどうかもわからないが…

「にゃあ」
悪かった、とでも言うように鳴く
服を濡らしてしまっただろうか
女にシャワー当ててもらって、暴れて迷惑かける光景、どうなんだろうな…かなり威厳が落ちた気がするぞ…
ああ、でも…シャワーは久しぶりだな…

立花 響 > 良く言われます、と呟きながらぬるくなったシャワーで使い魔の背中を流していく

手を使ってあげて流すべきか、どうするべきか少し迷ったが
猫だし猫のリクエストがあるまで手は出さないでおこう
いや、使い魔だけども触ったら不都合があるかもしれない。念には念を入れるのは大事である

「いや、別に…なんだかんだで困っている人をこうやって助けれるだけで良いんですよ
 …いや猫で使い魔ですけど、こうやって意思疎通出来るだけでも十分人みたいなものですし」
特に服が濡れた事は気にしていないらしく、使い魔にシャワーを浴びせている響はとてもご機嫌である。

十分シャワーを浴びた頃だろうか、響は少し大きめで洗いたてのタオルを持ってきて
「身体拭きますけども…どうします?自分で拭いた方が都合良かったりしますか?」
繰り返し念には念を入れる。あくまで相手は猫で使い魔で、人間とは都合が違う存在。
慎重に慎重を重ねる…

ロウゲート > 「なんか……」
シャー…と流され、少し間が経った
ご機嫌のようだが、改めて時間がたち、落ち着いてくると

「そん――気を使わ――だろうか……すまない…にゃ…」
最初は裏が裏がと疑っていたのだが…
何だろう、もてなされているのだろうな…というのはわかる
わかるが、何故こんなに落ち着かないのだろうか
100%善意の行動というものを受けた経験は、人生で殆ど存在しなかった

こんな時に何と言ったらいいのかも

「ああ、うん…自分で――――無理―――だな――……」
何から何まで気を使われて…なんだろう、コイツは俺のお母さんか?
これはもしかしたら母親が子供に何かするような感じではないだろうか

「僕は…ただの猫だから…その…ふつうでいい、ふつうで…」
使い魔としての扱いにあぐねているのか?考えてみれば一般人からすれば
使い魔なんてものに縁はないだろう
だけどこうも厚遇されると…なんだろうな
猫として扱われるのもなんだけども、今の状態も形容しがたい距離を感じる
フルフルと体を震わせながら、ふいてくれと腰を下ろした

立花 響 > 「いえいえ謝る程ではないです
 身体が汚いとどうしても不都合が生まれたりするでしょう…
 毎日は難しいでしょうけど、清潔に出来る時に清潔にならないと身体に不具合が起きてからでは遅いので…」
人間故に響にも勿論裏表はあるだろう。
ただ、目の前の生き物が救いを求めるならそれは手を差し伸べる事は当然の事である。
……こんなことを繰り返しているとその内響の部屋は猫屋敷になりかねないかもしれないが

「そこはこう……転がるみたいな、出来ませんよね」
自分で何を言っているんだろうと自己嫌悪に至りつつもタオルケットを持って使い魔に近付く

「…使い魔でも身体は猫ですもんね。変に慎重になってました」
わっ、と言いながら身体を震わせて飛んでくる飛沫が顔や服に当たりながらも使い魔の身体をタオルケットで包んでいく
しかしその手つきはどこか慎重に、緊張しているような手つきである

ロウゲート > 「そう――――……ザザッ
 ――不具合は…困るな…」
救いを求める…というとちょっと違うのかもしれないが
いわゆる、困っている人間を放っておけない、という人種なのかもしれない
そういう人間は日向の道に住んでいて、きっと自分と関わる事は無いはずの人間だ

だからだろうか、なんだかこの女と話していると落ち着かないのは…

「にゃー」
流石に腹を見せてごろごろするのは…なんというか…
動物は腹を見せるのが服従のポーズと言うし、抵抗が…

もぞ…と体の奥で何かが蠢く感じがした
なんだろう、シャワーで血流が良くなったのかな、体内で何かが芽吹くような感覚

「ああ…すまない…妙な生き物――……ザザ…」

下手に触って爆発するとでも思われているのだろうか
なんだか緊張されると、こちらも落ち着かないな……何かこう、打ち解ける切欠でもないと
どうにも間が持たない…少なくとももう少し自分を猫と認識して貰わないと、くつろぐにくつろげない気がする

くる、と振り返る

「にゃー」
顔を伸ばした、猫らしくその頬に舌を伸ばし
ぺろ、と舐めるつもりだ

立花 響 > 「そうですよ?
 猫の身体でしたら…ダニとかが身体についたりして、それが原因で病気になったりとかしますし…
 だからといって今回のシャワーだけで完全に落ちた訳じゃないでしょうけどもね」
別に猫を飼っていた訳ではない。
ただ偶然に少し前に猫をこの部屋に連れ込んだ時に猫について調べた時にそんなことが書いてあった気がする。気がするだけである
あれも救いを求めていたかというと…
求めてはいないが少なくともお腹は空いていたらしいから大丈夫だろう恐らく。

「猫が喋るってだけでも十分妙な気が……あっと?」
避けるつもりもないが、まさか舐めてくるとは思っておらず思わず硬直しているようだ

「…と、猫じゃなくて使い魔さんですけど、そういうの舐めちゃって大丈夫なんです?」
ある程度緊張は解れて来たのか自然に使い魔の頭に手を置いて撫で始める
そういえばちゃんとこうやって触るのは初めてのような気もする

ロウゲート > 「にゃー」
なるほどな…と内心で返事をする
猫の体は勝手が違うというのは使っていればわかるが、実際に猫の構造の知識はない
洗えばどうなると言うものでもないのだな…

「にゃーう」
自分の意識化に存在する自分の意識、猫の意識の比率は9:1ぐらいだ
これを5:5ぐらいに引っ込める、すると
体が勝手に動いて、懐いている事を示すように響の頬に舌を伸ばし始めた
ざらざらとした舌がその頬を撫でる、お礼のようなものだろう

「……うー…」
うなり声のようにゴロゴロと喉を鳴らす
大丈夫ってのはどういう事だろう、大丈夫じゃないとどうなるのだろうか
意識を薄めると眠気のようなものを感じる、うすぼんやりとそんな感想を抱きながらさせるがままにしている

張り詰めていた物を少し解いて、響と言う人間への警戒を落とすと
また少し体の中で何かもぞもぞとした言いようの無い感覚が走った

撫でられると、本来の猫の意識は嬉しかったのか
またにゃー、と鳴いて胸元へと飛びつこうとしている

それを意識の底で見ている自分、妙な光景かもしれないが
ゆっくりとしていて、とても落ち着いた時間に思える

立花 響 > 「まぁ、少なくとも貴方がここにいるなら出来るかぎりの世話はさせてもらいますし…
 ある程度知恵があるみたいですから、煮干しの袋とかは…あそこにありますし、後で牛乳を飲めるようにしておきましょうね」
そうやって指差した所には煮干しの袋が机の上に置いてある。
封は既に切ってあるが、開けやすいように完全密封にはしていない為、猫でも開けようと思えば開けられるだろうか

「あはは、くすぐったりですよ
 使い魔さんも結構お茶目なんですね」
ザラザラとした舌が頬を触れるとくすぐったそうにしている

「…と、もう眠そうですね。
 私は学校行かなきゃなので、1人で寝てもらう事になりますけど…もし寒い様でしたら私のベッド使ってくださいね。
 今は少し冷えてますけど、暑いようでしたらベッドの上に空調のリモコン置いてありますので踏めば起動出来ると思いますし…
 あぁ、後は牛乳牛乳と…」
胸元に飛び込んでくる使い魔を受け止めれば軽く3回程頭を撫でた後は自分がいつも寝ているベッドに置き、
使い魔が過ごしやすいように部屋のセットアップを始める

どうせならばお腹に入れるものは近い方がいいだろう。
なので煮干しが入っている袋と牛乳が入っている皿は近くに置く…前にその下に床が汚れないようにする為に古新聞紙を敷く。
一先ずは食事に関する事は大丈夫だろうか

「空調に関する事は良し。お風呂もとりあえず換気扇回して…と、
 あ、もし牛乳が駄目でしたら言ってくださいね?お水にしたりするので
 それで後はー……多分、大丈夫ですよね。
 使い魔さん頭良いですから」
部屋の中を慌ただしくあちこち行き来して学校に行く準備を整えたり、
使い魔が過ごしやすいように環境を整えていく。

ロウゲート > こくこくとその言葉に頷く
この状態だと半ば眠っているように意識は半覚醒なのだが
辛うじて繋ぎとめて聞いていた
やっぱりメシは煮干か…でも食えるものがあるのはありがたい

額の心眼めいた模様が、ひとりでに閉じていく
これは俺の意識のバイタルサインを示している
今は、半目ぐらい

うん、うん、聞いてる……
響の説明をこくこくと頷きながら聞いていた
あれ…何しに着たんだっけな…
そう、とにかく、ここならカラスに教われないで寝れる
とにかく、寝る事が出来るんだ

せっせと動いてくれている響をうつらうつらとした目で眺めていた
よく動く娘だな…

「にゃ…」
そういえば今日は月曜か…などと思いながら、支度をする響を眺めていた
悪い事をしたかもしれないな…申し訳程度に申し訳なさそうに鳴くと
くぁ…とあくびをして、その場で丸まった

良い奴じゃないか…そうだな…
なんだかこうやって落ち着ければ…戻るのも早い気がするな…
礼は、どうしようか……やっぱりちゃんとしにきた方が…

猫の瞳も、段々と閉じていく

立花 響 > 「よーし…じゃ、行って…あ、と夜はもうヴァイオリン弾いたから…たまにはトランペット持っていくかな。
 それじゃ、行ってきまーす!」
ぱたぱたと部屋内を行き来して準備が整ってやっと出発するかと思いきや、
服を選ぶ女の子のように押入れから楽器を取り出して部屋の入り口へ急ぐ。
こっちに来てから初めて言ったかもしれない、そんな行ってきますの言葉。
こういうのは学校行く為のモチベーションにもなるし、寄り道する気も起きない

「出来るだけ早く帰ってきますから、ね」
そう笑顔で使い魔に言葉を残して響は部屋を後にするのであった

ロウゲート > フリフリと、尻尾が揺れる
それは見送り代わりに手を振ったつもりだったのかもしれないし
あるいはただ揺らしただけなのかも

行ってらっしゃい、と脳内で告げると
意識はまどろみに落ちていく

ご案内:「女子寮・響の個室」からロウゲートさんが去りました。
ご案内:「女子寮・響の個室」から立花 響さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」・2階」に四十万 静歌さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」・2階」に佐伯貴子さんが現れました。
四十万 静歌 > 待ち合わせ時間よりはやく来て、
携帯で時間を確認しながら席にすわっている。

カタカタと携帯を握る手が微妙に震えてるが――
なんていうか 物凄く 緊張しているのである。
勤めて表情は冷静になろうとしているのだが。

佐伯貴子 > (ちょっと早く来てしまったが大丈夫だろうか)
(そう思いながら階段を上がると待ち合わせ相手の顔が見える)
やあ四十万。ずいぶんと早いね。待たせてしまったかな。
(言いながら席に座る)

四十万 静歌 > 「い、いえっ!」

思わず声が跳ね上がるけど、
ゆっくりと深呼吸して落ち着けて――

「大丈夫です、私も今来た所ですから。」

と、少し慌てて取り繕い、

「――化学の方はその、
 無事大丈夫でしたか?
 テスト期間に入ってしまいますけど。」

なんて、
とりあえずあの後無事進展はあったか聞いてみる。

佐伯貴子 > それはよかった。
私もちょっと早く来てしまって心配だったんだ。
(ぎこちなく見える。なぜ緊張しているのだろうと思いながら)
ああ。
あれから応用問題も解けるようになってな。
全て四十万のおかげだ。
結果が出るには少し早いが、前も言ったとおり今日は奢らせてもらう。
(ニッコリと微笑みながら言う)
(感謝のこもった表情だ)

四十万 静歌 > 「私の方も遅れないようにって思ってきたので、
 早く来てしまった感じです。
 それにしても、良かった――」

無事、進展があって、笑顔を向けられると、
顔を真っ赤にしながらこちらも微笑み返した。

「それじゃあ、折角なので奢られてしまいますっ!
 えっと……
 うーん……
 この特製パフェにしよう……かな?
 貴子さんは何にするんですか?」

照れを隠すようにメニューで顔を少し隠しながら問いかける。

佐伯貴子 > 四十万は几帳面なのか?
いや、真面目とかたまに言われる私が聞くことではないが…
(早く来た者同士性格にどこか似ているところがあるのだろう、とか思う)

(顔が真っ赤だ)
(この制服じゃないほうが良かったかな?)
んー、私はショートケーキと紅茶のセットだ。
パフェもいいが、前にここでやけ食いして腹痛になったのでちょっとな…
(眉をひそめながら店員を呼ぶ)
四十万の勉強の調子はどうなんだ?

四十万 静歌 > 「几帳面……なんでしょうか。
 どちらかというと臆病が正解かもしれません。
 こう、なんていうか、勇気が出せないんですよね。
 ちょっと褒められただけでこう、胸が高鳴ったりしますし」

臆病だからやっぱり嫌われたくないし、
時間前に来てしまう。
そんな感じだ。

「確かに、
 パフェは食べなれてないと、量とか大変ですよね。
 冷たいものはお腹に響きやすいですし……
 ここのジャンボパフェとか凄く美味しいから、
 ついつい食べてしまうんですけどね。私。
 勉強の調子は――」

うん、と一つ頷いて。

「ふ、ふつー……かな?
 一応予習復習はしてるから、
 いつもの力であたるつもりですけど……
 万全!っていえるほどでもないです。」

はは、と少し乾いた笑いを。

佐伯貴子 > ふむ…
臆病かどうかはともかく、褒められて嬉しいのはいいことだと思うぞ。
私はなんだか素直に受け取れなくてな…
(実際、それで逃したチャンスもあっただろう)
(羨ましい)

少食のイメージが何となくあったんだが、そうか…
ジャンボパフェも食うのか…
ちょっと意外だ。
(相手の新たな一面を発見したように感じた)

予習復習ができていれば大丈夫だろう。
私も早めに勉強しておいて助かった。
そのおかげで今こうしてお茶したりできるしな。
(苦笑しつつ言う)
(勉強も教えてもらえたし、時間的余裕もできた)
(早めの準備は大切である)

(店員が注文を聞きに来るとメニューを告げた)

四十万 静歌 > 「素直に受け取れない……ですか。
 ううん。
 何か裏があるんじゃないかーとか?
 それならたまには素直に受け取ってみるとかどうでしょう。」

なんて、にこにことのん気にいってみる。
たまにはそうしてみてもいいんじゃないかなー
くらいの軽いのりである。
だが、

「あ、基本的には少食なんですけど、
 甘いものは――甘いものは別腹です。」

別腹の言葉に真っ直ぐ目をみて真顔になる。
この一瞬だけは……とても真剣だった。
すぐに笑顔に戻るのだが。

「毎日の積み重ねって本当に大切ですよね。
 一夜漬けとか
 本当にいろんな意味で身体にも精神的にも悪いと思います……
 お互いゆっくりですね。
 ただ問題があるとすれば――あ、私は特製パフェお願いしますね。」

佐伯貴子 > うむ…なんだか乗せられてるような気分がして警戒してしまうのだ…
たまには素直に喜んでみるかな…
(しかししばらくそんな機会は来そうにないのであった)

そうだな。甘いモノは――別腹だ――
(真剣に同意する)
(カフェじゃなくてデザートバイキングをおごったほうが良かったかなとも思う)

一夜漬けなんてあてにならないしな。
私も勉強とトレーニングと仕事はコツコツやるようにしている。
ゆっくりと言えばそうなのかな。
問題?
(相手の言葉を待つ)

四十万 静歌 > 真剣に同意されると、
ガッツポーズをした。
相当嬉しかったようだ。

「ええ、問題ですよ。
 私は去年一度やってしまったのです……
 解答を書く所間違えて1段ずらしてしまって0点を……
 あれは……ツラカッタデス……
 ケアレスミスだけは、本当にどうにもなりません……
 見直してはいるんですけどね。
 そういう経験ありませんか?」

佐伯貴子 > (喜ぶ相手に笑顔が漏れてしまう)
(素直な性格なのだろうな)

そんなことがあったのか…
私はないな。
そういう話を予め聞いてしまっているので、怖くて最初から警戒するのだ。
だから聞いたことがあるミスはあまりしない。
そういう意味では私も臆病なのかもしれないな。
(相手らしいミスだ)
(しかし自分もどこか抜けているので、テスト以外でそんな失敗をしてしまっているかもしれない)

四十万 静歌 > 「おお、凄い……羨ましい……!
 私聞いていてもミスするんですよね。
 しかもこう、やった!って時に限って。
 大丈夫ですよ、警戒するだけで、どうにかなるなら、
 きっと几帳面なお陰ですよ。」

ええ、と力強く頷き、

「得意な事でも稀にあるあたり、
 なんていうか、私の注意力はダメです……」

ぐぬぬ、という顔をしたあたりで
頼んだ品が運ばれてくるだろうか。

佐伯貴子 > そういう時は注意力が散漫になるからじゃないか?達成感で。
そうかな…いや、ここは素直に受け取っておこうか。
ありがとう。
(なんだか少し照れながら礼を言う)

注意力の問題なのかな?
気をつけるポイントを間違ってはいないかな?
一回やったミスは二度としない、というありふれたことを心がけるだけでも違うと思うぞ。
(ショートケーキが運ばれてくると、フォークを手に取り真っ先にいちごを食べた!)

四十万 静歌 > 「確かにそれはあるかもしれません……!
 気をつけるポイントは……
 間違えてないはずなんですけどね……うーん。
 でも、頑張ります、ミスの無くなるその日まで……!
 気をつけるよう心がけてみます。」

ぐっと拳を握って決意をしつつ。

「苺、好きなんですか?」

苺を真っ先に食べるのをみると、
と首を傾げながら、生クリームを一口。
とても、とても幸せそうな笑顔になった。

「あまーい……♪」

佐伯貴子 > その気合があればいつかミスはなくなるさ。
ごまかそうとしたり現実から目を背けるよりよほど前向きだ。
応援するぞ。
(深く頷く)
(仕草がいちいちかわいいな)

いや、特別好きというわけではない。
最後にとっておいて万が一酸っぱい苺だったら食後の余韻が台無しだからな。
今回は甘い苺だったが…
最後の一口はクリームとスポンジで無難に締める。
(やはり几帳面な性格のようである)
私もパフェを頼めばよかったかな…
(羨ましそうに相手の表情を見る)

四十万 静歌 > 「応援されたからにはぜひとも、
 最高の報告がしたい所ですね。
 それにしても、
 よく考えて食べてるんですね。
 確かに、その方が美味しく食べれそう……!」

食べ方の順序……その発想はなかった、みたいな表情を浮かべ、
羨ましそうな表情を見るや否や、

「良かったら少しどうですか?」

ひょいっと何気なくとりあえず一口分すくって差し出してみたり。

佐伯貴子 > 良い報告を期待している。
こちらも良い報告ができるようがんばろう。
(うむ、と頷く)
前から考えていたからではない。
これも前に酸っぱい苺にあたったことがあるからだ。
経験を積み重ねて自分のやり方を確立していくんだろう、人間は。
(なんだか偉そうなことを言ってしまう)

…いいのか?
(一瞬戸惑うが、差し出されたらその誘惑に敵うわけはなかった)
あー…ん。うまいな。
(幸せそうな表情)

四十万 静歌 > 「確かにそうですね。
 経験を積み重ねて、
 積み重ねて――
 今の私達とこの世界が、あるんですよね。」

やっぱり凄いなぁという顔をしながら、
パフェを食べる様子をみて、

「やっぱり甘いものはいいですよね。
 幸せになれますから。」

真面目できりっとしてて、
それでいて可愛らしいだなんて最強だなぁなんて、
ほほえましい顔になってたりする。

佐伯貴子 > なんだか壮大な話になっているが…
発端はケーキの苺をいつ食べるか?という問題だぞ?
(なんだかおかしくなってくすくす笑ってしまう)

そうだな。
世の中に確かな正義があるとすれば、それは甘いものだな。
絶対的正義だ。
(大真面目な顔で言う)
四十万もひとくち食べるか?
(ケーキを切り分け、差し出す)

四十万 静歌 > 「ケーキの苺がほったんでこんなに壮大になるなんて、
 ひょっとしたら、
 ケーキには宇宙の真理が隠されているのかもしれません。
 なんて。」

真剣な口調でいいながら、
なんての一言でウィンクをして、こちらもくすくす笑う。

「世界が甘いものでみたされれば平和になると思うんです。
 少なくとも私はそうですっと……
 そうですね。折角だからいただきます。」

あーん、と口をあけてぱくっと食べた後、
ほっぺがおちそうといった感じでほっぺたを抑えつつ

「ふわぁ……」

と幸せそうな気の抜けた声をだした

佐伯貴子 > (くすくす笑いながら)
いや、案外そうかもしれんぞ。
なんでも宇宙の真理から出来ているのだから、逆算すればケーキからでも宇宙の真理が見えるかもしれない。

そうだなあ…
甘いもの苦手な人とかがいるからなあ…
せめて甘党同士は争わなくて良い世界がほしいなあ。
(なんだか遠い目をして)

甘いものはいいよなあ…
(幸せそうな相手を幸せそうに見つめる)

四十万 静歌 > 「おおぅ。
 将来ケーキからみる宇宙の真理とか、
 論文にする仕事とかしてみるのも面白いかもしれませんね。
 問題は出来る気がしない事だけど……!」

なんというか他の人に先を越される気がするのです、
とわたわたしつつ。

「まぁ、
 少なくとも私と貴子さんが争う事はないんじゃないでしょうか。
 同じ甘党で――こうして仲良く食べれてる訳ですし。」

ね、とウィンクしつつ、

「本当に甘いものはいいですよねぇ。
 また、一緒に食べに行きたいものですね。」

なんて、
幸せそうな目で見られているのに気づいて、
同じような幸せな目で見つめ返し微笑む。

佐伯貴子 > 趣味でやる分にはいいかもしれないな。
ケーキはそれに値する存在だからな。
(微笑みながら言う)

それは言える。
元々私も君も争いは向かない性格のようだし。
何より甘党だしな。
(ウインクを返す)

そうだな。
これから夏だし、かき氷やスイカといった季節の風物詩がある。
アイスも食べ頃に冷えてくる頃だろう。
楽しみだな。
(微笑み合う)
(甘いものが結んだ絆である)

四十万 静歌 > 「確かに趣味なら……!
 将来の夢なんてもってないけど、
 ちょっとだけ将来が楽しみになりました。」

えへっと小首をかしげて笑って。

「これからも仲良くしてくださいね。」

なんてウィンクを返されると最高の笑顔で返すのである。
ちょっと真っ赤になりながら。

「確かに、夏は冷たくて甘いものが沢山……!
 でも、お腹も壊しやすい季節なので、
 食べ過ぎにお互い気をつけて楽しみましょうね。
 お腹壊したら……甘いものが食べれないのです……!」

お腹壊すのは 本当に 不幸せだ。

「後、夏といったらやっぱり……
 海派ですか?山派?
 私は海で甘いもの派です。」

佐伯貴子 > 将来は明るいぞ。
今よりもっと美味しい甘味が出ているはずだからな。
希望を持って生きていこう。
(真剣な顔で言う)

こちらこそ。
仲良くなれて嬉しいよ。
(かわいいな!と思いながら微笑むのだ)

気をつけるよ。
同じ失敗は二度としない、を心がけるよ…
(ちょっと深刻そうな顔で)

うーんどっちかな…
山は虫にさされやすいし、海は日焼けしやすいし、難しいが…
あえて言うなら海だな。
こないだ水着も買ったし。
(かなりきわどい二択である)
(登山も体を動かすので嫌いではないのだ)
(そんな表情)

四十万 静歌 > 「――そうですね。
 少しは、希望をもてる、いえ、
 もってもいいんですよね。」

真剣な顔に真剣な声で返す。
うん、と頷くその顔が特徴のないものから、
整ったものに変わるかもしれない。

「――良かった。」

そして、微笑みに微笑みで返した。

「まぁ、貴子さんの事だから、
 きっと大丈夫そうですね。
 それにしても……
 あえて、という事はどちらも好きなんですね。
 アウトドア派!みたいな。
 運動得意そうで羨ましいです、私は苦手で。」

たはー、と苦笑して、

「新しい水着を買ったという事は、
 良い水着が見つかったんですね。」

なんて誤魔化すように笑った

佐伯貴子 > ああ、未来に希望がなかったら人間はもう絶滅しているだろうからな。
(話がまた壮大になる)
(あれっと思ったがそれは違和感でしか無い)

それが意外とわからんものだよ…
テスト以外ではどこかにミスが転がってても気づかないし…
(ちょっと自信がなさそうに)
アウトドアというほどではないが、身体はこまめに動かしているぞ。
汗をかくと気持ちいい。
海でも山でも今年は堪能してみるといいだろう。
(誰かと行けばより楽しいだろう、などと付け足しながら)

良い水着かどうかは見るものが判断するだろうが…
結構紆余曲折があって買った水着だからな。
ぼろぼろになるまで泳ぐつもりなのだ。
(商店街で同僚や後輩に憐れまれながら買った水着)
(着ずに死ねるものか)



(……などと、非常に他愛もない話をしながら)
(食べるものがなくなり、キリの良い時間で仕事に戻ることだろう――)

四十万 静歌 > 「そうですね。希望は大切です。」

静かに微笑み、

「ま、さすがに全部に警戒するわけにもいきませんしね。
 無理の無い範囲でかな?」

首をかしげながら本当に無理のないようにですよ、
と真っ直ぐ見る。

「なんていうか、私もそんな話聞いてると海堪能したくなりますねぇ。」

なんてこちらも歓談をしながら、
また一緒にどこかいきましょうね。
なんていいながら時間になれば別れるのだ。

ご案内:「カフェテラス「橘」・2階」から佐伯貴子さんが去りました。
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