2016/06/11 のログ
ご案内:「ガンショップ『obsidian』」に加賀見 初さんが現れました。
加賀見 初 > 歓楽街の外れにある、小さなガンショップ。
1F部分はガラスケースに所狭しと商品が飾られている。
談笑用に、店の中央に小さな椅子とテーブル。
右手側にはシューティングレンジへと続く通路がある。
奥にはこれまた小さなカウンター。さらに奥には居住区への階段と倉庫へと繋がっている。

で、その2Fがいま どうなっているかというと。

加賀見 初 > 狭いベッドに小柄な二人が寝ていたりする。
ご案内:「ガンショップ『obsidian』」にdevilish【W】さんが現れました。
加賀見 初 > 「ん……」

もぞもぞと動く。
手が何かを探すように動いて、手近にあった何かを掴んで抱き寄せる。
満足したように再び眠りが深く……。

devilish【W】 > 「…………ん、ぅ……」
抱き寄せられた小柄な影は、抱き寄せられたことで僅かに覚醒する。

薄ぼんやりとした意識は以前とあまり変わらないが、

ぼんやりとだが何かを見る目が。
うっすらと聞こえる息遣いをとらえる耳が。
自分以外の香りを感じる鼻が。
そして、温もりと柔らかさを感じる手肌が。

自分が何かに包まれていることをはっきりとした刺激として伝えてくる。

「……ゅ……ぅう……」

よく分からないが、むずがゆさのままにそれをまだぎこちない手指で押してみる

加賀見 初 > 押されれば確かな弾力をその指に伝える。
それはある種の男性の浪漫の塊であり、憧れであり、はるかな高みであった。
それほど大きいわけではないが。

「……あ……?」

少し起きただろうか。

devilish【W】 > 「…………ぃ……」

まだまだ寝ぼけているのか、
力の入っていない動きでくいくいと膨らみを押す。

それは拒絶や忌避というよりも、身をよじるスペースを確保しようとするかのようで……
手の主である影は、体こそ男性ではあるもののまだ浪漫と憧れを手にかけるには未熟であるようだ。

だからといって無遠慮な動きで触れるのは、その筋の崇拝者の方々からすれば噴飯ものではあるだろうが。

「……んぅ」

やがて、少しの隙間を確保すると、其処に頭を埋めるように……体を少し丸めるようにして、改めてまどろみへと沈み始める。

二度寝であった

加賀見 初 > 「あー……?」

なにか弄られているような気がする。
寝起きはどうにも頭が動いてくれない。
ええと何があったのだったか。

そう、いきなり男の子が出てきてその影から銃の出来損ないみたいなのが飛び出してええと……。

目が覚めた。

いつもと若干違う姿勢。
視線を下ろす。
男の子。
視線をあげて宙を見る。

「……とりあえず、起きたまえ」

ほっぺたムニー。

devilish【W】 > 柔らかさに顔を埋め、気持ちよくまどろみに沈んでいたところでは、その動きに抗えるはずもなく。
むにりと引っ張られるそのままに、伸びる頬につられて頭が傾く。

「いぅぅぅぅうぅぅ……」

いやいやする様に顔を振るが、頬をむにられている状況では寧ろ逆効果だ。
顔から伝わってくる、記憶にはあるが慣れない【痛み】に、目尻に僅かに涙を浮かべつつ逃れようともぞもぞと身をよじり、もがく

加賀見 初 > 「まどろんでいたい気持ちはわかるが、いい加減に起きて欲しいね。
 というかもう起きてるだろうキミ」

はぁ、とため息をついて頬を離す。
もちもちしていたので、後でまたつまもう。

「キミには色々と聞きたいことがあるんだ」

devilish【W】 > 「う”ー……」
不満そうな声を溢し……名残惜しそうにしながらも、ゆっくりと寝床から身を起こす。

長く伸びた……光を受けると、プリズムが反射するかのようにその色彩を淡く変えていく……髪がさらりと首から肩、体へと流れ落ち、
寝床の上で柔らかくとぐろをまく。

「…………キ……【ききたいこと】?」

小さな唇が動き、言葉をつむぐ。

鈴が鳴る様な声音……だが、そのイントネーションは、目の前の少女のそれを機械が模したかのような、どこか異質なものであった。

加賀見 初 > 「単刀直入に聞こう。キミはなんだい?
 少なくとも、まっとうな生物ではないだろう。
 未来世界の猫型ロボットを差し向けてくれる孫だかひ孫には知り合いはいないしね」

いきなり出てきたし。
影から何か飛び出したし。

なお、今現在のTシャツは 一撃! とプリントされている。

「あと、可能なら名前だね」

devilish【W】 > 質問に、長い髪の奥でくりくりとした瞳が、その視線が左上を向いて……そして、正面に向けられる。

髪。 顔。 体 シャツ。 文字。 腕。 指。

自分に視線を向けてくる相手を【見】
見ているものを【思い出し】
記憶を辿ることで【考える】

耳から入ってくる音を音から言葉へ、言葉から意味へと作り変え、それを処理する。

「…………【い】いき、【もの】です? 
 ……みらい。先のことでは、【ない】です」

たどたどしい口調で……ところどころの発音だけ滑らかになったりつっかえたりしつつも、質問に応える。
しゃべる様子はどこか不安気で、まるで【初めて何かをする】かのような落ち着きのなさがあった。

「……【名前】」

最後の問いには、首を傾げることで応える。
それは、答えてはいけないものであるし、持っていないものであると、組み立てられつつある意識が告げていた。

加賀見 初 > 要領を得ない。
見た目相応に……いや、見た目よりも幼いのかもしれないと印象を受けた。

「ふむ……キミが出てきたのは偶然だったと」

さて、困ったといったように眉根を寄せた。

「名前を呼べないと、色々と不便だろうからね。
 って、そこで首を傾げないで欲しいな。
 名前という概念がないのかい?」

devilish【W】 > 相手の表情をじぃ……と見る。
顔をじっと見続けることは失礼かもしれないが……
それを教える者がいない以上、ただただ見つめ続ける。

眉根をよせた表情、仕草の様子。
何か良くないことを、【自分】は言ってしまったらしい。

「…………【不便】?
 名前を、おしえるのは、いけない。
 もっていないから、ね、です?」

口調が混じっている

加賀見 初 > 「名前がないと、キミの事だけを呼べないだろう?
 他に人が居た場合、キミだけでは 誰に呼びかけたのかわからない」

イントネーションがマシになってきた。
というか似てきた。
学習しているのだろうか、と推測できた。
できただけでどうしようもないのだが。

「まぁ、名前についてはまた後で考えよう。
 キミはどこに住んでいた?親御さんとかはいるのかい?
 あと……『なんでボクに似ているのかな?』」

devilish【W】 > 「自分、だけ。他の人が、いると分からない」

【他人】と【自分】
自分には、自分と違う【自分】がいる
……けれど、きっとそれとは違う、他人と自分のこと。

だけど、そのラベルわけについては……
否。ラベルわけをしてしまうことは、恐ろしいことだ。

それは、自分をゆだねることだ。

曖昧なままの意識の中で、しかしこびり付いた様に離れない
強烈な意志の残滓に、ぶるりっと身震いする。

「…………【親】いない、【住んで】いた【ところ】知らない、です」
名前から質問の内容が離れたことに微かに安堵しつつ、
たどたどしくも答えを並べていく――が

「……っ」

最後の質問に、びくっと肩が跳ねる。
先ほどまでと同じ余裕の無さだが……そこにあるのは、先ほどまでと意味が違っている。
そこには……明らかな怯えと、恐怖が現れていた。

加賀見 初 > 「ふ……む、なるほど」

考える。
親はいない。
住んでいたところはわからない。
名前に忌避感があるっぽい。
姿を質問したら怯えた。

「なるほど、わからない」

魔術に詳しいほど座学を修めていない。
というか学校にも在籍しているだけでほぼ顔を出していない。

「他人の空似か何かだろう、きっと。
 性別だって違うわけだからね。
 さて、そうなると……これが最大の懸念ではあるのだけれど。
 『キミはボクに悪いことをするつもりなのかな?』」

devilish【W】 > 「…………わからない」
小首、かくん。
答えることが、違う【答え】だったのだろうか。
でも、違う答えはわからない。

シャツに書かれた 一撃! の文字が歪むのを見つつ、
自分の体をすっぽりと覆う柔らかいものをぺたぺたと触りながら……

「……わるいこと」

その言葉に、僅かにあとじさる。
悪いことは、分かる。曖昧な物もあるが、【写し見た】記憶が、
どれが良いことでどれが悪いことかの境目を教えてくる。
だから、悪いことをするつもりはない。
……【未来】先に何か起きるかは分からないけど、多分大丈夫打と思う。

だけど

「………………し……た?」

この基準を持っていること。
記憶を得る為に【写し見た】ことは、きっと許されないことだと、そう感じていた。

加賀見 初 > 「少なくとも、ボクにはキミが誰で何をしに現れたのかはさっぱりわからない という事がわかった」

頭は悪い方ではないが、状況から得られる情報がまとまらない。
点ばかりで線になってくれない。

「その上でキミを放り出した場合は……なんとも落ち着かない心持になりそうで、それはとても困る」

仕方ないか と 先に添えて。

「今後、悪いことをしないのならボクと一緒に住むしかないだろうね。
 語彙が増えればまた何かわかるだろうし、改めてその時に考えよう」

【写し見られた】事を理解していないのだから、咎める道理がそもそもない。

devilish【W】 > 「…………」
答えようが無い。
実際、此処に現れたのは全くの偶然であり……
男の子自身も、どうして此処に来たのかは分からない。

偶然流れ着いて、偶然出会って、偶然写し取った。

それが全てで――それ以外には、何も無い。

「…………悪いこと……怒らないの、です?」
怯えを一刷け重ねた声音で、小さく問いかける。
「一緒に、住む」

加賀見 初 > 「キミは何か悪いことをしたのかい?
 したのなら、ちゃんと ごめんなさい することだよ」

説明されなければ、初にはわかるわけがないのだ。

「キミを放り出したらそれこそ、キミが誰かに悪いことをされてしまう。
 この辺の治安はいいとは言えないからね」

美少年が襲われる事案が発生

devilish【W】 > 「…………した。 あなたに、しました。
 ……ごめん、なさい」

小さく震えながら、小柄な体をさらに縮こませるようにして頭を下げた。
長い髪の間で、僅かに濡れた瞳が不安気な光をゆらりと揺らめかせるのが見えるだろうか。

少女の言葉に、ぶるぶると首を横に振り、長い髪がそれに釣られて右へ左へとふわりと舞う。
脅かす様な言葉は、予想以上に効果が出ているらしい。

加賀見 初 > 何をされたのか、本当にわからない。
もしかして胸を触られた事だろうか。だったら……

「よし、許そう」

頭をそっと撫でる。

devilish【W】 > 「…………」
相手の仕草に、僅かに首を傾げる。

頭に触れる手の感触と、髪を梳いてくる指の動き。

どういう意味かは分からないけど、なんだかぬくぬくとして、
眠っていた時のような、柔らかい気持ちになってきて……
髪の奥で目が心地よさそうに細められ、おねだりするように頭を軽く押し付けてくるのが、小さな動きながら分かるだろう。


なお、胸に無遠慮に触れたことについては、プラスでもマイナスでも、何も感じていないようだ。
悲しいほどに、何も。

加賀見 初 > 頭をそのまま撫で続ける。

「さて、とりあえず名前がないと色々と不便だね。
 身分証をどうしたものか……」

今後、誰かに相談するとしよう。
バレても怒られないような間柄の誰かに。
そう思えば、頭をフル回転させて。

「さて名前だけれど、何か希望はあるかい?」

devilish【W】 > 撫でられるまま、最初は頭をそれにあわせて動かしたり、
軽く押し付けたりしていたが……
やがて何もしない方が良いと判断したようで、そのままじっとしているだろう。
その髪は色合いも不安定ながら、一本一本がまるで産毛の様に繊細で、
ゆるく柔らかな手触りで手指を軽くくすぐってくる。

「…………?」

少女の悩みの半分も分からないようだったが、
名前についてだけはぴくりと反応し、細められていた目が開く。

「……ほしい名前……【自分の名前】……」

ぼんやりと、何かを見上げるように考える……

「……なりたい、ほしい……もの……?」

それは、最初の願い。
曖昧ながら、そうあれかしと願われた、記憶。

誰が願ったのか、何故そう願われたのかも、思い出せないが

加賀見 初 > 「そう、キミの欲しい名前だよ。
 キミをキミだと認識できるような、キミがこの先に歩むであろうそんな名前」

言いながらも頭をずっと撫でつづける。
自分と同じような外見なのに、とても柔らかな手触りが、少しだけ羨ましい。
短くしているから気にならないが割とくせっ毛なのだ。

devilish【W】 > 「…………」

自分が、自分であること。

記憶を【写した】だけの者が考えるには、それはとても困難で……

「…………じぶん」

悩んで……頭に触れる柔らかさに……
小さくとも、確かに自分の中で何かが囁いて。

「…………おね、がい?」

委ねる。
そう告げるように、じっと見あげながら、こくりと頭を下げた。

加賀見 初 > 「そうだね……ボクが初だから、続……いや、望にしよう。
 幸い容姿が似ているから弟で通るだろう。
 今からキミの名前は『加賀見 望』だ」

それから、ふと思い出して。

「望、キミの影から出てきた銃のオバケみたいなのにも名前はないのかい?
 というかアレはなんだい? 異能か魔法かなにかかい?」

devilish【W】 > 「……のぞむ」
その名前を、二度、三度と口の中で転がし……こくり……と頷いて。

「……かがみ、のぞむ」

こくん、と頷いてから……小さく、小さく微笑んだ。

「…………おばけ、じゃない。のぞむ。
 のぞむと、のぞむ」

説明しようとしているようだが、どうにも要領を得ない。
同じである、ということは辛うじて伝わるかもしれないが……

加賀見 初 > 気にってもらえたようで、一安心。
トンヌラとかつけていたらどうなっていたのだろう。

「キミの異能か何かだと思っておくよ。
 ただ、同じだとややこしいな……あっちはコルダイトと呼ぶけれどそれでいいかい?」

devilish【W】 > 「……こるだいと」
少しの間、ふしぎそうな……きょとんする様な顔をしていたが。


――ガチン


どこからか、何かが嵌る様な音が響いて。

「……ん、ん」

こくこくと、だいじょうぶ、という様に頷いた。


「のぞむは、のぞむ。こるだいとは、こるだいと」

手を上げ下げ。確認するように、小さく呟く

加賀見 初 > 「そう、同じなのかもしれないが―――まぁ、便宜上そうしておこう。
 ボクが理解しやすいからね」

頭をポンポンと優しく叩く。
空撃ちしたんだろうか、ひょっとして返事か何かか。

「さて、とりあえず最初にすることだけれど。
 望の服を買いに行こう。
 ボクの服だけじゃ色々と困るだろうからね」

devilish【W】 > ぽんぽんと叩かれる度に、体が軽く上下に揺れる。
気のせいだろうか……名前を名乗ってから、体が僅かに縮んでいるように感じられるかもしれない。

寝床の上に座り込んではいるが……さっきまでは少し見下ろすくらいだった視線が、もう少し下がっている気がする。

「……服」

本人はその変化に気づいていないのか。
それとも気づいていながら問題ないと思っているのか……
よりぶかぶかになったシャツをためつすがめつしながら、
ぺろりとめくったり触ったりしている。
シーツに隠れてはいるが、お腹や脚が見え……
左足に、大きな傷跡がついているのが、見えるかもしれない

加賀見 初 > 「……縮んだ?
 いや、まさかね」

首を傾げる。
きっと目の錯覚だろう。

お腹や足のチラリズムが見えれば、少しだけ赤くなって視線を逸らす。
子供相手なのだから意識しなくていいと思うのだけれど……一応、男の子だったし……。
と、小さな葛藤を少しだけしたところで左足の傷跡が目に入る。

「ッ……」

無意識に、自分の無くなってしまった右足を押さえた。

devilish【W】 > 「?」
それに倣って、首を傾げる。

人間は縮まないという現実は、だが目の前の事実に敗北する。
明らかに、先程よりも頭の高さが低くなっている
――それを認めるかはまた別の問題であるが。

「…………?」
本人は気にしていないらしい。Tシャツをはためかせて危ういことはなはだしいが……
初の様子が急変したことに、その動きが止まる。
不思議そうに……同時に、何かを思い返すように、
髪の奥に隠れた瞳が、その右足を……無くなったそれを見つめる。

加賀見 初 > 「……なんでもないよ。
 ちょっと昔に事故で失ってしまってね」

取り繕ったように笑ったが少しだけ元気が無い。

「さて、ボクの昔の服でサイズがあうといいのだけどね……捨てた記憶がないからまだあるはずだ」

床に片足をつけてから、ひょこひょこと移動を始める。
目的地は少し先にある箪笥だ。

devilish【W】 > 「…………」
寝床から床におりて、トコトコとその後を追う。

ひょこひょこと歩いていく後ろ姿に追いつくと……
むぎゅり、と隣に寄り添い、身をよせてくるだろう。

それは、あるいは甘えて抱きついている様にも……
あるいは、支えようとしている様にも、見えるかもしれない。

加賀見 初 > 「支えてくれてるのかい?ありがとう」

頭を撫でてから歩くのを再開する。
狭い部屋なのですぐに着くのだけれど。
箪笥の奥に片付けていたズボンやTシャツを取り出してサイズを確かめる。

「申し訳ないけれど、下着は持ち合わせがないから我慢して欲しい。
 とりあえずサイズは合う……のかな?」

小さすぎるとさすがにズボンが合わない気がする。

devilish【W】 > 「…………」
撫でられると、うれしげに目を細める。
そのまま横に並んで箪笥の前に腰を下ろすと、
中から顔を出したシャツに書かれている文字を楽しげに見つめ、ばんざいや両手を拡げて大きさを確認する。

シャツやズボンは、少々大きくはあるが問題なく着れる範囲であるようだ。
ズボンについては多少紐やベルトで調整する必要はあるだろうが……それでも、ファッションであると言い張れる範囲に納まるだろう。

下着が無いのは必然であるが……あるいは、これだけ小柄で髪が長いのなら、そういう格好をさせても違和感は少ないかもしれない

加賀見 初 > 「買いに行くくらいは どうにかなりそうかな。
 シャツとズボンは自分で見に付けられるかい?
 後はその髪の毛も何かでまとめてしまわないといけないね。」

ただしずっとショートカットだったので髪ゴムなどは持ち合わせていない。
手近にあったバンダナ等で代用する事にしよう。

後は自分も着替えなどをしておかなければ。
外出は久しぶりだ。

devilish【W】 > 「……できる、よ、ます?」
頷く。
【写し見た】ものでも、何度も何度も繰り返されたものは少しだけ濃く思いだせる。
ほとんどは小さなかけらになって、色もなくなっているけれど……服のことは、思い出せる、と思う。たぶん。

髪をまとめ、服を着替えたならば……きっと【外】にいくことになるのだろう。記憶ではない、外に

加賀見 初 > 出来たのかどうか、チェック。

「惜しいね、次はきっと大丈夫だろう」

小さなミスを手伝って直していく。
というか丸見えだった、色々と。
相手がより小さくなった事で子供であるという意識が強くなりマシにはなったけれど。

「申し訳ないけれど、少しだけ部屋の外で待っていてもらえるかな?
 ボクも着替えをしたいからね。」

devilish【W】 > 「…………」
出来なかったので、少ししゅんとする。
体が小さくなったことも含めて、まだまだ足りないようである。
邪魔をしないように手を拡げて、服を着付けてもらう。

「…………?」
僅かに首を傾げる。
自分と初では、着替えるのに違いがあるのだろうか。
――分かるような、分からないような。
だが、そう言われたなら、それが良い事なのだろう。

「……」

こくん、とうなずいて、部屋の外に出るだろう

加賀見 初 > 「多分、子供相手だろうけれど 流石に……ね」

Tシャツを脱ぐ。
少し(そう、少し!)小ぶりだが形はいいと思っている胸が露になる。
運動らしい運動はしていないが、無駄な肉はついてないはずだ。
……後で、少し運動を考えよう。

箪笥から新しい下着を取り出して身に着ける。
スポーツタイプの上下。色はパステルカラーの薄い緑。
色気はないがどうせ見せる相手もないし、動きやすいのは重要だ。
少なくとも自分にとっては重要だ。

その上からTシャツを着て(海人と書いてある)短パンを穿いて終了。
化粧の一つもやるべきなのかもしれないが、やり方もわからないし道具ももっていない。

「……覚えるべきかな?」

そう独り言を呟いてから、部屋のドアを開ける。

「お待たせ、それじゃあ買い物にいこうか」

devilish【W】 > 「!」

扉の傍に腰を下ろしていたようだが、初が部屋から出てくるとひょこりと立ち上がる。
床の上で何かをなぞっていたのか、指先が少し汚れているが……それ以外は、大人しく待っていたようだ。

「……【か――】かいもの、いきま、しょう」

シャツに書かれた文字に僅かに首を傾げつつ……
そのままトコトコと足を進めて、隣に寄り添うだろう。

加賀見 初 > 「ああ、いこう……でも、その前に」

望の指先を拭く。

「よし、いこう。
 ……今度、きちんと掃除しないとダメだねこれは」

自分ひとりだとズボラになっていけないなぁ と思う。

「ああ、ついでだ他の買い物もしてしまおう。
 望は好物とかあるのかい?」

そんな事を言いながら、外に出る。

devilish【W】 > 「?」
指を拭われる様子を、ふしぎそうに眺める。
手指は小さく、爪も丸く……触れば、ぷにぷにしている。

「すき……すきなもの……」

首を傾げる。
寝ていた時の柔らかさと、寝床を思い出す……が、名前が思い出せない。
だから、応えることも……この場合、応えても違うのであるが……できぬまま首を傾げると、一緒に外へと出て行った。

ご案内:「ガンショップ『obsidian』」からdevilish【W】さんが去りました。
加賀見 初 > 「じゃあ、好物を探してみようか。
 でも食べ物の好き嫌いはいけないからね?」

そんな自分は実は茄子が苦手なのだが、それは秘密。
大人はずるいものだ。

そして看板に手をかけた。

【closed】

ご案内:「ガンショップ『obsidian』」から加賀見 初さんが去りました。
ご案内:「常世大ホール(分割2)」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > 「はふぅ……」

人ごみを抜け出して、
落ち着いたスペースに到着したところで思わず大きく息を吐く。

「やっぱりこの学園の人、
 凄い人ばっかりで、どうにも気後れが……
 うう……」

こんな事じゃいけないんだけどなぁ。
なんて思いながら、オレンジジュースをとって。
ちびちびと飲み始めた。

ご案内:「常世大ホール(分割2)」に鈴音 春さんが現れました。
ご案内:「常世大ホール(分割2)」に漣 鴎さんが現れました。
鈴音 春 > 「やあやあ、おねーさんはん、ちょい会話せぇへん?」

料理の取り皿を持って猫っぽい少年が黒髪の少女に近づく
にっこにっこと笑みを作っているが……なんかちょっと舐めるような視線に感じるかもしれない

漣 鴎 > 「ふぅ……」

ちょっと人の少ない方に来て一息。
いつもよりほんの少しだけカジュアルを意識したため、
今日はお気に入りのゴーグルをつけていない。
これだけでずいぶん落ち着かないものだな、などと
頭に手をやりながら周囲を見渡す。

「……こういうところでもナンパするやつはいるんだな。」

積極的に女子に声をかけに行く男子生徒を見て、
どこか納得したようにうなずいた。

四十万 静歌 > 声をかけられると、飲むのをやめて、
すこしおどおどしつつも、

「は、はい。構いませんけど――」

と小首をかしげて応対するだろう。
視線に関してはおそらくまだ気づいていない。
うわぁ、可愛らしい人だなぁ、なんて思ってるだろう。

他にも人が少しずつこちらに来てるようだが、
さすがはパーティといったところだろうか。

鈴音 春 > 「わてはハルってゆーんや、よろしゅうなーべっぴんん……えーとなんてしゃべるんやろ。
良かったら名前しえてくれへん?」

ソフトドリンクの炭酸飲料を飲みつつそんなことを尋ねる。
いちいち行動が可愛くて、おとなしめなこだなって印象を抱く。
身長はそこそこ、体型もよし……胸もばっちりや。
ちょっと悪いことを密かに考えてる。

そしてもう片方、端っこの方にいる薄い茶髪の女の子にも声をかけてみる

「っと、そっちゃんねーさんはんもちらちら見てるやけほななくてこっちゃおいないな?」

四十万 静歌 > 「えっと。ハルさんですね。
 私は四十万静歌と申します――
 どうぞよろしく」

と、頭を下げたところで、茶髪の女の子の姿に気づくと、
ちょっとほっとした表情を浮かべ――

「あ、よかったらこっちに来ませんか。」

とハルさんの話に乗るように誘うだろう。
2人というのも何か気恥ずかしい感じが何故かしたらしい。

漣 鴎 > 「!?お、おう……」

見てはいたもののまさか気づかれているとは思わず。
声を掛けられて一瞬焦るがこれは話をするチャンス。
素直に近づいていくものの。

(……男子生徒の方は、下心隠すタイプじゃないな)

もう一人の女生徒に向ける視線からしてアレだ。

自分はある程度女性らしい体をしているとはいえ、
どちらかといえば引き締まった体育会系の体格。
他人にどう見られるか気にしたことは無いが、
多少の警戒は残る。

鈴音 春 > 「静歌ちゃんなー、えらいかいらしい名前やね。
よろしゅうよろしゅうー♪」

極自然的に手を繋ごうとしてくるでしょうか。
もし繋げたならぶんぶんと手を振るように握手を交わします

「ほんで、そっちゃん、おねーさんちゃんはなんちゅうん?」

こっちも同じように下から上まで一通り……こっちの静歌ちゃんのほうがええ体型はしてるけど
またふんいきとかたまりませんなぁと、心のなかで

四十万 静歌 > 「はわわわ」

ぶんぶんと手を握るとぶんぶんと振られ、
されるがままであわてた様子を浮かべるでしょう。

「あ、初めまして、四十万静歌と申します。」

そして、鴎さんの方にぺこりと挨拶を。

そして、ちょっと首を傾げるだろう。

漣 鴎 > 「あぁ、私は漣 鴎(サザナミ カモメ)。春に静歌か、覚えたぞ。」

ひとまず二人とも(片方の視線はともかくとして)いい人そうだ、と心の中でほっと一息。
慌てる静歌さんをほほえましく見守りつつ、
春さんと視線を合わせてみる。

鈴音 春 > 「ははは、オモロイね静歌ちゃんは。
天然ちゃんっぽいとこがそそるわ~」

そして視線を向けていた先のカモメと目が合うと

「あはは、カモメはんそない熱い目でじぃ~と見られたら惚れてないないするよー」

なんて、調子のいいことを言ってみたりする

四十万 静歌 > 「天然……」

なのかなぁ、なんてさらに首を傾げ――

「鴎さん、ですね。
 よろしくお願いします。
 ええっと。」

何を話そうかなと思ったけど、
特にネタもなく――

こういう時に使えるものはただ一つである。
姿勢を正し――

「えい」

とウィンクしながら指を鳴らし、
素早く指をならしたのとは
反対の手にもっていた空のグラスを新しいグラスに入れ替え――

「とりあえず、一緒に飲みます?」

なんてオレンジジュースを差し出すだろう

漣 鴎 > 「ああ、うん。それはないな。」

とはいえ、落第街で暮らしていればこのくらいのノリの相手の方が話は合わせやすい。
ばっさりと春さんの言葉を切り捨てて静歌さんへと目を向ける。

「うおっ!?」

指を鳴らした方に気を取られ、グラスの入れ替えに気づけなかった。

「今のは……異能、いや、手品か?」

鈴音 春 > 「そない酷な……」

よよよ、といった感じで演技ったらしく床にしゃがみこむ
さながら時代劇のあの感じ

そしてふっと静歌のやったことから目を離していたから、
パチンって音ともに振り返った時にはすでに遅く

「え、なになに?なんどしたん?静歌ちゃん?
なっとかいらしい場面見逃どした気がしはるぅ」

すくっと立ち上がる、こいつ立ち直りも早かった

「なぁなぁもういっぺん見してくれやらん?たのむぅ」

期待に満ちた目で静歌を見るだろうか

四十万 静歌 > 「種も仕掛けもございません――
 だと異能になってしまうので、
 種も仕掛けもありますよ。
 ただのシンプル手品です。」

と、どうやら上手くいったようなので、
えへへ、と照れ笑いを浮かべ、
アンコールといわれると少し考えるそぶりをして――
じっとハルさんの目を見つめた後、視線を少し上に向けて
つられて反らされた隙に、
するりと新しいグラスを手に取り差し出すだろう。

「はい、どうぞ。」

なんて笑って

漣 鴎 > 「立ち直り早ぇな。」

一応突っ込んでだけおいた。
とはいえ、むしろこの性格で引きずるとも思えなかったが。
すっぱり思い切りよく好きに話せる相手は楽でいい。

などと思いつつ今度は集中して静歌さんの方を見て……
そして再び騙された。

「あー、またわからなかった……1回目は気づけばわかるタイプの手品だと思ったんだけどな……2回目はさっぱりだ。」

軽く頭をかきながらグラスを眺める。
つんつんと突いて音を出してみたり、
中のジュースに口をつけてみたり。

当然種はわからない。

鈴音 春 > ふっと意識の誘導、見事にかかってしまったわけでして。
にこにこと嬉しそうにして新しいグラスを受け取るだろうか。

「へへ、おおきに!
それにしいやも凄いね、なんでるん?まるでわさかいおへんどした
静歌ちゃんかいらしいやけでなくこないな手品まで出来はるなんてな~」

受け取ったグラスに注がれていくであろうオレンジジュース

四十万 静歌 > 「1回目も2回目も仕掛けは違いますが、種はおんなじなんですけどね。」

と上手くいったことに内心胸をなでおろしながらも、
えへへと笑って嬉しそうにしつつ、

「上手くできたのが一番嬉しいです。」

と、いった処で、かいらしいといわれ――

「か、カワイクナイデスヨー」

と真っ赤になった

漣 鴎 > 「まあ、せっかく可愛いって言われたんだし素直に受け取っておけって。」

手品の種を考えて悶々としつつ、オレンジジュースの入ったグラスを空にする。
空になったグラスになみなみとコーラを注ぐ。

「……お。」

ふと、耳に音楽が届く。
見ればステージ上で演奏が始まっているようで。

「あ、出し物とかもあるんだな、この交流会。静歌なら出られるんじゃないか?」

などとつぶやいてみる。

ご案内:「常世大ホール(分割2)」に風花雪月さんが現れました。
鈴音 春 > 「そや、見た目も顔もえらい魅力的なんやさかい!」

カモメの発言に同調するようにうんうんと首を縦に振る
ついでに嫌がられないなら頭をぽんとするのかもしれない

「なっと騒がしいとおもてたんやけどやけど、あないな出しモンやっとったんやね
二人ん魅力に夢中すぎて気い付かなかったわ」

同じようにステージの方を見上げる、出し物をしてわいわいと楽しそうだ
で、ついでにカモメの案に更に

「それええ考えかもしれへんね、今んやつやったらきっとウケる!!やってみせよ!」

風花雪月 > 『くるっぽー! くるっぽー! ぽっぽー! くるっぽっぽぽー!』
一際元気な鳩が一羽、この辺りへ紛れ込んできた!
ぱたぱたと羽ばたきながら、ホールを飛び回っている!

「あわわわ、ダメだってば~! 戻ってきて~!」
と。遅れてやって来る少女が一人。
片手には鞄を、もう片方の手には鳩を一羽。
先ほどステージでマジックを披露していた雪月という少女である。

「あ、どもども皆さん! えと、すみません! うちの鳩が~!」
指をさす雪月。歓談している三人の少し頭上を鳩が飛んでいる!

四十万 静歌 > 「ヘイボンデスヨー。はわっ……」

頭を撫でられてさらに真っ赤になる。

「あ、確かに、ステージで演奏して凄いですよね。
 私がいってもいいんですけど、その――」

もじもじして――

「今日は相方がいないので、
 大人数向けの手品を用意していないんですよ。」

と申し訳なさそうに断り――

突然飛び込んでくる鳩に、びっくりしつつも、

「あ、ど、どうも。
 元気な鳩さんですね。」

と、いいつつ、懐から取り出した鳩の餌をすっと手のひらにのせて鳩を誘導しようとするだろう。

漣 鴎 > 「鳩?」

一度首を傾げて上を見上げれば、鳴きながら元気に飛び回る鳩の姿。
そういえばさっき探偵研究会とかいう人が出し物をしていたような。
ああ目の前にいるこの人か、などと思考を巡らせ。

(……捕まえられる、か?)

幸いこのあたりは人も少なく、助走をつけるには問題ない。
が、パーティ会場で走るのはさすがにどうかとも思う。
ひとまず餌を持っているらしい静歌に任せてみることにした。

風花雪月 > 『ポポ?』
上空で首を傾げる鳩。
そして静歌の手の上にある餌に目を向けた!

『クルポー! ポッポッ! ポポポッポッポー!』
興奮している様子で鳴きながら、鳩はすぐさま静歌の手の上に収まり、
夢中で餌を食べ始めた。この元気な鳩はお腹が空いていたらしい。
つんつくつんつく、静歌の手の上で餌を突いている。

「わ~、ありがとうございますっ! 私も次は鳩の餌用意しなきゃですね……」
静歌の対応力に感心して、ぽんと手を叩く雪月。
静歌の所へ近寄って、鳩を受け取ろうとする。

ご案内:「常世大ホール(分割2)」に朝宮 小春さんが現れました。
鈴音 春 > 「そっかぁ、残念やなぁ
うちらが手伝えばでけるみたいなモンが有れば喜んで参加どしたにゃやけど。」

ちょっと残念そうにしつつも、
そんな暇はほぼなく乱入してきた、またとびきりの可愛い子に目が行く

「おっと?またかいらしい子と……鳩ぉ?」

バタバタ飛び回っている鳩とそれを追いかける子を見る
でもこれもすぐに収束したようだ、あっさりと静歌の手に留まる、ちょっと羨ましい

「おー、流石静歌やなぁ
捕まってよかったな、そっちゃん人」

四十万 静歌 > 「ちゃんとなついていて何よりでした……
 餌切らすと確かに大変ですよね。
 多めにもってたり、緊急用にもっておくと便利ですよ?」

なんて首をかしげながら、雪月へと鳩を渡せるよう
鳩を刺激しないように手を動かすだろう。

「四十万静歌と申します。
 どうぞよろしくお願いします。」

と軽く頭を下げながら

朝宮 小春 > よいしょ、と小さく唸りながら、食べ終わったお皿をごっそり抱えて持ち歩く女教師が一人。
普段の服装にエプロンを追加、のんびりとお手伝いをしながら時折飲み物を頂く。

重い……、っと机に置いて一休みをしつつ。

「あら、………手品グループだったかしら。
 これから手品をするの? 先程のは………ソロ活動?」

鳩を抱えてわいわいしている4人を見つけて、あ、出し物か、なんて掌を拳で叩いて、成る程、と納得する勘違い女教師。

バンド演奏のようなことを言いながら4人に声をかける。同じグループだと勘違い。

風花雪月 > 「そうですね、緊急用に用意しておかなくちゃ……
 もう逃げちゃダメだぞ、ハトポッポ2号!」
刺激されないように優しく扱われた鳩は満足そうに雪月の元へ。

「静歌さんですね、覚えました! 私は、先程もステージで自己紹介しちゃいましたけど……
 風花雪月って言います! よろしくお願いしまーす!」
二話の鳩を小脇に抱えながら、雪月は静歌、そして他三人に対してぺこぺことお辞儀をする。

「あ、さっきのマジックは私が探偵研究会を代表してやらせて頂いた出し物ですよ~。
 この方たちはまた、別の方々です~」
と、そんなことを返し返し。

漣 鴎 > 「鳩ポッポ2号て。」

思わずネーミングセンスに突っ込む。
分かりやすいといえばわかりやすいのだけれども。

それから新しく近づいてきた女性に視線を送り。

「あ、どうも。」

礼儀正しく頭を下げる。
この人は確か生物学の教師だったはず。
自分が授業を受けていたわけではないが、
一応目上の人ということで居住まいを正す。

こういう場所でしっかりしていないと後で親が煩いのだ。

四十万 静歌 > 「あ、はい。どうも!
 えっと、手品グループじゃないです、
 雪月さんの言う通りで、
 ええ。手品といわれても……」

ぺこぺこ頭を下げてあいさつした後、
すっと手を口元に移動させて手を動かすと、
するすると口からトランプが次々出ててくるように見えるだろう。
手のひらに隠し持った細工したトランプを使ってそうみせかけているだけだが。

「トランプくらいしかでませんよ?」

なんて、あははとちょっと苦笑するだろうか。

鈴音 春 > 「せんせーどもどもー。
こっちゃは、やれへんもんならやりたおすね4人で出しモン。」

一応先生ということで何処かの面識はあったようでそちらの先生にはかるーく接する

「で、そっちの雪月ちゃんウチはハルってゆーんや、よろしゅうなー」

そっちの少女にも曇りのない(ような)笑みを見せる
ちなみに下から上までを一度見て。

その後静歌に向き直る、で、ぎょっとするような光景を。
「うおっ、静歌ちゃんホンマなんやてでけるなぁ、凄いわぁ」

パチパチパチと拍手を送るでしょう

朝宮 小春 > 「探偵研究会! ……手品もするのかしら?」

彼女の中の探偵が名探偵の少年から白いシルクハットの青年に変わる。
あ、これ劇場版になる奴だわ、想像を消して。

「ええ、どうも。楽しんでいる?
 ……あ、一応生物担当の朝宮だけど……まあ、今日はお手伝いだから、何か持ってきて欲しいものがあったら遠慮なくね。」

 ウィンクをぱちん、と4人に送り。

「あらぁ………ふふ、びっくりしちゃうわね、静歌さん。
 ………探偵さんなの?」

彼女の中の探偵観が壊れた。首をちょい、と傾げながら尋ねて、
こちらも一緒にぱちぱちと拍手を贈ろう。

「大人数の手品だと、脱出マジックとか切断マジックとかになっちゃうのかしらね?」

4人で出しモン、という言葉に首を傾げる。

風花雪月 > 「あ、どもども。ハルさんですね~、よろしくお願いしまーっす!」
再びぺこぺこと。

「わわー、上手ですねぇ~!」
心からの賞賛らしい。
静歌の手品に対して、ぱちぱちと拍手する雪月。


「手品はまぁ、私の趣味ってやつですよ~。でも、探偵研究会の宣伝するのに、
インパクトがあった方がいいかな~、って思って……あ、この人達は別に探偵研究会の
人たちじゃなくて、探偵研究会はここだと私だけなんですよぉ~」
そう答えつつ、勘違いしているらしい小春の言葉に頬をかきながらにこにこしつつ。

「さて、あと一羽を捕まえに行かなくっちゃいけませんねぇ……」
ホールの中央辺りで未だ元気に飛び回っている鳩を見て、雪月はふん、と小さな鼻息を一つ。

「じゃあちょっとあれも捕まえに行って来ます! またお話出来たらいいですね!」
と、最後にもう一度他の面々にお辞儀をしつつ。


「こらーー、止まれー! ハトポッポ3号~~~っ!」
駆け出していくのであった。

ご案内:「常世大ホール(分割2)」にアリスさんが現れました。
漣 鴎 > 「いやあの、そっちの二人は手品とか得意みたいですけど……私たちはできませんよ?」

明らかに勘違いしている教師に言葉を返しつつ。
何のためらいもなく『私たち』などと言ってしまったが、
もし仮に、春さんが手品をできたとしたらこの場で手品をできないのは自分だけになるわけで。

ほんのちょっとだけ不安になって春さんの方に視線を向けてみる。
言外に『春も手品できないよな?』と聞いてみるように。

「あ、ああ。またなー。」

慌てて駆け出していく雪月に向かって軽く手を振る。
まるで台風のようだ、などと思いながら。

ご案内:「常世大ホール(分割2)」から風花雪月さんが去りました。
アリス > 飛んでいくハトに正面衝突しそうなすれ違い軌道で箒でに乗る空飛ぶ少女一名。

「わわっ!?」

そのままバランスを崩して、

「たー、しまっ!?」

そして不時着しそうな体勢でおっこちていく。

四十万 静歌 > 「びっくりされたなら幸いです。
 はい。何かありましたらお願いしますね。朝宮先生。
 準備大変だったんじゃないですか?」

なんていいつつ、
拍手をされて、ハルさんに向けて照れ笑いを浮かべるだろう。

そして
駆けだす雪月さんの姿に、

「三号さんもいたんですね……頑張ってください」

なんて見送りながら――

「!?だ、大丈夫ですか!?」

アリスさんがおちていく姿に思わず駆けだそうとして――
こけた。

鈴音 春 > 「あははは、たしかにそっちゃん二人は得意みたいせやかて、ウチらは正直おてったいくらいなもんや」

調子よく二人を巻き込んでしまう辺りは彼がお調子者故か。

そしてカモメから向けられる目線でなんとなーく察して、こんなことを言ってみる
アリスに背を向けた状態で

「やてせやな、たとえばやなあこないなことぐらいはでけるかもな?」

遠く離れたテーブルのグラスをひょい、と持ち上げてみる
やや得意気に、そしてその後ろからは……ハルに向かってアリスが堕ちて来て……?
ついでに静歌さんもコケた感じで突っ込んでくるかも……?

漣 鴎 > 「危ねぇ!?」

落ちていく少女を目の端に捉えると、
流れるような動作で走り出す。

完全に反射で動き初めて、それでなお俊敏な動き。
運動慣れしているのが見て取れる。

が。

「あっ」

いかんせん場所が悪かった。
転んできた静歌さん。
着地点には春さん。

判断の余裕もなく、思いっきり春さんを踏み台にしてアリスさんをキャッチ。
全力の助走付きで踏んでしまったが、大丈夫だろうか。

朝宮 小春 > 「……あ、成る程。
 そ、そうよねぇ、探偵と手品は関係ないものね。
 ああ……それじゃあ、またね。 気をつけてねー!」

あ、あはは、と恥ずかしそうに笑いながら頬を掻いて照れをごまかす女教師。
その上で、かけ出す雪月に手を振って見送り。

「………あ、あらら、あらら、ちょっとちょっと、大丈夫かしら?」

一瞬の出来事に判断ができない。 流石に飛んでくる人を受け止めるだけの筋力は無い。
とりあえず、転んだ静歌さんを抱き起こした上で、踏まれた春くんも抱き起こす。
両腕に抱えたまま、大丈夫? と揺すってあげて。

四十万 静歌 > ドジャァーっと思いっきり滑り込んで、
踏み台にハルさんがされたのならば、
その影響で態勢を崩した時静歌がハルさんの上にのしかかる事になるだろう。
そう時間もかからず抱き起されるようだが。

「うう……すみません……ありがとうございます……」

鈴音 春 > 「へぐっ……」

なんとも情けない声を上げながら踏み台にされる、が、少し違和感
体格に見合わす軽いなといった感想を抱くか。

倒れた後に静歌さんが倒れてきて更に悲鳴を上げる事になるのだが……
その柔らかな二つの感触も同時に感じれてすごく役得ではあった。
むしろもうちょっと倒れていたかった!

「おおきに……」
手を貸し抱き起こされ……こっちもなかなかな様子であれば眼福と胸に目を向け
ちょっとだらしない顔をしているだろう。

アリス > ほうきを握ったまま落下して、これは床衝突でしょーとたかをくくってしまって。

あれ?

「あれっ?」

あれれっ?と思考を交えた三段活用で目を開けて見て。

キャッチされてました。箒がまだ動こうとしてたので慌てて、解除して。

「空を飛んでみて回るはずが、すみませんー」

ご案内:「常世大ホール(分割2)」に松渓つばめさんが現れました。
漣 鴎 > とりあえずキャッチした手の中の少女を見て。
それから転んだ少女を見て。
最後に思いっきり踏んでしまった少年を見て。

「……大丈夫か?」

とりあえず全員に声をかけてみる。
特に、約一名は完全に自分が原因なのだから、ややバツが悪そうに。

(声かけてみたけど、一番大丈夫そうじゃねーか……)

踏みつけた相手が一番元気そうにしているのを見てややあきれたようにため息をつく。
半分霊体だからその分衝撃が少なかっただろうか。

とりあえず手の中の少女を床にそっと降ろすことにした。

松渓つばめ > 「はぁい箸休めのチーズ、農業区産まれの牛さん羊さんが全力で生産したチーズはいかーっすかー」
バニーガールの格好をした学生約一名。他のフロア係と比べると明らかに浮いてます。
金属製の大型トレーを5枚、見事なバランスで運んでは端からテーブルにゴンゴンと置いていく。最後の1枚を……
「なんでもみくちゃなのよココ」

朝宮 小春 > 「本当に大丈夫……?
 どこか擦りむいていない?」

自分で転んだ方も、踏まれた方も怪我でもしたら大変だ。
ゆったりと相手に尋ねてみよう。

静歌さんの方は………擦りむいていなければ大丈夫だろうか。
よしよし、と頭を撫でておこう。

春くんの方は………踏まれて潰された割には大丈夫そうだけれど。
こちらもよしよし、と頭を撫でておこう。

胸は……まあ、エプロンをたゆーん、っとふくらませるくらいにはあるけれど、少年なので意識はしません。
基本的に頭に花の咲いた先生。


「……アリスさんも大丈夫?」

キャッチされた少女は顔見知り。大丈夫そうだけれども一応声をかけて。

アリス > 下ろされた後、皆様方を見回して。

「ご、ごめんなさい。
ちょっと大勢いたから飛んでおけば自由に見て回れるかなとおもっちゃいました。」

皆に謝ってからえっと、と手を見て、コスプレ用マントを見て。

「大丈夫ですっ!」

それからありがとー!とキャッチしてくれた子にぺこり。

四十万 静歌 > 「ええ、大丈夫です……
 うう、本当にすみません。」

と、ぺこりとハルさんと朝宮先生に謝りつつ、

「大丈夫なようでよかった。」

とアリスさんの様子に胸をなでおろし、

「ちょっと不幸な事故がありまして。
 ええと。チーズありがとうございます。一ついただきますね?」

つばめさんの言葉を聞いてばつの悪そうにそちらをみながら、
チーズに気を引かれて、さっと手をのばして食べようとするだろう。

鈴音 春 > 「どもないどすわぁ……むしろ、あぁ、ええ、これ、ええ……」

目の前で揺れる二つの丘、
相手はせんせーだけどこのよしよしというのも男の夢よなぁ。

「静歌はんも、気にしてへん、むしろ褒美や」

静歌の方も謝られれば向く
無意識のうちに鼻血、出てしまいますが。

漣 鴎 > 「大丈夫そうだな。よかったよかった。」

ひとまず落ちてきた少女は無事な様子。
流石にあのまま落下していたら被害は大きかっただろう、と思い。

視界の端に鼻血を垂らす男子生徒が見えるが、踏んだ所為なのだろうか。
けれど彼の性格的によからぬことを考えているのが原因な気もして。

とりあえず気づかないふりをして運ばれてきたチーズをつまむ。

「もみくちゃ……確かに……」

トレーを運んできた少女の声を聴いてあたりを見回す。
確かに、もみくちゃだ。

松渓つばめ > 「ん、ケンカか何かかーって思ったけど、違うならまあ良し。違わなかったら混ぜてもらう所だったわ――

あー。あんた大丈夫?鼻、ハナ」
ポケットから何枚かくすねておいた紙ナプキンを取り出して、春くんの顔へ

アリス > 「あ、えっと、大連鎖が発生して。」

もみくちゃな理由を聞かれてたことに気付いて、目を逸らし。

「うぅ、コスプレして空を飛んで興味を持った人にちうにびょうを感染させる計画がー。」

そのために、とある作品のコスプレをしてきたのです。
ドラゴンがそーっと通り過ぎていく魔導師っぽいの。

「えっと、初めましての人は初めまして、アリスといいます?」

朝宮 小春 > 「大丈夫ならいいけれど………危ないことはダメよ?」

アリスさんには、めっ、とお叱りを入れておこう。
きっちり怒れる威厳のある教師を目指しています。

「………ふふ、大丈夫だったらいいのだけれど……
 って、血、血が出てるわよ……!?」

流石にそれだけで鼻血出るとは思わない普通の教師。
ナプキンをもってきてくれたつばめちゃんに処置をお願いしつつ、膝の上に春くんの頭を載せて。


「…確かにもみくちゃ。 だ、誰も怪我はしてないわよね……」

心配もそうだけれど、大怪我なんてあったら、一番近くにいた教員ということでいろいろ大変なのです。責任とか。

鈴音 春 > 「ん、おぁ……おおきに?」

鼻血が出ていることすら気がついていなかった。
美少女に紙ナプキンで鼻を拭われて初めて気がつく。

「まぁ、こないなことめったに起きへんことやし
もみくちゃやて良かったわ、役得やった……のわっ!?」

後ろに倒されてみれば……せんせーが膝枕?
目の前にはこう、たわわに実った……あ、眼福……

凄い幸せそうな涙をながすことでしょう。

四十万 静歌 > 「さすがに喧嘩は――
 混ざるつもりなんですか!?
 あ。チーズ美味しい……」

突っ込みながらもチーズのおいしさに気をとられて、
思わず美味しいなんていってしまって
ちょっと赤くなりながら恥ずかしそうになりつつ

「す、すみません、ええっと。
 四十万静歌です。どうぞよしなにお願いします。」

とぺこぺこ挨拶である。
そして、ハルさんの発言に

「ほ、褒美?」

鼻血を出しながらのありえない返答に思わず困惑の表情を浮かべた。
が、朝宮先生に怪我してないかといわれて、

「怪我はありません、大丈夫ですよ。」

とすぐに笑顔を浮かべるだろう

松渓つばめ > 膝枕された姿は、明らかに幸せそうで
っていうか女の子でもアテられそうで。そして顔拭いながら気づく。
「――なんだ男じゃん。そりゃ鼻血も出るわね」意外と容赦なく切り捨てますが、綺麗にしつつ鼻栓くらいはしてくれます。
ぺちっと彼の額を叩く。

「でしょ?さっきひとかけつまみ食いしたけど、合うのよホント」
うさぎさんは付け耳を振りながら喜びに賛同して。

漣 鴎 > 春さんが一番大丈夫そうだ、と心の中で思っていたことを撤回する。
どうも一番大丈夫じゃなさそうだ。主に頭が。

「いや、混ざるなよ。」

さらっと物騒なことを言い出すバニーには突っ込みを入れて置く。
なんかこのグループだと私の突っ込み率高くないか、とか
その体形でバニーはちょっと無理があるんじゃないか、とか
いろいろ思うことはあるがそれは心にしまっておくことにした。

とりあえずチーズをつまみながら空になったグラスに何を注ぐか考えることにする。
個人的にはコーラが好みだがチーズにはあわなさそうだ。

アリス > 「あ、怪我は皆大丈夫、じゃないですね、鼻血…。」

顔踏んだのかなーとか思っちゃったりしましたけれど。
大丈夫そうなので、えっと。

何か食べたい訳でもない。

けど怪我は大丈夫そうだしなんだか手持ち無沙汰で箒を仕舞おうとしてしまう場所がない。

おろおろ。

朝宮 小春 > 「ケンカ……ケンカだったら、なんとか抑えなきゃいけないからね……」

この学園でのケンカって言ったら、そりゃあ大変なものだ。
教師たるもの、例え炎が吹いていても嵐が巻き起こっていても、ケンカとなれば止めざるを得ない。
嗚呼良かった、と胸をなでおろして。

「怪我が無いならよかったわ、………ふふ、この調子なら全員大丈夫そうね?」

元気なら起きてもいいからね、と膝の上の少年に穏やかに声をかけつつ。

「……それにしても、そんな格好もあったのね?
 私も準備から参加していたけれど、………危なかったわあ…………。」

遠い目をした。こういうコスプレ的なものをすることが多いのだ、何故か。

鈴音 春 > このどさくさなら胸ちょっとぐらい触れてもバレないんちゃう?
といった思春期男子特有の邪な考えが脳裏をめぐる

「そやよ、ウチはおとこし……いたっ……」

額がヒリヒリと

「あー、えーと…静歌はんウチかてチーズくれやらん?」

せんせの膝に頭を預けながらそんなことを言う
このシチュエーションにあーんとか……もう最高やろ。

せんせには、もうちょっとだけ、といったような雰囲気を見せた