2016/06/17 のログ
■黒星 > 「イヤだイヤだ、もう電話じゃなくてメールにするヨ。
煩いならミュートにでもしとけばいいじゃないかネ。」
どちらも想像したのか。 うぇー と半笑いになって首を振った。
ルギウスが商品確認してる間に、こちらは代金の確認だ。
ケースを開けて、ざっと見る。
現金オンリーの一括払い、素晴らしい。
「是非、生徒とあの事務員にそー教えてやっておくれヨ。
もっと気楽に生きろ、オマエ居なくても世界は回るからってネ。
オマエは世界に必須じゃないってネ。」
影から出てきた骸骨の群れに、すこーしだけ目を大きく開く。
骨の割には、自分の鼻に死臭も感じなければ、陰の気配もしない。
面白い代物だ。
きっと、死霊の類ではないのだろう。
この短い時間で大きな取引、トラブルも無く、今後も期待できる取引先。
素晴らしい、今日はいい血を絞って飲もう。
「こちらこそ、話のわかるお客さんで嬉しいヨ。
商売とはこーいう風にやりたいもんだネ、ルギウス先生。
ウチの大哥は最近、前に島から出荷したもので作った子で遊ぶのにご執心でネ。
私は放置気味だけど……まぁ、伝えておくヨ。」
バイバーイと、愛想良く手を振る。
何時の間にか、テーブルにはファイルも鈴も、代金の入ったケースも無かった。
■ルギウス > 「多分、速攻で電話が鳴りますね。
明日の昼食を賭けてもいいですよ」
コーラを飲んだらゲップがでるくらい確実です と太鼓判。
「残念ながら、音量調節できないんですよね。
集会前の生徒のガヤみたいなものでして」
笑い終われば、大袈裟な一礼を行う。
「それでは、また何れ……黒星先生。
稼ぎ頭になれば、放置プレイもなくなるでしょう。
良いか悪いかは別にして、ねぇ」
スポットライトが消えて、男は舞台から姿を消した。
ご案内:「落第街沿岸部 廃倉庫群」からルギウスさんが去りました。
■黒星 > 「私は放置されてる方が楽でいいんだけどネ。
この島じゃあ、目立つ商いはご法度だヨ 勘のいいのが多過ぎるからネ。」
強力な異能者、魔法使いが多過ぎる。
目立っていいことなんか、本当に何も無い。
攫うとすれば……
「脇の甘い子とか、まぁ、探せば居るっちゃあ居るけどネ。」
やるかどうかはさておいて、だけど。
ご案内:「落第街沿岸部 廃倉庫群」から黒星さんが去りました。
ご案内:「青垣山近くの病院」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 凛霞 > シャッとカーテンが開かれる
経過も良いとして、今日から一般の病室へ移された
大きい病院でないにも関わらず、妹が人見知りであることを伝えると一人部屋を手配してくれた先生には感謝すべきであろう
「経過も順調、少しずつ運動しても大丈夫だって。
そろそろ退院できそうだね、はるか」
窓際でくるりと振り返って、可愛い妹の顔を拝む
ご案内:「青垣山近くの病院」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 > 「……うん、稽古はもうちょっと先だけどね」
ぷちぷちと、ボタンを付けていく。
ほんの少し前、姉が来た時は診察だったのか。おなかをまくっていた時だった。
横一線。痛々しい、縫い目と。傷跡。
薄くなるとは言われているが、やはり――傷は、残る。
「お姉ちゃんは、どう? 順調?」
全部のボタンをかけて。お気に入りの馬さんパジャマになると。
目を細めて、訪ねる
■伊都波 凛霞 > 「そりゃあ、いきなり稽古とはいかないよ」
苦笑する、大怪我だったのだ。そうすぐに激しい運動はできない
…妹の傷は、痛ましく見えた
嫁入り前の、キレイな体だったのに───
保険課の医療系異能者に声をかけてみようか、そんなことすら思う
傷が残ったら───仕方なかったこととはいえ、可哀想だ
「私も今は自主練ばっかりかな…。
また、一緒に稽古しよ、はるか」
そう言って笑う
此処のところ、父の方針なのかどうかわからないが、
姉妹で同じ稽古、というのが減っていた
小さいころはなんでも一緒だったのに、姉はそれが少しだけ気に入らない