2020/06/23 のログ
■フィーナ > 「暇…」
長時間拘束される手前、この間の稼ぎが無いのが辛いところだ。
早いとこ来ていただいてとっとと終わらせたいのだが。
ご案内:「地下闘技場」に紅月 純さんが現れました。
■紅月 純 > 「はぁーーーーーーーーー……面倒くさい!!!」
地下闘技場。まあそういう場所がアングラにはあるわな。
二度目です。
前回は完全にやらかしの果てに知り合いとコントしてた。
なんでまた立ってるんだよ、と聞かれたら一枚の手紙を見せたい。
『紅月くんの武器、浄化バットだけじゃ心細いだろう?
心躍る戦闘記録を持ってきてくれれば作ってあげるよ。
あ、見に行けるの地下闘技場ぐらいだからそこで戦ってね?
流石に二度目のコントにはならないでしょ』
まぁそんなわけで。一回参加者と戦って帰ろうと思う。
■フィーナ > 「さて」
対戦相手が来たようだ。杖を持ち、控室を出て、ステージに向かう。
そんなわけで、罵声とブーイングを持って迎え入れられる。
「まただよ」
■紅月 純 > 「まただよ!!!!」
バットを落とすどころか膝も崩れ落ちる。
「オイコラ!!俺のマッチング運が悪いのか!!!
地上でチンピラ狩ってろと!!!?
それとも参加者が二人だけってことはないよなぁ!!!
この集客率で!!!!!!」
バンバンと床を叩く。
「戦う理由作ってるせいでコントに逃げられないし!!!笑えよクソ魔女!!!!」
誰に向かって叫んでいるのかもわからないが、とりあえず立ちあがり。
「お前……なんでこんなところにいるんだ……」
遠い目をしていた。
■フィーナ > 「こっちが聞きたいよ……」
頭を抱える。一応対等に戦える人、ということで組み合わされているんだろうけど。
どうして二連続でコントをやらないといけないんだ……
とりあえず、術式は作っておく。
■実況 > 「えー。乱入許可します。ええ、この時点で許可しますクソッタレ」
もはや真面目にやると思わなくなってしまった実況。
■紅月 純 > 「畜生!!!いる世界変わったんだから勇者(笑)なんて称号捨ててやる!
コントでいきてやろうかコノヤロォ!!」
やけくそ気味に突貫。
だが魔術を受ける気は無く、バットを斜め下に構えて重心をずらしやすくして走る。
■フィーナ > 「ふむ」
どういう経緯かは知らないが、今度はやる気らしい。
術式を僅かに書き換え、発動する。
こぽん、と水が現れる。
ソレを、勢いよく打ち出した。容積にして5L。
単純に5kgの塊が、純を襲う。
■紅月 純 > 「うっわ」
路地裏で見た、水を作り出す……集めるが正解か?の魔術。
あんなん人が殴ってるのと変わらんわ!!
「平然とそういうのを撃ってくるから、ちゃんとした魔術師は嫌だよ畜生……あ゛ぁぁ!!」
雄叫びを上げてバットを振り、体を射線からずらしながら水弾を狙う。
■フィーナ > ばしゃり、と。大きな質量故に二つに割れる。残った2.5kgが、割れてずれた射線に入ってしまっていれば、襲ってくるだろう。
割られた水球を見て、フィーナは
「まぁそんなものよね」
と、次の魔術を構築している。
■紅月 純 > 水弾を叩き割ったあとの挙動を考えておらず、重い衝撃が頭を襲う。
「んぶっ……う゛らっ、こなくそ」
バットを無理矢理振り直すことで足だけの転倒に抑えて。
杖にしてすぐ立ち上がれる。
「頭冷えた。『MDF-UP-1』……こいつもよく考えたらゲーム的な魔法だよな。どうなってんだか」
魔法防御上昇の呪文を唱えながら、少しでも距離を詰める。
■フィーナ > 「だよね、詰めるよね」
まるで織り込み済みだと言わんばかりに、魔術を放つ。
重力魔術と火魔術を合わせた、小さな火球だ。
小さいと言って侮るなかれ、その温度は重力による圧縮によって火を超える。
当たれば肉が『溶ける』だろう。
■紅月 純 > 小さな火球が現れた。
牽制?こいつが?
横を通り抜けようとして……
「!? 『ADD-FORCE-X』!!! ばっ、おま、」
加力魔法で自身を横に吹き飛ばす。熱量もそうだが、引き込まれる感覚がした。
「ほとんど太陽じゃねぇかよ……クッソ。コントが懐かしい」
ともあれ、また距離を離された。こちらからの有効打は無し。
■フィーナ > 「それも織り込み済み」
誘導されるように、追ってくる。
火球を近づけたところで、こん、と杖で地面を鳴らし、『鍵』を解除する。
今度は解放された熱が、放射状に襲ってくるだろう。
■紅月 純 > 「追尾っんなん避けるの無理じゃボケナスァ!!
『MDF-UP-2』『MDF-UP-3』『ADD-FORCE-Z』『ADD-FORCE-Z』ォオオ!!」
魔法防御の段階を上げて、高速で正面を突っ切る捨て身を選ぶ。
軽減し、被弾時間を減らすとはいえダメージを受けることには変わらず。
「……短期決戦で消耗戦かよ」
全身ボロボロで彼女に向かって吹っ飛んでいく。
■フィーナ > 「うーん、加減が難しい」
ぼろぼろになった姿を見ながら、スクロールを取り出し、発動する。
魔力が固形化されていき、障壁となる。
フィーナが籠めた魔力相応に、分厚くなっている。その間にも、杖には魔術を組み込んでいく。
■紅月 純 > 「まじで戦闘スタイルが合わん……!」
吹っ飛んで急接近しているので、止まれるはずもなく。
「全部後手なのが敗因になるだろうが、まずは」
バットを振りかぶり、地面を蹴って加速。
「頼むから、オアアァァア!!!」
相手が障壁内で何かやっているとわかっていて、全力で叩き割ろうと。
■フィーナ > ばきん。
「…………あ?」
いとも簡単に、破られた。
魔力を籠めそこねた?違う。
相手の力量を見誤った?違う。
武器だ。その『対不死属性特攻』という火力上乗せが、『魔力』という概念に、ただ物理で殴るよりも効果的だったのだ。
魔術は構築できていない。スクロールも手に取っていない。
隙だらけだ。
■紅月 純 > (割れた)
障壁を割った。
振り下ろしたバットは邪魔だ。
投げ捨てて彼女に向かって突っ込み。
(間に合え)
魔術を撃たれる前に、杖を奪おうと手を伸ばし。
(間に合えェ!)
体重を全部乗せて、地面に叩きつけるべく抱き着こうと。
■フィーナ > 「っっっっ!」
中途半端に構築してしまった魔術をロックして、杖を投げ捨てる。
杖に回そうとしていた魔力を全身に走る刺青に回す。
魔術刻印が赤く発光し、漏れ出た魔力が紫電を走らせる。
発動するは『浮遊術』『魔術増強術』。
その手から逃れるべく、全力を持って魔力を走らせる。
しかし。
「ぁっ」
間に合わなかった。
■紅月 純 > 彼女に抱きつき。
片足を浮かせ。
重心を倒して。
「オラァぁ!!」
こちらは腹から。彼女からすれば背中から地面に叩きつける。
そのまま彼女の両腕を片手で掴み上に伸ばし、これ以上反撃できないように固めようと。
「……っ、ようやく、一矢報いた」
■フィーナ > 「ぇぅ」
叩きつけられると共に一瞬、意識が跳ぶ。
気付いたときにはもう固められていた。
抜けようともがくが、本来の機能すら果たせない彼女の筋力では不可能だった。
意識が混濁している現状では出来上がってる魔術を扱うのも危険だ。
詰んでいる。
「駄目。降参。」
■紅月 純 > 「……、はぁぁーーー」
滅茶苦茶しんどかった。
この世界は初、というかもう更新されないだろう苦戦。
こんなん最後でいいよもう。
そして今、美少女を全身で押さえつけているわけだが。
身長は低くても美少女なわけで。
周りが騒がしい。
■フィーナ > 「うー…」
周りはやれー、殺せ―、等と騒いでいる。フィーナを恨んでいる人間も少なからずいるらしい。
意識はまだ混濁している。魔術が使えるようになるにはまだもう少しかかる。
それまで相手が何もしなければ良いのだが。
■紅月 純 > こちらは、体はボロボロで。
対処が理不尽な攻撃を受けて。
土俵が違ったわけで。
「いい加減ご褒美があっても」
勝者は報奨に加え敗者をその場で好きにすることが出来る。
激戦の果て、思考能力が低下した状態で、
美少女を抱きしめていたら。
相手の意思も問わずに口をふさいだ。
■フィーナ > 「ンム・・・・っ!?」
突然、口を塞がれた。何をしている?何をされてる!?
突然のことに、パニックになってしまった。
■紅月 純 > 「……ん、ふっ……」
彼女の口を開いて舌を捻じ込もうと。
冷静な自分が「すまん」と謝るも体は止まらず。
自由に動かせる手で彼女の体をまさぐって脱がそうとする。
■フィーナ > 「ん、むぐ………っ」
抵抗しようとするも、か弱すぎる身体ではどうすることも出来ず、口の中を蹂躙され、服もスキなように脱がされていってしまう。
剥かれれば、刻印が刻まれた身体が露わになるだろう。
■紅月 純 > 「はぁっ……ん……」
服の下に隠れていた肌には全身に、幾何学模様というには不思議な感じのする刺繡があり。
(爆発事件のときから思っちゃいたが、綺麗だな)
このままなぞっていこうかと思ったが、周りには荒くれものが。
周りから隠すように覆いかぶさり、内側で胸を愛撫していく。
■フィーナ > 「ひぅ」
今まで感じたことのない感覚が襲う。
魔術で補っていた感覚じゃない。
生まれてはじめて、自分の身体で感じた感覚。
パニックは更に酷くなる。
■紅月 純 > 「ぁ。……んっ、」
声を漏らしたのが聞こえた。
それならば、と拘束していた腕を解き、胸だけでなく全身の愛撫へ。
「……く、ぅ」
もう我慢できない、と腰のベルトを外し、それを彼女の下腹部に触れさせる。
まるで人形のようなフィーナを自分のものだと周囲に主張するように。
■フィーナ > 「や、ぁ」
未知の感覚に、恐怖を覚える。拘束が解かれ、子供のように逃げようとする。
「ひっ」
熱いソレを感じて。期待を感じてしまうのは本能故か。
何に対する期待なのかがわからなくて更に混乱する。
■紅月 純 > 「……、ちゅ」
今逃げると、野郎の前に彼女を出すことに。
それはマズいだろうと、抵抗する彼女の腕を自分らの内側にしまう。
安心させるように片腕で抱きしめ、もう片方を頭、背中、臀部とやさしく撫でながら愛撫し。
熱くなっている自分のそれを彼女の入り口にくっつける。
■フィーナ > 「ぁ…」
理解する。今からここに、アレが、入ってしまうのだ。
知らぬ快楽に火照ってか、蜜が溢れる。
男を知らぬ穴が、期待にわななく。
■紅月 純 > 密で先端を濡らし、少しずつ広げるように。
彼女の腰を持ちあげて、少し足を開いて。
「っ、ぁ、あっ」
情欲の塊で、彼女の体内を貫いた。
見えないと叫ぶ周囲のブーイングなど、気にならず。
彼女を抱きしめて腰を動かした。
■フィーナ > 「っ、あ、ぁ」
容易く、純白の証が破られてしまう。
結合部から、赤い血が、垂れ落ちる。
それでも、知らぬ快楽を拾って、声が出る。
ソレを求めて、身体が弱々しく動く。
抑えることを、知らない。
■紅月 純 > 「くっ、ふぅっ、んっ……?」
初めては痛いと聞く。
だから彼女を撫でたり、快楽を与えていたのだが。
そっと抱きしめたとき、彼女が腰を振っていた。
「っ!、ぉあ、フィーナ……っ!」
そんな彼女が可愛くって、声が聞きたくて、汚したくって。
先ほどより強く腰を打ち付ける。
小柄な割に大きい胸の先端部も弄って。
可愛い声を聞きながら、最奥部へ差し込もうと。
■フィーナ > 「ひぁ、あっ、んあっ」
大きい快楽の波に身悶える。
見えているわけじゃない。
聞こえているわけじゃない。
触れる感覚があるわけじゃない。
匂いがわかるわけでもない。
味がするわけでもない。
ただ、それらを通さず襲いくる快楽が、フィーナを染め上げていく。
狭っ苦しい膣は、容易く最奥の子宮口まで差し込まれ、メリメリと押しつぶされる。
それでも痛みは感じず、快楽だけを拾っていく。
■紅月 純 > 「フィーナ……フィーナっ、ぅ」
一心不乱に腰を振り。
彼女に快楽を与えたくて。
自分にも快楽を与えたくて。
彼女が何を考えてるかも知らず。
「フィーナっ……ぁ」
耳元で彼女の名前を呼びながら密着し、彼女への情欲を注ぎ込んだ。
■フィーナ > 「ぁぅ…」
どく、どく、と。注ぎ込まれる。染め上げられていく。
じわり、じわりと、あついものが、ひろがっていく。
快楽『だけ』を叩き込まれた彼女の表情は、蕩けてしまっていた。
■紅月 純 > 「ふぃ、ぁ……く」
ビクビクと震えるそれでつながったままの彼女を強く抱きしめ、
何度も口を合わせようと。
「ぁぁ、はぁっ、……」
このままもう一度、と言いたいところだが邪魔者が多い。
彼女を内側に隠したまま、服を集める。
■フィーナ > 「ん、ぅぅ」
快楽の波が収まって、徐々に落ち着いてくる。
彼女の元に魔術が戻ってくる。
視界が開ける。音が聞こえる。密着している感覚。熱い吐息。彼の味。彼の匂い。視界の端に、服をかき集める手が入る。
「…ありがと」
それを、手に取ろうとする。
■紅月 純 > 「おう」
拾った服を、彼女に渡し。
……。
思考が戻ってきて。一気に青ざめる。
「すまん」
死に体の吊り橋に効果に、闘技場の熱気に流されて。
彼女を襲い、奪ってしまった。
嫌われても仕方ないだろう。
が、今はどうやって奴らに見せず服を着させるか。
彼女とつながったまま必死に考える。
■フィーナ > 「ちょっとまってね」
ごそごそと。服の中を探ってスクロールを取り出し、放つ。
ゴッ、と、純の背後にまばゆい閃光が走る。
それで周囲の目が眩んでいる間に、服を着ようとするだろう。
■紅月 純 > 「おぁ」
着替える彼女の邪魔にならないように自分のモノを抜いて離れて。
こちらもいそいそとズボンを直し、バットを拾う。
(……顔向け、できねぇ……!!)
ここから抜け出して人心地ついたら謝ろう。許されんでも謝る。
同じことをぐるぐる考えていた。
■フィーナ > 「あっ」
名残惜しそうに、抜かれたソレを見てしまう。
性知識の乏しい彼女は、染め上げられた快楽に、抗えていなかった。
「…あ」
こんなことをしている場合ではない。いそいそと服を着た。
■紅月 純 > (えっ)
その声を聞いてしまったのでさっきまでの思考が吹き飛んだ。
(いやいやいやいや!!ひとまずは!!)
彼女の杖も拾い、バットと一緒に片方の肩に担ぐ。
「ひとまずここから離れるか。とりあえず俺の拠点まで」
お前が魔法使う方が早いだろうか?とは思うものの彼女に手を伸ばし。
■フィーナ > 「…助かる」
素直に手を伸ばし、従う。
勝負に負けたのだ。従っておくのが筋だろう。
■紅月 純 > 「……おう。かなり変な動きをするが許してくれよっと。
『ADD-FORCE-X』『ADD-FORCE-Y』『ADD-FORCE-Z』」
フィーナを腕に抱き、加力魔法で宙に浮く。
Yで高さを調節し、XとZで進行方向を変えながら高速移動。
急ブレーキの利くホバークラフトのような動きで地下闘技場を抜け出すのだった。
ご案内:「地下闘技場」からフィーナさんが去りました。
■紅月 純 > おまけ。
俺の主目的は『強敵との戦闘サンプルを集める』だったのは覚えているだろうか。
戦闘とその後に必死で忘れていたのだ。
で、後日。手紙が届いたのだが、
『あそこでああなるのは予想外すぎたが、いい戦闘サンプルが採れた。
まぁ、君がああなるように改造したの私だったのでそこはスマン』
という言葉と一緒に手甲が届いた。
……まぁ、俺は新しい武器を得た対価に爆発しろと言えなくなった。
それだけだ。……それだけだ。
ご案内:「地下闘技場」から紅月 純さんが去りました。
ご案内:「紅月の寝床」に紅月 純さんが現れました。
ご案内:「紅月の寝床」にフィーナさんが現れました。
■紅月 純 > 地下闘技場でのあれそれ。
フィーナに襲い掛かり、最後までヤってしまったあと。
闘技場を抜け出し、自分の寝床まで連れてきた。
(……勢いで連れてきたが完全にお持ち帰りだこれ)
■フィーナ > 抱きかかえられたまま、楽にしている。
警戒してる様子はない。
それどころかなんか魔導書まで読んで寛いでいる。
■紅月 純 > (……ん?)
予想と態度が全然違う。
身動きを塞いで、中にまで出していたので、殺気を向けられてもおかしくないと思っていた。
(いや、どちらにしろ俺が悪いことに間違いはないからな)
靴棚に杖を立て掛け、中に入る。
元々レストランだった場所でかなり広い空間を、仕切りなどで壁を作ってマンションの一室みたいな状態にリフォームされた場所。
入ってすぐのリビングへ向かい、彼女をソファーの上に降ろす。
■フィーナ > 「ありがと」
一言そう言って、ちょこんと座る。
注がれたモノが出てきて微妙に気持ち悪いのか、もぞもぞしてる。
■フィーナ > [1d100→13=13]
■紅月 純 > 「おう、……えーと」
彼女の様子を見て、気にしているものがわかってしまった。
慌ててウェットティッシュを持ってくる。
「その、襲ってしまい、すまん」
本を読んでいて手が空いていないように見えたので、足の間に手を伸ばす。
■フィーナ > 「そういうルールでしょ?気にしない。何されてるかは、わかんなかったけど…その、気持ちよかったし。」
少し頬を染めながら。
「失礼」
ウェットティッシュを使って、漏れ出たものを拭き取ろうとする。
拭いても拭いても溢れ出てくる。
バツが悪そうに、精液に塗れたウェットティッシュを捨てた。
■紅月 純 > 「……、しばらく、挟んでおけ」
ウェットティッシュを重ねて渡しておく。
そういうルールだったけど!!そこは気にして!!
そう叫びたかったが、気持ちよかった、の部分で消し飛んだ。
「そうか……」
ついそちらを見てしまい。
■フィーナ > 言われたとおりに、挟んでおく。
「どうしたの?」
こっちを見ているのを察して。
■紅月 純 > 「いや、その、無理矢理だったから、あとから痛くなってないか?
初めて、だったし。お前にやらかしたの、後戻りできねぇやつで……」
普段のチンピラ顔は、干からびたキュウリのように力がなく。
「気持ち良かったってのは嬉しいが、その、な」
終わったあとに、止められなかったのかと自己嫌悪している。
■フィーナ > 「んー…じくじくはするけど、痛いってほどでもないし。」
特に気にする様子もなく。というより、知らないからそう思っているだけなのだ。
「後戻り出来ないって、何が?」
■紅月 純 > 「……お前のそこに、俺のを突っ込んだこと」
と、ウェットティッシュのある場所を指さし。
あれ。もしやそういうのに疎い?
(俺社会的に殺されそう)
チンピラを殴っている上、もう一人に誘惑に負けてるので。
節操無しの不良、完成の図。
■フィーナ > 「んー…?」
イマイチ要領を得ない。
暫く考え…………
「子作り?」
出た言葉がこれだった。保健体育ぐらいは履修していたようだ。
■紅月 純 > 「……おう。で、ガッツリ中に出しちまってる」
それしか言えんかった。
彼女が分かる言葉がそれだけなのはともかく。
「嫌いになってもおかしくないくらい。場に流されて気持ち良さを求めてた」
頭を下げた。
■フィーナ > 「うん。それで、どうしたいの?」
こちらから求めるものはなにもない。本人が気にしてもいないから。
求めているのは純だ。
■紅月 純 > 「……何かあったときに責任取らせて欲しい。
甲斐性見せるつもりでいる」
そう言おうと決めていた。
全部正直に答えて。
「その、もう一人いるし、力が足りないかもしれんが、違う方面からあでも」
それで嫌われたら自分はそういうヤツだったで終わる。
でも、嫌われなかったら、また。
■フィーナ > 「そっか」
一言。それだけで済ませる。こじらせて面倒なことが起きるよりか、こうした方が良いだろう。
「困ったことがあったら、頼らせてもらう」
■紅月 純 > 「……ありがとう。すまん」
その短さが救いだった。
つい、抱きしめようと。
■フィーナ > 「ん」
抱きしめられ、よしよしと、撫でる。
立場が逆転している気がする。
■紅月 純 > 撫でられたの、どれくらいぶりだったかな。
彼女の柔らかさに触れて、心が温かくなった気がした。
……少し咳払いをして。
「……この空間、フィーナを入れるようにしておく。
風呂やベッドもあるし、飯や菓子は俺が作ってやれるから
いざという時の拠点に」
■フィーナ > 「わかった。使わせてもらうね」
よいしょ、とソファーから浮き上がって。
「ごめんね、そろそろ稼ぎに出ないといけないから」
そう言って、部屋を後にしようとする。
■紅月 純 > 「……おう。またな」
険のとれた顔で、手を振って見送った。
……彼女を見送ってから、早速厨房に向かい。
いつでも、どちらかが来ていいようにお菓子を作り始めた。
ご案内:「紅月の寝床」からフィーナさんが去りました。
ご案内:「紅月の寝床」から紅月 純さんが去りました。
ご案内:「落第街/どこかの裏路地」にエインヘリヤルさんが現れました。
ご案内:「落第街/どこかの裏路地」に萩森きりはさんが現れました。
■萩森きりは > 「えー、と、お姉さん、私なんで、呼ばれたんで、しょうか」
困惑顔で呼び出した相手を見て、うう、なんか迫力が、とか呟いて
■エインヘリヤル > 落第街の片隅。
適度な遮蔽物と適度な広さがある裏路地。
金刺繍の入った黒い外套を颯爽となびかせつつ、当たりの様子をうかがう。
公安の人形とやらの性能を試すのにはちょうどいい場所で。
彼女らがどれくらい動けるのかは知っておく必要がある。
故に、ファミリアを6機用意し、どれほどのものか実験することにしていた。
スペックでは、どれくらいのことができるのか、細かくわからないからだ。
「まあ、人形風情がどれくらい動けるのかよ。
これから働いてもらうのだし、確かめておかなくてはね」
人形共には、どう攻めてきてもいいと伝えてある。
もっとも、こちらが異能を使えば彼女らはまともに動けなくなるかもしれないが。
バックアップなど、そんなもの。システムが状況に応じなくなるに決まっている。
存在があやふやな人形が、自身を消失してどれくらい使えるのか。
混乱したときどうするのか。
それを調べておく必要がある。
開始は3分後。配置は自由。
■萩森きりは > 「まあ、いいですけど」
呼ばれて戦闘に入るのは何時もの事であり、取り敢えずシールドに、アサルトライフルの何時もの装備で
「私が突撃しますから、援護をお願いしますよ」
取り敢えず願望を混ぜつつ
■有森はずみ/NPC1 > ファミリアの量産型たちは頷くが、声に出すまでもない。
撹乱されないよう、ワザと高速で話し、伝え合うこともあるけれど。
周囲から相手を固め、エインヘリヤルを撃てばいい。
そういう作戦だ。
相手は一人。
格闘戦ならともかく、集団戦なら分がある。
……そう思っていた。
故に、走り込むきりはの援護をしつつ散開したのだが。
■萩森きりは > 「取り敢えず様子見にっ」
シールドを携え、制圧前進、いつもの戦術である。
■エインヘリヤル > 「なるほど。
……オーソドックスなのは悪くないわ、でもね」
彼女が腕を大きく振るうと……エインヘリヤルから、ファミリアたちに石つぶてがとんでもない高速で飛んできた。
「できればもうすこし、あなた達ならではというのが見たいわ?」
それは私にも読みやすいし、対処法もまた確立されている。
ほしいのは、乱れたときどうするかだ。
石は、遮蔽物に当たり、砂煙が大きく視界を塞ぐだろう
■萩森きりは > 「ンッ!」
シールドを構えてそのまま怯まず前進、AIは止まるべし、とあるが、いまのきりはは止まらない!
そのままエインヘリアルに向かい射撃
■有森はずみ/NPC1 > 「視界不良。ターゲット、および前衛きりはの正確な位置不明、指示を乞う」
仲間たちがどうするべきかと、この中では隊長役であるきりはに指示を仰いでくる
きりはの位置も見失い、弾幕の集中度を欠く。
■萩森きりは > 「止まらないで、止まったら相手の思うつぼ!」
声をかけるも
■エインヘリヤル > ここで異能を使ってしまっては面白くない。
おそらく彼女らは平衡感覚を失ったり、まともに行動できなくなったりだろう。
まずは小手調べ。
声のするところで、位置がわかる。
どうやって移動したのかもわからない速度で接敵すると……
「……そこね?」
シールドの上から、鉄山靠で有森の射撃邦楽へ吹き飛ばそうとする。
■萩森きりは > 「くっ、はずみっ」
シールドと腕を犠牲にしてはずみの射角からそれ、割り切って乱射してエインヘリアルに銃撃を浴びせ続けて
■有森はずみ/NPC1 > 「はずみ了解、移動しつつ周囲より射げ…………ヴきゅん!?」
突然、どばんという音とともに、きりはが吹き飛ばされたのは音と声で確認できる。
だが、はずみに確認できたのはそこまで。
飛んできた石に頭部を破壊され、顎から上のない残骸がバチバチと弾けながら転がった。
■萩森きりは > 腕からバチィと火花を放ちながら、まだあきらめない、と撃ち続ける
■萩森きりは > 「はずみっ、ちい、他の子は、ギィ!離れて!体制を整え、ぴぎ」
不安定な姿勢からの射撃でバランスを崩しながら立ち上がりつつ
■エインヘリヤル > 「あら、一緒に飛ばそうと思ったのだけれど……楽しませてくれるわね?」
AIはぞっとなどしないのだが。
混乱するかもしれない。
弾き飛ばした相手の声が、【すぐ後ろから】しているのだから。
わけがわからない。
今度は、崩捶で崩しざま地面に叩きつけようと。
■萩森きりは > 「イギッ」回避不可防御不能、ならば、左足を捨てる覚悟で、蹴り付けて逃れようと
「自分ごと撃ちなさい!」
残ったメンバーに最大火力を叩き込むように伝えて
■萩森きりは > 目的の為なら身を捨てる、そこまでやるのが、道具の訓示だ、だからせめて一傷ぐらいは、と
■エインヘリヤル > 「気に入ったわ、あなたは最後」
どういうわけか。
きりはを叩き付けたあと、エインヘリヤルがその場から消失する。
何をどうやったのかわからない、とにかく、いなくなった。
代わりに……。
■ファミリアたち > 「……!? ターゲット不可解な移動、きりはを援護し……ぴゅぎぃ!?」
「はずみ、ゆな、信号消失……ターゲット確認できませ……がピュん……!!」
「状況不明、ターゲット捕捉できませ……あや!? あぶな……ぎぴ!?」
「が……ぴゅ…………なななに、なにがおき、て? ……ぴゅぎ……っ!?」
砂煙で状況はわからないが、他のメンバーが1撃で落とされていく。
きりはにはそれだけがわかる。
■萩森きりは > 「さい、ご?」
右足と左腕を失い、右手は叩きつけられた時に砕かれたので、動けないまま、消えた相手を捜そうとセンサーを動かして
■萩森きりは > 「みん、な?、く、う」
脊柱にダメージがあり、バチィと火花を放ちながら、左足だけで立ち上がろうとしながら、戦意は折れてなくて
■エインヘリヤル > 「そう、さいご」
やがて、徐々に砂煙が晴れるのを待って、ゆっくりとエインヘリヤルが歩いてくる。
「おめでとう、テストは終了。あなたは合格だわ」
にこやかに微笑んで、何事もなかったかのように。
それが当たり前であるかのように。
彼女の足は、まだかろうじてごいていた、あやの頭部を踏み潰した。
■萩森きりは > 「何が、です、か?」
損傷か恐れか、身体を震わせながら
「何がしたかった、んです?」
割れた眼鏡と、煤けた髪を震わせながら、怒りではなく疑問を
■萩森きりは > 道具としては、目的を聞かなければいけない、と、思った
■エインヘリヤル > 「あなた達がただ、命令に従うだけの人形かどうか、壊されるだけの人形かどうか
それを確かめたかっただけ」
きりはの頭を掴んで持ち上げる。
見てすらいなかった、あやの残骸とはまったく違う扱い。
きりはの目を真っ直ぐに見つめて。
「今のその目……意志を見たかっただけよ」
優しく愛おしむように微笑んだ。