2016/09/14 のログ
ご案内:「>落第街、海底地下施設最奥」に”マネキン”さんが現れました。
ご案内:「>落第街、海底地下施設最奥」に伊都波 悠薇さんが現れました。
ご案内:「>落第街、海底地下施設最奥」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■”マネキン” > 【状況の概略
”マネキン”の本体に伊都波 悠薇が融合されかけていた。
伊都波 凛霞が駆けつける。姉が妹を説得する。
無理やり助け出そうとしたところで、横合いから吹き飛ばすことを意図した一撃が姉に襲い掛かった。】
【一度明滅した室内の照明が再び点灯する。
伊都波 悠薇にさらに歪な生体が絡みつき、融合しつつあった。】
■伊都波 凛霞 > 「───うっ……」
頭がグラグラ、目の前がちかちかする
硬質的ではないにしても、強い衝撃に襲われ壁まで弾き飛ばされる
ゆっくりと状態を起こしながら、それらを睨みつける
■伊都波 悠薇 > 妹は、動かない。
動かない――
「――……都合がよすぎるよ」
そう、いつだって。姉の言葉は心地よい。
今になっては、その心地よさが不気味だ。
一度瓦解した、ナニか。それらがねっとりと、心に張り付いて――
「……じゃあ、しょうがないよね。平行線だ」
さらに、身体をゆだねていく。
「あは――っ」
平行線なら――
「……今度は、貴方も本気を出してくれるかな?」
ケタケタケタ――
ぐるんと、首だけを回して飛んで行った姉を見れば。
「――今度こそ、”―――い”になるかな」
■”マネキン” > 【蠢く。】
君のやっていることはただの先送りだよ。
絡まった糸をそのまま持ち帰ったところで、それは絡まっただけだ。
選択肢は提示したよ。
忠告はおとなしく聞いておくべきだ。
無視するのはよくないね。実によくない。
ねえ。
伊都波 凛霞。
君は答えを出さなきゃいけないんだよ。
ただ伊都波 悠薇が帰ったところで、何も変わらない。
いや、すべてはより悪くなっていく。
伊都波 悠薇。
もう君の意思でも動くはずだ。
好きにやってみるといいよ。
【融合が進む。】
■伊都波 凛霞 > 「………」
ゆっくりと身体を起こして、視線を向けなおす
「都合が良くったって、遅すぎたって私が望むものは変わらないもの。
それがどうしても叶わないって言うなら、私に諦めさせてみたらいい」
すうっと大きく息を吸って───
「手をとって前に進むことも、背中を押されることも拒否したのなら、
あとは自分の足で自分の行き先を決めるしかないよ、悠薇。
私の答えは、悠薇の出した答えの先にしかない」