《大変容》個人資料編

 ここでは、「常世財団公開文書」に所収された「資料」を閲覧することができる。
 《大変容》にまつわる様々な「資料」である。ここで主に公開するのは「個人資料」である。《大変容》直後から現代にいたるまでの様々な災異や変化を目の当たりにした人々がどのように考え、受け止めてきたのかを知るための「資料」である。本財団は、その立場や主張などを区別することなく蒐集することに努めてきた。体系だった記録などは取られていなかった《大変容》直後から復興期を知るためには、個人が記した、現実に即した記録を見ることが重要であると判断したためである。《大変容》を知るための「資料」として用いられることを期待する。
 先述したように、「資料」の立場や主張、思想について区別、取捨選択は行っていない。あくまで「個人資料」であるため、必ずしもここに記載されていることが学術的に全て正しいとはいえないことを予め了解いただきたい。
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名称 執筆者/記録者 概要
遺書 幻想小説家 ロンドンのとある幻想小説家の残した遺書。この遺書を記した後に食事を断ち、死を迎えたと思われる。《大変容》直後にイギリスで発生した災異である時代の再反復(Difference Engine)」「闇の紀元(Anno Dracula)について言及されており、この遺書からわずかではあるが《大変容》直後のロンドンの様子を伺うことができ、好資料といえる。
《大変容》によって変化した世界を受け入れられなかった者の資料としても重要である。